JPH05263722A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
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- JPH05263722A JPH05263722A JP4058570A JP5857092A JPH05263722A JP H05263722 A JPH05263722 A JP H05263722A JP 4058570 A JP4058570 A JP 4058570A JP 5857092 A JP5857092 A JP 5857092A JP H05263722 A JPH05263722 A JP H05263722A
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- pressure
- fuel injection
- pressure regulator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイドル時などに多量の余剰燃料が高温な燃
料噴射弁５付近を経由して燃料タンク１へ戻るのを防止
し、燃料温度の上昇を抑制する。 【構成】 燃料タンク１内に燃料ポンプ２が配設され、
燃料供給通路３が接続される。燃料供給通路３には、燃
料噴射弁５が接続され、その下流側にプレッシャレギュ
レータ６が配置される。余剰燃料はリターン通路７を介
して燃料タンク１に戻る。燃料ポンプ２に近い位置に、
プレッシャレギュレータ６より僅かに高い設定圧を有す
る補助プレッシャレギュレータ９が設けられ、余剰燃料
の一部がここから燃料タンク１へ戻る。
料噴射弁５付近を経由して燃料タンク１へ戻るのを防止
し、燃料温度の上昇を抑制する。 【構成】 燃料タンク１内に燃料ポンプ２が配設され、
燃料供給通路３が接続される。燃料供給通路３には、燃
料噴射弁５が接続され、その下流側にプレッシャレギュ
レータ６が配置される。余剰燃料はリターン通路７を介
して燃料タンク１に戻る。燃料ポンプ２に近い位置に、
プレッシャレギュレータ６より僅かに高い設定圧を有す
る補助プレッシャレギュレータ９が設けられ、余剰燃料
の一部がここから燃料タンク１へ戻る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、所定燃料圧力、詳し
くは吸気管圧力との圧力差が一定となるように調圧した
燃料を燃料噴射弁から噴射供給する内燃機関の燃料噴射
装置に関する。
くは吸気管圧力との圧力差が一定となるように調圧した
燃料を燃料噴射弁から噴射供給する内燃機関の燃料噴射
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電磁式燃料噴射弁の開弁時間つまり駆動
パルス信号のパルス幅でもって燃料供給量を計量するよ
うにした燃料噴射装置では、開弁時間と噴射量との比例
関係を保つために、燃料噴射弁に導かれる燃料圧力を一
定に調圧する必要がある。詳しくは、燃料は大気圧中で
はなく、絞弁下流側の吸気ポート近傍など吸気管圧力の
下で噴射されるので、この吸気管圧力と燃料圧力との圧
力差が一定値に保たれる必要があり、そのため、セット
スプリングを備えた一方の圧力室内に吸気管圧力を導く
ようにしたプレッシャレギュレータが従来から用いられ
ている（例えば特開昭５７−５２６６８号公報等参
照）。
パルス信号のパルス幅でもって燃料供給量を計量するよ
うにした燃料噴射装置では、開弁時間と噴射量との比例
関係を保つために、燃料噴射弁に導かれる燃料圧力を一
定に調圧する必要がある。詳しくは、燃料は大気圧中で
はなく、絞弁下流側の吸気ポート近傍など吸気管圧力の
下で噴射されるので、この吸気管圧力と燃料圧力との圧
力差が一定値に保たれる必要があり、そのため、セット
スプリングを備えた一方の圧力室内に吸気管圧力を導く
ようにしたプレッシャレギュレータが従来から用いられ
ている（例えば特開昭５７−５２６６８号公報等参
照）。
【０００３】図４は、プレッシャレギュレータ３１を用
いた従来の燃料噴射装置の燃料系統を示したもので、燃
料タンク３２内に燃料ポンプ３３が配設され、燃料供給
通路３４へ燃料を圧送している。燃料供給通路３４に
は、燃料フィルタ３５が介装され、その下流に複数の燃
料噴射弁３６が接続されている。そして、燃料供給通路
３４の燃料噴射弁３６下流に、吸気管圧力と燃料圧力と
の圧力差が所定の基準圧となるように燃料圧力を調圧す
るプレッシャレギュレータ３１が配置されており、該プ
レッシャレギュレータ３１からリリーフされた余剰の燃
料がリターン通路３７を介して燃料タンク３２に戻るよ
うになっている。
いた従来の燃料噴射装置の燃料系統を示したもので、燃
料タンク３２内に燃料ポンプ３３が配設され、燃料供給
通路３４へ燃料を圧送している。燃料供給通路３４に
は、燃料フィルタ３５が介装され、その下流に複数の燃
料噴射弁３６が接続されている。そして、燃料供給通路
３４の燃料噴射弁３６下流に、吸気管圧力と燃料圧力と
の圧力差が所定の基準圧となるように燃料圧力を調圧す
るプレッシャレギュレータ３１が配置されており、該プ
レッシャレギュレータ３１からリリーフされた余剰の燃
料がリターン通路３７を介して燃料タンク３２に戻るよ
うになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、燃料ポンプの吐出能力は機関の最大要求燃料流量
等を考慮して十分な余裕を持った形で設定されており、
燃料噴射弁３６から噴射されなかった余剰の燃料はプレ
ッシャレギュレータ３１からリターン通路３７を経由し
て燃料タンク３２へと循環することになる。従って、ア
イドリング時のような要求燃料流量の少ないときには、
内燃機関の近傍で加熱された燃料がリターン燃料となっ
て多量に戻るようになり、燃料タンク３２内の燃料温度
が上昇し易い。そのため、燃料蒸発ガスが増加し、ある
いは燃料系統でのベーパロックが発生し易くなる、とい
う問題があった。
いて、燃料ポンプの吐出能力は機関の最大要求燃料流量
等を考慮して十分な余裕を持った形で設定されており、
燃料噴射弁３６から噴射されなかった余剰の燃料はプレ
ッシャレギュレータ３１からリターン通路３７を経由し
て燃料タンク３２へと循環することになる。従って、ア
イドリング時のような要求燃料流量の少ないときには、
内燃機関の近傍で加熱された燃料がリターン燃料となっ
て多量に戻るようになり、燃料タンク３２内の燃料温度
が上昇し易い。そのため、燃料蒸発ガスが増加し、ある
いは燃料系統でのベーパロックが発生し易くなる、とい
う問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、燃
料タンク内の燃料を燃料供給通路を通して圧送する燃料
ポンプと、上記燃料供給通路に接続され、かつ吸気通路
の絞弁下流側において燃料を噴射する燃料噴射弁と、上
記燃料供給通路の燃料噴射弁下流側に配置され、かつ吸
気管圧力と燃料圧力との圧力差が所定の基準圧となるよ
うに燃料圧力を調圧するプレッシャレギュレータと、こ
のプレッシャレギュレータから余剰の燃料を燃料タンク
へ戻すリターン通路と、を備えてなる内燃機関の燃料噴
射装置において、上記燃料供給通路の燃料ポンプ下流で
かつ少なくとも燃料噴射弁より上流側に、吸気管圧力と
燃料圧力との圧力差が、上記基準圧より僅かに高い所定
値となるように燃料圧力を調圧する補助プレッシャレギ
ュレータを設け、該補助プレッシャレギュレータからリ
リーフした燃料を燃料タンクへ戻すように構成したこと
を特徴としている。
料タンク内の燃料を燃料供給通路を通して圧送する燃料
ポンプと、上記燃料供給通路に接続され、かつ吸気通路
の絞弁下流側において燃料を噴射する燃料噴射弁と、上
記燃料供給通路の燃料噴射弁下流側に配置され、かつ吸
気管圧力と燃料圧力との圧力差が所定の基準圧となるよ
うに燃料圧力を調圧するプレッシャレギュレータと、こ
のプレッシャレギュレータから余剰の燃料を燃料タンク
へ戻すリターン通路と、を備えてなる内燃機関の燃料噴
射装置において、上記燃料供給通路の燃料ポンプ下流で
かつ少なくとも燃料噴射弁より上流側に、吸気管圧力と
燃料圧力との圧力差が、上記基準圧より僅かに高い所定
値となるように燃料圧力を調圧する補助プレッシャレギ
ュレータを設け、該補助プレッシャレギュレータからリ
リーフした燃料を燃料タンクへ戻すように構成したこと
を特徴としている。
【０００６】
【作用】アイドル時には吸気管圧力の負圧が大となるの
で、燃料ポンプの吐出圧力は低下し、相対的にポンプ吐
出流量が増加する。このポンプ吐出流量の増加に伴って
燃料配管での圧力損失は増大し、燃料噴射弁の下流側に
位置するプレッシャレギュレータ付近と上流側の補助プ
レッシャレギュレータ付近とで圧力差が生じる。そのた
め、基準圧より僅かに高い設定圧を有する補助プレッシ
ャレギュレータにおいて余剰燃料の一部がリリーフする
ようになり、機関の熱を受ける燃料噴射弁近傍を経由せ
ずに燃料タンクへ戻る。これにより燃料タンクへ流入す
る熱量が抑制される。
で、燃料ポンプの吐出圧力は低下し、相対的にポンプ吐
出流量が増加する。このポンプ吐出流量の増加に伴って
燃料配管での圧力損失は増大し、燃料噴射弁の下流側に
位置するプレッシャレギュレータ付近と上流側の補助プ
レッシャレギュレータ付近とで圧力差が生じる。そのた
め、基準圧より僅かに高い設定圧を有する補助プレッシ
ャレギュレータにおいて余剰燃料の一部がリリーフする
ようになり、機関の熱を受ける燃料噴射弁近傍を経由せ
ずに燃料タンクへ戻る。これにより燃料タンクへ流入す
る熱量が抑制される。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【０００８】図１は、この発明に係る燃料噴射装置の燃
料系統を示したもので、燃料タンク１内に燃料ポンプ２
が配設され、燃料供給通路３へ燃料を圧送している。燃
料ポンプ２としては電動式ポンプが用いられている。燃
料供給通路３には、燃料フィルタ４が介装されており、
その下流の燃料ギャラリ部３ａに、複数の電磁式燃料噴
射弁５が接続されている。この燃料噴射弁５は、図示せ
ぬ吸気通路の絞弁下流、詳しくは各気筒の吸気ポート近
傍へ向けて燃料を噴射するようになっている。そして、
上記燃料ギャラリ部３ａの下流側の端部に、吸気管圧力
と燃料圧力との圧力差が所定の基準圧Ｐｓｙｓとなるよ
うに燃料圧力を調圧するプレッシャレギュレータ６が配
置されており、該プレッシャレギュレータ６からリリー
フされた余剰の燃料がリターン通路７を介して燃料タン
ク１に戻るようになっている。
料系統を示したもので、燃料タンク１内に燃料ポンプ２
が配設され、燃料供給通路３へ燃料を圧送している。燃
料ポンプ２としては電動式ポンプが用いられている。燃
料供給通路３には、燃料フィルタ４が介装されており、
その下流の燃料ギャラリ部３ａに、複数の電磁式燃料噴
射弁５が接続されている。この燃料噴射弁５は、図示せ
ぬ吸気通路の絞弁下流、詳しくは各気筒の吸気ポート近
傍へ向けて燃料を噴射するようになっている。そして、
上記燃料ギャラリ部３ａの下流側の端部に、吸気管圧力
と燃料圧力との圧力差が所定の基準圧Ｐｓｙｓとなるよ
うに燃料圧力を調圧するプレッシャレギュレータ６が配
置されており、該プレッシャレギュレータ６からリリー
フされた余剰の燃料がリターン通路７を介して燃料タン
ク１に戻るようになっている。
【０００９】また、上記燃料供給通路３の燃料ポンプ２
下流側、詳しくは燃料フィルタ４より上流側に分岐通路
８が形成されており、ここに、補助プレッシャレギュレ
ータ９が配置されている。この補助プレッシャレギュレ
ータ９は、吸気管圧力と燃料圧力との圧力差が、上記プ
レッシャレギュレータ６の基準圧Ｐｓｙｓより僅かに高
い所定値Ｐｓｅｔとなるように燃料圧力を調圧するもの
であり、ここでリリーフした燃料が補助リターン通路１
０を介して燃料タンク１に戻るようになっている。
下流側、詳しくは燃料フィルタ４より上流側に分岐通路
８が形成されており、ここに、補助プレッシャレギュレ
ータ９が配置されている。この補助プレッシャレギュレ
ータ９は、吸気管圧力と燃料圧力との圧力差が、上記プ
レッシャレギュレータ６の基準圧Ｐｓｙｓより僅かに高
い所定値Ｐｓｅｔとなるように燃料圧力を調圧するもの
であり、ここでリリーフした燃料が補助リターン通路１
０を介して燃料タンク１に戻るようになっている。
【００１０】上記プレッシャレギュレータ６および補助
プレッシャレギュレータ９は、基本的に同一の構成を有
するもので、図２に示すように、略円筒状のケーシング
１１内にダイヤフラム１２が配置され、該ダイヤフラム
１２によって燃料室１３と圧力室１４とが隔成されてい
る。燃料室１３は、側面に燃料入口１５を有し、かつリ
ターン通路７もしくは補助リターン通路１０に接続され
る燃料出口１６が底面に設けられている。そして、この
燃料出口１６に通じるリリーフポート１７が、ダイヤフ
ラム１２に支持された弁体１８によって開閉されるよう
になっている。また圧力室１４には、圧力導入口１９か
ら吸気管圧力が導かれているとともに、該圧力室１４内
に、ダイヤフラム１２に所定の荷重を付与するセットス
プリング２０が収容されている。
プレッシャレギュレータ９は、基本的に同一の構成を有
するもので、図２に示すように、略円筒状のケーシング
１１内にダイヤフラム１２が配置され、該ダイヤフラム
１２によって燃料室１３と圧力室１４とが隔成されてい
る。燃料室１３は、側面に燃料入口１５を有し、かつリ
ターン通路７もしくは補助リターン通路１０に接続され
る燃料出口１６が底面に設けられている。そして、この
燃料出口１６に通じるリリーフポート１７が、ダイヤフ
ラム１２に支持された弁体１８によって開閉されるよう
になっている。また圧力室１４には、圧力導入口１９か
ら吸気管圧力が導かれているとともに、該圧力室１４内
に、ダイヤフラム１２に所定の荷重を付与するセットス
プリング２０が収容されている。
【００１１】ここで、プレッシャレギュレータ６におい
ては、セットスプリング２０によって所定の基準圧Ｐｓ
ｙｓに相当する荷重が付与されている。また補助プレッ
シャレギュレータ９においては、セットスプリング２０
によって上記基準圧Ｐｓｙｓより僅かに高い所定圧Ｐｓ
ｅｔに相当する荷重が付与されている。具体的には、機
関の最大要求燃料流量時に燃料供給通路３や燃料フィル
タ４等の配管において生じる圧力損失をΔＰ1とする
と、補助プレッシャレギュレータ９の設定圧Ｐｓｅｔ
は、 Ｐｓｅｔ＝Ｐｓｙｓ＋ΔＰ1 となるように設定されている。
ては、セットスプリング２０によって所定の基準圧Ｐｓ
ｙｓに相当する荷重が付与されている。また補助プレッ
シャレギュレータ９においては、セットスプリング２０
によって上記基準圧Ｐｓｙｓより僅かに高い所定圧Ｐｓ
ｅｔに相当する荷重が付与されている。具体的には、機
関の最大要求燃料流量時に燃料供給通路３や燃料フィル
タ４等の配管において生じる圧力損失をΔＰ1とする
と、補助プレッシャレギュレータ９の設定圧Ｐｓｅｔ
は、 Ｐｓｅｔ＝Ｐｓｙｓ＋ΔＰ1 となるように設定されている。
【００１２】すなわち、図３に示すように、燃料ポンプ
２が一定の電圧で駆動されているとすると、ポンプ特性
としては、ポンプ吐出圧力Ｐの上昇に伴ってポンプ吐出
流量Ｑが低下する特性を示す。そして、機関の最大要求
燃料流量時には、吸気管圧力の負圧が小さくなるので、
ポンプ吐出圧力ＰはＰ1として示すように高くなり、こ
れに伴って吐出流量ＱはＱ1として示すように小さくな
る。これに対し、吸気管圧力の負圧が大となるアイドル
時には、ポンプ吐出圧力ＰはＰ2として示すように低く
なり、これに伴って吐出流量ＱはＱ2として示すように
大きくなる。
２が一定の電圧で駆動されているとすると、ポンプ特性
としては、ポンプ吐出圧力Ｐの上昇に伴ってポンプ吐出
流量Ｑが低下する特性を示す。そして、機関の最大要求
燃料流量時には、吸気管圧力の負圧が小さくなるので、
ポンプ吐出圧力ＰはＰ1として示すように高くなり、こ
れに伴って吐出流量ＱはＱ1として示すように小さくな
る。これに対し、吸気管圧力の負圧が大となるアイドル
時には、ポンプ吐出圧力ＰはＰ2として示すように低く
なり、これに伴って吐出流量ＱはＱ2として示すように
大きくなる。
【００１３】一方、配管によって生じる圧力損失ΔＰに
着目すると、ポンプ吐出流量Ｑが大きいほど圧力損失Δ
Ｐが増加する。例えば最大要求燃料流量時の吐出流量Ｑ
1に対して圧力損失ΔＰ1が生じ、アイドル時の吐出流量
Ｑ2に対して圧力損失ΔＰ2が生じるが、図示するよう
に、ΔＰ2＞ΔＰ1となる。
着目すると、ポンプ吐出流量Ｑが大きいほど圧力損失Δ
Ｐが増加する。例えば最大要求燃料流量時の吐出流量Ｑ
1に対して圧力損失ΔＰ1が生じ、アイドル時の吐出流量
Ｑ2に対して圧力損失ΔＰ2が生じるが、図示するよう
に、ΔＰ2＞ΔＰ1となる。
【００１４】従って、上記実施例の構成では、機関のア
イドル時や中負荷時などには、圧力損失ΔＰが、常にΔ
Ｐ1より高くなることから、補助プレッシャレギュレー
タ９付近の燃料圧力は該補助プレッシャレギュレータ９
の設定圧Ｐｓｅｔを上廻ろうとし、その結果、一部の燃
料がリリーフして補助リターン通路１０から燃料タンク
１へ戻る。つまり、機関の熱を受け易い燃料噴射弁５近
傍を経由せずに一部燃料が循環することになり、それだ
け燃料タンク１内の温度上昇を抑制できる。尚、補助プ
レッシャレギュレータ９の設定圧Ｐｓｅｔが上述のよう
に基準圧ＰｓｙｓよりもΔＰ1だけ高く設定されている
ことから、ここで一部燃料がリリーフしたとしても過度
の圧力低下を生じることはなく、燃料噴射弁５近傍では
プレッシャレギュレータ６によって確実に基準圧Ｐｓｙ
ｓに保たれる。
イドル時や中負荷時などには、圧力損失ΔＰが、常にΔ
Ｐ1より高くなることから、補助プレッシャレギュレー
タ９付近の燃料圧力は該補助プレッシャレギュレータ９
の設定圧Ｐｓｅｔを上廻ろうとし、その結果、一部の燃
料がリリーフして補助リターン通路１０から燃料タンク
１へ戻る。つまり、機関の熱を受け易い燃料噴射弁５近
傍を経由せずに一部燃料が循環することになり、それだ
け燃料タンク１内の温度上昇を抑制できる。尚、補助プ
レッシャレギュレータ９の設定圧Ｐｓｅｔが上述のよう
に基準圧ＰｓｙｓよりもΔＰ1だけ高く設定されている
ことから、ここで一部燃料がリリーフしたとしても過度
の圧力低下を生じることはなく、燃料噴射弁５近傍では
プレッシャレギュレータ６によって確実に基準圧Ｐｓｙ
ｓに保たれる。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、燃料ポンプに
近い位置に配置された補助プレッシャレギュレータを介
して余剰燃料の一部が燃料タンクへ戻る。つまり、機関
の熱を受け易い燃料噴射弁近傍を経由せずに一部燃料が
循環するようになり、燃料タンク内の燃料温度の上昇を
抑制できる。
に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、燃料ポンプに
近い位置に配置された補助プレッシャレギュレータを介
して余剰燃料の一部が燃料タンクへ戻る。つまり、機関
の熱を受け易い燃料噴射弁近傍を経由せずに一部燃料が
循環するようになり、燃料タンク内の燃料温度の上昇を
抑制できる。
【図１】この発明に係る燃料噴射装置の構成を示す構成
説明図。
説明図。
【図２】プレッシャレギュレータおよび補助プレッシャ
レギュレータの構成を示す断面図。
レギュレータの構成を示す断面図。
【図３】ポンプ吐出圧力と吐出流量および配管圧力損失
の関係を示すポンプ特性図。
の関係を示すポンプ特性図。
【図４】従来の燃料噴射装置の構成を示す構成説明図。
１…燃料タンク ２…燃料ポンプ ３…燃料供給通路 ５…燃料噴射弁 ６…プレッシャレギュレータ ７…リターン通路 ９…補助プレッシャレギュレータ
Claims (1)
- 【請求項１】 燃料タンク内の燃料を燃料供給通路を通
して圧送する燃料ポンプと、上記燃料供給通路に接続さ
れ、かつ吸気通路の絞弁下流側において燃料を噴射する
燃料噴射弁と、上記燃料供給通路の燃料噴射弁下流側に
配置され、かつ吸気管圧力と燃料圧力との圧力差が所定
の基準圧となるように燃料圧力を調圧するプレッシャレ
ギュレータと、このプレッシャレギュレータから余剰の
燃料を燃料タンクへ戻すリターン通路と、を備えてなる
内燃機関の燃料噴射装置において、上記燃料供給通路の
燃料ポンプ下流でかつ少なくとも燃料噴射弁より上流側
に、吸気管圧力と燃料圧力との圧力差が、上記基準圧よ
り僅かに高い所定値となるように燃料圧力を調圧する補
助プレッシャレギュレータを設け、該補助プレッシャレ
ギュレータからリリーフした燃料を燃料タンクへ戻すよ
うに構成したことを特徴とする内燃機関の燃料噴射装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4058570A JPH05263722A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4058570A JPH05263722A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263722A true JPH05263722A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13088103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4058570A Pending JPH05263722A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05263722A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5636616A (en) * | 1994-12-28 | 1997-06-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus for an internal combustion engine |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4058570A patent/JPH05263722A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5636616A (en) * | 1994-12-28 | 1997-06-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus for an internal combustion engine |
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