JP3561435B2 - 車載用回転コネクタ - Google Patents

車載用回転コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3561435B2
JP3561435B2 JP13474799A JP13474799A JP3561435B2 JP 3561435 B2 JP3561435 B2 JP 3561435B2 JP 13474799 A JP13474799 A JP 13474799A JP 13474799 A JP13474799 A JP 13474799A JP 3561435 B2 JP3561435 B2 JP 3561435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary connector
conductors
vehicle
airbag
flexible cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13474799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000323254A (ja
Inventor
伸夫 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP13474799A priority Critical patent/JP3561435B2/ja
Priority to KR1020000025224A priority patent/KR20010007067A/ko
Priority to EP00110370A priority patent/EP1052743B1/en
Priority to DE60004129T priority patent/DE60004129T2/de
Publication of JP2000323254A publication Critical patent/JP2000323254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3561435B2 publication Critical patent/JP3561435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/59Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/62Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/04Turnable line connectors with limited rotation angle with frictional contact members

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置におけるエアバッグシステム等の電気的接続手段として好適な車載用回転コネクタに係り、特に、一対のハウジングの間に画成されたケーブル収納空間内に複数枚の可撓性ケーブルを収納した車載用回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリング装置に組み込まれている車載用回転コネクタは、回転数が有限なハンドルに装着されているエアバッグ・インフレータ等の電気的接続手段として広く用いられている。かかる回転コネクタは、2枚の絶縁性のベースフィルム間に複数本の導体を担持してなる帯状の可撓性ケーブルと、同心状に配置されて相対的に回動自在に連結された一対のハウジング(固定側ハウジングと可動側ハウジング)とによって主に構成されており、これら一対のハウジングの間に画成されているケーブル収納空間内に可撓性ケーブルが巻き締め及び巻き戻し可能に収納されている。
【0003】
この種の回転コネクタには、可撓性ケーブルを渦巻状に巻回させて収納するというタイプと、可撓性ケーブルの巻き方向を途中で反転させて収納するというタイプが知られている。このうち、後者の反転タイプの回転コネクタは、必要とされる可撓性ケーブルの長さを前者のものに比べて格段に短くすることができるという利点を有する。
【0004】
また、かかる反転タイプの車載用回転コネクタとしては、当初、可撓性ケーブルを1枚だけ組み込んだものが一般的であったが、最近は、車載されるエアバッグ回路数の増加やステアリング装置に組み込まれるスイッチ回路数の増加に対応するため、例えば特開平8−55667号公報等に記載されているように、複数枚の可撓性ケーブルをそれぞれ巻回状態で収納してなる回転コネクタが一般化しつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、可撓性ケーブルは、巻回されたり折り曲げられたりした状態でケーブル収納空間内に収納され、繰り返し巻き締め又は巻き戻しに伴う外力を受けるため、ベースフィルム上に形成された導体が断線する可能性がある。一方、エアバッグ回路は重要な保安部品であるため、仮にエアバッグ回路用導体が断線した場合には、その事実を直ちにユーザに知らしめる必要がある。このため、自動車のエアバッグ回路には、必ず断線診断チェックシステムが付随して組み込まれている。このチェックシステムは、使用時に大電流が通電されるエアバッグ回路用導体に微弱な電流を流すことによって、その断線の有無を自動的に検出するというもので、断線を検出すると警告を発するようになっている。
【0006】
しかしながら、エアバッグ回路以外の回路については、エアバッグ回路に比べて信頼性の確保に対する要求度が相対的に小さいので、エアバッグ回路に付随しているような断線診断チェックシステムは組み込まれていない。もちろん、車載用回転コネクタを経由するすべての回路について断線診断チェックシステムのような安全対策が必要なわけではないが、自動車の走行や安全性に支障をきたす恐れのある重要な回路については、エアバッグ回路と同様、使用時でなくとも導体の断線を速やかに検出できる何らかの対策が望まれる。
【0007】
本発明はかかる従来技術の不備を解消するためになされたものであって、その課題とするところは、エアバッグ回路以外の重要な回路についても可撓性ケーブル中の導体の断線が速やかに検出できるようにした車載用回転コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明による車載用回転コネクタは、同心状に配置されてケーブル収納空間を画成し、相対的に回動自在に連結された一対のハウジングと、複数本の導体を担持した帯状体からなり、前記ケーブル収納空間内に巻き締め及び巻き戻し可能に収納されて、その両端が前記一対のハウジングにそれぞれ固定された複数枚の可撓性ケーブルとを備え、車載された複数のエアバッグ回路に対応する複数本のエアバッグ回路用導体を前記複数枚の可撓性ケーブルのうちの1枚にまとめて配設し、前記1枚の可撓性ケーブルにまとめて配設された前記複数本のエアバッグ回路用導体の間に他の回路用導体を介在させ、前記エアバッグ回路用導体どうしを互いに隣接しないように離間させる構成とした。このような車載用回転コネクタは、複数のエアバッグ回路に付随して組み込まれている複数の断線診断チェックシステムによって同一の可撓性ケーブルを監視することができるので、複数のエアバッグ回路に対応する導体が配設される1枚の可撓性ケーブルに、自動車の走行や安全性に支障をきたす恐れのある他の重要な回路に対応する導体もまとめて配設しておけば、後者の導体の断線の有無を前記断線診断チェックシステムを利用して把握することができる。すなわち、1枚の可撓性ケーブルを監視している複数の断線診断チェックシステムがいずれも、対応するエアバッグ回路用導体の断線を検出した場合、同じ可撓性ケーブルに形成されている他の回路用導体も断線しているものと判断できる。
【0009】
また、これら複数本のエアバッグ回路用導体の間に他の回路用導体を介在させた配列にしておけば、使用時に大電流が流されるエアバッグ回路用導体どうしを十分に離間させておくことができるので、万一の短絡事故を確実に回避できる。
【0010】
また、かかる車載用回転コネクタにおいて、各可撓性ケーブルの端部に外部コネクタを接続するための接続端子を備えたリードブロックを接続し、このリードブロックを前記ハウジングの所要の部分に取り付けておけば、回転コネクタと外部機器との電気的接続を簡単に行えるので好ましい。さらに、このリードブロックに、前記接続端子と接触して可撓性ケーブルの帯電を防止するショーティングバーが付設してあれば、搬送時などに生じた静電気が前記可撓性ケーブルのエアバッグ回路用導体に蓄積して、前記リードブロックに外部コネクタを接続した際にエアバッグ・インフレータに電流が流れてエアバッグが暴発するという危険性がなくなるので、万一の事故を未然に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態例を図1〜図4を参照しつつ説明する。図1は本実施形態例に係る車載用回転コネクタの内部構造を示す平面図、図2は該回転コネクタ内に巻回状態で収納されている一方の可撓性ケーブルを示す部分説明図、図3は該可撓性ケーブルの一端又は両端に接続されているリードブロックの平面図、図4は該リードブロックの出力端子側の側面図である。
【0012】
図1に示す車載用回転コネクタは、自動車のステアリング装置のステータ部材(図示せず)に固定される固定側ハウジング1と、この固定側ハウジング1に対して回動自在かつ同心状に装着されステアリング装置のロータ部材であるハンドル(図示せず)に固定される可動側ハウジング2と、固定側ハウジング1の外筒部の壁面1aと可動側ハウジング2の内筒部の壁面2aとの間に画成されている環状のケーブル収納空間3内に略同等の巻回状態で収納された第1の可撓性ケーブル4および第2の可撓性ケーブル5と、該収納空間3内に配置された移動体6とによって概略構成されおり、この移動体6は回動自在なリング状の回転板7上に複数の回動ローラ8や固定筒9を備えて構成されている。
【0013】
第1および第2の可撓性ケーブル4,5は、絶縁材料からなる2枚のベースフィルム10の間に銅等からなる複数本の導体(リード線)をラミネートして各導体間を絶縁した帯状体であって、第1の可撓性ケーブル4には、図2(a)に示すように、3回路分のエアバッグ回路用導体11や他の重要な回路に対応する導体12が配設してあるが、第2の可撓性ケーブル5には、図2(b)に示すように、自動車の走行や安全性に直接影響を及ぼさないエアコン回路やオーディオ回路等に対応する導体13が配設してある。なお、第1の可撓性ケーブル4に配設されているエアバッグ回路用導体11のうち、符号11aは正側導体、11bは負側導体であって、3回路分の負側導体11bを1本にまとめることにより導体11の総数を減らしている。また、この可撓性ケーブル4では他回路用導体12を、負側導体11bと正側導体11aとの間や、正側導体11aどうしの間に配置させることにより、使用時に大電流が流されるエアバッグ回路用導体11どうしを離間させて万一の短絡事故を防止している。
【0014】
第1の可撓性ケーブル4の一端には、図3及び図4に例示するリードブロック14が接続されており、このリードブロック14は、固定側ハウジング1に取り付けられている。これにより、第1の可撓性ケーブル4に担持された各導体11,12は、リードブロック14に備えられた接続端子14aを介して固定側ハウジング1の外部へ電気的に導出されている。同様に、第2の可撓性ケーブル5の一端にも、同様のリードブロック15が接続されていて、第2の可撓性ケーブル5に担持された各導体13が、このリードブロック15の出力端子15aを介して固定側ハウジング1の外部へ電気的に導出されている。また、図示は省略してあるが、第1及び第2の可撓性ケーブル4,5の他端にも、図3及び図4に例示するリードブロックと同種又は異種のリードブロックが接続されていて、それらの各リードブロックが可動側ハウジング2の所要の部分に取り付けられている。なお、第1および第2の可撓性ケーブル4,5はケーブル収納空間3内に巻き締め可能かつ巻き戻し可能に収納されていて、その巻き方は、外筒部壁面1aに沿って径方向外側に向かって図示時計回りの向きに巻回させ、途中でローラ8に沿ってU字状に反転させて反転部4a,5aを形成した後、内筒部壁面2aに沿って径方向内側に向かって図示反時計回りの向きに巻回させるというものである。
【0015】
リードブロック14(15)は、図3及び図4に示すように、可撓性ケーブル4(5)に担持された8本の導体11,12(13)に対応する計8本の金属片19と、これらの各金属片19を一体にモールドする樹脂部18とから構成されており、樹脂部18の一部には、可撓性ケーブル4(5)に担持された導体11,12(13)を各金属片19に接続するための接続用窓18aが開設されると共に、樹脂部18の上辺からは各導体11,12(13)を外部コネクタに接続するための接続端子14a,14bが外向きに突出されている。なお、このリードブロック14(15)は、6本の金属片19の一端部を加工してなる6本の接続端子14aを突出させている大ブロックと、この大ブロックの外方へ延出して折り曲げられた2本の金属片19の延出部19aと、これら延出部19aを有する2本の金属片19の一端部を加工してなる2本の接続端子14bを突出させている小ブロックとに区別され、この小ブロックは位置決め部14cにより位置決めされて大ブロック上に配置されている。
【0016】
可撓性ケーブル4(5)とリードブロック14(15)との接続は、ベースフィルム10の一部を剥離して可撓性ケーブル4(5)の端部に導体11,12を露出させ、露出された各導体11,12を樹脂部18に開設された接続用窓18aを通してリードブロック14(15)にに配置された各金属片19に合致させ、これらの各導体11,12と各金属片19とをスポット溶接や超音波溶接などによって接続することにより行われる。
【0017】
次に、上述した車載用回転コネクタの動作について簡単に説明すると、可動側ハウジング2を固定しているステアリング装置のハンドル(図示せず)を中立位置から図1の時計回り方向へ回転させた場合、第1および第2の可撓性ケーブル4,5はそれぞれの反転部4a,5aが可動側ハウジング2よりも少ない回転量だけ時計回り方向へ移動して移動体6を駆動し、それに伴い、反転部4a,5aの移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブル4,5が内筒部壁面2a側から繰り出されて外筒部壁面1a側へ巻き戻されていく。これとは逆に、ハンドルを中立位置から図示反時計回り方向へ回転させた場合は、第1および第2の可撓性ケーブル4,5の反転部4a,5aは可動側ハウジング2よりも少ない回転量だけ反時計回り方向へ移動して移動体6を駆動し、それに伴い、反転部4a,5aの移動量の約2倍の長さの可撓性ケーブル4,5が外筒部壁面1a側から繰り出されて内筒部壁面2a側へ巻き締められていく。
【0018】
このように本実施形態例では、2枚の可撓性ケーブル4,5が必要な車載用回転コネクタにおいて、一方の可撓性ケーブル4に3回路分のエアバッグ回路用導体11をまとめて配設すると共に、この可撓性ケーブル4にエアバッグ回路以外の重要な回路に対応する導体12も配設してあるので、各エアバッグ回路に付随して組み込まれている複数の断線診断チェックシステム(図示せず)によって同一の可撓性ケーブル4が監視でき、それゆえエアバッグ回路用導体11以外の他の回路用導体12の断線の有無をも、これらの断線診断チェックシステムを利用して把握することができる。即ち、第1の可撓性ケーブル4を監視している複数の断線診断チェックシステムがいずれも、対応するエアバッグ回路用導体11の断線を検出した場合、同じ可撓性ケーブル4に形成されている他の回路用導体12も断線しているものと判断できるので、自動車の走行や安全性に支障をきたす恐れのある重要な回路に対応する可撓性ケーブル4中の導体11,12の断線の有無が速やかに検出できて、安全性に関する信頼性をより高めることができる。また、本実施形態例では、リードブロック14(15)として、大ブロックと小ブロックとからなり、小ブロックを大ブロックの背面側に折り返して配置したものを用いたので、リードブロックの総数を増やさずに接続端子の数が増やせ、回転コネクタの小型化と低コスト化を図ることができる。
【0019】
次に、本発明の他の実施形態例を図5乃至図7を参照しつつ説明する。本例の回転コネクタは、リードブロック内に可撓性ケーブルの帯電を防止するためのショーティングバーを備えたことを特徴とするものであって、図5はリードブロックに外部コネクタを装着する際のショーティングバーの動作を示す要部断面図、図6はショーティングバーを備えたリードブロックの開口側から見た側面図、図7はショーティングバーの平面形状を示すリードブロックの断面図である。
【0020】
図5において、符号14(15)はリードブロック、符号18はその樹脂部、符号16は当該樹脂部18内に設けられたショーティングバー、符号20はリードブロック14(15)に接続される外部コネクタを示している。なお、本例のリードブロック14(15)は、樹脂部18に外部コネクタを挿入するための空間18bが形成され、当該空間18b内に4本の接続端子14aが備えられている。
【0021】
ショーティングバー16は、図5乃至図7に示すように、基部16aと、当該基部16aの一側辺より下向きに折り曲げ形成された4本の接触部16bと、当該接触部16bが形成される側辺と対向する前記基部16aの他の側辺より垂直上向きに折り曲げ形成された第1の取付部16cと、前記基部16aの略中央部分に形成され、先端部が前記第1の取付部16cに向けて上向きに起立された第2の取付部16dとからなり、弾性に優れた導電材料をもって一体に形成されている。
【0022】
基部16aは、図5乃至図7に示すように、リードブロック14(15)の樹脂部18に形成された空間18b内に収納可能な大きさに形成されている。
【0023】
接触部16bは、図6に示すように、リードブロック14(15)に備えられた接続端子14aとほぼ同一幅かつ同一ピッチで形成されており、4本の接触部16bが4本の接続端子14aに対してそれぞれに個別に接触するよう構成されている。また、前記基部16aに対する接触部16bの曲げ角度θは、図6に示すように、基部16aを樹脂部18の内面に取り付けたとき、接触部16bの先端部が接続端子14aに当接して弾性変形するように設定されている。なお、本例においては、ショーティングバー16に接続端子14aと同数の接触部16bを形成したが、当該ショーティングバー16は、帯電が問題となるエアバック回路用導体11が接続される接続端子にのみ接触させれば足りるのであって、リードブロック14(15)に備えられた接続端子14aの全てがエアバック回路用導体11に接続されるものでない場合には、エアバック回路用導体11が接続される接続端子にのみ前記接触部16bを弾接させることもできる。
【0024】
前記第1の取付部16cは、樹脂部18の端面に係合可能な大きさに形成され、前記第2の取付部16dは、樹脂部18に開設された係止孔14b内に収納可能な大きさに形成される。これら第1及び第2の取付部16c,16dの設定間隔は、前記樹脂部18の端面とこれに対向する前記係止孔14bの壁面との設定間隔よりもやや狭くなるように調整される。
【0025】
このように構成されたショーティングバー16は、第1の取付部16cを樹脂部18の端面に係合しかつ接触部16bの先端部を接続端子14aに個別に弾接した状態で、第2の取付部16dを係止孔14bにスナップインし、基部16aを樹脂部18の内面に密着させることによって、リードブロック14(15)と一体化される。
【0026】
また、外部コネクタ20の接続時においては、図5に示すように、外部コネクタ20の先端部20aがショーティングバー16の接触部16bを矢印Aの方向に押し上げて接続端子14aから離間させるので、自動的に各接続端子14aを電気的に独立の状態に復帰させることができ、リードブロック14(15)と外部コネクタ20との接続を正常に行うことができる。
【0027】
本例の回転コネクタは、上例の回転コネクタと同様の効果を奏するほか、リードブロック14(15)にショーティングバー16を備えたので、搬送時などに生じた静電気が前記接続端子14aに蓄積するということがなく、外部コネクタ接続時におけるエアバッグの暴発を未然に防止することができる。また、当該ショーティングバー16と接続端子14aとの接触状態の解除を、外部コネクタ20の装着動作によって自動的に行わせるようにしたので、ショーティングバー16の取り外しが不要で、車載用回転コネクタを自動車に取り付ける際の組立性を向上することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明による車載用回転コネクタは以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
本発明の車載用回転コネクタは、車載された複数のエアバッグ回路に対応する複数本のエアバッグ回路用導体を複数枚の可撓性ケーブルのうちの1枚にまとめて配設し、当該1枚の可撓性ケーブルにまとめて配設された複数本のエアバッグ回路用導体の間に他の回路用導体を介在させ、エアバッグ回路用導体どうしを互いに隣接しないように離間させたので、複数のエアバッグ回路に付随して組み込まれている複数の断線診断チェックシステムによって同一の可撓性ケーブルを監視することができる。それゆえ、この1枚の可撓性ケーブルに、自動車の走行や安全性に支障をきたす恐れのあるエアバッグ回路以外の重要な回路に対応する導体もまとめて配設しておけば、それらの導体の断線の有無もエアバッグ回路用の断線診断チェックシステムを利用して検出可能となり、装置の信頼性向上することができる。また、エアバッグ回路用導体の間に他の回路用導体を介在させ、エアバッグ回路用導体どうしを互いに隣接しないように離間させたことから、使用時に大電流が流されるエアバッグ回路用導体どうしを十分に離間させておくことができ、万一の短絡事故を確実に回避できる。
【0031】
また、複数本のエアバッグ回路用導体を配設した1枚の可撓性ケーブルの端部にリードブロックを接続し、このリードブロックに外部コネクタを接続するようにすれば、回転コネクタに対する外部機器の接続を容易化でき、車載された回転コネクタと車載された外部機器との組立性を向上できる。
【0032】
また、前記リードブロックに接続端子と接触して可撓性ケーブルの帯電を防止するショーティングバーが付設してあれば、搬送時などおける前記接続端子への静電気の蓄積を防止できるので、外部コネクタ接続時におけるエアバッグの暴発を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る車載用回転コネクタの平面図である。
【図2】実施形態例に係る回転コネクタ内に巻回状態で収納されている可撓性ケーブルの部分説明図である。
【図3】実施形態例に係る車載用回転コネクタに組み込まれているリードブロックの平面図である。
【図4】図4に示すリードブロックの接続端子側の側面図である。
【図5】リードブロックに外部コネクタを装着する際のショーティングバーの動作を示す要部断面図である。
【図6】ショーティングバーを備えたリードブロックの開口側から見た側面図である。
【図7】ショーティングバーの平面形状を示すリードブロックの断面図である。
【符号の説明】
1 固定側ハウジング
2 可動側ハウジング
3 ケーブル収納空間
4,5,18 可撓性ケーブル
6 移動体
10 ベースフィルム
11 エアバッグ回路用導体
11a 正側導体
11b 負側導体
12,13 他の回路用導体
14,17 リードブロック
14a,14b 接続端子
16 ショーティングバー
16a 基部
16b 接触部
16c 第1の取付部
16d 第2の取付部
18 樹脂部
18a 接続用窓
18b 空間
19 金属片
20 外部コネクタ

Claims (5)

  1. 同心状に配置されてケーブル収納空間を画成し、相対的に回動自在に連結された一対のハウジングと、複数本の導体を担持した帯状体からなり、前記ケーブル収納空間内に巻き締め及び巻き戻し可能に収納されて、その両端が前記一対のハウジングにそれぞれ固定された複数枚の可撓性ケーブルとを備え、車載された複数のエアバッグ回路に対応する複数本のエアバッグ回路用導体を前記複数枚の可撓性ケーブルのうちの1枚にまとめて配設し、前記1枚の可撓性ケーブルにまとめて配設された前記複数本のエアバッグ回路用導体の間に他の回路用導体を介在させ、前記エアバッグ回路用導体どうしを互いに隣接しないように離間させたことを特徴とする車載用回転コネクタ。
  2. 請求項1に記載の車載用回転コネクタにおいて、前記1枚の可撓性ケーブル内に配設した複数本の前記エアバッグ回路用導体が、車載されたエアバッグ回路の数に対応する数の正側導体と、これよりも少数の負側導体とからなることを特徴とする車載用回転コネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載の車載用回転コネクタにおいて、前記可撓性ケーブルの端部に外部コネクタを接続するための接続端子を備えたリードブロックを接続し、このリードブロックを前記ハウジングの所要部分に取り付けたことを特徴とする車載用回転コネクタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車載用回転コネクタにおいて、前記リードブロックに、前記接続端子と接触して前記可撓性ケーブルの帯電を防止するショーティングバーを付設したことを特徴とする車載用回転コネクタ。
  5. 請求項に記載の車載用回転コネクタにおいて、前記ショーティングバーを、エアバッグ回路用導体が接続される複数本の接続端子にそれぞれ接触させたことを特徴とする車載用回転コネクタ。
JP13474799A 1999-05-14 1999-05-14 車載用回転コネクタ Expired - Fee Related JP3561435B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13474799A JP3561435B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 車載用回転コネクタ
KR1020000025224A KR20010007067A (ko) 1999-05-14 2000-05-12 차량탑재용 회전커넥터
EP00110370A EP1052743B1 (en) 1999-05-14 2000-05-15 Vehicle-mounted rotary connector
DE60004129T DE60004129T2 (de) 1999-05-14 2000-05-15 Fahrzeugmontierter Drehverbinder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13474799A JP3561435B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 車載用回転コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000323254A JP2000323254A (ja) 2000-11-24
JP3561435B2 true JP3561435B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=15135645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13474799A Expired - Fee Related JP3561435B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 車載用回転コネクタ

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1052743B1 (ja)
JP (1) JP3561435B2 (ja)
KR (1) KR20010007067A (ja)
DE (1) DE60004129T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2373434C (en) * 2000-03-08 2008-05-06 The Furukawa Electric Co., Ltd Abnormality diagnosis method and apparatus for separable transformer
DE60237410D1 (de) * 2001-02-21 2010-10-07 Alps Electric Co Ltd Drehverbinder mit mehrfachen flexiblen Leitungen
JP2003197339A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転コネクタ
FR2834389A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-04 Delphi Tech Inc Contact tournant a dispositif externe de tension du cable
JP5630905B2 (ja) * 2010-09-30 2014-11-26 富士重工業株式会社 ロールコネクタ装置及びロールコネクタ断線検知装置
JP5557677B2 (ja) * 2010-09-30 2014-07-23 富士重工業株式会社 ロールコネクタ断線検知装置
JP6293088B2 (ja) * 2015-05-11 2018-03-14 アルプス電気株式会社 回転コネクタの製造方法
CN109155475B (zh) 2016-05-23 2021-10-22 古河电气工业株式会社 柔性扁平线缆连接件、柔性扁平线缆连接构造体以及旋转连接器装置
WO2018088235A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 古河電気工業株式会社 接続構造体及び該接続構造体を備える回転コネクタ装置
CN111880270B (zh) * 2020-07-09 2022-08-16 中油奥博(成都)科技有限公司 垂直地震剖面光缆下井装置、油气勘探系统以及下井方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0140588B1 (ko) * 1994-03-09 1998-07-01 가다오까 마사다까 회전콘넥터
TW317043B (ja) * 1994-07-19 1997-10-01 Methode Electronics Inc
JP3373966B2 (ja) * 1995-02-10 2003-02-04 アルプス電気株式会社 回転コネクタ
JP3269977B2 (ja) * 1996-11-13 2002-04-02 アルプス電気株式会社 フラットケーブルの接続構造、及びこのフラットケーブルの接続構造を用いた回転コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000323254A (ja) 2000-11-24
KR20010007067A (ko) 2001-01-26
EP1052743A1 (en) 2000-11-15
DE60004129D1 (de) 2003-09-04
EP1052743B1 (en) 2002-08-07
DE60004129T2 (de) 2004-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2142051C (en) Two-piece clockspring with lock and wire harness assembly
JPH0156511B2 (ja)
JP3561435B2 (ja) 車載用回転コネクタ
JP5833522B2 (ja) 回転コネクタ
US5772456A (en) Housing structure for rotary connectors
JPH07254471A (ja) ステアリングコラムの接続器及びこれを備えた自動車用エアバッグ装置
JP3518673B2 (ja) 車載用回転コネクタ
US6343946B1 (en) Rotary connector
US5314341A (en) Electrical connector device
US5669777A (en) Rotary connector
JP3556135B2 (ja) 車載用回転コネクタ
US6770991B2 (en) Roll connector structure for a vehicle
US10611324B2 (en) Connection structure body and rotary connector apparatus provided with connection structure body
CN109643875B (zh) 旋转连接器装置
JP2000016199A (ja) 自動車の電力供給装置
JP5833523B2 (ja) 回転コネクタ
JP5557677B2 (ja) ロールコネクタ断線検知装置
JP2001015240A (ja) 車載用回転コネクタ
JP5630905B2 (ja) ロールコネクタ装置及びロールコネクタ断線検知装置
JP2000294358A (ja) 車載用回転コネクタ
JP2999604B2 (ja) ケーブルリール
JPH11176549A (ja) ステアリング接続ケーブルユニット
JP2919234B2 (ja) ケーブルリール
JP2000133399A (ja) 回転接続装置及びその製造に適する端子溶接方法
JPH07263104A (ja) 回転コネクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080604

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090604

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090604

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100604

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees