JP3549288B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は複数の室内機と室外機が同一の通信線上に接続されている空気調和機に関し、詳しくは室内機のアドレス変更に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の室内機と室外機が通信により運転制御する空気調和機が提案されている(例えば、特開平2−85634号公報)。以下、この種の従来の空気調和装置について説明する。
【0003】
従来のこの種の空気調和機は、通信上における自己の号機を示す自己アドレスをアドレスを設定するスイッチにより設定し、送信先相手の号機を示す相手アドレスとにより、室内機と室外機が互いに通信している。
【0004】
各機器は通信データの相手アドレス番号と自己のアドレスとを比較することにより、自己に関するものであるか否かを判断し、自己に関する場合は、その制御データに従って運転している。
【0005】
この際、室外機は送信している室内機の自己アドレスを記憶し、その接続台数に合った空気調和機の冷媒制御を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の空気調和機において、室内機のアドレスがアドレス設定用スイッチの不良などにより不意に変化し、その変化したアドレスにて室内機が通信した場合、室外機は接続されている室内機が新たに増えたものと判断し、室内機の全接続台数が増えることにより、冷媒制御が本来の制御から外れ、正しく出来なくなる問題点があった。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、室内機のアドレスが変わった場合、室内機のアドレスを、変わる前のアドレスに設定することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の空気調和機は、自己のアドレスを設定するためのアドレス設定スイッチと、メモリーと、前記アドレス設定スイッチにより設定されたアドレスを前記メモリーに書き込みまた前記メモリーに書き込まれたアドレスを読み出すアドレス書込読出手段と、室外機と通信データの送受を行う室内機通信手段と、前記アドレス書込読出手段と前記室内機通信手段を制御する室内機制御手段とを備えた複数の室内機と、接続確認のとれた前記室内機のアドレスを記憶する記憶手段と、前記室内機と通信データの送受を行う室外機通信手段と、前記記憶手段と室外機通信手段を制御する室外機制御手段とを備えた室外機とからなり、前記室内機制御手段は、前記メモリーにアドレスが書き込まれているときに前記アドレス設定スイッチにより自己のアドレスが変更されると、変更前のアドレスを送信元アドレスとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを前記室内機通信手段により室外機に送信した後に、前記アドレス書込読出手段により前記メモリーのアドレスを変更後アドレスに書き換え、前記室内機通信手段により前記室外機から前記変更後アドレスを変更前のアドレスに戻させるアドレス復帰データを受信したとき、前記アドレス書込読出手段により前記メモリーの変更後アドレスを変更前のアドレスに書き換え、前記室外機制御手段は、前記室外機通信手段により前記室内機から前記アドレス変更データを受信したとき、前記アドレス変更データの送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されたアドレスの1つに一致していれば、前記アドレス変更データの前記変更後アドレスを送信先アドレスとして前記アドレス復帰データを前記室外機通信手段により前記室内機に送信するのである。
【0009】
【作用】
本発明の空気調和機では、メモリーにアドレスが書き込まれているときにアドレス設定スイッチにより自己のアドレスが変更されると、室内機制御手段は、変更前のアドレスを送信元アドレスとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを室内機通信手段により室外機に送信した後に、アドレス書込読出手段によりメモリーのアドレスを変更後アドレスに書き換える。
【0010】
次に、室外機通信手段により室内機から前記アドレス変更データを受信したとき室外機制御手段は、アドレス変更データの送信元アドレスが記憶手段に記憶されたアドレスの1つに一致していれば、アドレス変更データの変更後アドレスを送信先アドレスとして変更後アドレスを変更前のアドレスに戻させるアドレス復帰データを室外機通信手段により室内機に送信する。
【0011】
次に、室内機通信手段により室外機からアドレス復帰データを受信したとき室内機制御手段は、アドレス書込読出手段によりメモリーの変更後アドレスを変更前のアドレスに書き換えるのである。
【0012】
以上の動作により、室内機のアドレスが変わった場合、室内機のアドレスを、変わる前のアドレスに戻すことができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例の空気調和機について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例の空気調和機のブロック図、図2(a)は同実施例の空気調和機におけるアドレス設定スイッチによりアドレスを設定またはアドレスが変更されたときの室内機の制御を示すフローチャート、図2(b)は同実施例の空気調和機における室外機から通信データを受信したときの室内機の制御を示すフローチャート、図3は同実施例の空気調和機における室外機の制御を示すフローチャート、図4は同実施例の空気調和機の室外機と室内機との間の通信データの構成を示すデータ構成図である。
【0014】
図1において、1a,1bは室内機であり、それぞれ自己のアドレスを設定するためのアドレス設定スイッチ2a,2bと、メモリー3a,3bと、アドレス設定スイッチ2a,2bにより設定されたアドレスをメモリー3a,3bに書き込み、またメモリー3a,3bに書き込まれたアドレスを読み出すアドレス書込読出手段4a,4bと、室外機5と通信データの送受を行う室内機通信手段6a,6bと、アドレス書込読出手段4a,4bと室内機通信手段6a,6bを制御する室内機制御手段7a,7bとを備えている。
【0015】
室外機5は、接続確認のとれた室内機1a,1bのアドレスを記憶する記憶手段8と、室内機1a,1bと通信データの送受を行う室外機通信手段9と、記憶手段8と室外機通信手段9を制御する室外機制御手段10と、電源が投入されたとき室内機1a,1bへ送信開始データを送信する制御を行う送信開始制御手段11とを備えている。
【0016】
また、12は伝送線であり、室内機1a,1bと室外機5とは伝送線12を介して通信データの送受を行う。
【0017】
13は室内機制御手段7a,7b内に設けられるアドレス変更制御手段であり、アドレス書込読出手段4a,4bの状態を常に監視し、メモリー3a,3bにアドレスが書き込まれているときにアドレス設定スイッチ2a,2bにより、自己のアドレスが変更されたとき、変更前のアドレスを送信元アドレスSAとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを室内機通信手段6a,6bにより室外機5に送信した後に、アドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3a,3bのアドレスを変更後アドレスに書き換える制御を行う。
【0018】
14は室内機制御手段7a,7b内に設けられる送信先アドレス抽出手段であり、受信した通信データから送信先アドレスDAを抽出する。
【0019】
15は室内機制御手段7a,7b内に設けられるアドレス比較手段であり、送信先アドレス抽出手段14により抽出したアドレスとアドレス書込読出手段4a,4bにより読み出したメモリー3a,3b内のアドレスとを比較する。
【0020】
16は室内機制御手段7a,7b内に設けられる通信データ解読手段であり、アドレス比較手段15によりアドレスの一致が確認されたとき、受信した通信データのデータ部DATAを解読する。
【0021】
17は室内機制御手段7a,7b内に設けられる接続確認制御手段であり、通信データ解読手段16により、受信した通信データが送信開始データと分かったとき、室外機5へ接続確認データを送信する制御を行う。
【0022】
18は室内機制御手段7a,7b内に設けられる室内機冷媒システム制御手段であり、通信データ解読手段16により、受信した通信データが冷媒システム制御に関するものであると分かったとき、室内機1a,1bの冷媒システムの制御を行う。
【0023】
19は室内機制御手段7a,7b内に設けられるアドレス復帰制御手段であり、通信データ解読手段16により、受信した通信データがアドレス復帰データであると分かったとき、アドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3a,3bのアドレスをアドレス復帰データのアドレスに書き換える制御を行う。
【0024】
20は室外機制御手段10内に設けられ室外機5のアドレスを記憶する室外機アドレスメモリーである。
【0025】
21は室外機制御手段10内に設けられ、受信した通信データから送信先アドレスDAを抽出する送信先アドレス抽出手段である。
【0026】
22は室外機制御手段10内に設けられ、送信先アドレス抽出手段21により抽出したアドレスと室外機アドレスメモリー20内のアドレスとを比較する送信先アドレス比較手段である。
【0027】
23は室外機制御手段10内に設けられ、送信先アドレス比較手段22によりアドレスの一致が確認されたとき、受信した通信データのデータ部DATAを解読する通信データ解読手段である。
【0028】
24は室外機制御手段10内に設けられ、送信先アドレス比較手段22によりアドレスの一致が確認されたとき、受信した通信データの送信元アドレスSAを抽出する送信元アドレス抽出手段である。
【0029】
25は室外機制御手段10内に設けられる室内機アドレス書込み手段であり、通信データ解読手段23により、受信した通信データが接続確認データであると分かったとき、送信元アドレス抽出手段24により抽出した送信元アドレスSAを記憶手段8に書き込む制御を行う。
【0030】
26は室外機制御手段10内に設けられ、送信元アドレス抽出手段24により抽出したアドレスと、記憶手段8に記憶している複数の室内機のアドレスとを比較する送信元アドレス比較手段である。
【0031】
27は室外機制御手段10内に設けられる室外機冷媒システム制御手段であり、通信データ解読手段23により、受信した通信データが冷媒システム制御に関するものであると分かったとき、室外機の冷媒システムの制御を行う。
【0032】
28は室外機制御手段10内に設けられるアドレス復帰制御手段であり、通信データ解読手段23により、受信した通信データがアドレス変更データであると分かったとき、アドレス変更データのデータ部DATA内の変更後アドレスを送信先アドレスとして変更後アドレスを送信元アドレス抽出手段24により抽出したアドレスに戻させるアドレス復帰データを室外機通信手段9により室内機1a,1bに送信する制御を行う。
【0033】
以上のように構成された本実施例の空気調和機について以下その動作を、図1から図3を参照しながら説明する。
【0034】
まず、室内機1a,1bにおいて、メモリー3a,3bにアドレスを記憶させていない初期の状態で、アドレス設定スイッチ2a,2bによりアドレスが設定されると(図2(a)のstep1)、図2(a)のstep2をNo側に分岐して、設定されたアドレスをアドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3a,3bに書き込む(図2(a)のstep3)。
【0035】
空気調和機に電源が投入されたとき、室外機5は送信開始制御手段11の制御により室外機通信手段9を介して室内機1a,1bへ通信データ(送信開始データ)を送信する(図3のstep15)。
【0036】
一方、室内機1a,1bが室内機通信手段6a,6bにより通信データ(送信開始データ)を受信すると、図2(b)のstep5をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段14により通信データ(送信開始データ)の送信先アドレスDAを抽出し(図2(b)のstep6)、アドレス比較手段15が、その送信先アドレスDAと、アドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3a,3bから読み出したアドレスとを比較する(図2(b)のstep7)。
【0037】
アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図2(b)のstep8をYes側に分岐し、通信データ解読手段16により通信データ(送信開始データ)のデータ部DATAを解読する(図2(b)のstep9)。
【0038】
解読の結果、受信した通信データが送信開始データであると分かると、図2(b)のstep10をYes側に分岐し、接続確認制御手段17の制御により室内機通信手段6a,6bを介して室外機5へ通信データ(接続確認データ)を送信する(図2(b)のstep11)。
【0039】
室外機5が室外機通信手段9により通信データ(接続確認データ)を受信すると、図3のstep16をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段21により通信データ(接続確認データ)の送信先アドレスDAを抽出し(図3のstep17)、送信先アドレス比較手段22が、その送信先アドレスDAと、室外機アドレスメモリー20に記憶している室外機5のアドレスとを比較する(図3のstep18)。
【0040】
送信先アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図3のstep19をYes側に分岐し、通信データ解読手段23により通信データ(接続確認データ)のデータ部DATAを解読する(図3のstep20)。
【0041】
解読の結果、受信した通信データが接続確認データであると分かると、図3のstep21をYes側に分岐し、送信元アドレス抽出手段24により抽出した通信データ(接続確認データ)の送信元アドレスSAを室内機アドレス書込み手段25により記憶手段8に書き込む(図3のstep22)。
【0042】
接続確認データの受信により自己と接続されている室内機1a,1bのアドレスを確認すると、室外機5が室内機1a,1bに冷媒システム制御に関する通信データを送信する。
【0043】
一方、室内機1a,1bが室内機通信手段6a,6bにより室外機5からの冷媒システム制御に関する通信データを受信すると、図2(b)のstep5をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段14により通信データの送信先アドレスDAを抽出し(図2(b)のstep6)、アドレス比較手段15が、その送信先アドレスDAと、アドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3a,3bから読み出したアドレスとを比較する(図2(b)のstep7)。
【0044】
アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図2(b)のstep8をYes側に分岐し、通信データ解読手段16により通信データのデータ部DATAを解読する(図2(b)のstep9)。
【0045】
解読の結果、受信した通信データが冷媒システム制御に関するものであると分かると、図2(b)のstep10をNo側に分岐した後、図2(b)のstep12をNo側に分岐し、室内機冷媒システム制御手段18により室内機1a,1bの冷媒システムの制御を行う。
【0046】
また、空気調和機の運転中に、室外機5が室外機通信手段9により室内機1a,1bからの冷媒システム制御に関する通信データを受信すると、図3のstep16をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段21により通信データの送信先アドレスDAを抽出し(図3のstep17)、送信先アドレス比較手段22が、その送信先アドレスDAと、室外機アドレスメモリー20に記憶している室外機5のアドレスとを比較する(図3のstep18)。
【0047】
送信先アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図3のstep19をYes側に分岐し、通信データ解読手段23により通信データのデータ部DATAを解読する(図3のstep20)。
【0048】
解読の結果、受信した通信データが接続確認データでないので、図3のstep21をNo側に分岐し、送信元アドレス抽出手段24により抽出した通信データの送信元アドレスSAと記憶手段8に記憶している複数のアドレスとを送信元アドレス比較手段26により順次比較し(図3のstep23)、一致するものがなければ、図3のstep24をNo側に分岐して図3のstep16に戻り、一致が確認されると、図3のstep24をYes側に分岐する。
【0049】
受信した通信データが冷媒システム制御に関するものと分かり、その送信元アドレスSAが記憶手段8に記憶している複数のアドレスの一つと一致した場合、図3のstep25をNo側に分岐し、室外機冷媒システム制御手段27により室外機5の冷媒システムの制御を行う。
【0050】
その後、仮に、室内機1aのアドレス設定スイッチ2aの不良により室内機1aの設定アドレスが変わった(図2(a)のstep1)場合は、メモリー3aに既にアドレスを記憶している状態で室内機1aの設定アドレスが変わったことをアドレス変更制御手段13が検知し、図2(a)のstep2をYes側に分岐して、アドレス変更制御手段13の制御により、メモリー3aに記憶している変更前のアドレスを送信元アドレスSAとして、自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせる通信データ(アドレス変更データ)を室内機通信手段6aにより室外機5に送信した(図2(a)のstep4)後に、アドレス書込読出手段4aによりメモリー3aのアドレスを変更後アドレスに書き換える(図2(a)のstep3)。
【0051】
そして、室外機5が室外機通信手段9により室内機1aからの通信データ(アドレス変更データ)を受信すると、図3のstep16をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段21により通信データ(アドレス変更データ)の送信先アドレスDAを抽出し(図3のstep17)、送信先アドレス比較手段22が、その送信先アドレスDAと、室外機アドレスメモリー20に記憶している室外機5のアドレスとを比較する(図3のstep18)。
【0052】
送信先アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図3のstep19をYes側に分岐し、通信データ解読手段23により通信データ(アドレス変更データ)のデータ部DATAを解読する(図3のstep20)。
【0053】
解読の結果、受信した通信データが接続確認データでないので、図3のstep21をNo側に分岐し、送信元アドレス抽出手段24により抽出した通信データ(アドレス変更データ)の送信元アドレスSAと記憶手段8に記憶している複数のアドレスとを送信元アドレス比較手段26により順次比較し(図3のstep23)、一致するものがなければ、図3のstep24をNo側に分岐して図3のstep16に戻り、一致が確認されると、図3のstep24をYes側に分岐する。
【0054】
受信した通信データがアドレス変更データと分かり、その送信元アドレスSAが記憶手段8に記憶している複数のアドレスの一つと一致した場合、図3のstep25をYes側に分岐し、アドレス復帰制御手段28の制御により、アドレス変更データのデータ部DATA内の変更後アドレスを送信先アドレスDAとして、変更後アドレスを送信元アドレス抽出手段24により抽出したアドレスに戻させる通信データ(アドレス復帰データ)を室外機通信手段9により室内機1aに送信する。
【0055】
そして、室内機1aが室内機通信手段6aにより室外機5からの通信データ(アドレス復帰データ)を受信すると、図2(b)のstep5をYes側に分岐し、送信先アドレス抽出手段14により通信データ(アドレス復帰データ)の送信先アドレスDAを抽出し(図2(b)のstep6)、アドレス比較手段15が、その送信先アドレスDAと、アドレス書込読出手段4a,4bによりメモリー3aから読み出したアドレス(変更後アドレス)とを比較する(図2(b)のstep7)。
【0056】
アドレス比較手段15で比較した結果、アドレスが一致すれば、図2(b)のstep8をYes側に分岐し、通信データ解読手段16により通信データ(アドレス復帰データ)のデータ部DATAを解読する(図2(b)のstep9)。
【0057】
解読の結果、受信した通信データがアドレス復帰データであると分かると、図2(b)のstep10をNo側に分岐した後、図2(b)のstep12をYes側に分岐し、アドレス復帰制御手段19の制御により、アドレス書込読出手段4aによりメモリー3aのアドレスをアドレス復帰データのアドレスに書き換える。
【0058】
なお、本実施例では、説明を簡単にするため、室外機5に2台の室内機1a,1bを接続しているが、3台以上の室内機を接続しても構わないことは言うまでもない。
【0059】
以上説明したように本実施例の空気調和機は、室内機1a,1bにおいてアドレス設定スイッチ2a,2bにより自己のアドレスが変更されると、変更前のアドレスを送信元アドレスSAとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを室外機5に送信した後に、自己のアドレスを記憶するメモリー3a,3bを変更後アドレスに書き換え、室外機5においてアドレス変更データを受信すると、アドレス変更データの送信元アドレスSAが接続確認動作時に記憶手段8に記憶されたアドレスの1つに一致していることを確認したのち、アドレス変更データ中の変更後アドレスを送信先アドレスDAとして変更後アドレスを変更前のアドレスに戻させるアドレス復帰データを室内機1a,1bに送信し、室内機1a,1bにおいてアドレス復帰データを受信すると、メモリー3a,3b内の変更後アドレスを変更前のアドレスに書き換えるので、室内機1a,1bのアドレス設定スイッチ2a,2bに不良が生じたり、誤ってアドレスを変更してしまった場合でも、室外機5の管理下で、室内機1a,1bのアドレスを、元のアドレスに戻すことができるので、室内機1a,1bのアドレス変更による冷媒システムの制御上の不具合の発生を抑制できる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明の空気調和機は、室内機においてアドレス設定スイッチにより自己のアドレスが変更されると、変更前のアドレスを送信元アドレスとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを室外機に送信した後に、自己のアドレスを記憶するメモリーを変更後アドレスに書き換え、室外機においてアドレス変更データを受信すると、アドレス変更データの送信元アドレスが接続確認動作時に記憶手段に記憶されたアドレスの1つに一致していることを確認したのち、アドレス変更データ中の変更後アドレスを送信先アドレスとして変更後アドレスを変更前のアドレスに戻させるアドレス復帰データを室内機に送信し、室内機においてアドレス復帰データを受信すると、メモリー内の変更後アドレスを変更前のアドレスに書き換えるようにしたものである。
【0061】
これにより、室内機のアドレス設定スイッチに不良が生じたり、誤ってアドレスを変更してしまった場合でも、室外機の管理下で、室内機のアドレスを、元のアドレスに戻すことができるので、室内機のアドレス変更による冷媒システムの制御上の不具合の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施例の空気調和機のブロック図
【図2】
(a)同実施例の空気調和機におけるアドレス設定スイッチによりアドレスを設定またはアドレスが変更されたときの室内機の制御を示すフローチャート
(b)同実施例の空気調和機における室外機から通信データを受信したときの室内機の制御を示すフローチャート
【図3】
同実施例の空気調和機における室外機の制御を示すフローチャート
【図4】
同実施例の空気調和機の室外機と室内機との間の通信データの構成を示すデータ構成図
【符号の説明】
1a,1b 室内機
2a,2b アドレス設定スイッチ
3a,3b メモリー
4a,4b アドレス書込読出手段
5 室外機
6a,6b 室内機通信手段
7a,7b 室内機制御手段
8 記憶手段
9 室外機通信手段
10 室外機制御手段
Claims (1)
- 自己のアドレスを設定するためのアドレス設定スイッチと、メモリーと、前記アドレス設定スイッチにより設定されたアドレスを前記メモリーに書き込みまた前記メモリーに書き込まれたアドレスを読み出すアドレス書込読出手段と、室外機と通信データの送受を行う室内機通信手段と、前記アドレス書込読出手段と前記室内機通信手段を制御する室内機制御手段とを備えた複数の室内機と、
接続確認のとれた前記室内機のアドレスを記憶する記憶手段と、前記室内機と通信データの送受を行う室外機通信手段と、前記記憶手段と室外機通信手段を制御する室外機制御手段とを備えた室外機とからなり、
前記室内機制御手段は、前記メモリーにアドレスが書き込まれているときに前記アドレス設定スイッチにより自己のアドレスが変更されると、変更前のアドレスを送信元アドレスとして自己のアドレスが変更後アドレスに変更されたことを知らせるアドレス変更データを前記室内機通信手段により室外機に送信した後に、前記アドレス書込読出手段により前記メモリーのアドレスを変更後アドレスに書き換え、前記室内機通信手段により前記室外機から前記変更後アドレスを変更前のアドレスに戻させるアドレス復帰データを受信したとき、前記アドレス書込読出手段により前記メモリーの変更後アドレスを変更前のアドレスに書き換え、
前記室外機制御手段は、前記室外機通信手段により前記室内機から前記アドレス変更データを受信したとき、前記アドレス変更データの送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されたアドレスの1つに一致していれば、前記アドレス変更データの前記変更後アドレスを送信先アドレスとして前記アドレス復帰データを前記室外機通信手段により前記室内機に送信することを特徴とする空気調和機。
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