JP3556983B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関し、とくに燃料フィルタ系統に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−129325号公報は、従来の内燃機関の燃料供給装置の一例を示しており、それを系統図で示せば図8のようになる。図8の装置では、燃料ポンプ102と燃料噴射弁104とを接続する燃料配管106の途中に燃圧レギュレータ108が設けられており、さらに燃圧レギュレータ108と燃料噴射弁104との間に高圧燃料フィルタ116が設けられている。燃圧レギュレータ108での余分の燃料はリターン配管110により燃料タンク114に戻される。燃料ポンプ102の吸込み側には低圧サクションフィルタ112がとりつけられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術には次の問題がある。
(i)燃圧レギュレータと燃料噴射弁との間の高圧配管部分に高圧燃料フィルタがあるので、配管のつなぎ目のシール条件が厳しくなり(フィルタと配管のつなぎ目でのもれは燃料噴射条件に影響するので許されない)、配管コストが高くなる。
(ii)燃圧レギュレータと燃料噴射弁との間に高圧燃料フィルタがあるので、高圧燃料フィルタのつまり、およびそれによる高圧燃料フィルタ部位での圧損の変化が、すぐに燃料噴射に影響してしまう。
(iii )大部分の燃料が燃圧レギュレータからリターン配管を介して燃料タンクに戻りリターン配管には燃料フィルタが設けられていないので、燃料タンク内の燃料は浄化されない。そのため、サクションフィルタのつまりが生じやすくなり、サクションフィルタの目を粗くしてつまりを抑制すると燃料内に含まれている細かな異物により燃料ポンプ内部の摩耗が生じやすくなる。
本発明の目的は、配管コストを低減でき、たとえ燃料フィルタが目づまりを生じても燃料噴射に影響することが少なく(たとえば、燃圧をほとんど上昇させない)、燃料タンク内の大量の燃料を浄化できる内燃機関の燃料供給装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の装置は次の通りである。
(1) 燃料ポンプと、
燃料噴射弁と、
前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
を有し、
前記燃料フィルタは低圧燃料フィルタであり、前記燃料ポンプと前記燃圧レギュレータと前記燃料リターン配管と前記燃料フィルタが燃料タンクの内部に配置されている、
内燃機関の燃料供給装置。
(2) 燃料ポンプと、
燃料噴射弁と、
前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分に対して設けられた、前記燃料フィルタが目ずまりしたときに燃料を前記燃料フィルタをバイパスさせて燃料タンクにリターンさせるバイパス手段と、
を有する内燃機関の燃料供給装置。
(3) 燃料ポンプと、
燃料噴射弁と、
前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分に対して設けられたジェットポンプと、
を有し
前記ジェットポンプはベンチュリー部と吸込み口と排出口を有し、前記ベンチュリー部は前記燃圧レギュレータに接続しており、前記吸込み口は下端が燃料タンク内の燃料の底部分に開口する燃料汲み上げ管に接続しており、前記排出口は前記燃料タンクに連通している、内燃機関の燃料供給装置。
(4) 燃料ポンプと、
燃料噴射弁と、
前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分、および前記燃料フィルタのフィルタエレメントより上流側部分、の何れか少なくとも一方に設けられた小孔と、
を有する内燃機関の燃料供給装置。
【0005】
【作用】
上記(1)の装置では、燃圧レギュレータの燃料リターン配管、すなわち圧力が実質的にかからない配管に燃料フィルタが設けられているので、燃料フィルタと配管とのつなぎ目等に高性能のシールが必要でなく、燃料フィルタ自身も低圧フィルタでよく、配管コストが低下する。また、燃料噴射弁にかかる燃圧は燃圧レギュレータで決定されるので、低圧燃料フィルタに目づまりが生じて燃圧レギュレータの燃料リターン配管の圧力が変化しても、燃料リターン配管圧力が燃料配管圧力より小さい間は、燃圧レギュレータよりも高圧側配管に与える圧力の影響は小であり、したがって燃料噴射に与える影響は小さい。また、燃料ポンプで圧送される燃料の大部分の燃料は燃圧レギュレータの燃料リターン配管を流れて燃料タンクに戻るので、燃料リターン配管に燃料フィルタを置くことにより効果的に燃料タンク内の燃料が浄化される。
上記(2)の装置では、上記(1)の装置の作用に加え、次の作用がある。すなわち、燃料フィルタに目づまりが生じて燃料リターン配管圧力が燃料配管圧力に近い圧力にまで上昇すると、燃料配管内の燃圧が上って燃料噴射量が増加し、空燃比がオーバリッチとなるが、(2)の装置ではバイパス手段が設けられているので、燃料フィルタに目づまりが生じても燃料はバイパス手段によって燃料フィルタを通らないで燃料タンクに戻され、燃料リターン配管圧力が過大に上昇することはなく、オーバリッチも生じない。
上記(3)の装置では、上記(1)、(2)の装置の作用に加えて、次の作用がある。すなわち、(3)の装置ではジェットポンプが設けられているので、常時は燃料はジェットポンプの燃料汲み上げ管を通してジェットッポンプの部位に汲み上げられそこから燃料フィルタを通って燃料タンクへと循環され、燃料フィルタに目づまりが生じると、燃料はジェットッポンプから燃料汲み上げ管を通して燃料タンクへと戻され、燃料リターン配管圧力が過大に上昇することはなく、オーバリッチも生じない。
上記(4)の装置では、上記(1)、(2)の装置の作用に加えて、次の作用がある。すなわち、(4)の装置では小孔が設けられているので、燃料フィルタに目づまりが生じると、燃料は小孔を通して燃料タンクへと流れるので、リターン配管圧力が過大に上昇することはなく、オーバリッチも生じない。
【0006】
【実施例】
図1、図2、図3は本発明の第1、第2、第3実施例をそれぞれ示しており、図4〜図6はそれらの実施例で用いられる燃料フィルタの一例を示している。全実施例にわたって共通する構成部分には、全実施例にわたって同じ符号を付してある。
まず、全実施例にわたって共通する構成を、たとえば図1を参照して、説明する。
内燃機関の燃料供給装置は、燃料ポンプ2と、燃料噴射弁4と、燃料ポンプ2と燃料噴射弁4とを接続する燃料配管(高圧燃料配管)6と、燃料配管6に連通された燃圧レギュレータ8と、燃圧レギュレータ8からの燃料リターン配管10と、燃料ポンプ2の吸込み側に接続されたサクションフィルタ12と、燃料タンク14と、を有する。燃料ポンプ2、サクションフィルタ12は燃料タンク14内に設けられ、燃料ポンプ2は燃料タンク14内の燃料をサクションフィルタ12を介して汲み上げる。燃圧レギュレータ8からの戻り燃料は燃料リターン配管10を通って燃料タンク14に戻される。
【0007】
内燃機関の燃料供給装置は、さらに、燃圧レギュレータ8の燃料リターン配管10に設けられた燃料フィルタ16を有する。燃料リターン配管10は低圧配管であり、燃料フィルタ16は低圧燃料フィルタからなる。
燃料ポンプ2のレリーフ圧は約500〜600KPa(5〜6kg/cm)であり、その圧力迄燃圧を上げる能力を有しているが、燃圧レギュレータ8の設定圧が約300KPa(3kg/cm)なので、燃料配管6の圧力は燃圧レギュレータ8の設定圧に調圧される。燃料リターン配管10の圧力は燃料タンク14内圧力より燃料フィルタ16の圧損分だけ高いが、いずれにしても低圧であり、100KPa(1kg/cm)以下である。燃料ポンプ2から吐出される燃料は、アイドリング時、軽、中負荷時には大部分が燃圧レギュレータ8、燃料リターン配管10、燃料フィルタ16を通って燃料タンク14に戻される。たとえば、アイドリング時には、燃料噴射弁4へと向う燃料の量が1に対し、燃料リターン配管10を通して燃料タンク14に戻される燃料の量が10といった具合である。高圧燃料配管6の途中には、燃圧レギュレータ8への分岐部と燃料噴射弁4との間に、高圧燃料フィルタ18が設けられるかもしれない。ただし、燃料リターン配管10に低圧燃料フィルタ16を設けたことによって、燃料タンク14内の燃料が十分に清浄になる場合は、高圧燃料フィルタ18を設ける必要はない。したがって、高圧燃料フィルタ18は必須のものではない。
【0008】
低圧燃料フィルタ16には、たとえば図4に示すようなフィルタを用いることができる。フィルタエレメント20はたとえば図6に示すような波状と非波状の濾紙を重ねて巻いたものを用いることができる。フィルタエレメント20は、軸方向の一端のみで、金属ケース22に固定され(エレメントの他端はケースに覆われていなくてもよい)、ケース22に設けた燃料流入口24から燃料が流入してフィルタエレメント20を通るときに燃料が濾過される。燃料流入口24は燃料リターン配管10に低圧締結される。
一方、高圧燃料フィルタ18は、図5に示すように、フィルタエレメント20(図6に示したものと同じものを用いることができる)全体を金属ケース26内に収納したものからなる。燃料はフィルタエレメント20を通るときに濾過される。燃料流入口28は高圧燃料配管6に高圧締結される。
【0009】
つぎに、本発明の各実施例に特有の構成を説明する。
本発明の第1実施例では、図1に示すように、燃料ポンプ2、燃圧レギュレータ8、低圧燃料フィルタ16、燃料リターン配管10、および燃料高圧配管6のうち燃料ポンプ2と燃圧レギュレータ8との間の部分は、燃料タンク14内に配置されている。そして、たとえ、つなぎ目で燃料が洩れても、燃料タンク14内の燃料にリターンするだけの構造となっている。
【0010】
本発明の第2実施例では、図2に示すように、燃圧レギュレータ8の燃料リターン配管10の、燃圧レギュレータ8と低圧燃料フィルタ16との間の部分に対して、燃料フィルタ16が目づまりしたときに燃料を燃料フィルタ16をバイパスさせて燃料タンク14にリターンさせるバイパス手段が設けられている。このバイパス手段は、本発明の第2実施例では、ジェットポンプ30からなる。ジェットポンプ30は、図7に示すように、ベンチュリー部32と、吸込み口34、排出口36を有し、ベンチュリー部32は燃圧レギュレータ8に接続しており、吸込み口34は燃料汲み上げ管38に接続しており、排出口36は燃料タンク14に連通している。燃圧レギュレータ8からの燃料がベンチュリー部32を通るときに流速が上げられ、ベンチュリー部32を出たところの静圧を下げ、燃料汲み上げ管38からの燃料を吸込み、その合計の量の燃料が排出口36から燃料タンク14に戻る。燃料汲み上げ管38の下端は燃料タンク14内の燃料の底部分に開口している。これによって、燃圧レギュレータ8からの戻り燃料のエネルギを利用して、燃料汲み上げ管38から燃料を汲み上げ排出口36を通して燃料タンク14内に戻して燃料を循環させることができ、燃圧レギュレータ8からの戻りの燃料のみならず、汲み上げた燃料まで、低圧燃料フィルタ16を通過せしめ、大量の燃料を浄化する。
燃料フィルタ16が目づまりした場合は、ジェットポンプ30は本来のポンプ機能を失い、ジェットポンプ30内全体の燃料が静圧になって、燃料は吸込み口34から燃料汲み上げ管38へと逆流し、燃料タンク14内に戻る。したがって、ジェットポンプ30は、低圧燃料フィルタ16が目づまりした時は、低圧燃料フィルタ16をバイパスさせて燃料を燃料タンク14に戻すバイパス手段として機能する。
【0011】
本発明の第3実施例では、図3に示すように、燃料リターン配管10の、燃圧レギュレータ8と低圧燃料フィルタ16との間の部分、および低圧燃料フィルタ16のフィルタエレメント20より上流側部分(たとえば、ケース22)、の何れか少なくとも一方に小孔40が設けられている。この小孔40は、低圧燃料フィルタ16が目づまりしたときに燃料を燃料フィルタ16をバイパスさせて燃料タンク14内にリターンさせるバイパス手段として機能する。
【0012】
つぎに、作用を説明する。
まず、本発明の全実施例に共通な作用を説明する。
タンク内燃料はサクションフィルタ12を通過し燃料ポンプ2で昇圧された後2分され、燃圧レギュレータ8で調圧され、エンジン消費分のみ燃料噴射弁4に供給される。燃圧レギュレータ8でのポンプ吐出過剰分は、燃料リターン配管10に排出されて、燃料タンク14に戻る。
燃料リターン配管10にもしも低圧燃料フィルタ16がなければ、サクションフィルタ12がつまりやすく、燃料ポンプ2による燃料汲み上げ時にベーパロックが生じることが心配される。この対策としてサクションフィルタ12の容量を大きくすることが考えられるが、搭載が困難になる。したがって、サクション側以外の燃料循環経路にフィルタを設置する必要がある。本発明では、配管コストの安い燃料リターン配管10に燃料フィルタ16をとりつけることで、安価に、燃料ポンプ2の機能を保護している。
さらに詳しくは、燃圧レギュレータ8の燃料リターン配管10は、低圧(100KPa以下)のため、低圧燃料フィルタ16と燃料リターン配管10とのつなぎ目は高精度のシールを要求されず、かつ低圧燃料フィルタ16自体の構造もほとんど耐圧を要求されない。したがって、配管コスト(フィルタコストを含む)が安価になる。
また、燃圧レギュレータ8の燃料リターン配管10の圧力が変動しても、燃料リターン配管圧力が高圧配管圧力にほぼ等しくなる迄は、燃圧レギュレータ8の高圧側圧力に影響をほとんど与えない。したがって、低圧燃料フィルタ16が目づまりして、燃料リターン配管圧力が上昇しても、高圧配管圧力に近づく迄は、燃料噴射圧力、燃料噴射量にほとんど影響せず、空燃比がオーバリッチになることはない。
また、燃圧レギュレータ8の燃料リターン配管10には、燃料噴射弁4側よりも大量の燃料が循環するので、燃料リターン配管10に燃料フィルタ16を設置することによって、燃料タンク内の燃料全体を効率よく浄化できる。このため、場合によっては(燃料タンク内燃料が十分に浄化される場合には)、高圧燃料配管6に高圧燃料フィルタ18を設けなくて済む。また、サクションフィルタ12の目づまりも生じにくくなり、燃料中の異物による燃料ポンプ2の摩耗も抑制される。
【0013】
つぎに、本発明の各実施例の作用について説明する。
本発明の第1実施例では、燃圧レギュレータ8、燃料リターン配管10、低圧燃料フィルタ16を燃料タンク14内に配置してあるので、燃料が配管とフィルタ等とのつぎ目で洩れても燃料タンク14内に戻るだけであり、問題を生じない。そのため、接続部のシールに必要以上に気を使わないで済み、配管コストがさらに安価になる。
本発明の第2実施例では、バイパス手段をジェットポンプ30としたので、たとえ低圧燃料フィルタ16が目づまりしても、ジェットポンプ30の吸込み口34を通して燃料を燃料タンク14にリターンでき、燃料リターン配管圧力が過大になることを防止でき、空燃比がオーバリッチになることを防止できる。また、低圧燃料フィルタ16が目づまりしない正常時には、リターン燃料を利用して燃料タンク内燃料を吸い上げ循環させることができ、より多くの燃料を低圧燃料フィルタ16に通すことができ、燃料タンク内燃料を清浄に保つことに寄与できる。
本発明の第3実施例では、バイパス手段を小孔40としたので、低圧燃料フィルタ16が目づまりすると、燃料は小孔40を通して流れ、燃料リターン配管圧力が過大になることを防止し、空燃比がオーバリッチになることを防止する。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の装置によれば、燃圧レギュレータの燃料リターン配管に燃料フィルタを設けたので、配管コストを低下でき、燃料フィルタの目づまりによって燃料リターン配管圧力が上昇しても燃料噴射への影響を小さくでき、燃料フィルタに大量の燃料が流れて効率よく燃料を浄化できる。
請求項2の装置によれば、請求項1の効果に加え、バイパス手段を設けたので、燃料フィルタが目づまりしても燃料リターン配管圧力の過大な上昇を防止できる。
請求項3の装置によれば、請求項1の効果に加え、ジェットポンプを設けたので、より多くの燃料を燃料フィルタに通すことができ、より効果的に燃料を浄化できる。
請求項4の装置によれば、請求項1の効果に加え、小孔を設けたので、小孔という簡便な手段で燃料リターン配管の圧力上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内燃機関の燃料供給装置の系統図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る内燃機関の燃料供給装置の系統図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る内燃機関の燃料供給装置の系統図である。
【図4】本発明に使用できる低圧燃料フィルタの断面図である。
【図5】本発明に使用できる高圧燃料フィルタの断面図である。
【図6】燃料フィルタのフィルタエレメントの斜視図である。
【図7】ジェットポンプの断面図である。
【図8】従来の内燃機関の燃料供給装置の系統図である。
【符号の説明】
2 燃料ポンプ
4 燃料噴射弁
6 (高圧)燃料配管
8 燃圧レギュレータ
10 燃料リターン配管
12 サクションフィルタ
14 燃料タンク
16 (低圧)燃料フィルタ
18 (高圧)燃料フィルタ
30 ジェットポンプ
40 小孔

Claims (4)

  1. 燃料ポンプと、
    燃料噴射弁と、
    前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
    前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
    前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
    前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
    を有し、
    前記燃料フィルタは低圧燃料フィルタであり、前記燃料ポンプと前記燃圧レギュレータと前記燃料リターン配管と前記燃料フィルタが燃料タンクの内部に配置されている、
    内燃機関の燃料供給装置。
  2. 燃料ポンプと、
    燃料噴射弁と、
    前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
    前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
    前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
    前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
    前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分に対して設けられた、前記燃料フィルタが目ずまりしたときに燃料を前記燃料フィルタをバイパスさせて燃料タンクにリターンさせるバイパス手段と、
    を有する内燃機関の燃料供給装置。
  3. 燃料ポンプと、
    燃料噴射弁と、
    前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
    前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
    前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
    前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
    前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分に対して設けられたジェットポンプと、
    を有し
    前記ジェットポンプはベンチュリー部と吸込み口と排出口を有し、前記ベンチュリー部は前記燃圧レギュレータに接続しており、前記吸込み口は下端が燃料タンク内の燃料の底部分に開口する燃料汲み上げ管に接続しており、前記排出口は前記燃料タンクに連通している、内燃機関の燃料供給装置。
  4. 燃料ポンプと、
    燃料噴射弁と、
    前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とを接続する燃料配管と、
    前記燃料配管に連通された燃圧レギュレータと、
    前記燃圧レギュレータに接続された燃料リターン配管と、
    前記燃料リターン配管に設けられた燃料フィルタと、
    前記燃料リターン配管の、前記燃圧レギュレータと前記燃料フィルタとの間の部分、および前記燃料フィルタのフィルタエレメントより上流側部分、の何れか少なくとも一方に設けられた小孔と、
    を有する内燃機関の燃料供給装置。
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