JP3560619B2 - クレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材 - Google Patents

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    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はリフトクレーンに関し、より詳しくは、クレーン等の組立て式ブーム部材(sectional boom members) の迅速連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大型リフトクレーンは、端と端とを突き合わせた関係に固定する組立て式ブーム部材からなる長い荷重支持ブーム構造体を有している。各組立て式ブーム部材は、主として、斜めに配置されたレーシング部材すなわちラチス部材により相互連結された全体として軸線方向に延びた複数の弦材(chords)で作られている。一般に、各弦材の終端部には当接するブームセグメントを一体に固定し且つ当接する弦材間の圧縮荷重を支持するコネクタが設けられている。一般的なコネクタは、二重剪断(double shear) で圧縮荷重を支持するピンにより固定される雄形ラグ及び雌形ラグを有している。
【0003】
例えば220フィート(約67m)のブームは、クレーンの上部構造体に枢着される40フィート(約12m)のブームバットと、荷重を持ち上げ且つ支持するための滑車及び索具を備えた30フィート(約9m)のブームトップと、これらのブームバットとブームトップとの間の5つ(すなわち、長さが10フィート(約3m)のものが1つ、20フィート(約6m)のものが1つ、及び40フィート(約12m)のものが3つ)の組立て式ブーム部材とで構成できる。このような構成例のブームは6つのブームセクション連結部を有している。一般に、各ブームセクションは4つの弦材(従って4つのコネクタ)を有しており、ブームを組み立てるには全部で24個のコネクタを整合させ且つピン止めしなければならない。
【0004】
大型クレーンは非常に大きなブーム断面を必要とする。そのため、ブームセグメントを地上に平らに横たえる場合でも、上部弦材間のピンコネクタは、一般に地上から8フィート(約2.4m) 以上の高さに位置する。従って、索具組立て工(rigging personnel)は、各ピンの配置箇所まで梯子で移動するか、上部コネクタまでブームの頂部に沿って立ち歩きしなければならない。
【0005】
40フィート(約12m)の長さの組立て式ブーム部材の重量は5,000 ポンド(約2.3 トン) である。従って、ブーム部材を持ち上げるには補助クレーンが必要である。通常、一人の索具組立て工が、吊り下げられたブームセクションを概略的な整合位置に保持し、この間、二人目の索具組立て工が大きなハンマ(10〜15ポンド(約4.5 〜6.8 kg)を用いて、一般に長いテーパをもつピンを手で所定位置まで打ち込む。これまでは、ブームセクションを連結するピンが、弦材間の圧縮荷重を支持するのにも使用されている。この結果、ピンはきつく嵌入しなければならず、ブーム組立ての困難性を更に増大している。このような理由から、例えば220フィート(約67m)のブームを組み立てるのに、3人(一人のクレーン運転者と二人の索具組立て工)がかりで4時間以上を要する。クレーンを頻繁に移動する場合には、ブームの組立て及び分解に要するコストの方が、クレーンを用いて荷重を持ち上げ、所定位置に位置決めするコストより高くなってしまう。
【0006】
これまでにも、迅速連結装置を備えた組立て式ブーム部材の設計がなされている。例えば米国特許第3,511,388 号には、管状弦材を用いたブーム構造体のピン連結装置が開示されている。この米国特許には、多分ある程度迅速に雌形ソケットに挿入できるであろうテーパ状の雄形ラグ部材が開示されている。次に、ラグはピンにより一体に保持される。圧縮荷重は、管状部材の壁厚より僅かに大きな幅をもつラグの周囲に機械加工された面により支持される。
【0007】
西ドイツ国特許(DE 3842726 A1)には迅速連結装置が明確に開示されている。この迅速連結装置では、上部弦材のコネクタがフック形の雄形ラグと、間隔を隔てた部材を備えていて両部材間に水平ピンが取り付けられるようになった雌形ラグとを有している。この西ドイツ国特許明細書の図10には、ブームセクションが平行でない間に、ブームセクションを回転移動(ピンの軸線の回りでの回転)して平行整合させ且つ各雄形ラグの端部の支持面と各雌形ラグの内面とを係合させることにより、フック形部材をいかにして所定位置に嵌入できるかが明瞭に示されている。明らかなことは、上部弦材(上部弦材の断面が円形であると思われる)の水平中立軸線がピンの中心線と交差するけれども、圧縮荷重支持面とは交差しないことである。
【0008】
コネクタの圧縮荷重支持面は、コネクタが取り付けられた弦材の水平中立軸線と垂直中立軸線との交差部により形成される線と交差するのが好ましく、最も好ましくはこれらの中立軸線に関して対称なことである。この構成によれば、圧縮荷重は、弦材に曲げモーメントを生じさせることなくコネクタを介して伝達される。また、ブームセクションには直角断面の弦材が多く使用されており、このような直角断面の弦材に適用できる迅速連結装置が有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記所望の特徴及び他の多くの特徴をもつクレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材及び迅速連結装置を開発することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの特徴によれば、組立て式ラチスブームの迅速連結装置であって、各ブームセクションが、圧縮荷重を支持する弦材と、隣接するブームセクションの弦材の当接端部の間でこれらの端部に固定されたコネクタとを有しており、各コネクタは、各コネクタの圧縮荷重支持面が、コネクタの取り付けられた弦材の垂直中立軸線と水平中立軸線との交差部に沿って延びる線と交差するように、形状が定められており且つ弦材に取り付けられている。
【0011】
本発明の他の特徴によれば、本発明の迅速連結可能な組立て式ブーム部材が、中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材は、前記第1組立て式ブーム部材が連結される第2組立て式ブーム部材の弦材の対応する端部に当接できる形状の端部を備えている。各弦材の前記端部に取り付けられたコネクタは、第2組立て式ブーム部材の弦材の各当接端部に設けられた合せコネクタに連結するのに使用される。コネクタは、当接弦材間に圧縮荷重を伝達する荷重支持面を備えている。少なくとも1つのコネクタは、2つのブームセクションが連結されるときに、合せ(係合相手)のコネクタを容易に整合できる形状を有している。この容易に整合可能なコネクタは、該コネクタが取り付けられた弦材の水平中立軸線と垂直中立軸線との交差部に沿って延びた線と交差するように配置された荷重支持面を有している。
【0012】
本発明の利点は、圧縮荷重が、弦材の水平中立軸線及び垂直中立軸線が交差する支持面でコネクタを介して支持されることである。これにより、弦材の圧縮荷重によって曲げモーメントが誘起されることはない。
本発明の迅速連結の特徴を用いれば、優れた荷重支持特性をもつ組立て式ブームを迅速に組み立てることができる。また、以下に開示する本発明の各実施例は、ブームセクションの回転係合が可能である。すなわち、第2組立て式ブーム部材を非平行関係をなして第1組立て式ブーム部材に近づけ且つ第2ブームセクションの上部弦材のコネクタを第1ブームセクションのコネクタにフック掛けすることにより、上部弦材は容易に連結される。第2ブームセクションの取り付けられていない端部を下降させて組立て式ブーム部材と整合させれば、下部弦材のコネクタが自然にスイングして適正な整合位置に位置決めされる。下部弦材のコネクタの支持面はまた、第2ブームセクションが更に回転しないように防止する停止面を形成し、これにより両コネクタを整合位置に保って容易にピン止めできるようにする。従って、僅かの時間及び労力により本発明のブームを組み立てることができる。
【0013】
本発明のこれらの利点及び他の利点並びに本発明自体は、添付図面に関連して述べる本発明の実施例についての以下の説明により最も良く理解されるであろう。
【0014】
理解を容易にするために、明細書及び特許請求の範囲の記載で使用する「上」、「下」、「水平」及び「垂直」なる用語は、一般に地上又は地上近くで組み立てられる位置での組立て式ブームの各部分を呼ぶものとする。これらの称呼は、ブームを、垂直位置を含む種々の角度方向に上昇させた場合でも適用する。特に、「垂直」は、重力方向に関する平面の方向に拘わりなく、2つのブームセクションを互いに揺動させて適当なアライメント位置関係にして連結するとき、その揺動平面と平行な面、また前記2つのブームセクションの軸部材と直交する面を呼ぶものとする。「水平」は、[垂直]平面に対し直交する方向を呼ぶ。
【0015】
図1に示すように、一般的なクレーン10は、下部構造体11(該構造体11は、図示のように自走形無限軌道で構成できる)に対して回転可能に取り付けられた上部構造体12を有している。一般に、上部構造体12にはカウンタウェイト(釣合い重り)13が取り付けられており、上部構造体12はバックヒッチ14、マストすなわちガントリ15、及び枢着されたブーム20を支持している。ブーム20から荷重を巻き上げるのに、ブーム20の頂部に取り付けられた滑車組立体17が使用される。動索具すなわちペンダント16は、ブーム20の頂部をガントリ15に連結しており、ブーム角度の調節に使用される。
【0016】
慣用的なクレーンにおいては、ブーム20は、ブームバット21と、ブームインサートセクション22、23、24(これらは種々の長さからなり且つ個数も変えられる)と、ブームトップ25とを含む幾つかのセクション部材で構成されている。一般に、ブームのセクション部材21〜25は多数の弦材で構成されている。図2に示す実施例においては、各ブームセクション23、24は各コーナに弦材が設けられた矩形断面を有している。従って、ラチス部材35のレーシング部材により、2つの上部弦材31と下部弦材33とが相互連結されている(側面図では、これらの弦材31、33のうちの1つのみが示されている)。図示の実施例では、弦材は、図3に示すように、直角の断面形状をもつ鋼材で作られている。各弦材は垂直な中立軸線40と、水平な中立軸線41とを有している。弦材の垂直中立軸線40及び水平中立軸線41の交差部に作用する圧縮荷重によっては、弦材内に曲げモーメントが誘起されることはない。好ましい実施例においては、ラチス部材35は、該ラチス部材35が溶接される弦材の面と交差する中立軸線に、ラチス部材35の中心線ができる限り近づくようにして弦材に溶接される。
【0017】
以下、本発明による容易に整合可能なコネクタの6つの実施例について説明する。容易に整合可能なコネクタは、ブームセクションの上部弦材31に設けられたものについて説明する。また、下部弦材33のコネクタの2つの実施例についても説明する。各実施例はセクションブーム部材(ブームのセクション部材)の弦材の両端部に当接して取り付けられる相手の係合コネクタを有している。概略的にいうならば、この係合コネクタは、雄/雌形の関係を有している。従って、各ブームセクションには、一般に2つの上部弦材の雌形コネクタ36と2つの下部弦材の雌形コネクタ38とが設けられており(しかしながら、必ずしもブームセクションの同一端部に設ける必要はない)、また、それぞれの上下の弦材雌形コネクタが設けられている端部とは反対側の端部には2つの上部弦材雄形コネクタ37と2つの下部弦材雄形コネクタ39とが設けられている。従って、例えばセクション23、24の両ブームセクションを一体に組み立てるとき、セクション23の2つの上部弦材雌形コネクタ36がセクション24の上部弦材雄形コネクタ37と係合し、且つセクション23の下部弦材雌形コネクタ38がセクション24の下部弦材雄形コネクタ39と係合する。上記参照番号は、図4〜図22に開示の全ての実施例についても使用する。
【0018】
図4及び図5に示す容易に整合可能なコネクタの実施例では、雌形コネクタ36が、弦材31と平行に延びた互いに間隔を隔てた部材51、52を備えたラグを有している。このラグはグルーブ溶接により弦材31の端部に溶接されており、図4から図22に全てのラグが示されている。間隔を隔てた部材51、52の間には、水平ピン53が通されている。部材51に形成された肩部55には、ピン53を固定するコッタピン56が保持される。
【0019】
雄形コネクタ37はフック形部材54を有しており、該部材54は、間隔を隔てた部材51、52の間に嵌入されて、ピン53と係合する。ブームセクションが作動位置にあるとき、圧縮荷重はピン53により二重剪断で支持される。これらの荷重の支持面は、図4で見てピン53の右側の接触領域58にある。注目されることは、接触領域58が、弦材31の垂直中立軸線40及び水平中立軸線41の双方と交差することである。
【0020】
図6及び図7は本発明の第2実施例を示すものであり、荷重支持面が拡大されていて湾曲面(R面)で支持されていない点で第1実施例より改善されている。この実施例では、雌形コネクタ36が、第1実施例と同様に、弦材31に平行に延びた2つの間隔を隔てた部材61、62を備えたラグで構成されている。両部材61、62の間には水平ピン63が通されており、該ピン63は部材61に設けられた肩部65に通されるコッタピン66により所定位置に保持される。ピン63は六角形ブシュ67を支持している。雄形ラグ(すなわち雄形コネクタ)37のフック形部材64は、間隔を隔てた部材61、62の間に嵌合されるようになっており、フックはブシュ67の4つの側面と係合する。圧縮荷重は、雄形ラグすなわち雄形コネクタ37を支持している弦材31の端部に面するブシュ67の面68により支持される。第1実施例の場合と同様に、面68には弦材31の垂直中立軸線40と水平中立軸線とが交差し、面68は両軸線40、41に関して対称である。これにより、面68は、両軸線40、41の交差部を含む線に関する中心を有している(これは、面68の重心が両軸線40、41の交差部を含む線と交差することを意味している)。
【0021】
図8〜図10には、本発明の第3実施例が示されている。この実施例でも、雌形ラグすなわち雌形コネクタ36が、互いに間隔を隔てており且つ弦材31に平行に延びている2つの部材71、72から構成されている。両部材71、72の間には水平ピン73が通されており、この実施例では、ピン73はその中心軸線の回りで回転できる。ピン73は全体として円筒状であるが、その中心軸線に対して平行な1つの平坦面を有している。フック形部材74が両部材71、72の間に嵌合され、平坦面を備えたピン73と係合するようになっている。
【0022】
雌形ラグすなわち雌形コネクタ36はまた、ピン73の軸線回りの回転度合いを制限する手段を有している。この実施例では、コッタピン79によりピン73内に保持されたキーパピン76も、間隔を隔てた部材72から外方に突出したスロット付きタブ75内に捕捉されている。従って、タブ75のスロットの長さが、ピン73の回転自由度を制御する。図10に示すように、雌形コネクタ36と雄形コネクタ37とが最初に係合するときピン73が回転され、これにより、その平坦面77は、フック形部材74(該フック形部材74は、雌形コネクタ36が取り付けられたブームセクションとは平行ではない)が摺動して係合することを可能にする。両ブームセクションがピン73の軸線回りで回転し、これによりピン73が回転すると、図8に示すように、両弦材31が端と端とを突き合わせた関係になることを可能にする。
【0023】
両弦材31間の圧縮荷重は、荷重支持面(該面は、ピン73の平坦面77とフック形部材74との係合面上にある)により支持される。この荷重支持面も、弦材31の垂直中立軸線40と水平中立軸線41の交差部に関する中心を有し、これらの垂直中立軸線40、水平中立軸線41と交差し、且つ、これらの垂直中立軸線40、水平中立軸線41に関して対称である。
【0024】
図11〜図13には、容易に整合可能な本発明の第4実施例が示されている。この実施例は第3実施例と非常に良く似ており、従って、この第4実施例の図面には第3実施例に使用した参照番号より10だけ多い参照番号が使用されている。この実施例では、ピン83が、互いに平行な2つの平坦面87、87aを有している。支持面88には、第3実施例における支持面78に対する垂直中立軸線40、水平中立軸線41の関係と同じ関係が適用される。
【0025】
図14〜図16には、容易に整合可能な本発明の本発明の連結装置の第5実施例が示されている。この実施例でも、雌形ラグすなわち雌形コネクタ36は、該コネクタ36が取り付けられた弦材31に平行に延びている互いに間隔を隔てた部材91、92と、該部材91、92の間に通される水平ピン93とを有している。コッタピン96は、ピン93が長手方向に変位しないように維持している。しかしながら、この第5実施例においては、ピン93は、その中心線が弦材31の水平中立軸線41より上方に位置するように配置される。雌形ラグすなわち雌形コネクタ36はまた、互いに当接する弦材31間の圧縮荷重を支持する支持面98bを有している。この支持面98bは、間隔を隔てた部材91と部材92との間にあり、弦材31の垂直中立軸線40と水平中立軸線41の交差部に関して中心があり、且つ、これらの垂直中立軸線40、水平中立軸線41に関して対称である。
【0026】
雌形コネクタ36を支持する弦材31と当接する第2セクションブーム部材の弦材31の端部に固定された雄形ラグすなわち雄形コネクタ37は、フック形部材94で構成されている。フック(フック形部材)94はピン93と係合する形状を有しており、両セクションブーム部材が作動位置に整合されると、支持面98bと係合するように配置された支持面98aに終端している。
【0027】
ピン93が水平中立軸線41より上方に配置されていることにより、コネクタはピン93回りの回転係合を介して係合され、荷重支持面98を垂直及び水平の中立軸線40、41の交差部と交差させた状態におく。
コネクタの係合が外れないようにするため、間隔を隔てた部材91、92を貫通する孔97及びフック形部材94を貫通する孔99にロックピン95を挿入する。貫通孔97、99は、コネクタ36、37が完全に係合すると整合するようになっている。
【0028】
図17〜図19には、本発明による容易に整合可能な連結装置の最も好ましい第6実施例が示されている。この第6実施例では、迅速連結装置が、垂直ピン103を支持しているラグ104を備えた雄形コネクタ37を有している。この好ましい実施例では、垂直ピン103は、ラグ104の本体内に延入しているか、或いは、ラグ104の本体を貫通しており、キーパピン106により、所定位置に保持されている。また、垂直ピン103は、その上端部がテーパ状であるのが好ましい。ラグ104を支持している弦材31に当接する弦材31の端部には、ラグ101からなる雌形コネクタ36が設けられている。ラグ101は全体として水平方向に延びたエレメントであり、長孔102が貫通形成されている。垂直ピン103及び孔(長孔)102の位置及びサイズは、両ラグ101、104が、図19に示すように、ブームの長手方向に対して直角をなす(90度の角度をなす)水平な軸線の回りに、1つのブームセクションと、他のもう1つのブームセクションとを回転係合させることによって、相互連結できるように定められる。
【0029】
ラグ104の水平方向に延びた部分の端面には、互いに当接する弦材31間の圧縮荷重を支持する支持面108aが設けられている。同様に、ラグ101には、両セクションブーム部材が作動係合されるときに支持面108aと係合するように配置された支持面108bが設けられている。両支持面108a、108bは、弦材31の垂直及び水平中立軸線40、41の交差部に関して各々の中心を有しており、両中立軸線40、41と交差し且つこれらの中立軸線40、41に関して対称である。
【0030】
長孔102は、ピン103の直径よりも僅かに大きいに過ぎない幅狭寸法にするのが好ましい。これにより、ブーム20に生じた横方向荷重を、両ラグ101、104の水平方向界面でピン103を横切る剪断力として、ピン103と長孔102の側壁との間に伝達することが可能になる。
図19及び図20は、本発明の迅速連結装置の下部弦材連結部の第1実施例を示すものである。下部弦材33の雌形コネクタ38は、弦材(下部弦材)33に平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材111、112を有している。雄形コネクタ39は、1つのラグ114を有している。間隔を隔てた部材111、112及びラグ114の各々は、ブームセクションを整合させた後にピン113を挿入する孔を備えている。ピン113が所定位置に配置されたならば、コッタピン116により保持する。
【0031】
図21に最も良く示すように、雄形ラグ114は荷重支持面118を有している。この荷重支持面は、間隔を隔てた部材111、112の間の雌形コネクタ38の内側領域に形成された荷重支持面に当接する。前述のように、これらの荷重支持面はまた、上部弦材31間の容易に整合可能な連結部の回りでのセクションブーム部材の回転を制限する停止面を形成している。
また、これらの荷重支持面は、弦材33の垂直及び水平の中立軸線40、41の交差部に関する中心を有し、これらの中立軸線40、41と交差し且つこれらの中立軸線40、41に関して対称である。
【0032】
下部弦材33のコネクタの第2実施例が図22に示されている。この構成は、支持面128が、雌形コネクタ38を形成する間隔を隔てた部材121、122の端部と、雄形コネクタ39の基部とに形成されている点を除き、第1実施例と同じである。従って、雄形コネクタ39のラグ124が、間隔を隔てた部材121、122の間の雌形コネクタ38の内面まで延びてはいない。この実施例においても荷重支持面128は停止面を構成している。ピン123は、間隔を隔てた部材121、122及び雄形ラグ124を貫通する孔を整合させて挿入する。この実施例では、支持面128は垂直中立軸線40とは交差しないが、水平中立軸線41(図示せず)とは交差し、また両中立軸線40、41に関して対称である。また、支持面128の面積の重心は両中立軸線40、41の交差部と交差する。
【0033】
6つの上部弦材コネクタの任意のコネクタについて、2つの下部弦材コネクタのいずれをも使用することができ、これにより、本発明の異なる迅速連結装置を構成できる。また、荷重を連結ピンにより支持する場合には変更形の下部コネクタ(但し、面118、128と同様な停止面を有しているコネクタ)を用いることができる。これらの変更形実施例(該変更形実施例は、荷重支持面118、128を位置決めするのに要する公差間より、ピンと孔との間の公差の方が容易に維持できるため、組立てが容易に行える)においては、ピンを孔に打ち込むときに停止面に僅かなギャップが生じるように、停止面を約0.015 インチ(約0.38mm)程後退させることができる。
【0034】
2つの下部弦材コネクタの実施例のうちのいずれかと、6つの上部弦材コネクタのうちの1つとを使用すれば、ブームに作用する捻り荷重は、該捻り荷重がどの方向に作用するかに基づき、下部弦材コネクタ及び少なくとも1つの上部弦材コネクタを介して支持される。
種々のピン、ラグ及び弦材は鋼材で作り、標準の工学的設計プラクティスに従がったサイズにするのが好ましい。ラグは、溶接した板材で構成でき、より好ましくは鋳造する。
【0035】
第5の実施例(図14)においては、フックは、ピンの直径よりも大きな開口を有し、フックの下部がピンと同じ半径をもつように小さくするのが好ましい。この実施例においては、ピンは荷重支持力を殆ど支持しないけれども、例えばスイング作業により捻り荷重が生じた場合に発生するあらゆる分離力を支持する。図14〜図16に示したロックピンは任意的(オプショナル)なものである。なぜならば、ひとたび下部弦材の連結が行われると、ピンとフックとが外れることが防止されるからである。
【0036】
図示の容易に整合可能な6つの各コネクタは、回転係合が可能である。組立て時に、吊り下げられたブームセクションは、地上から一人の索具組立て工により案内されて概略的に係合される。クレーンの操作助手がホイスト線を下降させれば、吊り下げられたブームセクションの端部を下降でき、下部コネクタを回転させて所定位置に位置決めできる。次に索具組立て工は、地上レベルの下部ピンを取り付ける。圧縮荷重は面118又は128により支持されるため、ピン113又は123をきつく嵌入させる必要はない。また、ピンの孔の整合は機械的に保証される。
【0037】
第6の実施例は幾つかの別の利益を有している。第1の利益は、上部コネクタが垂直ピンと支持面との間で長手方向にきつく捕捉されることである。回転係合の最終部分により、いかなる整合努力もなくしてきつい嵌合が得られる。第2の利益は、水平支持面と垂直支持面との係合を容易に視認できることである。第3の利益は、垂直ピンが単一剪断で荷重を支持するため、クレーン(より詳しくはタワークレーン)のスイングにより生じるモーメントが弦材に作用する連結力によってコネクタが分離されることがないことである。この第6の実施例では、両上部弦材コネクタが捻り荷重を支持するように作用する。他の実施例と同様に、弦材の圧縮荷重は、いかなる曲げモーメントをも誘起しないで、コネクタを介して支持される。なぜならば、面が垂直及び水平の中立軸線交差部に関する中心を有しており且つこれらの両軸線の交差部が交差するからである。
【0038】
好ましい実施例は直角断面をもつ弦材を使用しているけれども、弦材に端板を溶接し且つ支持面と弦材の中立軸線との間に適正な関係が達成されるように位置決めすることにより、弦材の他の断面形状を本発明に使用できる。
本発明には種々の形態の実施例を採用でき、以上説明したものはそれらの極く一部であることを理解されたい。本発明は、その精神すなわち本質的特徴から逸脱することなくして、他の形態に具現できる。例えば、本発明は、3本のみの弦材からなる三角形断面のブームであって、弦材のうちの1つ又は2つに容易に整合可能なコネクタを設けたブームにも適用できる。また、雄形ラグ及び雌形ラグの設計を示したが、他のラグ構造も可能である。例えば、最初の5つの実施例におけるピンは、雌形ラグの間隔を隔てた部材をフック状にしておき、雄形部材により支持してもよい。また、3つの雌形ピン支持部材及び2つの雄形フック構造を使用することもできる。
【0039】
これらの理由から、以上説明した実施例は、あらゆる点において例示的であって制限的ではなく、従って本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲の記載により定められるものである。特許請求の範囲の記載と均等の範囲内でのあらゆる変更は、特許請求の範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるラチス形セクションブーム構造を備えた一般的なクレーンの側面図である。
【図2】本発明の迅速連結装置の第1実施例の側面図であり、2つのブームセクションを回転係合させている間の両ブームセクションを示すものである。
【図3】ブームセクションの上部弦材の1つを図2の3−3線に沿って切断した断面図である。
【図4】図2に示した上部弦材連結部の1つを示す拡大部分側断面図である。
【図5】図4の5−5線方向から見た平面図である。
【図6】本発明による上部弦材連結部の第2実施例を示す図4と同様の拡大部分側断面図である。
【図7】図6の7−7線方向から見た平面図である。
【図8】本発明による上部弦材連結部の第3実施例を示す図4と同様の拡大側面図である。
【図9】図8の9−9線方向から見た平面図である。
【図10】部分的係合位置にある図8の実施例の拡大側断面図である。
【図11】本発明による上部弦材連結部の第4実施例を示す図4と同様の拡大側面図である。
【図12】図11の12−12線方向から見た平面図である。
【図13】部分的係合位置にある図11の実施例の拡大側断面図である。
【図14】本発明による上部弦材連結部の第5実施例を示す図4と同様の拡大側面図である。
【図15】図14の15−15線方向から見た平面図である。
【図16】部分的係合位置にある図14の実施例の拡大側断面図である。
【図17】本発明による上部弦材連結部の第6実施例を示す図4と同様の拡大側面図である。
【図18】図17の18−18線方向から見た平面図である。
【図19】部分的係合位置にある図17の実施例の拡大側断面図である。
【図20】本発明による下部弦材連結部の第1実施例を示す拡大側面図である。
【図21】図20の21−21線方向から見た平面図である。
【図22】本発明による下部弦材連結部の第2実施例を示す図21と同様な平面図である。
【符号の説明】
10 クレーン
20 ブーム
21 ブームバット
22 ブームインサートセクション(ブームセクション)
23 ブームインサートセクション(ブームセクション)
24 ブームインサートセクション(ブームセクション)
25 ブームトップ
31 上部弦材
33 下部弦材
35 ラチスエレメント
36 上部弦材雌形コネクタ
37 上部弦材雄形コネクタ
38 下部弦材雌形コネクタ
39 下部弦材雄形コネクタ
40 垂直中立軸線
41 水平中立軸線
51 間隔を隔てた部材
52 間隔を隔てた部材
53 水平ピン
67 六角形のブシュ
75 スロット付きタブ
76 キーパピン
77 平坦面
78 荷重支持面
87 平坦面
87a 平坦面
95 ロックピン
98a 荷重支持面
98b 荷重支持面
101 ラグ
102 長孔
103 垂直ピン
104 ラグ
108a 荷重支持面
108b 荷重支持面
121 間隔を隔てた部材
122 間隔を隔てた部材
124 ラグ
128 荷重支持面

Claims (29)

  1. クレーン等の迅速連結可能な第1組立て式ブーム部材において、
    a)中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材は、前記第1組立て式ブーム部材が連結される第2組立て式ブーム部材の弦材の対応する端部に当接できる形状の端部を備えており、
    b)各弦材の前記端部に取り付けられたコネクタを有しており、該コネクタが、前記第2組立て式ブーム部材の弦材の各当接端部に設けられた合せコネクタに連結でき、
    c)前記各コネクタが、当接弦材間に圧縮荷重を伝達する荷重支持面を備えており、
    d)少なくとも1つの前記コネクタが、ラグを備えた第1コネクタを有しており、
    前記ラグは、この前記ラグから延びる垂直突出ピンを備えている、
    ことを特徴とするクレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  2. 前記コネクタのうちの第2のコネクタがラグを備えており、該ラグが、このラグから延びる垂直突出ピンを備えており、前記第1コネクタ及び第2コネクタの各々の支持面は、各コネクタが取り付けられた弦材の水平中立軸線及び垂直中立軸線の交差部と交差するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  3. 前記第1コネクタは、隣接するコネクタが第2組立て式ブーム部材の回転係合を介して取り付けられる形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  4. 前記少なくとも1つの第1コネクタが取り付けられた弦材の反対側端部に設けられたコネクタを有しており、該コネクタが、貫通する孔を備えたラグを有しており、前記孔は、前記第1コネクタと同様な形状の第2組立て式ブーム部材のコネクタのラグに設けられた垂直突出ピンを嵌入できるように設計されていることを特徴とする請求項1に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  5. 前記孔はこれが設けられた弦材の中立軸線に対して平行な方向に長くなっており、前記第1組立て式ブーム部材と第2組立て式ブーム部材との連結中に両コネクタを容易に回転係合できることを特徴とする請求項4に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  6. 前記第1コネクタのラグは、該ラグが連結される弦材から最も遠い端部に支持面を備えており、該支持面が合せコネクタのラグの支持面と係合でき、前記合せコネクタのラグには前記ピンを受け入れる貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  7. クレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材において、
    a)中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材は、前記第1組立て式ブーム部材が連結される第2組立て式ブーム部材の弦材の対応する端部に当接できる形状の端部を備えており、
    b)各弦材の前記端部に取り付けられたコネクタを有しており、該コネクタが、前記第2組立て式ブーム部材の弦材の各当接端部に設けられた合せコネクタに連結でき、
    c)前記コネクタが、当接弦材間に圧縮荷重を伝達する荷重支持面を備えており、
    d)前記コネクタが、組立て式ブーム部材の一端に設けられた第1コネクタと、該第1コネクタが取り付けられた弦材の反対側端部に設けられた第2コネクタとを有しており、前記第1コネクタが雌形ラグからなり、該雌形ラグはこれが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材を備えており、該間隔を隔てた部材の間には水平ピンが設けられ、前記第2コネクタがフック形部材を備えた雄形ラグからなり、前記フック形部材が雌形ラグの間隔を隔てた部材の間に嵌合されて、前記第1コネクタと同様な形状をもつコネクタのピンと係合し、
    e)前記第1コネクタは、該第1コネクタが取り付けられた弦材の水平中立軸線と垂直中立軸線との交差部に沿って延びた線と交差するように配置された荷重支持面を備えており、圧縮荷重が前記ピンにより二重剪断で支持されることを特徴とするクレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  8. 前記ピンには六角形のブシュが支持されることを特徴とする請求項7に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  9. 前記水平ピンが少なくとも1つの平坦面を備えており、前記雌形ラグも前記ピンの回転を制限する手段を備えていることを特徴とする請求項7に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  10. 前記ピンが1つの平坦面を備えていることを特徴とする請求項9に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  11. 前記ピンが2つの平行な平坦面を備えていることを特徴とする請求項9に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  12. クレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材において、
    a)中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材は、前記第1組立て式ブーム部材が連結される第2組立て式ブーム部材の弦材の対応する端部に当接できる形状の端部を備えており、
    b)各弦材の前記端部に取り付けられたコネクタを有しており、該コネクタが、前記第2組立て式ブーム部材の弦材の各当接端部に設けられた合せコネクタに連結でき、
    c)前記コネクタが、当接弦材間に圧縮荷重を伝達する荷重支持面を備えており、
    d)少なくとも1つの前記コネクタが雌形ラグを備えた第1コネクタを有しており、前記雌形ラグは、
    i)該ラグが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材を備えており、該間隔を隔てた部材の間には水平ピンが設けられ、該水平ピンは、その中心線が雌形ラグを支持する弦材の水平中立軸線とは交差しないように配置されており、
    ii)雌形ラグが取り付けられた弦材の端部に平行なラグの一部で前記間隔を隔てた部材の間に設けられた支持面を備えていることを特徴とするクレーン等の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  13. 前記雌形ラグの間隔を隔てた部材を貫通する水平孔を更に有しており、該孔が、相手係合コネクタの雄形ラグのフック形部材を貫通する孔と整合し、両コネクタが完全係合位置に位置決めされると、ロックピンを受け入れることができることを特徴とする請求項12に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
  14. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の少なくとも1つの弦材の一端に固定された雌形ラグを有しており、該雌形ラグが、
    i)ラグが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材と、
    ii)間隔を隔てた部材間に配置される水平ピンと、
    iii)間隔を隔てた部材間のピンの一部に支持された六角形ブシュとを備えており、
    b)前記雌形ラグを支持している弦材に当接する第2組立て式ブーム部材の弦材の端部に固定された雄形ラグを有しており、該雄形ラグが、
    i)前記雌形ラグの間隔を隔てた部材間に嵌合されるフック形部材を備えており、フックは、前記六角形ブシュと係合して、雌形ラグ及び雄形ラグが連結された両弦材間の圧縮荷重を前記フック形部材と六角形ブシュとの係合面間で支持できる形状を有していることを特徴とするクレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置。
  15. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の少なくとも1つの弦材の一端に固定された雌形ラグを有しており、該雌形ラグが、
    i)ラグが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材と、
    ii)間隔を隔てた部材間に配置される水平ピンとを備えており、
    iii)該水平ピンが全体として円筒状であるが、その中心軸線に対して平行な少なくとも1つの平坦面を備えており、前記水平ピンは間隔を隔てた部材により捕捉されてピンの中心軸線の回りで回転でき、
    b)前記雌形ラグを支持している弦材に当接する第2組立て式ブーム部材の弦材の端部に固定された雄形ラグを有しており、該雄形ラグが、
    i)前記雌形ラグの間隔を隔てた部材間に嵌合されるフック形部材を備えており、フックは、前記平坦面を備えたピンと係合して、雌形ラグ及び雄形ラグが連結された両弦材間の圧縮荷重を前記ピンの少なくとも1つの平坦面とフック形部材の係合面との間で支持できる形状を有していることを特徴とするクレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置。
  16. 前記ピンが1つの平坦面を備えていることを特徴とする請求項15に記載の迅速連結装置。
  17. 前記ピンが2つの平行な平坦面を備えていることを特徴とする請求項15に記載の迅速連結装置。
  18. 前記ピンの中心軸線の回りでのピンの回転度合いを制限する手段を更に有していることを特徴とする請求項15に記載の迅速連結装置。
  19. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の少なくとも1つの弦材の一端に固定された雌形ラグを有しており、該雌形ラグが、
    i)ラグが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材と、
    ii)間隔を隔てた部材間に配置される水平ピンと、
    iii)互いに当接する弦材間の圧縮荷重を支持する支持面とを備えており、該支持面は、雌形ラグが固定された弦材の垂直中立軸線と水平中立軸線との交差部に関して中心を有しており、
    b)前記雌形ラグを支持している弦材に当接する第2組立て式ブーム部材の弦材の端部に固定された雄形ラグを有しており、該雄形ラグが、
    i)前記雌形ラグの間隔を隔てた部材間に嵌合されるフック形部材を備えており、フックは、前記ピンと係合できる形状を有しており且つ両組立て式ブーム部材が作業時に整合されるときに雌形ラグの支持面と係合できるように配置される支持面に終端しており、
    前記ピンの中心線は、雌形ラグが取り付けられた弦材の水平中立軸線の上方に位置している、
    ことを特徴とするクレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置。
  20. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の少なくとも1つの弦材の一端に固定された雌形ラグを有しており、該雌形ラグが、
    i)ラグが取り付けられた弦材に対して平行に延びている互いに間隔を隔てた2つの部材と、
    ii)間隔を隔てた部材間に配置される水平ピンと、
    iii)互いに当接する弦材間の圧縮荷重を支持する支持面とを備えており、該支持面は、雌形ラグが固定された弦材の垂直中立軸線と水平中立軸線との交差部に関して中心を有しており、
    b)前記雌形ラグを支持している弦材に当接する第2組立て式ブーム部材の弦材の端部に固定された雄形ラグを有しており、該雄形ラグが、
    i)前記雌形ラグの間隔を隔てた部材間に嵌合されるフック形部材を備えており、フックは、前記ピンと係合できる形状を有しており且つ両組立て式ブーム部材が作業時に整合されるときに雌形ラグの支持面と係合できるように配置される支持面に終端しており、
    両組立て式ブーム部材が作業時に整合されるときに、雌形ラグの間隔を隔てた部材と雄形ラグのフック形部材との整合した貫通孔に通されるロックピンを更に有している、
    ことを特徴とするクレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置。
  21. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の第1弦材の一端に固定された第1ラグを有しており、該第1ラグが、
    i)前記第1弦材と第2組立て式ブーム部材の当接弦材との間の圧縮荷重を支持する支持面と、
    ii)垂直方向に延びたピンとを備えており、
    b)前記第1弦材に当接する前記当接弦材の端部に固定された第2ラグを有しており、該第2ラグが、
    i)前記第1弦材と前記当接弦材との間の圧縮荷重を支持する支持面と、
    ii)前記第2ラグと前記第1ラグのピンとを係合させる係合手段とを備えており、該係合手段は、両弦材が平行でないときには両ラグ間の初期接触を可能にし、両弦材が平行なときには両弦材がピンのところで回転係合して支持面同士の当接を可能にし、
    c)前記支持面は、これらの支持面が形成されたラグが固定された弦材の垂直中立軸線と水平中立軸線との交差部に関する中心を有していることを特徴とする迅速連結装置。
  22. 前記係合手段が、前記第2ラグの水平方向に延びた部材を有しており、該部材には長孔が貫通しており、該長孔は、
    a)前記第1弦材と第2弦材とが平行でない間に、ピンを長孔に挿通させることを可能にし、及び、
    b)前記第1弦材と第2弦材とを、端と端とを突き合わせた関係にすることによって、1つのブームセクションと、他のもう1つのブームセクションとを回転係合させることができる形状を有している、
    ことを特徴とする請求項21に記載の迅速連結装置。
  23. クレーン等の組立て式ブーム部材の迅速連結装置であって、組立て式ブーム部材が中間レーシング部材を備えた少なくとも3つの弦材を有しており、各弦材が、隣接する組立て式ブーム部材の弦材の端部に当接する形状をもつ端部に終端している迅速連結装置において、
    a)第1組立て式ブーム部材の第1弦材の一端に固定された第1ラグを有しており、該第1ラグが垂直ピンを備えており、
    b)前記第1弦材に当接する第2組立て式ブーム部材の弦材の端部に固定された第2ラグを有しており、該第2ラグが、長孔が貫通形成された水平方向に延びた部材を備えており、該部材は、ブームの長手方向に対して直角をなす水平な軸線の回りに、1つのブームセクションと、他のもう1つのブームセクションとを回転係合させることによって、前記第1ラグと前記第2ラグとを相互連結することができる形状を有している、
    ことを特徴とする迅速連結装置。
  24. a)前記第1ラグが、
    i)前記垂直ピンを支持する水平方向に延びた部材と、
    ii)前記第1弦材と第2弦材との間の圧縮荷重を支持すべく、水平方向に延びた前記ピン支持部材の端面に設けられた支持面とを備えており、
    b)前記第2ラグは、両組立て式ブーム部材が作業時の係合状態にあるとき、前記第1ラグの支持面と係合するように配置される支持面を備えていることを特徴とする、
    請求項23に記載の迅速連結装置。
  25. 前記長孔が前記ピンの直径より僅かに大きい幅狭寸法を有しており、ブームに生じた横方向荷重がピンと長孔の側壁との間に伝達されるようになっていることを特徴とする請求項24に記載の迅速連結装置。
  26. 前記各ラグの支持面は、ラグが取り付けられた弦材の垂直中立軸線と水平中立軸線との交差部を含む線と交差することを特徴とする請求項24に記載の迅速連結装置。
  27. 前記支持面は、ラグが取り付けられた弦材の水平中立軸線と垂直中立軸線とに関して対称であることを特徴とする請求項26に記載の迅速連結装置。
  28. 前記第1組立て式ブーム部材及び第2組立て式ブーム部材は、前記第1ラグ及び第2ラグが固定された弦材以外の弦材間の剪断ピン連結により連結されており、前記垂直ピンの剪断面は前記剪断ピン連結の剪断面に対して直角をなすことを特徴とする請求項23に記載の迅速連結装置。
  29. 前記少なくとも1つの第1コネクタの荷重支持面は、第1コネクタが取り付けられた弦材の水平中立軸線と垂直中立軸線との交差部に沿って延びた線と交差するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の迅速連結可能な組立て式ブーム部材。
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