JP3558878B2 - 釘打機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釘の打込み深さを調整する手段を備えた圧縮エアー等を駆動源とする釘打機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、釘打機にあっては、釘の発射口を形成するドライバガイドに沿って移動可能に位置されるコンタクトアームを釘の打込み部位に押付け、この状態においてのみトリガの引き操作(釘打起動操作)を許容して釘の打込み動作ができるように該コンタクトアームとトリガとを連係させた構成が採用されている。
そして、釘の打込み深さを調整するには、前記コンタクトアームとトリガとの間に釘の打込み深さ調整手段を介装し、この調整手段によりコンタクトアームの一端部側がドライバガイドの先端(釘発射口)からの突出する量(長さ)を変えることにより行っている。
この釘の打込み深さを調整する手段は、例えば、図7に示すように、トリガ51の下方において釘マガジンの取付け部位に対し支持部材52を介して上下動及び回動可能に支持されかつ複数の高さの異なるカム面53を有する高さ調整部材54と、トリガ51に位置され該カム面53に当接係合されて該トリガ51と連係されたストッパ部材55とを主体とし、この高さ調整部材54とコンタクトアーム56の他端とを直接連係(実際には両者が当接状態にある)するように第1のスプリング57により該コンタクトアーム56の他端を高さ調整部材54側に付勢し、第2のスプリングによりストッパ部材55を高さ調整部材54側に付勢し、ストッパ部材55に対する高さ調整部材54のカム面53の当接位置を変えることによって、コンタクトアーム56の一端部側がドライバガイド59の先端(釘発射口)からの突出する量(長さ)を変えて釘の打込み深さを調整するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した釘打機にあって、実際に釘打ち作業をすると、釘打ち時の衝撃に伴う反動によって釘打機全体が被釘打ちすべき部位から浮き上がり、一方コンタクトアーム56はドライバガイド59に対して移動が規制きれていないため被釘打ちすべき部位側に残ろうとする現象が生起するものである。
しかしながら、上記した従来の手段にあっては、高さ調整部材54とコンタクトアーム56の他端とを直接連係するように第1のスプリング57により付勢された構成であるため、実際の釘打ち作業時の上記した現象によってコンタクトアーム56の他端と高さ調整部材54との直接連係の関係が解離され、さらに、該高さ調整部材54が瞬時的ではあるが自由(自由に回動する)状態となり、そのカム面53とストッパ部材55との当接係合状態が外れたり、位置ずれしたりすることになり、結局、釘打ち作業をした毎に高さ調整部材54の状態、すなわち、調整位置の確認や修正を行わなければならず、その調整作業、ひいては釘打ち作業全体の作業性を悪化させる等の問題点が惹起するものであった。
また、上記したコンタクトアーム56の他端と高さ調整部材54との直接連係の関係が解離されて該高さ調整部材54が自由状態とならないように、単に、第1のスプリング57の弾力を強くする手段が考えられるが、この手段にあっては、相当に強い弾力のスプリングを採用しなければならず、高さ調整部材54における調整動作が非常にし難くくなり、結局、調整作業の作業性を悪化させる等の問題点が惹起するものであった。
そこで、本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、高さ調整部材における調整状態を確実に維持(保持)するとともに、その調整作業の操作性を良化向上することができる釘の打込み深さ調整手段を備えた釘打機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1の発明は、 釘打ち動作の起動及び停止を制御するトリガと、
ドライバを案内するドライバガイドに沿って移動可能に装設され、一方が該ドライバガイドの端部から若干突出されかつ他方が前記トリガ側に対向位置されたコンタクトアームと、
前記トリガとコンタクトアームとの対向部位間に装設された打込み深さ調整装置とを備えた釘打機であって、
前記打込み深さ調整装置は、
前記トリガの近傍において、一方が該トリガと連繋されかつ他方が前記コンタクトアームと連繋されて該コンタクトアームの移動方向と同方向に移動可能に装設されたストッパ手段と、
このストッパ手段と前記コンタクトアームとの間に対して回動及び同コンタクトアームと相対的な移動可能に装設され、前記ストッパ手段との間においてその高さ調整位置が規制される高さ調整部材と
前記高さ調整部材とコンタクトアームとの間に弾装され常には両者を離間する方向へ付勢する第1の弾力付勢部材と、
釘打機の本体側と前記ストッパ手段との間に弾装され、常にはストッパ手段を前記高さ調整部材側に付勢する第3の弾力付勢部材と、
を備えたことを要旨とするものである。
【0005】
請求項1の発明において、釘打ち時の衝撃に伴う反動によって釘打機全体が被釘打ちすべき部位から浮き上がるが、コンタクトアームと高さ調整部材との間に弾装された第1の弾力付勢部材により該コンタクトアームが被釘打ちすべき部位側に、また高さ調整部材がストッパ手段側にそれぞれ付勢されていることと、第3の弾力付勢部材によりストッパ手段を常には高さ調整部材側に付勢することとによって、該高さ調整部材の自由状態を阻止するものである。
これによって、高さ調整部材とストッパ手段との位置規制状態を常に維持(保持)することができる。
【0006】
また、前記課題を解決するために、請求項2の発明は、 請求項1記載の釘打機であって、釘打機の本体側と前記コンタクトアームとの間に弾装され、常には該コンタクトアームを釘打ち動作の初期状態に独自に付勢する第2の弾力付勢部材を備えたことを要旨とするものである。
【0007】
請求項2の発明において、第2の弾力付勢部材により、コンタクトアームを常には釘打ち動作の初期状態、すなわち、被釘打ちすべき部位側に独自に付勢することによって、コンタクトアーム自体の動作の安定を図ることができ、高さ調整部材の自由状態の阻止をさらに良好にし得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図において、1は釘打機の全体を示し、大別すると、圧縮エアーの給排制御によって往復駆動されるピストン(図示しない)が内蔵されたシリンダハウジングを主体とする本体2と、この本体2の先端部位に装設されかつ前記ピストンと一体に往復駆動される釘打出し用のドライバ(図示しない)を案内するドライバガイド3と、本体2に対しほぼ直交状態で横方向に位置されたハンドル4と、ドライバガイド3とハンドル4との間に斜状に掛装されかつ内部に多数本の釘を収納し、該釘を一本ずつドライバガイド3内に供給するマガジン5とから構成されている。
【0011】
前記本体2とハンドル4との境界部位には、トリガバルブ(図示しない)のON,OFFを制御するためのトリガ6が支軸6aを介して該バルブのステム7に対向して引込み(回動)動作可能に支承され、このトリガ6の背面側(図3において上面側)にはトリガバルブのステム7に当接されかつ回動先端寄り支持された支ピン8a介してアイドラ8が前後方向(図3において上下方向)に回動可能に支承されている。
【0012】
コンタクトアーム9は、図1及び図2に示すように、部分的に開放されたほぼ筒状の先端嵌合部9aと、この先端嵌合部9aからほぼ垂直状に立ち上げた起立片部9bと、この起立片部9bのほぼ中央部から直交状に横方向に延出された幅広の取付け案内部9cと、この取付け案内部9cから斜状片部9dを介して垂直状に立ち上げた起立作動部9eとから一体状に形成され、該取付け案内部9cには上下方向に案内長溝10が貫設されていて、前記ドライバガイト3に対し、先端嵌合部9aを該ドライバガイド3に嵌合しかつ起立作動部9eを前記トリガ6の下方に対向位置した状態で取付け案内部9cの案内長溝9e内に嵌合した取付けビス11により装設されている。
【0013】
しかして、コンタクトアーム9は、ドライバガイド3に対して取付け案内部9cの案内長溝9e及び取付けビス11を利用して図示上下方向に移動が許容されるものであり、その先端嵌合部9aの端部はドライバガイド3の外周を案内として図示上下方向に移動可能となり、常には該ドライバガイド3の先端から突出された状態(初期状態)に位置されるように位置設定されている。
【0014】
また、コンタクトアーム9の起立片部9bの上端はドライバガイド3から離間する方向に曲折形成されて本体2の下方に対向され、その端部と本体2の下面との間にはコンタクトアーム9を常には図示下方位置(初期状態)に付勢する圧縮スプリング等からなる第2の弾力付勢手段12が弾装されている。
【0015】
前記トリガ6とコンタクトアーム9の起立作動部9eとの間には打込み深さ調整装置13Aが介装されている。
この打込み深さ調整装置13Aは、図3及び図6に示すように、大別すると、複数の高さの異なる高さ調整カム面14を備えた高さ調整部材15と、高さ調整部材15の高さ調整カム面14に当接係合されたストッパ部材16と、該ストッパ部材16を本体2に支持するための取付け支持部材17とからなる。
【0016】
まず、取付け支持部材17は、ブロック状に形成され、その横断面ほぼ矩形の第1の案内孔17aと、これに平行した横断面円形の第2の案内孔17bとが上下方向に貫設されている。そして、この取付け支持部材17は、前記本体2に対して該本体2に取付けられる前記トリガ6を支承する支軸6a及び別の支軸17cが該第1の案内孔17a内を横方向に貫通した状態で該両支軸6a、17aによって取付けられている。
【0017】
ついで、ストッパ部材16は、平板状の基片16aと、この基片16aの上面の一方側縁から垂直状に立設された横断面ほぼ矩形の第1の案内片16bと、同じく基片16aの上面の他方側縁から垂直状に該第1の案内片16bと平行して立設された横断面円形の第2の案内片16cと、基片16aの下面中央部から垂下された横断面円形の案内軸16dと、この案内軸16dの外周上部の一か所に膨出された矢印状の係止突条16eとから一体的に形成されている。そして、ストッパ部材16は、平板状の基片16aを取付け支持部材17に対し、その第1の案内片16bを該第1の案内孔17a内に両支軸6a、17aに接して挿通しかつ第2の案内片16cを第2の案内孔17b内に挿通するとともに、案内軸16dを前記コンタクトアーム9における起立作動部9eの曲折上端部9fに貫通した状態で全体として上下方向への移動可能に装設されるものである。
【0018】
なお、前記ストッパ部材16の案内軸16dはストッパピン18によりコンタクトアーム9の起立作動部9eの曲折上端部9fからの抜脱が阻止されるとともに、第2の案内片16cと本体2との間に弾装された圧縮スプリング等からなる第3の弾力付勢手段19により常に図示下方側に付勢されている。
【0019】
また、前記ストッパ部材16の第1の案内片16bの上端部は前記トリガ6におけるアイドラ8の自由端側に当接するように対向されており、係止突条16eの表面には係止方向を表示する指標21が施されている。
【0020】
そして、高さ調整部材15は、円板状に形成されかつ中央部に前記ストッパ部材16の案内軸16dを貫入する挿通孔15bが貫設された基板15aと、該基板15aの上面において挿通孔15bの回りに立設されかつ筒状に形成されるとともに、その上端面に順次高さの異なる部位が連続状に形成された高さ調整カム面14が連続状に形成されたカム筒部15cとから形成されている。そして、高さ調整部材15は、ストッパ部材16に対してその高さ調整カム面14を該ストッパ部材16の係止突条16e側に向けた状態で挿通孔15bを介して案内軸16dに上下動及び回動可能に挿通して取付けられるものである。
【0021】
また、高さ調整部材15の基板15a下面の受け凹部15dとコンタクトアーム9の起立作動部9eの曲折上端部9f上面との間には圧縮スプリング等からなる第1の弾力付勢手段20が弾装されている。
この第1の弾力付勢手段20は、高さ調整部材15とコンタクトアーム9とを常には互いに離間する方向に付勢する、すなわち、コンタクトアーム9に対しては下方位置(初期状態)に、また高さ調整部材15に対しては高さ調整カム面14にストッパ部材16の係止突条16eが常に当接係合されるようにそれぞれ付勢するものである。
【0022】
前記高さ調整カム面14は、図6(b)の展開図に示すように、基板15aの上端面からその高さ(長さ)が順次高くなる山形形状に形成されるとともに、その谷部を基準値として設定され、この基準値、すなわち、基板15aの上端面から谷部までの高さ(長さ)が前記基板15aの外周に、例えば、1,2,3,…という数値がそれぞれ表示されている。そして、高さ調整カム面14における基準値である谷部に対して前記ストッパ部材16の係止突条16eの尖った先端部が当接係合されるものであり、その当接係合状態はカム面14及び係止突条16e形状により容易に位置ずれすることなく保持されるものである。
【0023】
また、高さ調整カム面14の基板15aの外周面には回動操作用の摘み部としての機能を有するようにセレーション加工が部分的に施されている。
【0024】
この実施の形態は上述のように構成されたものであり、釘打ち動作を行うために、コンタクトアーム9の先端嵌合部9aの端面を被釘打ちすべき部位に押当てて該コンタクトアーム9全体を、第2の弾力付勢手段12の弾力に抗して取付けビス11及び案内長溝10を案内として上動すると、該コンタクトアーム9における起立作動部9eの曲折上端部9fによって第1の弾力付勢手段20がその弾力を蓄積されるように収縮動作されるとともに、その復帰動作によって打込み深さ調整装置13A全体、すなわち、高さ調整部材15及びストッパ部材16がともに第3の弾力付勢手段19の弾力に抗して上動される。
【0025】
そして、該打込み深さ調整装置13Aを構成するストッパ部材16の第1の案内片16bの上動によってトリガ6のアイドラ8が図示時計方向に回動されて該トリガ6の引込み回動を許容することになる。(図4参照)
この状態で、トリガ6を引込み回動すると、アイドラ8を介してトリガバルブのステム7がON動作されてシリンダ内に供給される圧縮エアーによりピストンとともにドライバが下動してドライバガイド3内に供給されている釘を打出すものである。
【0026】
そこで、打込み深さ調整装置13Aにより釘の打ち込み深さを調整する場合には、高さ調整部材15を第1の弾力付勢手段20の弾力に抗して押し下げてその高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止突条16eとの当接係合状態を解離する。
ついで、基板15aをストッパ部材16の案内軸16dを中心として回動して高さ調整カム面14における調整すべき高さの基準値の部位(カム面)を該ストッパ部材16の係止突条16eに対向位置させるとともに、当該基準値の部位(カム面)とストッパ部材16の係止突条16eとを当接係合させて調整すべき高さに設定する。
【0027】
この場合、ストッパ部材16は取付け支持部材17に対してその第2の案内片16cを介して第3の弾力付勢手段19の付勢によりその位置が保持された状態となる、すなわち、第3の弾力付勢手段19の設定弾力とトリガバルブに内蔵されてステム7をアイドラ8側に付勢する設定弾力とコンタクトアーム9を下方位置(初期状態)に付勢する第2の弾力付勢手段12の設定弾力との合計が第1の弾力付勢手段20の最も収縮動作されたときの弾力より大きく設定されているため、ストッパ部材16がその位置で保持された状態となり前記調整された高さに対応して高さ調整部材15の上下位置が変位、例えば、基準値が高くなる方向に調整した場合は下方に位置変位され、基準値が低くなる方向に調整した場合は上方に位置変位されるものである。
【0028】
この上方位置或いは下方位置に変位した高さ調整部材15の位置に対応してコンタクトアーム9全体が第1の弾力付勢手段20の付勢力を介して位置変位されて、ドライバガイド3の先端に対しコンタクトアーム9の先端嵌合部9aの端面が突出する量(長さ)が設定される。すなわち、コンタクトアーム9の移動(上動)範囲が規制されることによって釘の打ち込み深さを調整(設定)するものである。
【0029】
さて、前述したように、釘の打ち込み深さを調整(設定)し、被釘打ちすべき部位に対して釘打ち作業(動作)を行うものであり、実際に釘打ち作業を行うと、その釘打ち時の衝撃に伴う反動によって釘打機1全体が被釘打ちすべき部位から浮き上がり、一方、コンタクトアーム9はドライバガイド3に対して移動が規制されていないため被釘打ちすべき部位側に残ろうとする。
【0030】
この場合、高さ調整部材1がコンタクトアーム9と直接的に連係しないように、該高さ調整部材15とコンタクトアーム9における起立作動部9eの曲折上端部9fとの間に第1の弾力付勢手段20が弾装されて両者を互いに離間する方向に付勢されているため、この第1の弾力付勢手段20の付勢力によって高さ調整部材15の高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止突条16eとの当接係合状態が解離されることなく位置保持されるものである。
【0031】
また、別の視点から言えば、釘打機1全体が被釘打ちすべき部位から浮き上がり、コンタクトアーム9が被釘打ちすべき部位側に残ろうとすると、該釘打機1の本体2に対して打込み深さ調整装置13A全体がコンタクトアーム9ととともにその位置に残ろうとする。
【0032】
すなわち、コンタクトアーム9は第2の弾力付勢手段12によって被釘打ちすべき部位側に付勢されていること、打込み深さ調整装置13Aにおける高さ調整部材15が第1の弾力付勢手段20の付勢力によってストッパ部材16側に付勢されていること、ストッパ部材16が本体2に対して第1の弾力付勢手段20の付勢力によって高さ調整部材15側に付勢されていること、ストッパ部材16における案内軸16dがストッパピン18によってコンタクトアーム9とともに本体2の浮き上がり動作に対して相対的に引っ張られた状態となることによって、打込み深さ調整装置13A全体がそのまま釘打機1の本体2に対して相対的に移動することになる。
【0033】
この結果、高さ調整部材15の高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止突条16eの当接係合状態が解離されることなく位置保持されるものである。
【0034】
そして、次の釘打ち動作に対応するため、コンタクトアーム9、打込み深さ調整装置13A及びその関連部材は最初の釘打ち動作前の状態となる。
【0035】
上記した実施の形態における深さ調整装置13Aにおいて、高さ調整部材15の高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止突条16eの構成を変えて、該ストッパ部材16の係止突条16eを削除して総称するストッパ手段としてその支軸17cをネジ軸とし、高さ調整カム面14を削除した高さ調整部材15自体を該ストッパ手段のネジ軸とした支軸17cに螺合するとともに、この螺合を利用して高さ調整部材15の高さ位置を調整する手段とした構成にすることが可能であり、上記した実施の形態と同様にしてその螺合関係における自由状態の規制を図るものである。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明にあっては、コンタクトアームと高さ調整部材との間に弾装された第1の弾力付勢部材により該コンタクトアームを被釘打ちすべき部位側に、また高さ調整部材をストッパ手段側にそれぞれ付勢することと、第3の弾力付勢部材によりストッパ手段を常には高さ調整部材側に付勢することとによって、該高さ調整部材の自由状態を阻止し、高さ調整部材に対するストッパ手段による位置規制状態を常に維持(保持)することができる。
このことは、高さ調整部材における調整状態を確実に維持(保持)するとともに、その調整作業の操作性を良化向上することができる。
【0037】
請求項2の発明にあっては、第2の弾力付勢部材により、コンタクトアームを常には釘打ち動作の初期状態、すなわち、被釘打ちすべき部位側に独自に付勢することによって、コンタクトアーム自体の動作の安定を図ることができ、高さ調整部材の自由状態の阻止を良好して前記請求項1の発明の効果をさらに助長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】釘打機の全体を示す一部破断を含む正面図である。
【図2】釘打機の全体を示す一部破断を含む背面図である。
【図3】打込み深さ装置を示す一部破断を含む正面図である。
【図4】打込み深さ装置の動作状態を示す一部破断を含む正面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】(a)は打込み深さ装置を示す正面図であり、(b)は高さ調整カム面の関係を示す展開図である。
【図7】従来の打込み深さ装置を示す一部破断を含む正面図である。
【符号の説明】
1 釘打機
2 本体
3 ドライバガイド
6 トリガ
9 コンタクトアーム
12 第2の弾力付勢手段
13A 打込み深さ調整装置
14 高さ調整カム面
15 高さ調整部材
16 ストッパ部材 17 取付け支持部材 19 第3の弾力付勢手段
20 第1の弾力付勢手段

Claims (2)

  1. 釘打ち動作の起動及び停止を制御するトリガと、
    ドライバを案内するドライバガイドに沿って移動可能に装設され、一方が該ドライバガイドの端部から若干突出されかつ他方が前記トリガ側に対向位置されたコンタクトアームと、
    前記トリガとコンタクトアームとの対向部位間に装設された打込み深さ調整装置とを備えた釘打機であって、
    前記打込み深さ調整装置は、
    前記トリガの近傍において、一方が該トリガと連繋されかつ他方が前記コンタクトアームと連繋されて該コンタクトアームの移動方向と同方向に移動可能に装設されたストッパ手段と、
    このストッパ手段と前記コンタクトアームとの間に対して回動及び同コンタクトアームと相対的な移動可能に装設され、前記ストッパ手段との間においてその高さ調整位置が規制される高さ調整部材と
    前記高さ調整部材とコンタクトアームとの間に弾装され常には両者を離間する方向へ付勢する第1の弾力付勢部材と、
    釘打機の本体側と前記ストッパ手段との間に弾装され、常にはストッパ手段を前記高さ調整部材側に付勢する第3の弾力付勢部材と、
    を備えてなる釘打機。
  2. 請求項1記載の釘打機であって、釘打機の本体側と前記コンタクトアームとの間に弾装され、常には該コンタクトアームを釘打ち動作の初期状態に独自に付勢する第2の弾力付勢部材を備えてなる釘打機。
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