JP4723715B2 - マルチチャンネル表示用データ作成装置、及びマルチチャンネル表示用データ作成方法 - Google Patents

マルチチャンネル表示用データ作成装置、及びマルチチャンネル表示用データ作成方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数チャンネルのAVデータを表示する複数画面から構成されているマルチ画面にAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル放送は、BS(Broadcasting Satellite)放送やCS(Communications Satellite)放送、CATV放送など多様な放送形態で行われるようになった。これらの放送では、一般に多チャンネルで放送が行われる。従って、視聴する番組を選択する選択枝も増加した。
【0003】
このような状況にあって、番組を視聴するために、テレビ画面を複数画面から構成し、複数チャンネルのAVデータをこれら複数画面に同時に表示するマルチチャンネル表示が普及してきた。
【0004】
通常、マルチチャンネル表示では、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力しない子画面から構成されている。マルチチャンネル表示を行えば、同時に複数チャンネルで放送されている映像を視聴することが出来る。例えば、親画面に表示されている映画を視聴しながら、子画面に表示されているプロ野球中継を見て、試合の流れを把握するといったことが可能である。
【0005】
このように、マルチチャンネル表示は、複数のチャンネルで放送されている番組を同時に視聴することが出来るので、多チャンネル放送に適した番組の表示方法であると言える。
【0006】
このような、マルチチャンネル表示を行うためのデータを作成する従来のマルチチャンネル表示用データ作成装置としてSTB(Set Top Box)を例にあげて説明する。
【0007】
図17は、マルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。図18は図17に示すSTBが作成したマルチチャンネル表示を行うためのデータをテレビ画面に表示した例を示す図である。
【0008】
図18では、テレビ画面103は、4画面から構成されている。親画面104は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力する画面である。子画面105、子画面106、子画面107は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力しない子画面である。
【0009】
図17に戻って、STB100は、BSチューナ4、IEEE1394インターフェース5、トランスポートデコーダ101、AVデコーダ102から構成される。
【0010】
また、トランスポートデコーダ101は4個のPCR抽出部11a〜d、4個のPLL部12a〜dを有する。AVデコーダ102は、4個のSTCカウンタ13a〜dを有する。
【0011】
BSチューナ4は、BS放送を受信する手段である。IEEE1394インターフェース5は、STB100の外部にあるIEEE1394バス3を介して外部機器とデータやコマンドをやりとりする手段である。トランスポートデコーダ101はIEEE1394バスを介して送られてきたMPEG2トランスポートストリームを分離する手段である。AVデコーダ102は、MPEG2圧縮されているAVデータを伸長し、アナログ信号を生成する手段である。
【0012】
PCR抽出部11a〜dは、テレビ画面103の各画面に表示するチャンネルのAVデータからPCR(Program Clock Referennce)を抽出する手段である。PLL部12a〜dは、PCR抽出部11a〜dで抽出したPCRを用いて、PLL同期をとる手段である。すなわち、放送局の符号器がデータを符号化する際に時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。STCカウンタ13a〜dは、PLL部12a〜dから得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜dで抽出したPCRの値から、放送局の符号器がデータを符号化する際に用いた時刻を再現する手段である。
【0013】
また、STB100には、アンテナ6が接続されており、また、IEEE1394インターフェース5にIEEE1394バス3が接続され、そのIEEE1394バス3には、CSチューナ7、DVHS8が接続されている。
【0014】
次に、このような従来のSTB100の動作を説明する。
【0015】
BS放送の放送局から送信されてきた放送波は、アンテナ6で電気信号に変換される。そしてBSチューナ4は、電気信号に変換された放送波を受信し、復調する。なお、番組のデータはMPEG2トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくるものとする。
【0016】
復調されたデータは、トランスポートデコーダ101に渡される。
【0017】
トランスポートデコーダ101は、MPEG2トランスポートストリームを分離する。その際、トランスポートデコーダ101は、次のことを行う。
【0018】
すなわち、テレビ画面103の各画面に表示するチャンネルのAVデータから、PCRを抽出する。テレビ画面103には、親画面104、子画面105〜107の合計4つの画面がある。従って、この4つの画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する。
【0019】
具体的に説明すると、PCR抽出部11aは、親画面104に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11bは、子画面105に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11cは、子画面106に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11dは、子画面107に表示するチャンネルのPCRを抽出する。
【0020】
さらに、このようにして、抽出された各チャンネルのPCRを用いて、PLL部12a〜dは、PLL同期をとる。すなわち、放送局の符号器がデータを符号化する際に時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる。PLL部12aは、親画面104に表示するチャンネルとPLL同期をとる。同様に、PLL部12bは子画面105、同じくPLL部12cは子画面106、同じくPLL部12dは子画面106に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0021】
STCカウンタ13a〜dは、PLL部12a〜dから得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜dで抽出したPCRの値から、放送局の符号器がデータを符号化する際に用いた時刻を再現する。すなわち、STCカウンタ13aは、親画面104に表示するチャンネルの時刻を再現する。同様に、STCカウンタ13bは子画面105、同じくSTCカウンタ13cは子画面106、同じくSTCカウンタ13dは子画面107に表示するチャンネルの時刻を再現する。このようなSTCカウンタ13a〜dを用いて、チャンネル毎に、AV同期を取りながらAVデコーダ102は、圧縮されているMPEG形式のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。すなわち、チャンネル毎に、データに記載されているPTS(Presentation Time Stamp)が、そのデータのチャンネルのSTCカウンタ13の示す時刻と一致したタイミングでその部分のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。
【0022】
このようにして得られたアナログ信号をビデオ信号とオーディオ信号として出力する。親画面104、子画面105〜107の4つの画面には映像が表示され、また、親画面104に表示するチャンネルの音声は、メインスピーカから出力される。
【0023】
このように、従来のSTB100は、マルチ画面の各画面に表示するチャンネル毎のPCRを利用して、チャンネル毎に別々にAV同期をとっていた。すなわち、チャンネル毎にPCR抽出部、PLL部、STCカウンタを備えて、画面単位に処理を行っていた。すなわち、マルチ画面の画面数が4画面の場合、PCR抽出部、PLL部、STCカウンタを4セット備えて処理を行っていた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチチャンネル表示用データ作成装置では、マルチ画面の画面数と同じ個数のPCR抽出部、PLL部、STCカウンタのセットを備えて、チャンネル毎に別々にAV同期をとっているので、PCR抽出部、PLL部の回路規模が大きくなり、AV同期制御が複雑になるという課題がある。
【0025】
本発明は、上記課題を考慮し、回路規模が大きくないマルチチャンネル表示用データ作成装置を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、第1の本発明(請求項1に対応)は、複数チャンネルのAVデータを表示する複数画面から構成されているマルチ画面にAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数画面に表示する複数のチャンネルのPCRを時分割で抽出する、前記複数の画面の数より少ない個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとる、前記複数の画面の数と同じ個数のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記複数の画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする、前記複数の画面の数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、
前記マルチ画面に表示するチャンネルのAVデータを前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0027】
また、第2の本発明(請求項2に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRを抽出するPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとるPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントするSTC(System Time Clock)カウンタ手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0028】
また、第3の本発明(請求項3に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRを抽出し、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、前記子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出する1個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとるPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントし、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、そのPCRを用いてそのチャンネルの時刻を再現するSTC(System Time Clock)カウンタ手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、そのチャンネルのAVデータについてAV同期を取りながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ 画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0029】
また、第4の本発明(請求項4に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記親画面に表示するチャンネルの前記抽出されたPCRと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとPLL同期をとる2個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻と、前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする2個のSTCカウンタ手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0030】
また、第5の本発明(請求項5に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを時分割で抽出する1個のPCR抽出手段と、
前記親画面に表示するチャンネルの前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、
前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0031】
また、第6の本発明(請求項6に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していたPCRを利用してそのチャンネルのPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルの時刻を再現し、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0032】
また、第7の本発明(請求項7に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻と、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする2個のSTCカウンタ手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのAVデータとを前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0033】
また、第8の本発明(請求項8に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、
前記親画面及び子画面に表示するチャンネルのAVデータを前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0034】
また、第9の本発明(請求項9に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記子画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRが到着した際に、前記STCカウンタ手段の値との差分を計算する差分計算手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記差分を前記STCカウンタ手段のカウント値に加えた値とAV同期をとりながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0035】
また、第10の本発明(請求項10に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記子画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRが到着した際に、前記STCカウンタ手段の値との差分を計算する差分計算手段と、
前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、そのAVデータのタイムスタンプの値を前記差分を差し引いた値に書き替えるタイムスタンプ書き替え手段と、
前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記書き替えられたタイムスタンプと前記STCカウンタ手段とでAV同期をとりながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0036】
また、第11の本発明(請求項11に対応)は、前記PCR抽出手段の個数は2個であることに代え、前記PCR抽出手段の個数は1個であり、前記PCR抽出手段は、前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを時分割で抽出することを特徴とする第4または6または7の本発明に記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0037】
また、第12の本発明(請求項12に対応)は、前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御することを特徴とする第2、3、5〜11の本発明のいずれかに記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0038】
また、第13の本発明(請求項13に対応)は、複数チャンネルのAVデータを表示する複数画面から構成されているマルチ画面にAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、前記複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを前記所定の伝送単位毎に時分割で抽出する、前記複数の画面の数または前記複数の画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位の数である表示伝送単位数より少ない個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、少なくとも前記所定の伝送単位毎にPLL同期をとる、前記複数の画面の数または前記表示伝送単位数と同じ個数のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記複数の画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位毎の時刻をカウントする、前記複数の画面の数または前記表示伝送単位数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、
前記複数画面に表示するチャンネルのAVデータを前記複数画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に対応する前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0039】
また、第14の本発明(請求項14に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを抽出するPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとるPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントするSTC(System Time Clock)カウンタ手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのうち前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位には含まれないチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0040】
また、第15の本発明(請求項15に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを抽出し、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを抽出する1個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとるPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントし、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、そのチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを用いてそのチャンネルの時刻を再現するSTC(System Time Clock)カウンタ手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、新たにチャンネルが選択され、前記子画面にそのチャンネルのAVデータが最初に表示される時に、所定の時間だけ、そのチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについてAV同期を取りながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0041】
また、第16の本発明(請求項16に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の前記抽出されたPCRと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の前記抽出されたPCRとPLL同期をとる2個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻と、前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする2個のSTCカウンタ手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0042】
また、第17の本発明(請求項17に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRと、前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRとを前記所定の伝送単位毎に時分割で抽出する1個のPCR抽出手段と、
前記所定の伝送単位毎に抽出されたPCRのうち前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを利用して、PLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数または前記マルチ画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位の数である表示伝送単位数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、前記複数画面に表示するチャンネルのAVデータを前記複数画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に対応する前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0043】
また、第18の本発明(請求項18に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、PLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記複数のチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれないチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していたPCRを利用してそのチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻を再現し、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0044】
また、第19の本発明(請求項19に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻と、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする2個のSTCカウンタ手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータと前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータとを前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0045】
また、第20の本発明(請求項20に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを前記所定の伝送単位毎に抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数または前記マルチ画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位の数である表示伝送単位数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数または前記表示伝送単位数と同じ個数のSTCカウンタ手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータを前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0046】
また、第21の本発明(請求項21に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを前記所定の伝送単位毎に抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数または前記マルチ画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位の数である表示伝送単位数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータのPCRが到着した際に、前記STCカウンタ手段の値との差分を計算する差分計算手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記差分を前記STCカウンタ手段のカウント値に加えた値とAV同期をとりながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0047】
また、第22の本発明(請求項22に対応)は、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
前記複数チャンネルが属する所定の伝送単位毎に、同一のPCRが付加されており、
トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面及び前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRを前記伝送単位毎に抽出する、前記マルチ画面の画面の数と同じ個数または前記マルチ画面に表示する前記複数チャンネルが属する前記所定の伝送単位の数である表示伝送単位数と同じ個数のPCR抽出手段と、
前記抽出されたPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位とPLL同期をとる1個のPLL手段と、
前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位の時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRが到着した際に、前記STCカウンタ手段の値との差分を計算する差分計算手段と、
前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、そのAVデータのタイムスタンプの値を前記差分を差し引いた値に書き替えるタイムスタンプ書き替え手段と、
前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位に含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、それ以外の前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記書き替えられたタイムスタンプと前記STCカウンタ手段とでAV同期をとりながらAVデコードするAVデコード手段と、
前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0048】
また、第23の本発明(請求項23に対応)は、前記PCR抽出手段の個数は2個であることに代え、前記PCR抽出手段の個数は1個であり、前記PCR抽出手段は、前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRとを時分割で抽出することを特徴とする第16または18または19の本発明に記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0049】
また、第24の本発明(請求項24に対応)は、前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルが属する前記所定の伝送単位のPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御することを特徴とする第14、15、17〜23の本発明のいずれかに記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0050】
また、第25の本発明(請求項25に対応)は、前記所定の伝送単位とは、トランスポートストリームであることを特徴とする第13〜24の本発明のいずれかに記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0051】
また、第26の本発明(請求項26に対応)は、前記所定の伝送単位とは、放送局であることを特徴とする第13〜24の本発明のいずれかに記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置である。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0055】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について、図1、図12を参照して説明する。
【0056】
図1は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0057】
図12は、図1に示すSTB30が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図である。
【0058】
図12では、テレビ画面65は、4画面から構成されている。親画面66は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力する画面である。子画面67、子画面68、子画面69は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力しない子画面である。
【0059】
図1に戻って、STB30は、BSチューナ4、IEEE1394インターフェース5、トランスポートデコーダ31、AVデコーダ32から構成される。
【0060】
また、トランスポートデコーダ31は時分割PCR抽出部14、4個のPLL部12a〜dを有する。AVデコーダは、4個のSTCカウンタ13a〜dを有する。
【0061】
BSチューナ4は、BS放送を受信する手段である。IEEE1394インターフェース5は、STB30の外部にあるIEEE1394バス3を介して外部機器とデータやコマンドをやりとりする手段である。トランスポートデコーダ31は送られてきたMPEG2トランスポートストリームを分離する手段である。AVデコーダ32は、MPEG2圧縮されているAVデータを伸長し、アナログ信号を生成する手段である。
【0062】
時分割PCR抽出部14は、テレビ画面65の各画面に表示するチャンネルのAVデータからPCR(Program Clock Referennce)を時分割で抽出する手段である。PLL部12a〜dは、時分割PCR抽出部14で抽出したPCRを用いて、PLL同期をとる手段である。すなわち、AVデータの送り手側の時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。STCカウンタ13a〜dは、PLL部12a〜dから得られる27MHzのクロックと、時分割PCR抽出部14で抽出したPCRの値から、AVデータの送り手側が用いた時刻を再現する手段である。
【0063】
また、STB30には、アンテナ6が接続されており、また、IEEE1394インターフェース5には、IEEE1394バス3が接続され、そのIEEE1394バス3には、CSチューナ7、DVHS8が接続されている。
【0064】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0065】
BS放送の放送局から送信されてきた放送波は、アンテナ6で電気信号に変換される。そしてBSチューナ4は、電気信号に変換された放送波を受信し、復調する。なお、番組のデータはMPEG2トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくるものとする。
【0066】
復調されたデータは、トランスポートデコーダ31に渡される。
【0067】
さらに、CSチューナ7は、アンテナ6を介して、CS放送を受信し、復調する。そしてCSチューナ7は復調されたAVデータをIEEE1394バス3を介して、IEEE1394インターフェース5に送る。IEEE1394インターフェース5は、このAVデータを、トランスポートデコーダ31に送る。
【0068】
さらに、DVHS8は、再生中のデータをCSチューナ7と同様の経路で、トランスポートデコーダ31に送る。
【0069】
トランスポートデコーダ31は、MPEG2トランスポートストリームを分離する。その際、トランスポートデコーダ31は、次のことを行う。
【0070】
すなわち、テレビ画面65の各画面に表示するチャンネルのAVデータから、PCRを抽出する。テレビ画面65には、親画面66、子画面67〜69の合計4つの画面がある。従って、この4つの画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する。
【0071】
本実施の形態では、親画面66にBS放送のチャンネルの番組1を表示し、子画面67にはBS放送で親画面66に表示するチャンネルとは別のチャンネルの番組2を表示する。また、子画面68にCS放送のチャンネルの番組3を表示する。また、子画面69にDVHS8で再生されている中の特定のチャンネルの番組4を表示する。このように、テレビ画面65に表示するチャンネルのAVデータは、チャンネル毎に異なった時刻基準のPCRが付加されている。
【0072】
そこで、時分割PCR抽出部14は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCR、子画面67に表示するチャンネルのAVデータのPCR、子画面68に表示するチャンネルのAVデータのPCR、子画面69に表示するチャンネルのPCRをそれぞれ時分割で抽出する。
【0073】
さらに、このようにして、抽出された各チャンネルのPCRを用いて、PLL部12a〜dは、PLL同期をとる。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる。PLL部12aは、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。同様に、PLL部12bは子画面67、同じくPLL部12cは子画面68、同じくPLL部12dは子画面69に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0074】
STCカウンタ13a〜dは、PLL部12a〜dから得られる27MHzのクロックと、時分割PCR抽出部14で抽出したPCRの値から、AVデータの送り手側の時刻を再現する。すなわち、STCカウンタ13aは、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する。同様に、STCカウンタ13bは子画面67、同じくSTCカウンタ13cは子画面68、同じくSTCカウンタ13dは子画面69に表示するチャンネルの時刻を再現する。このようなSTCカウンタ13a〜dを用いて、チャンネル毎に、AV同期を取りながらAVデコーダ32は、圧縮されているMPEG形式のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。すなわち、チャンネル毎に、データに記載されているPTS(Presentation Time Stamp)が、そのデータのチャンネルのSTCカウンタ13の示す時刻と一致したタイミングでその部分のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。
【0075】
さらに、AVデコーダ32は、このようにして得られたアナログ信号をビデオ信号とオーディオ信号として出力する。親画面66、子画面67〜69の4つの画面には映像が表示され、また、親画面66に表示するチャンネルの音声は、メインスピーカから出力される。
【0076】
このように、PCRを時分割で抽出することによって、PCR抽出部の個数がマルチ画面の画面数より少ない個数のSTB30を構成することが出来るので、装置規模を小さくすることが出来る。
【0077】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、図2、図12を参照して説明する。
【0078】
図2は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0079】
図12は、図2に示すSTB33が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図である。
【0080】
図12では、テレビ画面65は、4画面から構成されている。親画面66は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力する画面である。子画面67、子画面68、子画面69は、映像を表示し、音声をメインスピーカに出力しない子画面である。メインスピーカとは、テレビ受像器に備えられているスピーカであり、視聴者は、メインスピーカから出力される音声と親画面66に表示されている映像を視聴することによって番組を鑑賞する。これとは別にテレビ受像器にはイヤホンジャックなどが備えられている。
【0081】
図2に戻って、STB33は、BSチューナ4、IEEE1394インターフェース5、トランスポートデコーダ34、AVデコーダ35から構成される。
【0082】
また、トランスポートデコーダ34はPCR抽出部11、PLL部12を有する。AVデコーダは、STCカウンタ13を有する。
【0083】
BSチューナ4は、BS放送を受信する手段である。IEEE1394インターフェース5は、STB33の外部にあるIEEE1394バス3を介して外部機器とデータやコマンドをやりとりする手段である。トランスポートデコーダ34は送られてきたMPEG2トランスポートストリームを分離する手段である。AVデコーダ35は、MPEG2圧縮されているAVデータを伸長し、アナログ信号を生成する手段である。
【0084】
PCR抽出部11は、テレビ画面65の親画面66に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する手段である。PLL部12は、PCR抽出部11で抽出したPCRを用いて、PLL同期をとる手段である。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11で抽出したPCRの値から、AVデータの送り手側が使用している時刻を再現する手段である。
【0085】
また、STB33には、アンテナ6が接続されており、また、IEEE1394インターフェース5には、IEEE1394バス3が接続され、そのIEEE1394バス3には、CSチューナ7、DVHS8が接続されている。
【0086】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0087】
BS放送の放送局から送信されてきた放送波は、アンテナ6で電気信号に変換される。そしてBSチューナ4は、電気信号に変換された放送波を受信し、復調する。なお、番組のAVデータはMPEG2トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくるものとする。
【0088】
復調されたAVデータは、トランスポートデコーダ34に渡される。
【0089】
さらに、CSチューナ7は、アンテナ6を介して、CS放送を受信し、復調する。そしてCSチューナ7は復調されたAVデータをIEEE1394バス3を介して、IEEE1394インターフェース5に送る。IEEE1394インターフェース5は、このAVデータをトランスポートデコーダ34に送る。
【0090】
さらに、DVHS8は、再生中のデータをCSチューナ7と同様の経路で、トランスポートデコーダ34に送る。
【0091】
トランスポートデコーダ34は、MPEG2トランスポートストリームを分離する。その際、トランスポートデコーダ34は、次のことを行う。
【0092】
すなわち、テレビ画面65には、親画面66、子画面67〜69の合計4つの画面がある。そのうち、親画面66に表示するチャンネルのAVデータから、PCRを抽出する。本実施の形態では、親画面66にBS放送のチャンネルの番組1を表示し、子画面67にはBS放送で親画面66に表示するチャンネルとは別のチャンネルの番組2を表示する。また、子画面68にCS放送のチャンネルの番組3を表示する。また、子画面69にDVHS8で再生されている中の特定のチャンネルの番組4を表示する。このように、テレビ画面65に表示するチャンネルのAVデータは、チャンネル毎に異なった時刻基準のPCRが付加されている。
【0093】
しかし、PCR抽出部11は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRのみを抽出する。
【0094】
さらに、このようにして、抽出された、親画面66に表示するPCRを用いて、PLL部12は、PLL同期をとる。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる。
【0095】
STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11で抽出したPCRの値から、AVデータの送り手側の時刻を再現する。すなわち、STCカウンタ13は、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する。
【0096】
このようなSTCカウンタ13を用いて、親画面66に表示するチャンネルに関してのみ、AV同期を取りながら、AVデコーダ35は、圧縮されているMPEG形式のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。すなわち、親画面66に表示するチャンネルのAVデータに記載されているPTS(Presentation Time Stamp)が、STCカウンタ13の示す時刻と一致したタイミングでその部分のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。
【0097】
また、AVデコーダ35は、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期を取らずに、フリーランでMPEG形式のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。
【0098】
さらに、AVデコーダ32は、このようにして得られたアナログ信号をビデオ信号とオーディオ信号として出力する。親画面66、子画面67〜69の4つの画面には映像が表示され、また、親画面66に表示するチャンネルの音声は、メインスピーカから出力される。
【0099】
上述したように、AVデコーダ35は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとり、子画面66〜69に表示するチャンネルのAV同期は取らない。このように構成した理由について以下詳細に説明する。
【0100】
MPEG2トランスポートストリームのトランスポートパケットには、100mm秒以内の間隔で、上述したPCRが付加される。PCRが付加されているか付加されていないかは、トランスポートパケットのヘッダ部分のアダプテーションフィールドの5フラグに記述されている。
【0101】
また、トランスポートパケットはオーディオ用のパケットとビデオ用のパケットが別々のパケットとして送られてくる。このようなトランスポートパケットの区別は、トランスポートパケットのヘッダ部分に記述されているPIDを参照することによって行うことが出来る。
【0102】
トランスポートデコーダ34は、これらのトランスポートパケットを分離し、オーディオ用のエレメンタリーストリームとビデオ用のエレメンタリーストリームを生成する。オーディオ用のエレメンタリーストリームには、オーディオ用のPTSが付加されており、ビデオ用のエレメンタリーストリームにはビデオ用のPTSが付加されている。
【0103】
AVデコーダ35は、オーディオ用のPTSとSTCカウンタ13のカウント値が一致するタイミングで、順次オーディオ用のエレメンタリーストリームを伸長し、出力する。同時に、ビデオ用のPTSとSTCカウンタ13のカウント値が一致するタイミングで、ビデオ用のエレメンタリーストリームを伸長し、出力する。
【0104】
その結果、音声と映像を表示するタイミングが一致する。例えば、映画などの場合、登場人物が話す口の動きと、音声の出力が完全に一致する。このようないわゆるリップシンクを、AV同期をとっている親画面で実現することが出来る。
【0105】
子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータは、AV同期をとっていないので、リップシンクを実現することは出来ない。ところが、子画面67〜69は、音声をメインスピーカに出力しない。通常、子画面67〜69の音声はどこにも出力しない。従って、子画面67〜69に関しては、リップシンクを実現する必要がない。以上が、親画面66に表示するチャンネルのみAV同期をとり、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータをフリーランでAVデコードするようにした理由である。
【0106】
ただし、例外として、子画面67〜69に表示するいずれかのチャンネル音声をテレビ受像器のイヤホンジャックから出力した場合は、映像と音声のタイミングがあわなくなる。
【0107】
また、子画面67〜69に表示される映像は、AV同期を取らなかったため、色がちらつくなどの不具合が生じる。ただし、図12に示すように、子画面67〜69の表示面積が親画面66に比較して小さいので、上記の色のちらつきはある程度までは気にならない。
【0108】
また、親画面66に表示するチャンネルを別のチャンネルに切り替えた直後から、新しいチャンネルのPCRを抽出し、PLL同期をとり、新しいSTCを正確に生成出来るまでの期間、AV同期をとることは出来ないので、同期ずれやブロックノイズを隠すため、映像をブラックアウトし、音声をミュートする必要がある。
【0109】
このように、本実施の形態のSTB33は、子画面での表示に若干の不具合と親画面のチャンネルを別のチャンネルに切り替えた時に、瞬時に新しいチャンネルのAVデータを表示出来ないという欠点があるが、装置規模が小さいSTBを実現することが出来る。
【0110】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について、図3、図12を参照して説明する。
【0111】
図3は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0112】
図12は、図3に示すSTB36が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図である。
【0113】
図12では、テレビ画面65は、4画面から構成されており、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同一のものである。
【0114】
図3に示すように、STB36は、BSチューナ4、IEEE1394インターフェース5、トランスポートデコーダ37、AVデコーダ38から構成される。
【0115】
第2の実施の形態との相違点は、PCR抽出部11の代わりに、時分割PCR抽出部14から構成される点である。それ以外は、第2の実施の形態と同一であるので記述を省略する。
【0116】
時分割PCR抽出部14は、テレビ画面65の各画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを時分割で抽出する手段である。
【0117】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0118】
トランスポートデコーダ37にMPEG2トランスポートストリームが送られてくるまでの動作は、第2の実施の形態と同一である。
【0119】
トランスポートデコーダ37は、MPEG2トランスポートストリームを分離する。その際、トランスポートデコーダ37は、次のことを行う。
【0120】
すなわち、テレビ画面65には、親画面66、子画面67〜69の合計4つの画面がある。そのうち、親画面66に表示するチャンネルのAVデータから、PCRを抽出する。
【0121】
本実施の形態では、親画面66にBS放送のチャンネルの番組1を表示し、子画面67にはBS放送で親画面66に表示するチャンネルとは別のチャンネルの番組2を表示する。また、子画面68にCS放送のチャンネルの番組3を表示する。また、子画面69にDVHS8で再生されている中の特定のチャンネルの番組4を表示する。このように、テレビ画面65に表示するチャンネルのAVデータは、チャンネル毎に異なった時刻基準のPCRが付加されている。
【0122】
時分割PCR抽出部14は、通常親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出している。そして、子画面67〜69に表示するチャンネルが切り替わった場合のみ、所定の時間だけ、切り替わったチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。所定の時間が経過すると、再び、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。
【0123】
例えば子画面67に表示するチャンネルが別のチャンネルが選択されて切り替わった場合、時分割PCR抽出部14は、所定の時間だけ、切り替わったチャンネルのPCRを抽出する。
【0124】
さらに、このようにして、抽出された、親画面66に表示するPCRを用いて、PLL部12は、PLL同期をとる。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる。時分割PCR抽出部14が、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出している時は、PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。そして、時分割PCR抽出部14が、子画面67〜69のいずれかに表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出している時は、PLL部12は、そのチャンネルとPLL同期をとる。
【0125】
STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、時分割PCR抽出部14で抽出したPCRの値から、AVデータの送り手側の時刻を再現する。
【0126】
すなわち、時分割PCR抽出部14が親画面66に表示するチャンネルのPCRを抽出している時、PLL部12も親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとるので、STCカウンタ13は、親画面66に表示する示するチャンネルの時刻を再現することになる。また、時分割PCR抽出14が子画面67〜69のいずれかに表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出している時、PLL部12も子画面67〜69のいずれかに表示するチャンネルとPLL同期をとるので、STCカウンタ13は、そのチャンネルの時刻を再現することになる。
【0127】
このようなSTCカウンタ13を用いて、AVデコーダ38は、圧縮されているMPEG形式のデータを伸長し、アナログ信号に変換する。ただし、AVデコーダ38は、STCカウンタ13が親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現している時は、そのチャンネルのAVデータとのみAV同期をとり、それ以外のチャンネルのAVデータとはAV同期をとらずに、AVデータを伸長し、アナログ信号に変換する。また、STCカウンタ13が子画面67〜69に表示するチャンネルの時刻を再現している時は、時刻を再現しているチャンネルとのみAV同期をとり、それ以外のチャンネルのAVデータとはAV同期をとらずに、AVデータを伸長し、アナログ信号に変換する。
【0128】
すなわち、AVデコーダ38は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら処理している時は、それ以外のチャンネルのAVデータはフリーランで処理する。また、子画面67〜69のいずれかに表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら処理している時は、親画面66に表示するチャンネルを含むそれ以外のチャンネルはフリーランで処理する。
【0129】
さらに、AVデコーダ38は、このようにして得られたアナログ信号をビデオ信号とオーディオ信号として出力する。親画面66、子画面67〜69の4つの画面には映像が表示され、また、親画面66に表示するチャンネルの音声は、メインスピーカから出力される。
【0130】
このように、本実施の形態では、通常親画面に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら処理しており、子画面に表示するチャンネルが変更になった場合のみ所定の時間だけ、その子画面に表示するチャンネルのAVデータとAV同期をとり、所定の時間が経過すると、再び、親画面に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら処理する。
【0131】
従って、本実施の形態では、第2の実施の形態と同程度の装置規模を保ちながら、子画面の色のちらつきなどの表示上の不具合を改善することが出来る。
【0132】
なお、本実施の形態では、PLL部12は時分割PCR抽出部14がPCRを抽出したチャンネルとPLL同期をとるとして説明したが、これに限らない。PLL部12は、常に親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる。すなわち、親画面に表示するチャンネルのクロックを再現するようにしても構わない。
【0133】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について、図4、図11、図12を参照して説明する。
【0134】
図4は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0135】
図12は、図4に示すSTB39が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0136】
図11は、図12のテレビ画面65を操作するためのリモコン17である。リモコン17には、確定60、上へ61、下へ62、右へ63、左へ64の操作ボタンがある。それ以外にも、テレビ受像器の電源のオン/オフ、チャンネルの選択などの操作ボタンがあるが、説明をわかりやすくするために省略してある。
【0137】
子画面68は、画面枠が他の画面とは異なっている。これは、子画面68にカーソルが位置しているからである。すなわち、リモコン17の上へ61、下へ62、右へ63、左へ64の各ボタンを押すと、子画面68に位置しているカーソルを移動することが出来る。例えば、左へ64を押すと、カーソルは子画面68から親画面66に移動する。また、上へ61を押すと、カーソルは子画面68から子画面67に移動する。そして、確定60を押すと、カーソルの位置する画面に表示されているチャンネルが親画面66に表示される。この意味で、カーソルの位置している子画面のことを親画面の次候補になっている子画面と呼ぶことにする。
【0138】
図4に戻って、STB39は、PCR抽出部11a〜b、PLL部12a〜b、STCカウンタ13a〜bのセットを2セット持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。
【0139】
PCR抽出部11aは、テレビ画面65の親画面66または親画面66の次候補の子画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する手段である。PCR抽出部11bは、テレビ画面65の親画面または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルで、PCR抽出部11aでPCRを抽出されるAVデータのチャンネルではない方のチャンネルのAVデータのPCRを抽出する手段である。
【0140】
PLL部12aは、PCR抽出部11aで抽出したPCRを用いて、親画面66または親画面66の次候補となっている子画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。PLL部12bは、PCR抽出部11bで抽出したPCRを用いて、親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、PLL部12a〜bは、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0141】
STCカウンタ13aは、PLL部12aから得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11aで抽出したPCRの値から、親画面66または親画面66の次候補となっている子画面に表示するチャンネルの時刻を再現する手段である。STCカウンタ13bは、PLL部12bから得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11bで抽出したPCRの値から、親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルの時刻を再現する手段である。
【0142】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0143】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0144】
本実施の形態では、PCR抽出部11aとPCR抽出部11bのいずれか一方は必ず親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。そして、もう一方は、親画面66の次候補になっている子画面のPCRを抽出する。
【0145】
そして、PLL部12aは、PCR抽出部11aが親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出している時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。またPCR抽出部11aが親画面66の次候補になっている子画面のPCRを抽出している時、親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる。PLL部12bも同様である。すなわち、PLL部12aとPLL部12bは、いずれか一方が親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとり、もう一方が親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0146】
また、STCカウンタ13a、STCカウンタ13bは、いずれか一方が親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現し、もう一方が親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルの時刻を再現する。
【0147】
そして、AVデコーダ41は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータと、親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのAVデータとはAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。それ以外のAVデータについては、AV同期をとらずに伸長し、アナログ信号に変換する。
【0148】
図12のテレビ画面65では、親画面66の次候補になっている子画面は、子画面68である。この場合、AVデコーダ41は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータと、子画面68に表示するチャンネルのAVデータとをAV同期をとりながら伸長し、アナログデータに変換する。それ以外のAVデータはAV同期をとらず、フリーランで伸長し、アナログデータに変換する。
【0149】
ここで、リモコン17の上へ61を押したとする。そうすると、カーソルの位置が、子画面67に移動する。つまり、親画面66の次候補になっている子画面が変更された。この場合、PCR抽出部11a〜bのいずれか、PLL部12a〜bのいずれか、STCカウンタ13a〜bのいずれかは、子画面68に表示するチャンネルに関しての処理を終了し、子画面67に関する処理を開始する。
【0150】
テレビ画面65がこのような状態の時、すなわち子画面67が親画面66の次候補になっているときに、リモコン17の確定60を押すと、子画面67に表示されていたチャンネルは、親画面66に表示するようになり、親画面66に表示されていたチャンネルは、子画面67に表示されるようになる。つまり、親画面66と親画面66の次候補となっているチャンネルが互いに入れ替わる。
【0151】
しかし、チャンネルが入れ替わっても、STCカウンタ13aとSTCカウンタ13bは親画面66と親画面の次候補となっている子画面に表示するチャンネルの時刻をともに再現している。従って、AVデコーダ41は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータと親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのAVデータとのAV同期を中断することなく処理することが出来る。
【0152】
本実施の形態では、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66のチャンネルの切替が瞬時にできるようになった。
【0153】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について、図5、図12を参照して説明する。
【0154】
図5は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0155】
図12は、図5に示すSTB42が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図である。
【0156】
図12では、テレビ画面65は、4画面から構成されており、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同一のものである。
【0157】
図5に示すように、STB42は、BSチューナ4、IEEE1394インターフェース5、トランスポートデコーダ43、AVデコーダ44から構成される。
【0158】
第1の実施の形態との相違点は、PLL部12a〜dが4個あった構成から、PLL部12が1個のみの構成となった点である。
【0159】
それ以外は、第1の実施の形態と同一であるので記述を省略する。
【0160】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。
【0161】
次に、このような本実施の形態の動作を第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0162】
第1の実施の形態と同様にして、時分割PCR抽出14は、親画面66、子画面67〜69に表示する各チャンネルのPCRを時分割で抽出する。そして、PLL部12は、抽出された、親画面66に表示するチャンネルのPCRを使用して、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0163】
STCカウンタ13a〜dは、時分割PCR抽出部14で抽出されたPCRとPLL部12が生成するクロックを利用して、親画面66と子画面67〜69に表示する各チャンネルの時刻を再現する。
【0164】
すなわち、子画面67〜69に表示するチャンネルについては、親画面66に表示するチャンネルのクロックを用いて、その時刻を再現している。
【0165】
AVデコーダは、STCカウンタ13a〜dのカウント値を参照して、親画面66及び子画面67〜69に表示する全てのチャンネルのAVデータをAV同期を取りながら、伸長し、アナログ信号に変換する。
【0166】
このようにすることによって、第1の実施の形態に比較して、装置規模をさらに小さくすることが出来る。
【0167】
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について、図6、図11、図12を参照して説明する。
【0168】
図6は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0169】
図12は、図6に示すSTB45が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0170】
図11は、図12のテレビ画面65を操作するためのリモコン17であり、第4の実施の形態ですでに説明したものである。
【0171】
図6において、STB45は、PCR抽出部11a〜bを2個持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。
【0172】
PCR抽出部11aは、テレビ画面65の親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する手段である。PCR抽出部11bは、テレビ画面65の親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルで、PCR抽出11aがPCRを抽出しているAVデータのチャンネルでない方のチャンネルのAVデータのPCRを抽出する手段である。
【0173】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0174】
STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜bのいずれかで抽出した親画面66に表示するチャンネルのPCRの値から、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する手段である。
【0175】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0176】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0177】
本実施の形態では、PCR抽出部11aとPCR抽出部11bのいずれか一方は必ず親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。そして、もう一方は、親画面66の次候補になっている子画面のPCRを抽出する。
【0178】
PLL部12は、常時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。また、STCカウンタ13は、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する。
【0179】
AVデコーダ47は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。それ以外のAVデータについては、AV同期をとらずに伸長し、アナログ信号に変換する。
【0180】
図12のテレビ画面65では、親画面66の次候補になっている子画面は、子画面68である。この場合、AVデコーダ47は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログデータに変換する。それ以外のAVデータはAV同期をとらず、フリーランで伸長し、アナログデータに変換する。
【0181】
ここで、リモコン17の上へ61を押したとする。そうすると、カーソルの位置が、子画面67に移動する。つまり、親画面66の次候補になっている子画面が変更された。この場合、PCR抽出部11a〜bのいずれかは、子画面68に表示するチャンネルのAVデータを抽出する処理を終了し、子画面67に表示するチャンネルのPCRを抽出する処理を開始する。
【0182】
テレビ画面65がこのような状態の時、すなわち子画面67が親画面66の次候補になっているときに、リモコン17の確定60を押すと、子画面67に表示されていたチャンネルは、親画面66に表示されるようになり、親画面66に表示されていたチャンネルは、子画面67に表示されるようになる。つまり、親画面66と親画面66の次候補となっているチャンネルが互いに入れ替わる。
【0183】
このように親画面66と子画面67に表示するチャンが入れ替わった時、PLL部12は、PCR抽出部11a〜bのいずれかがそれまで抽出していた新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルのAVデータのPCRをも用いて、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルとPLL同期をとることを開始する。
【0184】
そして、STCカウンタ13は、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルの時刻を再現する。
【0185】
AVデコーダ47は、それまで親画面66に表示されていたチャンネルのAVデータのAV同期をとることを中止する。それと同時に、AVデコーダ47は、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルのAVデータをAV同期をとることを開始する。
【0186】
本実施の形態では、PCR抽出部11a〜bが親画面66に表示されているチャンネルと親画面66の次候補となっているチャンネルのAVデータのPCRをともに抽出している。このことによって、親画面66と親画面66の次候補となっているチャンネルが入れ替わった場合でも、それまでに抽出していた、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルのPCRをも利用して、PLL同期をとることが出来る。従って、第2の実施の形態のようにPLL同期をとるために親画面66に表示するチャンネルの次のPCRが到着するのを待つ時間を短縮することが出来る。従って、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66のチャンネルの切替を迅速に行うことが出来る。
【0187】
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態について、図7、図11、図12を参照して説明する。
【0188】
図7は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0189】
図12は、図7に示すSTB48が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0190】
図11は、図12のテレビ画面65を操作するためのリモコン17であり、第4の実施の形態ですでに説明したものである。
【0191】
図7において、STB48は、PCR抽出部11a〜bを2個持ち、STCカウンタ13a〜bも2個持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。
【0192】
PCR抽出部11aは、テレビ画面65の親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのAVデータからPCRを抽出する手段である。PCR抽出部11bは、テレビ画面65の親画面66または親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルで、PCR抽出11aがPCRを抽出しているAVデータのチャンネルでない方のチャンネルのAVデータのPCRを抽出する手段である。
【0193】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0194】
STCカウンタ13a〜bは、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜bで抽出した親画面66と親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのPCRの値から、親画面66に表示するチャンネルと親画面66の次候補になっている子画面の2つの時刻を再現する手段である。
【0195】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0196】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0197】
本実施の形態では、PCR抽出部11aとPCR抽出部11bのいずれか一方は必ず親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。そして、もう一方は、親画面66の次候補になっている子画面のPCRを抽出する。
【0198】
PLL部12は、常時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0199】
また、STCカウンタ13a〜bは、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現するとともに、PLL部12のクロックを利用して親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルの時刻をも再現する。
【0200】
そして、AVデコーダ50は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。また、親画面66の次候補になっている子画面に表示するチャンネルのAVデータをもAV同期を取りながら伸長し、アナログ信号に変換する。それ以外のAVデータについては、AV同期をとらずに伸長し、アナログ信号に変換する。
【0201】
図12のテレビ画面65では、親画面66の次候補になっている子画面は、子画面68である。この場合、AVデコーダ50は、親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログデータに変換する。それ以外のAVデータはAV同期をとらず、フリーランで伸長し、アナログデータに変換する。
【0202】
ここで、リモコン17の上へ61を押したとする。そうすると、カーソルの位置が、子画面67に移動する。つまり、親画面66の次候補になっている子画面が変更された。この場合、PCR抽出部11a〜bのいずれかは、子画面68に表示するチャンネルのAVデータを抽出する処理を終了し、子画面67に表示するチャンネルのPCRを抽出する処理を開始する。
【0203】
テレビ画面65がこのような状態の時、すなわち子画面67が親画面66の次候補になっているときに、リモコン17の確定60を押すと、子画面67に表示されていたチャンネルは、親画面66に表示されるようになり、親画面66に表示されていたチャンネルは、子画面67に表示されるようになる。つまり、親画面66と親画面66の次候補となっているチャンネルが互いに入れ替わる。
【0204】
このように親画面66と子画面67に表示するチャンが入れ替わった時、PLL部12は、PCR抽出部11a〜bのいずれかがそれまで抽出していた新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルのAVデータのPCRをも用いて、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルとPLL同期をとることを開始する。
【0205】
そして、STCカウンタ13a〜bは、親画面66に表示されるチャンネルの時刻と親画面66の次候補になっている子画面に表示されるチャンネルの時刻を再現する。ただし、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルについては、新たにPLL部12がPLL同期をとるようになる。従って、親画面66に表示されるようになったチャンネルについては、STCカウンタ13a〜bのいずれかが、自らのチャンネルとPLL同期をとったクロックを用いて、その時刻を再現するようになる。
【0206】
AVデコーダ50は、それまで親画面66に表示されていたチャンネルのAVデータのAV同期をとるとともに、新たに親画面66に表示されるようになったチャンネルのAVデータをAV同期をとる。
【0207】
本実施の形態では、STCカウンタ13a〜bが親画面66に表示されているチャンネルと親画面66の次候補となっているチャンネルの時刻をともに再現している。このことによって、親画面66と親画面66の次候補となっているチャンネルが入れ替わった場合でも、それまでに再現していた時刻を継続して利用することが出来るので、AV同期を継続してとることが出来る。従って、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66のチャンネルの切替を迅速に行うことが出来る。
【0208】
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態について、図8、図12を参照して説明する。
【0209】
図8は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0210】
図12は、図8に示すSTB51が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0211】
図8において、STB51は、PCR抽出部11a〜dを4個持ち、STCカウンタ13a〜dも4個持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。すなわちPCR抽出部11a〜d、STCカウンタ13a〜dをテレビ画面65を構成する画面の数と同じ個数だけ持つ。
【0212】
PCR抽出部11a〜dは、テレビ画面65の親画面66と子画面67〜69に表示するチャンネルすべてのAVデータからPCRを抽出する手段である。
【0213】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、AVデータの送り手側が時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0214】
STCカウンタ13a〜dは、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜dで抽出した親画面66と子画面67〜69に表示するすべてのチャンネルのPCRの値から、親画面66と子画面67〜69に表示するすべてのチャンネルの時刻を再現する手段である。
【0215】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0216】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0217】
本実施の形態では、PCR抽出部11a〜dが、親画面66と子画面67〜69のすべてのチャンネルのAVデータを抽出する。すなわち、PCR抽出部11aは、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11bは、子画面67に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11cは、子画面68に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11dは、子画面69に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。
【0218】
そして、PLL部12は、常時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0219】
また、STCカウンタ13a〜dは、親画面66と子画面67〜69に表示するすべてのチャンネルの時刻を再現する。
【0220】
そして、AVデコーダ53は、親画面66と子画面67〜69に表示するすべてのチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。
【0221】
本実施の形態では、AVデコーダ53が常時すべてのAVデータをAV同期を取りながら、伸長し、アナログ信号に変換することが出来る。従って、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66と子画面67〜69のチャンネルの切替を瞬時に行うことが出来る。
【0222】
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態について、図9、図12を参照して説明する。
【0223】
図9は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0224】
図12は、図9に示すSTB54が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0225】
図9において、STB54は、PCR抽出部11a〜dを4個持ち、差分計算部15を持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。すなわちPCR抽出部11a〜dをテレビ画面65を構成する画面の数と同じ個数だけ持つ。
【0226】
PCR抽出部11a〜dは、テレビ画面65の親画面66と子画面67〜69に表示するチャンネルすべてのAVデータからPCRを抽出する手段である。
【0227】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、放送局の符号器がデータを符号化する際に時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0228】
STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜dで抽出した親画面66に表示するチャンネルのPCRの値から、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する手段である。
【0229】
差分計算部15は、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータのPCRが到着した時に、そのPCRと親画面に表示するチャンネルの時刻との差分を計算し、保持しておく手段である。
【0230】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0231】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0232】
本実施の形態では、PCR抽出部11a〜dが、親画面66と子画面67〜69のすべてのチャンネルのAVデータを抽出する。すなわち、PCR抽出部11aは、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11bは、子画面67に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11cは、子画面68に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11dは、子画面69に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。
【0233】
PLL部12は、常時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0234】
また、STCカウンタ13は、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する。
【0235】
差分計算部15は、子画面67〜69に表示するチャンネルのPCRが抽出された時、そのPCRとその時点のSTCカウンタ13の示す時刻との差分を計算する。
【0236】
そして、AVデコーダ56は、STCカウンタ13の示す時刻を参照しながら親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。
【0237】
また、AVデコーダ56は、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータについてもAV同期をとる。すなわち、STCカウンタ13の示す時刻に差分計算部15で計算され保持されている差分を加えた値とAVデータのタイムスタンプを比較しながら、処理のタイミングを決定する。このように、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータについては、STCカウンタ13と差分計算部15に保持されている差分値との和をそのチャンネルの時刻とみなして、AV同期をとりながら、伸長し、アナログ信号に変換する。
【0238】
本実施の形態では、AVデコーダ56が常時すべてのAVデータをAV同期を取りながら、伸長し、アナログ信号に変換することが出来る。従って、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66と子画面67〜69のチャンネルの切替を瞬時に行うことが出来る。
【0239】
(第10の実施の形態)
次に、第10の実施の形態について、図10、図12を参照して説明する。
【0240】
図10は、本実施の形態のマルチチャンネル表示を行うためのデータを作成するSTBの構成を示すブロック図である。
【0241】
図12は、図10に示すSTB57が作成したマルチチャンネル表示用データをテレビ画面に表示した例を示す図であり、第1の実施の形態及び第2の実施の形態ですでに説明したものである。
【0242】
図10において、STB57は、PCR抽出部11a〜dを4個持ち、差分計算部15を持ち、タイムスタンプ書き替え部16を持つ点が、第2の実施の形態との相違点である。すなわちPCR抽出部11a〜dをテレビ画面65を構成する画面の数と同じ個数だけ持つ。
【0243】
PCR抽出部11a〜dは、テレビ画面65の親画面66と子画面67〜69に表示するチャンネルすべてのAVデータからPCRを抽出する手段である。
【0244】
PLL部12は、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる手段である。すなわち、放送局の符号器がデータを符号化する際に時刻基準として用いた27MHzの周波数の発振器と発信周波数を同期させる手段である。
【0245】
STCカウンタ13は、PLL部12から得られる27MHzのクロックと、PCR抽出部11a〜dで抽出した親画面66に表示するチャンネルのPCRの値から、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する手段である。
【0246】
差分計算部15は、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータのPCRが到着した時に、そのPCRと親画面に表示するチャンネルの時刻との差分を計算し、保持しておく手段である。
【0247】
タイムスタンプ書き替え部16は、差分計算15が保持している差分を利用して、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータのタイムスタンプを、親画面66に表示するチャンネルの時刻に換算し、書き替える手段である。
【0248】
次に、このような本実施の形態の動作を第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0249】
第2の実施の形態では、常時、親画面に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出した。また、常時、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとった。そして、常時、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現し、親画面に表示するチャンネルのAVデータのみAV同期をとって、伸長した。
【0250】
本実施の形態では、PCR抽出部11a〜dが、親画面66と子画面67〜69のすべてのチャンネルのAVデータを抽出する。すなわち、PCR抽出部11aは、親画面66に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11bは、子画面67に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11cは、子画面68に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。PCR抽出部11dは、子画面69に表示するチャンネルのAVデータのPCRを抽出する。
【0251】
そして、PLL部12は、常時、親画面66に表示するチャンネルとPLL同期をとる。
【0252】
また、STCカウンタ13は、親画面66に表示するチャンネルの時刻を再現する。
【0253】
差分計算部15は、子画面67〜69に表示するチャンネルのPCRが抽出された時、そのPCRとその時点のSTCカウンタ13の示す時刻との差分を計算する。
【0254】
さらに、タイムスタンプ書き替え16は、差分計算部15が保持している、子画面67〜69に表示する各チャンネルの差分を対応するAVデータのタイムスタンプの値から差し引いた値にタイムスタンプを書き替える。
【0255】
そして、AVデコーダ59は、STCカウンタ13の示す時刻を参照しながら親画面66に表示するチャンネルのAVデータをAV同期をとりながら伸長し、アナログ信号に変換する。
【0256】
また、AVデコーダ59は、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータについてもAV同期をとる。すなわち、STCカウンタ13の示す時刻と書き替えられたタイムスタンプを比較しながら、処理のタイミングを決定する。このように、子画面67〜69に表示するチャンネルのAVデータについては、タイムスタンプを書き替えることによって、親画面66に表示するチャンネルの時刻に換算することが出来るので、単一のSTCカウンタ13とAV同期をとりながら、伸長し、アナログ信号に変換することが出来る。
【0257】
本実施の形態では、AVデコーダ59が常時すべてのAVデータをAV同期を取りながら、伸長し、アナログ信号に変換することが出来る。従って、第2の実施の形態に比較して、若干装置の規模が大きくなるものの、親画面66と子画面67〜69のチャンネルの切替を瞬時に行うことが出来る。
【0258】
(第11の実施の形態)
次に、第11の実施の形態について、図16を参照して説明する。
【0259】
図16は、PLL部12の構成を示したブロック図である。
【0260】
このようなPLL部12は、第1〜10の各実施の形態で説明したSTBが有するPLL部として使用することが出来る。
【0261】
PLL部12は、検出したPCR保持部81、引き算器82、差分値83、初期値の差分値保持部84、引き算器85、電圧制御発振器86、カウンタ87、カウンタ値読み取り部88、切替スイッチ89から構成される。
【0262】
また、PLL部12には、2個のPCR抽出部11a〜b、1個のSTCカウンタ13が接続されている。
【0263】
検出したPCR保持部81は、PCR抽出部11a〜bのいずれかが検出したPCRの値を読み取り、保持する手段である。引き算器82は、検出したPCRの値を、PCRを検出した時点でのカウンタ値から引き算する手段である。初期値の差分値保持部84は、チャンネルのAVデータから最初にPCRを検出した値とその時のカウンタ値の差分値を保持する手段である。引き算器85は、差分値83を初期値の差分値保持部84に保持されている値から引き算する手段である。
【0264】
電圧制御発振器86は、引き算器85から出力された値の絶対値が小さくなるように発振周波数を変化させる発振器である。カウンタ87は、電圧制御発振器86が発生するクロックで時刻をカウントする手段である。
【0265】
カウンタ値読み取り部88は、PCR抽出部11bがPCRを検出したタイミングで、カウンタ87の示すカウント値を読み取る手段である。切替スイッチ89は、PCRを抽出するAVデータのチャンネルを切り替える手段である。
【0266】
次にこのような本実施の形態の動作を説明する。
【0267】
PLL部12は、PCR抽出部11aが抽出していたPCRとPLL同期をとっていたとする。そして、画面に表示するチャンネルが変更になったり、親画面と子画面に表示するチャンネルが入れ替わったりして、PCR抽出部11aが抽出していたPCRではなく、別のチャンネルのPCRとPLL同期を新たにとることになったとする。
【0268】
この場合、切替スイッチ89は、PCR抽出部11aからのPCRを読み込むことを終了し、新たにPCR抽出部11bが抽出したPCRを読み込むようにする。
【0269】
まず、PCR抽出部11bが最初にPCRを抽出すると、検出したPCR保持部81は最初に検出したPCR値を読み取り、保持する。同時にPCR抽出部11bは、最初に検出したPCRを検出したタイミングで、PCRを検出したことを示すパルス信号を発生する。カウンタ値読み取り部88は、このPCR検出パルスが送られてくると、そのタイミングで、カウンタ87の示すカウント値を読み取る。そして、引き算器82は、検出したPCR保持部81に保持されている最初に検出したPCR値とカウンタ値読み取り部88で読み取られたカウンタ値の差分を計算する。その差分値83は、初期値の差分値保持部84に保持される。
【0270】
さらに、PCR抽出部11bが2番目のPCRを抽出すると、検出したPCR保持部81は2番目に検出したPCR値を読み取り、保持する。同時にPCR抽出部11bは、PCRを検出したタイミングで、PCRを検出したことを示すパルス信号を発生する。カウンタ値読み取り部88は、このPCR検出パルスが送られてくると、そのタイミングで、カウンタ87の示すカウント値を読み取る。そして、引き算器82は、検出したPCR保持部81に保持されているPCR値とカウンタ値読み取り部88で読み取られたカウンタ値の差分を計算する。引き算器85は差分値83と初期値の差分値保持部84に保持されている差分値との差分値を計算する。電圧制御発振器86は、引き算器85で計算した差分値の絶対値が小さくなるように、発振周波数を変更する。
【0271】
さらに、PCR抽出部11bが3番目以降のPCRを抽出すると、2番目の場合と同様の処理を行う。そして、引き算器85は、3番目以降のPCRに関する差分値83と初期値の差分値保持部84に保持されている差分値との差分値を計算する。電圧制御発振器86は、引き算器85で計算した差分値の絶対値が小さくなるように、発信周波数を変更する。
【0272】
PLL部12は、このようにして、検出したPCRに基づいてPLL同期をとる。
【0273】
そして、STCカウンタ13は、PCR抽出部11bで抽出したPCR値をロードし、その値を電圧制御発振器86が発生するクロックでカウントアップする。このようにして、STCカウンタ13は、チャンネルの時刻を再現する。
【0274】
STCカウンタ13が、PCR抽出部11bがPCRを抽出するAVデータのチャンネルとは別のチャンネルのAVデータのPCRをロードすることも可能である。すなわち、PCR抽出部11aが検出したPCR値をロードし、電圧制御発振器86のクロックに基づいてその値をカウントアップすることも可能である。
【0275】
このような場合は、第1〜10の実施の形態で、PCR抽出部がPCRを抽出するチャンネルよりPLL部の個数が少ない場合に適用することが出来る。
【0276】
以上のようにPLL部12は、初期値の差分値を保持し、この差分値と、PCR値とカウンタ値との差分値との差分をとり、この差分値の絶対値が小さくなるように発信周波数を変化させていく。従って、チャンネルの変更や、親画面と子画面でチャンネルが入れ替わったりするなどして、PLL部12が読み込むPCR値が全く別の系統のものになっても、PLL部12は安定してPLL同期をとることが出来る。
【0277】
なお、第1〜10の各実施の形態では、それぞれ各画面に表示するチャンネル毎にAVデータに付加されるPCRが異なっていることを前提にして説明した。
【0278】
ところが、1つのMPEGトランスポートストリームには通常複数チャンネルのAVデータが多重化されて放送局から放送されるが、このように同一のMEPGトランスポートストリームに属する異なったチャンネルで共通のPCRが用いられることがある。このように、チャンネル毎に異なったPCRを付加するのではなく、MPEGトランスポートストリーム毎に異なったPCRが付加されることがある。このような場合、上記第1〜10の各実施の形態を以下のように読み替えるものとする。
【0279】
すなわち、上記各実施の形態では、時分割PCR抽出部は、テレビ画面に表示するチャンネルのAVデータからチャンネル毎にPCRを抽出すると記述している場合、これを、時分割PCR抽出部は、テレビ画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリーム毎のPCRをMPEGトランスポートストリーム毎に抽出すると読み替える。
【0280】
また、上記各実施の形態では、チャンネル毎に異なった時刻基準のPCRが付加されていると記述している場合、これをチャンネルが属するMPEGトランスポートストリーム毎に異なった時刻基準のPCRが付加されていると読み替える。
【0281】
また、STCカウンタは、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これを、STCカウンタは、親画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0282】
また、STCカウンタは、子画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これを、STCカウンタは、子画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0283】
また、PCR抽出部は、親画面に表示するチャンネルのPCRを抽出すると記述している場合、これを、PCR抽出部は、親画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルのPCRを抽出すると読み替える。
【0284】
また、PCR抽出部は、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出すると記述している場合、これをPCR抽出部は、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルのPCRを抽出すると読み替えるものとする。
【0285】
また、STCカウンタは、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これをSTCカウンタは、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0286】
また、PLL部は、親画面に表示するチャンネルとPLL同期を取ると記述している場合、これを、PLL部は、親画面に表示するチャンネルが属するMPEGトランスポートストリームに含まれるチャンネルとPLL同期を取ると読み替える。
【0287】
さらに、AVデータに付加されているPCRが放送局毎に異なることが考えられる。すなわち、一つの放送局が同時に複数のトランスポンダを使用して番組を放送したり、一つの放送局が、一つのトランスポンダの伝送帯域のうちの一部分のみを使用して番号を放送したりする場合がある。そして、同一の放送局が放送するAVデータにはすべて共通のPCRを付加する場合が起こりうる。このように、チャンネル毎に異なったPCRを付加するのではなく、放送局毎に異なったPCRが付加されることがある。このような場合、上記第1〜10の各実施の形態を以下のように読み替えるものとする。
【0288】
すなわち、上記各実施の形態では、時分割PCR抽出部は、テレビ画面に表示するチャンネルのAVデータからチャンネル毎にPCRを抽出すると記述している場合、これを、時分割PCR抽出部は、テレビ画面に表示するチャンネルが属する放送局毎のPCRを放送局毎に抽出すると読み替える。
【0289】
また、上記各実施の形態では、チャンネル毎に異なった時刻基準のPCRが付加されていると記述している場合、これをチャンネルが属する放送局毎に異なった時刻基準のPCRが付加されていると読み替える。
【0290】
また、STCカウンタは、親画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これを、STCカウンタは、親画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0291】
また、STCカウンタは、子画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これを、STCカウンタは、子画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0292】
また、PCR抽出部は、親画面に表示するチャンネルのPCRを抽出すると記述している場合、これを、PCR抽出部は、親画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルのPCRを抽出すると読み替える。
【0293】
また、PCR抽出部は、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルのPCRを抽出すると記述している場合、これをPCR抽出部は、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルのPCRを抽出すると読み替えるものとする。
【0294】
また、STCカウンタは、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルの時刻を再現すると記述されている場合、これをSTCカウンタは、親画面の次候補の子画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルの時刻を再現すると読み替える。
【0295】
また、PLL部は、親画面に表示するチャンネルとPLL同期を取ると記述している場合、これを、PLL部は、親画面に表示するチャンネルが属する放送局に含まれるチャンネルとPLL同期を取ると読み替える。
【0296】
なお、本実施の形態のPCR抽出部は本発明のPCR抽出手段の例であり、本実施の形態の時分割PCR抽出部は本発明のPCR抽出手段の例であり、本実施の形態のPLL部は本発明のPLL手段の例であり、本実施の形態のSTCカウンタは本発明のSTCカウンタ手段の例であり、本実施の形態のAVデコーダは本発明のAVデコード手段の例であり、本実施の形態のAVデコーダは本発明の出力手段を兼ねており、本実施の形態の差分計算部は本発明の差分計算手段の例であり、本実施の形態のタイムスタンプ書き替え部は本発明のタイムスタンプ書き替え手段の例である。さらに、本実施の形態のテレビ画面は本発明のマルチ画面の例であるり、本実施のMPEGトランスポートストリームは本発明の所定の伝送単位の例であり、本実施の形態の放送局は本発明の所定の伝送単位の例であり、本実施の形態のチャンネルは本発明の所定の伝送単位の例である。
【0297】
さらに、第1〜10の実施の形態では、図12のテレビ画面65のように表示するとして説明したがこれに限らない。図13のテレビ画面70のように表示しても構わない。テレビ画面70は、親画面71、子画面72〜74が同一の大きさである。また、図14のテレビ画面75のように表示しても構わない。テレビ75は、親画面76の中に子画面77が表示されている。また、図15のテレビ画面78のように表示しても構わない。テレビ画面78では、親画面79と子画面80が同一のサイズで表示されており、2枚の画面しかない場合である。この場合、親画面79の次候補である子画面は、常に子画面80になる。要するに、親画面と子画面の配置や大きさを自由にレイアウトしたテレビ画面であって、子画面の画面数も任意の枚数であるテレビ画面でありさえすればよい。
【0298】
さらに、第1〜10の実施の形態では、PLL部が1つしかない場合に、親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる場合を主に説明したが、これに限らない。PLL部が1つしかない場合でも、親画面以外の画面に表示するチャンネルとPLL同期をとっても構わない。例えば、図13のテレビ画面70のような画面が表示されており、親画面71には、文字放送の番組が表示されている場合、親画面71の映像のリップシンクをとる必要はない。そのような場合には、子画面72にハイビジョン放送の番組が表示されているとき、子画面72に表示されているチャンネルとPLL同期をとり、そのAVデータをAV同期をとりながらデコードする方がよい。要するに、画質が要求されるチャンネルのAVデータに、PLL同期やAV同期をとることを優先させるようにしても構わない。
【0299】
さらに、本実施の形態では、図16に示すようなPLL部を、第1〜10の各実施の形態で説明したPLL部として使用するとして説明したが、これに限らない。これ以外のPLL部を使用しても構わない。
【0300】
さらに、第1〜10の実施の形態のPCR抽出部と時分割PCR抽出部とが混在するような構成も本発明に属する。例えば、親画面に表示するチャンネルについては、常時1個のPCR抽出手段がAVデータのPCRを抽出し、子画面に表示する全てのチャンネルについては、時分割PCR抽出部がPCRを抽出する構成をとることが出来る。
【0301】
さらに、本発明のマルチチャンネル表示用データ作成装置の全部または一部の各手段の全部または一部の機能をハードウェアで実現しても構わないし、コンピュータのプログラムを用いてソフトウェア的に実現しても構わない。
【0302】
さらに、本発明のマルチチャンネル表示用データ作成装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び/またはデータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も発明に属する。
【0304】
さらに、発明のデータとは、データ構造、データフォーマット、データの種類などを含む。また、発明の媒体とは、ROM等の記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含む。また、発明の担持した媒体とは、例えば、プログラム及び/またはデータを記録した記録媒体、やプログラム及び/またはデータを伝送する伝送媒体等を含む。また、発明のコンピュータにより処理可能とは、例えば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュータにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場合であれば、伝送対象となるプログラム及び/またはデータが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱えることであることを含む。
【0305】
さらに、上記実施の形態のいずれかに記載のSTBの全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び/またはデータを記録したプログラム記録媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、読み取られた前記プログラム及び/またはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を実行するプログラム記録媒体であっても良い。
【0306】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、回路規模が小さいマルチチャンネル表示用データ作成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図8】本発明の第8の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図9】本発明の第9の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図10】本発明の第10の実施の形態におけるSTBの構成を示すブロック図
【図11】本発明の第1〜10の実施の形態におけるリモコンの例を示す図
【図12】本発明の第1〜10の実施の形態におけるテレビ画面の例を示す図
【図13】本発明の第1〜10の実施の形態におけるテレビ画面の例を示す図
【図14】本発明の第1〜10の実施の形態におけるテレビ画面の例を示す図
【図15】本発明の第1〜10の実施の形態におけるテレビ画面の例を示す図
【図16】本発明の第11の実施の形態におけるPLL部の構成を示すブロック図
【図17】従来のマルチチャンネル表示用データを作成するSTBの構成を示すブロック図
【図18】従来のテレビ画面の例を示す図
【符号の説明】
2 IEEE1394バス
3 IEEE1394バス
4 BSチューナ
5 IEEE1394インターフェース
6 アンテナ
7 CSチューナ
8 DVHS
11 PCR抽出部
11a〜d PCR抽出部
12 PLL部
12a〜d PLL部
13 STCカウンタ
13a〜d STCカウンタ
14 時分割PCR抽出部
30 STB
31 トランスポートデコーダ
32 AVデコーダ
34 トランスポートデコーダ
35 AVデコーダ
33 STB

Claims (8)

  1. AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置であって、
    トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
    前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
    前記親画面に表示するチャンネルのPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
    前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
    前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
    前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
    前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していた前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRを利用してそのチャンネルのPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルの時刻を再現し、
    前記出力されたAVデータは、前記マルチ画面で表示されることを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成装置。
  2. 前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
    前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
    前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御することを特徴とする請求項に記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置。
  3. 前記入力手段は、前記複数チャンネル毎に、同一のPCRが付加されており、トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力し、
    前記PCR抽出手段は、前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出
    前記PLL手段は、前記親画面に表示するチャンネルのPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルのPLL同期をと
    前記STCカウンタ手段は、前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウント
    前記AVデコード手段は、前記複数のチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルに含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルに含まれないチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコード
    前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していたPCRを利用してそのチャンネルのPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルの時刻を再現する、ことを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置。
  4. AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声をメインスピーカに出力する親画面と、AVデータの映像を表示し、そのAVデータの音声を前記メインスピーカに出力しない子画面から構成されているマルチ画面に複数チャンネルのAVデータを表示するためのデータを作成するマルチチャンネル表示用データ作成装置で用いられるマルチチャンネル表示用データ作成方法であって、
    前記マルチチャンネル表示用データ作成装置は、
    トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力する入力手段と、
    前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出する2個のPCR抽出手段と、
    前記親画面に表示するチャンネルのPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルとPLL同期をとる1個のPLL手段と、
    前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントする1個のSTCカウンタ手段と、
    前記親画面に表示するチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードするAVデコード手段と、
    前記AVデコードされたAVデータを出力する出力手段とを備え、
    前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していた前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRを利用してそのチャンネルのPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルの時刻を再現し、
    前記出力されたAVデータを、前記マルチ画面で表示する、ことを特徴とするマルチチャンネル表示用データ作成方法
  5. 前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
    前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
    前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御する、ことを特徴とする請求項4に記載のマルチチャンネル表示用データ作成方法。
  6. 前記入力手段は、前記複数チャンネル毎に、同一のPCRが付加されており、トランスポートストリームのトランスポートパケットを利用して送られてくる、複数チャンネルのAVデータを入力し、
    前記PCR抽出手段は、前記複数チャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルのPCRと、前記子画面のうち前記親画面の次候補となっている前記子画面に表示するチャンネルのPCRとを抽出し、
    前記PLL手段は、前記親画面に表示するチャンネルのPCRを利用して、前記親画面に表示するチャンネルのPLL同期をとり、
    前記STCカウンタ手段は、前記PLL手段の発信周波数で前記親画面に表示するチャンネルの時刻をカウントし、
    前記AVデコード手段は、前記複数のチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルに含まれるチャンネルのAVデータについては、前記STCカウンタ手段とAV同期をとりながら、AVデコードし、前記子画面に表示するチャンネルのうち、前記親画面に表示するチャンネルに含まれないチャンネルのAVデータについては、AV同期をとらずにAVデコードし、
    前記親画面の次候補となっている前記子画面のチャンネルが親画面に切り替えられると、前記PLL手段は、それまでに抽出していたPCRを利用してそのチャンネルのPLL同期をとり、前記STCカウンタ手段はそのチャンネルの時刻を再現する、ことを特徴とする請求項4に記載のマルチチャンネル表示用データ作成方法。
  7. 前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
    前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
    前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御することを特徴とする請求項3に記載のマルチチャンネル表示用データ作成装置。
  8. 前記PLL手段は、自らが有する発信器の発信周波数でカウントするカウンタを有し、前記PCR抽出手段が最初に抽出した、PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第1の差分を求めて保持し、
    前記PCR抽出手段が2回目以降に抽出した、前記PLL同期をとるべきチャンネルのPCRの値と前記PCR抽出手段がそのPCRを抽出した時の前記カウンタのカウント値との第2の差分を求め、
    前記第1の差分と前記第2の差分との差が少なくなるように発振周波数を制御することを特徴とする請求項6に記載のマルチチャンネル表示用データ作成方法。
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