JP3552438B2 - 流量制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通路を流れる流体流量を制御する流量制御装置に関し、特には、温水供給源から暖房用熱交換器へ流れる温水流量を制御する流量制御装置として用いた場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
温水回路内の温水供給源から暖房用熱交換器へ供給される温水流量を制御する流量制御装置として、例えば特開平5−248558号公報に開示されたものが従来から知られている。以下、この公報に記載された流量制御装置について、図27、28を用いて説明する。
【0003】
図27、28に示すように、温水回路1は、温水供給源としての水冷式エンジン2、このエンジン2と連動して作動する機械式のウォータポンプ3、車室内への吹出風を加熱する暖房用熱交換器としてのヒータコア4、および図示しないバッテリからの電力が供給されたときに駆動する電動ポンプ5からなり、この温水回路1中に、エンジン2からヒータコア4へ流れる温水流量を調節する流量制御弁6が設けられている。なお、100はラジエータである。
【0004】
上記流量制御弁6は、温水回路1中の温水通路を構成する弁ハウジング101と、この弁ハウジング101に固設されたソレノイド部102とからなる。このうち、弁ハウジング101は、エンジン2からヒータコア4への温水通路を構成する第1入口パイプ103と第1出口パイプ104、ヒータコア4からエンジン2への温水通路を構成する第2入口パイプ105と第2出口パイプ106、および第2入口パイプ105に流入した温水を直接第1出口パイプ104にバイパスするバイパス通路を構成するバイパスパイプ107備える。
【0005】
また、弁ハウジング101とソレノイド部102には、それぞれの内部を貫通した状態でシャフト108が設けられている。このシャフト108には、第1入口パイプ103と第1出口パイプ104とを連通する第1連通通路109を全閉したときに、第2入口パイプ105とバイパス通路107とを連通する第2連通通路110を全開し、第1連通通路109を全開したときに、第2連通通路110を全閉するように、弁体111、112が設けられている。
【0006】
そして、制御装置113によってソレノイド部102が通電制御されると、シャフト108が図27の状態となって、第1連通通路109が全閉、第2連通通路110が全開となる。このとき、エンジン2からの高温の温水がヒータコア4に供給されないので、ヒータコア4の温度は低下する。また、ソレノイド部102が非通電制御されると、シャフト108が図28の状態となって、第1連通通路109が全開、第2連通通路110が全閉となる。このとき、エンジン2からの高温の温水がヒータコア4に供給されるので、ヒータコア4の温度は上昇する。
【0007】
そして、制御装置113は、ヒータコア4の目標温度に応じて所定のデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいて、図27の位置と図28の位置との間でシャフト108を繰り返し往復させるデューティ制御を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報記載のものは、シャフト108が図27の位置から図28の位置になるとき、および図28の位置から図27の位置になるときに、弁体111、112が弁座に衝突するので、このときに発生する打音が問題となっていた。
また、第1連通通路109を全開する位置(図28)と全閉する位置(図27)との間でデューティ制御するので、シャフト108が図28の位置から図27の位置に移ったときには、大流量の温水が流れていた第1連通通路109が一気に全閉状態となって、ウォータハンマ音が発生するといった問題があった。
【0009】
また、第1連通通路109を全開する位置と全閉する位置との間でデューティ制御するので、デューティ制御の周期を短くしないとヒータコア4の温度変動幅が大きくなってしまうし、上記周期を短くすると、シャフト108の作動回数が多くなって、耐久性が悪化するといった問題がある。
本発明は、通路を流れる流体流量を制御する流量制御装置において、上記各問題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1〜13記載の発明は、
通路を流れる流体の流量を調節する弁体と、この弁体を作動させる弁作動手段と、この弁作動手段を制御する制御手段とを備える流量制御装置であって、
上記弁体は、流体が流れる通路内に、この通路を横切る方向に所定位置に移動可能に設けられ、
上記弁体に形成された開口部は、弁体が、第1位置と第2位置との間の第3位置にあるときに、弁体が第2位置にあるときに比べて小さな面積で通路を開口する小面積部分を有し、
上記制御手段は、第1位置と第3位置、または第3位置と第2位置との間で、弁体が繰り返し往復するように弁作動手段をデューティ制御する
ことを特徴としている。
【0011】
ここで、請求項1記載の発明でいう第1位置とは、通路に流体を全く流さない位置を意味し、第2位置とは、通路を流すのに必要とされる最大流量を流すことのできる位置を意味する。また、第3位置とは、第1位置と第2位置との間における位置のうち、デューティ制御する際に弁体を停止させる位置を意味し、この第3位置は、1つしか存在しない場合もあれば、複数存在する場合もある。
【0012】
上記した請求項1〜13記載の発明によると、弁体は、通路を横切る方向に所定位置に移動可能に設けられており、弁座に衝突することがないので、弁体が移動しても弁の打音は発生しない。
また、弁体が上記第3位置にあるときは、開口部のうちの小面積部分が通路を開口する。この小面積部分が通路を開口する面積は、弁体が第2位置にあるときに開口部が通路を開口する面積(全開)よりも小さい。そして、制御手段は、第1位置と第3位置、または第3位置と第2位置との間で、弁体が繰り返し往復するように弁体作動手段をデューティ制御する。
【0013】
弁体が第1位置と第3位置との間で移動したとき、および第3位置と第2位置との間で移動したときのいずれの場合も、通路を流れる流量の変化度合いは、第1位置と第2位置との間で移動する場合に比べて大幅に減少できる。従って、本発明によると、従来のものにおけるウォータハンマ音の発生や耐久性の低下といった問題を解決できる。
また、請求項1記載の発明における小面積部分は、第3位置に対応して、独立した微小開口部として形成することができる。従って、第3位置が1つの場合は上記微小開口部は1つであり、第3位置が複数ある場合は上記微小開口部は複数ある。
【0014】
また、請求項2記載の発明によれば、制御手段(21)は、第1〜第3位置のなかで、隣り合う位置間で、それぞれ弁体(8)が繰り返し往復するように弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴としている。
従って、第3位置が1つの場合は、第1位置と第3位置との間、および第3位置と第2位置との間でデューティ制御する。また、第3位置が複数ある場合は、第1位置とこの第1位置に最も近い第3位置との間、隣り合う第3位置相互の間、および第2位置に最も近い第3位置と第2位置との間で、それぞれデューティ制御する。
【0015】
また、請求項3記載の発明によれば、最も面積の小さい微小開口部(8d)の面積は、流体中の異物を通す程度の大きさで形成され、
制御手段(21)は、第1位置と、最も面積の小さい微小開口部(8d)に対応した位置との間で、弁体(8)が繰り返し往復するように弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴としている。
これによると、第3位置が1つの場合は、この位置に対応して形成された微小開口部が、上記最も面積の小さい微小開口部となる。また、第3位置が複数ある場合は、最も第1位置に近い第3位置に対応して形成された微小開口部が、上記最も面積の小さい微小開口部となる。
従って、通路を流す目標流量が微小のときは、上記のように、第1位置と、上記最も面積の小さい微小開口部に対応した位置との間でデューティ制御するわけだが、この最も面積の小さい微小開口部が、温水回路中の異物を通す程度の面積であるので、開口部に異物をつまらせることなく、微小温水流量制御をすることができる。
【0016】
そして、請求項記載の発明では、制御手段(21)は、第1〜第3位置のなかで、隣り合う1つの位置間で、弁体(8)が繰り返し往復するように弁体作動手段(15)をデューティ制御するとともに、
第1〜第3位置のなかで、隣り合う他の位置間では、弁体(8)の移動位置が連続的に変化するように弁体作動手段(15)をアナログ制御することを特徴としている。
このように、デューティ制御とアナログ制御とを組み合わせて本発明を実施することもできる。
請求項5記載の発明のように、請求項4記載の流量制御装置において、小面積部分は、第3位置に対応して、独立した微小開口部(8d、8e)として形成できる。
請求項6記載の発明では、請求項4記載の流量制御装置において、小面積部分が、弁体の外面上に形成された溝形状の開口部からなることを特徴としている。
これによると、流体中に含まれる異物を弁体の外面上に形成された溝形状に沿って排出しやすくなり、異物の詰まりによる流量制御機能の悪化等の不具合を防止できる。
【0017】
さらに、請求項に記載のごとく、溝形状の開口部において、溝幅および溝深さが段階的に増加する連結部をテーパ部としたり、請求項10に記載のごとく、溝形状の開口部を断面円弧状または断面三角状とすることにより、異物の排出性を一層向上できる
請求項11記載の発明では、第3位置として、異なる複数の位置が設定され、
小面積部分(8d、8e、80i、80j、8k 1 〜8k 4 、8k 7 )は、複数の第3位置のうち、第1位置に近い第3位置に比べて、第2位置に近い第3位置の方が、通路の開口面積が大きくなるように形成され、
制御手段(21)は、複数の第3位置のそれぞれの間でも、弁体(8)が繰り返し往復運動するように弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴としている。
これによると、より細かな流量制御ができる。
【0022】
本発明における弁体は、請求項12に記載のごとく通路の一部をなす弁ハウジング(7)内に、回動可能に配置されたロータ(8)として構成することにより、好適に実施できる。
さらに、請求項13記載の発明は、本発明による流量制御装置が、温水供給源から暖房用熱交換器へ流れる温水の流量を制御する流量制御装置であることを特徴としている。
これによると、弁体の弁打音の発生を抑えられるとともに、ウォータハンマ音を低減できる。また、デューティ制御の周期を従来のものと同じとした場合には、ヒータコアの吹出空気温度の変動幅を従来のものよりも小さくできる。従って、温度変動幅を従来と同じにしたときには、弁体の作動回数を従来よりも少なくすることができ、実用上、極めて有利である。

【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
次に、本発明の流量制御装置を、自動車エンジンからヒータコアへ流れる温水流量を制御する流量制御装置として適用した第1実施形態について、図1〜14に基づいて説明する。なお、図27、28と同じ部材については、これらと同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0024】
図1に示すように、温水回路1は、温水供給源としての水冷式エンジン2、ウォータポンプ3、車室内への吹出風を加熱する暖房用熱交換器としてのヒータコア4、および電動ポンプ5からなり、この温水回路1中に、エンジン2からヒータコア4へ流れる温水流量を調節する流量制御弁6が設けられている。
以下、この流量制御弁6の構成について、図1〜5を用いて詳細に説明する。なお、図2は流量制御弁6を図1の上方側から見た上面図で、外側カバー19を一部破断した状態で図示している。また、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は図3のB−B矢視断面図、図5はロータ8の側壁部8aの展開図である。
【0025】
流量制御弁6は、弁ハウジング7と、弁体としてのロータ8と、弁体作動手段としてのアクチュエータ部9とを備える。
このうち、弁ハウジング7は、エンジン2からヒータコア4への温水通路を構成する入口パイプ10と出口パイプ11、およびヒータコア4を流出した温水を直接出口パイプ11にバイパスするバイパス通路を構成するバイパスパイプ12を備える。
【0026】
また、ロータ8は、円筒状の側壁部8a、円板状の上面部8b、およびこの上面部8bの中心から突出して形成された回転軸部8cが、樹脂にて一体形成された構成であり、底部は開口している。そして、側壁部8aが入口パイプ10およびバイパスパイプ12内の温水流れ方向を横切るようにして、回転軸部8cを軸として、弁ハウジング7内に回動可能に設けられている。
【0027】
上記側壁部8aには、温水回路1中の異物(例えば鋳砂)を通す程度の大きさの第1開口部8d、この第1開口部8dよりも大きい第2開口部8e、およびこの第2開口部8eよりも大きく、入口パイプ10およびバイパスパイプ12をほぼ全開し得るだけの大きさを持つ第3開口部8fが形成されている。
ロータ8とアクチュエータ部9とを仕切る内側カバー13が弁ハウジング7に取り付けられることによって、図1上下方向におけるロータ8の位置ずれが防止される。また、弁ハウジング7のうち、入口パイプ10およびバイパスパイプ12の形成部位と、ロータ8の側壁部8aとの間には、それぞれゴムパッキン(弾性シール材)14a、14bが、適当な面圧でこれらに接触して配置されており、温水の内部漏れが防止される。
【0028】
ここで、ゴムパッキン14a、14bはその中心部に円形の通路穴を有する形状であり、このゴムパッキン14a、14bの円形通路穴のうち、ロータ8の側壁部8aに面する部位がそれぞれ後述の図5のロータ展開図に示す第1連通通路23および第2連通通路24を構成する。
なお、本実施形態では、第1〜第3開口部8d〜8fにて、請求項1記載の発明でいう開口部を構成し、第1、第2開口部8d、8eにて、請求項1記載の発明でいう小面積部分、請求項4記載の発明でいう微小開口部を構成している。また、側壁部8aのうち、第1〜第3開口部8d〜8fを除く部位にて、請求項1記載の発明でいう遮蔽部8gを構成している。
【0029】
また、アクチュエータ部9は、直流モータ15、この直流モータ15の出力軸ウォームギア15aと噛み合う第1減速ギア16、この第1減速ギア16と噛み合う第2減速ギア17、およびこの第2減速ギア17と噛み合い、中心が回転軸部8cの先端部と嵌合した出力ギア18が、内側カバー13と外側カバー19との間の空間に設けられた構成となっている。また、回転軸部8cの先端部には、ロータ8の回動位置を検出するポテンショメータ20が接続されている。
【0030】
次に、制御系の構成を、図6に基づいて説明する。
ECU(電子制御装置)21は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、エンジン2の図示しないイグニッションスイッチがオンされたときに、図示しないバッテリから電源が供給される。
ECU21の入力端子には、ポテンショメータ20、およびヒータコア4の温度を検出する温度センサ22(具体的には、ヒータコア4を通過した直後の空気温度を検出する)が電気的接続されている。
【0031】
このポテンショメータ20と温度センサ22からの信号は、ECU21内の図示しないA/D変換回路にてA/D変換された後、上記マイクロコンピュータへ入力される。
また、ECU21の出力端子には、電動ポンプ5および直流モータ15が電気的接続されている。
【0032】
ECU21は、図5(a)〜(d)で示した第1位置、第3位置(a)、第3位置(b)、および第2位置の合計4つの位置のなかで、隣り合う位置間で、ロータ8が繰り返し往復するように、直流モータ15をデューティ制御する。ここで、それぞれの位置における、ロータ8の位置と温水回路1内での温水の流れとについて、図1、4、5、7〜13に基づいて説明する。
(第1位置)
この第1位置では、ロータ8は図1、4の位置となり、図5(a)に示すように、遮蔽部8gにて、入口パイプ10と出口パイプ11とを連通する第1連通通路23を全閉する。また、バイパスパイプ12と出口パイプ11とを連通する第2連通通路24は、第3開口部8fにて全開される。
【0033】
ここで、ECU21は、ロータ8が第1位置で停止しているときは電動ポンプ5を停止させる。従って、このときのエンジン2からの温水は、図1の矢印で示すようにラジエータ100のみに流れ、ヒータコア4へは流れない。なお、ECU21は、直流モータ15をデューティ制御するときは、電動ポンプ5を作動させる。
【0034】
従って、このとき温度センサ22の検出値Ta は、図7に示すようにT1 となる。その結果、車室内への吹出風は最大冷房状態となる。
(第3位置(a))
この第3位置(a)では、ロータ8は図8の位置となり、図5(b)に示すように、第1開口部8dにて第1連通通路23を若干量開口し、第3開口部8fにて第2連通通路24を全開する。
【0035】
このとき、エンジン2からの高温の温水は、図9の矢印に示すように、ラジエータ100へ流れるのはもちろんのこと、ヒータコア4へも若干量流れる。また、このとき、ヒータコア4を流出した低温の温水が、バイパスパイプ12、出口パイプ11を介して、再びヒータコア4内へ流入する。
従って、このとき温度センサ22の検出値Ta は、図7に示すように、T1 よりも高いT2 となる。
(第3位置(b))
この第3位置(b)では、ロータ8は図10の位置となり、図5(c)に示すように、第2開口部8eにて、図5(b)の場合に比べて大きい面積にて第1連通通路23を開口し、第3開口部8fにて第2連通通路24を全開する。
【0036】
このとき、エンジン2からの高温の温水は、図11の矢印に示すように、ラジエータ100へ流れるのはもちろんのこと、ヒータコア4へも、図9の場合よりも多く流れる。また、このとき、ヒータコア4を流出した低温の温水が、バイパスパイプ12、出口パイプ11を介して、再びヒータコア4内へ流入する。
従って、このとき温度センサ22の検出値Ta は、図7に示すように、T2 よりも高いT3 となる。
(第2位置)
この第2位置では、ロータ8は図12の位置となり、図5(d)に示すように、第3開口部8fにて第1連通通路23を全開し、遮蔽部8gにて第2連通通路24を全閉する。
【0037】
このとき、エンジン2からの高温の温水は、図13の矢印に示すように、ラジエータ100へ流れるのはもちろんのこと、ヒータコア4へも、最大暖房能力が得られる程度の温水が流れる。また、このとき、ヒータコア4を流出した低温の温水は、バイパスパイプ12、出口パイプ11を介して再びヒータコア4内へ流入することなく、そのままエンジン2に戻る。
【0038】
従って、このとき温度センサ22の検出値Ta は、図7に示すように、最高温度のT4 となる。その結果、車室内への吹出風は最大暖房状態となる。
以上のように、上記各位置に対応する温度センサ22の検出値Ta は、図7に示すようになるので、ヒータコア4の目標温度がT1 とT2 との間であれば、ECU21はこの目標温度に基づいてデューティ比を適切に決定し、このデューティ比に基づいて、第1位置と第3位置(a)との間でロータ8が繰り返し往復するように、直流モータ15をデューティ制御する。
【0039】
例えば、ヒータコア4の目標温度が図7に示すT12であれば、ECU21は、この目標温度T12に基づいてデューティ比を図14に示すように決定する。つまり、ロータ8を第1位置で停止させる時間をt1 (秒)、第3位置(b)で停止させる時間をt2 (秒)に決定する。そして、このデューティ比に基づいて直流モータ15をデューティ制御する。なお、図14において、時間tのズレは、温水回路におけるヒータコア4と流量制御弁6との間の流路長さや、ヒータコア4の熱容量等の影響による応答遅れのために発生する。
【0040】
ECU21は、同様にして、ヒータコア4の目標温度がT2 とT3 との間であれば、この目標温度に基づいて適切にデューティ比を決定し、このデューティに基づいて、第3位置(a)と第3位置(b)との間で直流モータ15をデューティ制御する。また、上記目標温度がT3 とT4 との間であれば、この目標温度に基づいて適切にデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいて、第3位置(b)と第2位置との間で直流モータ15をデューティ制御する。
【0041】
以上説明したように、本実施形態によると、ロータ8は、その側壁部8aが、入口パイプ10およびバイパスパイプ12内の温水流れ方向を横切るようにして所定位置に回動可能となるように弁ハウジング7内に設けられているので、従来技術のごとく弁体の弁座への衝突という現象が発生せず、ロータ8の回動に伴って弁の打音が発生するといった問題は生じない。
【0042】
また、第1位置と第2位置との間に、第3位置(a)および第3位置(b)が設定され、第1位置と第3位置(a)との間、第3位置(a)と第3位置(b)との間、および第3位置(b)と第2位置との間のそれぞれで、ロータ8が繰り返し往復するように直流モータ15をデューティ制御するので、従来のように、ロータ8が第1位置と第2位置との間で繰り返し往復するようにデューティ制御する場合に比べて、流量変動が少なくなり、ウォータハンマ音による問題を低減できる。
【0043】
また、本実施形態のものと、従来のように、ロータ8が第1位置と第2位置との間で繰り返し往復するようにデューティ制御する場合とを比べると、デューティ制御の周期(図14のt1 +t2 )を両者同じとした場合には、本実施形態の方がヒータコア4の温度変動幅が小さくなる。従って、本実施形態と上記従来のものとで比べると、同じ温度変動幅となるようにした場合、本実施形態の方が、ロータ8の作動回数が少なくなる。
【0044】
また、第1開口部8dが、温水回路1中の異物(例えば鋳砂)を通す程度の面積で形成されているので、エンジン2からの温水を微小流量だけヒータコア4に流す微小流量制御領域、つまり第1位置と第3位置(a)との間でデューティ制御する領域においても、流量制御弁6内で上記異物がつまるといった問題を防止できる。
【0045】
また、第3位置(a)および第3位置(b)のそれぞれに対応して、第1、第2開口部8d、8eが独立して形成されているので、第1位置と第3位置(a)との間、第3位置(a)と第3位置(b)との間、および第3位置(b)と第2位置との間でデューティ制御する際に、停止位置精度が悪化する等によって、第3位置(a)から多少ずれた位置、または第3位置(b)から多少ずれた位置にロータ8が停止しても、エンジン2からヒータコア4へ流れる温水流量を一定とすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図15、16に基づいて説明する。
【0046】
本実施形態では、第3位置として1つの位置のみ設定されている。そして、ECU21は、図15(a)で示す第1位置と図15(b)で示す第3位置との間で、ロータ8が繰り返し往復するように直流モータ15をデューティ制御し、この第3位置と、図15(d)で示す第2位置との間では、ロータ8がこの間の任意の位置で停止するようにアナログ制御する。換言すると、ロータ8の回動位置を第3位置と第2位置との間では連続的に変化させるようにアナログ制御する。
【0047】
従って、ロータ8の側壁部8aには、第3位置に対応して第1開口部8dが形成されている。この第1開口部8dは、第1実施形態の第1開口部8dと同じ大きさで形成されている。また、側壁部8aには、ロータ8が第3位置から第2位置に回動したときに、第1連通通路23を開口する面積が徐々に連続的に大きくなるように、第2開口部8hが形成されている。
【0048】
このような本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。(第3実施形態)
上記第1、第2実施形態では、第3位置に対応して、独立した微小開口部を形成したが、図17、18に示す第3実施形態のように、連続した開口部8i、8jを形成し、この開口部8i、8jのうち、図17(c)、18(c)の斜線部で示す部分80i、80jにて、請求項1記載の発明でいう小面積部分を構成しても良い。この場合、ロータ8を、第1実施形態のように各位置の間でデューティ制御するようにしても良いし、第2実施形態のように、デューティ制御とアナログ制御とを組み合わせても良い。
(第4実施形態)
図19〜図23は第4実施形態を示すもので、第1〜第3実施形態ではロータ8の側壁部8aに設ける開口部8d〜8f、8h〜8jをいずれも側壁部8aを貫通する穴形状にて構成しているが、第4実施形態ではロータ8の側壁部8aに設ける開口部として、ロータ8の側壁部8aの外周面に沿う溝形状部を有する開口部8kを形成している。
【0049】
第1〜第3実施形態では、開口部8d〜8f、8h〜8jをいずれも側壁部8aに形成した貫通穴形状で構成しているので、図24に示すように、最小面積部分を構成する第1開口部8dに、この第1開口部8dの穴径より大きな異物X(温水回路中の鋳砂等)が流入すると、ロータ8の回動位置が変化しても、この異物が第1開口部8d内に詰まったままとなり、排出されないので、温水の流量を良好に制御できない場合が生じる。
【0050】
これを防止するためには、第1開口部8dの穴径を流入可能性のある異物より十分大きく設定すればよいが、このようにすると、第1開口部8dの開口時における温水流量が所望値より大きくなってしまい、流量制御特性が悪化する。
その結果、第1〜第3実施形態による、貫通穴形状からなる開口部8d〜8f、8h〜8jでは、異物の流入による小面積開口部の閉塞防止と所望の流量制御特性の設定とを両立させることが難しい。
【0051】
そこで、第4実施形態では、温水中に混入している異物が流入してきても、異物を容易に排出可能な開口部形状を採用するものである。
このため、第4実施形態では、図19〜図23に示すように、ロータ8の側壁部8aの外周面に沿う溝形状部を有する開口部8kを側壁部8aに構成している。この開口部8kについて詳述すると、図20のロータ展開図に示すように、開口部8kは第1〜第5開口部8k〜8kから構成されており、そのうち、第1開口部8k〜第4開口部8kは溝形状からなり、第1開口部8kから第4開口部8kに向かって溝幅および溝深さ(換言すれば、開口面積)が順次段階的に増大させてある。
【0052】
従って、第1開口部8kは第1、第2実施形態における最小開口面積の第1開口部8dに相当する。また、第5開口部8kはロータ8の円筒状側壁部8aを貫通する貫通穴形状からなり、第1実施形態における最大開口面積の第3開口部8fに相当する。
そして、溝形状からなる第1開口部8k〜第4開口部8k相互間の連結部および第1開口部8kと側壁部8aの外周表面との連結部は、図19に示すように、段部とせずに、ゆるやかなテーパ部8kとすることにより、温水中の鋳砂等の異物の排出性を良好にしている。
【0053】
さらに、異物の排出性を一層高めるためには、溝形状からなる第1開口部8k〜第4開口部8kを図21(a)に示すように滑らかな曲面を有する断面円弧状の形状にするか、あるいは図21(b)に示すように、溝底部側に向かって徐々に狭くなる断面三角状の形状にすることが好ましい。
断面矩形の溝形状であると、断面矩形の角部に異物が引っ掛かって、異物の排出性が悪いが、図21(a)(b)に示す断面円弧状または断面三角状の溝形状であると、異物の引っ掛かりが少なくなり、異物の排出性が良好となる。
【0054】
図22(a)はロータ8の回動位置が小開度側にあるとき、すなわち、第2開口部8k近傍が第1連通通路23に連通しているときに、温水中の鋳砂等の異物Xが第2開口部8k内に流入した状態を示している。本実施形態によると、第2開口部8kから第4開口部8kに向かって溝幅および溝深さが順次増大させてあるとともに、各開口部相互間の連結部を、段部とせずに、テーパ状に形成しているので、ロータ8の回動位置が図22(b)、(c)と順次大開度側へ移行すると、異物Xが温水の圧力に押されて容易に第5開口部8kの位置まで移動し、ロータ8の内部を通って異物Xが出口パイプ11側へ排出される。
【0055】
図23(a)、(b)、(c)は、図22とは逆に、ロータ8の回動位置が小開度側の位置から全閉位置に回動する場合を示しており、この場合も、各開口部相互間の連結部および第1開口部8kと側壁部8aの外周表面との連結部を、段部とせずに、テーパ状に形成してあり、かつ各開口部の断面形状を図21に示す円弧状または三角状に形成しているため、第2開口部8k近傍に一旦流入した異物Xを第1開口部8kを経て容易に側壁部8aの外周表面上に押し出すことができる。
(第5実施形態)
上記した第4実施形態では開口部8kのうち、溝形状からなる第1開口部8k〜第4開口部8kの溝幅および溝深さ(換言すれば、開口面積)を、第1開口部8kから第4開口部8kに向かって順次段階的に増大させているが、第5実施形態では、図25、図26に示すように、開口部8kを、溝形状からなる第1開口部8kと、貫通穴形状からなり第2開口部8kとにより構成したものであり、そして、第1開口部8kの溝幅および溝深さ(換言すれば、開口面積)を第2開口部8kに向かって順次連続的に増大させたものである。
【0056】
すなわち、第1開口部8kは第4実施形態の溝形状からなる第1開口部8k〜第4開口部8kに対応する部分の溝幅および溝深さを連続的に増大させているものであって、これにより、異物Xの排出性を一層向上できる。なお、第2開口部8kは第4実施形態の第5開口部8kと同じものである。
もちろん、第5実施形態においても、第1開口部8kの断面形状を図21に示す円弧状または三角状に形成することが好ましい。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、弁体としてのロータ8を弁ハウジング7内で回動させる回転式のものについて説明したが、弁体を弁ハウジング7内で往復動させるタイプのものにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の温水回路1の概略図である。
【図2】上記第1実施形態の流量制御弁6の上面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【図5】上記第1実施形態のロータ8の展開図である。
【図6】上記第1実施形態の制御系のブロック図である。
【図7】上記第1実施形態のロータ8の位置に対する温度センサ22の検出値Ta の関係を示すグラフである。
【図8】上記ロータ8が第3位置(a)にあるときの図4相当図である。
【図9】上記ロータ8が第3位置(a)にあるときの図1相当図である。
【図10】上記ロータ8が第3位置(b)にあるときの図4相当図である。
【図11】上記ロータ8が第3位置(b)にあるときの図1相当図である。
【図12】上記ロータ8が第2位置にあるときの図4相当図である。
【図13】上記ロータ8が第2位置にあるときの図1相当図である。
【図14】実際にロータ8をデューティ制御したときにおける上記検出値Ta の変動を示すグラフである。
【図15】本発明第2実施形態のロータ8の展開図である。
【図16】上記第2実施形態のロータ8の位置に対する上記検出値Ta の関係を示すグラフである。
【図17】本発明第3実施形態のロータ8の展開図である。
【図18】上記第3実施形態のロータ8の他の形状例を示す展開図である。
【図19】本発明第4実施形態の流量制御弁6の断面図である。
【図20】上記第4実施形態のロータ8の展開図である。
【図21】上記第4実施形態のロータ8に設ける溝形状からなる開口部の断面図である。
【図22】上記第4実施形態の異物排出性を説明するロータ8部分の断面図である。
【図23】上記第4実施形態の異物排出性を説明するロータ8部分の断面図である。
【図24】上記第1〜第3実施形態の異物排出性を説明するロータ8部分の断面図である。
【図25】本発明第5実施形態の流量制御弁6の断面図である。
【図26】上記第5実施形態のロータ8の展開図である。
【図27】従来の流量制御装置の全体構成を示す概略図である。
【図28】上記従来の流量制御装置の全体構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1…温水回路、2…エンジン(温水供給源)、
4…ヒータコア(暖房用熱交換器)、6…流量制御弁、7…弁ハウジング、
8…ロータ(弁体)、8d…第1開口部(開口部、小面積部分、微小開口部)、
8e…第2開口部(開口部、小面積部分、微小開口部)、
8f…第3開口部(開口部)、8g…遮蔽部、8h…第2開口部(開口部)、
8i…開口部、8j…開口部、15…直流モータ(弁体作動手段)、
21…ECU(制御手段)。

Claims (13)

  1. 流体が流れる通路内に、この通路を横切る方向に所定位置に移動可能に設けられ、前記流体の流れを遮蔽する遮蔽部(8g)、および前記流体を通過させる開口部(8d〜8f、8h〜8k)を有し、前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)による前記通路の開口面積に応じて前記流体の流量を調節する弁体(8)と、
    この弁体(8)を前記横切る方向に作動させる弁体作動手段(15)と、
    前記遮蔽部(8g)にて前記通路を全閉する第1位置から、前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)のうち全開用開口部(8f、8h…)にて前記通路を全開する第2位置までの間で、前記弁体(8)を作動させるように前記弁体作動手段(15)を制御する制御手段(21)とを備え、
    前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)は、前記弁体(8)が前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置にあるときに、前記弁体(8)が前記第2位置にあるときに比べて小さな面積で前記通路を開口する小面積部分(8d、8e、80i、80j、8k1 〜8k4 、8k7 )を有し、
    前記小面積部分は、前記第3位置に対応して、独立した微小開口部(8d、8e)として形成されており、
    前記制御手段(21)は、前記第1位置と前記第3位置、または前記第3位置と前記第2位置との間で、前記弁体(8)が繰り返し往復するように前記弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴とする流量制御装置。
  2. 前記制御手段(21)は、前記第1〜第3位置のなかで、隣り合う位置間で、それぞれ前記弁体(8)が繰り返し往復するように前記弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴とする請求項1記載の流量制御装置。
  3. 最も面積の小さい前記微小開口部(8d)の面積は、前記流体中の異物を通す程度の大きさで形成され、
    前記制御手段(21)は、前記第1位置と、前記最も面積の小さい微小開口部(8d)に対応した位置との間で、前記弁体(8)が繰り返し往復するように前記弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴とする請求項1または2記載の流量制御装置。
  4. 流体が流れる通路内に、この通路を横切る方向に所定位置に移動可能に設けられ、前記流体の流れを遮蔽する遮蔽部(8g)、および前記流体を通過させる開口部(8d〜8f、8h〜8k)を有し、前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)による前記通路の開口面積に応じて前記流体の流量を調節する弁体(8)と、
    この弁体(8)を前記横切る方向に作動させる弁体作動手段(15)と、
    前記遮蔽部(8g)にて前記通路を全閉する第1位置から、前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)のうち全開用開口部(8f、8h…)にて前記通路を全開する第2位置までの間で、前記弁体(8)を作動させるように前記弁体作動手段(15)を制御する制御手段(21)とを備え、
    前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)は、前記弁体(8)が前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置にあるときに、前記弁体(8)が前記第2位置にあるときに比べて小さな面積で前記通路を開口する小面積部分(8d、8e、80i、80j、8k 1 〜8k 4 、8k 7 )を有し、
    前記制御手段(21)は、前記第1〜第3位置のなかで、隣り合う1つの位置間で、前記弁体(8)が繰り返し往復するように前記弁体作動手段(15)をデューティ制御するとともに、
    前記第1〜第3位置のなかで、隣り合う他の位置間では、前記弁体(8)の移動位置が連続的に変化するように前記弁体作動手段(15)をアナログ制御することを特徴とする流量制御装置。
  5. 前記小面積部分は、前記第3位置に対応して、独立した微小開口部(8d、8e)として形成されていることを特徴とする請求項記載の流量制御装置。
  6. 前記小面積部分は、前記弁体(8)の外面に沿って形成された溝形状の開口部(8k 1 〜8k 4 、8k 7 )からなることを特徴とする請求項記載の流量制御装置。
  7. 前記溝形状の開口部(8k 1 〜8k 4 )は、前記第3位置側での通路開口面積が小で、前記第2位置側での通路開口面積が大となるように溝幅および溝深さが段階的に増加することを特徴とする請求項記載の流量制御装置。
  8. 前記溝形状の開口部(8k 7 )は、前記第3位置側での通路開口面積が小で、前記第2位置側での通路開口面積が大となるように溝幅および溝深さが連続的に増加することを特徴とする請求項記載の流量制御装置。
  9. 前記溝形状の開口部(8k 1 〜8k 4 )において、溝幅および溝深さが段階的に増加する連結部をテーパ部(8k 6 )としたことを特徴とする請求項記載の流量制御装置。
  10. 前記溝形状の開口部(8k 1 〜8k 4 、8k 7 )を断面円弧状または断面三角状としたことを特徴とする請求項ないし9のいずれか1つ記載の流量制御装置。
  11. 前記第3位置として、異なる複数の位置が設定され、
    前記小面積部分(8d、8e、80i、80j、8k 1 〜8k 4 、8k 7 )は、前記複数の第3位置のうち、前記第1位置に近い第3位置に比べて、前記第2位置に近い第3位置の方が、前記通路の開口面積が大きくなるように形成され、
    前記制御手段(21)は、前記複数の第3位置のそれぞれの間でも、前記弁体(8)が繰り返し往復運動するように前記弁体作動手段(15)をデューティ制御することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つ記載の流量制御装置。
  12. 前記通路の一部をなす弁ハウジング(7)を備え、
    前記弁体(8)は、前記弁ハウジング(7)内に、前記通路を横切る方向に回動可能に配置されるとともに、前記遮蔽部(8g)および前記開口部(8d〜8f、8h〜8k)を有するロータ(8)として構成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つ記載の流量制御装置。
  13. 前記流体は温水であり、前記通路は、温水供給源(2)と暖房用熱交換器(4)との間で前記温水を循環させる温水回路(1)中の温水通路であり、
    前記弁体(8)は、前記温水供給源(2)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる前記温水の流量を調節することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つ記載の流量制御装置。
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