JP3554858B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収冷凍機に関する。さらに詳しくは、リバースサイクルを形成するように接続された低温度、中温度および高温度の3段階の再生器を備える三重効用形吸収冷凍機であって、効率が向上されてなる三重効用形吸収冷凍機に関する。ここに、吸収冷凍機には吸収冷温水機も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸収冷凍機においては、吸収液を昇温・昇圧して冷媒を蒸発させるための再生器を1段階または2段階に設けた一重効用形あるいは二重効用形の吸収冷凍機が主流である。ところが近年、冷却能力・能率のさらなる向上のために再生器を3段階に設けた三重効用形の吸収冷凍機が種々提案(特開2000−171123号公報および日本国特許第3040475号公報参照)・実用化されるようになってきている。
【0003】
図3に、特開2000−171123号公報提案の三重効用形吸収冷凍機を示す。この吸収冷凍機100は、吸収器101と、低温度再生器102と、中温度再生器103と、高温度再生器104と、凝縮器105と、蒸発器106と、熱交換器類107〜109と、溶液ポンプ110と、冷媒ポンプ111とを備え、高温度再生器104に圧力センサ112を設けるとともに、この高温度再生器104の出口部に液面センサ113、113′を設けて、回転速度制御装置120が圧力センサ112の出力に基づき溶液ポンプ110の基本回転速度を設定し、設定した回転速度を液面センサ113の出力信号に基づいて修正するようにしている。
【0004】
ところが、吸収冷凍機の負荷が高いときには外部から供給される熱量が増加され各再生器内部の圧力が高くなり、この状態で前記吸収冷凍機100のように、圧力センサ112および液面センサ113の出力に基づき溶液ポンプ110により循環される吸収液流量を設定すると、低負荷時に高温度再生器104内の液位の上昇が抑えられなくなり、吸収冷凍機100の運転が安定しない。逆に、負荷が低く外部からの供給熱量が少ないときには各再生器内部の圧力が低くなり、この状態で溶液ポンプ110による循環流量を設定すると、高負荷時に高温度再生器104内の液位低下が抑えられなくなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、効率が向上されたリバースサイクル式の三重効用形吸収冷凍機であり、かつ負荷変動がある場合にも所望の冷却能力で安定的に運転することができる吸収冷凍機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の吸収冷凍機は、シリーズに接続された低温度、中温度および高温度の3段階の再生器を備えた吸収冷凍機であって、負荷を検出する負荷検出手段と、前記高温度再生器に加熱源としての熱量を供給する熱量供給手段と、熱量供給手段により高温度再生器に供給される熱量を負荷検出手段により検出された負荷に基づいて制御する供給熱量制御手段と、吸収器にて吸収液に冷媒を吸収させて得られる稀吸収液を前記低温度再生器に送給する稀液ポンプと、前記低温度再生器にて稀吸収液を加熱濃縮して得られる中間吸収液を前記中温度再生器に送給する中間液ポンプと、前記中温度再生器にて中間吸収液を加熱濃縮して得られる濃吸収液を前記高温度再生器に送給する濃液ポンプと、前記低温度再生器にて得られた中間吸収液の所定割合のみを前記中間液ポンプにより中温度再生器に送給するように、その残部の中間吸収液を直接的に吸収器に戻す中間液バイパス管と、前記中温度再生器にて得られた濃吸収液の所定割合のみを前記濃液ポンプにより高温度再生器に送給するように、その残部の濃吸収液を直接的に吸収器に戻す濃液バイパス管と、前記稀液ポンプ、中間液ポンプおよび濃液ポンプの回転数を、前記低温度再生器にて得られた中間吸収液の所定割合のみを中温度再生器に送給し、かつ前記中温度再生器にて得られた濃吸収液の所定割合のみを高温度再生器に送給し、かつ前記吸収器にて冷媒を吸収した稀吸収液を、同吸収器から低温度再生器に所定割合を送給するように制御する回転数制御手段とを備えてなることを特徴とする。
【0008】
本発明の吸収冷凍機においては、前記冷媒は例えば水とされ、前記吸収液は、例えば主成分がリチウムブロマイドとされる。
【0009】
また、本発明の吸収冷凍機においては、前記中間液ポンプにより中温度再生器に送給される中間吸収液の所定割合が、低温度再生器の送出量の80%以上90%以下とされ、前記濃液ポンプにより高温度再生器に送給される濃吸収液の所定割合が、中温度再生器の送出量の50%以上65%以下とされ、定格運転時の濃液ポンプを送出量が稀液ポンプの送出量の40%以上58%以下となるよう初期定格循環量の割合を定めてなるのが好ましい。
【0010】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、前記高温度再生器にて発生する冷媒蒸気の温度あるいは圧力を検出する蒸気温度検出手段あるいは蒸気圧力検出手段を備え、前記蒸気温度検出手段あるいは蒸気圧力検出手段により検出される冷媒蒸気の温度あるいは圧力が所定温度あるいは圧力を超えた場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を上げるように制御するのが好ましく、また蒸気温度検出手段あるいは蒸気圧力検出手段により検出される冷媒蒸気の温度あるいは圧力が所定温度あるいは圧力を下回った場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を下げるように制御するのが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、高温度再生器から中温度再生器に中間吸収液を加熱濃縮するための加熱源として供給された、冷媒蒸気の中温度再生器加熱後の冷媒ドレンの温度を検出するドレン温度検出手段を備え、前記ドレン温度検出手段により検出される冷媒ドレンの温度が所定温度を超えた場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を上げるように制御するのが好ましく、またドレン温度検出手段により検出される冷媒ドレンの温度が所定温度を下回った場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を下げるように制御するのが好ましい。
【0012】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、高温度再生器内の吸収液の液位を検出する液面検出手段を備え、回転数制御手段が、前記液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が上側基準液位を超えたときに濃液ポンプの回転数を下げ、前記液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が下側基準液位を下回ったときに濃液ポンプの回転数を上げるように制御するのが好ましい。
【0013】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が安全のために設定される下限設定値を下回ったときに、警報を発するとともに熱量供給手段による熱量の供給を停止する警報・緊急停止手段を備えてなるのが好ましい。
【0014】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、回転数制御手段が液面検出手段の検出結果に応じて濃液ポンプの回転数を増減させる際に、予め定められた各回転数の間で、濃液ポンプの回転数を段階的に変更するようにされていてもよく、濃液ポンプの回転数を連続的に変化させるようにされていてもよい。
【0015】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、回転数制御手段が、蒸気温度検出手段、蒸気圧力検出手段および液位検出手段の検出結果に応じて濃液ポンプの回転数を増減させる際に、稀液ポンプおよび中間液ポンプの少なくとも一方の回転数も同時に調整するように制御するようにされてもよい。
【0016】
さらに、本発明の吸収冷凍機においては、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数と、同時に制御する稀液ポンプおよび/または中間液ポンプとの組合を予め設定し、この組合の中から適宜組合を選択可能とされてもよい。
【0017】
その上、本発明の吸収冷凍機においては、高温度再生器が、発生した冷媒蒸気と吸収液とを分離する気液分離器を有してなるのが好ましい。
【0018】
【作用】
本発明の吸収冷凍機は、前記の如く構成されているので、各ポンプの回転数を調整して、各再生器への吸収液の循環量を最適化し効率の向上を図ることができるとともに、負荷変動がある場合にも所望の冷却能力で安定的に運転することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0020】
実施形態1
図1に、本発明の実施形態1に係る吸収冷凍機の概略構成を示し、この吸収冷凍機Aは、水などの冷媒をLiBr(リチウムブロマイド)を主成分とする吸収液に吸収させる吸収器1と、吸収器1で冷媒を吸収して濃度が低下した稀吸収液を加熱しこの稀吸収液から一部冷媒を蒸発させ、これによって稀吸収液が濃縮された中間吸収液を得る低温度再生器2と、低温度再生器2で得られた中間吸収液を加熱しこの中間吸収液からさらに一部冷媒を蒸発させることによって、中間吸収液がさらに濃縮された濃吸収液を得る中温度再生器3と、中温度再生器3で得られた濃吸収液を加熱しこの濃吸収液からさらに一部冷媒を蒸発させることによって、濃吸収液がさらに濃縮された超濃吸収液を得る高温度再生器4とを備えるリバースサイクル式三重効用形吸収冷凍機を前提とする。
【0021】
ここで、高温度再生器4は、再生された冷媒蒸気と超濃吸収液とを分離する気液分離器(不図示である)を備えてなるものとされる。この気液分離器は従来より熱交換器において汽水を分離するために用いられている気液分離器を好適に用いることができる。また、吸収液には、熱伝達促進剤として2エチルヘキサノールなどのアルコール類が少量含まれるものとされる。
【0022】
本実施形態の吸収冷凍機Aは、高温度再生器4にて濃吸収液を加熱するための加熱源として、冷凍機A外部から熱量を供給する熱量供給装置5を備えてなるものとされる。この熱量供給装置5からの供給熱量を加熱源として高温度再生器4で発生した冷媒蒸気が中温度再生器3にて中間吸収液を加熱濃縮するための加熱源として利用され、この中温度再生器3加熱後の冷媒蒸気(以下、冷媒ドレンと称する)および中温度再生器3で発生した冷媒蒸気が低温度再生器2にて稀吸収液を加熱するための加熱源として利用される。
【0023】
また、低温度再生器2加熱後の冷媒ドレンおよび低温度再生器2で発生した冷媒蒸気は凝縮器6に送られ、この凝縮器6にて冷却水により冷却されて液体として、つまり冷媒とされて蒸発器7に送られる。蒸発器7に送られた冷媒は、この蒸発器7内で散布され、水などの冷却対象物から気化熱を奪って気化する一方、これにより冷却対象物としての冷水が冷却される。また、吸収液に熱伝達促進剤として添加されたアルコール類は、凝縮器6にて冷媒とともに凝縮され、蒸発器7の冷媒溜まり(不図示である)に送られ、この冷媒溜まりに設けられるオーバーフロー堰により冷媒から分離されて吸収器1に戻される。
【0024】
また、本吸収冷凍機Aは、吸収器1から低温度再生器2に稀吸収液を送給する稀液ポンプ11と、低温度再生器2から中温度再生器3に中間吸収液を送給する中間液ポンプ12と、中温度再生器3から高温度再生器4に濃吸収液を送給する濃液ポンプ13と、蒸発器7で気化しない冷媒を循環させる冷媒ポンプ14と、前記各ポンプ11、12、13による吸収液の送給量を制御するとともに、熱量供給装置5により供給される熱量を吸収冷凍機Aの運転条件(冷水の設定温度)および負荷(冷水の温度変化)の変動に応じて制御する制御装置20とを備えるものとされる。
【0025】
ここで、熱量供給装置5は、ガスタービンやガスエンジンなどの外部機器で発生した排熱、またはボイラなどにより発生させた燃焼熱を制御装置20の制御にしたがって高温度再生器4に供給するものとされる。
【0026】
さらに、高温度再生器4と熱量供給装置5はそれらを一体としてなる貫流ボイラとしても良い。
【0027】
さらにまた、本吸収冷凍機Aは、高温度再生器4にて再生された冷媒蒸気の温度を検出する蒸気温度センサ31と、中温度再生器3加熱後の冷媒ドレンの温度を検出するドレン温度センサ32と、蒸発器7で冷却された冷水などの冷却対象物の温度を検出する冷水温度センサ(負荷検出手段)33と、高温度再生器4内の吸収液の液位を検出する液面検出センサ(液位検出手段)34とを備えてなるものとされ、そしてこれら各センサ31、32、33、34の検出信号は制御装置20に入力される。なお、蒸気温度センサ31に代えて蒸気圧力センサが設けられてもよい。
【0028】
以下、本吸収冷凍機Aにおける吸収液の循環サイクルを説明する。
【0029】
吸収液は、吸収器1にて冷媒蒸気を吸収して所定濃度(例えば、54〜56重量%)の稀吸収液とされ、稀液ポンプ11により稀液送給管41を介して低温度再生器2に送給される。低温度再生器2に送給された稀吸収液は、低温度再生器2にて加熱濃縮されて所定濃度(例えば、55〜57重量%)の中間吸収液とされ、この中間吸収液の所定割合(例えば、80〜90%)が中間液ポンプ12により中間液送給管42を介して中温度再生器3に送給される一方、その残部は中間液送給管42が中間液ポンプ12と低温度再生器2との間で分岐する中間液バイパス管43を介して、吸収液を吸収器1に戻す戻り配管44に送られる。
【0030】
中温度再生器3に送給された中間吸収液は、中温度再生器3にて加熱濃縮されて所定濃度(例えば、57〜59重量%)の濃吸収液とされる。この濃吸収液の所定割合(例えば、50〜65%)は濃液ポンプ13により濃液送給管45を介して高温度再生器4に送給され、その残部は、濃液送給管45が濃液ポンプ13と中温度再生器3との間で分岐する濃液バイパス管46を介して、吸収液を吸収器1に戻す戻り配管44に送られる。
【0031】
高温度再生器4に送給された濃吸収液は、高温度再生器4にて加熱濃縮されて所定濃度(例えば、60〜62重量%)の超濃吸収液とされる。この超濃吸収液は戻り配管44を介して吸収器1に送られる。戻り配管44を介して吸収器1に戻される超濃吸収液は、下流側で中温度再生器3からの濃吸収液が濃液バイパス管46を介して合流されて濃度が所定濃度(例えば、59〜61重量%)まで低下する。さらに下流側で、低温度再生器2からの中間吸収液が中間液バイパス管43を介して合流されて濃度が所定濃度(例えば、58.5〜60.5重量%)まで低下した後、吸収器1に送られる。
【0032】
次に、冷媒の循環サイクルを説明する。
【0033】
高温度再生器4にて濃吸収液から蒸発した冷媒蒸気は、高温度蒸気戻し配管47を介して中温度再生器3に加熱源として送られる。中温度再生器3にて中間吸収液から蒸発した冷媒蒸気は、中温度蒸気戻し配管48を介して低温度再生器2に加熱源として送られる。また、中温度再生器3加熱後の冷媒ドレンは第1冷媒ドレン配管49を介して中温度蒸気戻し配管48に合流される。
【0034】
低温度再生器2にて稀吸収液から蒸発した冷媒蒸気は、低温度蒸気戻し配管50を介して凝縮器6に送られる。また、低温度再生器2加熱後の冷媒ドレンは第2冷媒ドレン配管51を介して低温度蒸気戻し配管50に合流される。
【0035】
凝縮器6に送られた冷媒蒸気は、冷却水により冷却され液体とされ、つまり冷媒とされて配管52を介して蒸発器7に送られる。蒸発器7に送られた冷媒は、この蒸発器7内で気化され、蒸気配管53を介して吸収器1に戻され、吸収液に吸収される。
【0036】
ここで、蒸気温度センサ31は高温度蒸気戻し配管47における高温度再生器4の出口近傍に設けられ、ドレン温度センサ32は第1冷媒ドレン配管49における中温度再生器3の出口近傍に設けられ、冷水温度センサ33は蒸発器7を通して冷水を送給する冷水配管54における蒸発器7の出口近傍に設けられる。
【0037】
次に、制御装置20が実行する制御について説明する。
【0038】
本実施形態においては、稀液ポンプ11、中間液ポンプ12および濃液ポンプ13の各回転数を調整することによって、吸収器1から低温度再生器2に送給される稀吸収液の流量、中間液ポンプ12により低温度再生器2から中温度再生器3に送給される中間吸収液の流量および濃液ポンプ13により中温度再生器3から高温度再生器4に送給される濃吸収液の流量が制御される。つまり、制御装置20には、図示はされていないが、回転数制御手段が設けられていて、各ポンプ11、12、13の回転数制御をなすようにされている。
【0039】
より具体的には、吸収冷凍機Aにおいては、各ポンプ11、12、13の出口部に適当な孔径のオリフィス(図示せず)を設けて定格運転時に各送給管41,42,45を介して流れる吸収液の流量が所定流量になるように調整されるとともに、負荷が変化するなど吸収液の循環量を再調整する必要がある場合には、各ポンプ11、12、13の回転数を変えることによって吸収液の流量を調整するようにしている。これは、例えば各ポンプ11、12、13の回転数を一定とし各配管41,42,45に制御弁を設けて吸収液の流量を制御しようとしても、3段構成された再生器2、3、4に吸収液を供給する関係上、各ポンプ11、12、13による送給圧が高いために流量を充分に絞れないことによる。つまり、吸収冷凍機Aにおいては、シリーズに接続された低温度、中温度および高温度の3段階の再生器2、3、4を備えた構成とされているため、吸収器1における圧力と高温度再生器4における圧力との差が大きくなり、各ポンプ11、12、13の揚程(ヘッド)も非常に大きなものとなる。このため、従来の一重効用形冷凍機や二重効用形冷凍機におけるような制御弁による制御では適正な流量制御を行うことができず、したがって各ポンプ11、12、13の回転数を調整するようにして、適正な流量制御を実現可能としている。
【0040】
さらにまた、負荷が安定している場合には熱量供給装置5による供給熱量も一定であり特に問題は生じないが、負荷が変動したときには熱量供給装置5による供給熱量も調整される。このため、高温度再生器4内部の温度および圧力が大きく変化して、吸収液流量のアンバランスや高温度再生器4内部の吸収液液面の変動が引き起こされ、安定的な運転が継続しにくくなる。この場合にも、従来の一重効用形冷凍機や二重効用形冷凍機におけるような制御弁による制御では適正な流量制御を行うことができず、したがって各ポンプ11、12、13の回転数を調整することで、流量制御を行うことが重要となる。
【0041】
以下、制御装置20が行う各ポンプ11、12、13の回転数制御をより具体的に説明する。
【0042】
負荷、すなわち冷水温度センサ33により検出される冷水温度が変化すると、制御装置20は供給熱量制御手段(図示省略)によりこの負荷の変化を打ち消すように熱量供給装置5による供給熱量を調整する。つまり、負荷が増大すると供給熱量が増加され、負荷が低下すると供給熱量は減少される。
【0043】
このようにして、熱量供給装置5による供給熱量が調整されると、それにともなって高温度再生器4内部の圧力・温度が変化して高温度再生器4にて発生する冷媒蒸気の圧力・温度が変化する。この冷媒蒸気温度の変化は蒸気温度センサ31およびドレン温度センサ32で検出され制御装置20に入力される。制御装置20は冷媒蒸気温度の変化に応じて、以下のような態様で濃液ポンプ13の回転数を制御する。
【0044】
例えば、負荷が増大して、熱量供給装置5による供給熱量が増加されたときには、高温度再生器4内部の圧力・温度および高温度再生器4にて発生する冷媒蒸気の圧力・温度が上昇する。このとき制御装置20は、安全のために、濃液ポンプ13の回転数を上げ、それにより吸収液流量を増加させて高温度再生器4の内部圧を下げるように制御する。
【0045】
その逆に、負荷が低下して熱量供給装置5による供給熱量が減少されたときには、高温度再生器4内部の圧力・温度および高温度再生器4にて発生する冷媒蒸気の圧力・温度は低下する。このとき制御装置20は、濃吸収液ポンプ13の回転数を下げ、それにより吸収液流量を減少させて高温度再生器4の内部圧が上がるように制御する。その結果、冷凍機Aの連続運転に適した温度範囲と圧力範囲で安定した運転が継続できるようにすることが可能となる。
【0046】
また、制御装置20は、高温度再生器4の吸収液液位を所定範囲に制御するために、液面検出センサ34の検出信号に応じて濃液ポンプ13の回転数を調整する。すなわち、液面検出センサ34が所定の高液位を検出したときには濃液ポンプ13の回転数を低下させ吸収液流量を減少させて液位が下がるように制御する一方、液面検出センサ34が所定の低液位を検出したときには濃液ポンプ13の回転数を上昇させ吸収液流量を増大させて液位が上がるように制御する。
【0047】
また、高温度再生器4の吸収液液位が冷凍機Aの安全運転を考慮して設定される所定の下限値を下回ったときには警報手段(不図示である)により警報を発するとともに、熱量供給装置5による熱量の供給を停止するように制御する。
【0048】
なお、液面検出センサ34の検出結果に応じて濃液ポンプ13の回転数を調整する際には、運転条件および熱量供給装置5による供給熱量に応じて予め段階的に設定された各回転数の間で濃液ポンプ13の回転数を切り替えるように制御してもよく、例えば、ポンプの制御周波数を60z、57Hz,48Hz、45Hzのように変え、それにより濃液ポンプ13の回転数を上げたり下げたりして段階的に制御してもよく、あるいは運転条件、負荷および熱量供給装置5による供給熱量に応じて連続的に回転数を変化させるようにしてもよい。
【0049】
また、蒸気温度センサ31、ドレン温度センサ32および液面検出センサ34の検出結果に応じて濃液ポンプ13の回転数を制御する際には、下記表1に示すような組合の中から適当な組合を選択して他のポンプ11,12の制御を実行することも可能である。
【0050】
【表1】
Figure 0003554858
【0051】
なおこの場合は、冷凍機Aの運転効率を高めるように各ポンプ11,12,13による吸収液の送給量を調整するとともに、各ポンプ11,12,13の回転数が吸収液の送給量不足や、揚程不足を起こさない回転数を確保するように制御される。
【0052】
このように、本実施形態の吸収冷凍機Aは、制御装置20により、負荷が変化したときに適切に熱量供給装置5による供給熱量を調整するとともに、この供給熱量の変化による再生器内の吸収液量の変化を抑えるように稀液ポンプ11、中間液ポンプ12および濃液ポンプ13の回転数が制御されるので、いわゆる三重効用形の吸収冷凍機において大きな負荷変動がある場合にも所望温度の冷水を継続して安定的に供給することが可能となる。
【0053】
また、高温度再生器4に液面センサ34を設けて、再生器4内部の吸収液液量が常に所定範囲にあるか否かを監視し、所定範囲を逸脱したときには、再生器4内部の吸収液液量が所定範囲となるように濃液ポンプ13の回転数を調整する。これにより、中温度再生器3から高温度再生器4に送給される吸収液流量と、濃液バイパス管46を介して戻り配管44に送られる吸収液量との比を定格運転時におけるものから一時的に変更することも可能となる。すなわち、負荷の変化に応じて高温度再生器4における加熱量を調整する一方で、高温度再生器4における冷媒蒸気温度および液位を検出し、前記加熱量の調整により引き起こされる液位変化を抑制するように濃液ポンプ13の回転数を制御することによって、いわゆる三重効用形の吸収冷凍機において安定的に冷水温度制御を行うことが可能となる。
【0054】
また、濃液ポンプ13の故障などを原因として吸収液の送給量が減少し液面検出センサ34により検出される高温度再生器4内部の吸収液液量が所定の下限値を下回ったときには、前記警報手段により警報を発すると同時に加熱を停止して安全のため吸収冷凍機Aの動作を停止するようにしている。これにより、高温度再生器4が過熱して損傷を受けるなど連続運転に支障を生じさせる事態の発生を防止することができる。また、このような液面検出センサ34の検出結果に基づく安全停止制御に代えて、吸収液減少による過熱を検知するための空缶防止用吸収液温度センサを高温度再生器4に設けるようにして、この検出結果にしたがって前記内容の安全停止制御を実行するようにしてもよい。
【0055】
また、吸収液は、吸収器1から低温度再生器2、中温度再生器3および高温度再生器4と順次送られていくもの、いわゆるリバースサイクルとされる上に、各バイパス管43,46を介して全体の所定割合(例えば、40%以上60%以下)の吸収液が低温度再生器2または中温度再生器3から直接的に吸収器1に戻されるので、高温度再生器4に送給される吸収液から熱伝達促進物として含ませたアルコール類を取り除くための分離装置(特許第3040475号公報第7図参照)などを特別に設ける必要もなく、装置の低コスト化を図ることが容易となる。
【0056】
さらに、前記の如く吸収液の一部をバイパスさせているので、中間液ポンプ12および濃液ポンプ13を小型化でき、それにより消費動力の低減が図られるとともに、送路途中における熱損失の低減も図られる。
【0057】
実施形態2
実施形態2の吸収冷凍機は、図2に示すように、実施形態1の吸収冷凍機Aにおける熱交換系を改変してなるものであって、その余の構成は同一とされる。
【0058】
すなわち、吸収冷凍機A2は、高温度再生器4から戻り配管44を介して吸収器1に戻される超濃吸収液と濃吸収液送給管45を介して高温度再生器4に送給される濃吸収液との間で熱量を交換する高温度熱交換器61と、この熱交換後の超濃吸収液と濃液バイパス管46を介して配管44に合流される濃吸収液との混合液と中間液送給管42を介して中温度再生器3に送給される中間吸収液との間で熱量を交換する中温度熱交換器62と、この熱交換後の吸収液混合液と中間液バイパス管43を介して配管44に合流される中間吸収液との混合液と稀吸収液送給管41を介して低温度再生器2に送給される稀吸収液との間で熱量を交換する低温度熱交換器63とを備えてなるものとされる。
【0059】
この構成により、熱量供給装置5を介して供給される熱量をより有効に利用して吸収液の再生を行うことができ、省エネを図ることが可能となる。
【0060】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施例においては、高温度再生器にて発生する冷媒蒸気の温度を検出してポンプの回転数の制御を行なうものとされているが、この冷媒蒸気圧力に基づきポンプの回転数の制御を行なうものとしてよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、低温度、中温度および高温度の3段階の再生器を備えたいわゆる三重効用形とすることによって、従来の一重効用形あるいは二重効用形の吸収冷凍機よりも飛躍的に冷却能力を向上させることが可能となるとともに、高温度側の再生器に循環させる吸収液の割合を減少させることによって、効率の向上をも容易とすることができるという優れた効果を奏するものである。
【0062】
また、負荷や運転条件の変化に応じて高温度再生器における加熱量を調整すると同時に、高温度再生器内部の圧力・温度および液量を検出しその検出結果に基づいて、吸収液を循環させるポンプ回転数を調整するようにして吸収液循環量を制御しているので、いわゆる三重効用形の吸収冷凍機において負荷変動がある場合にも高温再生器における液量制御を安定的に行い、所望の冷却効果を継続して得ることができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る吸収冷凍機の概略図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る吸収冷凍機の要部概略図である。
【図3】従来の吸収冷凍機の概略図である。
【符号の説明】
A 吸収冷凍機
1 吸収器
2 低温度再生器
3 中温度再生器
4 高温度再生器
5 熱量供給装置
6 凝縮器
7 蒸発器
11 稀液ポンプ
12 中間液ポンプ
13 濃液ポンプ
20 制御装置
31 蒸気温度センサ
32 ドレン温度センサ
33 冷水温度センサ
34 液面検出センサ
43 中間液バイパス管
46 濃液バイパス管

Claims (15)

  1. シリーズに接続された低温度、中温度および高温度の3段階の再生器を備えた吸収冷凍機であって、
    負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記高温度再生器に加熱源としての熱量を供給する熱量供給手段と、
    熱量供給手段により高温度再生器に供給される熱量を負荷検出手段により検出された負荷に基づいて制御する供給熱量制御手段と、
    吸収器にて吸収液に冷媒を吸収させて得られる稀吸収液を前記低温度再生器に送給する稀液ポンプと、
    前記低温度再生器にて稀吸収液を加熱濃縮して得られる中間吸収液を前記中温度再生器に送給する中間液ポンプと、
    前記中温度再生器にて中間吸収液を加熱濃縮して得られる濃吸収液を前記高温度再生器に送給する濃液ポンプと、
    前記低温度再生器にて得られた中間吸収液の所定割合のみを前記中間液ポンプにより中温度再生器に送給するように、その残部の中間吸収液を直接的に吸収器に戻す中間液バイパス管と、
    前記中温度再生器にて得られた濃吸収液の所定割合のみを前記濃液ポンプにより高温度再生器に送給するように、その残部の濃吸収液を直接的に吸収器に戻す濃液バイパス管と、
    前記稀液ポンプ、中間液ポンプおよび濃液ポンプの回転数を、前記低温度再生器にて得られた中間吸収液の所定割合のみを中温度再生器に送給し、かつ前記中温度再生器にて得られた濃吸収液の所定割合のみを高温度再生器に送給し、かつ前記吸収器にて冷媒を吸収した稀吸収液を、同吸収器から低温度再生器に所定割合を送給するように制御する回転数制御手段
    とを備えてなることを特徴とする吸収冷凍機。
  2. 前記冷媒が水とされ、前記吸収液の主成分がリチウムブロマイドとされてなることを特徴とする請求項1記載の吸収冷凍機。
  3. 前記中間液ポンプにより中温度再生器に送給される中間吸収液の所定割合が、低温度再生器の送出量の80%以上90%以下とされ、前記濃液ポンプにより高温度再生器に送給される濃吸収液の所定割合が、中温度再生器の送出量の50%以上65%以下とされ、定格運転時の濃液ポンプの送出量が稀液ポンプの送出量の40%以上58%以下となるよう初期定格循環量の割合を定めてなることを特徴とする請求項1記載の吸収冷凍機。
  4. 前記高温度再生器にて発生する冷媒蒸気の温度を検出する蒸気温度検出手段を備え、
    前記蒸気温度検出手段により検出される冷媒蒸気の温度が所定温度を超えた場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を上げるように制御し、
    前記蒸気温度検出手段により検出される冷媒蒸気の温度が所定温度を下回った場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を下げるように制御することを特徴とする請求項記載の吸収冷凍機。
  5. 前記高温度再生器にて発生する冷媒蒸気の圧力を検出する蒸気圧力検出手段を備え、
    前記蒸気圧力検出手段により検出される冷媒蒸気の圧力が所定圧力を超えた場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を上げるように制御し、
    前記蒸気圧力検出手段により検出される冷媒蒸気の圧力が所定圧力を下回った場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を下げるように制御することを特徴とする請求項記載の吸収冷凍機。
  6. 高温度再生器から中温度再生器に中間吸収液を加熱濃縮するための加熱源として供給された、冷媒蒸気の中温度再生器加熱後の冷媒ドレンの温度を検出するドレン温度検出手段を備え、
    前記ドレン温度検出手段により検出される冷媒ドレンの温度が所定温度を超えた場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を上げるように制御することを特徴とする請求項記載の吸収冷凍機。
  7. ドレン温度検出手段により検出される冷媒ドレンの温度が所定温度を下回った場合、回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数を下げるように制御することを特徴とする請求項記載の吸収冷凍機。
  8. 高温度再生器内の吸収液の液位を検出する液面検出手段を備え、
    回転数制御手段が、前記液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が上側基準液位を超えたときに濃液ポンプの回転数を下げ、前記液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が下側基準液位を下回ったときに濃液ポンプの回転数を上げるように制御することを特徴とする請求項ないし請求項いずれか一項に記載の吸収冷凍機。
  9. 液面検出手段により検出される高温度再生器内の吸収液の液位が安全のために設定される下限設定値を下回ったときに、警報を発するとともに熱量供給手段による熱量の供給を停止する警報・緊急停止手段を備えてなることを特徴とする請求項記載の吸収冷凍機。
  10. 回転数制御手段が液面検出手段の検出結果に応じて濃液ポンプの回転数を増減させる際に、予め定められた各回転数の間で濃液ポンプの回転数を段階的に変更することを特徴とする請求項または記載の吸収冷凍機。
  11. 回転数制御手段が液位検出手段の検出結果に応じて濃液ポンプの回転数を増減させる際に、濃液ポンプの回転数を連続的に変化させることを特徴とする請求項または記載の吸収冷凍機。
  12. 回転数制御手段が、蒸気温度検出手段、蒸気圧力検出手段、ドレン温度検出手段および液位検出手段の少なくとも一つの検出結果に応じて濃液ポンプの回転数を増減させる際に、稀液ポンプおよび中間液ポンプの少なくとも一方の回転数も同時に調整するように制御することを特徴とする請求項ないし請求項11のいずれか一項に記載の吸収冷凍機。
  13. 回転数制御手段が、濃液ポンプの回転数と、同時に制御する稀液ポンプおよび/または中間液ポンプとの組合を予め設定し、この組合の中から適宜組合を選択可能としたことを特徴とする請求項12記載の吸収冷凍機。
  14. 高温度再生器が、発生した冷媒蒸気と吸収液とを分離する気液分離器を有してなることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の吸収冷凍機。
  15. 高温再生器として貫流ボイラを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の吸収冷凍機。
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