JP4837923B2 - Led表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、LEDによる映像表示システムを構成する映像システムの構成、制御方式に関する。
3原色LEDランプより構成されるピクセルをプリント基板上に格子状に配置し、個々のLEDランプを輝度制御するLEDフルカラー映像システムは、イベント会場等での大型LEDTVなどとして広く実用化されている。これらの大型LEDTVに用いられているLEDモジュールは、各格子点に配されたLEDランプを行、列ドライバで source&sinkドライブ方式で駆動することにより、LEDランプの駆動に要するドライバ数を最少化し、かつ、制御回路、ドライバ、LEDランプ間を結ぶ配線をプリント基板上の配線パターンで実現している点で、本発明が目的とするLEDモジュールと類似した装置である(特許文献1)。
こうした従来のLEDモジュールでは、回路的には、列(又は行)ドライバの数だけのPWM(Pulse Width Modulation)回路を必要とし、例えば、最も一般的な16列x16行ピクセル構成のフルカラーLEDモジュールでは16x3=48個のPWM回路を必要としている。さらに、こうした従来のLEDモジュールでは、必要な電子回路及びその電子回路と多数のLEDランプを結ぶ信号配線を搭載しているプリント基板と同一基板上にLEDランプを配しているため、それらの基板を重ね合わせるとLEDランプが他の基板によって遮られるため、複数モジュールを組み合わせ表示システムを構成する場合は、各LEDモジュールを同一平面に並べる組み合わせ、配置に限られている。
一方、連珠状LEDモジュール(特許文献1)は各ピクセル毎に輝度データを保持するレジスタを装備させ、それらのレジスタを相互にフレキシブルな信号線で紐状に接続することにより、シフトレジスタを構成し、かつ、フレーム全体を各時間幅が逓倍となるよう設定された複数個の点灯制御スロット毎に上記シフトレジスタの内容を更新させることにより各LEDランプへの輝度データ転送に要する信号線を最小限に止め、かつ空間内で各ピクセルを自由に配置できることを特徴とするフルカラーLEDモジュールである。
しかしながら、この連珠状LEDモジュールではピクセル毎にドライバ回路を必要とし、一定空間内に集中的にLEDランプを配置する場合には必ずしも効率的方式とは言えない。
本発明によるLED映像システムは、行、列ドライバによるsource&sinkドライブ方式の有利性を最大限に活用すると同時に、点灯制御方式は連珠状LEDモジュールの逓倍スロット方式を踏襲することで、PWM回路を省き、制御回路の最小化を計り、かつLEDランプをプリント基板周辺に配置させた複数のモジュール基板を積層することにより、あるいは各LEDランプを駆動する駆動線をワイヤフレームとして利用することにより、LEDランプを所定の立体形状に容易に配置することが出来る特徴を有する。
なお、フレーム周期を輝度データの各ビットの重みに比例する時間幅のサブフレームに分割することによりPWM回路を用いないで輝度制御する方式は既に知られている方式(例えば文献1)である。本発明の輝度制御方式はこのサブフレームによる輝度制御方式に複数LEDランプの時分割駆動方式、あるいはsource&sinkドライブ方式を組み合わせることにより、より大きな回路的効率化を追求したものであり、特に形状、規模の異なるLED映像システム(後述のモジュール基板)を複数個連ねた複合電飾システムを構成する場合、輝度データ転送方式との組み合わせにおいて優れた効果を発揮する。
特開2004−070179号公報 光エレクトロニクスの基礎と活用法、36頁、CQ出版社
本実施例の説明では、説明の簡単化のため、LEDランプは同一色ランプのみにより構成されていることとしとし、従ってフルカラー表示のためには、赤、緑、青の3原色それぞれについて同様のシステムが備えられることとする。また、各LEDランプの輝度データは1フレーム当たり8ビット、すなわち256段階に渡って輝度制御され、全ての輝度データはフレームメモリに記憶済みであるとする。
図1は「実施例1」の映像システムのブロック図である。同図に示されているように、映像システムは、表示ユニット1a、ドライバ選択回路1b、フレームメモリ1cクロック発生器1d、アドレスカウンタ1eから構成される。 表示ユニット1aには、各列8個、6列(計48個)のLEDランプLij(i=0,1,2・・7、j=0,1,2・・・5)が格子状に配置され、8個の行ドライバCi(i=0,1,2・・・7)と6個の列ドライバDj(j=0,1,2・・・5)によりsource&sinkドライブ方式により駆動されている。即ち列ドライバは全てsourceドライバであり、また行ドライバは全てsinkドライバである。そして、LEDランプLijは行ドライバCiと列ドライバDjが同時に駆動されているときのみ選択的に点灯される仕組みとなっている。
先に述べた通り、各LEDランプは逓倍スロット方式により輝度制御され、かつ、本実施例では1/6デューティ比で時分割駆動されている。この制御方式を実現するため、本実施例では図2に示されるように1フレームは、輝度データが8ビットで構成されることに対応して、8個のサブフレームRn(n=0,1,2・・・7)に分割され、サブフレームRnの時間幅は最少時間幅のサブフレームRoの2n-1倍に設定されている。またサブフレームRnはさらに6個の点灯制御スロットSnm(m=0,1,2・・・5)に等分割されている(従って、1フレーム周期内には6x8=48個の点灯制御スロットが存在する)。
各サブフレームに設定されているこれら6個の点灯制御スロットは、1/6デューティ比での時分割駆動を実現するため、各列に割り当てられ、点灯制御スロットSnmの時間帯では列ドライバDmが駆動される。即ち、列ドライバにより駆動される8個のLEDランプLim(i=0,1,2・・・7)は同一点灯制御スロットSnmを共有し、LEDランプLimは点灯制御スロットSnmにおいて行ドライバCiにより点灯、非点灯が制御される。
以上の説明においては、列ドライバはsourceドライバ、行ドライバはsinkドライバであるとしたが、実際の回路構成では、行、列、sourceドライバ、sinkドライバ組み合わせ、及びそれらのドライバと点灯制御スロットの対応関係は上記の組み合わせ及び対応関係に限定されているわけではない。例えば列ドライバはsinkドライバ、行ドライバはsourceドライバとしてもよい。
以下の説明では、そうした組み合わせ、対応関係をより一般的に記述するため、同一の点灯制御スロットを共有するLEDランプの組を時分割グループ(上記1個の列ドライバで駆動されるLEDランプ1列)、時分割グループを一括して選択するドライバ(上記の列ドライバ)を選択ドライバ、各点灯制御スロット内で、対応する時分割グループの個々のLEDランプを個別に点灯制御するドライバ(上記の行ドライバ)を点灯制御ドライバと呼称する(その他の名称、記号は従前のものを踏襲する)。
図2には制御ユニット内のクロック発生器が発生する点灯制御クロック信号のタイムチャートも示されている。同図に示される通り、点灯制御クロック信号の各サイクルは、点灯制御スロットと1対1に対応し、対応するサイクルと点灯制御スロットはフレーム周期内での発生順序、時間幅が一致している。本実施例の場合、各サブフレーム内の6個の点灯制御スロットは時間幅が同じであり、また、サブフレーム毎に点灯制御スロットの時間幅は順次時間幅が逓倍となっていくという単純な規則に従って点灯制御スロット全体が構成されているので、それらの点灯制御スロットに対応するサイクルを発生させることはカウンタ回路等を用いて簡単に実現することが出来る。
一方、8個のサブフレーム内に1つずつ設定されている同じ時分割グループに対応する6個の点灯制御スロットは各サブフレーム内で同じ位置に(同じ順序に)配置されていることから、各時分割グループに対応する選択駆動ドライバは各サブフレーム内において常に同一順序(本実施例の場合D0、D1、D2・・・D5の順番)で駆動されることになる。即ち、各点灯制御スロットSmnにおいて対応する選択ドライバDmを選択駆動することは、図3に示されるように上記点灯制御クロック信号をカウントする0〜5のサイクリックカウンタ3a、デコーダ3bにより簡単に実現される。即ち、点灯制御クロック信号の各サイクルの周期は点灯制御スロットの時間幅に等しく設定されているので、その点灯制御クロック信号を上記のサイクリックカウンタ3aでカウントさせると点灯制御スロットSnmではそのカウンタ出力値mはSnmの時間幅と等しい時間保持されることになる。
サイクリックカウンタ3aの出力値mはデコーダ3bによりデコードされ、その出力Omに接続されている選択ドライバDmを駆動させる。即ち、点灯制御クロック信号をカウントするカウンタとデコーダ回路だけで、点灯制御スロットSnmで選択ドライバDmが駆動される回路が実現できる。
なお、上記サイクリックカウンタ3aは後述するアドレスカウンタで兼用できるため、実際には必要としない。
次に図4に示されるフレームメモリの構成について説明する。
1フレーム周期におけるLEDランプLijの8ビット輝度データを;
(ci、j、0,ci、j、1,ci、j、2 ・・・ci、j、7
(i=0、1,2・・・7,j=0、1,2・・・5、ci、j、0が最下位ビット、ci、j、7、が最上位ビット)
で表すならば、点灯制御スロットSnmではLEDランプLimはビットci、m、nにより点灯制御される必要がある。従って点灯制御スロットSnmにおいて点灯制御ドライバCi(i=0,1,2・・・7)に供給すべき8ビットのデータ(以下点灯制御データWmnと記す)は次のようになる。
点灯制御ドライバ C0 C1 C2 ・・・・ C7
フレームメモリ出力 b0 b1 b2 ・・・・ b7
点灯制御データ(Wmn) c0、m、n 1、m、n2、m、n7、m、n
図4にも示されているとおり、フレームメモリの各ワードには点灯制御データWmnがそのまま( c0、m、nを最下位ビット、c7、m、nを最上位ビットとして)収納出来るよう、1ワードは8ビット構成となっている。また、8ビットのフレームメモリ各出力(b0,b1,・・・b7、 ;b0・・最下位ビット、b7・・最上位ビット)は点灯制御ドライバへと(出力ビットbiが行ドライバCiへと)接続されている。さらに各点灯制御スロットSmnにおいて、点灯制御ドライバに対して上記の点灯制御データWmnを円滑に供給するため、予め上記点灯制御データが1フレーム内での対応する点灯制御スロットの出現順(W00、W01,W02・・・)に編集され記憶されている。
即ち、輝度データのフレームメモリへの収納に関して、TV、パソコン画面等、通常の映像機器の表示画面に対する輝度データのフレームメモリへの収納が、ピクセルアドレス順(画面上のピクセルの左から右、上から下への走査線順の配列・・・以下ピクセル順配列と呼ぶ)であるのに対して、本発明によるLED映像システムでは、輝度データはフレームメモリ内に、各点灯制御スロットにおける点灯制御ドライバへの出力を点灯制御スロットの生起順に収納される。以下、この輝度データのフレームメモリへの配列を”点灯制御スロット順配列”と呼ぶ。
この点灯制御スロット順配列のフレームメモリから、点灯制御スロットSmnにおいて、対応する点灯制御データを読み出し、各点灯制御ドライバを駆動させるには、図4に示されるように、単純に前記点灯制御クロック信号をアドレスカウンタでカウントし、このアドレスカウンタ出力をフレームメモリアドレスとして用いればよい。ここでも、前記点灯制御クロック信号の各サイクルの周期は対応する点灯制御スロットの時間幅と等しく設定されているため、上記アドレスカウンタ出力値は対応する点灯制御スロットの時間幅と同時間保持されることになる。これにより、点灯制御スロットSmnにおいて、常にその時間幅と同一時間幅で点灯制御ドライバを点灯制御データWmnで正しく駆動できることになる。
以上述べたように、本発明では、点灯制御スロットに対応した点灯制御クロック信号を発生させること、及び、輝度データをフレームメモリ内に点灯制御スロット順配列で予め編集記憶させておくことにより、従来のLEDモジュールのPWM回路を全く必要とせず、若干のカウンタ、デコーダのみで制御回路を構成することが出来る。
通常の映像機器で用いられている上記ピクセル順配列の輝度データから点灯制御スロット順配列への編集、記憶作業は、TVカメラ等からの輝度データに基づきリアルタイムに映像表示させる場合にはビット組み替えなどのための若干のハードウエアを必要とするが、そのハードウエアは通常多数のLEDモジュールで構成される映像システムに対して1個あればよい。また、ビデテープ等のパッケージ映像の場合には、パソコン等で、全てのフレームの輝度データを点灯制御スロット順配列に予め編集しておくことにより、上記編集用ハードウエアを省くことができる。
以上述べたモジュールを3原色に対応し、3セット用いた場合、点灯制御クロック信号発生器、アドレスカウンタは各モジュールにて共用でき、各モジュールで個別に必要なのはフレームメモリ、選択ドライバ及び点灯制御ドライバのみとなる。
なお、フレーム周期内のサブフレーム、点灯制御スロットの設定は、図2に示されたもの以外にも例えば、図5に示されるように、等時間幅の各サブフレーム内に時間幅が逓倍となる点灯制御スロットを設定するなどの設定方式が存在する。
いずれの場合でも、輝度データを点灯制御スロット順配列でフレームメモリに記憶し、点灯制御スロットに対応した点灯制御クロック信号に基づき、選択ドライバを選択駆動し、フレームメモリのアドレスカウンタをカウントアップすることによりPWM回路を用いることなく映像システムを構成することができる。
「実施例1」では表示ユニット内のLEDランプは全て同色であり、フルカラー表示の場合には3セットの同様な回路を必要とする。この場合の問題は3原色LEDランプそれぞれは発光効率が異なり、各ピクセルでのホワイトバランスが崩れることである。そのため各色毎にドライバの駆動電流値を変える等の処置が必要である。しかしながらこうしたハードウエアでの処置は稼働時での調整が難しいという問題を有する。
「実施例2」ではホワイトバランス保持のため上記の電流調整に替わり1つの表示ユニット内に各色ランプを同数ずつ収納し、各時分割グループ内には同一色LEDランプのみを収納し、かつ、点灯制御スロットの時間幅を各色により変化させる方式(特許文献2)を採用している。
即ち、図6に示されるように1つの表示ユニットには各色2列、計16個個ずつのLEDランプが、マトリックス状に結線され、「実施例1」と同様、8個の点灯制御ドライバ、6個の選択ドライバを用いsource&sink方式による逓倍スロット方式で駆動されている。各列8個のLEDランプは1つの時分割グループを構成し、先にも述べたとおり、各列は同色ランプのみから構成されている。即ち図6において、L00〜L70は赤色、L01〜L71は緑色、L02〜L72は青色・・・・であり、(L00、L01、L02)、(L10、L11、L12)などの組がフルカラーピクセルを構成している(1つの表示ユニットは16個のフルカラーピクセルを収納している)。
従って表示ユニット内のLEDランプは各列に対応する6個の時分割グループに分けられている。また、選択ドライバに関してはD0、D3は赤色時分割グループ、D1、D4は緑色時分割グループ、D2、D5は青色時分割グループにそれぞれ対応している。 ホワイトバランスを保つためには赤色、緑色、青色 の点灯時間比率はおよそ2:3:1とする必要があるため各色に対応する点灯制御スロットの時間幅もその比率と同比率に設定されている。このことは、「実施例1」(図2)の点灯制御スロットSk0、Sk1、Sk2、・・・・Sk5の時間幅は全て等しかったのに比べ、本実施例(図7)の点灯制御スロットSk0、Sk1、Sk2の時間幅は約2:3:1の比率に設定されていることに反映されている。
以上述べたホワイトバランス保持のための点灯制御スロットの時間幅の変更は、それらの点灯制御スロットと対応する点灯制御クロック信号のサイクル長の変更(図7)により実現することが出来る。即ち、ホワイトバランスの調整は「実施例1」の制御回路を変更することなく点灯制御クロック信号のサイクル幅を調整することだけで簡単に達成される。
本実施例は複数のモジュール基板から構成される映像システムに関する。
システム全体(図8)は複数のモジュール基板8aとそれらを制御する制御器8bとから構成される。
図9は1つのモジュール基板の制御回路のブロック図である。LEDランプの個数(48個)、それらの結線、駆動方式、採用されているホワイトバランス調整方式については「実施例2」を踏襲している。同図に示されるように各モジュール基板上の制御回路にはサブフレームメモリ9bが備えられているが、その必要容量を削減するため、点灯制御データはサブフレーム単位で転送される。この場合各モジュール基板上のサブフレームメモリの必要容量は1ワード6ビット構成、合計8ワード(8x6=48ビット)である。
図10に示されるように、このサブフレームメモリの各ワードS0、S1、・・・S7は6ビットのシフトレジスタであり、さらにそれらのシフトレジスタを直列に接続することによりサブフレームメモリ全体としても(1ビットx48段)のシフトレジスタとなっている。各モジュール基板上のサブフレームメモリのシフトレジスタとしての入力、出力は互いに接続され、制御器8bから見た場合、共通のクロック信号でシフトされる1個のシフトレジスタとして機能する。これにより、表示制御信号オフ時に、点灯制御データがクロック信号で制御器8bからシフト&ラッチ方式により各サブフレームメモリに転送される。
また、表示制御信号がオン時には、クロック信号でシフトレジスタS0、S1、・・・S7のそれぞれの内容が点灯制御ドライバC0〜C7にシフトアウトされる。
即ち、各サブフレームにおける動作は次に示す制御器8bからモジュール基板上のフレームメモリへの点灯制御データ更新動作と、転送された点灯制御データに 基づくLEDランプの時分割駆動動作とに分けられる。
<点灯制御データ更新動作>
表示制御信号はオフに保たれ、制御器8bからのクロック信号出力は前記点灯制御データ転送のための共通シフトクロックとして用いられる。制御器8bのフレームメモリ8cに記憶されている輝度データは輝度データ転送制御器8eにより、ビットシリアルに点灯制御データとして送出され、シフト&ラッチ方式により各モジュール基板上のサブフレームメモリに転送される。なお、この動作中には全てのLEDランプは非点灯となる。
<時分割駆動動作>
各サブフレームにおいて上記輝度データ更新動作時間帯を除いた時間帯が時分割駆動動作時間帯である。各サブフレームにおけるこの時分割駆動動作時間帯では、表示制御信号はオンに保たれ、各モジュール基板の動作は既に述べた「実施例2」の各サブフレーム内での動作と同様となる。即ち、フレームメモリ8cよりサブフレームメモリへの転送はサブフレーム単位で行われるが各サブフレームメモリに転送終了時点では点灯制御データは点灯制御スロット順配列に各サブフレームメモリのシフトレジスタに収納される。時分割駆動動作時間帯には6個の点灯制御スロットが(ホワイトバランスを保持する時間幅で)設けられ、それらの点灯制御スロットと対応するクロック信号をシフトクロックとしてシフトレジスタS0、S1、・・・S7 をシフトすることにより点灯制御スロット順配列で記憶されている点灯制御データを読み出し、点灯制御ドライバC0〜C7を駆動する。一方、上記クロック信号をドライバ選択回路9d内に設けてあるサイクリックカウンタでカウントし、その出力値をデコードすることにより各選択ドライバD0、D1、・・・・D5が選択駆動される。
以上述べたように、「実施例3」の複数モジュール基板制御方式では、各モジュール基板の制御回路は共通クロック信号を用いて、サブフレームメモリをシフトし、サイクリックカウンタでカウントするだけの簡単な回路構成となり、各モジュール基板を結ぶ信号線も少なくてすむ。かつ各モジュール基板のサブフレームメモリを構成するシフトレジスタの数が異なっていても同一の制御方式で統一的に制御できるため、各モジュール基板が搭載するLEDランプの数が異なるような電飾システムの制御方式として最適となる。
なお、点灯制御データ更新動作の時間帯では全てのLEDランプは非点灯とされるが、たとえば転送時のシフトクロック10Mhz、全ピクセル数256個(従って3x256=768個のLEDランプ)を仮定すると、1フレーム内8個のサブフレームにおいて輝度データ転送に要する時間は約8x768x0.1=614.1μsecである。この非点灯時間はフレーム周期(約30msec)の約2%程度であり、点灯効率上
の問題とはならない。
「実施例4」は「実施例3」の制御方式を用い、立体的なLED表示(電飾)システムを構成する方法に関する実施例である。システムはモジュール基板(図12)複数個を積層した表示部(図11)と制御器とから構成される。図12に示される通り、各モジュール基板では、制御回路が搭載されているプリント基板周辺にはLEDランプへのリード線接続スルーホールが設けられ、これらのリード線接続スルーホールを介して、LEDランプが接続、固定されている。これらのLEDランプは、複数個のモジュール基板が積層されたときでもLEDランプ光が他のモジュール基板により遮られないよう、かつ、積層することで所定の立体形状(図12では円筒)となるようプリント基板外側に沿って配置されている。即ち、1つのモジュール基板周辺に配置されるLEDランプは所定の立体形状の1断層に対応し、 この所定の立体形状をできるだけ少ないモジュール基板で実現できるよう、LEDランプ自身も複数層(図12に示される本実施例ではプリント基板表裏の2層)に分けて”厚み” を持たせるよう配置されている。
また、図12に示されるようにプリント基板中央には制御器からの信号ケーブルをプリント基板に接続するためのコネクタが設けられている。このコネクタに接続される信号ケーブルには点灯制御のための各種信号線と電源供給線の他、必要に応じて、積層した複数モジュール基板を釣り下げるため引っ張り強さを強化するための鋼線、あるいは図13に示されるように曲線に沿ってモジュール基板を積層する場合、その形状を保つに必要な剛性を備えた鋼線等が付加される。これら引っ張り強度強化、剛性強化のための鋼線等は電源供給線等を兼ねさせても良く、この場合には電源線がプリント基板を貫通し、かつ任意の箇所でプリント基板を固定、電源供給を行うことのできる接触子を電源線の被覆を貫通させ心線に接続するタイプの圧着コネクタを用いると都合がよい。
本実施例は「実施例4」同様、プリント基板周辺にLEDランプを配することにより積層可能としたモジュール基板である一方、LEDランプは「実施例4」と異なりプリント基板を中心にした2つの同心円上に配されている(図14)ことを特徴とするモジュール基板に関する実施例である。LEDランプをこのように配置したモジュール基板を積層することにより、直径の異なる2層円筒から成る電飾システムを構成することができる。即ち、本発明では、「実施例4」に示されるような、造形物の表面にLEDランプを配した電飾システムのみならず、LEDランプのプリント基板からの距離を変化させることにより、一定空間内でのほとんど任意の箇所にLEDランプを配することができ、高度な電飾システムを容易に構成することができる。
「実施例6」は各モジュール基板において、図15に示されるように積層されるモジュール基板の大きさを積層順に小さくすることで、基板によるLEDランプの光遮断を回避したLEDモジュールである。基板周辺に配置されるLEDランプは、図12に示されるLEDランプ単体、あるいは図15に示される複数のLEDランプで構成される紐状ランプユニット等の様々な形状(星形、菱形、樹枝状・・・)のランプユニットであってもよい。また、積層されたモジュール基板で構成される電飾ユニットをこのランプユニットとして用いるならばさらに複雑な立体形状の電飾システムを構成することが可能となる。
「実施例7」はLEDランプの立体配置に関して、縦、横網目状に配線される選択ドライバ、点灯制御ドライバの各LEDランプへの接続線をそのまま所定の形状を保持するためワイヤフレームとして利用することを特徴とするLED映像システムに関する実施例である。
図16は上記選択ドライバ(D0、D1、・・・D5)、点灯制御ドライバ(C0、C1、・・・C5)の出力線を篭(円筒)状のワイヤフレームとして成型し、縦(選択ドライバ出力線)、横(点灯制御ドライバ出力線)のワイヤの交点にLEDランプを配したLED映像システムの例である。
この構造により、LEDランプの立体配置が容易に行え、かつ、各LEDランプへの個別配線が不要となるため、そのための配線、プリント基板等を省略することが可能となり、大幅な装置の簡略化、軽量化が実現できる。
また、ワイヤフレームはその背面からの光を遮光しないという特性を有し、例えば図16に示される円筒形LED映像システムの場合には、円筒前面に配されたLEDランプのみならず、背面に配されたLEDランプも遮光されることがないためより大きな電飾効果を得ることが可能となる。
さらに、配線をワイヤフレームとすることにより、例えば図1に示される表示ユニット1aの配線をワイヤフレーム状とする場合のように、平面状に配されたLEDランプによるLED映像システムの場合でも、かつ、背景を遮断することのないLED映像システムを実現することができる。即ち、図1の表示ユニット1aの各LEDランプへの配線をワイヤフレーム状とすることにより、例えば、そのLED映像システムを窓ガラスに張り付けた場合でも、窓ガラス本来の役割である採光、展望を妨げることがなく、また、ワイヤフレームに柔軟性を持たせることにより、必要に応じて折り畳む、あるいは巻き取ることのできるLED映像システムを提供することができる。
なお、所定の形状に成型された各LEDランプへの配線をかねたワイヤフレーム上に、LEDランプを必要箇所に後付で固定することも有用である。これによりワイヤフレーム上に特定の文字、図形等をかたどったLED映像システムを簡単に実現することが可能となる。この場合、各LEDランプはワイヤフレームに圧接端子により固定する方法が便利である。圧接端子による固定ではワイヤフレームの任意の箇所に固定でき、同時にワイヤフレームの電線の被覆を貫く接触子により心線への電気的接続を果たすことができる。
特願2003−208324
映像システムのブロック図である。 1フレーム周期のタイムチャートである。 選択ドライバの駆動回路である。 フレームメモリアドレス発生回路及び点灯制御ドライバ駆動回路である。 サブフレーム、点灯制御スロットの構成例を示したものである。 ホワイトバランスを考慮した映像システム回路構成を示したものである。 ホワイトバランスを考慮した点灯制御スロット、点灯制御クロック信号示したものである。 複数モジュール基板から構成される映像システムである。 モジュール基板制御回路のブロック図である。 サブフレームメモリの構成を示している。 積層型モジュール基板による立体電飾システムを図示したものである。 積層型モジュール基板を図示したものである。 曲線に沿って積層したモジュール基板を図示したものである。 同心円に配置されたLEDランプで構成されるモジュール基板を図示している。 積層順に大きさを小さくしたモジュール基板を図示している。 ワイヤフレームを利用した配線方式を図示している。
符号の説明
1a・・・表示ユニット
1b・・・ドライバ選択回路
1c・・・フレームメモリ
1d・・・クロック発生器
1e・・・アドレスカウンタ
3a・・・サイクリックカウンタ
3b・・・デコーダ
4a・・・フレームメモリ
4b・・・アドレスカウンタ
6a・・・表示ユニット
6b・・・フレームメモリ
6c・・・アドレスカウンタ
6d・・・クロック発生器
6e・・・ドライバ選択回路
8a・・・モジュール基板
8b・・・制御器
8c・・・フレームメモリ
8d・・・クロック発生器
8e・・・輝度データ転送制御器
9a・・・表示ユニット
9b・・・サブフレームメモリ
9c・・・アドレスカウンタ
9d・・・ドライバ選択回路
10a・・・サブフレームメモリ
14a・・・LEDランプ
14b・・・プリント基板



Claims (1)

  1. 複数個のLEDランプから構成され、次の要件を備えることを特徴とするLED表示システム。
    (1)フレーム周期内には上記各LEDランプに対して、複数個の時間幅が均等ではないサブフレームが割り当てられている。
    (2)各フレーム周期において、上記各LEDランプは、それぞれに対応するサブフレームに於いて、輝度データにより点灯、非点灯に制御される。
    (3) 全てのフレームの上記点灯制御データは、対応するサブフレームの生起順に予め編集、記憶されている。
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