JP2000015591A - 釘打機 - Google Patents

釘打機

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JP2000015591A JP10187602A JP18760298A JP2000015591A JP 2000015591 A JP2000015591 A JP 2000015591A JP 10187602 A JP10187602 A JP 10187602A JP 18760298 A JP18760298 A JP 18760298A JP 2000015591 A JP2000015591 A JP 2000015591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ調整部材における調整状態を確実に維持
(保持)するとともに、その調整作業の操作性を良化向
上する。 【解決手段】 釘打ち動作の起動及び停止を制御するト
リガ6と、ドライバガイド3に沿って移動可能に装設さ
れるとともに一方がドライバガイドから若干突出されか
つ他方がトリガ側に対向されたコンタクトアーム9と、
トリガとコンタクトアームとの対向部位に装設された打
込み深さ調整装置13Aとを備えた釘打機であって、打
込み深さ調整装置は、コンタクトアームに対して回動及
びコンタクトアームと相対的な移動可能に装設された高
さ調整部材15と、トリガの近傍においてコンタクトア
ームの移動方向と同方向に移動可能に装設されるととも
にトリガと連繋されかつ高さ調整部材の高さ調整位置を
規制するストッパ手段16と、高さ調整部材とコンタク
トアームとの間に弾装され常には両者を離間する方向へ
付勢する第1の弾力付勢部材20とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釘の打込み深さを
調整する手段を備えた圧縮エアー等を駆動源とする釘打
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、釘打機にあっては、釘の発射口
を形成するドライバガイドに沿って移動可能に位置され
るコンタクトアームを釘の打込み部位に押付け、この状
態においてのみトリガの引き操作(釘打起動操作)を許
容して釘の打込み動作ができるように該コンタクトアー
ムとトリガとを連係させた構成が採用されている。そし
て、釘の打込み深さを調整するには、前記コンタクトア
ームとトリガとの間に釘の打込み深さ調整手段を介装
し、この調整手段によりコンタクトアームの一端部側が
ドライバガイドの先端(釘発射口)からの突出する量
(長さ)を変えることにより行っている。この釘の打込
み深さを調整する手段は、例えば、図7に示すように、
トリガ51の下方において釘マガジンの取付け部位に対
し支持部材52を介して上下動及び回動可能に支持され
かつ複数の高さの異なるカム面53を有する高さ調整部
材54と、トリガ51に位置され該カム面53に当接係
合されて該トリガ51と連係されたストッパ部材55と
を主体とし、この高さ調整部材54とコンタクトアーム
56の他端とを直接連係(実際には両者が当接状態にあ
る)するように第1のスプリング57により該コンタク
トアーム56の他端を高さ調整部材54側に付勢し、第
2のスプリングによりストッパ部材55を高さ調整部材
54側に付勢し、ストッパ部材55に対する高さ調整部
材54のカム面53の当接位置を変えることによって、
コンタクトアーム56の一端部側がドライバガイド59
の先端(釘発射口)からの突出する量(長さ)を変えて
釘の打込み深さを調整するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した釘
打機にあって、実際に釘打ち作業をすると、釘打ち時の
衝撃に伴う反動によって釘打機全体が被釘打ちすべき部
位から浮き上がり、一方コンタクトアーム56はドライ
バガイド59に対して移動が規制きれていないため被釘
打ちすべき部位側に残ろうとする現象が生起するもので
ある。しかしながら、上記した従来の手段にあっては、
高さ調整部材54とコンタクトアーム56の他端とを直
接連係するように第1のスプリング57により付勢され
た構成であるため、実際の釘打ち作業時の上記した現象
によってコンタクトアーム56の他端と高さ調整部材5
4との直接連係の関係が解離され、さらに、該高さ調整
部材54が瞬時的ではあるが自由(自由に回動する)状
態となり、そのカム面53とストッパ部材55との当接
係合状態が外れたり、位置ずれしたりすることになり、
結局、釘打ち作業をした毎に高さ調整部材54の状態、
すなわち、調整位置の確認や修正を行わなければなら
ず、その調整作業、ひいては釘打ち作業全体の作業性を
悪化させる等の問題点が惹起するものであった。また、
上記したコンタクトアーム56の他端と高さ調整部材5
4との直接連係の関係が解離されて該高さ調整部材54
が自由状態とならないように、単に、第1のスプリング
57の弾力を強くする手段が考えられるが、この手段に
あっては、相当に強い弾力のスプリングを採用しなけれ
ばならず、高さ調整部材54における調整動作が非常に
し難くくなり、結局、調整作業の作業性を悪化させる等
の問題点が惹起するものであった。そこで、本発明は、
上記した従来の問題点に鑑み、高さ調整部材における調
整状態を確実に維持(保持)するとともに、その調整作
業の操作性を良化向上することができる釘の打込み深さ
調整手段を備えた釘打機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、釘打ち動作の起動及び停止
を制御するトリガと、ドライバガイドに沿って移動可能
に装設されるとともに一方が該ドライバガイドから若干
突出されかつ他方が前記トリガ側に対向されたコンタク
トアームと、前記トリガとコンタクトアームとの対向部
位に装設された打込み深さ調整装置とを備えた釘打機で
あって、前記打込み深さ調整装置は、前記コンタクトア
ームに対して回動及び同コンタクトアームと相対的な移
動可能に装設された高さ調整部材と、前記トリガの近傍
において前記コンタクトアームの移動方向と同方向に移
動可能に装設されるとともに該トリガと連繋されかつ前
記高さ調整部材の高さ調整位置を規制するストッパ手段
と、前記高さ調整部材とコンタクトアームとの間に弾装
され常には両者を離間する方向へ付勢する第1の弾力付
勢部材と、を備えたことを要旨とするものである。
【0005】請求項1の発明において、釘打ち時の衝撃
に伴う反動によって釘打機全体が被釘打ちすべき部位か
ら浮き上がるが、コンタクトアームと高さ調整部材との
間に弾装された第1の弾力付勢部材により該コンタクト
アームが被釘打ちすべき部位側に、また高さ調整部材が
ストッパ手段側にそれぞれ付勢されているため、該高さ
調整部材の自由状態を阻止するものである。これによっ
て、高さ調整部材とストッパ手段との位置規制状態を常
に維持(保持)することができる。
【0006】また、前記課題を解決するために、請求項
2の発明は、請求項1の発明において、コンタクトアー
ムを常には釘打ち動作の初期状態に独自に付勢する第2
の弾力付勢部材を付設したことを要旨とするものであ
る。
【0007】請求項2の発明において、第2の弾力付勢
部材により、コンタクトアームを常には釘打ち動作の初
期状態、すなわち、被釘打ちすべき部位側に独自に付勢
することによって、コンタクトアーム自体の動作の安定
を図ることができ、高さ調整部材の自由状態の阻止をさ
らに良好にし得るものである。
【0008】さらに、前記課題を解決するために、請求
項3の発明は、請求項1の発明において、ストッパ手段
を常には高さ調整部材側に付勢する第3の弾力付勢部材
を付設したことを要旨とするものである。
【0009】請求項3の発明において、第3の弾力付勢
部材により、ストッパ手段を常には高さ調整部材側に付
勢することによって、該ストッパ手段と高さ調整部材の
位置規制状態をさらに確実にすることができる。これに
よって,高さ調整部材の自由状態の阻止をさらに確実化
し、その当接係合状態の維持(保持)を一層確実にし得
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図6にしたがって説明する。図において、1は釘打
機の全体を示し、大別すると、圧縮エアーの給排制御に
よって往復駆動されるピストン(図示しない)が内蔵さ
れたシリンダハウジングを主体とする本体2と、この本
体2の先端部位に装設されかつ前記ピストンと一体に往
復駆動される釘打出し用のドライバ(図示しない)を案
内するドライバガイド3と、本体2に対しほぼ直交状態
で横方向に位置されたハンドル4と、ドライバガイド3
とハンドル4との間に斜状に掛装されかつ内部に多数本
の釘を収納し、該釘を一本ずつドライバガイド3内に供
給するマガジン5とから構成されている。
【0011】前記本体2とハンドル4との境界部位に
は、トリガバルブ(図示しない)のON,OFFを制御
するためのトリガ6が支軸6aを介して該バルブのステ
ム7に対向して引込み(回動)動作可能に支承され、こ
のトリガ6の背面側(図3において上面側)にはトリガ
バルブのステム7に当接されかつ回動先端寄り支持され
た支ピン8a介してアイドラ8が前後方向(図3におい
て上下方向)に回動可能に支承されている。
【0012】コンタクトアーム9は、図1及び図2に示
すように、部分的に開放されたほぼ筒状の先端嵌合部9
aと、この先端嵌合部9aからほぼ垂直状に立ち上げた
起立片部9bと、この起立片部9bのほぼ中央部から直
交状に横方向に延出された幅広の取付け案内部9cと、
この取付け案内部9cから斜状片部9dを介して垂直状
に立ち上げた起立作動部9eとから一体状に形成され、
該取付け案内部9cには上下方向に案内長溝10が貫設
されていて、前記ドライバガイト3に対し、先端嵌合部
9aを該ドライバガイド3に嵌合しかつ起立作動部9e
を前記トリガ6の下方に対向位置した状態で取付け案内
部9cの案内長溝9e内に嵌合した取付けビス11によ
り装設されている。
【0013】しかして、コンタクトアーム9は、ドライ
バガイド3に対して取付け案内部9cの案内長溝9e及
び取付けビス11を利用して図示上下方向に移動が許容
されるものであり、その先端嵌合部9aの端部はドライ
バガイド3の外周を案内として図示上下方向に移動可能
となり、常には該ドライバガイド3の先端から突出され
た状態(初期状態)に位置されるように位置設定されて
いる。
【0014】また、コンタクトアーム9の起立片部9b
の上端はドライバガイド3から離間する方向に曲折形成
されて本体2の下方に対向され、その端部と本体2の下
面との間にはコンタクトアーム9を常には図示下方位置
(初期状態)に付勢する圧縮スプリング等からなる第2
の弾力付勢手段12が弾装されている。
【0015】前記トリガ6とコンタクトアーム9の起立
作動部9eとの間には打込み深さ調整装置13Aが介装
されている。この打込み深さ調整装置13Aは、図3及
び図6に示すように、大別すると、複数の高さの異なる
高さ調整カム面14を備えた高さ調整部材15と、高さ
調整部材15の高さ調整カム面14に当接係合されたス
トッパ部材16と、該ストッパ部材16を本体2に支持
するための取付け支持部材17とからなる。
【0016】まず、取付け支持部材17は、ブロック状
に形成され、その横断面ほぼ矩形の第1の案内孔17a
と、これに平行した横断面円形の第2の案内孔17bと
が上下方向に貫設されている。そして、この取付け支持
部材17は、前記本体2に対して該本体2に取付けられ
る前記トリガ6を支承する支軸6a及び別の支軸17c
が該第1の案内孔17a内を横方向に貫通した状態で該
両支軸6a、17aによって取付けられている。
【0017】ついで、ストッパ部材16は、平板状の基
片16aと、この基片16aの上面の一方側縁から垂直
状に立設された横断面ほぼ矩形の第1の案内片16b
と、同じく基片16aの上面の他方側縁から垂直状に該
第1の案内片16bと平行して立設された横断面円形の
第2の案内片16cと、基片16aの下面中央部から垂
下された横断面円形の案内軸16dと、この案内軸16
dの外周上部の一か所に膨出された矢印状の係止突条1
6eとから一体的に形成されている。そして、ストッパ
部材16は、平板状の基片16aを取付け支持部材17
に対し、その第1の案内片16bを該第1の案内孔17
a内に両支軸6a、17aに接して挿通しかつ第2の案
内片16cを第2の案内孔17b内に挿通するととも
に、案内軸16dを前記コンタクトアーム9における起
立作動部9eの曲折上端部9fに貫通した状態で全体と
して上下方向への移動可能に装設されるものである。
【0018】なお、前記ストッパ部材16の案内軸16
dはストッパピン18によりコンタクトアーム9の起立
作動部9eの曲折上端部9fからの抜脱が阻止されると
ともに、第2の案内片16cと本体2との間に弾装され
た圧縮スプリング等からなる第3の弾力付勢手段19に
より常に図示下方側に付勢されている。
【0019】また、前記ストッパ部材16の第1の案内
片16bの上端部は前記トリガ6におけるアイドラ8の
自由端側に当接するように対向されており、係止突条1
6eの表面には係止方向を表示する指標21が施されて
いる。
【0020】そして、高さ調整部材15は、円板状に形
成されかつ中央部に前記ストッパ部材16の案内軸16
dを貫入する挿通孔15bが貫設された基板15aと、
該基板15aの上面において挿通孔15bの回りに立設
されかつ筒状に形成されるとともに、その上端面に順次
高さの異なる部位が連続状に形成された高さ調整カム面
14が連続状に形成されたカム筒部15cとから形成さ
れている。そして、高さ調整部材15は、ストッパ部材
16に対してその高さ調整カム面14を該ストッパ部材
16の係止突条16e側に向けた状態で挿通孔15bを
介して案内軸16dに上下動及び回動可能に挿通して取
付けられるものである。
【0021】また、高さ調整部材15の基板15a下面
の受け凹部15dとコンタクトアーム9の起立作動部9
eの曲折上端部9f上面との間には圧縮スプリング等か
らなる第1の弾力付勢手段20が弾装されている。この
第1の弾力付勢手段20は、高さ調整部材15とコンタ
クトアーム9とを常には互いに離間する方向に付勢す
る、すなわち、コンタクトアーム9に対しては下方位置
(初期状態)に、また高さ調整部材15に対しては高さ
調整カム面14にストッパ部材16の係止突条16eが
常に当接係合されるようにそれぞれ付勢するものであ
る。
【0022】前記高さ調整カム面14は、図6(b)の
展開図に示すように、基板15aの上端面からその高さ
(長さ)が順次高くなる山形形状に形成されるととも
に、その谷部を基準値として設定され、この基準値、す
なわち、基板15aの上端面から谷部までの高さ(長
さ)が前記基板15aの外周に、例えば、1,2,3,
…という数値がそれぞれ表示されている。そして、高さ
調整カム面14における基準値である谷部に対して前記
ストッパ部材16の係止突条16eの尖った先端部が当
接係合されるものであり、その当接係合状態はカム面1
4及び係止突条16e形状により容易に位置ずれするこ
となく保持されるものである。
【0023】また、高さ調整カム面14の基板15aの
外周面には回動操作用の摘み部としての機能を有するよ
うにセレーション加工が部分的に施されている。
【0024】この実施の形態は上述のように構成された
ものであり、釘打ち動作を行うために、コンタクトアー
ム9の先端嵌合部9aの端面を被釘打ちすべき部位に押
当てて該コンタクトアーム9全体を、第2の弾力付勢手
段12の弾力に抗して取付けビス11及び案内長溝10
を案内として上動すると、該コンタクトアーム9におけ
る起立作動部9eの曲折上端部9fによって第1の弾力
付勢手段20がその弾力を蓄積されるように収縮動作さ
れるとともに、その復帰動作によって打込み深さ調整装
置13A全体、すなわち、高さ調整部材15及びストッ
パ部材16がともに第3の弾力付勢手段19の弾力に抗
して上動される。
【0025】そして、該打込み深さ調整装置13Aを構
成するストッパ部材16の第1の案内片16bの上動に
よってトリガ6のアイドラ8が図示時計方向に回動され
て該トリガ6の引込み回動を許容することになる。(図
4参照) この状態で、トリガ6を引込み回動すると、アイドラ8
を介してトリガバルブのステム7がON動作されてシリ
ンダ内に供給される圧縮エアーによりピストンとともに
ドライバが下動してドライバガイド3内に供給されてい
る釘を打出すものである。
【0026】そこで、打込み深さ調整装置13Aにより
釘の打ち込み深さを調整する場合には、高さ調整部材1
5を第1の弾力付勢手段20の弾力に抗して押し下げて
その高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止突条
16eとの当接係合状態を解離する。ついで、基板15
aをストッパ部材16の案内軸16dを中心として回動
して高さ調整カム面14における調整すべき高さの基準
値の部位(カム面)を該ストッパ部材16の係止突条1
6eに対向位置させるとともに、当該基準値の部位(カ
ム面)とストッパ部材16の係止突条16eとを当接係
合させて調整すべき高さに設定する。
【0027】この場合、ストッパ部材16は取付け支持
部材17に対してその第2の案内片16cを介して第3
の弾力付勢手段19の付勢によりその位置が保持された
状態となる、すなわち、第3の弾力付勢手段19の設定
弾力とトリガバルブに内蔵されてステム7をアイドラ8
側に付勢する設定弾力とコンタクトアーム9を下方位置
(初期状態)に付勢する第2の弾力付勢手段12の設定
弾力との合計が第1の弾力付勢手段20の最も収縮動作
されたときの弾力より大きく設定されているため、スト
ッパ部材16がその位置で保持された状態となり前記調
整された高さに対応して高さ調整部材15の上下位置が
変位、例えば、基準値が高くなる方向に調整した場合は
下方に位置変位され、基準値が低くなる方向に調整した
場合は上方に位置変位されるものである。
【0028】この上方位置或いは下方位置に変位した高
さ調整部材15の位置に対応してコンタクトアーム9全
体が第1の弾力付勢手段20の付勢力を介して位置変位
されて、ドライバガイド3の先端に対しコンタクトアー
ム9の先端嵌合部9aの端面が突出する量(長さ)が設
定される。すなわち、コンタクトアーム9の移動(上
動)範囲が規制されることによって釘の打ち込み深さを
調整(設定)するものである。
【0029】さて、前述したように、釘の打ち込み深さ
を調整(設定)し、被釘打ちすべき部位に対して釘打ち
作業(動作)を行うものであり、実際に釘打ち作業を行
うと、その釘打ち時の衝撃に伴う反動によって釘打機1
全体が被釘打ちすべき部位から浮き上がり、一方、コン
タクトアーム9はドライバガイド3に対して移動が規制
されていないため被釘打ちすべき部位側に残ろうとす
る。
【0030】この場合、高さ調整部材1がコンタクトア
ーム9と直接的に連係しないように、該高さ調整部材1
5とコンタクトアーム9における起立作動部9eの曲折
上端部9fとの間に第1の弾力付勢手段20が弾装され
て両者を互いに離間する方向に付勢されているため、こ
の第1の弾力付勢手段20の付勢力によって高さ調整部
材15の高さ調整カム面14とストッパ部材16の係止
突条16eとの当接係合状態が解離されることなく位置
保持されるものである。
【0031】また、別の視点から言えば、釘打機1全体
が被釘打ちすべき部位から浮き上がり、コンタクトアー
ム9が被釘打ちすべき部位側に残ろうとすると、該釘打
機1の本体2に対して打込み深さ調整装置13A全体が
コンタクトアーム9ととともにその位置に残ろうとす
る。
【0032】すなわち、コンタクトアーム9は第2の弾
力付勢手段12によって被釘打ちすべき部位側に付勢さ
れていること、打込み深さ調整装置13Aにおける高さ
調整部材15が第1の弾力付勢手段20の付勢力によっ
てストッパ部材16側に付勢されていること、ストッパ
部材16が本体2に対して第1の弾力付勢手段20の付
勢力によって高さ調整部材15側に付勢されているこ
と、ストッパ部材16における案内軸16dがストッパ
ピン18によってコンタクトアーム9とともに本体2の
浮き上がり動作に対して相対的に引っ張られた状態とな
ることによって、打込み深さ調整装置13A全体がその
まま釘打機1の本体2に対して相対的に移動することに
なる。
【0033】この結果、高さ調整部材15の高さ調整カ
ム面14とストッパ部材16の係止突条16eの当接係
合状態が解離されることなく位置保持されるものであ
る。
【0034】そして、次の釘打ち動作に対応するため、
コンタクトアーム9、打込み深さ調整装置13A及びそ
の関連部材は最初の釘打ち動作前の状態となる。
【0035】上記した実施の形態における深さ調整装置
13Aにおいて、高さ調整部材15の高さ調整カム面1
4とストッパ部材16の係止突条16eの構成を変え
て、該ストッパ部材16の係止突条16eを削除して総
称するストッパ手段としてその支軸17cをネジ軸と
し、高さ調整カム面14を削除した高さ調整部材15自
体を該ストッパ手段のネジ軸とした支軸17cに螺合す
るとともに、この螺合を利用して高さ調整部材15の高
さ位置を調整する手段とした構成にすることが可能であ
り、上記した実施の形態と同様にしてその螺合関係にお
ける自由状態の規制を図るものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明にあっては、コンタクト
アームと高さ調整部材との間に弾装された第1の弾力付
勢部材により該コンタクトアームを被釘打ちすべき部位
側に、また高さ調整部材をストッパ手段側にそれぞれ付
勢することによって、該高さ調整部材の自由状態を阻止
し、高さ調整部材に対するストッパ手段による位置規制
状態を常に維持(保持)することができる。このこと
は、高さ調整部材における調整状態を確実に維持(保
持)するとともに、その調整作業の操作性を良化向上す
ることができる
【0037】請求項2の発明にあっては、第2の弾力付
勢部材により、コンタクトアームを常には釘打ち動作の
初期状態、すなわち、被釘打ちすべき部位側に独自に付
勢することによって、コンタクトアーム自体の動作の安
定を図ることができ、高さ調整部材の自由状態の阻止を
良好して前記請求項1の発明の効果をさらに助長するこ
とができる。
【0038】請求項3の発明にあっては、第3の弾力付
勢部材により、ストッパ手段を常には高さ調整部材側に
付勢することによって、該ストッパ手段と高さ調整部材
の高さ位置の規制状態をさらに確実にすることができ
る。これによって,高さ調整部材の自由状態の阻止をさ
らに確実化し、その当接係合状態の維持(保持)を一層
確実にし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】釘打機の全体を示す一部破断を含む正面図であ
る。
【図2】釘打機の全体を示す一部破断を含む背面図であ
る。
【図3】打込み深さ装置を示す一部破断を含む正面図で
ある。
【図4】打込み深さ装置の動作状態を示す一部破断を含
む正面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】(a)は打込み深さ装置を示す正面図であり、
(b)は高さ調整カム面の関係を示す展開図である。
【図7】従来の打込み深さ装置を示す一部破断を含む正
面図である。
【符号の説明】
1 釘打機 2 本体 3 ドライバガイド 6 トリガ 9 コンタクトアーム 12 第2の弾力付勢手段 13A 打込み深さ調整装置 14 高さ調整カム面 15 高さ調整部材 16 ストッパ部材 17 取付け支持部材 19 第3の弾力付勢手段 20 第1の弾力付勢手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打ち動作の起動及び停止を制御するト
    リガと、 ドライバガイドに沿って移動可能に装設されるとともに
    一方が該ドライバガイドから若干突出されかつ他方が前
    記トリガ側に対向されたコンタクトアームと、 前記トリガとコンタクトアームとの対向部位に装設され
    た打込み深さ調整装置とを備えた釘打機であって、 前記打込み深さ調整装置は、前記コンタクトアームに対
    して回動及び同コンタクトアームと相対的な移動可能に
    装設された高さ調整部材と、 前記トリガの近傍において前記コンタクトアームの移動
    方向と同方向に移動可能に装設されるとともに該トリガ
    と連繋されかつ前記高さ調整部材の高さ調整位置を規制
    するストッパ手段と、 前記高さ調整部材とコンタクトアームとの間に弾装され
    常には両者を離間する方向へ付勢する第1の弾力付勢部
    材と、 を備えてなる釘打機。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトアームを常には釘打ち動
    作の初期状態に独自に付勢する第2の弾力付勢部材を付
    設した請求項1記載の釘打機。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ手段を常には高さ調整部材
    側に付勢する第3の弾力付勢部材を付設した請求項1記
    載の釘打機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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