JPH11178660A - 食器乾燥機付き流し台 - Google Patents

食器乾燥機付き流し台

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Publication number
JPH11178660A
JPH11178660A JP9347488A JP34748897A JPH11178660A JP H11178660 A JPH11178660 A JP H11178660A JP 9347488 A JP9347488 A JP 9347488A JP 34748897 A JP34748897 A JP 34748897A JP H11178660 A JPH11178660 A JP H11178660A
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JP
Japan
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opening
lid
cutting board
sink
hinge
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Application number
JP9347488A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Suzuki
俊博 鈴木
Toshio Kikuchi
俊男 菊池
Taiji Kumada
泰治 熊田
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥槽のスペースをとらないため大容量の食
器類を乾燥することができ、まな板の収納性がよく、そ
の上乾燥性能が優れた食器乾燥機付き流し台を得るこ
と。 【解決手段】 シンク部3と、このシンク部3の一方の
側に設けた開口部に取付けた食器乾燥機12を有する流
し台1において、開口部の下方に設置された乾燥槽と、
下面にまな板収納部42を有し、乾燥槽の開口部を開閉
する蓋体36を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器乾燥機付き流
し台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器乾燥機と流し台とは別個に製
作され販売されているため、流し台における作業と食器
乾燥機による作業とは、相互に関連する作業であるにも
かかわらず両者は別々の位置に配置されているため、作
業上無駄な労力を使い作業手順が悪くなるなどの不都合
があった。
【0003】このような問題を解決するため、例えば、
実開昭57−172550号公報には食器乾燥機付き流
し台の考案が記載されている。この考案は、シンク部の
近傍に食器乾燥用のタンクを埋設し、このタンクに温風
発生装置からの温風を送風するパイプを連通し、一方、
このタンク内にまな板係止用リブを突設してまな板を収
納できるようにし、タンクの下端に設けた排水用のパイ
プをシンク部の主排水パイプに接続して、タンク内の食
器類やまな板を乾燥するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
は、食器類を乾燥する目的で設けたタンク内にまな板係
止用リブを突設し、このまな板係止用リブにまな板を収
納して温風発生装置により乾燥するように構成したの
で、食器乾燥用のタンク内がまな板収納のために多くの
スペースが占領されて食器類の収納容量が減少する。ま
た、まな板の収納場所がタンク内の隅になっているた
め、乾燥性能が悪いという不具合があり、さらに、乾燥
後にまな板を取り出す場合も、取出しにくく使い勝手悪
いという問題がある。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、乾燥槽のスペースをとらないため大容量
の食器類を乾燥することができ、まな板の収納性がよ
く、その上乾燥性能が優れた食器乾燥機付き流し台を得
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食器乾燥機
付き流し台は、シンク部と、該シンク部の一方の側に設
けた開口部に取付けた食器乾燥機とを有する流し台にお
いて、前記開口部の下方に設置された乾燥槽と、下面に
まな板収納部を有し、前記乾燥槽の開口部を開閉する蓋
体とを備えたものである。
【0007】また、上記の蓋体に設けたまな板収納部
を、該まな板収納部にまな板を収納したときに、該まな
板と蓋体の下面との間にすき間が形成されるように構成
したものである。
【0008】さらに、まな板収納部を、蓋体の前側から
まな板を収納しうるように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1につき、図1〜図20により説明
する。図において、1は流し台、2は流し台1のカウン
タで、シンク部3及びシンク部3の一方の側に開口する
食器乾燥機用の開口部4が設けられており、開口部4の
内周縁には複数のねじ挿通穴5aを有するフランジ5が
設けられている(図5)。6はシンク部3上に開口する
水道蛇口、7はシンク部3の底部に設けた排水口で、こ
の排水口7には排水管8(図3)が接続され、屋外に取
出されている。9はカウンタ2を支持すると共に、収納
部等を有するギャビネットで、その前面開口部には開閉
自在の扉10が設けられている。なお、以下の説明で
は、流し台1の後部側を後側といい、その反対側を前側
という。
【0010】本発明に係る流し台1のカウンタ2は、最
上部の第1の面2aと、シンク部3の周囲に設けられた
第1の面2aより低い第2の面2bとからなっており、
開口部4のフランジ5を第2の面2bよりさらに低い位
置、すなわち、後述する取付枠と蓋体の合計高さとほぼ
等しい高さだけ低い位置に第3の面2cを設けてこれを
フランジ5とした。そして、この第3の面2cに取付枠
と蓋体を取付けることにより、蓋体の上面とカウンタ2
の第2の面2bとがほぼ同一平面になるように構成し、
さらに、取付枠と蓋体の設置部の周囲には、第1の面2
aの側壁との間に間隔を設けて排水路17が形成されて
いる。
【0011】12はキャビネット9内において、開口部
4の下方に支持台11を介して設置された食器乾燥機、
13はその乾燥槽で、下部には貯水槽13aが設けられ
ており、上端部外周にはほぼ逆L字状の取付けフランジ
14が形成されている。そしてこの取付フランジ14
は、上面に設けた凹溝14aにシール部材15が装着さ
れ(図18)、開口部4のフランジ5の下面に当接され
て後述の取付枠側からねじ穴14bにねじ止めされ、流
し台1に取付けられる。
【0012】一方、貯水槽13aの底板には給気口14
cが設けられており、さらに、貯水槽13aの最下部側
壁には排水部14dが形成され、この排水部14dに接
続された排水パイプ14eの先端部は、排水管8に接続
されて貯水槽13aに溜った水を屋外に排水するように
なっている。16は乾燥槽13の下部に設けられた上下
方向の高さ調節可能に構成された支持脚である。
【0013】18は貯水槽13aの下部に設けられた送
風装置で、ケーシング18a内にはモータとこのモータ
によって回転駆動されるファン(図示せず)が設けられ
ており、先端部に設けた吹出し部18bは、貯水槽13
aの底板に設けた給気口14cに接続されている。19
は貯水槽13aの給気口14cに連通して底板上に立設
された有天円筒状の送風管で、天板には複数の吹出し口
19aが設けられている。20はほぼ半球状の吹出し口
屋根で、吹出し口19aとは所定の間隔を隔てて天板に
装着されている。21は送風管19内に設けられた発熱
装置である。なお、この発熱装置21は送風装置18内
に設けてもよい。
【0014】22は貯水槽13aの全域を覆って着脱自
在に設置された水切りプレートで、吹出し口屋根20の
直上部分には吹出し口屋根20を覆う相似形で半球状の
凸部により屋根カバー22aが形成されており、この屋
根カバー22aから周囲に延在されたプレート部22b
には複数の水切り用開口部22cが設けられている。
【0015】23は皿、どんぶり、茶碗などの食器類2
4が収納される食器かごで、乾燥槽13内に出し入れ可
能に収容され、乾燥槽13の内壁に設けた棚(図示せ
ず)上に載置される。なお、図示してないが、本発明に
係る食器乾燥機12は食器等を収納する食器かご23
と、ガス器具の付属品や換気扇の羽根などの機器を収納
するための機器収納かごを備えている。
【0016】25は上枠26と下枠27とからなり、流
し台1のフランジ5上に設置され、フランジ5を介して
食器洗浄機12を流し台1に固定する取付枠である。2
6は取付枠25を構成する長方形状の上枠で、図7、図
8に示すように、前後方向の長さがカウンタ9に設けた
開口部4の前後の長さより短い開口部26aが設けられ
ている。26bは開口部26aの周端縁に突設された複
数の係止爪、26cは長手方向の後側に箱状に突設され
て下面が開口された操作部、26dは操作部26cの上
面から前面にかけて開口された操作パネル取付部、26
eは操作部26cの両側壁に開口したヒンジ用穴部、2
6fは操作部26cの背壁に開口した温風排気穴であ
る。
【0017】27は取付枠25を構成する長方形状の下
枠で、図9、図10に示すように、上枠26とほぼ同形
状に形成され、上枠26と一体に固定される。27aは
開口部、27bは開口部27aの外周に上方に突設され
た枠部、27cは枠部27bの外壁に穿設した複数の系
止穴で、前述の上枠26の係止爪26bが係止し、完成
状態において上枠26と下枠27が一体に結合される。
なお、この係止穴27cは長い凹溝で構成してもよい。
27dは枠部27bの外側に設けられた複数のねじ挿通
穴で、食器乾燥機12をフランジ5に固定するねじが挿
通される。
【0018】27eは後側のほぼ中央部において箱状に
突設され、後側が開口した排気室、27fは排気室27
eの底面に開口された排気口である。27gは排気室2
7eと後述のヒンジ取付部との間に設けられた左右一対
の電気部品取付座である(図9には省略してある)。な
お、図にはこの電気部品取付座27gを各2本の支柱で
構成した場合を示したが、例えば、壁板で構成する等、
他の構造にしてもよい。27hは後述する電気・電子回
路部品を接続するリード線の挿通穴である。
【0019】28は金属板などを曲げ加工して形成した
コ字状の一対のヒンジ取付部材で、排気室27eの両側
において下枠27に固定されている。28aはヒンジ取
付部材28の内側の支持片、28bは同じく外側の支持
片で、内側の支持片28aには小判状の支持穴28cが
設けられており、外側の支持片28bには円形の支持穴
28dが設けられている。28eは後述するヒンジ部を
ヒンジ取付部材28に取付けたあとで、外側の支持片2
8bに取付けられるヒンジの抜け止め部材である。
【0020】29(図18参照)はスイッチなどを開閉
する押ボタン等を有する操作パネルで、取付枠25の上
枠26のパネル取付部26dに設けられている。30は
スイッチなどの電気・電子部品が搭載された基板などが
収容された電気・電子部品群で、下枠27の電気部品取
付座27g上に載置固定されている。そして、電気・電
子部品群30のリード線は一束にまとめられてシール部
材により被覆され、下枠27のリード線挿通穴27hか
ら引出され、乾燥槽13内からその側壁を貫通して外側
に設けられた電気部品(図示せず)にそれぞれ接続され
る。なお、乾燥槽13の側壁に設けたリード線の貫通穴
には、シール部材が設けられて水や蒸気の洩れを防止し
ている。
【0021】31は取付枠25の下枠27に設けたヒン
ジ取付部材28に取付けたヒンジ部で、その詳細を図1
1、図12に示す。32は有底円筒状のヒンジ軸収納ケ
ースで、底部には断面小判状の支持軸32aが突設され
ている。33は中心部に穴33aを有し、ヒンジ軸収納
ケース32の開口部を閉塞するケース蓋である。34は
ヒンジ軸収納ケース32内に回転自在に収納されたヒン
ジ軸で、端部には先端部が小判状に形成された固定軸3
4aが設けられている。35はヒンジ軸収納ケース32
内に充填された例えば高粘度グリスの如きダンパー材で
ある。
【0022】上記のように構成したヒンジ部31は2個
設けられ、前述の取付枠25の下枠27に設けたヒンジ
取付部材28の支持片28a,28bの間に装着され
る。すなわち、支持片28bに設けた支持穴28cにヒ
ンジ部31の固定軸34aを挿入し、ついで、支持片2
8aに設けた支持穴28dに支持軸32aを嵌入する。
そして、ヒンジ取付部材28の支持片28b側に抜止め
部材28eを取付けて、ヒンジ部31の抜けを防止す
る。
【0023】このようにしてヒンジ部31及び電気・電
子部品群30が取付られた下枠27に、上方から上枠2
6を重ねてその係止爪26bを下枠27の係止穴27c
に係合させれば、ワンタッチで取付枠25が完成する。
なお、この状態において、ヒンジ部31の軸部は上枠2
6のヒンジ用穴部26eから突出し、下枠27の排気室
27eの排気口27fは、上枠26の温風排気穴26f
に連通する。
【0024】上記のように構成した取付枠25によれ
ば、その開口部26a,26aの前後方向の長さをカウ
ンタ2に設けた開口部4の前後方向の長さより短く形成
したので、乾燥槽13の開口部上にオーバーラップして
取付けることができる。このため、乾燥槽13の開口部
上にヒンジ部31、温風排出穴26f及び操作部26c
等を設けることができる。
【0025】36は取付枠25の上方に設置され、取付
枠25の開口部26a,27aを開閉する蓋体で、その
詳細を図13〜図16に示す。37はほぼ長方形の平板
状に形成された蓋体、37aは長手方向の後側の左右に
おいて、後側及び上方に突設された一対の箱状のヒンジ
受け部収納部で、後側から内側壁(対向する壁)にかけ
て開口部37bが設けられている。37cは前側裏面の
両側に設けられた凹部からなる手掛部である。
【0026】38は上蓋体37の下面に結合される枠状
の下蓋体で、38aは後側の左右に突設された取付座で
ある。38bは前側の両面に形成した手掛け部、38c
は下蓋体38の裏面に設けた凹溝、38dはこの凹溝3
8cに開口する複数のねじ挿通穴である。39は下蓋体
38の取付座38a上に取付られたヒンジ軸受部材で、
例えば、ばね性を有するステンレス鋼板などを折曲げ加
工して下部に取付片39aを設けたほぼコ字状のもの
で、両側壁には開口部39bが形成されている。39c
はばね材からなるほぼU字状のヒンジ軸受部で、その開
口部を後側にしてヒンジ軸受部材39に取付られてい
る。40は下蓋体38のねじ挿通穴38eに挿通された
ねじ41の頭部上において凹溝38cに装着されたパッ
キンである。
【0027】42は下蓋体38の開口部の内側の領域内
において、上蓋体37の下面に設けられたまな板収納部
である。42aはまな板収納部42を構成するリブ状の
突条部で、上蓋体37の下面のほぼ中央部において前後
方向に長く突設されており、上蓋体37と下蓋体38を
結合したときに、その下端部が下蓋体38の下面とほぼ
同一平面か、又はそれより若干突出する高さになってい
る。42bは断面ほぼZ状の複数の保持部材で、突条部
42aの両側及び後側において上蓋体37の下面に設け
られており、上蓋体37と下蓋体38を結合したとき
に、突条部42aの下端部との間にすき間t(このすき
間tは収納するまな板の厚みとほぼ等しい)を形成する
高さに選ばれており、対向する保持部材42bの間隔W
は、まな板の幅とほぼ等しくなっている。
【0028】上記のような蓋体36は、上蓋体37を下
蓋体38上に載置してヒンジ軸受部材39をヒンジ受け
部収納部37a内に収容し、下蓋体38のねじ挿通穴3
9dに下面の凹溝38cから挿通したねじ41を上蓋体
37に螺入して固定し、凹溝38cにパッキン40を装
着すれば、組立が完了する。
【0029】次に、取付枠25に設けたヒンジ部31
に、ヒンジ軸受け部材39を有する蓋体36を取付ける
手順を説明する。取付枠25の後側に設けた操作部26
cの左右に突出している小判状のヒンジ軸34aの平坦
部に向って、図17に示すように、蓋体36に設けたヒ
ンジ軸受け部材39のヒンジ軸受け部39cを開口部か
ら無理に押込んで嵌合する。ヒンジ軸受け部39cは弾
性材からなっているため、ヒンジ軸34への押込みに際
して弾性変形し、嵌合後はヒンジ軸34は弾性的に挾持
され容易に抜け出すことはない。なお、蓋体36などに
不具合が発生してメンテナンスなどを行う場合は、蓋体
36を前側に強く引張ることにより、ヒンジ軸受部39
cがヒンジ軸34から外れて取付枠25から外すことが
できるので、容易に修理などを行うことができる。
【0030】上記のように構成した蓋体36を開放する
場合は、蓋体36の前側に設けた手掛け部37c,38
bを持って上方に引上げることにより、蓋体36のヒン
ジ軸受け部39cに挾持されているヒンジ軸34がヒン
ジ軸収納ケース32内を回転し、図2に示すように、蓋
体36を後側に向って開放することができる。
【0031】また、乾燥槽13の開口部を閉塞するとき
は、手掛け部37c,38bを持って手前に引けば、図
18に示すように、開口部を閉塞することができる。こ
のとき、ヒンジ軸収納ケース32内にはダンパー材35
が充填されているので、ヒンジ軸34が回動する際、ダ
ンパー材35の粘性抵抗によりヒンジ軸34の回動、し
たがって蓋体36の回動が規制され、速度制限効果が得
られる。なお、蓋体36の開閉にあたっては手掛け部3
7c,38bが容易に手を掛けられる位置にあるので、
蓋体36の開閉をスムーズに行うことができる。また、
手掛け部37c,38bは水などがかかりにくい位置に
あるため、汚れたり、手が滑ったりすることがない。
【0032】ところで、ダンパー材35は、雰囲気温度
が上昇すると粘度が低下し、速度制限効果が損なわれる
という問題がある。しかしながら本発明においては、食
器等24の乾燥時に乾燥槽13内に吹込まれる温風を、
取付枠25の後側に設けた温風排気穴26fから外部に
排出するようにしているので、ヒンジ軸34が温風や蒸
気等に直接さらされることがない。このため、食器乾燥
機12の運転停止直後においてもダンパー材35の速度
制限効果に変化はなく、常時安定した速度で蓋体36を
開閉することができる。
【0033】次に、上記のように構成した本発明の、流
し台に対する食器乾燥機の組込み手順の一例について説
明する。先ず、流し台1の開口部4が設けられたキャビ
ネット9の扉10を開放し、支持台11上に載置した食
器乾燥機12を、支持台11と共にキャビネット9内に
搬入する。このとき、支持台11にキャスタを設けてお
くと搬入が容易である。ついで、支持脚16の高さを調
節しながら、乾燥槽13の取付フランジ14をシール部
材15を介して開口部4のフランジ5の下面に当接させ
る。
【0034】次に、ヒンジ部31が取付けられた取付枠
25の下枠27をフランジ5上に載置し、下枠27側か
らフランジ5に挿通したねじを乾燥槽13の取付フラン
ジ14に設けたねじ穴14bに螺入し、固定する。そし
て、支持脚16の高さを再調整する。このとき、下枠2
7の開口部27aの前面側及びヒンジ取付部材28は乾
燥槽13の開口部の内側にあり、オーバラップしてい
る。ついで、下枠27の上に上枠26を載置し、その係
止爪26bを係止穴27cに係止して一体に結合し、取
付枠25を組立てる。そして、この取付枠25のヒンジ
軸34に、上蓋体37と下蓋体38を結合した蓋体36
のヒンジ軸受部39cを弾着嵌合すれば、蓋体36の取
付が完了する。
【0035】最後に給水パイプ14eを排水管8に、電
源プラグ(図示せず)を電源接続すれば、食器乾燥機1
2の流し台1への組込みが完了する。なお、上述の手順
はその一例を示すもので、適宜変更することができる。
【0036】次に、本発明における流し台の排水につい
て説明する。流し台1の開口部4の周縁に設けたフラン
ジ5を利用して、第3の面2cと連続して取付枠25と
蓋体36の全周に形成された排水路17はシンク部3に
連なっているため、蓋体36を閉じた状態でシンク部3
や蓋体36上で調理などを行うと、蓋体36上の水は排
水路17に流出し、排水路17上を流れてシンク部3内
に流入する。そして、排水口7から排水管8を経て外部
に排出される。なお、蓋体36の開閉のための手掛け部
37c,38bは、排水管17側に開放されており、手
掛け部37c,38bの周辺に空間が形成されているの
で手掛け易く、開閉が容易である。
【0037】このように、本実施の形態においては、蓋
体36上に流入した水を上記のように排水するようにし
たので、食器等24の乾燥が終って蓋体36を開放して
も、乾燥槽13の開口部から水が垂れて、乾燥後の食器
等24を濡らすことがない。
【0038】次に、上記のように構成した本発明の作用
を説明する。先ず、手掛け部37c,38bを持って蓋
体36を開放し、あらかじめシンク部3内で手洗いなど
によって洗浄した食器類24を乾燥槽13内の食器かご
23内に収納する。勿論、食器かご23を乾燥槽13か
ら取出して食器等24を収納したのち、再び乾燥槽13
内に収容してもよい。食器類24の収納が終ったら、手
掛け部37c,38bを持って蓋体36を閉じる。この
とき、食器類24に付着している水滴は落下して貯水槽
13aに集められ、排水部14dから排水パイプ14e
を経て配水管8に送られ、屋外に排水される。
【0039】ついで、操作パネル29の電源スイッチを
ONすると送風装置18及び発熱装置21に通電され、
モータが駆動されてファンが回転し、吹出し部18bか
ら送風管19内に送風され、送風管19内に設置した発
熱装置21に加熱されて温風となり、吹出し口19aに
送風される。この温風は、吹出し口19aの直上に設け
た吹出し口屋根20に当たり、周囲に拡散されて乾燥槽
13内全域に送風され、食器等24を乾燥する。
【0040】食器等24及び乾燥槽13全域を乾燥した
温風は、取付枠25の排気口27fから排気室27eを
経て温風排気穴26fから外部に排出される。このた
め、流し台1の前面側に位置する使用者が不快感を感じ
ることがない。また、温風を排気する排気室27eは後
側に開口し、かつ電気・電子部品群30の下方に設けら
れているため、温風や蒸気が直接触れることがないの
で、比較的熱に弱い電気部品を保護することができる。
【0041】食器等24の乾燥が終って冷えたときは手
掛け部27c,28bを持って蓋体36を開放し、食器
かご23又は食器かご23内の食器等24を取り出す。
上記の説明では食器等24を乾燥する場合について述べ
たが、例えば、換気扇の羽根やガス器具等の付属品、例
えば御徳などを手洗などで洗浄したのち、別に設けた機
器収納かご内に収容し、乾燥時間等を適宜設定すること
により、同様にして乾燥することができる。
【0042】次に、図19、図20によりまな板43の
乾燥について説明する。先ず、蓋体36を開放し、前側
から蓋体36の下面に形成された突条部42aと保持部
材42bの間にシンク部3などで洗浄したまな板43を
押込み、まな板収納部42に収納する。これにより、ま
な板43は突条部42aと保持部材42bとの間に挾持
されて蓋体36の下面に保持される。
【0043】このとき、まな板43の表面(又は裏面)
と、蓋体36の上蓋体37の下面との間には隙間が形成
されるので、乾燥槽13内の温風はこの隙間内に侵入
し、まな板43の両面をむらなく乾燥する。なお、本発
明においては、まな板43のみの乾燥は勿論、乾燥槽1
3に食器類24を収納した状態でもまな板43を収納し
うるように構成したので、食器類24とまな板43を同
時に乾燥することができる。
【0044】[実施の形態2]図21は本発明の実施の
形態2の斜視図、図22は図21の蓋体を開放した状態
を示す斜視図で、本実施の形態は、実施の形態1の食器
乾燥機付き流し台に調理プレートを設けたものである。
図において、44は調理を行ったり、食材等の水切りを
行う調理プレートで、カウンタ2の第2の面2b上に設
置され、第2の面2b上を滑らせて移動させ、使用する
ものである。本発明においては、カウンタ2の第2の面
2bと食器乾燥機12の蓋体36の上面とはほぼ同一平
面上にあるので、調理プレート44を蓋体36の上まで
移動させることができる。44aはこの調理プレート4
4のシンク部3側を切除して形成した排水部である。
【0045】上記のように構成した本実施の形態におい
ては、調理プレート44の移動範囲が広域となるので、
シンク部3全体を使用したいときなどは、わざわざ調理
プレート44を流し台1以外の場所に移動しなくても、
蓋体36の上方を滑らすだけでシンク部3全体を開放す
ることができる。また、蓋体36の上方で調理を行う場
合は、調理プレート44を蓋体36の上に配置してその
上で調理を行えば、蓋体36にかかる荷重及び衝撃を緩
和することができる。さらに、調理プレート44は、シ
ンク部3側に対応させて排水部44aを形成してあるの
で、調理中に調理プレート44上の水などをシンク部3
内に排水できるため、蓋体36上を汚したりすることが
ない。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る食器乾燥付き流し台は、シ
ンク部と、このシンク部の一方の側に設けた開口部に取
付けた食器乾燥機とを有する流し台において、開口部の
下方に設置された乾燥槽と、下面にまな板収納部を有
し、乾燥槽の開口部を開閉する蓋体とを備えたので、乾
燥槽内のスペースを有効に使用することができ、多量の
食器類を効率的に乾燥することができる。また、まな板
を単独で、又は食器類と同時に乾燥することができるの
で、使い勝手のよい流し台を得ることができる。
【0047】また、上記のまな板状収納部を、このまな
板収納部にまな板を収納したときに、まな板と蓋体の下
面との間にすき間が形成されるように構成したので、食
器類やまな板を乾燥する温風がこのすき間に侵入して、
まな板の乾燥性能を向上させることができる。
【0048】さらに、上記のまな板収納部を、蓋体の前
側からまな板を収納しうるように構成したので、まな板
の着脱性が向上すると共に、蓋体の開閉に際してまな板
が脱落するおそれがなく、取扱性に優れた食器乾燥機付
き流し台を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の全体構成を示す斜視
図である。
【図2】 図1の食器乾燥機の蓋体を開放した状態を示
す斜視図である。
【図3】 図1の平面図である。
【図4】 図1の縦断面図である。
【図5】 図1の要部の斜視図である。
【図6】 図4の乾燥槽の縦断面図である。
【図7】 実施の形態1の取付枠を構成する上枠の斜視
図である。
【図8】 図7の要部の斜視図である。
【図9】 取付枠の下枠の斜視図である。
【図10】 図9の要部の斜視図である。
【図11】 実施の形態1のヒンジ部の斜視図である。
【図12】 図11の断面図である。
【図13】 実施の形態1の蓋体の断面図である。
【図14】 図13の下面斜視図である。
【図15】 蓋体の上蓋体の斜視図である。
【図16】 蓋体の下蓋体の斜視図である。
【図17】 蓋体のヒンジ部への取付状態を示す断面図
である。
【図18】 蓋体を閉じた状態を示す断面図である。
【図19】 蓋体に設けたまな板収納部にまな板を収納
する手順を示す説明図である。
【図20】 まな板が収納された蓋体を閉じた状態を示
す断面図である。
【図21】 本発明の実施の形態2の全体構成を示す斜
視図である。
【図22】 図21の蓋体を開いた状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 流し台、2 カウンタ、3 シンク部、4 開口
部、5 フランジ、12食器乾燥機、13 乾燥槽、1
7 排水路、18 送風装置、19 送風管、21 発
熱装置、23 食器かご、24 食器類、25 取付
枠、31 ヒンジ部、36 蓋体、37 上蓋体、38
下蓋体、42 まな板収納部、42a突条部、42b
保持部材、43 まな板、44 調理プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊田 泰治 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンク部と、該シンク部の一方の側に設
    けた開口部に取付けた食器乾燥機とを有する流し台にお
    いて、 前記開口部の下方に設置された乾燥槽と、 下面にまな板収納部を有し、前記乾燥槽の開口部を開閉
    する蓋体とを備えたことを特徴とする食器乾燥機付き流
    し台。
  2. 【請求項2】 まな板収納部を、該まな板収納部にまな
    板を収納したときに、該まな板と蓋体の下面との間にす
    き間が形成されるように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の食器乾燥機付き流し台。
  3. 【請求項3】 まな板収納部を、蓋体の前側からまな板
    を収納しうるように構成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の食器乾燥機付き流し台。
JP9347488A 1997-12-17 1997-12-17 食器乾燥機付き流し台 Pending JPH11178660A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017501828A (ja) * 2013-12-31 2017-01-19 寧波方太厨具有限公司Ningbo Fotile Kitchen Ware Co., Ltd シンク式洗浄機
KR101869373B1 (ko) * 2017-12-13 2018-06-20 한승인 싱크 일체형 초음파 세척장치
KR20210053621A (ko) * 2019-11-04 2021-05-12 (주)대경아이엔씨 식기 건조기용 식기 건조대

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KR101869373B1 (ko) * 2017-12-13 2018-06-20 한승인 싱크 일체형 초음파 세척장치
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