JP3560890B2 - クローラ走行装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テンション調整可能なクローラ走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、クローラ走行装置としては、トラクタの後輪のタイヤ車輪に代えて装備することによりセミクローラトラクタを構成するものがある。
この種のクローラ走行装置は、特開平11−321729号公報に開示されているものがあり、トラックフレームにテンション調整用調整輪と遊転の従動輪とそれらの中間の遊転輪とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪の上方に駆動輪を配置し、これら全輪にクローラを巻き掛け、前記トラックフレームを駆動輪の軸芯と平行でかつその下方に位置する軸芯回りに揺動自在としている。
【0003】
そして前記調整輪は、トラックフレームに前後方向移動可能に支持された支持体の前端に支持され、この支持体はバネ材によって前方向に付勢されており、クローラが伸張したときに、バネ材のバネ圧によって調整輪を前方向移動させ、クローラのテンションを調整するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでクローラは、周方向抗張体を埋設したゴムクローラが使用されており、鉄クローラに比して延びは少ないものの、使用するにつれて伸張するため、テンション調整が必要となる。
前記セミクローラトラクタのクローラ走行装置においては、クローラが側面視略三角形状に巻き掛けられるため、従来技術のように、三角形の底辺に略沿う前後方向にテンション調整機構を配置していると、調整輪の移動長さの割にはテンション調整量が少なくなっており、これを補うために、テンション調整機構を前後に長く形成しなくてはならなく、コスト高、機体重量の増大等の問題を生じている。
【0005】
また、クローラが大きく伸張して調整輪の移動距離(調整量)が長くなると、バネ材が伸びてクローラに与える弾圧力が小さくなり、テンションを適正にできなくなることがある。
本発明は、クローラの中央側から遠方向に調整輪を弾力的に付勢することにより、調整輪の移動で効率良くクローラのテンションを調整でき、しかもその弾圧力を適正かつ簡単に維持できるようにしたクローラ走行装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、トラックフレーム2にテンション調整用調整輪3と遊転の従動輪4とそれらの中間の遊転輪5とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪5の上方に駆動輪6を配置し、これら全輪にクローラ7を巻き掛け、前記調整輪3をクローラ7の中央側から略遠近方向移動可能にすると共に遠方向に弾力的に付勢するテンション調整機構9を設け、このテンション調整機構9に弾圧力維持手段10を設けていることである。
【0007】
これによって、調整輪3の移動は略三角形のクローラの下側一頂点をクローラ7の中央側から遠ざけることになり、クローラのテンション調整を効率良く行える上に、調整輪3をテンション調整のために遠方向に移動しても、テンション調整機構9の弾圧力を維持して、クローラ7に常に適正なテンションを付与可能になる。
本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、トラックフレーム2にテンション調整用調整輪3と遊転の従動輪4とそれらの中間の遊転輪5とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪5の上方に駆動輪6を配置し、これら全輪にクローラ7を巻き掛け、前記トラックフレーム2を駆動輪6の軸芯と平行でかつその下方に位置する軸芯回りに揺動自在としたクローラ走行装置において、
前記調整輪3を支持体8で支持し、この支持体8を駆動輪6の軸芯またはトラックフレーム2の揺動軸芯に対して調整輪3を略遠近方向に移動可能にすべくトラックフレーム2に揺動自在に支持し、前記支持体8とトラックフレーム2との間に調整輪3を遠方向に弾力的に付勢するテンション調整機構9を設け、このテンション調整機構9に弾圧力維持手段10を設けていることである。
【0008】
これによって、調整輪3の移動は略三角形のクローラの下側一頂点を駆動輪6の軸芯またはトラックフレーム2の揺動軸芯から遠ざけることになり、クローラのテンション調整を効率良く行える上に、調整輪3をテンション調整のために遠方向に移動しても、テンション調整機構9の弾圧力を維持して、クローラ7に常に適正なテンションを付与可能になる。
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第2の具体的手段に加えて、前記テンション調整機構9は、支持体8とトラックフレーム2とを連結する油圧シリンダ31と、この油圧シリンダ31に調整輪3を遠方向に弾圧する油圧を加えるアキュムレータ44とを有することである。
【0009】
これによって、調整輪3はテンション調整のために移動しても、その移動した位置で調整輪3に加わる衝撃的負荷を油圧シリンダ31が正常に吸収する。
本発明における課題解決のための第4の具体的手段は、第2の具体的手段に加えて、前記テンション調整機構9は、支持体8及びトラックフレーム2のどちらか一方に一端が連結された油圧シリンダ31と、この油圧シリンダ31の他端と支持体8及びトラックフレーム2の他方とを連結して調整輪3を遠方向に弾圧するバネ手段12とを有することである。
【0010】
これによって、調整輪3はテンション調整のために移動及び緩衝をバネ手段12で行い、テンション調整量が多くても、その移動した位置でもバネ手段12によるテンション調整及び緩衝を正常に行うことができる。
本発明における課題解決のための第5の具体的手段は、第3又は4の具体的手段に加えて、前記油圧シリンダ31にピストンロッド31Aを突出させる油を供給する補給油手段45を接続していることである。
これによって、調整輪3はクローラ7の伸張量が多くても、テンション調整及び衝撃吸収を正常に行い、テンション調整量を多くすることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図5、6において、15は後輪のタイヤ車輪をクローラ走行装置1に履き替えたトラクタを示しており、エンジン16、ミッションケース17及び前車軸フレーム18等で車体を構成し、前車軸フレーム18に駆動可能な操向輪としての前輪19を縣架し、エンジン16をボンネット20で被っている。
トラクタ15はキャビン21を搭載して操縦部22及び運転席23を被っており、車体後部に油圧装置及び3点リンク機構24を介してロータリ耕耘機等の後部作業機25を牽引装着している。キャビン21の代わりにロプスを装着することもある。
【0012】
図1〜6において、クローラ走行装置1は、トラックフレーム2にテンション調整用調整輪3と遊転の従動輪4とそれらの中間の遊転輪5とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪5の上方に駆動輪6を配置し、これら全輪にクローラ7を巻き掛け、前記トラックフレーム2を駆動輪6の軸芯と平行でかつその下方に位置する軸芯回りに揺動自在に構成している。
前記調整輪3は支持体8の自由端に回転自在に支持されており、この支持体8は基部がトラックフレーム2の前部に左右方向の軸芯を有する横ピン30を介して上下揺動自在に支持されており、この支持体8の自由端側とトラックフレーム2の上部との間には、テンション調整機構9用の油圧シリンダ31が連結されている。
【0013】
従動輪4はトラックフレーム2の上部から後方に突出した支持ブラケット32に回転自在に支持されており、調整輪3と同様に遊転可能な車輪である。
遊転輪5はトラックフレーム2の本体の内部に前後2個(図1では2個、図5では3個)配置されており、遊転可能なマタギ転輪を例示している。この遊転輪5は1個又は3個以上の複数個でもよく、調整輪3及び従動輪4よりも小径である。
駆動輪6は後車軸33の外端面に装着されたスプロケット(円板の外周に歯を有する駆動伝動体)である。前記後車軸33はミッションケース17の後部から左右に突出した後車軸ケース34に支持され、かつ後車軸ケース34から外側方に突出しており、ホイール形トラクタの場合は、駆動輪6の代わりにタイヤ車輪が装着される。
【0014】
前記駆動輪6のピッチ円直径は、タイヤ車輪の外周円直径の略半分に設定されており、そのために、前輪19への動力伝達系には、駆動輪6の周速と略等しくするための減速装置が組み込まれている。なお、前輪19の周速を駆動輪6の周速より増速する変速装置を装備していてもよい。
駆動輪6が遊転輪5の上方に配置されていることにより、調整輪3及び従動輪4とは三角配置となり、駆動輪6は三角形の上側頂点を形成し、調整輪3及び従動輪4はそれぞれ下側一頂点を形成する。それら全輪に巻き掛けられたクローラ(弾性履帯)7は、側面視において略三角形(おむすび形)となり、遊転輪5は略三角形の底辺に位置する。
【0015】
前記クローラ7は鉄クローラでもよいが、ここでは内部に周方向の抗張体を埋設したゴムクローラが使用されており、幅方向中央には駆動輪6の歯(係合突起)が係合する係合孔が周方向等間隔に形成され、外周接地面には横一文字又はハの字等パターンのラグが、内周面には脱輪防止突起がそれぞれ突出形成されている。このクローラ7は、幅方向の抗張体である芯金を周方向等間隔に埋設しておいてもよい。
前記トラックフレーム2には、本体部分から板材等で形成された揺動支持体35が立設され、この揺動支持体35の上部は補強枠37に支持された揺動軸36に支持されている。
【0016】
補強枠37は、前記左右の後車軸ケース34にボルト固定された取付け板38を、ミッションケース17の下方を通る連結材39で連結して構成されており、この連結材39は前記ミッションケース17にボルト固定していてもよい。
前記補強枠37の左右両側の取付け板38には筒体42が固定され、この筒体42に揺動軸36が挿通され、この揺動軸36に揺動支持体35が嵌装され、揺動軸36の左右両端の止め板43によって抜け止めされている。なお、揺動軸36が筒体42内で回動しても、揺動支持体35が揺動軸36に対して回動しても、どちらでもよい
この揺動軸36は、その軸芯が後車軸33の軸芯と平行でかつその直下に位置しており、トラックフレーム2の前後方向の揺動中心となっている。
【0017】
揺動支持体35には前側に突出した規制部材40が設けられ、これに対向して取付け板38には上下ストッパ41が設けられ、揺動支持体35の前後方向の揺動量を規制部材40が上下ストッパ41に当接することにより規制するようになっており、これらによりトラックフレーム2の揺動範囲規制手段が構成されている。
前記上下ストッパ41は、それぞれ上下位置調整自在にしておくことが好ましく、また、上下ストッパ41を揺動支持体35に、規制部材40を取付け板38にそれぞれ設けていてもよい。更に、揺動範囲規制手段は揺動支持体35の従動輪4側に配置してもよい。
【0018】
側面視略三角形状のクローラ走行装置1は、前記揺動軸36の軸芯から前側部分が後側部分よりも若干長く形成されており、トラクタ15に後部作業機25を装着したときに、走行安定性及び牽引力増大を図るようになっている。但し、揺動軸36の軸芯から調整輪3までの水平距離を従動輪4までのそれと略等しくしたり、図示以上に長くしてもよい。
前記支持体8及び油圧シリンダ31はテンション調整機構9を構成するものであり、油圧シリンダ31は左右各クローラ走行装置1の調整輪3に対して左右一対設けられており、油圧配管を介してアキュムレータ44及び補給油手段45と接続されている。
【0019】
油圧シリンダ31はピストンロッド31Aの先端が支持体8に連結され、チューブ31Bの基部がトラックフレーム2の上面に枢支されており、圧油供給によりピストンロッド31Aを突出させると、支持体8を図1反時計回りに揺動させることができる。
即ち、アキュムレータ44内の気体圧によって油圧シリンダ31には一定圧の油圧が加えられており、そのため支持体8には横ピン30を中心にして反時計方向の付勢力が作用しており、その付勢力はアキュムレータ44内の気体圧によるため弾力的な力となっている。
【0020】
前記調整輪3は、図1、4に示すように、その軸芯は支持体8の揺動支点である横ピン30より上位に位置しており、しかも遊転輪5の地面側の水平な接線(クローラ7の内周面)Lより寸法Hだけ上位に位置しており、支持体8が反時計方向に揺動しても、調整輪3の軸芯は常に横ピン30より上位に存在する。
これによって、調整輪3が地面の突部に乗り上げたり、石と衝突しても、横ピン30より上後方へ後退することになり、衝撃が加わっても、調整輪3を上方に逃がして緩衝作用をさせることが可能になる。即ち、テンション調整機構9は緩衝機構も兼ねている。
【0021】
前記支持体8の揺動による調整輪3の移動方向は円弧方向であるが、支持体8が前上向き傾斜しているので、クローラ走行装置1全体から見れば、駆動輪6の軸芯(後車軸33)、トラックフレーム2の揺動軸芯(揺動軸36)、又はそれらの近傍から略遠近方向の移動である。
即ち、三角形の底辺に沿う前後方向移動ではなく、略三角形状のクローラ7の中心側から略遠近方向(径方向)移動であり、弾性付勢力は遠方向(径外方向、放射方向)に作用している。
【0022】
従って、調整輪3のテンション調整のためにクローラ7を伸ばす移動距離は、調整輪3を水平に前移動させて略三角形クローラ7の下側前頂点を前移動させる場合よりも多くなり、少しの移動量でクローラ7を十分に張って、適正なテンションを与えるようにできる。
補給油手段45は、圧力調整ボルト45Bでピストン45Aを押すことによって、油圧シリンダ31からアキュムレータ44までの油圧系に油を補給するもので、長期使用によってクローラ7が比較的大きく伸び、油圧シリンダ31のピストンロッド31Aが大きく突出したとき、油を補給することによりアキュムレータ44内の気体圧を初期の適正圧状態に戻すことができ、クローラ7のテンションを略均一化することが可能になる。即ち、補給油手段45はアキュムレータ44と共に弾圧力維持手段10を構成している。
【0023】
前記補給油手段45及びアキュムレータ44は、左右クローラ走行装置1のそれぞれに設けているが、左右共通にしてもよく、補給油手段45を共通にして作動油を使ったマスターシリンダとすることにより、構造及び取付けが簡単になり、補給油操作及びテンション調整が極めて容易になる。
図7はテンション調整機構9の第1変形例を示しており、このテンション調整機構9は、トラックフレーム2に一端が連結された油圧シリンダ31と、この油圧シリンダ31の他端と支持体8とを連結しているバネ手段12と、前記油圧シリンダ31に油を補給する補給油手段45とを有している。
【0024】
前記バネ手段12は支持体8に筒体13を枢支連結し、この筒体13の内部にバネ材12と油圧シリンダ31の自由端部分を挿入配置しており、油圧シリンダ31のピストンロッド31Aの先端はバネ材11に当接している。
このテンション調整機構9では、バネ手段12と油圧シリンダ31とは直線的に保持され、衝撃力を吸収しかつ調整輪3を遠方向に弾力的に付勢するのはバネ手段12のバネ材11である。
そして、油圧シリンダ31のピストンロッド31Aには弾性的な突出作用はなく、その代わりに、補給油手段45と共に弾圧力維持手段10を構成しており、クローラ7が伸張して調整輪3が遠方向に移動し、バネ材11が伸びると、補給油手段45から油圧シリンダ31に油を注入し、ピストンロッド31Aの先端の突出位置を変更し、バネ材11のバネ圧を復元し、テンション力を適正値に戻す。
【0025】
図8はテンション調整機構9の第2変形例を示しており、このテンション調整機構9は、前記実施の形態のアキュムレータ44を左右のクローラ走行装置1のものを配管48で連通したものであり、左右クローラ走行装置1のクローラ7を同一のテンションに張ることができるようになっている。
この第2変形例のテンション調整機構9では、左右クローラ走行装置1の内の一方のクローラ7が大きく伸張したとき、それ用のアキュムレータ44に他方のクローラ7用のアキュムレータ44から圧油が供給され、弾圧力維持手段10となって弾圧力が大きく低下するのを阻止する。また、一方の調整輪3に衝撃負荷が加わったときは、その衝撃を2つのアキュムレータ44で吸収できる。
【0026】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、トラックフレーム2は後車軸33に揺動自在に支持して、この後車軸33を中心に前後揺動させてもよく、トラックフレーム2の後側に調整輪3を、前側に従動輪4を配置してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、調整輪3を駆動輪6又はトラックフレーム2の揺動軸芯等のクローラ7の中央側から略遠近方向移動可能にすると共に遠方向に弾力的に付勢しているので、調整輪3を前移動させる場合よりも、クローラ7のテンション調整及び衝撃吸収を効率良くすることができ、しかもその弾圧力を適正かつ簡単に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】同断面背面図である。
【図4】テンション調整機構9の断面側面図である。
【図5】セミクローラトラクタの全体側面図である。
【図6】同一部断面背面図である。
【図7】テンション調整機構9の第1変形例を示す断面側面図である。
【図8】テンション調整機構9の第2変形例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 クローラ走行装置
2 トラックフレーム
3 調整輪
4 従動輪
5 遊転輪
6 駆動輪
7 クローラ
8 支持体
9 テンション調整機構
10 弾圧力維持手段
11 バネ材
31 油圧シリンダ
33 後車軸
35 揺動支持体
36 揺動軸
45 補給油手段
Claims (2)
- トラックフレーム(2)にテンション調整用調整輪(3)と遊転の従動輪(4)とそれらの中間の遊転輪(5)とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪(5)の上方に駆動輪(6)を配置し、これら全輪にクローラ(7)を巻き掛け、前記トラックフレーム(2)を駆動輪(6)の軸芯と平行でかつその下方に位置する軸芯回りに揺動自在とし、駆動輪(6)の軸芯を基準として前接地長を後接地長よりも長く設定し、前記調整輪(3)を遊転輪(5)の水平な接線(L)より上位に配置しており、
前記トラックフレーム(2)と調整輪(3)との間に、前記トラックフレーム(2)の前部に基部が揺動自在に支持された支持体(8)の上部自由端に前記調整輪(3)を取付けてこの調整輪(3)をトラックフレーム(2)の揺動軸芯から略遠近方向移動可能に支持して、調整輪(3)を遠方向に付勢して緩衝作用を可能にしかつ遠近方向に移動してテンション調整をするテンション調整機構(9)を設けており、
前記テンション調整機構(9)は、支持体(8)の上部自由端とトラックフレーム(2)とを連結して支持体(8)を揺動させる油圧シリンダ(31)と、クローラ(7)が伸びたときに油圧シリンダ(31)にピストンロッド(31A)を突出させる油を供給してテンション調整をする補給油手段(45)と、前記油圧シリンダ(31)に調整輪(3)を遠方向に弾圧する油圧を加えるアキュムレータ(44)とを有することを特徴とするクローラ走行装置。 - トラックフレーム(2)にテンション調整用調整輪(3)と遊転の従動輪(4)とそれらの中間の遊転輪(5)とを前後方向に配列支持し、前記遊転輪(5)の上方に駆動輪(6)を配置し、これら全輪にクローラ(7)を巻き掛け、前記トラックフレーム(2)を駆動輪(6)の軸芯と平行でかつその下方に位置する軸芯回りに揺動自在とし、駆動輪(6)の軸芯を基準として前接地長を後接地長よりも長く設定し、前記調整輪(3)を遊転輪(5)の水平な接線(L)より上位に配置しており、
前記トラックフレーム(2)と調整輪(3)との間に、前記トラックフレーム(2)の前部に基部が揺動自在に支持された支持体(8)の上部自由端に前記調整輪(3)を取付けてこの調整輪(3)をトラックフレーム(2)の揺動軸芯から略遠近方向移動可能に支持して、調整輪(3)を遠方向に付勢して緩衝作用を可能にしかつ遠近方向に移動してテンション調整をするテンション調整機構(9)を設けており、
前記テンション調整機構(9)は、支持体(8)の上部自由端又はトラックフレーム(2)のどちらか一方に一端が連結された油圧シリンダ(31)と、クローラ(7)が伸びたときに油圧シリンダ(31)にピストンロッド(31A)を突出させる油を供給してテンション調整をする補給油手段(45)と、前記油圧シリンダ(31)の他端と支持体(8)の上部自由端又はトラックフレーム(2)の他方とを連結して調整輪(3)を遠方向に弾圧するバネ手段(12)とを有することを特徴とするクローラ走行装置。
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