JP3550628B2 - 印字システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記録ヘッドを備えてカラー画像等を記録可能なインクジェット記録装置にホストコンピュータを接続した印字システムに関し、特に画像記録する複数の記録ヘッドのうちから吸引動作を実行する任意の記録ヘッドをホストコンピュータ側でディスプレイを介して選択的に指定できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット記録装置は、パーソナルコンピュータやワードプロセッサなどの電子機器に接続され、その電子機器から送信される画像データに基づいてインクを噴射して画像を記録用紙に記録するようになっている。
ところで、そのインクジェット記録装置においては、インクカートリッジから供給されるインクを記録ヘッドに設けた複数の噴射ノズルから噴射させて画像を記録することから、記録用紙の紙粉が噴射ノズルに付着したり、インク中に溶け込んでいた空気による気泡が噴射ノズル内に発生して、インクの噴射不良による記録画像の品質が低下するという不都合が生じる。
【0003】
そこで、インクジェット記録装置に、噴射ノズルを吸引する吸引キャップを有する吸引機構や記録ヘッドの噴射ノズル開口面を拭き取るゴム製のワイパブレードを備え、インクカートリッジを交換したとき、或いは記録動作の開始時や記録動作中において、吸引機構により噴射ノズル面を吸引動作(所謂パージ処理)するとともに、その吸引動作により噴射ノズル開口面に付着した余分な液状のインクをワイパブレードで拭き取ることで、常に良好なインク噴射機能を維持又は回復するようにメンテナンス可能になっている。
【0004】
一方、最近では、この種のインクジェット記録装置として、「ブラックインク」だけでなく、「シアンインク」や「マゼンタインク」及び「イエローインク」など、異なる色のインクを噴射する複数の記録ヘッドを設けてフルカラー画像を記録可能なインクジェット記録装置が実用に供されている。
即ち、このカラーインクジェット記録装置においても同様に、吸引機構やワイパブレードを備え、良好なインク噴射機能を維持又は回復し得るように、複数の記録ヘッドの各々について、吸引動作するとともに、ワイパブレードで拭き取り処理するようになっている。
【0005】
例えば、特開平6−328726号公報には、カラー画像の記録用に設けられた4つの記録ヘッドの各々に対応させて、キャップゴムやインク吸引用ポンプを4組分設け、これら吸引ポンプを吸引動作させる為の4つのカムの作動部を90°ずつ位相をずらせてカム軸に取付け、カム軸の回転位相と回転範囲とを設定することで、所望の記録ヘッドの吸引用ポンプだけを吸引動作させるように構成し、噴射ノズルの目詰まりを検出した記録ヘッドだけを選択的に吸引動作するようにしたインクジェット記録装置の吸引回復装置が記載されている。
【0006】
更に、特開平7−68795号公報には、4色のインクを個別に噴射する為の4つの記録ヘッドに対応する色指定スイッチや吸引動作を指示する吸引スイッチなどを有するコントロールパネルが設けられ、このコントロールパネルにおいて、吸引動作させる記録ヘッドの色指定スイッチを選択的に設定するとともに、吸引スイッチをONに設定することで、4つの記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動制御して、指定された記録ヘッドだけを選択的に吸引動作するようにしたインクジェット記録装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、特開平6−328726号公報に記載のインクジェット記録装置の吸引回復装置においては、目詰まりを検出した記録ヘッドについて吸引動作を実行するようにしているが、吸引動作は目詰まり以外に、例えば、インクカートリッジの交換時にも必要となり、この場合には、操作パネル上に、複数の記録ヘッドのうちから吸引動作を実行する記録ヘッドを選択的に指定する複数の指定スイッチを設けることになり、操作パネルが大型化してコスト高になること、更にユーザーはインクジェット記録装置の所へ移動してから操作パネル上の指定スイッチを操作するので、記録ヘッドの吸引指定操作が面倒なこと、などの問題がある。
【0008】
更に、特開平7−68795号公報に記載のインクジェット記録装置においては、4色のインクを個別に噴射する為の4つの記録ヘッドに対応する色指定スイッチや吸引動作を指定する吸引スイッチなどを有するコントロールパネルが設けられているので、前記公報のインクジェット記録装置と同様に、操作パネルが大型化してコスト高になること、更にユーザーはインクジェット記録装置の所へ移動してから操作パネル上の色指定スイッチを操作することから、記録ヘッドの吸引指定操作が面倒なこと、などの問題がある。
【0009】
特に、インクカートリッジの交換時には、記録ヘッドに至るインク供給路に空気が侵入しているので、吸引回数或いは吸引量が通常の吸引力よりも強力な吸引力を必要とするが、この場合には、通常吸引動作を繰り返すことになり、強力吸引動作の為の操作が複雑化するという問題がある。
本発明の目的は、インクジェット記録装置に設けた吸引手段で吸引動作を実行しようとする記録ヘッドの指定データをホストコンピュータ側で作成する一方、インクジェット記録装置側でその指定データで指定された記録ヘッドを選択的に吸引動作し得るインクジェット記録装置を含む印字システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る印字システムは、同一あるいは異なる色のインクを噴射ノズルから噴射する複数の記録ヘッドと、これらの記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動駆動するキャリッジ駆動機構と、前記複数の記録ヘッドと前記キャリッジ駆動機構とを駆動制御する記録用制御手段と、前記記録ヘッドの機能を回復する為に前記噴射ノズルのノズル面側からインクを吸引する吸引手段と、その吸引手段を駆動制御する吸引制御手段とを有するインクジェット記録装置と、そのインクジェット記録装置に接続され、ディスプレイとそのコントローラを含む表示手段と、画像データを前記記録用制御手段に送信する制御手段とを有するホストコンピュータとを備えた印字システムにおいて、前記ホストコンピュータは、前記複数の記録ヘッドのうちから前記吸引手段で吸引しようとする1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定するヘッド指定手段と、そのヘッド指定手段で指定された記録ヘッドの吸引動作が選択的に実行されるように記録ヘッドを指定する指定データを前記吸引制御手段に供給するデータ出力制御手段とを備え、前記ヘッド指定手段は、複数の記録ヘッドに対応する複数のヘッド指定用マークを複数の吸引モードの各々に対応して前記表示手段に表示させ、それらのヘッド指定用マークを介して吸引対象の1又は複数の記録ヘッドを指定するものである。
【0011】
作用について説明すると、吸引制御手段は、ホストコンピュータから供給される1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定する指定データに基づいて、指定された1又は複数の記録ヘッドの吸引動作を実行するように、少なくとも吸引手段を駆動制御するので、吸引手段は、記録ヘッドの機能を回復する為に噴射ノズルのノズル面側からインクを吸引する。 即ち、吸引する記録ヘッドを指定するスイッチを操作パネル上に設けることもないので、操作パネルの小型化が図れるとともに、インクジェット記録装置の低コスト化を図ることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
また、ホストコンピュータにおいては、ヘッド指定手段は、インクジェット記録装置に有する複数の記録ヘッドのうちから吸引手段で吸引しようとする1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定するので、データ出力制御手段は、このヘッド指定手段で指定された記録ヘッドの吸引動作が選択的に実行されるように記録ヘッドを指定する指定データをインクジェット記録装置の吸引制御手段に供給する。そして、インクジェット記録装置においては、吸引制御手段は、供給された指定データで指定された1又は複数の記録ヘッドの吸引動作を実行するように少なくとも吸引手段を駆動制御する。その結果、吸引手段は、記録ヘッドの機能を回復する為に噴射ノズルのノズル面側からインクを吸引する。
【0015】
即ち、ホストコンピュータ側において、複数の記録ヘッドのうちから吸引手段で吸引しようとする1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定して、その指定された記録ヘッドの指定データを吸引制御手段に供給するだけで、インクジェット記録装置において、指定データで指定された1又は複数の記録ヘッドの吸引動作が実行されるので、ユーザーはインクジェット記録装置の所へ移動することもなく、また吸引する記録ヘッドを指定するスイッチを操作パネル上に設けることもないので、インクジェット記録装置の低コスト化を図ることができるとともに、吸引動作を実行する記録ヘッドの指定操作を簡単化することができる。
【0016】
更に、ヘッド指定手段により、複数の記録ヘッドに対応する複数のヘッド指定用マークを複数の吸引モードの各々に対応して表示手段に表示され、それらのヘッド指定用マークを介して吸引対象の1又は複数の記録ヘッドを指定するので、吸引対象の記録ヘッドが複数個あっても、表示を介して簡単に指定することができる。
【0017】
請求項2に係る印字システムは、請求項1の発明において、前記吸引制御手段は、吸引手段を、通常の吸引条件で作動させる通常モードと、通常吸引よりも強力となる吸引条件で作動させる強力モードとに択一的に切換え可能に構成され、ヘッド指定手段は、各記録ヘッド毎に通常モードか強力モードかを指定可能に構成され、前記指定データはモードを指定するデータを含むものである。
【0018】
作用について説明すると、ヘッド指定手段により、各記録ヘッド毎に、通常の吸引条件で作動させる通常モードか通常吸引よりも強力となる吸引条件で作動させる強力モードかが指定可能であり、また吸引制御手段に出力される指定データにはモードを指定するデータが含まれるので、吸引手段は、吸引制御手段により、指定データに基づいて、通常モードと強力モードとに択一的に切換えて吸引動作される。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0019】
請求項3に係る印字システムは、請求項1又は請求項2の発明において、前記吸引手段は1つの記録ヘッドの噴射ノズルを吸引可能に構成され、前記吸引制御手段は複数の記録ヘッドを吸引するときには予め設定された順序で吸引するように吸引手段とキャリッジ駆動機構とを駆動制御するものである。
作用について説明すると、吸引手段により、1つずつの記録ヘッドについて噴射ノズルが吸引される場合、吸引制御手段により、複数の記録ヘッドが吸引されるときには、予め設定された順序で吸引するように吸引手段とキャリッジ駆動機構とを駆動制御するので、その予め設定された順序を記録ヘッドの配列順序に合わせることで、吸引手段による吸引動作を迅速に行なうことができる。その他、請求項1又は請求項2と同様の作用を奏する。
【0020】
請求項4に係る印字システムは、請求項3の発明において、前記インクジェット記録装置は、記録ヘッドの噴射ノズル開口面を拭き取る拭き取り手段を備え、前記吸引制御手段は、記録ヘッドの噴射ノズルを吸引する毎に、拭き取り手段に拭き取りを実行させるものである。
作用について説明すると、インクジェット記録装置には、記録ヘッドの噴射ノズル開口面を拭き取る拭き取り手段を備えているので、吸引制御手段により、記録ヘッドの噴射ノズルが吸引される毎に、拭き取り手段を介して拭き取りが実行されて、吸引動作後に記録ヘッドの噴射ノズル開口面に残留した不要なインクを確実に除去することができる。その他、請求項3と同様の作用を奏する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態は、着脱可能に装着された4つのインクカートリッジに夫々収容したC(シアン:青緑)、M(マゼンタ:赤紫)、Y(イエロー:黄)、K(ブラック:黒)の4色のインクを記録ヘッドから夫々噴射させて、記録用紙にカラー画像を記録可能なインクジェット記録装置と、このカラーインクジェット記録装置に画像データを送信するホストコンピュータとを接続した印字システムに本発明を適用した場合のものである。
【0022】
図1に示すように、印字システム1は、表示手段としてのCRTディスプレイ11と入力手段としてのキーボード12と座標入力装置(所謂マウス)13と本体制御部14などを備えたホストコンピュータ10と、カラーインクジェット記録装置30とを接続ケーブルLで相互に接続して構成されており、先ずホストコンピュータ10の制御系について、図2のブロック図に基づいて説明する。
【0023】
キーボード(K/B)12と、CRTディスプレイ(CRTD)11に表示データを出力する為の表示用RAMを有するCRTコントローラ(CRTC)15と、制御本体部14に設けられたフロッピーディスクドライブ(FDD)16を駆動制御する為のフロッピーディスクコントローラ(FDC)17と、ハードディスクドライブ(HDD)18を駆動制御する為のハードディスクコントローラ(HDC)19と、座標入力装置(マウス)13とは、制御本体部14に設けられた制御装置C1の入出力インターフェース(入出力I/F)23に夫々接続されている。
【0024】
制御装置C1は、各種のプログラムを実行する制御手段としてのCPU20と、このCPU20にデータバスなどのバス25を介して接続されたROM21及びRAM22と、入出力インターフェース23と、通信用インターフェース(通信用I/F)24と、から構成されている。
ここで、ROM21には、一般のホストコンピュータと同様に、電源オン時にホストコンピュータ10を立ち上げるための起動プログラムが格納されるとともに、RAM22には、HDD18等に予め格納されているMS−DOS、ウインドウシステム等の各種OS(オペレーティングシステム)を始めとして、さらには、同システム上で実行可能なワープロソフトや、画像作成ソフト等の各種アプリケーションプログラムが必要に応じて読み込まれ、各メモリ(RAM22、HDD18、FD等)を適宜使用してアプリケーションプログラムが動作可能とされる。
【0025】
また、HDD18には、OS(オペレーティングシステム)が格納されるとともに、同システム上で任意のフォントや、CRT、キーボード、マウス等を使用可能とするための各種ドライバ・ソフトが組み込まれるとともに、カラーインクジェット記録装置30のための、いわゆるプリンタドライバ・ソフト(以下、単に、プリンタドライバと称する)も組み込まれている。これによって、各種アプリケーションプログラムの実行中に、カラーインクジェット記録装置30を使用してカラー画像等を印字する場合には、プリンタドライバによってカラーインクジェット記録装置30の印字機能に適合した記録用画像データが作成され、たとえば、ウインドウシステム用のプリンタドライバであれば、C,M,Y,Kの4色の各ドットパターンデータが作成されたのち、通信用インターフェース24を介して出力される。
【0026】
さらに、プリンタドライバは、それ自体単独でも、あるいは、アプリケーション実行中でも、「プリンタドライバの設定」に関するメニューを選択することによって、いつでも起動するように予めプログラムされており、いわゆる「ダイアログボックス」をCRTディスプレイ11に表示して、たとえば、印刷様式、色補正、解像度等を自由に設定することができる他、後述するような記録ヘッドのためのメンテナンス制御(吸引ヘッド指定制御)をも実行可能とされる。
【0027】
次に、カラーインクジェット記録装置30について説明すると、図3に示すように、基本的に、本体カバー31内に設けた本体フレーム(図示略)に、プラテン32と、キャリッジ41を駆動するキャリッジ駆動機構40と、4つのインクカートリッジ60〜63に収容した記録用のインクを記録ヘッド52〜55の噴射ノズル(図示略)から記録用紙Pに個別に噴射するインク噴射機構50と、これら記録ヘッド52〜55の噴射ノズルからのインク噴射機能を維持又は回復するメンテナンス機構70などを設けたものである。
【0028】
前記ゴム製のプラテン32は、左右方向向きに配設され、そのプラテン軸は左右両端部において、各側壁板34,35に回転可能に夫々枢支され、プラテン軸の左端部にはプラテンギヤ33が取り付けられ、このプラテンギヤ33は図示外のプラテン駆動機構を介してフィードモータ86に連結されている。即ち、フィードモータ86の所定回転方向への回転がプラテン駆動機構を介してプラテンギヤ33に伝達されてプラテン32が所定の用紙送り方向に駆動される。
【0029】
次に、キャリッジ駆動機構40について、図3に基づいて説明する。
前記プラテン32の前側には、キャリッジ41が水平状に配設され、そのキャリッジ41は後端部において、プラテン32と平行に配設されたガイドロッド42により左右方向移動自在に支持されるとともに、その前端部において、ガイドロッド42と平行に配設されたガイドレール43により左右方向移動自在に支持されている。
【0030】
一方、キャリッジ41の移動範囲の左端部には、従動プーリー44が図示外のフレームに回転可能に枢支されるととに、その右端部には、直流モータからなるキャリッジ駆動モータ45が設けられ、そのキャリッジ駆動モータ45の駆動軸に取り付けられた駆動プーリー46と従動プーリー44とに亙って無端状のタイミングベルト47が掛け渡され、キャリッジ41の下端部においてこのタイミングベルト47に連結されている。そして、キャリッジ駆動モータ45が回転駆動されることにより、これら両プーリー44,46とタイミングベルト47とを介して、キャリッジ41が、これらガイドロッド42及びガイドレール43に支持されて往復移動駆動される。
【0031】
次に、記録用紙Pにインクを噴射して印字するインク噴射機構50について、図3・図8に基づいて説明する。
前記キャリッジ41上には、上方及び前方が開放状で箱状のヘッドホルダー51が装着されている。そのヘッドホルダー51の立壁部51aには、図8に示すように、複数の噴射ノズルが夫々形成された4つの記録ヘッド、即ち、ブラックインクを噴射する記録ヘッド52、シアンインクを噴射する記録ヘッド53、マゼンタインクを噴射する記録ヘッド54、イエローインクを噴射する記録ヘッド55が夫々設けられるとともに、各記録ヘッド52〜55に立壁部51aを挿通して夫々一体形成された連結筒部56〜59とが設けられている。ここで、各記録ヘッド52〜55内部には、複数の噴射ノズルに対応する複数のインク供給通路(図示略)が夫々形成されており、各インク供給通路には、インク噴射の為の圧電素子が設けられている。
【0032】
そして、ブラックインクを収容したインクカートリッジ60と、シアンインクを収容したインクカートリッジ61と、マゼンタインクを収容したインクカートリッジ62と、イエローインクを収容したインクカートリッジ63とが夫々個別に着脱可能にヘッドホルダー51に装着され、各連結筒部56〜59の前端部が、対応するインクカートリッジ60〜63に形成されたインク供給口(図示略)を挿通して内蔵されているインク吸収体に接触するようになっている。これにより、インクカートリッジ60〜63の各インクが連結筒部56〜59を介して記録ヘッド52〜55の複数のインク供給通路に夫々供給され、圧電素子が記録ヘッド52〜55毎に駆動されることにより、記録ヘッド52〜55の噴射ノズルから4色のインクが噴射されて、記録用紙Pにフルカラーで画像記録される。
【0033】
次に、メンテナンス機構70について簡単に説明する。
前記プラテン32の左側において、上方開放状で箱状の取付けフレーム71が設けられ、その取付けフレーム71の前部壁には、ゴム製のワイパブレード72と吸引キャップ73とを独立して前後に移動駆動可能に構成され、これらワイパブレード72と吸引キャップ73とは、メンテナンスモータ88(図4参照)に連結されたギヤカム74の回転により、交互に独立して前進した作動位置に切換えられ、4つの記録ヘッド52〜55のうちから1つずつ個別に吸引動作と拭き取り動作とを連動して実行可能になっている。ここで、吸引キャップ73が作動位置に切換えられたときには、ギヤカム74の回転に連動する真空ポンプ75が真空作動されて、吸引キャップ73内が負圧になって吸引される。
【0034】
次に、インクジェット記録装置30の制御系は、図4のブロック図に示すように構成されている。
印字制御回路80は、4つの記録ヘッド52〜55の各々に設けられた複数の圧電素子を駆動するヘッド駆動回路81に噴射駆動信号を出力するものであり、所謂アプリケーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット(ASIC)であるハードロジック回路で構成されている。そして、その印字制御回路80は、データバスなどのバス83を介して記録用制御部84に接続されるとともに、そのバス83には、ROM81やRAM82が接続されている。
【0035】
ROM81には、記録ヘッド52〜55やキャリッジ駆動モータ45を駆動制御してカラー画像を記録する画像記録制御の制御プログラム、後述する本願特有の吸引制御の制御プログラム(この制御プログラムおよび同プログラムを実行する記録用制御部84によって吸引制御手段が構成される)などが記憶されている。RAM82には、受信した画像データを格納する画像データメモリや画像記録に必要な各種のメモリやバッファなどが設けられている。
次に、記録用制御部84は、受信した画像データを画像処理したり、種々の周辺回路を制御するように周辺入出力インターフェースを備えた1チップCPUであり、CPU84aと、所謂プログラマブル・ペリフェラル・インターフェース(PPI)である周辺入出力インターフェース84bとで構成されている。
【0036】
そして、この周辺入出力インターフェース84bには、キャリッジ駆動モータ45を駆動する為のキャリッジ駆動回路85と、フィードモータ86を駆動する為の駆動回路87と、メンテナンスモータ88を駆動する駆動回路89と、電源スイッチやフィードスイッチなどのスイッチ類が設けられた操作パネル90と、キャリッジ41の原点位置を検出する原点位置検出センサ91とが夫々接続されるとともに、更にホストコンピュータ10から接続ケーブルLを介して送信される画像データを受信可能な通信用インターフェース92が接続されている。ここで、記録用制御部84とROM81及びRAM82などから記録用制御装置(記録用制御手段に相当する)C2が構成されている。
【0037】
次に、前述のプリンタドライバを起動することによってホストコンピュータ10の制御装置C1で実行される吸引ヘッド指定制御のルーチンについて、図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=10、11、12・・・)は各ステップである。
プリンタドライバの起動とともにホストコンピュータ10のCRTディスプレイ11に表示された「プリンタ・設定」に関するメインメニューの中から、キーボード12あるいは座標入力装置13を操作して、項目「吸引ヘッド指定」を選択すると、この制御が開始され、先ず吸引ヘッド指定画面(ダイアログボックス)がCRTディスプレイ11に表示される(S10)。
【0038】
例えば、図6に示すように、CRTディスプレイ11の一部に、4つの記録ヘッド名「K(ブラック用記録ヘッド)」、「C(シアン用記録ヘッド)」、「M(マゼンタ用記録ヘッド)」、「Y(イエロー用記録ヘッド)」と、それらの記録ヘッド名に対応させて円形のヘッド指定用マークが夫々表示される。
次に、座標入力装置13を操作してカーソル11aで吸引動作する記録ヘッドのヘッド指定用マークを指示し、座標入力装置13のセットキー(左ボタン)を操作して、吸引対象の記録ヘッド52〜55を指定する吸引ヘッド指定処理が実行される(S11)。即ち、例えば、図6に示すように、ブラック用記録ヘッド52とマゼンタ用記録ヘッド54をカーソル11aで夫々指示して、座標入力装置13のセットキー(左ボタン)を操作したときには、これらの記録ヘッド52,54に対応するヘッド指定用マークが夫々反転表示される。
【0039】
次に、4つの記録ヘッド52〜55について、S11で指定された1つ又は複数の記録ヘッドに関する指定データが作成され、その指定データが接続ケーブルLを介してインクジェット記録装置30の記録用制御装置C2に出力され(S12)、この制御を終了して、プリンタドライバ起動時のメインルーチンにリターンする。なお、ここでステップ(S11, S10)はヘッド指定手段として機能し、ステップ(S12)はデータ出力制御手段として機能する。
次に、記録用制御装置C2で行なわれる吸引制御のルーチンについて、図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=20、21、22・・・)は各ステップである。
【0040】
ホストコンピュータ10から吸引動作の実行に関する指定データが送信されるとこの制御が開始され、先ず受信した指定データに基づいて、吸引動作する記録ヘッド52〜55の「数」と「種類」が検出され、更に予め設定された所定の吸引順序「ブラック→シアン→マゼンタ→イエロー」に基づいて、吸引動作を実行する記録ヘッドの順序が決定される(S20)。例えば、マゼンタ用記録ヘッド54とブラック用記録ヘッド52とを吸引動作する指定データを受信したときには、ブラック用記録ヘッド52、マゼンタ用記録ヘッド54の順に吸引動作を実行する順序が決定される。
【0041】
次に、最初に吸引動作を実行する記録ヘッドが、吸引キャップ73に対向する吸引位置に移動するように、キャリッジ駆動モータ45の駆動によりキャリッジ41が駆動され(S21)、メンテナンスモータ88が所定回転数だけ駆動されて、ギヤカム74が所定角度だけ回転されることにより吸引キャップ73がその記録ヘッドに当接する作動位置に前進したときに、真空ポンプ75の真空作動により、吸引キャップ73内が負圧になって吸引動作される(S22)。そして、次に吸引する記録ヘッドが存在するときには(S23:Yes )、S21〜S22が繰り返して実行される。次に、吸引動作を実行する記録ヘッドが存在しないときには(S23:No)、キャリッジ駆動モータ45の駆動によりキャリッジ41が所定方向に所定量だけ移動されて、前進した状態のワイパブレード72でその記録ヘッドのノズル開口面を拭き取る拭き取り動作が実行され(S24)、この制御を終了してメインルーチンにリターンする。なお、これら一連のステップ(S20〜S24)を実行することにより、記録用制御部84は、吸引制御手段として機能する。
【0042】
例えば、ブラック用記録ヘッド52、マゼンタ用記録ヘッド54の順に吸引動作を実行する順序のときには、図8(a)に示すように、先ず最初のブラック用記録ヘッド52が吸引位置に移動された後、吸引キャップ73が作動位置に前進して吸引動作される。そして、図8(b)に示すように、吸引キャップ73が後退した後、ワイパブレード72が作動位置に前進した状態で、図8(c)に示すように、次に吸引動作を実行するマゼンタ用記録ヘッド54が吸引位置に対向するようにキャリッジ41が移動するときに、記録ヘッド52のノズル開口面が拭き取り動作される。そして同様にして記録ヘッド54について吸引動作と拭き取り動作が実行される。
【0043】
次に、プリンタドライバに基づいてホストコンピュータ10の制御装置C1で行なわれる吸引ヘッド指定制御の作用及び効果について説明する。
吸引動作を実行する記録ヘッド52〜55を指定するときには、これら4つの記録ヘッド52〜55の記録ヘッド名とヘッド指定用マークとが夫々CRTディスプレイ11に表示されるので、吸引対象の記録ヘッド52〜55を、ヘッド指定用マークを指示するだけで指定でき、その指定された記録ヘッド52〜55の指定データが記録用制御装置C2に供給される。これにより、吸引対象の記録ヘッド52〜55が複数個あっても、CRTディスプレイ11を介して簡単に指定することができる。
【0044】
更に、インクジェット記録装置30の記録用制御装置C2で行なわれる吸引制御の作用について説明する。
ホストコンピュータ10から供給された指定データに基づいて、その指定データで指定された1又は複数の記録ヘッド52〜55の吸引動作と拭き取り動作とが、キャリッジ駆動機構40とメンテナンス機構70を駆動制御することで、記録ヘッドの配列順序に基づいた所定の吸引順序で順次実行されることと、ユーザーがインクジェット記録装置30の所へ移動する必要もないことから、吸引動作を迅速に行なうことができる。更に、操作パネル90上に吸引動作する記録ヘッド52〜55を指定する指定スイッチを設けることもないので、操作パネル90の小型化が図れるとともに、インクジェット記録装置30の低コスト化を図ることができ、更に吸引動作を実行する記録ヘッド52〜55の指定操作を簡単化することができる。
【0045】
ところで、前記吸引ヘッド指定制御のS10において、図9に示すように、吸引ヘッドを指定する際に、CRTディスプレイ11Aには、各記録ヘッド52〜55毎に、通常の吸引回数(例えば、1回)で吸引する吸引条件とする「通常吸引モード」と、通常吸引よりも強力となる吸引回数(例えば、5回)で吸引する吸引条件とする「強力吸引モード」と、ヘッドホルダー51の交換に伴って4つの記録ヘッド52〜55を同時に交換したときに、4つの記録ヘッド52〜55の強力吸引動作を指定する「ヘッド交換」とを表示するようにしてもよい。
【0046】
そして、カーソル11aを移動操作して、たとえば、ブラックのインクカートリッジ60が交換され、マゼンタのインク吐出が悪いために、ブラック用記録ヘッド52が強力吸引モードで指定されるとともに、マゼンタ用記録ヘッド54が通常吸引モードで指定され、更に「実行」の矩形マークが指示された場合には、記録用制御装置C2に供給される指定データには、ブラック用記録ヘッド52については強力吸引モードデータが付加されるとともに、マゼンタ用記録ヘッド54については通常吸引モードデータが付加される。そして、この場合、メンテナンス機構70においては、ブラック用記録ヘッド52の吸引動作時には、メンテナンスモータ88の回転数が増加されて、5回分の吸引動作が実行されるが、マゼンタ用記録ヘッド54については通常の1回だけの吸引動作が実行される。この場合には、強力吸引を簡単に行なうことができる。
【0047】
尚、メンテナンス機構70に代えて、吸引機構と拭き取り機構とを別体に構成したり、その吸引機構において、強力吸引モードデータのときには、吸引キャップの吸引圧力(負圧)が通常吸引モードのときより増大するように構成したり、CRTディスプレイ11に表示されたヘッド指定用マークをキーボード12のカーソル移動キーを操作して指定するなど、前記実施形態に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。また、黒色印字専用のインクジェット記録装置であっても、例えば、印字速度を向上するために複数の記録ヘッドを備えた装置であれば適用可能である。更に、各種のホストコンピュータと、カラー印字が可能な複数台のインクジェット記録装置とをネットワークとして接続した印字システムに本発明を適用し得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に係る印字システムによれば、吸引手段と吸引制御手段を設け、その吸引制御手段は、ホストコンピュータから供給される指定データに基づいて記録ヘッドの吸引動作を実行するように構成されるので、吸引動作を実行する記録ヘッドを指定するスイッチを操作パネル上に設けることもないので、操作パネルの小型化が図れるとともに、インクジェット記録装置の低コスト化を図ることができる。
【0049】
また、インクジェット記録装置に吸引手段と吸引制御手段とを設け、ホストコンピュータに、ヘッド指定手段とデータ出力制御手段とを設け、ホストコンピュータ側において、複数の記録ヘッドのうちから吸引手段で吸引しようとする1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定して、その指定された記録ヘッドの指定データを吸引制御手段に供給するだけで、インクジェット記録装置において、指定データで指定された1又は複数の記録ヘッドの吸引動作が実行されるので、ユーザーはインクジェット記録装置の所へ移動することもないので、吸引動作を実行する記録ヘッドの指定操作を簡単化することができる。
【0050】
さらに、ヘッド指定手段により、複数の記録ヘッドに対応する複数のヘッド指定用マークを複数の吸引モードの各々に対応して表示手段に表示され、それらのヘッド指定用マークを介して吸引対象の1又は複数の記録ヘッドを指定するので、吸引対象の記録ヘッドが複数個あっても、表示を介して簡単に指定することができる。
【0051】
請求項2に係る印字システムによれば、ヘッド指定手段により、各記録ヘッド毎に、通常の吸引条件で作動させる通常モードか通常吸引よりも強力となる吸引条件で作動させる強力モードかが指定可能であり、また吸引制御手段に出力される指定データにはモードを指定するデータが含まれるので、吸引手段は、指定データに基づいて、通常モードと強力モードとに択一的に切換えて吸引動作することができ、強力吸引を簡単に行なうことができる。その他、請求項1と同様の効果を奏する。
【0052】
請求項3に係る印字システムによれば、吸引手段により、1つずつの記録ヘッドについて噴射ノズルが吸引される場合、吸引制御手段により、複数の記録ヘッドが吸引されるときには、予め設定された順序で吸引するように吸引手段とキャリッジ駆動機構とを駆動制御するので、その予め設定された順序を記録ヘッドの配列順序に合わせることで、吸引手段による吸引動作を迅速に行なうことができる。その他、請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0053】
請求項4に係る印字システムによれば、インクジェット記録装置には、記録ヘッドの噴射ノズル開口面を拭き取る拭き取り手段を備えているので、その吸引制御手段により、記録ヘッドの噴射ノズルが吸引される毎に、拭き取り手段を介して拭き取りが実行されて、吸引動作後に記録ヘッドの噴射ノズル開口面に残留した不要なインクを確実に除去することができる。その他、請求項3と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、インクジェット記録装置とホストコンピュータとを接続した印字システムの概略斜視図である。
【図2】ホストコンピュータの制御系のブロック図である。
【図3】インクジェット記録装置の概略斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の制御系のブロック図である。
【図5】吸引ヘッド指定制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図6】吸引ヘッド指定画面の表示例を示す図である。
【図7】吸引制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図8】(a)はブラック用記録ヘッドの吸引動作中を示す図であり、(b)はその記録ヘッドの吸引動作完了を示す図であり、(c)は次のマゼンタ用記録ヘッドを吸引動作するときの図である。
【図9】第1変更形態に係る図6相当図である。
【符号の説明】
1 印字システム
10 ホストコンピュータ
11 CRTディスプレイ
13 座標入力装置
C1 制御装置
30 インクジェット記録装置
40 キャリッジ駆動機構
52〜55 記録ヘッド
70 メンテナンス機構
72 ワイパブレード
73 吸引キャップ
84 記録用制御部
C2 記録用制御装置
Claims (4)
- 同一あるいは異なる色のインクを噴射ノズルから噴射する複数の記録ヘッドと、これらの記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動駆動するキャリッジ駆動機構と、前記複数の記録ヘッドと前記キャリッジ駆動機構とを駆動制御する記録用制御手段と、前記記録ヘッドの機能を回復する為に前記噴射ノズルのノズル面側からインクを吸引する吸引手段と、その吸引手段を駆動制御する吸引制御手段とを有するインクジェット記録装置と、
そのインクジェット記録装置に接続され、ディスプレイとそのコントローラを含む表示手段と、画像データを前記記録用制御手段に送信する制御手段とを有するホストコンピュータとを備えた印字システムにおいて、
前記ホストコンピュータは、
前記複数の記録ヘッドのうちから前記吸引手段で吸引しようとする1又は複数の記録ヘッドを選択的に指定するヘッド指定手段と、
そのヘッド指定手段で指定された記録ヘッドの吸引動作が選択的に実行されるように記録ヘッドを指定する指定データを前記吸引制御手段に供給するデータ出力制御手段とを備え、
前記ヘッド指定手段は、複数の記録ヘッドに対応する複数のヘッド指定用マークを複数の吸引モードの各々に対応して前記表示手段に表示させ、それらのヘッド指定用マークを介して吸引対象の1又は複数の記録ヘッドを指定することを特徴とする印字システム。 - 前記吸引制御手段は、吸引手段を、通常の吸引条件で作動させる通常モードと、通常吸引よりも強力となる吸引条件で作動させる強力モードとに択一的に切換え可能に構成され、
前記ヘッド指定手段は、各記録ヘッド毎に通常モードか強力モードかを指定可能に構成され、前記指定データはモードを指定するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の印字システム。 - 前記吸引手段は1つの記録ヘッドの噴射ノズルを吸引可能に構成され、前記吸引制御手段は複数の記録ヘッドを吸引するときには予め設定された順序で吸引するように吸引手段とキャリッジ駆動機構とを駆動制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印字システム。
- 前記インクジェット記録装置は、記録ヘッドの噴射ノズル開口面を拭き取る拭き取り手段を備え、前記吸引制御手段は、記録ヘッドの噴射ノズルを吸引する毎に、拭き取り手段に拭き取りを実行させることを特徴とする請求項3に記載の印字システム。
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