JP3328472B2 - アングル操作部のロック装置 - Google Patents

アングル操作部のロック装置

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JP3328472B2
JP3328472B2 JP21414995A JP21414995A JP3328472B2 JP 3328472 B2 JP3328472 B2 JP 3328472B2 JP 21414995 A JP21414995 A JP 21414995A JP 21414995 A JP21414995 A JP 21414995A JP 3328472 B2 JP3328472 B2 JP 3328472B2
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Inventor
修二 小見
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアングル操作部のロ
ック装置、内視鏡先端部を任意の方向に曲げ操作するた
めの操作部に設けられるロック装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡では、先端部側を屈曲可能に形成
すると共に、先端部から操作部まで駆動用ワイヤを配置
し、この駆動用ワイヤを引っ張り操作することにより、
先端部を例えば上下、左右の4方向(或いは2方向)に
曲げることができるように構成される。このため、操作
部には上記駆動用ワイヤを引っ張り操作し、先端部の曲
げ角度を設定するアングル操作部が設けられる。
【0003】図3には、従来のアングル操作部の構成
(一部を省略した状態)が示されている。図において、
支持軸1に上下アングルツマミ2及び左右アングルツマ
ミ3が回動自在に設けられており、この上下アングルツ
マミ2に、連結筒4を介して巻取り車5が一体に接続さ
れ、上記左右アングルツマミ3には、連結筒6を介して
巻取り車7が一体に接続される。上記巻取り車5には、
上下駆動用ワイヤ(省略)、上記巻取り車7には左右駆
動用ワイヤが巻き取られている。従って、上記各アング
ルツマミ2,3を回転させて、駆動用ワイヤを巻き取る
ことにより、内視鏡先端部を上下又は左右に曲げ操作す
ることができる。
【0004】そして、上記の上下アングルツマミ2の下
側に、上下ロックレバー8が設けられ、このロックレバ
ー8はその軸受け部8Aが固定軸9に螺合(ネジ)接続
され、この上下ロックレバー8の上部には、ドーナツ状
の摺動板10が配置される。この摺動板10の軸孔は、
固定軸9の角形外周と一致する角形孔とされ、回転が規
制された状態で上下に摺動可能となっている。一方、上
記上下アングルツマミ2には、一体となるように上下操
作部材側当接部11が設けられ、この上下操作部材側当
接部11と上記摺動板10との間に、ドーナツ状の摩擦
板12が配置される。
【0005】上記の摩擦板12によれば、上下ロックレ
バー8はロックする回動方向に操作されたとき、上側へ
移動して摺動板10を摩擦板12に圧接させることにな
る。このとき、この摩擦板12は下側の摺動板10と上
側の上下操作部材側当接部11との間に挟まれ、その摩
擦力によって上下アングルツマミ2をロックする。この
ような摩擦板12は、エンジニアリングプラスチック等
から製作され、上下の両面に生じる所定の摩擦力により
上下アングルツマミ2をロックするが、その摩擦による
係止力はそれ程強いものではなく、逆に内視鏡先端部に
反発力が与えられたときには、ロック位置の後退が可能
となっている。
【0006】また、上記左右アングルツマミ3側も同様
に、左右ロックレバー14が固定筒15に螺合接続さ
れ、上下に摺動する摺動板16と左右操作部材側当接部
17との間に、ドーナツ状の摩擦板18が配置される。
従って、この場合も、上記左右ロックレバー14の操作
時には、上記摩擦板18の上下面の摩擦力に基づいて、
左右アングルツマミ3は任意の位置でロックされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
アングル操作部のロック装置の構成では、上述のよう
に、上下アングル操作側の摩擦板12の場合、この摩擦
板12が摺動板10と上下操作部材側当接部11との間
の2箇所の摩擦を利用しているが、これらの各接触面の
面精度によって摩擦力が異なり、ロック時の係止状態が
一定でないという不都合があった。即ち、摩擦板12の
上下2箇所の面接触においていずれか弱い方の摩擦で係
止力が決定され、ロック機構の作動にムラが発生するこ
とになる。
【0008】また、上記の作動ムラを完全になくすため
には、摩擦板12と摺動板10の各接触面での面精度
と、摩擦板12と上下操作部材側当接部11の各接触面
での面精度を均一にしなければならず、このためコスト
高になるという問題がある。
【0009】上記の問題は、左右アングル操作側の摩擦
板18と、摺動板16及び左右操作部材側当接部17と
の関係においても同様に生じるものである。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、係止力を与える摩擦部を1箇所に
限定し、ロック機構の作動ムラを低減すると共に、低コ
スト化を図ることができるアングル操作部のロック装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、先端部の曲げ角度を操作するために回動
する回動操作部材と、この回動操作部材の操作位置をロ
ックするために配置されたロック部材と、このロック部
材の操作時に摩擦作用により上記回動操作部材を係止状
態にする摩擦板と、を備えたアングル操作部において、
上記回動操作部材側の当接部又は上記ロック部材側の当
接部のいずれか一方に対し、上記摩擦板を凹凸の嵌合に
より固定してその回転を規制する回転規制機構を設け、
この摩擦板の一面と上記回動操作部材側又はロック部材
側の一方の当接部との間での上記摩擦作用のみを利用す
ることを特徴とする。
【0012】作用 上記の構成によれば、例えば凹凸の嵌合形式により、摩
擦板が操作部材側当接部(或いはロック部材側当接部)
に固定されると、摩擦板はロック部材側当接部(或いは
操作部材側当接部)との間の摩擦のみで、係止力が発揮
されることになる。従って、ロック機構の作動ムラの発
生も低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の実施
形態に係るアングル操作部のロック装置の構成が示さ
れ、図1は摩擦板及びその上下の当接部の構成を示す
図、図2はアングル操作部の全体を示す図である。ま
ず、図2において、図3で示したように、支持軸1に上
下アングルツマミ2及び左右アングルツマミ3が回動自
在に設けられ、この上下アングルツマミ2に、連結筒4
を介して巻取り車5が一体に接続され、上記左右アング
ルツマミ3に、連結筒6を介して巻取り車7が一体に接
続される。上記巻取り車5には、上下駆動用ワイヤ、上
記巻取り車7には左右駆動用ワイヤが巻き取られてい
る。従って、上記上下アングルツマミ2を回転させ、巻
取り車5により駆動ワイヤを巻き取ることにより、内視
鏡先端部を上下方向に曲げることができ、上記左右アン
グルツマミ3を回転させ、巻取り車7により駆動ワイヤ
を巻き取ることにより、内視鏡先端部を左右方向に曲げ
ることができる。
【0014】また、上記の上下アングルツマミ2の下側
に、上下ロックレバー8が設けられ、このロックレバー
8は軸受け部8Aが固定軸9に螺合(ネジ)接続され、
所定角度(40度〜60度程度)だけ回動するように構
成される。この上下ロックレバー8の上部には、ドーナ
ツ状の摺動板10が配置される。この摺動板10の軸孔
は、図1に示されるように、四角形の軸孔20とされ、
この軸孔20が嵌合する上記固定軸9(ネジ部の上側)
の外周も四角形とされており、この摺動板10は回転が
規制された状態で上下に摺動可能となる。従って、上下
ロックレバー8がロック方向へ回転されると、軸受け部
8Aが螺合回転により上側へ移動し、摺動板10を上側
へスライドさせることになる。
【0015】一方、上記の上下アングルツマミ2には、
一体となるように上下操作部材側当接部21が設けら
れ、この上下操作部材側当接部21と上記摺動板10と
の間に、エンジニアリングプラスチック等からなるドー
ナツ状の摩擦板22が配置される。そして、図1に示さ
れるように、摩擦板22の両端に、段差状に切込み23
が設けられ、上下操作部材側当接部21の下側には、上
記切込み23に嵌合する凸部24が両端に形成される。
従って、上記切込み23と凸部24とを嵌合させること
により、摩擦板22は上下操作部材側当接部21に対し
回転規制され、この摩擦板22は下側の摺動板10との
間でのみ摩擦作用をすることになる。
【0016】このような上下アングル操作側の構成によ
れば、上下アングルツマミ2を操作した後、上下ロック
レバー8をロック方向へ回動させると、軸受け部8Aは
摺動板10を上側へ移動させることになり、この摺動板
10を摩擦板22へ圧接させる。このとき、上下アング
ルツマミ2と一体となる上下操作部材側当接部21は、
操作方向とは反対の復帰方向へ動こうとするが、摩擦板
22の下面と上記摺動板10の上面との摩擦力のみによ
り、上下操作部材側当接部21は操作された位置で係止
される。
【0017】次に、左右アングル操作側の構造について
説明する。この左右アングルツマミ3側では、図3の場
合と同様に、左右ロックレバー14が固定筒15に螺合
接続され、この固定筒15の下側外周は四角形とされ
る。この四角形の固定筒15に嵌合するように、四角形
の軸孔26を有する摺動板27が設けられる。一方、左
右アングルツマミ3側には左右操作部材側当接部17が
設けられ、この左右操作部材側当接部17と上記摺動板
27との間に、ドーナツ状の摩擦板28が配置される。
【0018】そして、上記摩擦板28に、図1で示した
ものと同様の切込み29が設けられ、上記摺動板27に
は、上記切込み29に嵌合する凸部30が形成される。
従って、この場合は摩擦板28の摺動板27に対する回
転が規制されることになる。
【0019】従って、この場合は摩擦板28が摺動板2
7に固定されるので、左右ロックレバー14の操作時に
は、摩擦板28の下面と左右操作部材側当接部17の上
面との摩擦力のみに基づいて、左右アングルツマミ3が
任意の位置でロックされる。
【0020】上記実施形態の説明では、切込み23,2
9と凸部24,30の組合せにより、摩擦板22,28
の回転を規制するようにしたが、この回転規制手段とし
て、嵌合孔とピンの組合せ等の他の構成を適用すること
ができる。また、接着剤により摩擦板22,28を操作
部材側当接部11,17,21か、ロック部材側当接部
(摺動板)10,16,27のいずれかに接着してもよ
いことになる。しかし、この接着剤による回転規制で
は、摩擦板22,28の高さ位置が接着剤の量によって
変化することが生じ、高い面精度の維持が困難となる場
合があるので、当該例では機構的な構成により回転規制
している
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作部材側当接部又は上記ロック部材側当接部のいずれ
か一方に対し、上記摩擦板を凹凸の嵌合により固定して
その回転を規制する回転規制機構を設けたので、上記摩
擦板は操作部材側当接部か、ロック部材側当接部のいず
れかに固定され、1箇所の接触部の摩擦のみで、係止力
が発揮されることになる。従って、ロック機構の作動ム
ラが低減され、また所定の面精度を維持する摩擦面が従
来の半分となるので、低コスト化を図ることができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るアングル操作部のロッ
ク装置における摩擦板及びその上下部材を示す分解斜視
図である。
【図2】実施形態における内視鏡のアングル操作部の構
成を示す断面図である。
【図3】従来における内視鏡のアングル操作部の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 … 上下アングルツマミ、 3 … 左右アングルツマミ、 8 … 上下ロックレバー、 14 … 左右ロックレバー、 10,16,27 … 摺動板(ロック部材側当接
部)、 11,21 … 上下操作部材側当接部、 12,18,22,28 … 摩擦板、 17 … 左右操作部材側当接部、 23,29 … 切込み、 24,30 … 凸部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の曲げ角度を操作するために回動
    する回動操作部材と、 この回動操作部材の操作位置をロックするために配置さ
    れたロック部材と、 このロック部材の操作時に摩擦作用により上記回動操作
    部材を係止状態にする摩擦板と、を備えたアングル操作
    部において、 上記回動操作部材側の当接部又は上記ロック部材側の当
    接部のいずれか一方に対し、上記摩擦板を凹凸の嵌合に
    より固定してその回転を規制する回転規制機構を設け、
    この摩擦板の一面と上記回動操作部材側又はロック部材
    側の一方の当接部との間での上記摩擦作用のみを利用す
    ることを特徴とするアングル操作部のロック装置。
JP21414995A 1995-07-31 1995-07-31 アングル操作部のロック装置 Expired - Lifetime JP3328472B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012070321A1 (ja) 2010-11-25 2012-05-31 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡の湾曲操作装置、内視鏡
JP6169021B2 (ja) * 2014-02-28 2017-07-26 オリンパス株式会社 内視鏡の湾曲操作装置、該湾曲操作装置を具備する内視鏡

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