JPH1069845A - 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 - Google Patents
回路遮断器の外部操作ハンドル装置Info
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- JPH1069845A JPH1069845A JP22847396A JP22847396A JPH1069845A JP H1069845 A JPH1069845 A JP H1069845A JP 22847396 A JP22847396 A JP 22847396A JP 22847396 A JP22847396 A JP 22847396A JP H1069845 A JPH1069845 A JP H1069845A
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/50—Manual reset mechanisms which may be also used for manual release
- H01H71/56—Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by rotatable knob or wheel
- H01H2071/565—Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by rotatable knob or wheel using a add on unit, e.g. a separate rotary actuator unit, mounted on lever actuated circuit breakers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】盤内に回路遮断器を設置した状態で、扉パネル
に取付けた操作ハンドルとドライブ部との間に残る偏心
的なずれを巧みに吸収してハンドル操作が支障なく行え
るようにする。 【解決手段】外部操作ハンドル装置２が、盤の扉パネル
３の前面に取付けた回転式操作ハンドル４と、該操作ハ
ンドルと切り離して盤内の回路遮断器１に結合したドラ
イブ部５と、盤の扉を閉じた状態で前記操作ハンドルと
ドライブ部のシャフトとの間を連結するピン噛み合い式
軸継手６とからなるものにおいて、その軸継手を、十字
状に交差し合う２本の継手ピン６ａ，６ｅの間をスライ
ド式連結部材６ｄを介して嵌め合い結合した自在軸継手
とし、一方の継手ピン６ａをドライブ部のシャフト５ａ
に結合し、他方の継手ピン６ｅを介して操作ハンドル側
に設けた溝付きラッチ部材６ｃとの間を扉パネルの開閉
に連動して断続可能に噛み合い結合させる。
に取付けた操作ハンドルとドライブ部との間に残る偏心
的なずれを巧みに吸収してハンドル操作が支障なく行え
るようにする。 【解決手段】外部操作ハンドル装置２が、盤の扉パネル
３の前面に取付けた回転式操作ハンドル４と、該操作ハ
ンドルと切り離して盤内の回路遮断器１に結合したドラ
イブ部５と、盤の扉を閉じた状態で前記操作ハンドルと
ドライブ部のシャフトとの間を連結するピン噛み合い式
軸継手６とからなるものにおいて、その軸継手を、十字
状に交差し合う２本の継手ピン６ａ，６ｅの間をスライ
ド式連結部材６ｄを介して嵌め合い結合した自在軸継手
とし、一方の継手ピン６ａをドライブ部のシャフト５ａ
に結合し、他方の継手ピン６ｅを介して操作ハンドル側
に設けた溝付きラッチ部材６ｃとの間を扉パネルの開閉
に連動して断続可能に噛み合い結合させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電盤，制御盤な
どの盤内に組み込んだ回路遮断器（配線用遮断器など）
を盤の扉に取付けたハンドルの操作で開閉する回路遮断
器の外部操作ハンドル装置に関する。
どの盤内に組み込んだ回路遮断器（配線用遮断器など）
を盤の扉に取付けたハンドルの操作で開閉する回路遮断
器の外部操作ハンドル装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭記した回路遮断器の外部操作ハンドル
装置として、図６(a),(b) に示すような構成のものが公
知である。図において、１は配電盤，制御盤などの盤内
に設置した回路遮断器、２は回路遮断器１の外部操作ハ
ンドル装置であり、該装置２は、盤の扉パネル（一端を
盤にヒンジ結合した開閉扉）３に取付けた回転式操作ハ
ンドル４と、該操作ハンドル４と切り離して回路遮断器
１の本体に取付けたドライブ部５と、扉パネル３を閉じ
た状態で前記ドライブ部５のシャフト５ａと操作ハンド
ル４との間を連結するピン噛み合い式の軸継手６との組
立体からなる。ここで、軸継手６はシャフト５ａの先端
部に貫通結合した継手ピン６ａと、操作ハンドル４の把
手４ａに連結して盤内側に突き出したＵ字形ラッチ部材
６ｂからなり、該ラッチ部材６ｂの先端部には継手ピン
６ａと係合し合う噛み合い溝６ｃが切欠き形成されてい
る。なお、図６の図面上では回路遮断器１が下に、操作
ハンドル４を取付けた扉パネル３が上に描かれている
が、実際の製品では前面に扉パネル３を備えた盤内に敷
設した縦向きの支持レールに回路遮断器１を取付け、そ
の前方に外部操作ハンドル装置２が設置されている。
装置として、図６(a),(b) に示すような構成のものが公
知である。図において、１は配電盤，制御盤などの盤内
に設置した回路遮断器、２は回路遮断器１の外部操作ハ
ンドル装置であり、該装置２は、盤の扉パネル（一端を
盤にヒンジ結合した開閉扉）３に取付けた回転式操作ハ
ンドル４と、該操作ハンドル４と切り離して回路遮断器
１の本体に取付けたドライブ部５と、扉パネル３を閉じ
た状態で前記ドライブ部５のシャフト５ａと操作ハンド
ル４との間を連結するピン噛み合い式の軸継手６との組
立体からなる。ここで、軸継手６はシャフト５ａの先端
部に貫通結合した継手ピン６ａと、操作ハンドル４の把
手４ａに連結して盤内側に突き出したＵ字形ラッチ部材
６ｂからなり、該ラッチ部材６ｂの先端部には継手ピン
６ａと係合し合う噛み合い溝６ｃが切欠き形成されてい
る。なお、図６の図面上では回路遮断器１が下に、操作
ハンドル４を取付けた扉パネル３が上に描かれている
が、実際の製品では前面に扉パネル３を備えた盤内に敷
設した縦向きの支持レールに回路遮断器１を取付け、そ
の前方に外部操作ハンドル装置２が設置されている。
【０００３】かかる構成で、扉パネル３が開放している
状態では、操作ハンドル４に結合したラッチ部材６ａが
シャフト５ａに結合した継手ピン６ａから離脱してい
る。この状態から扉パネル３を閉じると、図示のように
ラッチ部材６ｂが継手ピン６ａと噛み合って操作ハンド
ル４とドライブ部５との間が連結される。そして、この
位置で操作ハンドル４の把手４ａをＯＮ，ＯＦＦ位置に
回動操作すると、ドライブ部５を介して回路遮断器１の
ハンドル１ａを揺動してＯＮ，ＯＦＦ位置に駆動する。
なお、ドライブ部５は操作ハンドル４の把手４ａの回転
を直線運動に変換して回路遮断器１のハンドル１ａを駆
動するもので、その詳細な機構，動作原理は、例えば特
開平６−２０８８２４号公報に開示されている。
状態では、操作ハンドル４に結合したラッチ部材６ａが
シャフト５ａに結合した継手ピン６ａから離脱してい
る。この状態から扉パネル３を閉じると、図示のように
ラッチ部材６ｂが継手ピン６ａと噛み合って操作ハンド
ル４とドライブ部５との間が連結される。そして、この
位置で操作ハンドル４の把手４ａをＯＮ，ＯＦＦ位置に
回動操作すると、ドライブ部５を介して回路遮断器１の
ハンドル１ａを揺動してＯＮ，ＯＦＦ位置に駆動する。
なお、ドライブ部５は操作ハンドル４の把手４ａの回転
を直線運動に変換して回路遮断器１のハンドル１ａを駆
動するもので、その詳細な機構，動作原理は、例えば特
開平６−２０８８２４号公報に開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構成の操作ハンドル装置では、回路遮断器１を盤内に
設置するに際しては、遮断器本体に結合したドライブ部
５のシャフト５ａと扉パネル３に取付けた操作ハンドル
４とが同軸上に一致するように精度よく位置決めする必
要がある。
来構成の操作ハンドル装置では、回路遮断器１を盤内に
設置するに際しては、遮断器本体に結合したドライブ部
５のシャフト５ａと扉パネル３に取付けた操作ハンドル
４とが同軸上に一致するように精度よく位置決めする必
要がある。
【０００５】すなわち、前記した回路遮断器の位置決め
調整の不良から、図７(a) で表すように、継手ピン６ａ
と直角方向で操作ハンドル４の軸中心とドライブ部５の
シャフト５ａの軸中心とが偏心して両者間に相対的なず
れΔＬがあると、扉パネル３を閉じた際に操作ハンドル
４から盤内側に突き出したラッチ部材６ｂの噛み合い溝
６ｃが継手ピン６ａにうまく嵌め合わない。これを無理
して押し込むと、図７(b) のようにドライブ部５のシャ
フト５ａが側方に傾くなどしてドライブ部５に偏荷重が
加わり、このためにハンドル４の把手４ａを回す操作力
が極端に増大したり、最悪な場合にはドライブ部５の内
部機構が破損したりする。
調整の不良から、図７(a) で表すように、継手ピン６ａ
と直角方向で操作ハンドル４の軸中心とドライブ部５の
シャフト５ａの軸中心とが偏心して両者間に相対的なず
れΔＬがあると、扉パネル３を閉じた際に操作ハンドル
４から盤内側に突き出したラッチ部材６ｂの噛み合い溝
６ｃが継手ピン６ａにうまく嵌め合わない。これを無理
して押し込むと、図７(b) のようにドライブ部５のシャ
フト５ａが側方に傾くなどしてドライブ部５に偏荷重が
加わり、このためにハンドル４の把手４ａを回す操作力
が極端に増大したり、最悪な場合にはドライブ部５の内
部機構が破損したりする。
【０００６】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、回路遮断器の設
置状態で操作ハンドルとドライブ部との間に多少の相対
的なずれがあっても、このずれを巧みに吸収して支障な
くハンドル操作が行えるように改良した回路遮断器の外
部操作ハンドル装置を提供することにある。
であり、その目的は前記課題を解決し、回路遮断器の設
置状態で操作ハンドルとドライブ部との間に多少の相対
的なずれがあっても、このずれを巧みに吸収して支障な
くハンドル操作が行えるように改良した回路遮断器の外
部操作ハンドル装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、外部操作ハンドル装置が盤の扉パ
ネルの前面に取付けた回転式操作ハンドルと、該操作ハ
ンドルと切り離して盤内の回路遮断器に結合したドライ
ブ部と、盤の扉を閉じた状態で前記操作ハンドルとドラ
イブ部のシャフトとの間を連結するピン噛み合い式軸継
手とからなるものにおいて、前記のピン噛み合い式軸継
手を、十字状に交差し合う２本の継手ピンの間をスライ
ド式連結部材を介して相互連結する自在軸継手で構成
し、その一方の継手ピンをドライブ部のシャフトに結合
し、他方の継手ピンを介して操作ハンドルと連結部材と
の間を断続可能に噛み合い結合させるように構成するも
のとし、具体的には次記のような形態で構成することが
できる。
に、本発明によれば、外部操作ハンドル装置が盤の扉パ
ネルの前面に取付けた回転式操作ハンドルと、該操作ハ
ンドルと切り離して盤内の回路遮断器に結合したドライ
ブ部と、盤の扉を閉じた状態で前記操作ハンドルとドラ
イブ部のシャフトとの間を連結するピン噛み合い式軸継
手とからなるものにおいて、前記のピン噛み合い式軸継
手を、十字状に交差し合う２本の継手ピンの間をスライ
ド式連結部材を介して相互連結する自在軸継手で構成
し、その一方の継手ピンをドライブ部のシャフトに結合
し、他方の継手ピンを介して操作ハンドルと連結部材と
の間を断続可能に噛み合い結合させるように構成するも
のとし、具体的には次記のような形態で構成することが
できる。
【０００８】１）前記構成における自在軸継手のスライ
ド式連結部材が、各継手ピンと個々に嵌め合い結合した
互いに直交する二つのピン結合部を備え、操作ハンドル
に対向して連結部材のピン結合部に結合した継手ピンと
操作ハンドルの盤内側端部に設けた溝付きラッチ部材と
の間を断続可能に噛み合い結合させるようにする。 ２）自在軸継手のスライド式連結部材が、直交する二つ
のピン結合部を備えるとともに、操作ハンドルと対向す
る側のピン結合部には継手ピンとの噛み合い溝を切欠き
形成し、盤内側に突き出た操作ハンドルのシャフトに結
合した継手ピンと前記連結部材の溝付きピン結合部との
間を断続可能に噛み合い結合させるようにする。
ド式連結部材が、各継手ピンと個々に嵌め合い結合した
互いに直交する二つのピン結合部を備え、操作ハンドル
に対向して連結部材のピン結合部に結合した継手ピンと
操作ハンドルの盤内側端部に設けた溝付きラッチ部材と
の間を断続可能に噛み合い結合させるようにする。 ２）自在軸継手のスライド式連結部材が、直交する二つ
のピン結合部を備えるとともに、操作ハンドルと対向す
る側のピン結合部には継手ピンとの噛み合い溝を切欠き
形成し、盤内側に突き出た操作ハンドルのシャフトに結
合した継手ピンと前記連結部材の溝付きピン結合部との
間を断続可能に噛み合い結合させるようにする。
【０００９】３）そして、前項１）または２）におい
て、継手ピンと断続結合する相手側の部材に形成した嵌
め合い溝を切欠き溝となし、その溝開口端を継手ピンに
向けてテーパー状に拡大するものとする。 上記の構成によれば、盤への設置状態で扉パネルに取付
けた操作ハンドルと盤内の回路遮断器に結合したドライ
ブ部のシャフトとの間に多少の偏心的なずれがあって
も、盤の扉を閉じた際には嵌め合偏心を補償するように
スライド式連結部材が継手ピンに沿って従動する。これ
により、前記の偏心を巧みに吸収して支障なくハンドル
操作が行えるようになる。
て、継手ピンと断続結合する相手側の部材に形成した嵌
め合い溝を切欠き溝となし、その溝開口端を継手ピンに
向けてテーパー状に拡大するものとする。 上記の構成によれば、盤への設置状態で扉パネルに取付
けた操作ハンドルと盤内の回路遮断器に結合したドライ
ブ部のシャフトとの間に多少の偏心的なずれがあって
も、盤の扉を閉じた際には嵌め合偏心を補償するように
スライド式連結部材が継手ピンに沿って従動する。これ
により、前記の偏心を巧みに吸収して支障なくハンドル
操作が行えるようになる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、前記形態に対応した本発明
の実施例を図面に基づいて説明する。なお、各実施例に
おいて、図６に対応する同一部材には同じ符号が付して
ある。 〔実施例１〕図１ないし図４は本発明の請求項２，４に
対応する実施例を示すものであり、その全体構成を図１
(a),(b) に、主要部である自在軸継手の詳細構造を図２
に示す。
の実施例を図面に基づいて説明する。なお、各実施例に
おいて、図６に対応する同一部材には同じ符号が付して
ある。 〔実施例１〕図１ないし図４は本発明の請求項２，４に
対応する実施例を示すものであり、その全体構成を図１
(a),(b) に、主要部である自在軸継手の詳細構造を図２
に示す。
【００１１】すなわち、この実施例においては、扉パネ
ル３に取付けた操作ハンドル４と回路遮断器１に結合し
たドライブ部５のシャフト５ａとの間を連結するピン噛
み合い式軸継手６が、シャフト５ａの先端部を横向きに
貫通して結合した第１の継手ピン６ａと、操作ハンドル
４の把手４ａに連結して盤内側に突き出したＵ字形のラ
ッチ部材６ｂと、第１の継手ピン６ａに嵌め合い結合し
たスライド式連結部材６ｄと、前記ラッチ部材６ｂに対
向して連結部材６ｄに架け渡した第２の継手ピン６ｅと
の組立体で構成されている。
ル３に取付けた操作ハンドル４と回路遮断器１に結合し
たドライブ部５のシャフト５ａとの間を連結するピン噛
み合い式軸継手６が、シャフト５ａの先端部を横向きに
貫通して結合した第１の継手ピン６ａと、操作ハンドル
４の把手４ａに連結して盤内側に突き出したＵ字形のラ
ッチ部材６ｂと、第１の継手ピン６ａに嵌め合い結合し
たスライド式連結部材６ｄと、前記ラッチ部材６ｂに対
向して連結部材６ｄに架け渡した第２の継手ピン６ｅと
の組立体で構成されている。
【００１２】ここで、前記のラッチ部材６ｂに切欠き形
成した噛み合い溝６ｃは、その溝開口部が符号６ｃ-1で
表すように第２の継手ピン６ｅに向けてテーパー状に拡
大している。また、スライド式連結部材６ｄには、後面
側に向け起立して第１の継手ピン６ａと嵌め合い結合す
る二股状の第１のピン結合部６ｄ-1と、前記ピン結合部
６ｄ-1と直交する向きで前面側に起立して第２の継手ピ
ン６ｅと嵌め合い結合する二股状の第２のピン結合部６
ｄ-2が形成されている。なお、第１の継手ピン６ａはシ
ャフト５ａの貫通穴に圧入して固定され、この継手ピン
６ａに沿って連結部材６ｄがＸ方向にスライド可能であ
る。また、第２の継手ピン６ｅは連結部材６ｄの第２の
ピン結合部６ｄ-2に固定的に架け渡してその両端がＹ方
向に延在している。なお、Ｘ方向に並ぶ第１のピン結合
部６ｄ-1の間隔は、連結部材６が第１の継手ピン６ａに
沿ってＸ方向へ多少スライド移動できるように余裕を持
たせてあり、これと直交してＹ方向に並ぶ第２のピン結
合部６ｄ-2の相互間隔は、第２の継手ピン６ｅを介して
Ｕ字形のラッチ部材６ｂの内側に噛み合い連結した状態
でＹ方向へ多少スライド移動できるように狭く設定され
ている。
成した噛み合い溝６ｃは、その溝開口部が符号６ｃ-1で
表すように第２の継手ピン６ｅに向けてテーパー状に拡
大している。また、スライド式連結部材６ｄには、後面
側に向け起立して第１の継手ピン６ａと嵌め合い結合す
る二股状の第１のピン結合部６ｄ-1と、前記ピン結合部
６ｄ-1と直交する向きで前面側に起立して第２の継手ピ
ン６ｅと嵌め合い結合する二股状の第２のピン結合部６
ｄ-2が形成されている。なお、第１の継手ピン６ａはシ
ャフト５ａの貫通穴に圧入して固定され、この継手ピン
６ａに沿って連結部材６ｄがＸ方向にスライド可能であ
る。また、第２の継手ピン６ｅは連結部材６ｄの第２の
ピン結合部６ｄ-2に固定的に架け渡してその両端がＹ方
向に延在している。なお、Ｘ方向に並ぶ第１のピン結合
部６ｄ-1の間隔は、連結部材６が第１の継手ピン６ａに
沿ってＸ方向へ多少スライド移動できるように余裕を持
たせてあり、これと直交してＹ方向に並ぶ第２のピン結
合部６ｄ-2の相互間隔は、第２の継手ピン６ｅを介して
Ｕ字形のラッチ部材６ｂの内側に噛み合い連結した状態
でＹ方向へ多少スライド移動できるように狭く設定され
ている。
【００１３】次に、前記構成になる自在軸継手６の動作
を図３，図４について説明する。まず、図３(a),(b) で
示すように、盤内の回路遮断器１に結合したドライブ部
５のシャフト５ａと扉パネル３に取付けた操作ハンドル
４の軸中心の相互間にΔＬの偏心的なずれがある場合に
は、扉パネル３を閉じた際には図３(a) のように第２の
継手ピン６ｅにラッチ部材６ｂの噛み合い溝６ｃの溝開
口部が突き当たった後、その開口部のテーパー面にガイ
ドされて連結部材６ｄが第１の継手ピン６ａに沿ってＹ
方向にスライドし、図３(b) のようにラッチ部材６ｂの
噛み合い溝６ｃに第２の継手ピン６ｅが嵌まり込んで操
作ハンドル４とドライブ部５との間が連結された状態と
なる。これにより、前記偏心的なずれΔＬが自在軸継手
６で吸収されるので、偏荷重などが加わることなしにハ
ンドル４の操作によりドライブ部５を介して回路遮断器
１を円滑に開閉操作することができる。
を図３，図４について説明する。まず、図３(a),(b) で
示すように、盤内の回路遮断器１に結合したドライブ部
５のシャフト５ａと扉パネル３に取付けた操作ハンドル
４の軸中心の相互間にΔＬの偏心的なずれがある場合に
は、扉パネル３を閉じた際には図３(a) のように第２の
継手ピン６ｅにラッチ部材６ｂの噛み合い溝６ｃの溝開
口部が突き当たった後、その開口部のテーパー面にガイ
ドされて連結部材６ｄが第１の継手ピン６ａに沿ってＹ
方向にスライドし、図３(b) のようにラッチ部材６ｂの
噛み合い溝６ｃに第２の継手ピン６ｅが嵌まり込んで操
作ハンドル４とドライブ部５との間が連結された状態と
なる。これにより、前記偏心的なずれΔＬが自在軸継手
６で吸収されるので、偏荷重などが加わることなしにハ
ンドル４の操作によりドライブ部５を介して回路遮断器
１を円滑に開閉操作することができる。
【００１４】また、図４(a) 〜(e) は、操作ハンドル４
とドライブ部５のシャフト５ａとの間のずれに対応した
自在軸継手６の動作を模式的に表した図であり、(a) 図
は偏心無しの状態図、(b),(c) 図はドライブ部５のシャ
フト５ａを基準に操作ハンドル４がＸ，−Ｘ方向に偏心
している場合、(d),(e) 図はＹ，−Ｙ方向に偏心してい
る場合の動作状態を表している。なお、図中のＯは基準
となるドライブ部５のシャフト５ａの軸中心を表す。図
４から判るように、Ｘ，Ｙ方向を含むあらゆ方向の二次
元的な偏心に対して、そのずれを吸収するように自在軸
継手６が動作して操作ハンドル４とドライブ部５との間
を偏心無しと同じ状態に連結して円滑なハンドル操作を
確保することができる。
とドライブ部５のシャフト５ａとの間のずれに対応した
自在軸継手６の動作を模式的に表した図であり、(a) 図
は偏心無しの状態図、(b),(c) 図はドライブ部５のシャ
フト５ａを基準に操作ハンドル４がＸ，−Ｘ方向に偏心
している場合、(d),(e) 図はＹ，−Ｙ方向に偏心してい
る場合の動作状態を表している。なお、図中のＯは基準
となるドライブ部５のシャフト５ａの軸中心を表す。図
４から判るように、Ｘ，Ｙ方向を含むあらゆ方向の二次
元的な偏心に対して、そのずれを吸収するように自在軸
継手６が動作して操作ハンドル４とドライブ部５との間
を偏心無しと同じ状態に連結して円滑なハンドル操作を
確保することができる。
【００１５】〔実施例２〕図５は前記実施例１の応用例
として本発明の請求項３に対応する別な実施例を示すも
のである。この実施例においては、実施例１における第
２の継手ピン６ｅが、操作ハンドル４の把手４ａから盤
内側に突き出すシャフト４ｂを横向きに貫通して結合さ
れている。また、ドライブ部５のシャフト５ａに第１の
継手ピン６ａを介して連結したスライド式連結部材６ｄ
については、その前面側から二股状に起立するピン結合
部に第２の継手ピン６ｅに向けて開口する噛み合い溝が
切欠き形成されており、その噛み合い溝は実施例１にお
けるラッチ部材６ｂの噛み合い溝６ｃと同様に、その開
口端が相手側の継手ピンに向けてテーパー状に拡大して
いる。
として本発明の請求項３に対応する別な実施例を示すも
のである。この実施例においては、実施例１における第
２の継手ピン６ｅが、操作ハンドル４の把手４ａから盤
内側に突き出すシャフト４ｂを横向きに貫通して結合さ
れている。また、ドライブ部５のシャフト５ａに第１の
継手ピン６ａを介して連結したスライド式連結部材６ｄ
については、その前面側から二股状に起立するピン結合
部に第２の継手ピン６ｅに向けて開口する噛み合い溝が
切欠き形成されており、その噛み合い溝は実施例１にお
けるラッチ部材６ｂの噛み合い溝６ｃと同様に、その開
口端が相手側の継手ピンに向けてテーパー状に拡大して
いる。
【００１６】かかる構成になる自在軸継手６の偏心吸収
動作は実施例１と同様であり、回路遮断器１を盤内に設
置状態で、扉パネル３に取付けた操作ハンドル４の軸中
心と回路遮断器１に結合したドライブ部５のシャフト５
ａの軸中心との間に相対的なずれが存在していても、こ
の偏心のずれ分を自在軸継手で吸収して支障なくハンド
ル操作を行うことができる。
動作は実施例１と同様であり、回路遮断器１を盤内に設
置状態で、扉パネル３に取付けた操作ハンドル４の軸中
心と回路遮断器１に結合したドライブ部５のシャフト５
ａの軸中心との間に相対的なずれが存在していても、こ
の偏心のずれ分を自在軸継手で吸収して支障なくハンド
ル操作を行うことができる。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、盤内に設置した回路遮断器に結合されているドライ
ブ部のシャフトと盤の扉パネルに取付けた操作ハンドル
の間に多少の偏心的なずれがあっても、扉パネルを閉じ
る際にこのずれ分を自在軸継手が吸収して回路遮断器を
スムーズなハンドル操作で開閉位置に駆動することがで
きて動作面での信頼性向上化が図れる。また、これによ
り回路遮断器を盤内に組み込むに際して厳密な位置決め
調整の省略が可能となり、それだけ配電盤，制御盤への
回路遮断器の組み込みが楽に行える。
ば、盤内に設置した回路遮断器に結合されているドライ
ブ部のシャフトと盤の扉パネルに取付けた操作ハンドル
の間に多少の偏心的なずれがあっても、扉パネルを閉じ
る際にこのずれ分を自在軸継手が吸収して回路遮断器を
スムーズなハンドル操作で開閉位置に駆動することがで
きて動作面での信頼性向上化が図れる。また、これによ
り回路遮断器を盤内に組み込むに際して厳密な位置決め
調整の省略が可能となり、それだけ配電盤，制御盤への
回路遮断器の組み込みが楽に行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例に対応する外部操作ハン
ドル装置の構成図であり、(a)はハンドル装置の連結状
態を表した上面図、(b) は(a) の側面図
ドル装置の構成図であり、(a)はハンドル装置の連結状
態を表した上面図、(b) は(a) の側面図
【図２】図１における自在軸継手の詳細構造を示す分解
斜視図
斜視図
【図３】図１の構成による自在軸継手の偏心ずれ吸収動
作の説明図であり、(a) は扉パネルを閉じる際の状態
図、(b) は扉パネルを閉じた自在軸継手の連結状態図
作の説明図であり、(a) は扉パネルを閉じる際の状態
図、(b) は扉パネルを閉じた自在軸継手の連結状態図
【図４】図１の構成による自在軸継手の動作を模式的に
表した説明図であり、(a) は偏心無しの状態図、(b),
(c) はＸ，−Ｘ方向の偏心を吸収動作した状態図、(d),
(e) はＹ，−Ｙ方向の偏心を吸収動作した状態図
表した説明図であり、(a) は偏心無しの状態図、(b),
(c) はＸ，−Ｘ方向の偏心を吸収動作した状態図、(d),
(e) はＹ，−Ｙ方向の偏心を吸収動作した状態図
【図５】本発明の第２の実施例に対応する外部操作ハン
ドル装置の構成図であり、(a)はハンドル装置の連結状
態を表す上面図、(b) は(a) の側面図
ドル装置の構成図であり、(a)はハンドル装置の連結状
態を表す上面図、(b) は(a) の側面図
【図６】従来における回路遮断器の外部操作ハンドル装
置の構成図であり、(a) はハンドル装置の連結状態を表
す上面図、(b) は(a) の側面図
置の構成図であり、(a) はハンドル装置の連結状態を表
す上面図、(b) は(a) の側面図
【図７】図６の構成による偏心トラブルの発生状況を表
す説明図であり、(a) は扉パネルを閉閉じる際の状態
図、(b) は扉パネルを無理に押し込んで閉じた場合の自
在軸継手の連結状態図
す説明図であり、(a) は扉パネルを閉閉じる際の状態
図、(b) は扉パネルを無理に押し込んで閉じた場合の自
在軸継手の連結状態図
１ 回路遮断器 ２ 外部操作ハンドル装置 ３ 扉パネル ４ 操作ハンドル ４ａ 把手 ４ｂ シャフト ５ ドライブ部 ５ａ シャフト ６ 軸継手 ６ａ 第１の継手ピン ６ｂ ラッチ部材 ６ｃ 噛み合い溝 ６ｄ スライド式連結部材 ６ｄ-1 第１のピン結合部 ６ｄ-2 第２のピン結合部 ６ｅ 第２の継手ピン
Claims (4)
- 【請求項１】盤内に設置した回路遮断器を、盤の扉に取
付けたハンドルの操作で開閉する回路遮断器の外部操作
ハンドル装置であり、該ハンドル装置が盤の扉パネルの
前面に取付けた回転式操作ハンドルと、該操作ハンドル
と切り離して盤内の回路遮断器に結合したドライブ部
と、盤の扉を閉じた状態で前記操作ハンドルとドライブ
部のシャフトとの間を連結するピン噛み合い式軸継手と
からなるものにおいて、ピン噛み合い式軸継手を、十字
状に交差し合う２本の継手ピンの間をスライド式連結部
材を介して相互連結する自在軸継手で構成し、その一方
の継手ピンをドライブ部のシャフトに結合し、他方の継
手ピンを介して操作ハンドルと連結部材との間を断続可
能に噛み合い結合させたことを特徴とする回路遮断器の
外部操作ハンドル装置。 - 【請求項２】請求項１記載の外部操作ハンドル装置にお
いて、スライド式連結部材が各継手ピンと個々に嵌め合
い結合した互いに直交する二つのピン結合部を備え、操
作ハンドルに対向して連結部材のピン結合部に結合した
継手ピンと操作ハンドルの盤内側端部に設けた溝付きラ
ッチ部材との間を断続可能に噛み合い結合させたことを
特徴とする回路遮断器の外部操作ハンドル装置。 - 【請求項３】請求項１記載の外部操作ハンドル装置にお
いて、連結部材が直交する二つのピン結合部を備えると
ともに、操作ハンドルと対向する側のピン結合部には継
手ピンとの噛み合い溝を切欠き形成し、盤内側に突き出
た操作ハンドルのシャフトに結合した継手ピンと前記連
結部材の溝付きピン結合部との間を断続可能に噛み合い
結合させたことを特徴とする回路遮断器の外部操作ハン
ドル装置。 - 【請求項４】請求項２または３記載の外部操作ハンドル
装置において、継手ピンと断続結合する相手側の部材に
形成した噛み合い溝を切欠き溝となし、その溝開口端を
継手ピンに向けてテーパー状に拡大したことを特徴とす
る回路遮断器の外部操作ハンドル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22847396A JPH1069845A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22847396A JPH1069845A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1069845A true JPH1069845A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16877037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22847396A Withdrawn JPH1069845A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1069845A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101031946B1 (ko) | 2009-10-28 | 2011-04-29 | 엘에스산전 주식회사 | 회로차단기의 외부핸들 장치 |
| JP2014229610A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 遮断器のカップリング装置 |
| JP2015096028A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | エルエス産電株式会社Ｌｓｉｓ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | 配電盤 |
| WO2017072189A1 (en) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | Eaton Industries Manufacturing Gmbh | Operating mechanism for a toggle switch handle, particularly of a circuit breaker |
| WO2020074121A1 (en) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | Eaton Intelligent Power Limited | Rotary motion switching apparatus usable with circuit interrupter |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22847396A patent/JPH1069845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101031946B1 (ko) | 2009-10-28 | 2011-04-29 | 엘에스산전 주식회사 | 회로차단기의 외부핸들 장치 |
| JP2014229610A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 遮断器のカップリング装置 |
| US9484167B2 (en) | 2013-05-21 | 2016-11-01 | Lsis Co., Ltd. | Coupling device for circuit breaker |
| JP2015096028A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | エルエス産電株式会社Ｌｓｉｓ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | 配電盤 |
| US9548171B2 (en) | 2013-11-11 | 2017-01-17 | Lsis Co., Ltd. | Switchboard |
| WO2017072189A1 (en) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | Eaton Industries Manufacturing Gmbh | Operating mechanism for a toggle switch handle, particularly of a circuit breaker |
| US10217579B2 (en) | 2015-10-29 | 2019-02-26 | Eaton Intelligent Power Limited | Operating mechanism for a toggle switch handle |
| WO2020074121A1 (en) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | Eaton Intelligent Power Limited | Rotary motion switching apparatus usable with circuit interrupter |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041213 |