JPH08301243A - 物品および紙片の挿入装置 - Google Patents
物品および紙片の挿入装置Info
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- JPH08301243A JPH08301243A JP12941495A JP12941495A JPH08301243A JP H08301243 A JPH08301243 A JP H08301243A JP 12941495 A JP12941495 A JP 12941495A JP 12941495 A JP12941495 A JP 12941495A JP H08301243 A JPH08301243 A JP H08301243A
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Abstract
の上方から物品44と紙片50とを同時に挿入する。 【構成】ロボットハンド6によって任意の方向に移動可
能なクランプ用ヘッド2を備えている。クランプ用ヘッ
ド2は、物品保持手段11と紙片吸着手段(吸盤)48
を備えている。物品保持手段は、シリンダ18の作動に
よって開閉される4枚の抑えプレート40,41,4
2,43を有しており、物品を4方から抑えて保持す
る。紙片吸着手段は紙片用シリンダ46によって物品保
持手段に対して相対的に昇降可能になっている。両手段
11,48は一体的に物品保持ステーション54に移動
され物品を保持する。次に紙片吸着ステーション56に
移動され紙片を吸着する。その後、箱詰めステーション
58に移動して、物品保持手段を下降させるとともに、
紙片吸着手段を、紙片を離した後相対的に上昇させる。
Description
置に係り、特に小袋内に収容された薬品等の物品を能書
(薬品の効能、用法等を記載した説明書)等の紙片と同
時に箱体内に挿入する物品および紙片の挿入装置に関す
るものである。
とともに箱体内に挿入する装置は従来から知られている
(実公平6−2887号公報、特開昭52−15449
7号公報等)。
に記載された添付文書挿入装置は、「分包シート(2) 等
の被包装物を把持するプッシャ(1) と、このプッシャ
(1) を水平方向へ往復移動させるプッシャ移動機構と、
ホルダ(4) 内に格納された添付文書(6) の一端を吸引し
て上記プッシャ(1) の軸線と直角の方向に向けるサクシ
ョンカップ(5) と、このサクションカップ(5) によりホ
ルダ(4) から一端が取出された添付文書(6) を引っぱり
出し、プッシャ(1) の前面に載置する上下移動可能な添
付文書取出し機構(7) とを備えており、プッシャ(1) が
プッシャ移動機構によって添付文書(6) の方向に押出さ
れ、添付文書(6) は分包シート(2) に捲装され、箱(9)
内に挿入される」ようになっている。
97号)に記載された「充てん物を効用書のような紙片
とともに折りたたみ箱内に挿入する装置」は、「受容室
6内に供給された充てん物1を折りたたみ箱2内に挿入
するプッシャー3と、舌状片4が旋回可能に支承されて
いるスライダ5と、効用書のような紙片8を挿入のため
に必要な位置に保持する舌状片7とを備えている。この
挿入装置では、効用書のような紙片8が開放された折り
たたみ箱2の前方に保持され、かつ充てん物1が受容室
6内に位置している状態から、まずスライダ5が前進
し、同時に舌状片4は下方に動かされて充てん物1を覆
う。次に、プッシャ3によって充てん物1が挿入され、
同時にスライダ5が舌状片4とともに前進し、効用書の
ような紙片8が折りたたみ箱2内に挿入される。」よう
になっている。
された装置は、被包装物(2) を把持するプッシャ(1) と
添付文書(6) を取出してプッシャ(1) の前面に位置させ
る添付文書取出し機構(7) とは別々に設けられ、独立し
て駆動されるようになっており、しかも、作動方向も異
なっている。従って、構造が複雑で大型化するという問
題があった。さらに、横方向から挿入する構成であるか
ら、添付文書(6) の挿入ミスが発生するおそれがあっ
た。
てん物1を押圧するプッシャ3によって紙片8を折りた
たみ箱2内に挿入することができないため、プッシャ3
と紙片8を保持する舌状片7とは別に、スライダ5に支
承された舌状片4を設け、この舌状片4を前進させるこ
とによって紙片8を挿入するようにしており、余分な機
構が必要であり、装置が複雑化しコスト高である。ま
た、上記第1の公報の装置と同様に、横方向から挿入す
るため、紙片8の挿入ミスが発生するおそれがあった。
されたもので、簡単な構造で、物品と紙片とを同時に保
持し同時に箱体内に挿入することができる物品および紙
片の挿入装置を提供することを目的とするものである。
また、箱体の上方から物品と紙片とを挿入することによ
り、紙片の挿入ミスの発生するおそれのない物品および
紙片の挿入装置を提供することを目的とするものであ
る。
紙片の挿入装置は、箱体内に挿入する物品を保持する物
品保持手段と、この物品保持手段に近接して設けられ、
紙片を吸着して保持する紙片吸着手段と、これら物品保
持手段と紙片吸着手段とを一体的に移動させる移動手段
とを備えており、上記物品保持手段と紙片吸着手段とを
物品保持位置に移動させて物品保持手段によって物品を
保持させ、次に、物品保持手段と紙片吸着手段とを紙片
吸着位置に移動させて紙片吸着手段によって物品の側方
にはみ出している紙片を吸着させるとともに、紙片の一
部を物品の下方に位置させ、その後、物品保持手段と紙
片吸着手段とを物品挿入位置に移動させ、物品保持手段
を下降させるとともに、紙片吸着手段に紙片を解放させ
ることにより、この紙片を箱体の側壁と物品との間で折
曲げつつこれら物品と紙片とを同時に箱体内に挿入する
ようにしたものである。
先ず、物品保持手段と紙片吸着手段とを一体的に物品保
持位置へ移動させて物品保持手段によって物品を保持さ
せ、次に、物品を保持している物品保持手段と紙片吸着
手段とを紙片吸着位置に移動させ、この位置で、紙片吸
着手段によって、紙片が物品の側部にはみ出している部
分を吸着させる。紙片吸着手段によって吸着されている
紙片は、吸着されている部分は物品の外方の近接した位
置にあり、その他の部分は物品の下方に位置している。
その後、物品保持手段と紙片吸着手段がそれぞれ物品と
紙片とを保持している状態で、これら両手段を一体的に
物品挿入位置に移動させる。この位置では、物品保持手
段を下降させるとともに、紙片吸着手段には、吸着して
いた紙片を解放させる。すると、物品保持手段に保持さ
れている物品が、その下方に位置していた紙片の一部を
抑えながら箱体内に挿入されるので、その紙片の、上記
紙片吸着手段に吸着されていた部分は、箱体内に挿入さ
れる過程で箱体の側壁と物品の側部との間で折曲げら
れ、これら物品と紙片とは同時に箱体内に充填される。
1は本発明の一実施例に係る物品および紙片の挿入装置
の全体を示す作動説明図、図2および図3はこの物品お
よび紙片の挿入装置のクランプ用ヘッド(全体として符
号2で示す)を拡大して示す正面図および側面図であ
る。クランプ用ヘッド2は、図1に示すように、ロボッ
ト本体4に設けられたロボットハンド6の先端部6aに
取付けられており、ロボットハンド6の動作によって
X,Y,zの各方向に自由に移動できるようになってい
る。なお、クランプ用ヘッド2はロボットハンド6に対
して着脱可能になっており、箱体内に挿入される物品お
よび紙片のサイズ・形状等に応じて適宜交換される。
下面側に、垂直方向のガイドロッド10が固定されてい
る。このガイドロッド10の下端には、水平の抑えプレ
ート12が固定されている。さらに、この抑えプレート
12のやや上方には四角形のフレーム14が固定されて
いる。ガイドロッド10の上部には、スライドブロック
16が昇降可能に嵌合され、ガイドロッド10の側部に
配置されたシリンダ18(以下、物品用シリンダと呼
ぶ)の作動ロッド18aに連結されており、この物品用
シリンダ18の作動によって昇降する。
れぞれリンク20,21,22,23の上端がピン2
4,25,26,27を介して回転可能に連結されてい
る。また、これら各リンク20,21,22,23の下
端には連結部材28,29,30,31の上端がピン3
2,33,34,35を介して回転可能に連結されてい
る。一方、各連結部材28,29,30,31の下端部
は、それぞれピン36,37,38,39を介して上記
四角形のフレーム14の各辺に連結されており、上記ス
ライドブロック16をガイドロッド10に沿って上下に
移動させることにより、各リンク20,21,22,2
3と連結部材28,29,30,31とのなす角度を変
えること、すなわち、連結部材28,29,30,31
の傾斜を変えることができる。
下部には、それぞれ開閉プレート40,41,42,4
3の上部が固定されており、上述のように、スライドブ
ロック16の昇降によって上方のリンク20,21,2
2,23の上端を上下に昇降させると、下方の連結部材
28,29,30,31とともにこれら開閉プレート4
0,41,42,43の傾斜が変化する。開閉プレート
40,41,42,43は上部が上記連結部材28,2
9,30,31に固定され、下部は自由に回動できるよ
うになっており、連結部材28,29,30,31が傾
斜を変えると、開閉プレート40,41,42,43の
下部が開閉し、物品44を四方から押えて挾持し、ま
た、解放することができる。上記ガイドロッド10、ス
ライドブロック16、リンク20,21,22,23、
連結部材28,29,30,31、開閉プレート40,
41,42,43およびシリンダ18等によって物品保
持手段11が構成されている。
ト8は、上記ガイドロッド10が固定されているこのヘ
ッド2の中央部から側方(図2の左方向)に向けて延長
されており、この延長部8aの下面に、鉛直方向を向け
てシリンダ46(以下、紙片用シリンダと呼ぶ)が固定
されている。この紙片用シリンダ46の作動ロッド47
の先端には紙片吸着手段としての吸盤48が取付けら
れ、図示しないバキューム通路を介して真空源に接続さ
れており、この吸盤48を真空源と連通・遮断すること
により、後に説明する能書(紙片)50を吸着して保持
し、また、離すことができるようになっている。
は、上記開閉プレートの一枚(図2の左側のプレート4
0)に近接して配置されており、この開閉プレート40
の下部を外方に開いた際に、紙片用シリンダ46のロッ
ド47および吸盤48に開閉プレート40が干渉しない
ように、この開閉プレート40の中央に縦方向の切欠き
40aが形成されている。
入装置の作動について説明する。図1は、この物品およ
び紙片の挿入装置によって、包装した薬品等の物品44
と能書等の紙片50とを同時に箱体52に挿入する工程
の一例を示すもので、上記ロボット本体4の前面には、
箱体52内に挿入される物品44を搬送する物品供給コ
ンベア(図示せず)、物品44とともに箱体52内に挿
入される能書等の紙片50を供給する能書供給装置(図
示せず)および箱体52を上方が開放した状態に組立て
て搬送するケースコンベア(図示せず)が配置されてい
る。なお、箱体52は、図2および図3に示すように、
前後(図3の左右)の側壁52a,52bの一方52a
に、蓋体52cと、その先端に一体的に設けられ、後に
折曲られて向かい側の側壁52bの内面側に挿入される
差し込みフラップ52dとを有している。また、両側
(図2の左右)の側壁52e,52fの上端には、上記
蓋体52cの内側に折込まれるサイドフラップ52g,
52hがそれぞれ設けられている。
ド6の動作によって物品供給コンベア上の物品保持ステ
ーション54(図1の中央)の上方へ移動される。この
時点では、物品用シリンダ18によってスライドブロッ
ク16が上昇され、リンク20,21,22,23の上
端が上方へ押し上げられており、その下方の連結部材2
8,29,30,31が立ち上がった状態(図2および
図3の一点鎖線参照)になっており、これら連結部材2
8,29,30,31の下部にそれぞれ固定されている
4枚の開閉プレート40,41,42,43は下部が開
いた状態になっている。また、吸盤48は紙片用シリン
ダ46によって最も高い位置に上昇されている。この状
態のままクランプ用ヘッド2全体が下降され、ガイドロ
ッド10の下端に固定されている水平の抑えプレート1
2が上記物品保持ステーション54上の物品44の上面
に達した高さで停止する。この時、4枚の開閉プレート
40,41,42,43が物品44の四方を囲む位置に
ある。
させ、上方の4本のリンク20,21,22,23の上
端が連結されているガイドブロック16を下降させる。
すると、各リンク20,21,22,23の下方にそれ
ぞれ連結されている連結部材28,29,30,31が
傾斜した状態(図2および図3に実線で示す状態)にな
り、これら連結部材28,29,30,31に固定され
ている4枚の開閉プレート40,41,42,43の下
部が閉じて、四方から物品44を抑えつけて保持する。
なお、この実施例では、5個の物品44を一度に保持す
るようになっているが、5個に限らず、1個でも良く、
またその他の複数個でも良い。
ン54で物品44を保持したクランプ用ヘッド2は、再
びロボットハンド6の動作によって移動され、能書供給
装置の能書保持ステーション56(図1の右側)上に位
置する。この位置で、吸盤48は、その吸着面が上記4
枚の開閉プレート40,41,42,43によって保持
されている物品44の下面よりも低い高さとなるように
下降される。次いでクランプ用ヘッド2を下降させ、吸
盤48が能書保持ステーション56上の能書50の高さ
に達すると、真空源に接続されて1枚の能書50を吸着
する。本実施例では、この能書50は物品44全体の長
さよりも長く、クランプ用ヘッド2が下降した際に、物
品44の横にはみ出した部分を上記吸盤48が吸着す
る。その後、紙片用シリンダ46の作動によって、吸盤
48の吸着面が開閉プレート40,41,42,43に
よって保持されている物品44の底面とほぼ等しい高さ
になるように上昇される。上述のように、一部を吸盤4
8によって吸着された能書50は、その他の部分が物品
44の下面に密着した状態で保持される(図2の状
態)。
ョン56において能書50を吸盤48によって吸着し、
既に上記開閉プレート40,41,42,43によって
保持している物品44とともに能書50を保持して、次
の箱詰めステーション58(図1の左側)に移動する。
箱詰めステーション58では、上述の形状に組立てられ
た箱体52が送られてきており、この箱体52に向かっ
て、クランプ用ヘッド2が下降する。保持されている物
品44は全体として、挿入される箱体52の開口部の面
積よりも僅かに小さいサイズであり、従って、能書52
の吸盤48に吸着されている部分は、箱体52の外側に
位置している。クランプ用ヘッド2が下降すると、吸盤
48および能書52のこの吸盤48に保持されている部
分が、先に一方のサイドフラップ52gに当たってこの
サイドフラップ52g押し下げる。押し下げられたサイ
ドフラップ52gが水平になる直前、すなわち吸盤48
が箱体52の上端52iに達する直前(図2に示す位
置)に、この吸盤48を真空源から遮断して能書52を
離すとともに、紙片用シリンダ46を作動させて吸盤4
8を上昇させることにより、この吸盤48が箱体52に
干渉することを避ける。また、この位置まで物品44お
よび能書50を下降させているので、吸盤48が能書5
0を離して上昇しても、能書50は物品44と箱体52
のサイドフラップ52gとの間に挟まれた状態になって
いるので、上記位置からずれてしまうおそれはない。
続けており、4枚の開閉プレート40,41,42,4
3によって保持されている物品44は箱体52の内部に
挿入される。この時、能書50の物品44よりも側方に
はみ出している部分は、箱体52の側壁52eによって
折曲られつつ箱体52内に挿入される。その結果、能書
50は物品44の底面と側面に沿ったL字状になって箱
体52内に挿入される。このように本実施例装置は、物
品44を保持する物品保持手段11と能書50等の紙片
を保持する紙片吸着手段48を一体として、ロボットハ
ンド6によって移動させ、物品44と紙片50の保持お
よび箱体52内への挿入の各工程を行なうようにしたの
で、極めて簡単な構成でしかも狭い設置スペース内で、
物品44と紙片50とを同時に箱体52内に挿入するこ
とが可能になった。また、箱体52内に上方から挿入す
るようにしたので、紙片50の挿入ミスが発生するおそ
れもない。
の挿入装置のヘッド102を示すものである。このヘッ
ド102は、上記実施例と同様にロボットハンドに連結
される取付けプレート108の下面に、物品保持手段
(全体として符号111で示す)と紙片吸着手段として
の吸盤148とが下向きに取付けられている。これら物
品保持手段111と紙片吸着手段148とが1組とな
り、物品144と紙片150とを同時に1個の箱体15
2に挿入する物品および紙片の挿入装置を構成してお
り、この実施例では、これら物品保持手段111と紙片
吸着手段148が2組一体として設けられて1つのロボ
ットハンドによって操作されるようになっている。
て説明する。取付けプレート108の下面には、回転板
110がその回転軸線O1 を中心に回転可能に取付けら
れている。また、この回転軸線O1 を中心にして、縦長
の枠体112が下向きに固定されている(図6参照)。
この枠体112の下端部は、回転可能な水平軸114に
なっており、この回転する水平軸114の両端部付近に
2個の吸盤116,118が取付けられている。
110の一方の端部寄りに固定されており、この回転板
110の他方の端部側(図4の右側)には、シリンダ1
20(以下、物品用シリンダと呼ぶ)の本体端部が回動
可能に連結されている。この物品用シリンダ120の作
動ロッド122は、短かい連結棒124を介して上記回
転する水平軸114に連結されており、物品用シリンダ
120の作動によって水平軸114を回転させることに
より、上記2個の吸盤116,118を下方向きの位置
(図5ないし図7参照)と90度回転した横向きの位置
(図4参照)とに移動させることができる。これら両吸
盤116,118と、吸盤116,118を支持する枠
体112および両吸盤116,118が取付けられた水
平軸114を回転させる物品用シリンダ120等によっ
て物品保持手段111が構成されている。
着手段としての吸盤148が設けられている。この吸盤
148は上記第1実施例と同様の構成を有しており、取
付けプレート108の下面に、鉛直方向を向けて固定さ
れたシリンダ146(以下、紙片用シリンダと呼ぶ)の
作動ロッド147に取付けられ、上記物品保持手段11
1に対して相対的に昇降できるようになっている。
挿入装置の作動について説明する。この第2実施例の挿
入装置も上記第1実施例と同様に、ロボットハンドに連
結されて物品供給コンベア153上の物品保持ステーシ
ョン154(図4参照)、能書等の紙片150を供給す
る紙片供給装置(図示せず)上の紙片吸着ステーション
156(図5参照)および箱体52を搬送するケースコ
ンベア(図示せず)上の箱詰めステーション158(図
7参照)を順次移動されて各工程を行なうようになって
いる。
ダ120の作動ロッド122を伸張させて両吸盤11
6,118を横向きの状態にするとともに、紙片用シリ
ンダ146の作動ロッド147を収縮させて紙片用吸盤
148を最も高い位置に上昇させておく。この状態で、
上記物品供給コンベア153に所定間隔で設けられてい
るコンベアキャリア153aによって搬送されてきた物
品144を、物品保持ステーション154において2個
の吸盤116,118によって吸着する(図4の状
態)。
保持させ、ヘッド102全体を上昇させた後、物品用シ
リンダ120の作動ロッド122を収縮させて物品14
4を吸着している両吸盤116,118を90度回転さ
せて下向きにする。さらに、ヘッド102を紙片吸着ス
テーション156上に移動させる。この位置で紙片用シ
リンダ146の作動ロッド147を伸張させて吸盤14
8を上記保持されている物品144よりも下方の最も低
い位置まで下降させて、紙片150を吸着させる(図5
の状態)。
支持されている回転板110をその回転軸線O1 を中心
に90度回転させた後、紙片用シリンダ146を作動さ
せることによって吸盤148を中間位置まで上昇させ、
紙片150の、物品144の下方に位置している部分を
物品144の底面に密着させる(図6の状態)。
盤116,118によって吸着保持し、紙片用吸盤14
8によって吸着した紙片150の一部を物品144の底
面に密着させた状態でヘッド102全体をケースコンベ
ア上の箱詰めステーション158に移動させる。この箱
詰めステーション158には箱体152が搬送されてき
ており、その箱体152に向かってヘッド102全体を
下降させる。紙片150が下降して物品144の底面と
箱体152のフラップ152gとの間に抑えられてずれ
ない状態になったとき(図7の状態)に、紙片用吸盤1
48のバキュームを遮断して紙片150を離し、さら
に、紙片用シリンダ146の作動によって吸盤148を
上昇させて箱体152に干渉しないようにする。
トハンドによってヘッド102は下降を続け、物品保持
手段111に保持されている物品144を箱体152内
に挿入する。すると、紙片150は、箱体152の底面
に当接していた部分がそのまま物品144の下に敷か
れ、箱体152の外側にはみ出していた部分は、物品1
44の側面と箱体152の側壁152eの内面との間に
挟まれて立上げられてL字状に折曲げられる。この実施
例でも、上記第1実施例と同様に、物品保持手段111
と紙片吸着手段148とを一体的に移動させつつ、物品
144の吸着保持、紙片150の吸着、および物品14
4と紙片150の箱体152への挿入の各工程を順次行
なうので、簡単な構成で、しかも速やかな動作で物品1
44と紙片150とを箱体152内へ同時に挿入するこ
とができる。また、紙片150の挿入ミスが発生するお
それがなく確実な挿入が可能である。
0の、物品44,144の一方の側部側に出ている部分
だけを吸盤48,148によって吸着して箱体52,1
52内に挿入するようにしているので、紙片50,15
0は物品44,144とともに箱体52,152内に挿
入される際に、L字状に折曲げられるようになってい
る。これに対し、図8に示すように、一対の吸盤21
6,218を備えた物品保持手段211の両側に、それ
ぞれ紙片吸着用吸盤248,249を設け、紙片250
の物品244の両側にはみ出している部分を、これら両
側の紙片用吸盤248,249によって吸着して箱詰め
ステーション258まで搬送し、箱体252内に挿入す
るように構成することも可能である。この場合には、紙
片250は箱体252の両側壁252e,252fと物
品244の両側面との間で折曲げられつつ箱体252内
に挿入されるので、箱体252内でU字状に折曲げられ
ることになる。
を保持する物品保持手段と、この物品保持手段に近接し
て設けられ、紙片を吸着して保持する紙片吸着手段と、
これら物品保持手段と紙片吸着手段とを一体的に移動さ
せる移動手段とを備え、物品保持手段と紙片吸着手段と
を物品保持位置に移動させ物品保持手段によって物品を
保持させ、次に、物品保持手段と紙片吸着手段とを紙片
吸着位置に移動させ紙片吸着手段によって紙片を吸着さ
せるとともに、紙片の一部を物品の下方に位置させ、そ
の後、物品保持手段と紙片吸着手段とを物品挿入位置に
移動させ、物品保持手段を下降させるとともに、紙片吸
着手段には紙片を解放させ、物品と紙片とを同時に箱体
内に挿入するようにしたので、紙片は箱体の側壁と物品
の側面との間で折曲げられつつ箱体内に挿入される。従
って、簡単な構成で、しかも速やかな動作で物品と紙片
とを箱体内へ同時に挿入することができる。また、箱体
の上方から挿入するようにしたので、紙片の挿入ミスが
発生するおそれがなく確実な挿入が可能である。
装置の全体を示す作動説明図である。
ッドを拡大して示す正面図である。
ッドを拡大して示す側面図である。
のヘッドを示す図であり、この装置の第1の工程を示す
正面図である。
のヘッドを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 物品を保持する物品保持手段と、この物
品保持手段に近接して設けられ、紙片を吸着して保持す
る紙片吸着手段と、これら物品保持手段と紙片吸着手段
とを一体的に移動させる移動手段とを備え、物品保持手
段と紙片吸着手段とを物品保持位置に移動させて物品保
持手段によって物品を保持させ、次に、物品保持手段と
紙片吸着手段とを紙片吸着位置に移動させて紙片吸着手
段によって紙片を吸着させるとともに、紙片の一部を物
品の下方に位置させ、その後、物品保持手段と紙片吸着
手段とを物品挿入位置に移動させ、物品保持手段を下降
させるとともに、紙片吸着手段に紙片を解放させること
により、この紙片を箱体の側壁と物品との間で折曲げつ
つこれら物品と紙片とを同時に箱体内に挿入することを
特徴とする物品および紙片の挿入装置。
Priority Applications (1)
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