JP2000301429A - 割り出し装置 - Google Patents
割り出し装置Info
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- JP2000301429A JP2000301429A JP11112059A JP11205999A JP2000301429A JP 2000301429 A JP2000301429 A JP 2000301429A JP 11112059 A JP11112059 A JP 11112059A JP 11205999 A JP11205999 A JP 11205999A JP 2000301429 A JP2000301429 A JP 2000301429A
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- JP
- Japan
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- positioning
- roller
- base
- groove
- positioning notch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構成で回転と確りとした位
置決めを行える割り出し装置を提供することを目的とす
るものである。 【解決手段】 位置決め溝3と位置決めノッチ5からな
る位置決めの機構と、回転ローラー4と回転動作用爪1
2からなる回転駆動の機構を、リンク機構9を介して連
動させることにより、簡単な構成で確りとした係止を行
える割り出し装置を提供できる。
置決めを行える割り出し装置を提供することを目的とす
るものである。 【解決手段】 位置決め溝3と位置決めノッチ5からな
る位置決めの機構と、回転ローラー4と回転動作用爪1
2からなる回転駆動の機構を、リンク機構9を介して連
動させることにより、簡単な構成で確りとした係止を行
える割り出し装置を提供できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターンテーブルを
一定角度毎に回転させ、これを保持する割り出し装置に
関する。
一定角度毎に回転させ、これを保持する割り出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターンテーブルやドラム等を一定
角度毎に回転させ、回転させた位置でこれを保持する装
置としては、例えば特開平6−320393号に示され
るものがある。
角度毎に回転させ、回転させた位置でこれを保持する装
置としては、例えば特開平6−320393号に示され
るものがある。
【0003】これは図4に示すように、エアシリンダー
101のシリンダーロッド102の先端にカムローラ1
03を設け、回転軸104に取付けたカムホイール10
4にカム面105と、カム面105に連続した係止突起
107を複数形成した構成である。
101のシリンダーロッド102の先端にカムローラ1
03を設け、回転軸104に取付けたカムホイール10
4にカム面105と、カム面105に連続した係止突起
107を複数形成した構成である。
【0004】そして、エアシリンダー101を動作さ
せ、このカム面105にカムローラ103を押し付ける
ことによってカムホイール105を回転させるものであ
る。
せ、このカム面105にカムローラ103を押し付ける
ことによってカムホイール105を回転させるものであ
る。
【0005】また、カムホイール104の回転が一定角
度になった段階でカムローラ103が係止突起107に
当接し、カムローラ103の移動を規制することによっ
てカムホイール105の回転を停止させるようになって
いる。
度になった段階でカムローラ103が係止突起107に
当接し、カムローラ103の移動を規制することによっ
てカムホイール105の回転を停止させるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなカ
ム面105と係止突起107を用いたものは、簡単な構
成にできるという利点があるが、反面、カムホイール1
05の形状が複雑で製作コストが高く専用の割り出し装
置には大きなコスト負担となっていた。
ム面105と係止突起107を用いたものは、簡単な構
成にできるという利点があるが、反面、カムホイール1
05の形状が複雑で製作コストが高く専用の割り出し装
置には大きなコスト負担となっていた。
【0007】また、上記従来例の係止部分に、例えば特
開昭56−3164号に示すような円板に設けたV溝
と、このV溝に着脱自在に嵌合する位置決め用ノッチと
の組み合わせによる係止機構を用いることも考えられる
が、この場合には回転機構部分と係止機構部分の連動を
図るための機構を別途用意しなければならなく、全体の
機構及び制御が複雑になるという問題が有った。
開昭56−3164号に示すような円板に設けたV溝
と、このV溝に着脱自在に嵌合する位置決め用ノッチと
の組み合わせによる係止機構を用いることも考えられる
が、この場合には回転機構部分と係止機構部分の連動を
図るための機構を別途用意しなければならなく、全体の
機構及び制御が複雑になるという問題が有った。
【0008】本発明は、これら従来の課題に鑑み、簡単
な構成で回転と確りとした位置決めを行える割り出し装
置を提供することを目的とするものである。
な構成で回転と確りとした位置決めを行える割り出し装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、位置決め溝を側面に設けたターンテーブル
と、前記ターンテーブルの上面または下面に設けた回転
ローラーと、前記回転ローラーと着脱自在に嵌合させる
回転動作用爪と、前記回転動作用爪を保持する基台と、
前記基台を回転ローラー前後方向に移動させる第1の駆
動手段と、前記基台に設けられたガイド溝と、前記位置
決め溝と着脱自在に嵌合させる位置決めノッチと、前記
ガイド溝と位置決めノッチの間に設けられ、かつ前記第
1の駆動手段が回転ローラーへ回転爪を嵌合させる方向
に動作したときに位置決めノッチを位置決め溝から取り
外すリンク機構と、前記ターンテーブルを回転させる方
向に基台を移動させる第2の駆動手段を有するものであ
る。
に本発明は、位置決め溝を側面に設けたターンテーブル
と、前記ターンテーブルの上面または下面に設けた回転
ローラーと、前記回転ローラーと着脱自在に嵌合させる
回転動作用爪と、前記回転動作用爪を保持する基台と、
前記基台を回転ローラー前後方向に移動させる第1の駆
動手段と、前記基台に設けられたガイド溝と、前記位置
決め溝と着脱自在に嵌合させる位置決めノッチと、前記
ガイド溝と位置決めノッチの間に設けられ、かつ前記第
1の駆動手段が回転ローラーへ回転爪を嵌合させる方向
に動作したときに位置決めノッチを位置決め溝から取り
外すリンク機構と、前記ターンテーブルを回転させる方
向に基台を移動させる第2の駆動手段を有するものであ
る。
【0010】また、本発明は第1および第2の駆動手段
としてエアーシリンダを用いたものや、ガイド溝へ移動
自在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連
動する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支
点として回動されるリンクレバーからリンク機構を構成
したものも含む。
としてエアーシリンダを用いたものや、ガイド溝へ移動
自在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連
動する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支
点として回動されるリンクレバーからリンク機構を構成
したものも含む。
【0011】
【発明の実施の形態】上記構成の如く位置決め溝と位置
決めノッチからなる位置決めの機構と、回転ローラーと
回転爪からなる回転駆動の機構を、リンク機構を介して
連動させることにより、簡単な構成で確りとした係止を
行える割り出し装置を提供できる。
決めノッチからなる位置決めの機構と、回転ローラーと
回転爪からなる回転駆動の機構を、リンク機構を介して
連動させることにより、簡単な構成で確りとした係止を
行える割り出し装置を提供できる。
【0012】また、位置決めの機構の位置決め溝をター
ンテーブルの側面に配置するとともに、回転駆動の機構
の回転ローラーをターンテーブルの上面または下面に配
置することにより、位置決めの機構と回転駆動の機構を
基台近傍に纏めて配置することができ、割り出し装置を
薄型化できる。
ンテーブルの側面に配置するとともに、回転駆動の機構
の回転ローラーをターンテーブルの上面または下面に配
置することにより、位置決めの機構と回転駆動の機構を
基台近傍に纏めて配置することができ、割り出し装置を
薄型化できる。
【0013】さらに、上記リンク機構を用いることによ
って特別な回転形の駆動手段だけでなく、第1の駆動手
段と第2の駆動手段にエアーシリンダーを用いることが
でき、取り扱いと修理・調整が容易で、かつコストを安
くすることができる。
って特別な回転形の駆動手段だけでなく、第1の駆動手
段と第2の駆動手段にエアーシリンダーを用いることが
でき、取り扱いと修理・調整が容易で、かつコストを安
くすることができる。
【0014】なお、リンク機構としてガイド溝へ移動自
在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連動
する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支点
として回動されるリンクレバーを用いることにより構成
を簡単にでき、修理・調整が容易で、かつコストを安く
することができる。
在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連動
する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支点
として回動されるリンクレバーを用いることにより構成
を簡単にでき、修理・調整が容易で、かつコストを安く
することができる。
【0015】また、位置決め溝をターンテーブルの外周
に配置することにより、加工精度からくる角度誤差やぶ
れを最小限にすることができる。
に配置することにより、加工精度からくる角度誤差やぶ
れを最小限にすることができる。
【0016】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態の一例を図面に基づいて説明する。
態の一例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1において、1はターンテーブルで、回
転軸2に固定しており、回転軸2を介してボールベアリ
ング等の軸受け機構(図示せず)で回転自在に支持する
構成にしている。
転軸2に固定しており、回転軸2を介してボールベアリ
ング等の軸受け機構(図示せず)で回転自在に支持する
構成にしている。
【0018】3はターンテーブル1の側面に設けた位置
決め溝で、位置決め角度に応じてその配置を決めてお
り、例えば90度毎に位置決めを行う場合は4個均等間
隔で配置している。
決め溝で、位置決め角度に応じてその配置を決めてお
り、例えば90度毎に位置決めを行う場合は4個均等間
隔で配置している。
【0019】4はターンテーブル1の下面に設けた回転
ローラーで、位置決め溝3と同じ個数を位置決め角度
(回転角度)に応じてその配置を決めており、位置決め
溝3と同様に、例えば本実施の形態においては90度毎
に位置決めを行う場合を示しており、4個均等間隔で配
置している。
ローラーで、位置決め溝3と同じ個数を位置決め角度
(回転角度)に応じてその配置を決めており、位置決め
溝3と同様に、例えば本実施の形態においては90度毎
に位置決めを行う場合を示しており、4個均等間隔で配
置している。
【0020】5は位置決め溝3に着脱自在に嵌合する位
置決めノッチで、その先端は位置決め溝3とテーパで嵌
め合うように形成しており、その幅の加工精度をゆるく
でき、加工コストを下げることができる。また、保持部
5aによってスライド自在に保持している。
置決めノッチで、その先端は位置決め溝3とテーパで嵌
め合うように形成しており、その幅の加工精度をゆるく
でき、加工コストを下げることができる。また、保持部
5aによってスライド自在に保持している。
【0021】6は位置決めノッチの保持台18に設けた
軸受け機構で支持された軸、7は軸6に回動自在に接続
されそれぞれの端部が回転するように支持したリンクレ
バー、8はリンクレバー7に軸支された先端ローラー
で、これら軸6とリンクレバー7と先端ローラー8から
リンク機構9を構成している。
軸受け機構で支持された軸、7は軸6に回動自在に接続
されそれぞれの端部が回転するように支持したリンクレ
バー、8はリンクレバー7に軸支された先端ローラー
で、これら軸6とリンクレバー7と先端ローラー8から
リンク機構9を構成している。
【0022】10は先端ローラー8を内部に位置させた
ガイド溝で、溝を矢印C、D方向(後述する第2の駆動
手段の動作方向)に設けている。
ガイド溝で、溝を矢印C、D方向(後述する第2の駆動
手段の動作方向)に設けている。
【0023】11はガイド溝10を固定した基台であ
る。
る。
【0024】12は回転ローラー4を着脱自在に嵌合す
る回転爪で、その溝幅は回転ローラー4とラフな公差で
嵌め合うように形成しており、基台11に固定されてい
る。
る回転爪で、その溝幅は回転ローラー4とラフな公差で
嵌め合うように形成しており、基台11に固定されてい
る。
【0025】13は基台11に一端を接続し多端を中部
材14に固定した第1の駆動手段で、その動作によって
基台11を回転ローラー4の前後方向(矢印A、B方
向)に移動させるように構成しており、例えばエアシリ
ンダー、リニアモータ、その他の直線駆動手段を用いて
いる。
材14に固定した第1の駆動手段で、その動作によって
基台11を回転ローラー4の前後方向(矢印A、B方
向)に移動させるように構成しており、例えばエアシリ
ンダー、リニアモータ、その他の直線駆動手段を用いて
いる。
【0026】15は基台11と中部材14の間に設けた
リニアモーションガイドで、基台11を回転ローラー4
の前後方向に移動させる方向にスライド自在に支えてお
り、その他の方向に対しては移動を規制している。
リニアモーションガイドで、基台11を回転ローラー4
の前後方向に移動させる方向にスライド自在に支えてお
り、その他の方向に対しては移動を規制している。
【0027】16は中部材14に一端を接続し他端をフ
レーム(図示せず)等の別の部材に固定した第2の駆動
手段で、その動作によって中部材14を介して基台11
を移動させるように構成しており、その移動方向は回転
軸2からずれた方向であって、その移動によりターンテ
ーブル1が回転する方向(矢印C、D方向、本実施の形
態においては矢印A、B方向に対して直角方向)に構成
している。
レーム(図示せず)等の別の部材に固定した第2の駆動
手段で、その動作によって中部材14を介して基台11
を移動させるように構成しており、その移動方向は回転
軸2からずれた方向であって、その移動によりターンテ
ーブル1が回転する方向(矢印C、D方向、本実施の形
態においては矢印A、B方向に対して直角方向)に構成
している。
【0028】第2の駆動手段16も第1の駆動手段13
と同様に例えばエアシリンダー、リニアモータ、その他
の直線駆動手段を用いている。
と同様に例えばエアシリンダー、リニアモータ、その他
の直線駆動手段を用いている。
【0029】17は中部材14とフレーム(図示せず)
等の別の部材の間に設けたリニアモーションブッシュ
で、中部材14を第1の駆動手段13の移動方向と異な
る方向(ターンテーブル1が回転する方向、すなわち矢
印C、D方向)にスライド自在に支えており、その他の
方向には移動を記載している。
等の別の部材の間に設けたリニアモーションブッシュ
で、中部材14を第1の駆動手段13の移動方向と異な
る方向(ターンテーブル1が回転する方向、すなわち矢
印C、D方向)にスライド自在に支えており、その他の
方向には移動を記載している。
【0030】次の上記構成によるターンテーブル1の割
り出しと回転の動作を説明する。
り出しと回転の動作を説明する。
【0031】先ず、第1の駆動手段13を動作させて基
台11を矢印A方向に移動させる。
台11を矢印A方向に移動させる。
【0032】この移動量は回転爪12に回転ローラー4
が嵌合する距離とする。
が嵌合する距離とする。
【0033】この時、基台11はリニアモーションガイ
ド15によって矢印A方向にスムーズに移動する。
ド15によって矢印A方向にスムーズに移動する。
【0034】基台11が移動すると、リンク機構9が動
作する。
作する。
【0035】ここで、リンク機構9の動作は図2,3で
説明する。
説明する。
【0036】すなわち、基台11が移動するとガイド溝
10も一緒に移動するため、ガイド溝10の内部に位置
した先端ローラー8も矢印A方向(図1と図2のA方向
は同方向)に同時に移動する、図2。
10も一緒に移動するため、ガイド溝10の内部に位置
した先端ローラー8も矢印A方向(図1と図2のA方向
は同方向)に同時に移動する、図2。
【0037】この先端ローラー8が移動すると、リンク
レバー7の先端ローラー8側が矢印A方向に動き、リン
クレバー7の他端7a側が矢印B方向に動く。
レバー7の先端ローラー8側が矢印A方向に動き、リン
クレバー7の他端7a側が矢印B方向に動く。
【0038】軸6を介して保持部5aも矢印B方向に移
動するため、位置決めノッチ5が位置決め溝3から離
れ、位置決め状態(嵌合状態)が解除される、図3。
動するため、位置決めノッチ5が位置決め溝3から離
れ、位置決め状態(嵌合状態)が解除される、図3。
【0039】次に図1において、第2の駆動手段16を
動作させて中部材14を矢印C方向に移動させる。
動作させて中部材14を矢印C方向に移動させる。
【0040】矢印C方向はリニアモーションガイド15
の規制方向になるので、中部材14の移動力がリニアモ
ーションガイド15を介して基台11に伝達され、基台
11は中部材14と一緒に矢印C方向に移動する。
の規制方向になるので、中部材14の移動力がリニアモ
ーションガイド15を介して基台11に伝達され、基台
11は中部材14と一緒に矢印C方向に移動する。
【0041】この時、回転ローラー4と回転動作用爪1
2には回転軸2を中心としたターンテーブル1の回転方
向(本実施の形態では途中までは矢印B方向と矢印C方
向の合成ベクトル方向、途中からは矢印A方向と矢印C
方向の合成ベクトル)の力が加わるが、矢印A、B方向
の力に対しては回転動作用爪12の溝長内で回転ローラ
ー4が矢印A、B方向に移動しながらターンテーブル1
の回転動作が行われる。 この回転動作の移動量は、次
の位置決め溝3が位置決めノッチ5に対応する位置まで
とする。
2には回転軸2を中心としたターンテーブル1の回転方
向(本実施の形態では途中までは矢印B方向と矢印C方
向の合成ベクトル方向、途中からは矢印A方向と矢印C
方向の合成ベクトル)の力が加わるが、矢印A、B方向
の力に対しては回転動作用爪12の溝長内で回転ローラ
ー4が矢印A、B方向に移動しながらターンテーブル1
の回転動作が行われる。 この回転動作の移動量は、次
の位置決め溝3が位置決めノッチ5に対応する位置まで
とする。
【0042】この後、第1の駆動手段13を動作させて
基台11を矢印B方向に移動させる。 この時、基台1
1はリニアモーションガイド15によって矢印B方向に
スムーズに移動する。
基台11を矢印B方向に移動させる。 この時、基台1
1はリニアモーションガイド15によって矢印B方向に
スムーズに移動する。
【0043】基台11が移動すると、リンク機構9が動
作する。
作する。
【0044】すなわち、基台11が移動するとガイド溝
10も一緒に移動するため、ガイド溝10の内部に位置
した先端ローラー8も矢印B方向に同時に移動する。
10も一緒に移動するため、ガイド溝10の内部に位置
した先端ローラー8も矢印B方向に同時に移動する。
【0045】図2において、この先端ローラー8が移動
すると、リンクレバー7の先端ローラー8側が矢印B方
向に動き、リンクレバー7の他端7a側が矢印A方向に
動く。 リンクレバーの他端7aを介して、位置決めノ
ッチの保持部5aも矢印A方向に移動するため、位置決
めノッチ5が位置決め溝3に嵌合する方向に移動し、位
置決め状態(嵌合状態)になる。
すると、リンクレバー7の先端ローラー8側が矢印B方
向に動き、リンクレバー7の他端7a側が矢印A方向に
動く。 リンクレバーの他端7aを介して、位置決めノ
ッチの保持部5aも矢印A方向に移動するため、位置決
めノッチ5が位置決め溝3に嵌合する方向に移動し、位
置決め状態(嵌合状態)になる。
【0046】次に図1において、第2の駆動手段16を
動作させて中部材14をD方向に移動させる。
動作させて中部材14をD方向に移動させる。
【0047】矢印D方向はリニアモーションガイド15
の規制方向になるので、中部材14の移動力がリニアモ
ーションガイド15を介して基台11に伝達され、基台
11は中部材14と一緒に矢印D方向に移動する。
の規制方向になるので、中部材14の移動力がリニアモ
ーションガイド15を介して基台11に伝達され、基台
11は中部材14と一緒に矢印D方向に移動する。
【0048】なお、この時は回転ローラー4と回転爪1
2の嵌合状態が解除されているのでターンテーブル1は
回転せず、基台11にも矢印D方向の力しか加わらない
のでリンク機構9は動作しない。
2の嵌合状態が解除されているのでターンテーブル1は
回転せず、基台11にも矢印D方向の力しか加わらない
のでリンク機構9は動作しない。
【0049】以上のように位置決め状態時には、位置決
め溝3に、保持台18によりC,D方向には保持された
位置決めノッチ5が確りと嵌合しているため、回転軸2
に力が加わってもターンテーブル1の回転を防止でき
る。
め溝3に、保持台18によりC,D方向には保持された
位置決めノッチ5が確りと嵌合しているため、回転軸2
に力が加わってもターンテーブル1の回転を防止でき
る。
【0050】軸6、リンクレバー7、先端ローラー8と
いう数少ない構成でリンク機構9を構成し、位置決めノ
ッチ5の駆動と回転爪12の駆動を連動して動作できる
ようにしたことにより、簡単な構成で位置決めと回転と
いう割り出し動作を行わせることができ、コストを安く
することができる。
いう数少ない構成でリンク機構9を構成し、位置決めノ
ッチ5の駆動と回転爪12の駆動を連動して動作できる
ようにしたことにより、簡単な構成で位置決めと回転と
いう割り出し動作を行わせることができ、コストを安く
することができる。
【0051】なお、本実施の形態においては、90度毎
に位置決めを行う場合を示したが、例えば60度毎に位
置決めを行う場合にはそれぞれ6個の位置決め溝3と回
転ローラー4を等間隔に配置すればよく、また、72度
毎に位置決めを行う場合にはそれぞれ5個の位置決め溝
3と回転ローラー4を等間隔に配置するという様に、位
置決めする角度に応じて位置決め溝3と回転ローラー4
を配置することができる。
に位置決めを行う場合を示したが、例えば60度毎に位
置決めを行う場合にはそれぞれ6個の位置決め溝3と回
転ローラー4を等間隔に配置すればよく、また、72度
毎に位置決めを行う場合にはそれぞれ5個の位置決め溝
3と回転ローラー4を等間隔に配置するという様に、位
置決めする角度に応じて位置決め溝3と回転ローラー4
を配置することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、位置決め溝と位置決めノッチ
からなる位置決めの機構と、回転ローラーと回転動作用
爪からなる回転駆動の機構を、リンク機構を介して連動
させることにより、簡単な構成で確りとした係止を行え
る割り出し装置を提供できる。
からなる位置決めの機構と、回転ローラーと回転動作用
爪からなる回転駆動の機構を、リンク機構を介して連動
させることにより、簡単な構成で確りとした係止を行え
る割り出し装置を提供できる。
【0053】また、位置決めの機構の位置決め溝をター
ンテーブルの側面に配置するとともに、回転駆動の機構
の回転ローラーをターンテーブルの上面または下面に配
置することにより、位置決めの機構と回転駆動の機構を
基台近傍に纏めて配置することができ、割り出し装置を
小型化できる。
ンテーブルの側面に配置するとともに、回転駆動の機構
の回転ローラーをターンテーブルの上面または下面に配
置することにより、位置決めの機構と回転駆動の機構を
基台近傍に纏めて配置することができ、割り出し装置を
小型化できる。
【0054】そして、位置決め溝をターンテーブルの外
周に配置することにより、加工精度からくる角度誤差を
最小にできる。
周に配置することにより、加工精度からくる角度誤差を
最小にできる。
【0055】さらに、上記リンク機構を用いることによ
って特別な回転形の駆動手段だけでなく、第1の駆動手
段と第2の駆動手段にエアーシリンダーを用いることが
でき、取り扱いと修理・調整が容易で、かつコストを安
くすることができる。
って特別な回転形の駆動手段だけでなく、第1の駆動手
段と第2の駆動手段にエアーシリンダーを用いることが
でき、取り扱いと修理・調整が容易で、かつコストを安
くすることができる。
【0056】なお、リンク機構としてガイド溝へ移動自
在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連動
する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支点
として回動されるリンクレバーを用いることにより構成
を簡単にでき、修理・調整が容易で、かつコストを安く
することができる。
在に嵌合された先端ローラーと、位置決めノッチと連動
する軸と、前記先端ローラーに連結され、かつ軸を支点
として回動されるリンクレバーを用いることにより構成
を簡単にでき、修理・調整が容易で、かつコストを安く
することができる。
【図1】本発明の一実施の形態例を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態例における要部の動作説
明図
明図
【図3】本発明の一実施の形態例における要部の動作説
明図
明図
【図4】従来の割り出し装置を示す側面図
1 ターンテーブル 3 位置決め溝 4 回転ローラー 5 位置決めノッチ 6 軸 7 リンクレバー 8 先端ローラー 9 リンク機構 10 ガイド溝 11 基台 12 回転動作用爪 13 第1の駆動手段 14 中部材 15 リニアモーションガイド 16 第2の駆動手段 17 リニアモーションブッシュ 18 保持台
Claims (3)
- 【請求項1】 位置決め溝を側面に設けたターンテーブ
ルと、前記ターンテーブルの上面または下面に設けた回
転ローラーと、前記回転ローラーと着脱自在に嵌合させ
る回転動作用爪と、前記回転動作用爪を保持する基台
と、前記基台を回転ローラー前後方向に移動させる第1
の駆動手段と、前記基台に設けられたガイド溝と、前記
位置決め溝と着脱自在に嵌合させる位置決めノッチと、
前記ガイド溝と位置決めノッチの間に設けられ、かつ前
記第1の駆動手段が回転ローラーへ回転動作用爪を嵌合
させる方向に動作したときに位置決めノッチを位置決め
溝から取り外すリンク機構と、前記ターンテーブルを回
転させる方向に基台を移動させる第2の駆動手段を有す
る割り出し装置。 - 【請求項2】 駆動手段としてエアーシリンダを用いた
請求項1記載の割り出し装置。 - 【請求項3】 ガイド溝へ移動自在に嵌合された先端ロ
ーラーと、位置決めノッチと連動する軸と、前記先端ロ
ーラーに連結され、かつ軸を支点として回動されるリン
クレバーからリンク機構を構成した請求項1または2記
載の割り出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112059A JP2000301429A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 割り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112059A JP2000301429A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 割り出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000301429A true JP2000301429A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14577022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11112059A Pending JP2000301429A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 割り出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000301429A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103600264A (zh) * | 2013-11-05 | 2014-02-26 | 杨小龙 | 多工位分度机构 |
CN106346312A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-01-25 | 昆山俊和瑞精密模具有限公司 | 分度装置 |
CN107695715A (zh) * | 2017-09-07 | 2018-02-16 | 广东星光传动股份有限公司 | 一种用于工件加工的固定工装 |
KR102390533B1 (ko) * | 2020-10-27 | 2022-04-26 | 동명대학교산학협력단 | 정수기용 피팅조립체 조립 장치 |
CN115837589A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-03-24 | 陕西中桥明智能科技有限公司 | 一种阀门加工夹持装置 |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11112059A patent/JP2000301429A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103600264A (zh) * | 2013-11-05 | 2014-02-26 | 杨小龙 | 多工位分度机构 |
CN106346312A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-01-25 | 昆山俊和瑞精密模具有限公司 | 分度装置 |
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KR102390533B1 (ko) * | 2020-10-27 | 2022-04-26 | 동명대학교산학협력단 | 정수기용 피팅조립체 조립 장치 |
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