JP3549359B2 - 読み取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み取り装置に係り、特に走行体を移動させて原稿を読み取る読み取り装置の走行体の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のブック原稿対応可能の読み取り装置においては、原稿を固定して走行体を移動するタイプが主流である。このタイプの読み取り装置において、読み取りの精度を決定するものは、走行体の移動動作精度である。移動動作精度を上げるために求められるものは、まずスキャンラインが走行体の移動方向に対して常に直行することである。この直行性が損なわれると読み取りの直線性がでない。次に、走行体の移動量および速度が一定であることである。この速度および移動量が損なわれると縮率がでない。また、焦点距離がズレを生じると読み取りの解像力を損なうこととなる。
【0003】
差動ミラー方式でなく、走行体を1つにした読み取り装置においては、駆動をワイヤにて行い、リードシャフトを有し、このシャフトに沿って走行体が移動するものが一般的である。この方式においては、焦点距離方向のズレは少ないというメリットはあるものの、走行体の重量が大きくなるという欠点がある。走行体の重量が大きいということは慣性力が大きいということで、特に走行体を固定しようとする場合において大きな力が生じる。
【0004】
ところが、梱包および非梱包状態における装置の輸送時には、走行体の固定の必要性が生じる。輸送時に走行体を固定しない場合、移動によって生じる走行体の慣性力がワイヤおよび走行体、リードシャフトにかかる。そのときリードシャフトを曲げることによって、スキャンラインの直行性を損なう恐れがある。またワイヤをのばして縮率を狂わせたり、走行体が筐体に衝突し破壊したりする。したがって、走行体の固定は重要課題である。
【0005】
従来の読み取り装置における走行体の固定を行うロック部材においては、走行体のロックとしてネジ部材を用いて開梱包時に取り外してしまうもの、もしくは、ロックレバーとネジが一体化されているもの等が簡易な例としては良くある。しかし、いずれの動作も走行体の固定と解除の操作性の簡単さでは優れない。
また、直線的に往復移動する直線移動体を所定の停止位置にロックするものとして、特開平5−60200号公報に記載されたものがある。
【0006】
このロック機構を採用した画像読み取り装置を図5に示す。図5に示すように、この画像読み取り装置は、直線移動体40,移動体41,ガイドシャフト52,ローラーシャフト53,ローラ54,ガイドシャフト55,位置決めピン71,72,係止部材73,74,カムホイール78,回動レバー80,81を有している。
【0007】
直線移動体40は、ガイドシャフト52,55に沿って往復直線移動自在となっている。また、移動体41の端部41a2側では、ローラーシャフト53に軸着したローラ54がガイドシャフト55上を転動する。また、直線移動体40の第1,第2の停止位置近傍には、位置決めピン71,72に沿って上下に摺動する係止部材73,74が設けてある。さらに、係止部材73,74は、カムホイール78のカム溝と連動する回動レバー80,81と連結している。
【0008】
直線移動体40をロックするには、直線移動体40が、例えば第1の停止位置で停止し、ローラーシャフト53の先端部53aが位置決めピン71に当接している際に、カム78を回転させて、回動レバー80とカム溝の大半径とが接する位置にすることにより、回動レバー80によって、係止部材73が引き下げられ、係止部材73がローラーシャフト53を上方から当接し、直線移動体40をロックする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のロック機構にあっては、機構が複雑であるため、装置が大型化するとともに、故障を起こしやすく、さらに、非常に高価である。また、使用頻度と必要性を考えると適さない。
そこで本発明は、原稿を読み取る走行体の移動を、簡素な機構で停止させる読み取り装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記目的達成のため、走行体を移動させて原稿を読み取る読み取り装置において、凹部を持った凹型部材と、凸部を持った凸型部材と、を有し、該凹型部材と該凸型部材とを組み合わせることにより前記走行体の移動を制御する固定手段を備え、前記凹型部材と前記凸型部材とのいずれか一方を前記走行体の一端部に取り付け、他方を読み取り装置のハウジングに固定されているベース部に組み付ける固定部材とするとともに、前記固定部材に凹凸を設け、該凹凸に一致するように前記ベース部に凹凸を設け、前記固定部材の凹凸と前記ベース部の凹凸とを合わせることにより前記固定部材を前記ベース部に組み付けることを特徴とするものである。
【0011】
求項記載の発明は、上記目的達成のため、請求項記載の読み取り装置において、前記固定部材が弾性力を有する樹脂からなり、該樹脂の弾性力によって前記ベース部に組み付けることを特徴とするものである。
【0012】
請求項記載の発明は、上記目的達成のため、請求項記載の読み取り装置において、前記固定部材が、一部品からなり、操作用の取っ手を有することを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、上記目的達成のため、請求項記載の読み取り装置において、前記取っ手が、読み取り装置の外観面に突出し、読み取り装置の外部から操作可能であることを特徴とするものである。
【0013】
請求項記載の発明は、上記目的達成のため、請求項記載の読み取り装置において、前記ベース部が前記凹凸とは別に前記固定部材の凹凸と一致する凹凸を有し、該別の凹凸と前記固定部材の凹凸とを組み付けたとき、前記固定部材が、前記走行体が移動する軌道上からはずれることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照しつつ説明する。本発明に係る読み取り装置の構造を図1に示す。図1に示すように、読み取り装置は、走行体1,密着イメージセンサー2,リードシャフト4,駆動プーリー5,駆動ワイヤ6,従動プーリー7,ロック部材8,外装カバー9,ベース10を備えている。
【0015】
走行体1は、密着イメージセンサー2を有し、リードシャフト4に沿って移動するものである。この走行体の移動は、駆動ワイヤ6を用いて駆動プーリー5および従動プ−リー7によって行われる。密着イメージセンサー2は、走行体1の移動によりリードシャフト4に沿って原稿を読み取るものである。走行体1の移動は、図1に示されるロック部材8によって制御される。ロック部材8は、ベース10に対して上下に移動可能であり、走行体1の一端部に突出した突起部の間に出入りすることで走行体1の左右の動きを規制する。また、ロック部材8は、一部がレバー機能を有しており、外装カバー9とは干渉しないでアクセス可能となっている。
【0016】
ロック部材8の形状およびロック部材8が勘合するベース10の形状を図2に示す。ロック部材8は、走行体1の突起部の間に入り走行体1の動きを規制する軸部と、軸部の走行体1の突起部に出入りする側とは反対側に操作部と、軸部に対して直角に伸びた腕と、を有し、腕の両側にそれぞれ凸部を有し、樹脂材質の弾性によりベース10に勘合するように構成される。対するベース10は、板金構成でロック部材8の凸部が勘合するように凹形状の絞りが左右を1組として上下に2組ある。
【0017】
ロック部材8とベース10の組み付けは、図2に示すように、ロック部材8をベース10の切り欠きにはめ込み、ベース10の上または下の凹部にロック部材8の凸部を勘合させてロック部材8を安定させる。したがって、ロック部材8は上下に移動可能であり、上記ベース10の凹部の上または下のどちらかの位置にセットされたときに、ロック部材8は安定する。また、ロック部材8の操作部は外装カバー9の外側に出て、外側からの操作が可能となっている。
【0018】
図3に図1に示したロック部材8の詳細図を示す。図3に示すように、走行体1の2本の突起状リブの間にロック部材8が挟まっている。また、ロック部材8の腕の2つの凸部は、ベース10の凹部にしっかりと勘合されて、ロック部材8はベース10に固定される。これにより、走行体1は、ロック部材8に固定され、ロック部材8は、ベース10に固定されるので、走行体1の移動を規制することができる。
【0019】
図4に走行体1の突起部とロック部材8の位置関係を示す。この図において、ロック部材8を上の位置に固定した場合、ロック部材8が走行体1の突起部の間に入り、走行体1が動かないようになる。ロック部材8を下の位置で固定した場合には、ロック部材8は走行体1の突起部の軌道から外れるため、走行体1は自由に移動できるようになる。このことにより、ロック部材8を上下に移動させるという簡単な操作で、しかも本体の外側からの操作で、走行体1の移動と固定を切り替えることができる。
【0020】
また、ロック部材8の凸部のベース10の凹部への勘合は、樹脂そのものの弾性を利用しているため、工具を必要とせず、さらに、複雑な操作もなく凸凹を勘合させるので誤動作もない。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、固定されているベース部に組み付けられた固定部と走行体の一端部とが組み合わせられ、走行体の移動を制御するので、読み取り装置の輸送時等における走行体の筐体への衝突やリードシャフトへ過度の力が掛かることを防止でき、装置を破壊や損傷から守り安定した性能を維持することができるとともに、固定部材の凹凸とベース部の凹凸により固定部材をベース部に組み付けることができるので、簡単な構成で確実に固定部材を読み取り装置に固定することができ、また、凹凸により組み付けの確認がしやすいので誤操作を防止できる。
【0022】
求項記載の発明によれば、樹脂の弾性力を利用して固定部材をベース部に組み付けることができるので、特別な器具を必要とせずに走行体の移動を停止させることができる。
【0023】
請求項記載の発明によれば、固定部材に操作用の取っ手がついているので、取っ手を利用して固定部材の操作ができ、簡単に走行体の移動を停止させることができる。
請求項記載の発明によれば、固定部材の操作用の取っ手が読み取り装置の外部に出ているので、操作性に優れ、操作者の負担が軽減でき、誤操作を防止できる。
【0024】
請求項記載の発明によれば、固定部材のベース部材への組み付け位置によって走行体の移動と停止を選択できるので、必要に応じて簡単に走行体の移動と停止を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る読み取り装置の一実施例を示す構造図である。
【図2】一実施例のロック部材8の形状およびベース10の形状を示す図である。
【図3】一実施例のロック部材の詳細図である。
【図4】一実施例における走行体の突起部とロック部材の位置関係を示す図である。
【図5】従来のロック機構を採用した画像読み取り装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 走行体
2 密着イメージセンサー
4 リードシャフト
5 駆動プーリー
6 駆動ワイヤ
7 従動プーリー
8 ロック部材
9 外装カバー
10 ベース
40 直線移動体
41 移動体
52 ガイドシャフト
53 ローラーシャフト
54 ローラ
55 ガイドシャフト
71,72 位置決めピン
73,74 係止部材
78 カムホイール
80,81 回動レバー

Claims (5)

  1. 走行体を移動させて原稿を読み取る読み取り装置において、
    凹部を持った凹型部材と、凸部を持った凸型部材と、を有し、該凹型部材と該凸型部材とを組み合わせることにより前記走行体の移動を制御する固定手段を備え、
    前記凹型部材と前記凸型部材とのいずれか一方を前記走行体の一端部に取り付け、他方を読み取り装置のハウジングに固定されているベース部に組み付ける固定部材とするとともに、
    前記固定部材に凹凸を設け、該凹凸に一致するように前記ベース部に凹凸を設け、前記固定部材の凹凸と前記ベース部の凹凸とを合わせることにより前記固定部材を前記ベース部に組み付けることを特徴とする読み取り装置。
  2. 請求項1記載の読み取り装置において、
    前記固定部材が弾性力を有する樹脂からなり、該樹脂の弾性力によって前記ベース部に組み付けることを特徴とする読み取り装置。
  3. 請求項1記載の読み取り装置において、
    前記固定部材が、一部品からなり、操作用の取っ手を有することを特徴とする読み取り装置。
  4. 請求項3記載の読み取り装置において、
    前記取っ手が、読み取り装置の外観面に突出し、読み取り装置の外部から操作可能であることを特徴とする読み取り装置。
  5. 請求項1記載の読み取り装置において、
    前記ベース部が前記凹凸とは別に前記固定部材の凹凸と一致する凹凸を有し、
    該別の凹凸と前記固定部材の凹凸とを組み付けたとき、前記固定部材が、前記走行体が移動する軌道上からはずれることを特徴とする読み取り装置。
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