JP3560727B2 - ディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明はLEDパネル、プラズマディスプレイパネル、バキュームフローレンスディスプレイ、蛍光管等に利用されるもので、発光時間を変化させて階調を表現するディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LEDパネル等では、発光強度を変化させるのではなく、発光時間を変化させることにより階調の表現を行っている。例えば、6ビットの輝度信号で64階調を表示する場合、発光時間が異なる6つのサブフィールドに分け、これらのサブフィールドのオン/オフ状態を組み合わせることにより階調を表現している(図3参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の階調表現の方式を採用する以上、以下に述べるような欠点があり、画質の向上を図る上で大きな問題となっている。
【0004】
例えば、64階調で32/63と31/63の階調を交互に表示したとき、2フィールドで見ると、2倍の周期で発光と消滅を繰り返す表示となり、1つのドットに注目して見ると、人間の目にはチラついて見える。信号が不安定で、同じ表示で同じ点が32/63になったり、31/63になったりする場合も上記と全く同様の現象が生じる(図4参照)。
【0005】
また、階調が32/63と31/63との間、言い換えると、入力データが“100000” と“011111” との間で階調特性が不連続となる(図4参照)。この場合、発光時間の和はほぼ同じであっても、輝度に大きな差が生じて、本来ない輪郭線、いわゆるニセ輪郭が表示される。
【0006】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであって、その目的とするところは、上記欠点のないディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明のディスプレイ装置の階調表示方法は、サブフィールド1,2・・・mで1フィールドを構成して2m 階調の映像を表示するに当たり、サブフィールド1,2・・・mを1フィールド期間T内にT/2m 時間単位で20 ,21 ・・・2(m−1) 回繰り返し且つ異なる番号のサブフィールドを順番に表示させるようにした。
【0008】
また、本発明のディスプレイ装置は、サブフィールド1,2・・・mで1フィールドを構成して2m 階調の映像を表示する装置であって、アナログの映像信号をmビットの階調データに変換するA/D変換部と、A/D変換部から出力された階調データの0、1・・・(m−1)ビット目をサブフィールド1,2・・・mのデータとして1フィールド分記録するフレームメモリと、サブフィールド1,2・・・mを1フィールド期間T内にT/2m 時間単位で20 ,21 ・・・2(m−1) 回繰り返し且つ異なる番号のサブフィールドを順番に表示させるようにするべく、フレームメモリに記録されたサブフィールド1,2・・・mのデータを逐次読み出すサブフィールドデータ生成部とを備えた構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をLEDパネルに適用した場合の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はLEDパネルに装備されたディスプレイ装置のブロック図、図2はサブフィールドの表示シーケンスを示すタイミングチャートである。
【0010】
図1に示すディスプレイ装置は、LEDパネル70に64(=26 )階調の映像を表示する基本構成となっており、階調表現は1フィールドをサブフィールド1,2・・・6で構成することにより行っている。
【0011】
このディスプレイ装置の具体的な構成は以下の通りとなっている。即ち、アナログの映像信号Aを6ビットの階調データに変換するA/D変換部10と、映像信号Aから同期信号Bを分離する同期分離部20と、A/D変換部10から出力された階調データの0、1・・・5ビット目をサブフィールド1,2・・・6のデータとして1フィールド分記録するフレームメモリ30と、フレームメモリ30に記録されたサブフィールド1,2・・・mのデータを所定の順番及び回数で逐次読み出すサブフィールドデータ生成部40と、サブフィールド1,2・・・6のデータ等に基づいてLEDパネル70を駆動するに必要な信号を生成する駆動部50と、同期信号Bを基準として各部を制御する制御部60とから構成されている。
【0012】
次に、サブフィールドデータ生成部40でのサブフィールド1,2・・・5のデータの読み出し方法について説明し、併せて、具体的な階調表示方法を説明する。
【0013】
まず、フレームメモリ30には、A/D変換部10から導かれた6ビットの階調データがその順番に1フレーム分記録されている。階調データの0、1・・・5ビット目は、A/D変換部10の出力データD0 (20 )、D1 (21 )・・・D5 (25 )から導かれたものであり、サブフィールド1,2・・・6のデータを示している。図2の最下位置に示す番号はサブフィールドの番号を示しており、フレームメモリ30からサブフィールド1,2・・・6のデータを読み出す順番を示している。
【0014】
即ち、フレームメモリ30に記録された階調データの5ビット目をサブフィールド6のデータとして順次読み出し、フレームメモリ30に記録された階調データの4ビット目をサブフィールド5のデータとして順次読み出す。以後は、上記と同様にしてサブフィールド6、4、6・・・・の各データを順次読み出す。
【0015】
このようなサブフィールドのデータの読み出しを行う一方で、次のフィールドの階調データがフレームメモリ30が順次書き込まれている。そして、1フィールド分のサブフィールドのデータがフレームメモリ30から読み出されると、次のフィールドのサブフィールドのデータが上記と同様の順番で読み出され、以後はこの繰り返しとなる。
【0016】
図2はサブフィールド生成部30にて制御されるサブフィールドの表示シーケンスを示している。即ち、サブフィールド1、2・・・6を1フィールド期間T内に(T/64)時間単位で1(=20 )、2(=21 )・・・32(=25 )回繰り返し且つ異なる番号のサブフィールドを順番に表示する。また、同じ番号のサブフィールドを続けて表示しないように、ここではサブフィールド内の時間を等分するようにしている。
【0017】
なお、図2中t1〜t6については、T=t6×32=t5×16=t4×8=t3×4=t2×2の関係が成立している。
【0018】
サブフィールド生成部30からサブフィールド1,2・・・6のデータが図2の最下位置に示す順番で順次読み出されると、駆動部50で所定の形式に順次変換され、その後、同期信号B等が示すタイミングでLEDパネル70に順次出力される。その結果、LEDパネル70に64階調の映像が表示される。
【0019】
このようにサブフィールド1〜6の表示時間は32/64、16/64、8/64、4/64、2/64、1/64である。しかも各サブフィールド1〜6を時間的に等分し、1/64の繰り返しとしていることから、32/63と31/63の階調を交互に表示するようなものを2フィールドで見た場合でも、周期の早い点滅を繰り返しているだけで、人間の目には際立った差には見えない。1つのドットに注目して見ても、人間の目にはちらついて見えることはない。これは、信号が不安定で、同じ表示で同じ点が32/63になったり、31/63になったりする場合も全く同様である。また、ニセ輪郭も事実上問題にならない程度にまで低減される。
【0020】
なお、本願発明は64階調だけに限定されず、他の階調についても全く同様に適用可能である。また、プラズマディスプレイ、バキュームフローレンスディスプレイ、蛍光管等をサブフィールド法で階調表示する場合も上記と同様に適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上、本発明に係るディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置は、階調の各ビットの表示時間を完全に分割することで発光周期の違いによって違った輝度に見えないように構成されているので、たとえ32/63と31/63の階調を交互に表示するようなものを2フィールドで見た場合であっても、周期の早い点滅を繰り返しているだけで、人間の目には際立った差には見えず、人間の目にはちらついて見えない。即ち、画面のちらつきを防止することができる。これは、信号が不安定で、同じ表示で同じ点が32/63になったり、31/63になったりする場合も全く同様である。しかもニセ輪郭も事実上問題にならない程度にまで低減されるので、画質を向上を格段に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】以下、本発明の実施の形態を説明するための図であって、図1はLEDパネルに装備されたディスプレイ装置のブロック図である。
【図2】同装置におけるサブフィールドの表示シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図3】以下、従来技術を説明するための図であって、図3はサブフィールドの表示シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図4】32/63と31/63の階調を連続的に表示するときの発光周期を示す図である。
【図5】(a)は階調データと輝度との関係を示す特性図、(b)は水平方向の輝度レベルを示す図である。
【符号の説明】
10・・・A/D変換部
30・・・フレームメモリ
40・・・サブフィールド生成部
50・・・駆動部
70・・・LEDパネル
A・・・映像信号
Claims (2)
- サブフィールド1,2・・・mで1フィールドを構成して2m 階調の映像を表示するディスプレイ装置の階調表示方法において、サブフィールド1,2・・・mを1フィールド期間T内にT/2m 時間単位で20 ,21 ・・・2(m−1) 回繰り返し且つ異なる番号のサブフィールドを順番に表示させるようにしたことを特徴とするディスプレイ装置の階調表示方法。
- サブフィールド1,2・・・mで1フィールドを構成して2m 階調の映像を表示するディスプレイ装置において、アナログの映像信号をmビットの階調データに変換するA/D変換部と、A/D変換部から出力された階調データの0、1・・・(m−1)ビット目をサブフィールド1,2・・・mのデータとして1フィールド分記録するフレームメモリと、サブフィールド1,2・・・mを1フィールド期間T内にT/2m 時間単位で20 ,21 ・・・2(m−1) 回繰り返し且つ異なる番号のサブフィールドを順番に表示させるべく、フレームメモリに記録されたサブフィールド1,2・・・mのデータを逐次読み出すサブフィールドデータ生成部とを具備したことを特徴とするディスプレイ装置。
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JP10849696A JP3560727B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置 |
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JPH09274463A JPH09274463A (ja) | 1997-10-21 |
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JP10849696A Expired - Fee Related JP3560727B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ディスプレイ装置の階調表示方法及びディスプレイ装置 |
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1996
- 1996-04-03 JP JP10849696A patent/JP3560727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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