JP3557874B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年発達してきた画像のデジタル圧縮符号化技術を用いて、デジタル放送,DSM(Digital Storage Media)においてデジタル圧縮画像復元装置を用いた各種機器が実用化され始めている。
【0003】
従来、デジタル放送受信機は一般的に、図4の様に構成される。
図4は、デジタル放送受信機の一例である標準的なデジタル衛星放送受信機
の構成を示すブロック図である。図4において、100は、チューナ部で、BS,CS等のLNBからの中間周波から所望の物理チャンネルを選択する。
【0004】
115は伝送路復号手段で、選択された物理チャンネルからデジタル信号を再現する。130は番組抽出分離手段で、多重されている複数の番組から、所望の番組情報や番組を抽出し、選択された番組の圧縮信号をPES(Packetized Elementary Stream)あるいはES(ElementaryStream)等の信号形式で、出力する。145はビデオ音声デコード手段(以下AVデコーダと称す)で、前記番組抽出分離手段130から出力されたPES形式等の符号化され圧縮されたPES/ES形式等の映像、音声信号131を復元するとともに、必要に応じて、オンスクリーン合成を行う。
【0005】
160は、映像信号エンコード手段で、映像信号を所望の信号形式NTSC/PAL等形式のベースバンド信号にエンコードし、210のテレビモニタ等に接続できるようにする。180は、マイコンで全体各部のシステム制御を行う。2120は、番組番号設定手段で、リモコン等からのチャンネル切り替え等のIR(Infra Red)コードを受信し、マイコンに出力する。300はタイマ装置で、時刻情報をマイコン180に与える。以上のような構成により、番組は、テレビモニタ210に再現出力されることとなる。
【0006】
次に、以上の様に構成された従来のデジタル放送受信機におけるチャンネル切り替え動作について、図5を用いて説明する。図5は従来のデジタル放送受信機のチャンネル切り替え動作を示すタイミング図である。図5は、番組1から番組2に切り替わるときの動作を示しており、番組抽出分離装置130の出力信号が、ES(Elementary Stream)形式であるときの一例を示している。図5に示すように通常、圧縮映像信号は、GOP(Group Of Picture)形式で、構成され、その先頭には、SH(SequenceHeader)符号が付加されている。このSHには、画面サイズ等のGOPに共通する情報が付加されており、AVデコーダ145では、まずこのSH符号を抽出、解読し、番組の映像信号のデコードを開始する。このSH符号は通常一定周期で付加されるが、デジタル放送では、チャンネル切り替え時等の応答性を考慮し、約0.5s程度の間隔で付加されている。
【0007】
まず図5に示す様に番組1を受信中に番組1のGOPの途中でチャンネル切り替えを行ったとすると、図の様に番組抽出分離装置130では、この場合GOPの途中から、直ちに番組2の圧縮映像信号を出力する。しかし、このときAVデコーダ145では、番組2のSH符号を抽出するまでは、正常にデコードを開始することができないため、図5に示したように、一定時間のデコード不可の後、番組2のデコードを開始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成によれば、チャンネル切り替え時に、チャンネル切り替え前の番組の設定の解除後、新番組のシーケンスヘッダを抽出するまでの期間については、どちらの番組もデコードすることができない等の問題点を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題に対し、本発明のデジタル放送受信機は、受信機内部の基準信号発生手段からの基準信号を基に、受信した番組のシーケンスヘッダ到着のタイミングを測定、記録しておき、チャンネル切り替えの際に、新番組のシーケンスヘッダ到着のタイミングを、前記、過去に記録した情報から予測し、予測されるシーケンスヘッダ到着のタイミングに同期してチャンネル切り替えを行うことを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、チャンネル切り替えの際に新番組のシーケンスヘッダ到着のタイミングを予測してから、チャンネル切り替え動作を行うため、新番組を受信してからシーケンスヘッダ到着を待つまでのデコード不可時間を最小にすることができ、高品位、高速なチャンネル切り替えが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明のデジタル放送受信機は、トランスポートストリームから指定された番組の映像、音声情報とそれに付随する情報を抽出する番組抽出分離手段と、デジタル圧縮符号化された画像データ/音声データを復元するビデオ、音声デコード手段と、時刻情報を与えるタイマ手段と、選択された番組の映像符号からシーケンスヘッダタイミングを検出するシーケンスヘッダタイミング検出手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力されたシーケンスヘッダタイミングの周期を検出するシーケンスヘッダ周期検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された周期の基準信号パルスを発生する基準信号発生手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力される視聴中番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段からの基準信号パルスとの位相を検出する位相検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された特定の番組のシーケンスヘッダ周期、前記番組番号抽出手段により検出された視聴中の番組の番組番号、前記位相検出手段により検出された視聴中の番組の位相を保持するメモリ手段と、リモコン等により次に視聴する番組の番組番号を指定する番組番号設定手段と、前記メモリ手段に保持された番組番号とその番組の位相情報を基に次に視聴する番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相を予測するマイコン装置と、前記マイコン装置からのタイミング設定により、次に視聴する番組を設定するためのチャンネル切り替えコードを前記番組抽出分離手段に設定するチャンネル切り替え設定手段とを備えている。
【0012】
そして、チャンネル切り替え時に、次に視聴する番組のシーケンスヘッダのタイミングを過去に同番組において検出したシーケンスヘッダのタイミング情報を基に予測し、チャンネル切り替え設定を次に視聴する番組の予測されるシーケンスヘッダタイミングに同期して設定することにより、チャンネル切り替え時のシーケンスヘッダ検出までの視聴不可状態を最小時間にするという特徴を有する。
【0013】
本発明の第2の発明のデジタル放送受信機は、トランスポートストリームから指定された番組の映像、音声情報とそれに付随する情報を抽出する番組抽出分離手段と、デジタル圧縮符号化された画像データ/音声データを復元するビデオ、音声デコード手段と、時刻情報を与えるタイマ手段と、選択された番組の映像符号からシーケンスヘッダタイミングを検出するシーケンスヘッダタイミング検出手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力されたシーケンスヘッダタイミングの周期を検出するシーケンスヘッダ周期検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された周期の基準信号パルスを発生する基準信号発生手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力される視聴中番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段からの基準信号パルスとの位相を検出する位相検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された特定の番組のシーケンスヘッダ周期、前記番組番号抽出手段により検出された視聴中の番組の番組番号、前記位相検出手段により検出された視聴中の番組の位相、前記タイマ手段からの時刻情報による検出時刻、を保持し、一つの番組番号に対して少なくとも位相と時刻情報については、時刻の異なる2個以上の検出結果を保持するメモリ手段と、リモコン等により次に視聴する番組の番組番号を指定する番組番号設定手段と、前記メモリ手段に保持された番組番号と、その番組の位相情報とその検出時刻の少なくとも2対以上の情報を基に、時刻に対するその番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相の補正係数を求めるマイコン装置と、前記メモリ手段に保持された番組番号と、その番組の位相情報とその検出時刻と、現在の時刻情報と、前記マイコン装置により求められた位相の補正係数を基に次に視聴する番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相を設定する位相ずれ補正手段と前記マイコン装置からのタイミング設定により、次に視聴する番組を設定するためのチャンネル切り替えコードを前記番組抽出分離手段に設定するチャンネル切り替え設定手段とを備えている。
【0014】
そして、チャンネル切り替え時に、次に視聴する番組のシーケンスヘッダのタイミングを過去に、2回以上異なる時刻において同番組において検出したシーケンスヘッダのタイミング情報とその検出時刻と現在の時刻を基に予測し、チャンネル切り替え設定を次に視聴する番組の予測されるシーケンスヘッダタイミングに同期して設定するという特徴を有する。
【0015】
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の発明の実施の形態の一例を図1、図2、図3を参照しながら説明する。
【0016】
図1は本実施例におけるデジタル放送受信機の要部の構成を示すブロック図、図2は、図1の特にチャンネル切り替え直前の動作を説明するためのタイミング図、図3は図1の特にチャンネル切り替え直後の動作を説明するためのタイミング図である。 前述の図4に示した従来装置の構成と共通部については同符号を符しておりここでは説明を省略する。
【0017】
図1において、1000は番組番号抽出手段で、番組抽出分離装置130とともに、受信中の番組番号の抽出を行う。1010はシーケンスヘッダ検出手段で、番組抽出分離装置130とともにシーケンスヘッダタイミングの検出を行う。3000はメモリ手段で、図1のようにシーケンスヘッダ周期、各番組番号とそのシーケンスヘッダタイミングの位相情報を保持する。
【0018】
2000はメモリへの番組番号書き込み用のデータフリップフロップで、チャンネル切り替え時に、番組番号をメモリ内へ書き込む。
3010はスイッチで、シーケンスヘッダタイミングパルスをシーケンスヘッダ周期取得期間のみ後段に伝える。
【0019】
2040は第1のデータフリップフロップ、2050は第2のデータフリップフロップ、2060は減算手段で、ここでは、これらにより、シーケンスヘッダ周期検出手段4000を構成している。
【0020】
2070はメモリ手段3000へのシーケンスヘッダ周期書き込み用データフリップフロップで、シーケンスヘッダ検出結果をメモリ手段3000に出力する。2110は基準信号発生装置で、シーケンスヘッダ周期検出手段4000により検出された周期の基準信号パルスを発生する。
【0021】
2010は、リセットカウンタで、前記基準信号発生装置2110からの基準信号パルスによりリセットされ、システムクロックをカウント出力する。2015は、第3のデータフリップフロップで、前記リセットカウンタ2010からのカウンタ値を、シーケンスヘッダの検出タイミングで出力する。ここでは、図1に示すように、これらにより、位相検出手段4010を構成している。
【0022】
次に2080は、データフリップフロップで、チャンネル切り替えのタイミングで、前記位相検出手段4010により検出された位相情報をメモリに出力する。
【0023】
以上のように構成されたデジタル放送受信機について、以下、その動作を説明する。まず、図1、図2において、番組番号101の番組を受信しているものとする。このとき、図2に示す様に番組番号抽出分離手段1000からは、番組番号101が出力されている。一方、番組抽出分離手段130からは、番組番号101のシーケンスヘッダ(SH)、GOP(GroupOfPicture)が出力され、シーケンスヘッダタイミング検出手段1010からは、そのシーケンスヘッダのタイミングにあわせて、図2のようにパルス信号が出力される。このときマイコン180から”シーケンスヘッダ周期取得パルス”が出力されると、第1のデータフリップフロップ2040は図2のようにタイマ300からの時刻情報C1,C2,C3を順次出力する。さらに、第2のデータフリップフロップ2050は、C1,C2を順次出力し、減算器2060では、これらの差を、データフリップフロップ2070を介して、メモリ3000のシーケンスヘッダ周期へと出力するとともに、基準信号発生手段2110に基準信号の周期設定を行う。
【0024】
基準信号発生手段2110では、その後、設定されたシーケンスヘッダの周期で基準信号を図2のように発生する。さらに、プリセットカウンタ2010では、前記基準信号発生手段2110の基準信号から、システムクロックのカウントを開始し、第3のデータフリップフロップ2015では、前記プリセットカウンタ2010のカウント値を、図2のように受信中のシーケンスヘッダのタイミングで出力する。以上のようにして、基準信号タイミングと受信中のシーケンスヘッダタイミングの位相差が検出される。検出された位相情報、この例の場合“A”は、チャンネル切り替えスタートパルス信号により、データフリップフロップ2080を介してメモリ3000に保持され、同時に、番組番号この例の場合“101”もデータフリップフロップ2000を介して、メモリ300に保持される。ここでの、チャンネル切り替えスタートパルスとは、図2に示す様に受信機に対してチャンネル切り替え動作のスタートを示す信号であり、受信機ではこの信号の後、チャンネル切り替え後の番組の映像信号のシーケンスヘッダを検出して、図2の例に示すように番組番号101から102に切り替わる。
【0025】
以上の様にして、視聴した番組の番組番号と、位相情報がチャンネル切り替え毎にメモリ3000に記録されることとなる。
【0026】
次にチャンネル切り替え時に、メモリ3000内に記録された番組番号と位相情報が使用される動作について図3を用いて説明する。ここでは、番組番号102の番組から103にチャンネル切り替えを行うときを例に説明する。
【0027】
まず、図3において、チャンネル切り替えスタートパルス信号により受信機は、チャンネル切り替え動作に入ったことを示すためのオンスクリーン表示を行う。同時に番組番号設定手段2120出力からは、次の番組の番組番号103をマイコン180に示す。すると、マイコン180は、番組番号103の以前視聴したときの位相情報、この例の場合“C”を、図1、図3に示す様に、メモリ3000から読み出す。読み出された位相情報“C”はマイコン180により、遅延手段2100に出力され、遅延手段2100では、基準信号発生手段2110からの基準信号パルスを番組番号103の映像信号で予想されるシーケンスヘッダのタイミングで出力する。次に第4のデータフリップフロップ2030では、このタイミング信号により、番組番号103等を含むチャンネル切り替えコードを番組抽出分離手段130へと出力する。
【0028】
以上の結果、番組抽出分離手段130が、選択する番組を番組番号130へと切り替えると、番組抽出分離装置130から出力されるPES/ES信号はすぐに番組番号103の番組の映像信号のシーケンスヘッダから開始されることとなり、後段のAVデコーダ145では、直ちに番組のデコードを開始することができる。
【0029】
また以上の結果、チャンネル切り替えの際に新番組の映像信号符号中のシーケンスヘッダ検出までの視聴不可時間を最小にすることができ、高品位なチャンネル切り替えが実現できる。
【0030】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の発明の実施の形態の一例について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の第2の発明のデジタル放送受信機の要部の構成を示すブロック図である。前述の図1に示した第1の発明の実施の形態の構成と共通部についてはここでは説明を省略する。図6において、3000は、図1と同様のメモリ手段であるが、ここでは、番組番号に対して、そのシーケンスヘッダと基準パルスとの位相情報だけでなく、その、検出時刻も過去2回について記録している点に特徴がある。5010はデータフリップフロップで、前記検出時刻をチャンネル切り替えスタートパルスのタイミングでメモリ3000に出力する。
【0031】
また、5000は、ここで新規に設けた位相ずれ補正手段で、前記メモリ3000に記録された2つの時刻におけるシーケンスヘッダの位相情報の差をもとに、チャンネル切り替え先の番組のシーケンスヘッダ到着タイミングを、より正確に予測する。
【0032】
シーケンスヘッダ周期検出手段4000、位相検出手段4010等の動作については第1の発明の図1の動作と同様であるため、説明を省略するが、ここでは、シーケンスヘッダ取得パルスが、一つの番組に対して時間をおいて2回出力される。その結果、メモリ3000には、一つの番組に対して、異なる時刻に対する2つの位相情報が記録されることとなる。
【0033】
次に、以上の様にメモリ3000に記録された時刻情報と、位相情報を用いてのチャンネル切り替え動作について説明する。
【0034】
図7に位相ずれ補正手段5000の一構成例を示す。図7は図6の位相ずれ補正手段5000の構成例を示すブロック図である。以下、図6、図7を用いて、チャンネル切り替え動作について説明する。チャンネル切り替えは、第1の発明での説明の時と同様に番組番号102の番組から番組番号103の番組に切り替えるときを例にとり説明する。
【0035】
図7において、5001、5002、5003、5004はデータフリップフロップで、“チャンネル切り替えスタートパルス”により、タイマ300からの現在時刻情報、マイコン180からのこの例の場合、番組番号103の番組の“Cc”、“tCc”、“αc”が取り込まれる。
【0036】
ここで、図6のメモリ3000に示すように、“Cc”は、番組番号103の番組のシーケンスヘッダの時刻“tCc”におけるシーケンスヘッダタイミングと内部基準信号との位相情報である。また、“αc”は、単位時間当たりの位相情報のずれを示す補正係数であり、図1のメモリ3000内のパラメータを用いて、
“αc”=(“Cc”−“Cp”)/(“tCc”―“tCp”)
で、定義される。
【0037】
次に、図7において、5005は、減算器でタイマ300出力と前記“tCc”との差、すなわち
“タイマ300出力”―“tCc”
を出力する。さらに、5006は乗算器で、前記5005出力、前記“αc”との乗算を行い、
(“タイマ300出力”―“tCc”)דαc”
を出力する。
【0038】
5007は、加算器で、前記“Cc”と前記乗算器5006出力を加算し、
(“タイマ300出力”―“tCc”)דαc”+“Cc”
を出力する。5008は剰余計算器で、ここでは、図6の基準信号発生装置2110の周期“T”を法とした、剰余計算を行い、
((“タイマ300出力”―“tCc”)דαc”+“Cc”) mod “T”
を出力する。
【0039】
このようにして得られたシーケンスヘッダタイミングを遅延手段2100に設定し、第1の発明の時と同様にチャンネル切り替えを行う。
【0040】
以上の結果、図6の基準信号発生装置2110の基準信号と、番組のシーケンスヘッダタイミングが完全に同期しておらず、一定の割合でずれを生じていても、上記剰余計算器5008出力が、チャンネル切り替え後の番組のシーケンスヘッダタイミングを示すことが可能となる。
【0041】
なお、第1の実施例、第2の実施例ともに、ハードウエアによる構成例を示したが、これらの機能をマイコン装置180内においてソフトウエアにより、実現することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、チャンネル切り替えの際に、次に視聴する番組の映像符号中のシーケンスヘッダのタイミングを、前回に視聴した際の同タイミング情報から予測して、最適なタイミングで、チャンネル切り替えを実行するため、チャンネル切り替え中に発生する新番組のシーケンスヘッダ検出までの視聴不可時間を最小にした、高品位なチャンネル切り替えが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデジタル放送受信機の要部の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるデジタル放送受信機の要部の動作の特にチャンネル切り替えの前半の動作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の第1の実施例におけるデジタル放送受信機の要部の動作の特にチャンネル切り替えの後半の動作を説明するためのタイミング図
【図4】従来のデジタル放送受信機の概略構成を示すブロック図
【図5】従来のデジタル放送受信機のチャンネル切り替え動作を説明するためのタイミング図
【図6】本発明の第2の実施例におけるデジタル放送受信機の要部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2の実施例におけるデジタル放送受信機の位相ずれ手段の一構成例を示すブロック図
【符号の説明】
130 番組抽出分離手段
145 ビデオ音声デコード手段
180 マイコン装置
300 タイマ手段
1010 シーケンスヘッダタイミング検出手段
4000 シーケンスヘッダ周期検出手段
2110 基準信号発生手段
4010 位相検出手段
3000 メモリ手段
2120 番組番号設定手段
4020 チャンネル切り替え設定手段
5000 位相ずれ補正手段

Claims (4)

  1. トランスポートストリームから指定された番組の映像、音声情報とそれに付随する情報を抽出する番組抽出分離手段と、デジタル圧縮符号化された画像データ/音声データを復元するビデオ、音声デコード手段と、時刻情報を与えるタイマ手段と、選択された番組の映像符号からシーケンスヘッダタイミングを検出するシーケンスヘッダタイミング検出手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力されたシーケンスヘッダタイミングの周期を検出するシーケンスヘッダ周期検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された周期の基準信号パルスを発生する基準信号発生手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力される視聴中番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段からの基準信号パルスとの位相を検出する位相検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された特定の番組のシーケンスヘッダ周期、前記番組番号抽出手段により検出された視聴中の番組の番組番号、前記位相検出手段により検出された視聴中の番組の位相を保持するメモリ手段と、リモコン等により次に視聴する番組の番組番号を指定する番組番号設定手段と、前記メモリ手段に保持された番組番号とその番組の位相情報を基に次に視聴する番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相を予測するマイコン装置と、前記マイコン装置からのタイミング設定により、次に視聴する番組を設定するためのチャンネル切り替えコードを前記番組抽出分離手段に設定するチャンネル切り替え設定手段とを備え、チャンネル切り替え時に、次に視聴する番組のシーケンスヘッダのタイミングを過去に同番組において検出したシーケンスヘッダのタイミング情報を基に予測し、チャンネル切り替え設定を次に視聴する番組の予測されるシーケンスヘッダタイミングに同期して設定することにより、チャンネル切り替え時のシーケンスヘッダ検出までの視聴不可時間を軽減することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 請求項1におけるシーケンスヘッダ周期検出手段が、シーケンスヘッダのタイミングでタイマ手段からの時刻情報を与えるカウンタ値を取り込む第1のデータフリップフロップと、前記第1のデータフリップフロップから出力されるカウンタ値を次のシーケンスヘッダのタイミングで取り込む第2のデータフリップフロップと、前記第1および第2のデータフリップフロップから出力されるカウンタ値の差をとる減算手段により構成され、位相検出手段が、前記請求項1の基準信号発生手段からの基準信号によりリセットされる第1のカウント手段と、前記カウント手段からのカウンタ値をシーケンスヘッダのタイミングで取り込む第3のデータフリップフロップにより構成され、チャンネル切り替え設定手段が、設定値に基づき入力信号パルスに対し一定の遅延時間を与える遅延手段と、前記遅延手段からのパルス信号のタイミングで、チャンネル切り替えコードを出力する第4のデータフリップフロップにより構成される請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. トランスポートストリームから指定された番組の映像、音声情報とそれに付随する情報を抽出する番組抽出分離手段と、デジタル圧縮符号化された画像データ/音声データを復元するビデオ、音声デコード手段と、時刻情報を与えるタイマ手段と、選択された番組の映像符号からシーケンスヘッダタイミングを検出するシーケンスヘッダタイミング検出手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力されたシーケンスヘッダタイミングの周期を検出するシーケンスヘッダ周期検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された周期の基準信号パルスを発生する基準信号発生手段と、前記シーケンスヘッダタイミング検出手段から出力される視聴中番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段からの基準信号パルスとの位相を検出する位相検出手段と、前記シーケンスヘッダ周期検出手段により検出された特定の番組のシーケンスヘッダ周期、前記番組番号抽出手段により検出された視聴中の番組の番組番号、前記位相検出手段により検出された視聴中の番組の位相、前記タイマ手段からの時刻情報による検出時刻、を保持し、一つの番組番号に対して少なくとも位相と時刻情報については、時刻の異なる2個以上の検出結果を保持するメモリ手段と、リモコン等により次に視聴する番組の番組番号を指定する番組番号設定手段と、前記メモリ手段に保持された番組番号と、その番組の位相情報とその検出時刻の少なくとも2対以上の情報を基に、時刻に対するその番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相の補正係数を求めるマイコン装置と、前記メモリ手段に保持された番組番号と、その番組の位相情報とその検出時刻と、現在の時刻情報と、前記マイコン装置により求められた位相の補正係数を基に次に視聴する番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相を設定する位相ずれ補正手段と前記マイコン装置からのタイミング設定により、次に視聴する番組を設定するためのチャンネル切り替えコードを前記番組抽出分離手段に設定するチャンネル切り替え設定手段とを備え、チャンネル切り替え時に、次に視聴する番組のシーケンスヘッダのタイミングを過去に、2回以上異なる時刻において同番組において検出したシーケンスヘッダのタイミング情報とその検出時刻と現在の時刻を基に予測し、チャンネル切り替え設定を次に視聴する番組の予測されるシーケンスヘッダタイミングに同期して設定することにより、チャンネル切り替え時のシーケンスヘッダ検出までの視聴不可状態を軽減することを特徴とするデジタル放送受信機。
  4. 請求項3における位相ずれ補正手段が、現在の時刻と過去に同番組においてシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相を検出した時刻との差をとる減算器と、前記減算器から出力される時刻差情報と同番組のシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相の補正係数の乗算を行う乗算器と、前記乗算器から出力される補正値と過去に検出した同番組においてシーケンスヘッダタイミングと前記基準信号発生手段による基準信号パルスとの位相の和をとる加算器と、前記加算器出力の結果に対し、前記基準信号発生手段に設定している周期を法とした剰余計算を行う剰余計算器により構成される請求項3記載のデジタル放送受信機。
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