JP3548849B2 - 食器洗浄機付き流し台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器洗浄機付き流し台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食器洗浄機と流し台とは別個に製作され販売されているため、流し台における作業と食器洗浄機による作業とは、相互に関連する作業であるにもかかわらず両者は別々の位置に配置されているため、作業上無駄な労力を使い作業手順が悪くなるなどの不都合があった。
【0003】
このような問題を解決するため、例えば、実開昭61−52939号公報には、食器洗浄機兼流し台の考案が記載されている。
この考案は、流し台の流し槽の底面の少なくとも一部に開口部を設けてこの開口部に上方に開閉自在の蓋体を設け、開口部の下部に上部の開口部から食器などを出し入れする食器洗浄機を配置したもので、蓋体は流し槽の底面の少なくとも一部と、食器洗浄機の蓋とを兼ねている(従来技術1)。
【0004】
また実開平5−74460号公報には、食器洗浄機本体及びその上面に配設される開閉蓋とからなる食器洗浄機であって、食器洗浄機本体は上面に開口部が設けられてなるとともに、この開口部の両側部には開閉方向に沿ってガイドレールが複数段並設されてなり、開閉蓋は下方開放状の筐体からなる複数枚の単位蓋により構成され、且つこの単位蓋は開口部の一端に配置される固定蓋と、この固定蓋に連設される複数の移動蓋とからなり、これら固定蓋、移動蓋の連設側端部には縦断面コ字状の折曲部が形成され、且つ移動蓋の一端には折曲部内に係入される縦断面逆L状の係止材が連結部を介してそれぞれ設けられ、これら移動蓋が各々ガイドレールの各々の段と対応する位置に配されて係止材と折曲部との係入を介して階段状に連設してなるとともに、各々の段のガイドレール内に収納される回転ローラーが移動蓋の両側部にそれぞれ着接された食器洗浄機が記載されている(従来技術2)。
【0005】
また、特開平6−125863号公報には、扉が本体の前面に設けられ、さらに、操作部が扉の前面上部に設けられたシステムキッチン等に組込まれる食器洗浄機が記載されている(従来技術3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1においては、扉が上方に開放されるため流し台の前面は自由になるが、その取付位置(シンク部の右側又は左側)によっては扉がシンク部側に開放されるため食器類の出し入れに不便であり、使い勝手が悪かった。
また、流し台の上方に壁付け収納棚を設ける場合が多く、この場合、使い勝手を考慮して通常使用者の視線の高さに設置されているため、流し台の上面と壁付け収納棚の下面との間は比較的狭い空間となっている。このため、1枚の大きい蓋では壁付き収納棚が邪魔になって開放することができず、これを解決するためには、食器洗浄機の開口部を小さくし、これに合わせて蓋を小さくするか、あるいは、食器洗浄機の上方には壁付け収納棚を設置しないようにしなければならなかった。
さらに、蓋が流し台の下方に沈んだ状態で設置されているので、例えば、蓋の上で調理を行う場合、使用者はかがんで作業を行わなければならず、勝手が悪いという問題があった。
【0007】
また、従来技術2の場合は、この食器洗浄機を流し台に組み込んだ場合、蓋体全体の厚みが厚くなるためスペースが必要であり、また、洗浄槽からの洗浄水の外部への漏洩防止構造が複雑になって組立性が悪く、コスト高になる。さらに、蓋体に段差があるため、調理台としての使用が難しく、水切りプレートも載置できないので使い勝手が悪いという問題があった。
【0008】
さらに、従来技術3においては、扉が本体の前面に設けられているので、扉の開閉や食器類の出し入れに際して、使用者は中腰で作業しなければならず、また、その分前面の面積を広くとらなければならないため、使い勝手を損うばかりでなく、設置場所にも制約があった。さらに、操作部が前面側に設けられているので、水や汚物が浸入したり付着したりするおそれがあり、故障の原因となっていた。
【0009】
さらに、いずれの場合においても、食器洗浄後の乾燥工程において、洗浄槽内の温風を前面から排出しているため、この温風が使用者にあたって不快感を与えていた。
また、温風に含まれる湿気が冷却されて結露し、これが食器洗浄機の前面に落下して床面を濡したり汚したりする不都合が生じた。
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、操作性にすぐれた使い勝手のよい食器洗浄機付き流し台を得ることを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る食器洗浄機付き流し台は、シンク部と、該シンク部の一方の側に設けた開口部に取付けた食器洗浄機とを有する流し台において、前記開口部の下方に設置された洗浄槽と、後部側に取付部を残して前後方向の長さが前記開口部の前後方向の長さより短かい開口部を有し、前記洗浄槽を流し台に固定する取付枠と、該取付枠上に載置されて前記洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、前記取付枠の取付部に取付けられた前記食器洗浄機を操作する操作部とを備えたものである。
【0012】
上記の食器洗浄機付き流し台において、取付枠に設けた操作部内に排気路を設け、該排気路の吸気側を前記洗浄槽に開口すると共に、排気側を前記流し台の水はね防止用の立下り壁に対向して開口した。
【0013】
上記の食器洗浄機付き流し台において、前記取付枠に形成された取付部に固定した蓋体支持部材を覆って操作部を構成する保持ケースを取付け、前記蓋体支持部材に前記蓋体の一端を装着するヒンジ部を設けた。
【0016】
上記のいずれかの食器洗浄機付き流し台において、流し台の上面側において洗浄槽の外部に発光部を設けると共に、流し台のキャビネット内に受光部を設け、該受光部を制御部に接続した。
また、上記の食器洗浄機付き流し台において、発光部からの光を洗浄槽を透過して受光部で受光させるようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
先ず、本発明の実施の形態の全体構成の概要につき、主として図1〜図9により説明する。図において、1は流し台、2は流し台1のカウンタで、シンク部3及びシンク部3の一方の側に開口する食器洗浄機用の開口部4が設けられており、開口部4の内周縁には複数のねじ挿通穴を有するフランジ5が設けられている(図4)。6はシンク部3上に開口する水道蛇口、7はシンク部3の底部に設けた排水口で、この排水口6には排水管8(図6)が接続され、屋外に取出されている。
【0018】
9はカウンタ2を支持すると共に、収納部等を有するギャビネットで、その前面開口部には開閉自在の扉10が設けられている。120は流し台1の背面の壁、121は流し台1の上部において壁120に設置された壁付け収納棚である。なお、以下の説明では、壁120側(流し台1の後部側)を壁側といい、その反対側を前面側という。上記の壁付け収納棚121は、使い勝手を考慮して通常使用者の視線の高さに設置されており、このため、流し台1のカウンタ2の上面と壁付け収納棚121の下面とは比較的接近し、狭い空間部になっている。
【0019】
20はキャビネット9内において、開口部4の下方に支持台11を介して設置された食器洗浄機、21はその洗浄槽で、下部には貯水槽21aが設けられ、上端部外周には凹溝22a及び複数のねじ穴22bを有するほぼ逆L字状の取付けフランジ22が形成されており、この取付けフランジ22がシール部材36(図18、図25参照)を介して開口部4のフランジ5の下面に当接され、後述の取付枠にねじ止めされて流し台1に取付けられている。
【0020】
23は洗浄槽21の底部に設けた高さ調節可能の支持脚、24は給水源に接続された給水パイプ、24aは給水栓、25は排水パイプ、26は電源プラグ、27はアース線である。また、28は洗浄槽21内に設けられた洗浄水の給水管、29は給水管28に圧送された洗浄水を噴射する噴射ノズル、30は貯水部21aに設けたヒータ、31は同じく温度センサである。なお、図示してないが、食器洗浄機は食器等を収納する食器かごと、ガス器具や換気扇などの機器を洗浄するための機器洗浄かごを備えている。
【0021】
40は開口部4のフランジ5上に設置され、フランジ5を介して洗浄槽21を固定する取付枠で、図13に示すように、周囲にパッキン44が装着された開口部42及びその壁側に設けた取付部43とからなり、この取付部43には温風取入口47、排水口48、ねじ挿通穴49などが設けられ、これらを覆って操作パネル、蓋体支持部材等を有し操作部50を構成する保持ケース51が取付けられている。
【0022】
70は洗浄槽21の開口部を開閉する蓋体で、図21に示すように、第1の蓋板71、第2の蓋板72及び両蓋板71,72を連結すると共に、ほぼV字状に屈曲させるための第1のヒンジ部90等からなり、第2の蓋板72は取付枠40の後述する蓋体支持部材に設けた第2のヒンジ部95を介して開閉自在に装着されている。
78は第1の蓋板71の上面前部側に開閉自在に設けたハンドルで、蓋体70を開閉すると共に、第1、第2の蓋板71,72を屈曲させるためのものである。79はハンドル78に近接して設けられ、蓋体70をロックするロックレバーである。
【0023】
なお、流し台1のカウンタ2は、一般に、図1及び図9に示すように、最上部の第1の面2aと、シンク部3の周囲に設けられた第1の面2aより低い第2の面2bとからなっているが、本発明においては、開口部4のフランジ5を第2の面2bよりさらに低い位置、すなわち、取付枠40と蓋体70の合計高さとほぼ等しい高さだけ低い位置に第3の面2cを設けてこれをフランジ5とした。そして、この第3の面2cに取付枠40と蓋体70を取付けることにより、蓋体70の上面とカウンタ2の第2の面2bとがほぼ同一平面になるように構成した。なお、カウンタ2の壁側には、第1の面2aに連らなって1段高く形成されたL字状の水はね防止用の立上り壁2dが設けられている。
【0024】
12は調理を行ったり、食材等の水切りを行う水切りプレート(図3)で、カウンタ2の第2の面2b上に設置され、第2の面2b上を滑らせて移動させ、使用するものである。本発明においては、カウンタ2の第2の面2bと食器洗浄機20の蓋体70の上面とはほぼ同一平面上にあるので、水切りプレート12を蓋体70の上まで移動させることができる。
【0025】
図10、図11は水切りプレート12の他の例を示すもので、平板状でシンク部側に向って下降するように傾斜して蓋体70のほぼ全面を覆う底板12aと、底板12aの外周に立設された周壁12bと、この周壁12bのシンク部3側に設けられた排出口12cとによって構成したものである。
このように構成して水切りプレート12によれば、水切りプレート12上の水などは、傾斜した底板12a上をシンク部3側に自然に流れ、排出口12cからシンク部3内に流出するので、水切りプレート12を常に清潔に保つことができる。
【0026】
上記のように構成した食器洗浄機付き流し台においては、洗浄槽21の開口部を開閉する蓋体70を、第1の蓋板71と第2の蓋板72によって2分割して第1のヒンジ部90で連結し、かつ、後述する蓋体支持部材と第2の蓋板72との間に設けた第2のヒンジ部95により、第1、第2の蓋板71,72をほぼV字状に屈曲させながら、第2のヒンジ部95により蓋体70を壁側に傾けて立てて開口部を開放するようにしている。
【0027】
洗浄槽21の開口部は、食器等の出し入れを考慮して大きい開口部とすることが望ましいが、これに伴って蓋体の面積も大きくなるため、開口部の大きさに制約があった。本発明においては、上述のように蓋体70を2分割して屈曲させるようにしたので、図8に示すように、比較的近接している流し台1の上面と壁付け収納棚121の下面との間に余裕をもって開放することができる。
これにより、従来技術1のように1枚の板からなる蓋体を用いた場合には、食器洗浄機の上方には設置できなかった壁付け収納棚121を、流し台1の上方全域に設置できるようになり、使い勝手のよい厨房を得ることができる。
【0028】
また、洗浄槽21の開口部は壁側を除く3方が開放されているので、洗浄槽21内への食器等の出し入れをスムーズに行うことができる。
さらに、ほぼV字状に屈曲させながら開放した蓋体70が壁付け収納棚121の下方に収まるので、壁付け収納棚121と洗浄槽21との間の食器等の出し入れもスムーズに行うことができる。
【0029】
また、水切りプレート12の移動範囲が広域となるので、シンク部3全体を使用したいときなどは、わざわざ水切りプレート12を流し台1以外の場所に移動しなくても、蓋体70の上方に滑らすだけでシンク部3全体を開放することができる。
さらに、蓋体70の上方で調理を行う場合は、水切りプレート12を蓋体70の上に配置してその上で調理を行えば、蓋体70にかかる荷重及び衝撃を緩和することができる。
以下、上述の食器洗浄機付き流し台の各部の構造について詳細に説明する。
【0030】
実施の形態2
先ず、洗浄槽21をキャビネット9に取付ける部材である取付枠40について、主として図12〜図20により説明する。図12〜図14において、41は四角形状の金属板の壁側の一部を残して(以下この部分を取付部43という)、前後の長さがカウンタ2に設けた開口部4の前後の長さより短い開口部42を有する取付枠本体である。44は取付枠本体41の外周縁及び開口部42の内周縁に一体に結合した例えばゴム材の如き柔軟材からなるパッキンで、開口部42の周縁の外周側は段部を介して1段高く形成され、開口部側にはリップ45が設けられ、外周側には、取付部43のパッキンと同じ高さで排水路46が形成されている。
47は取付部43に設けた長方形の温風取入口、48は温風取入口47の両側に設けた排水口、49は後述の支持部材を取付けるためのねじ挿通穴である。
【0031】
51は操作部50を構成する保持ケースで、図15に示すように、前面側に傾斜面52を有するほぼ箱状に形成されており、上面から傾斜面52にかけて開口部52aが形成され、また、上面から後壁にかけて排気穴52bが設けられている。51aは両側壁に設けた後述のヒンジ軸の挿通穴、51bはこの保持ケース51を固定するねじの挿通穴、59は後壁に設けた温風排気口である。
【0032】
53は保持ケース51の両側壁の内面に対応する位置において取付枠40の取付部43に対向して固定された一対の蓋体支持部材で、保持ケース51はこの蓋体支持部材53を覆って蓋体支持部材53に取付けられている。蓋体支持部材53は図16、図17に示すように、保持ケース51の内形とほぼ同様の外形を有し、リブで形成された後述のダンパーを支持するダンパー軸受部54、凹状の係止部56を有し弾性が付与された係止片55、及びストッパ57を備えている。
【0033】
図18、図19において、58は取付枠40の取付部43に設けた温風取入口47と保持ケース51の背面に設けた温風排気口59とを連通する排気管部材、60は取付部43に設けた排水口48に接続された柔軟性を有する排水管で、その先端部は洗浄槽21の内壁に当接している。
【0034】
61は保持ケース51の傾斜面52に装着された操作器で、保持ケース51内に収容された操作部ケース62内には、スイッチ64、発光部である赤外線の発光素子65その他の電気部品等が搭載された基板63が設けられており、前面にはスイッチ64を開閉する押しボタン等を有する操作パネル66が装着されてい。なお、発光素子65からの光は、洗浄槽21内を通ってその側壁に設けた赤外線透過材からなる受光部32の基板33に搭載された受光素子34に受光され、電気信号に変換されて制御部(図示せず)へ送信される。
【0035】
この場合、洗浄槽21は、赤外線を反射する色調又は材料(例えば、黒色をしたプラスチック材又は金属製の板材)とし、受光部32に対向する部位は、赤外線を透過する色調又は材料(例えば、白色、赤色又はスモークのかかった透明なプラスチック材)で構成することが必要である。
【0036】
図20は受光部32の他の例を示すもので、本例においては、洗浄槽21を例えば赤外線を透過する合成樹脂等の白色系材料で構成し、特にその一部を薄肉に形成して、洗浄槽21の取付けフランジ22に設けたスタッド22aに受光素子34が搭載された基板33を取付け、この受光素子34を上記の薄肉部21aに対向して配置したものである。これにより、発光素子65からの赤外線の減衰を防止することができる。
【0037】
なお、発光素子65と受光素子34とによる信号の光伝送に代えて、基板63に搭載した電気部品等に接続された複数のリード線を束ねて絶縁材料で被覆し、取付部43を通したのち洗浄槽21内を経てその周壁から外部に取出し、洗浄槽21の外に設けた電気部品に接続するようにしてもよい。
【0038】
上記のように構成した取付枠40によれば、その開口部42の前後方向の長さをカウンタ2に設けた開口部4の前後方向の長さより短く形成したので、洗浄槽21の開口部上にオーバーラップして取付けることができる。このため、洗浄槽21の開口部上に温風取入口47、排水口48、発光素子65等を設けることができ、また、後述のロック機構の磁石装着部を係止させることができる。
【0039】
また、取付枠40の開口部42の内周縁にリップ45を有するパッキン44を設けたので、蓋体70により洗浄槽21の開口部を水密に閉塞することができ、これにより洗浄槽21内の洗浄水や温風が漏洩することがなく、また、外部から洗浄槽21内に水等が浸入することもない。
さらに、洗浄槽21全域を乾燥した温風は、排気管部材58を経て保持ケース51の背面側から外部に排出されるので、流し台1の前面側に位置する使用者に不快感を与えることがない。
【0040】
また、発光素子65からの光を洗浄槽21内を通して受光素子34に受光させるようにしたので、人や障害物等により光が遮断されるおそれがない。
また、操作ケース51は取付枠40及び蓋体70の上方に突出し、しかも、前方に傾斜していてこの傾斜面52に設けた開口部52aに操作パネル66を配設したので、蓋体70の開閉にかかわらずいつも使用者が操作パネル66を視認することができるため、取扱いに支障を来すことがない。
【0041】
実施の形態3
次に、主として図21〜図27により蓋体70の詳細について説明する。蓋体70は前述のように、第1の蓋板71、第2の蓋板72、両蓋板71,72を連結しかつ屈曲させる第1のヒンジ部90、及び第2の蓋板72を取付枠40の取付部43に設けた蓋体支持部材53に開閉可能に装着するためのヒンジ用ブラケット92等からなっている。
【0042】
第1、第2の蓋板71,72は、図24に示すように、周壁を有する上板73とこの周壁内に嵌入された下板74、及び上板73と下板74を上板73に設けたねじ穴付きスタッド75を介して一体に結合したねじ76とからなっている。ところで、食器洗浄機20の稼働中、特に乾燥工程においては、洗浄槽21の外部(上板73側)は室温(例えば、20℃)であるのに対し、内部は高温(例えば、70℃)になるため、下板74が熱膨張する。このため、本発明においては、上板73の周壁の内壁と下板74との外周との間にすき間gを設けてこのすき間gに柔軟性を有するパッキンを介装し、また、上板73のねじ穴付きスタッド75に嵌合する下板74の穴の径を大きくしてねじ穴付きスタッド75との間にすき間gを設け、下板73の熱膨張をこれらすき間g,gに吸収させて変形等を防止するように構成した。なお、下板74を柔軟材で構成すれば、食器等の洗浄、すすぎ時に、噴射ノズル29から噴出される洗浄水の衝撃を吸収して緩和することができる。
【0043】
77は第1の蓋板71の上面で前面側に設けた凹状のハンドル収容部で、このハンドル収容部77には、開閉可能のハンドル78と、蓋体70をロックする回動可能のロックレバー79とが配設されている。なお、ハンドル収容部77は、ハンドル78を収容したときのハンドル78及びロックレバー79の上面が、蓋体70の表面から突出しない深さに形成されている。このため、水切りプレート12をスムーズに移動できるばかりでなく、蓋体70の上で調理を行う際にハンドル78やロッレバー79が邪魔になることがなく、まな板などの調理器具や食材などを安定して置くことができる。
【0044】
80は第1の蓋板71の下面で前面側に設けた蓋体70のロック機構である。このロック機構80の詳細を示す図25、図26において、81は円板状の第1の連動板、82は同じく第2の連動板で、第2の連動板82には磁石83aが収容された磁石装着部83が設けられている。そして、第1、第2の連動板81,82は、第1の蓋板71の上板73のハンドル収容部77内に設けたボス73a及び下板74に設けたボス74aに嵌入されたロックレバー79のボス79aに、第2の連動板82側からねじ85aを螺入し、また、第1の連動板81に設けたボス84に第2の連動板82側からねじ85bを螺入することにより一体に結合されている。
【0045】
又、第1、第2の連動板81,82は、第1の蓋板71の下板74に設けたボス74bを、第1、第2の連動板81,82に設けた円弧状の長穴86a,86bに摺動可能に挿入してねじ止めすることにより、長穴86a,86bの範囲で回動できるようなっている。86はロックレバー79のボス79aと、上板73に設けたボス73aとの間に介装されたシール材で、洗浄槽21から放出される洗浄水、温風、蒸気などを遮断すると共に、外部から洗浄槽21内に浸入する水等を遮断する。
87はロックアームで、その基部側に設けた丸穴88は、第1の連動板81のボス84に回動可能に装着されており、先端部側に設けた長穴89は、下板74に設けたボス74cに摺動可能に嵌合されている。なお、35はロックアーム87により蓋体70をロックしたときの磁石装着部83の位置に対応して、洗浄槽21の外側に設けたリードスイッチである。
【0046】
上記のようなロック機構80において、ハンドル収容部77内のロックレバー79を回動すると、これと一体に結合された第1、第2の連動板81,82も回動し、これに伴って両連動板81,82に連結されたロックアーム87が前後に移動する。いま、ロックアーム87を最も前進した位置に移動させると、図21に示すように、その先端部が第2の蓋板72の下面に当接するため、第1、第2の蓋板71,72は屈曲することができず、平板化した状態でロックされる。
また、第2の連動板82に設けた磁石装着部83が洗浄槽21の開口部内にオーバーラップして突出した取付枠40の下面に係止して蓋体70を開放不能にロックすると共に、磁石装着部83内の磁石83aがリードスイッチ35に近接してその接点をONし、食器洗浄機20が運転可能になったことを制御部(図示せず)に送信する。
【0047】
一方、第1、第2の蓋板71,72の折曲げ部(対向部)には、取付枠40の開口部42を跨ぐ長さのシール部材70aが装着されているので、洗浄槽21から放出された洗浄水や蒸気などを遮断すると共に、外部から洗浄槽21内に浸入する水等を遮断することができる。なお、上記の説明ではロックアーム87を1本設けた場合を示したが、第1の連動板81と第2の連動板82の間に2本のロックアームを設けてもよい。
【0048】
また、ロックレバー79を回動してロックアーム87を後方に移動させると、ロックアーム87の先端部が第2の蓋板72から外れてロックが解除されると共に、磁石装着部83による蓋体70のロックが解除されるので、両蓋板71,72を屈曲させて蓋体70を開放することができる。このとき、磁石83aはリードスイッチ35から離れるため、リードスイッチ35の接点はOFFになる。
【0049】
第1、第2の蓋板71,72において、91a,91b(図23)は下板74の折曲げ部(対向部)から交互に突設したブラケットで、隣接するブラケット91a,91bがそれぞれピンで連結され、第1のヒンジ部90を構成している。92は第2の蓋板72の壁側の両端部に設けたヒンジ用ブラケットで、後方かつ上方に突出しており、四角形のヒンジ軸取付口93が設けられている(図12参照)。
【0050】
図27はハンドルの他の例を示すもので、本例においては、蓋体70の第1の蓋板71のシンク3と反対側に板77aを設け、この板77aにほぼ逆U字状のハンドル78aを取付けたものである。
本例においては、ハンドル78aがシンク73の反対側に設けられているので、蓋体70を閉じた状態で水切りプレート12を蓋体70の上まで滑らせて広範囲に移動させることができ、前述のハンドル78と同様の効果が得られる。また、ハンドル78aを水切りプレート12のストッパとしても利用できる。
なお、ハンドル収容部77にはロックレバー79のみを収容し、その下面にロック機構80を設けてもよい。
【0051】
上記のような蓋体70は、洗浄槽21の開口部を開放するにあたっては、ハンドル78(又は78a)を持ってそのほぼ中央部から屈曲させるようにしたので、操作がきわめて容易で、かつその高さを低くすることができる。このため、流し台1と壁付け収納棚121の間の狭い空間内にも容易に立設させることができる。
【0052】
また、蓋体70を構成する上板73と下板74との間にすき間g,gを設けて下板74の熱膨張を吸収するようにしたので、洗浄槽21の内外に大きな温度差が生じても、蓋板70が変形するおそれがない。
さらに、蓋70を展開して洗浄槽21の開口部を閉塞したときは、ロック機構80によりその平板化を保持すると共に、磁石装着部83を取付枠40に係止させてロックするようにしたので、使用中に蓋体70が開放するおそれがない。なお、蓋体70を、図6に示すように、シンク部3側を低くその反対側を高くして傾斜して形成してもよい。
【0053】
実施の形態4
次に、図12及び図28、図29により第2のヒンジ部95について説明する。96はダンパーを兼ねたヒンジ軸で、97は有底四角筒状のダンパーケース、98はフランジ、99はフランジ98から突設されたつまみであり、ダンパーケース97の側壁には係止爪100が設けられ、また、底部には溝部101が形成されている。
【0054】
102はダンパーで、後部にダンパーケース97の溝部101に嵌入する支持部104を有する円筒状のケーシング部103と、ケーシング部103内に回転可能に収容された円筒部106及び円筒部106から突設され先端部が小判状に形成された固定部107からなる軸部105と、ケーシング部103内に充填された例えば、高粘度グリスの如きダンパー材108、及び蓋109からなっている。110はほぼ半円筒状の嵌合部111及び嵌合部111の外壁に設けた係合突起112を有するダンパーケース蓋である。
【0055】
このようなヒンジ軸96は、ケーシング部103内に軸部105の円筒部106を挿入して空間部にダンパー材108を充填し、蓋109により開口部を閉塞してダンパー102を構成する。そして、このダンパー102をダンパーケース97内に挿入してその支持部104を溝部101に嵌入して回転不能に保持し、ついで、ダンパーケース97の開口部にダンパーケース蓋110をねじ止めして固定する。
【0056】
そして、取付枠40の保持ケース51の両側に蓋体70のヒンジ用ブラケット92を嵌合する。ついで、ヒンジ用ブラケット92のヒンジ軸取付口93にダンパーケース97を挿入し、その軸部107を保持ケース51内の蓋体支持部材53のダンパー軸受部54に嵌入すると共に、係止爪100をダンパー取付口93の内壁に設けた係止部94に係止する。これにより、第2のヒンジ部95が形成され、蓋体70はヒンジ軸96を介して取付枠40に開閉自在に装着される。
なお、このとき、ヒンジ軸96のダンパーケース蓋110に設けた嵌合部111は、図13に示すように、ダンパー軸受部54の外周に嵌合する。
【0057】
いま、洗浄槽21の開口部を開放するため、ハンドル78を持って展開されている第1、第2の蓋板71,72を屈曲して第2のヒンジ部95を軸に蓋体70を回動すると、固定部107がダンパー軸受部54に嵌入されたヒンジ軸96の軸部105はその位置に保持され、ダンパーケース97及びケーシング部103が蓋体70と共に回動する。このとき、ダンパーケース蓋110に設けた嵌合部111もダンパー軸受部54の外周に沿って回動し、図14に示すように、その一端がストッパー57に当接すると共に、係合突起112が係止部56に係止し、ヒンジ軸96の回転はその位置で停止し、蓋体70は図8に示すように屈曲されて壁側に傾いた状態で保持され、洗浄槽21の開口部が開放される。このとき、蓋体70は流し台1の背面に位置する壁120や上方に設置された壁付け収納棚121に接触することなく、かつ、ヒンジ軸96の嵌合部111に設けた係合突起112が蓋板支持部材53の係止部56に係止しているので、自然降下することはない。
【0058】
洗浄槽21の開口部を閉塞するときは、ハンドル78を持って手前に引けば、嵌合部111の係合突起112が係止部56から外れて蓋体70が展開され、平板化して開口部を閉塞する。このとき、ヒンジ軸96のダンパー102にはダンパー材108が充填されているので、ダンパーケース97が回動する際、ダンパー材108の粘性抵抗によりダンパー102の回動、したがって蓋体70の回動が規制され、速度制限効果が得られる。なお、蓋体70の開閉にあったては、ハンドル78は常に使用者の視野範囲にあると共に、容易に手が掛けられる位置にあるため、蓋体70の開閉をスムーズに行うことができる。
【0059】
ところで、ダンパー102は、雰囲気温度が上昇するとダンパー材108の粘度が低下し、速度制限効果が損なわれるという問題がある。しかしながら本発明においては、食器等の乾燥時に洗浄槽21内に吹込まれる温風を、排気管部材58を経て温風排気口59から外部に排出するようにしており、さらに、排気管部材58の両側には蓋体支持部材53が設けられて遮断されているので、ヒンジ軸96が温風や蒸気等に直接さらされることがない。このため、食器洗浄機の運転停止直後においてもダンパー102の速度制限効果に変化はなく、常時安定した速度で蓋体70を開閉することができる。
【0060】
上記の説明では、第2のヒンジ部95を取付枠40の取付部43に設けた蓋体支持部材53と、蓋体70のヒンジ用ブラケット92とによって構成した場合を示したが、カウンタ2に設けた開口部4を洗浄槽21の開口部より小さく形成し、洗浄槽21の開口部とのオーバーラップ部に温風取入口47、排水口48を設けると共に、蓋体支持部材53、保持ケース51などを取付けて第2のヒンジ部95を構成してもよく、要するに、洗浄槽21の上方の一部で、かつ壁側に、蓋体70を開閉する第2のヒンジ部95を設ければよい。
【0061】
実施の形態5
次に、本発明における流し台1上の排水について説明する。図30において、77aは蓋体70のハンドル収容部77の前面側を切欠いて形成した排水部で、洗浄槽21の開口部を蓋体70で閉じたときは、この排水部77aが取付枠40の外周に設けたパッキン44の排水路46上に位置するようになっている(図には、説明を容易にするために、蓋体70が取付枠40から離れている状態を示してある)。
【0062】
いま、蓋体70を閉じた状態において、シンク部3や蓋体70上で調理等を行うと、蓋体70上の水及び蓋体70の周囲から浸入した水がハンドル収容部77内に流入する。この水は排水部77aから排水路46上に流出し、排水路46上を流れて最下面である取付部43に流入する(図12参照)。そして、排水口48から排水管60を経て洗浄槽21の内壁に沿って貯水部21aに流下し、排水される。
【0063】
本実施の形態においては、蓋体70上に流入した水を上記のように排水するようにしたので、食器等の洗浄、乾燥が終って蓋体70を開放しても、洗浄槽21の開口部から水が垂れて、乾燥後の食器等を濡すことがない。
また、排水管60は、前述のように柔軟材で構成したので、食器等を洗浄槽21に出し入れする際に、食器等が排水管60に当っても損傷することがない。
【0064】
次に、上記のように構成した実施の形態の、流し台に対する食器洗浄機の組込み手順の一例について説明する。
先ず、流し台1の開口部4が設けられたキャビネット9の扉10を開放し、支持台11上に載置した食器洗浄機20を、支持台11と共にキャビネット9内に搬入する。このとき、支持台11にキャスタを設けておくと搬入が容易である。ついで、支持脚23の高さを調節しながら、図18、図25に示すように、洗浄槽21の取付フランジ22をシール材36を介して開口部4のフランジ5の下面に当接させる。
【0065】
次に、取付部43に蓋体支持部材53及び保持ケース51等が取付けられた取付枠40をフランジ5上に載置し、取付枠40からフランジ5に挿通したねじ37を洗浄槽21の取付フランジ22に設けたねじ穴22aに螺入し、固定する。そして、支持脚23の高さを再調整する。このとき、取付枠40の開口部42の前面側及び取付部43は洗浄槽21の開口部の内側にあり、オーバラップしている。
そして、取付枠40の上に蓋体70を載置し、そのヒンジ用ブラケット92を保持ケース51の両側に嵌合、ヒンジ軸取付口93にヒンジ軸96を左右から挿入し、その固定部107を蓋体支持部材53のダンパ軸受部54に嵌入して結合し、第2のヒンジ95を構成する。
【0066】
ここで、例えば、蓋体70などに不具合が発生した場合の、補修のための蓋体の取外し方について説明する。
先ず、蓋体70の両側に挿入されているそれぞれのヒンジ軸96のつまみ99をつかんで引張ると、ダンパーケース97に設けられた係止爪100がばね作用でたわんで係止部94から外れる。しかるのち、引出せば左右のヒンジ軸96がヒンジ用ブラケット92から抜き出され、蓋体70と保持ケース51との係合が解除され、蓋体70を取付枠40から取外すことができる。
【0067】
これにより、蓋体70や取付枠40、あるいはヒンジ部95などの不具合箇所を点検し、修理することができる。なお、再組立は、前述の取外し方の逆の手順で行えばよい。
このように、本発明においては、設置、組立、分解など、施工性に優れた食器洗浄機付き流し台を得ることができる。
【0068】
最後に給水パイプ24を給水源に、排水パイプ25を排水口にそれぞれ接続し、アース線27を接地して電源プラグ26に電源を接続すれば、食器洗浄機20の流し台1への組込みが完了する。なお、上述の手順はその一例を示すもので、適宜変更することができる。
【0069】
次に、上記のように構成した本発明の作用を説明する。先ず、ハンドル78を持って蓋体70を屈曲させながら開放して汚れた食器類を洗浄槽21内の食器かご内に収納する。勿論、食器かごを洗浄槽21から取出して食器等を収納したのち、再び洗浄槽21内に収容してもよい。
【0070】
食器類の収納が終ったときは、ハンドル78を持って蓋体70を展開しながら洗浄槽21の開口部を閉じ、ロックレバー79を回動してロックアーム87により平板化した第1、第2の蓋板71,72をロックする。このとき、ロック機構80の磁石装着部83が、洗浄槽21の開口部上にオーバーラップしている取付枠40の下面に係止し、蓋体70を開放不能にロックする。また、磁石装着部83に装着した磁石83aがリードスイッチ35に近接してこれをONし、運転可能であることを制御部へ送信する。
【0071】
ついで、操作部50の電源スイッチをONすると、発光素子65からの赤外線が受光部32の受光素子34に受光され、電気信号に変換されて制御部へ送信され、給水弁(図示せず)を開いて給水パイプ24から洗浄槽21内へ洗浄水を給水する。貯水部21aに所定量の洗浄水が給水されると給水弁が閉じられる。このとき、排水パイプ25の排水弁(図示せず)は閉じられているので、洗浄槽21内の洗浄水が排水パイプ25から流出することはない。
次に、貯水部21aに設けたヒータ30に通電して洗浄水を所望の温度に加熱する。そして、送水ポンプ(図示せず)を駆動して温水化した洗浄水を給水管28に圧送し、噴射ノズル29から洗浄水を噴射して食器かご内の食器等を洗浄する。
洗浄槽21内に噴射された洗浄水は落下して貯水槽21aに集まり、再び噴射ノズル29から噴射してこの循環を繰返えす。
【0072】
所定の時間が経過すると、ヒータ30及び送水ポンプへの通電が停止し、ついで排水弁が開放されて洗浄槽21内の汚水は排水パイプ25から外部へ排出される。
すべての排水が終ったときは排水弁を閉じて給水弁を開放し、洗浄水を洗浄槽21内に供給する。以後は上述した洗浄工程と同様の作用により食器かご内の食器等のすすぎ洗いが行われ、所定時間のすすぎ洗いが終ると再び排水が行われる。このすすぎ洗いと排水は数回繰返される。
【0073】
所定回数のすすぎ洗いと排水が終了すると、給水パイプ24の給水弁及び排水パイプ25の排水弁を閉じた状態でヒータ30及び送風機(図示せず)に通電し、送風機を駆動して空気取入口(図示せず)から洗浄槽21内に空気を送り込む。この空気はヒータ30で加熱されて温風となり、食器等及び洗浄槽21全域の乾燥工程に入る。所定時間経過するとヒータ30及び送風機への通電が停止され、乾燥工程を終了する。これにより、食器等の洗浄・乾燥工程のすべてが終了する。
【0074】
一方、食器等及び洗浄槽21全域を乾燥した温風は、取付枠40の取付部43に設けた温風取入口47、排気管部材58を経て、保持ケース51の背面側に設けた温風排出口59から外部に排出される。このため、温風に含まれた湿気が本体に付着したり操作部に浸入したりせず、本体表面を汚したり故障などの不具合が発生せず、また、流し台1の前面側に位置する使用者が不快感を感じることがない。
また、温風を排気する排気管部材58は、保持ケース51の背面側に開口し、かつ操作部61の下方に設けられているため、温風や蒸気が直接操作部61に触れることがないので、操作部50に設けられた比較的熱に弱い電気部品を保護することができる。
【0075】
食器等が冷えたときは、ロックレバー79を回動して蓋体70のロックを解除し、ハンドル78を持って蓋体70を屈曲させながら洗浄槽21の開口部を開放し、食器かご又は食器かご内の食器等を取り出す。
上記の説明では食器等を洗浄、乾燥する場合について述べたが、例えば、換気扇やガス器具等を機器洗浄かご内に収容し、洗浄時間等を適宜設定することにより、同様にして洗浄、すすぎ、乾燥を行うことができる。
【0076】
実施の形態6
上記の各実施の形態においては、図1、図2に示すように、流し台1の後部上方に据付け収納棚121が設けられている場合について説明した。すなわち、蓋体70をほぼ中央部から屈曲させて開放するように構成し、開放した蓋体70を、壁付け収納棚121と流し台1との間に形成された空間内に納まるように構成した。
本実施の形態は、流し台1の後部上方に壁付け収納棚121が設置されていない場合の蓋体に関するもので、図31、図32に示すように、蓋体70を中央部で屈曲しない1枚の板状に構成し、開放したときは、斜め上方又は直立した状態で保持されるようにしたものである。
上記のように構成した蓋体70は、構造が簡単で部品数を減らすことができ、その上開閉が容易であり、ロック手段も簡単になる。
【0077】
実施の形態7
実施の形態2(図18)においては、取付枠40の取付部43に設けた温風取入口47と、保持ケース51の背面下方に設けた温風排気口59とを排気管部材60で連結し、食器類及び洗浄槽21全域を乾燥した温風を温風排出口59から外部に排出する例を示した。
本実施の形態においては、保持ケース51に設けた温風排出口59を、図33に示すように、カウンタ2に設けた立上り壁2dと対向する位置に開口し、取付枠40に設けた温風取入口47とこの温風排出口59とを排気管部材58で連結し、温風をこの立上り壁2dに一たん衝突させたのち、立上り壁2dに沿って上方に向って排気させるようにしたものである。
このように構成したことにより、使用者に不快感を与えない、電気部品を加熱しない等の効果を一層高めることができる。
【0078】
【発明の効果】
本発明に係る食器洗浄機付き流し台は、シンク部と、シンク部の一方の側に設けた開口部に取付けた食器洗浄機とを有する流し台において、前記開口部の下方に設置された洗浄槽と、後部側に取付部を残して前後方向の長さが前記開口部の前後方向の長さより短かい開口部を有し、前記洗浄槽を流し台に固定する取付枠と、取付枠上に載置されて前記洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、前記取付枠の取付部に取付けられた前記食器洗浄機を操作する操作部とを備えたので、食器類の出し入れの際操作部に水や汚れが付くことがなく、水の浸入による故障を生じることがない。
【0079】
上記の食器洗浄機付き流し台の取付枠に設けた保持部内に排気路を設け、この排気路の吸気側を洗浄槽に開口すると共に、排気側を流し台の水はね防止用の立上り壁に対向して開口し、乾燥工程における温風を立上り壁に衝突して屈曲させて上方に排気するようにしたので、流し台の前面に位置する使用者が不快感を感じることがない。また、温風に含まれた湿気が本体に付着して表面を汚したり、操作部に浸入して故障を生ずることもない。
【0080】
上記の食器洗浄機付き流し台の取付枠に形成された取付部に固定した蓋体支持部材を覆って操作部を構成する保持ケースを取付け、前記蓋体支持部材に前記蓋体の一端を装着するヒンジ部を設けたので、操作部の操作が容易で、しかも蓋体を開閉しても常に操作パネルを視認できるため誤操作のおそれがなく、使い勝手のよい厨房を得ることができる。また、操作部に水分がかかりにくいので、水分の浸入による故障を生ずることもない。
【0086】
上記のいずれかの食器洗浄機付き流し台の上面側において洗浄槽の外部に発光部を設けると共に、流し台のキャビネット内に受光部を設け、受光部を制御部に接続したので、操作部から受信部(受光部)への送信を、リード線などの接続材料を使用せずに行えるため、組立性が著しく改善されると共に、食器洗浄機の稼働中に、人その他の障害物によって光が遮断されるおそれがなく、光信号を確実に伝達することができる。
また、上記の発光部からの光を洗浄槽を透過して受光部で受光させるようにしたので、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を説明するための全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の食器洗浄機の蓋体を開放した状態を示す斜視図である。
【図3】図1の流し台に水切りプレートを載置した状態を示す斜視図である。
【図4】図1の流し台の本体の平面図である。
【図5】図1の流し台の要部の平面図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】図6の洗浄槽の縦断面図である。
【図8】図1のB−B断面図である。
【図9】図1の流し台のカウンタの説明図である。
【図10】図3の水切りプレートの他の例の斜視図である。
【図11】図10の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2を説明するための一部を断面で示した食器洗浄機部分の要部の平面図である。
【図13】図12の取付枠の説明図である。
【図14】取付枠の下面図である。
【図15】図10の保持ケースの斜視図である。
【図16】図12のC−C断面図である。
【図17】図16の作用説明図である。
【図18】図12のD−D断面図である。
【図19】図12のE−E断面図である。
【図20】図18の他の例の縦断面図である。
【図21】本発明の実施の形態3を説明するための流し台の平面図である。
【図22】図21の蓋体の斜視図である。
【図23】図21の蓋体の下面図である。
【図24】図21の蓋体のF−F断面図及びその一部拡大図である。
【図25】図21のG−G断面図である。
【図26】図25のロック機構の下面図である。
【図27】図21のハンドルの他の例を示す斜視図である。
【図28】本発明の実施の形態4の要部の斜視図である。
【図29】図28の分解斜視図である。
【図30】本発明の実施の形態5の要部の斜視図である。
【図31】本発明の実施の形態6の斜視図である。
【図32】図31の蓋体を開いた状態を示す斜視図である。
【図33】本発明の実施の形態7の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 流し台、2 カウンタ、3 シンク部、4 開口部、5 フランジ、11支持台、12 水切りプレート、20 食器洗浄機、21 洗浄槽、32 受光部、34 受光素子、40 取付枠、42 開口部、43 取付部、44 パッキン、45 リップ、46 排水路、47 温風取入口、48 排水口、50操作部、51 保持ケース、53 蓋体支持部材、54 ダンパ軸受部、58排気管部材、59 温風排気口、60 排水管、61 操作器、65 発光素子、70 蓋体、71 第1の蓋板、72 第2の蓋板、73 上板、74 下板、77 ハンドル収容部、78 ハンドル、79 ロックレバー、80 ロック機構、90 第1のヒンジ部、95 第2のヒンジ部、96 ヒンジ軸、120 壁、121 壁付け収納棚。

Claims (5)

  1. シンク部と、該シンク部の一方の側に設けた開口部に取付けた食器洗浄機とを有する流し台において、
    前記開口部の下方に設置された洗浄槽と、後部側に取付部を残して前後方向の長さが前記開口部の前後方向の長さより短かい開口部を有し、前記洗浄槽を流し台に固定する取付枠と、該取付枠上に載置されて前記洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、前記取付枠の取付部に取付けられた前記食器洗浄機を操作する操作部とを備えたことを特徴とする食器洗浄機付き流し台。
  2. 前記取付枠に設けた操作部内に排気路を設け、該排気路の吸気側を前記洗浄槽に開口すると共に、排気側を前記流し台の水はね防止用の立上り壁に対向して開口したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機付き流し台。
  3. 前記取付枠に形成された取付部に固定した蓋体支持部材を覆って操作部を構成する保持ケースを取付け、前記蓋体支持部材に前記蓋体の一端を装着するヒンジ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の食器洗浄機付き流し台。
  4. 前記流し台の上面側において洗浄槽の外部に発光部を設けると共に、前記流し台のキャビネット内に受光部を設け、該受光部を制御部に接続したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の食器洗浄機付き流し台。
  5. 前記発光部からの光を洗浄槽を透過して受光部で受光させるようにしたことを特徴とする請求項記載の食器洗浄機付き流し台。
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