JPH08114348A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内機の自己アドレスがアドレス設定用スイ
ッチの不良などにより不意に変化したときに、室外機の
冷媒制御に支障が生じるのを防ぐ。 【構成】 制御装置１が、電源投入後最初に室内機３，
４から室外機２に送信される通信データ（送信確認デー
タ）の送信元アドレス（室内機３，４の自己アドレス）
を抽出してメモリー７に記憶するとともに、その後、制
御装置１が、室内機３，４から室外機２に送信される通
信データの送信元アドレスとメモリー７に記憶したアド
レスとを対比して、室内機３，４のアドレスが変更され
ていることを検出するとともに、変更前のアドレスを判
定して、アドレスが変更された室内機３，４に対してア
ドレス変更データを送信し、アドレス変更データを受信
した室内機３，４が、アドレス変更データを基に自己の
アドレスを変更前のアドレスに戻すように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複数の室内機と室外機が
同一の通信線上に接続されている空気調和機の通信にお
けるアドレス設定の制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、複数の室内機と室外機が通信によ
り運転制御する空気調和機が提案されている（例えば、
特開平成２−８５６３４号公報）。以下、この種の従来
の空気調和装置について説明する。

【０００３】従来のこの種の空気調和機は、通信上にお
ける自己の号機を示す自己アドレスをアドレスを設定す
るスイッチにより設定し、送信先相手の号機を示す相手
アドレスとにより、室内機と室外機が互いに通信してい
る。各機器は通信データの相手アドレス番号と自己のア
ドレスとを比較することにより、自己に関するものであ
るか否かを判断し、自己に関する場合は、その制御デー
タに従って運転している。この際、室外機は送信してい
る室内機の自己アドレスを記憶し、その接続台数に合っ
た空気調和機の冷媒制御を行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和機において、室内機のアドレスがアドレス
設定用スイッチの不良などにより不意に変化し、その変
化したアドレスにて室内機が通信した場合、室外機は接
続されている室内機が新たに増えたものと判断し、室内
機の全接続台数が増えることにより、冷媒制御が本来の
制御から外れ正しく出来なくなる問題点があった。

【０００５】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、室内機のアドレスが変わった場合、室内機のアドレ
スを、変わる前のアドレスに設定することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の空気調和機は、複数の室内機との通信を行
う室外機送受信手段と、複数の室内機との接続を確認す
るための送信開始データを前記室外機送受信手段を介し
てそれぞれの室内機宛に送信する送信開始手段とからな
る室外機と、前記室外機及び制御装置との通信を行う室
内機送受信手段と、自己の号機を示す自己アドレスを設
定するアドレス設定スイッチと、前記アドレス設定スイ
ッチにより設定された自己アドレスを記憶するアドレス
記憶手段と、前記室外機からの自己宛の送信開始データ
に対し送信確認データを前記室内機送受信手段を介して
送信する送信確認データ作成手段と、前記室内機送受信
手段により自己宛のアドレス変更データを受信したとき
前記アドレス記憶手段の自己アドレスを前記アドレス設
定スイッチにより設定したアドレスから前記アドレス変
更データのアドレスに変更するアドレス変更手段とから
なる室内機と、複数の前記室内機及び前記室外機との通
信を行う制御装置送受信手段と、前記室内機から前記室
外機宛に送信される前記送信確認データに含まれる自己
アドレスを記憶するメモリーと、前記室内機から前記室
外機宛に送信される通信データに含まれる自己アドレス
を抽出するアドレス抽出手段と、前記アドレス抽出手段
により抽出された自己アドレスと前記メモリーに記憶さ
れた自己アドレスとを順次比較するアドレス比較手段
と、前記アドレス比較手段で不一致が確認されたとき前
記メモリーに記憶された自己アドレスのうち前記アドレ
ス比較手段で不一致確認後一致が確認されなかった自己
アドレスを変更前アドレスと判定する変更前アドレス判
定手段と、前記アドレス比較手段で不一致が確認された
自己アドレスを含む通信データを送信した室内機宛に前
記変更前アドレス判定手段で判定された変更前アドレス
を含む前記アドレス変更データを前記制御装置送受信手
段を介して送信するアドレス復帰手段とを有する前記制
御装置とから構成されている。

【０００７】

【作用】本発明の空気調和機では、電源が投入されたと
き、室外機が送信開始データを同一の通信線上に接続さ
れた複数の室内機に送信し、それぞれの室内機は自己宛
の送信開始データを受信すると室外機に送信確認データ
を送信し、室外機は送信確認データを送信してきた室内
機との間で通信しながら冷媒制御を行う。

【０００８】一方、制御装置は室内機から室外機に送信
される送信確認データに含まれる自己アドレスをメモリ
ー記憶するとともに、室内機から室外機に送信される通
信データに含まれる自己アドレスを抽出し、その通信デ
ータに含まれる自己アドレスとメモリーに記憶した自己
アドレスとを対比する。

【０００９】このとき一致するものがなければ、室内機
の自己アドレスが変更になったと判断し、メモリーに記
憶された自己アドレスのうち不一致確認後一致が確認さ
れなかった自己アドレスを変更前アドレスと判定し、不
一致が確認された自己アドレスを含む通信データを送信
した室内機宛に変更前アドレスを含むアドレス変更デー
タを送信する。そして、アドレス変更データを受信した
室内機は自己アドレスをアドレス変更データで送られた
変更前アドレスに変更する。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例の空気調和機につい
て、図面を参照しながら説明する。図１は本発明の一実
施例の空気調和機のブロック図、図２は同実施例の空気
調和機における室外機の動作フローチャート、図３は同
実施例の空気調和機における制御装置の動作フローチャ
ート、図４は同実施例の空気調和機における室内機の動
作フローチャート、図５は空気調和機の通信線上のデー
タ構成を示す通信データ構成図である。

【００１１】図１において、１は制御装置、２は室外
機、３，４は室内機であり、制御装置１と室外機２と室
内機３，４は伝送線５に接続される。

【００１２】制御装置１は、複数の室内機３，４及び室
外機２との通信を行う制御装置送受信手段６と、室内機
３，４から室外機２宛に送信される送信確認データに含
まれる自己アドレスを記憶するメモリー７と、室内機
３，４から室外機２宛に送信される通信データに含まれ
る自己アドレスを抽出するアドレス抽出手段８と、アド
レス抽出手段８により抽出された自己アドレスとメモリ
ー７に記憶された自己アドレスとを順次比較するアドレ
ス比較手段９と、アドレス比較手段９で不一致が確認さ
れたときメモリー７に記憶された自己アドレスのうちア
ドレス比較手段９で不一致確認後一致が確認されなかっ
た自己アドレスを変更前アドレスと判定する変更前アド
レス判定手段１０と、アドレス比較手段９で不一致が確
認された自己アドレスを含む通信データを送信した室内
機３，４宛に変更前アドレス判定手段１０で判定された
変更前アドレスを含むアドレス変更データを制御装置送
受信手段６を介して送信するアドレス復帰手段１ａとを
有する。

【００１３】アドレス復帰手段１ａは、アドレス抽出手
段８とアドレス比較手段９と変更前アドレス判定手段１
０を含むとともに、室内機３，４から室外機２宛に送信
される通信データが送信確認データであるとき、それを
検出する送信確認データ検出手段１１と、送信確認デー
タ検出手段１１により送信確認データを検出したときア
ドレス抽出手段８で抽出した自己アドレスをメモリー７
に書き込むアドレス書き込み手段１２と、アドレス比較
手段９により自己アドレスを比較するときメモリー７に
記憶された自己アドレスを順次読み出すアドレス順次読
出手段１３と、アドレス比較手段９で不一致が確認され
たときアドレス抽出手段８で抽出した自己アドレスを変
更後のアドレスと判定する変更アドレス判定手段１４
と、変更前アドレス判定手段１０と変更アドレス判定手
段１４の判定結果を基にアドレス変更データを作成する
アドレス復帰信号作成手段１５とを含んでいる。

【００１４】室外機２は、複数の室内機３，４との通信
を行う室外機送受信手段１６と、室外機制御装置１７と
を備える。

【００１５】室外機制御装置１７は、複数の室内機３，
４との接続を確認するための送信開始データを室外機送
受信手段１６を介してそれぞれの室内機３，４宛に送信
する送信開始手段１８と、室外機２の自己のアドレスを
記憶するアドレス記憶部１９と、室外機送受信手段１６
で受信した通信データが自己宛のものかどうかを通信デ
ータの相手アドレスとアドレス記憶部１９に記憶した自
己アドレスとを比較して判断する送信先アドレス比較手
段２０と、送信先アドレス比較手段２０により通信デー
タが自己宛のものであると分かったときその通信データ
が送信確認データであるかどうかを検出する送信確認デ
ータ検出手段２１と、送信先アドレス比較手段２０によ
り通信データが自己宛のものであると分かったとき通信
データの内容を分析して空気調和機の運転制御を行うと
ともに、送信確認データ検出手段２１により送信確認デ
ータであると分かったとき送信確認データの自己アドレ
スから送信元の室内機を判断して空気調和機の運転制御
を開始する運転制御手段２２と、運転制御手段２２の制
御内容により室内機３，４に対し通信を行う場合に室外
機送受信手段１６から送信する通信データを作成する通
信データ作成手段２３とから成る。

【００１６】室内機３，４は、室外機２及び制御装置１
との通信を行う室内機送受信手段２４ａ，２４ｂと、自
己の号機を示す自己アドレスを設定するアドレス設定ス
イッチ２５ａ，２５ｂと、ＣＰＵ２６ａ，２６ｂとを備
える。

【００１７】ＣＰＵ２６ａ，２６ｂは、アドレス設定ス
イッチ２５ａ，２５ｂにより設定された自己アドレスを
記憶するアドレス記憶手段２７と、室外機２からの自己
宛の送信開始データに対し送信確認データを室内機送受
信手段２４ａ，２４ｂを介して送信する送信確認データ
作成手段２８と、室内機送受信手段２４ａ，２４ｂによ
り自己宛のアドレス変更データを受信したときアドレス
記憶手段２７の自己アドレスをアドレス設定スイッチ２
５ａ，２５ｂにより設定したアドレスからアドレス変更
データのアドレスに変更するアドレス変更手段２９を含
むとともに、室内機送受信手段２４ａ，２４ｂで受信し
た通信データが自己宛のものかどうかを通信データの相
手アドレスとアドレス記憶手段２７に記憶した自己アド
レスとを比較して判断する送信先アドレス比較手段３０
と、送信先アドレス比較手段３０により通信データが自
己宛のものであると分かったときその通信データが送信
開始データであるかどうかを検出する送信開始データ検
出手段３１とから成る。

【００１８】アドレス変更手段２９は、送信先アドレス
比較手段３０により通信データが自己宛のものであると
分かったときその通信データがアドレス変更データであ
るかどうかを検出するアドレスデータ検出手段３２と、
アドレスデータ検出手段３２によりアドレス変更データ
を検出したとき、アドレス変更データから変更前の自己
アドレスを抽出するアドレス抽出手段３３と、アドレス
変更データを受信したときアドレス記憶手段２７の自己
アドレスを消去してアドレス抽出手段３３で抽出した変
更前の自己アドレスを書き込むアドレス書込手段３４と
から成る。

【００１９】図５は、伝送線５上の通信データを示して
おり、通信データは送信元の号機を示す自己アドレス
（ＳＡ）と、送信先アドレスを示す相手アドレス（Ｄ
Ａ）と、送信するデータ部（ＤＡＴＡ）からなる。

【００２０】以上のように構成された本実施例の空気調
和機の動作を、図２から図４のフローチャートを参照し
ながら説明する。

【００２１】各機器に電源が投入されたとき、室外機２
は、送信開始手段１８により室外機送受信手段１６を介
して室内機３，４に対して、送信開始を行うための送信
開始データを室内機に送信する（図２のステップ１）。

【００２２】一方、室内機３，４は、室内機送受信手段
２４ａ，２４ｂにより通信データを受信すると（図３の
ステップ４をＹｅｓ側に分岐）、送信先アドレス比較手
段３０により通信データの送信先アドレスを示す相手ア
ドレス（ＤＡ）とアドレス記憶手段２７に記憶した自己
アドレスとを比較する（図３のステップ５）。その結
果、アドレスが一致すれば（図３のステップ６をＹｅｓ
側に分岐）、送信開始データ検出手段３１により通信デ
ータが送信開始データであるかどうか判断（図３のステ
ップ７）し、送信開始データであれば（図３のステップ
８をＹｅｓ側に分岐）、送信確認データ作成手段２８が
送信確認データを作成（図３のステップ９）し、室内機
送受信手段２４ａ，２４ｂが送信確認データを送信する
（図３のステップ１０）。

【００２３】室外機２は、送信確認データを受信すると
（図２のステップ２をＹｅｓ側に分岐）、室内機３，４
との間で通信しながら冷媒制御を開始する。

【００２４】制御装置１は、制御装置送受信手段６で室
内機３，４からの通信データを受信すると（図４のステ
ップ１５をＹｅｓ側に分岐）、送信確認データ検出手段
１１により受信した通信データが送信確認データかどう
かを判断する（図４のステップ１６）。その結果、送信
確認データであれば（図４のステップ１７をＹｅｓ側に
分岐）、アドレス抽出手段８で送信確認データの送信元
の号機を示す自己アドレス（ＳＡ）を抽出（図４のステ
ップ１８）し、アドレス書込手段１２によりアドレス抽
出手段８で抽出した自己アドレスをメモリー７に書込む
（図４のステップ１９）。

【００２５】室内機３，４が、室外機２から空気調和機
の運転に関する制御データを服務通信データを受信した
ときは、受信データの内容に基づいて制御を行う（図３
のステップ１１をＮｏ側に分岐してステップ１２）とと
もに、室外機２に対して空気調和機の運転に関する制御
データを送信する。

【００２６】制御装置１が、制御装置送受信手段６で室
内機３，４からの空気調和機の運転に関する通信データ
を受信すると、送信確認データ検出手段１１により受信
した通信データが送信確認データでないと判断し（図４
のステップ１７をＮｏ側に分岐）、アドレス抽出手段８
で通信データの送信元の号機を示す自己アドレス（Ｓ
Ａ）を抽出（図４のステップ２０）し、アドレス比較手
段９がアドレス順次読出手段１３により読み出したメモ
リー７内の自己アドレスとアドレス抽出手段８で抽出し
た自己アドレスとを比較する（図４のステップ２１）。

【００２７】図４のステップ２１で、アドレス比較手段
９で比較した結果、アドレス抽出手段８で抽出した自己
アドレスがメモリー７に記憶していた自己アドレスのい
ずれかと一致すれば（図４のステップ２２をＹｅｓ側に
分岐）、変更アドレス判定手段１４において不一致アド
レス有りのフラグが立っていなければ、図４のステップ
２３をＮｏ側に分岐してステップ１５に戻る。

【００２８】図４のステップ２１で、アドレス比較手段
９で比較した結果、アドレス抽出手段８で抽出した自己
アドレスがメモリー７に記憶していた自己アドレスのい
ずれとも一致しなければ（図４のステップ２２をＮｏ側
に分岐）、変更アドレス判定手段１４によりアドレス抽
出手段８で抽出した自己アドレスが変更後のアドレスで
あると判定（図４のステップ２４）し、変更アドレス判
定手段１４において不一致アドレス有りのフラグを立て
る（図４のステップ２５を経てステップ１５に戻る）。

【００２９】変更アドレス判定手段１４において不一致
アドレス有りのフラグが立っているときに、アドレス抽
出手段８で抽出した自己アドレスがメモリー７に記憶し
ていた自己アドレスのいずれかと一致すれば（図４のス
テップ２３をＹｅｓ側に分岐）、変更前アドレス判定手
段１０において一致したアドレスに対応したフラグを立
てる（図４のステップ２６）とともに、メモリー７に記
憶された自己アドレスのうちフラグが立っていないもの
が１つ残っているかどうかを判断し、２つ以上残ってい
ればステップ２７をＮｏ側に分岐してステップ１５に戻
る。

【００３０】メモリー７に記憶された自己アドレスのう
ちフラグが立っていないものが１つ残っていれば（図４
のステップ２７をＹｅｓ側に分岐）、変更前アドレス判
定手段１０により１つ残った自己アドレスが変更された
自己アドレスの変更前の自己アドレスであると判定（図
４のステップ２８）し、アドレス復帰信号作成手段１５
が変更アドレス判定手段１４で判定した変更後アドレス
と変更前アドレス判定手段１０で判定した変更前アドレ
スとを基にアドレス変更データを作成し制御装置送受信
手段６を介して自己アドレスが変更された室内機３，４
宛に送信（図４のステップ２９）し、不一致アドレス有
りのフラグと一致したアドレスのフラグをリセットする
（図４のステップ３０）。

【００３１】自分宛のアドレス変更データを受信した室
内機３，４は、図３のステップ７で、アドレスデータ検
出手段が、アドレス変更データの受信を検出し（図４の
ステップ１１をＹｅｓ側に分岐）、アドレス抽出手段が
３３によりアドレス変更データ内の変更前アドレスを抽
出（図４のステップ１３）し、アドレス書込手段３４が
アドレス記憶手段２７の自己アドレスを消去してアドレ
ス抽出手段３３で抽出した変更前の自己アドレスを書き
込み（図４のステップ１４）、その後は、アドレス記憶
手段２７に書き込まれた自己アドレスを使って室外機２
と通信する。

【００３２】以上のように本実施例の空気調和機は、制
御装置１が、電源投入後最初に室内機３，４から室外機
２に送信される通信データ（送信確認データ）の送信元
アドレス（室内機３，４の自己アドレス）を抽出してメ
モリー７に記憶するとともに、その後、制御装置１が、
室内機３，４から室外機２に送信される通信データの送
信元アドレスとメモリー７に記憶したアドレスとを対比
して、室内機３，４のアドレスが変更されていることを
検出するとともに、変更前のアドレスを判定して、アド
レスが変更された室内機３，４に対してアドレス変更デ
ータを送信し、アドレス変更データを受信した室内機
３，４が、アドレス変更データを基に自己のアドレスを
変更前のアドレスに戻すように構成されているので、室
内機３，４の自己アドレスがアドレス設定用スイッチ２
５ａ，２５ｂの不良などにより不意に変化し、その変化
したアドレスにて室内機３，４が通信した場合でも、直
ちに変更前のアドレスに戻され、室外機の冷媒制御に支
障が生じるのを防ぐことができる。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機は、制
御装置が、電源投入後最初に室内機から室外機に送信さ
れる通信データ（送信確認データ）の送信元アドレス
（室内機の自己アドレス）を抽出してメモリーに記憶す
るとともに、その後、制御装置が、室内機から室外機に
送信される通信データの送信元アドレスとメモリーに記
憶したアドレスとを対比して、室内機のアドレスが変更
されていることを検出するとともに、変更前のアドレス
を判定して、アドレスが変更された室内機に対してアド
レス変更データを送信し、アドレス変更データを受信し
た室内機が、アドレス変更データを基に自己のアドレス
を変更前のアドレスに戻すように構成されているので、
室内機の自己アドレスがアドレス設定用スイッチの不良
などにより不意に変化し、その変化したアドレスにて室
内機が通信した場合でも、直ちに変更前のアドレスに戻
され、室外機の冷媒制御に支障が生じるのを防ぐことが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における空気調和機のブロッ
ク図

【図２】同実施例の空気調和機の室外機の動作を示すフ
ローチャート

【図３】同実施例の空気調和機の室内機の動作を示すフ
ローチャート

【図４】同実施例の空気調和機の制御装置の動作を示す
フローチャート

【図５】同実施例の空気調和機の通信データの構成を示
すデータ構成図

【符号の説明】

１ 制御装置 １ａ アドレス復帰手段 ２ 室外機 ３，４ 室内機 ６ 制御装置送受信手段 ７ メモリー ８ アドレス抽出手段 ９ アドレス比較手段 １０ 変更前アドレス判定手段 １６ 室外機送受信手段 １８ 送信開始手段 ２４ａ，２４ｂ 室内機送受信手段 ２５ａ，２５ｂ アドレス設定スイッチ ２７ アドレス記憶手段 ２８ 送信確認データ作成手段 ２９ アドレス変更手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の室内機との通信を行う室外機送受
   信手段と、複数の室内機との接続を確認するための送信
   開始データを前記室外機送受信手段を介してそれぞれの
   室内機宛に送信する送信開始手段とからなる室外機と、 前記室外機及び制御装置との通信を行う室内機送受信手
   段と、自己の号機を示す自己アドレスを設定するアドレ
   ス設定スイッチと、前記アドレス設定スイッチにより設
   定された自己アドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
   前記室外機からの自己宛の送信開始データに対し送信確
   認データを前記室内機送受信手段を介して送信する送信
   確認データ作成手段と、前記室内機送受信手段により自
   己宛のアドレス変更データを受信したとき前記アドレス
   記憶手段の自己アドレスを前記アドレス設定スイッチに
   より設定したアドレスから前記アドレス変更データのア
   ドレスに変更するアドレス変更手段とからなる室内機
   と、 複数の前記室内機及び前記室外機との通信を行う制御装
   置送受信手段と、前記室内機から前記室外機宛に送信さ
   れる前記送信確認データに含まれる自己アドレスを記憶
   するメモリーと、前記室内機から前記室外機宛に送信さ
   れる通信データに含まれる自己アドレスを抽出するアド
   レス抽出手段と、前記アドレス抽出手段により抽出され
   た自己アドレスと前記メモリーに記憶された自己アドレ
   スとを順次比較するアドレス比較手段と、前記アドレス
   比較手段で不一致が確認されたとき前記メモリーに記憶
   された自己アドレスのうち前記アドレス比較手段で不一
   致確認後一致が確認されなかった自己アドレスを変更前
   アドレスと判定する変更前アドレス判定手段と、前記ア
   ドレス比較手段で不一致が確認された自己アドレスを含
   む通信データを送信した室内機宛に前記変更前アドレス
   判定手段で判定された変更前アドレスを含む前記アドレ
   ス変更データを前記制御装置送受信手段を介して送信す
   るアドレス復帰手段とを有する前記制御装置とからなる
   空気調和機。