JP3550325B2 - 容器用施蓋方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、充填包装業界等において、柔らかく破損しやすい蓋を容易に被着させることができる容器用施蓋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、充填包装業界等において、容器特に角型容器へ蓋を被着する装置は、例えば、図5に示すようなものが知られている。
このものは、機体に設けた容器60の載置位置に対応させて、その上方において機体へ図示してない昇降手段により昇降自在に保持体61を設け、該保持体61へ長さの異なる一対のリンク62,63により下方に対して揺動自在に可動体64を取り付けて、該可動体64に操作手段65を連係させると共に、可動体64の下面へ蓋66を着脱自在に保持させる蓋保持手段67を取り付けたものである。
【0003】
この装置による施蓋は、容器60の開口部における一方の隅部へ蓋66の嵌合部の一側部が対応するように、保持体61に取り付けて蓋66を保持させた可動体64を操作手段65により斜めに位置させる。
【0004】
この状態において、図示してない昇降手段を作動させて保持体61の可動体64を降下させ、容器開口部の一方隅部60aへ、斜めに保持された蓋の66一側部の嵌合部66aを噛み合わせた後、更に、前記昇降手段を作動させて可動体64を降下し、容器開口部へ蓋嵌合部を押し付けると、可動体64は、その操作手段65の操作力に抗して徐々に水平状態に復元するので、蓋66は容器60における開口部の隅部60aから他方の隅部60bへと移動しつつ嵌合される。
【0005】
したがって、蓋66の嵌合始め部の嵌合部66aには、個々の箇所を支点として、昇降手段の降下による押圧力が、最初から最後まで掛かるため、蓋66の厚さが薄くて強度や腰の弱い、あるいは割れやすい素材により成形されているものは、簡単に破損してしまう大きな問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記した問題点を解決するためになされたもので、機体に設けた支持体の一側へ、リンクの一端部を支軸により回動自在に垂下させ、このリンクの他端部へ取付軸により蓋体の保持手段の一側部を回動自在に設けて、支持体の他側へ下外方に対して伸縮可能となり、その操作体を、保持手段の他側部に操作軸により操作手段を取り付けることにより、厚さが薄くて強度や腰の弱い、あるいは割れやすい素材により成形されている蓋体であっても、円滑かつ確実に施蓋を行なうことができる容器用施蓋方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明は、
機体に設けた支持体と、該支持体の一側へその一端部を支軸により回動自在に垂下させたリンクと、このリンクの他端部へ取付軸によりその一側部を回動自在に設けた蓋体の保持手段と、前記支持体の他側へ設けて下外方に対して伸縮可能となる操作手段と、一端部を前記操作手段の先端部に取り付け、他端部を前記保持手段の他側部に操作軸により取り付けた操作体とを備えさせ、
前記保持手段に保持された前記蓋体を、前記リンク側に位置する保持手段の開始部から斜め上がりに容器の口元に係合させ、前記操作手段の操作体を繰り出すことで、前記開始部の容器口元への加圧を与えることなく、徐々にこの蓋体が容器口元における係合位置を変化させて施蓋させた容器用施蓋方法にある。
【0008】
【実施例】
次に本発明に関する容器用施蓋方法の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図2においてAは容器用施蓋装置で、紙やプラスチック製等による容器cへ液体や粉粒体等の物品を充填した後、紙やプラスチック製等により成形された蓋体bを容器cの開口部c1へ被着させるもので、支持体1と、リンク2と、保持手段3と、操作手段4とにより基本的に構成される。
【0009】
そして、前記した支持体1は、例えば、回転式の本体5において機体6に設けて、昇降手段7により機体6の下側に設けた容器cを載置するテーブル8に対して昇降自在となる。
なお、昇降手段7は、例えば、図2に示すように、回転するドラム9の周面に螺旋状の案内カム10を設けて、この案内カム10に係合する係止部材11を、支持体1に固着した吊持杆12に取り付けてあるもので、該吊持杆12は機体6に対して摺動自在となる。
【0010】
また、テーブル8においては、供給された容器cの外周を所定圧により把持して、容器cの位置決めや妄動を防止する開閉自在のグリッパー13が付設されている。
【0011】
前記したリンク2は、支持体1の一側へその一端部を支軸14により回動自在に垂下させてある。
【0012】
前記した保持手段3は、リンク2の他端部へ取付軸15によりその一側部を回動自在に設けてあって、所定の蓋供給シュート等の供給手段(図示せず)より送られてくる蓋体bを保持して、テーブル8上の容器cへ被着させる。
【0013】
そして、この保持手段3は、下面に蓋体bを収容する受け部16を設けて、該受け部16の底部には、蓋体bの上面に対応し蓋体bを着脱自在に保持する吸着パット等の吸着部材17を設けてあって、この吸着部材17に図示してない吸気源を接続してある。
【0014】
前記した操作手段4は、支持体1の他側へ下外方に対して伸縮可能となり、その操作体18を、保持手段3の他側部に操作軸19により取り付けてあって、蓋体bの容器cへの取り付けを行う。
【0015】
この操作手段4は、流体シリンダ等を用いるもので、そのロッド20の先端に取り付けた操作体18が、図1に示すように、容器cの中心部pより外方でかつ下向きとなるように配されている。
そのため、保持手段3は、リンク2の取付軸15を中心として下方へ所定に回動できる。
【0016】
したがって、前記したように構成される本発明に係る実施例の容器用施蓋方法は、以下に述べる作用を奏する。
蓋供給シュートによりテーブル8における容器cの上方に蓋体bが供給されるもので、本体5の回転に伴って該蓋体bの移送と位置決めがなされる。
【0017】
そして、昇降手段7による支持体1の降下と共に、保持手段3における吸着部材17に吸引力が働いて蓋体bを吸着保持する。
このとき、操作手段4における流体シリンダのロッド20を収縮させて、保持手段3を、リンク2の取付軸15を中心として回動させ、操作体18の保持手段3を略水平より上方となる斜めに位置させておく。
【0018】
一方、テーブル8上には、図示してない搬入部材により容器cが供給され、グリッパー13により把持される。
【0019】
この状態で、支持体1における蓋体bを保持した保持手段3が、前記したような傾斜状態で降下するため、まず、蓋体bの一方縁における最下縁b1が、図1(a)に示すように、容器cにおける開口縁の隅部c1に係合して嵌り込む。
【0020】
すると、操作手段4におけるロッド20が繰り出されて、その操作体18が保持手段3の他側部を押し付けるため、該保持手段3は、リンク2の取付軸15を中心として回動して、その傾斜状態から徐々に略水平状態へ向かってに姿勢が変動される。
【0021】
そのため、保持手段3に吸着保持されている蓋体bは、容器cとの係合点が徐々に非嵌合部へと移動して蓋体bの被着がなされる。
このとき、図3に示すように、蓋体bの一方縁における最下縁b1と、容器cにおける開口縁の隅部c1との当接点Dを中心として回動するため、該当接点Dには、操作手段4が付与する押圧力はほとんど掛からず、そのため、蓋体bが容器cを過剰に押し付けることがなく、過剰押し付けに起因する蓋体bの破損が生じない。
【0022】
特に、操作手段4の繰り出し方向は、図1に示すように、容器cの中心部pより容器cの外方下部へ向くように行われるため、蓋体bを吸着した保持手段3は当接点Dから容器cの他側方向へ横移動しつつ、押し込まれるため、該当接点Dは変化しない。
【0023】
更に、図4を参照して詳述すれば、操作手段4の繰り出し方向の角度とロッド20の繰り出しストロークFとにより、蓋cを保持した保持手段3を容器bに被せながら、同図において右横方向Xへスライドする量を決める。
また、保持手段3におけるE(図4(b)参照)の寸法によって、施蓋に伴って、左横方向にスライドすることにより、前記した右横方向へスライドする量とが相殺されて、すなわち、Fsinα=Esinβ=Xとなって、当接点Dは変化しない。
【0024】
なお、容器口元に対する蓋bの冠着が硬い場合には、前記した右横方向のスライド量が、左横方向へのスライド量より少し大きく取ることにより、すなわち、Fsinαを少し大きくすることで、蓋bを多少変形させながら装着することで容易となる。
【0025】
更にまた、保持手段3における吸気源の吸引が停止して蓋体bの吸着解除を行ない、昇降手段7により支持体1が上昇し、容器cのグリッパー9が開放されて蓋付き容器cが本体5から排出される。
【0026】
【発明の効果】
前述のように本発明は、容器と蓋体との当接ができるだけ少ない状態で施蓋が完了するため、薄かったり強度が低い蓋体を用いても割れ等の不良品を生ずることなく確実に被せることができる。
【0027】
リンクと操作体との簡単な構成であるため、製作コストを低く抑えることができ、メンテナンスも容易となる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する容器用施蓋方法に用いる容器用施蓋装置の一実施例を示す要部の正面図で、施蓋開始と施蓋完了状態を示す。
【図2】図1における容器用施蓋装置を本体へ取り付けた状態を示す側面図である。
【図3】図1における容器用施蓋装置の施蓋状態を示す要部の説明図である。
【図4】図1における容器用施蓋装置の施蓋の作動状態を示す説明図である。
【図5】従来装置における容器への施蓋状態を示す説明図である。
【符号の説明】
b 蓋体
c 容器
1 支持体
2 リンク
3 保持手段
4 操作手段
6 機体
8 テーブル
14 支軸
15 取付軸
18 操作体
19 操作軸

Claims (1)

  1. 機体に設けた支持体と、該支持体の一側へその一端部を支軸により回動自在に垂下させたリンクと、このリンクの他端部へ取付軸によりその一側部を回動自在に設けた蓋体の保持手段と、前記支持体の他側へ設けて下外方に対して伸縮可能となる操作手段と、一端部を前記操作手段の先端部に取り付け、他端部を前記保持手段の他側部に操作軸により取り付けた操作体とを備えさせ、
    前記保持手段に保持された前記蓋体を、前記リンク側に位置する保持手段の開始部から斜め上がりに容器の口元に係合させ、前記操作手段の操作体を繰り出すことで、前記開始部の容器口元への加圧を与えることなく、徐々にこの蓋体が容器口元における係合位置を変化させて施蓋させたことを特徴とする容器用施蓋方法。
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