JPH11266945A - 食器乾燥機付き流し台 - Google Patents

食器乾燥機付き流し台

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JPH11266945A
JPH11266945A JP10076898A JP7689898A JPH11266945A JP H11266945 A JPH11266945 A JP H11266945A JP 10076898 A JP10076898 A JP 10076898A JP 7689898 A JP7689898 A JP 7689898A JP H11266945 A JPH11266945 A JP H11266945A
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JP
Japan
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drain
sink
dish dryer
trap device
drain pipe
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Application number
JP10076898A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Suzuki
俊博 鈴木
Toshio Kikuchi
俊男 菊池
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器乾燥機の使用に際して排水管からの臭気
を遮断して使い勝手を向上させると共に、施工性がよ
く、取扱性、清掃性に優れた食器乾燥機付き流し台を得
ること。 【解決手段】 シンク部3と、シンク部3の一方の側に
設けた開口部と、開口部に臨ませた食器乾燥機11と、
食器乾燥機11の開口を開閉する蓋体36とを備え、食
器乾燥機11に排水トラップ装置27を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器乾燥機付き流
し台に係り、さらに詳しくは、食器類を乾燥するにあた
り、食器類から落下した水滴の排水装置を備えた食器乾
燥機付き流し台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器乾燥機と流し台とは別個に製
作されて販売されているため、流し台における作業と食
器乾燥機による作業とは、相互に関連する作業であるに
もかかわらず、両者は別々の位置に配置されているた
め、作業上無駄な労力を使い作業手順が悪くなるなどの
不都合があった。
【0003】このような問題を解決するため、例えば、
実開昭57−172550号公報には、食器乾燥用タン
ク付きの流し台の考案が記載されている。この考案は、
流し台のシンクの近傍に食器乾燥用のタンクを埋装して
このタンク内に温風発生装置からの温風を送風し、一
方、タンクの下端部に排水用のパイプを接続してその先
端部をシンクの排水管に連通させ、タンク内の水滴を外
部に排水するようにしたものである。
【0004】上記のような流し台においては、食器乾燥
用のタンク内に食器収納かごを収容しておき、シンク内
で洗い終った食器類を食器収納かご内に収納し、温風発
生装置からタンク内に温風を送風して食器類を乾燥す
る。一方、食器類から滴下した水滴はタンクの底部に集
水され、タンクの最下部に設けた排水口に接続された排
水用のパイプを通り、シンクの下部に設けた排水管から
排水される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器乾燥機付き
流し台は、食器乾燥用のタンクの排水パイプをシンクに
設けた排水管に接続しているため、シンクの排水管から
の臭気が排水パイプを通って食器乾燥用のタンク内に侵
入し、食器類に臭気がつくという不具合があった。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、食器乾燥機の使用に際して排水管からの
臭気を遮断して使い勝手を向上させると共に、施工性が
よく、取扱性、清掃性に優れた食器乾燥機付き流し台を
得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食器乾燥機
付き流し台は、シンク部と、該シンク部の一方の側に設
けた開口部と、該開口部に臨ませた食器乾燥機と、該食
器乾燥機の開口を開閉する蓋体とを備え、前記食器乾燥
機に排水トラップ装置を接続したものである。
【0008】上記の排水トラップ装置を、食器乾燥機に
接続される上ケース、外部に排水する排水パイプに接続
される下ケース、及び前記上ケースと下ケース内に収容
された円筒容器を備え、前記上ケースと下ケースとを結
合したときに、内部に前記食器乾燥機の貯水槽に連通す
る排水口と排水パイプを連通するほぼZ字状の排水通路
を形成するようにした。
【0009】上記の排水トラップ装置の上ケースと下ケ
ースとを着脱自在に構成した。また、上ケースと下ケー
スを係止用バンド及び係止用クリップで結合した。上記
の排水トラップ装置と食器乾燥機及び排水パイプとを着
脱自在に構成した。
【0010】また、本発明に係る食器乾燥機付き流し台
は、シンク部と、該シンク部の一方の側に設けた開口部
と、該開口部に臨ませた食器乾燥機と、該食器乾燥機の
開口を開閉する蓋体とを備え、前記食器乾燥機に排水管
を連結しこの排水管に排水トラップ装置を接続したもの
である。
【0011】上記の排水トラップ装置と排水管とを着脱
自在に構成した。排水管を可撓性を有する材料で構成し
た。
【0012】また、排水トラップ装置の排水路内に水を
透過するフィルタ部材を設けた。上記の排水トラップ装
置の下部に、排水パイプと該排水パイプ内に収容された
排水チューブとをそれぞれ接続し、前記排水パイプを排
水チューブより長く形成した。また、排水パイプ及び排
水チューブを可撓性を有する材料で構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1について図1〜図15を用いて説明する。1は流
し台、2はカウンタで流し台1の上側に設けられてい
る。3はシンク部でカウンタ2の一部に形成されてい
る。4は開口部(図5)で、カウンタ2のシンク部3に
隣接して開口しており、その内周縁には複数のねじ挿通
穴5aを有するフランジ5が設けられている。6はシン
ク部3の底部に設けた排水口で、排水管7が接続され屋
外の下水用排水管(図示せず)に取り出されている。8
は水道蛇口でシンク部3の上方に立ち上がって設けられ
ている。9はキャビネットでカウンタ2を支持すると共
に、収納部等を有しており、その前面開口部にあって、
シンク部3側に対応して扉9aが、また開口部4側に対
応して扉9bがそれぞれ設けられている。9cはキャビ
ネットの床板である。10は支持台で、キャビネット9
内にあって開口部4の直下に形成され、詳細を後述する
食器乾燥機11が載置される。10aは支持台10を形
成する天板、10bは同じく側板、10cは天板10a
の前側に設けた切欠部である。
【0014】また、流し台1のカウンタ2は、図5に示
すように最上部の第1の面2aと、シンク部3の周囲に
設けられた第1の面2aより低い第2の面2bとからな
っており、開口部4のフランジ5を第2の面2bよりさ
らに低い位置、すなわち、後述する取付枠と蓋体の合計
高さとほぼ等しい高さだけ低い位置に第3の面2cを設
けてこれをフランジ5としている。そして、第3の面2
cに取付枠と蓋体を取付けることにより、蓋体の上面と
カウンタ2の第2の面2bとがほぼ同一平面になるよう
に構成し、さらに、図1および図2から明らかなように
後述する取付枠と蓋体の設置部の周囲には、第1の面2
aの側壁との間に間隔を設けて排水路16が形成されて
いる。なお、以下の説明では、流し台1の後部側を後
側、この反対側を前側と呼称する。
【0015】11は食器乾燥機で、キャビネット9内に
おいて開口部4の下方に支持台10を介して設置されて
いる。12は食器乾燥機11の乾燥槽で、図6に示すよ
うに下部には貯水槽13が設けられており、上端部外周
にはほぼ逆L字形状のフランジ14が形成されている。
そしてフランジ14は上面全周域に凹溝14aが形成さ
れ、この凹溝14aにシール部材15を装着し、開口部
4のフランジ5の下面に当接されて後述する取付枠側か
らねじ挿通穴5aを通してねじ穴14bにねじ止めさ
れ、流し台1に取付けられている。
【0016】一方、貯水槽13の下面のほぼ中央には給
気口13aが開口し、同じく貯水槽13の最下面部には
排水口13bが開口し、この排水口13bには下方に向
って外周におねじ13dが設けられた円筒部13cが連
接されている。17は送風装置で、貯水槽13の下部に
設けられており、以下いずれも図示しないが、ケーシン
グ内に設けたモータで回転するファンと、ファンにより
送風する吹出部とを備えており、吹出部先端は貯水槽1
3の底壁に開口した給気口13aに接続されている。
【0017】18は送風管で、図9、図10の拡大断面
図に示すように貯水槽13に開口した給気口13a上に
立設されており、耐熱性の高い材料で円筒形に形成され
ている。18aは送風管18の上端部に形成した吹出口
で、複数の開口で形成されている。18bは吹出口18
aの中央に開口した取付穴である。19は吹出口屋根
で、送風管18の吹出口18a上に設けられ、球面形を
呈するほぼ傘形状の内面中央に取付軸19aを有し、送
風管18の上端部に開口した取付穴18bに挿入され、
送風管18の吹出口18aと所定の間隔をもって取付け
られている。19bは同じく吹出口屋根19の内周面に
放射状に形成した整風用リブである。20は送風管18
内に配設した発熱体である。
【0018】21は平板状の水切りプレートで、吹出口
屋根19の直上に配設されいる。21aは水切りプレー
ト21に複数形成した水抜き用開口、21bは同じく水
切りプレート21の吹出口屋根19に対応させて凸設し
た球面状の屋根カバーで、この屋根カバー21bには開
口21aは設けられていない。なお、水切りプレート2
1は貯水槽13の直上にあり、貯水槽13全域を覆うよ
うに乾燥槽12に対して着脱自在に配設されている。ま
た、この水切りプレート21には、図示していないが、
使用者が着脱に際し指先で摘めるように把手部が設けら
れている。
【0019】22は食器かごで、水切りプレート21上
に配設され、皿、どんぶり、茶碗などの食器類23を収
納し、乾燥槽12の内壁に形成した棚部に載置される。
なお図示していないが、本発明に係る食器乾燥機11
は、食器類23を収納する食器かご22と、ガス器具の
付属品や換気扇の羽根などの機器を収納するための機器
収納かごとを備えている。24は外ケースで、乾燥槽1
2及び送風装置17など外殻を覆うように設けられてい
る。25は支持脚(図3、図4)で、外ケース24の下
部に設けられて食器乾燥機11を支え、上下方向に高さ
調整可能に構成されている。
【0020】27は排水口13bの円筒部13cの外周
に設けたおねじ13dに螺合して接続されたほぼ円筒状
の排水トラップ装置で、以下、図11〜図13によりこ
の排水トラップ装置27について詳述する。28は排水
トラップ装置27の上部を構成するほぼ円筒状の上ケー
スで、28aは上ケースの本体となる胴部、28bは胴
部28aの下方の外周部に形成したフランジ、28cは
フランジ28bの反対側において胴部28aから上方に
突設された胴部28aの外径よりやや小径で、排水口1
3bに接続される排水口接続部、28dはこの排水口接
続部28cの先端部に形成したフランジ、28eは排水
口接続部28cの内周面に形成しためねじで、このめね
じ28eが排水口13bのおねじ13dに螺合して接続
される。
【0021】28fは胴部28のフランジ28b側を下
方に突設したフランジ28bより小径の接合部である。
38は排水口接続部28cのフランジ28dと、貯水槽
13の下部に設けた円筒部13cとの間に介在させたシ
ールパッキンで、これらの接続後の漏水を防止するため
に設けたものである。
【0022】29は同じく排水トラップ装置27の下部
を構成するほぼ円筒状の下ケースで、29aは下ケース
29の本体となる胴部、29bは胴部29aの上方の外
周部に形成したフランジ、29cはフランジ29bの反
対側において胴部29aから下方に突設された胴部29
aの外径よりやや小径の排水チューブ接続部、29dは
この排水チューブ接続部29cと胴部29aの外周とに
より形成された段部である。
【0023】29eは排水チューブ接続部29cのフラ
ンジ29b側を外方に向って放射状に延設した複数のリ
ブからなる排水パイプ接続部で、後述する排水パイプが
接続される。29fは胴部29aのフランジ29b側を
上方に突設した接合部で、フランジ29bの外径より小
径で、かつ、上ケース28の接合部28dと等しい外径
に形成されている。29gは胴部29a内において、胴
部29aの内壁と所定の間隔を隔てて所定の高さに突設
された中空の流水円筒部、29hは段部29dの内面側
に、所定の間隔で突設された複数のリブからなる係止用
リブ部である。
【0024】30は上ケース28と下ケース29内にお
いて、胴部28a,29aの内壁と流水円筒部29gと
の間に収容された、下端部が開放された円筒容器で、そ
の開放端縁が下ケース29の係止用リブ29hの上に載
置されて、下ケース29の段部29dの内壁との間に所
定の空間部が形成され、また、流水円筒部29gとの間
にはほぼZ字状の排水通路29iが形成されている。3
1は上ケース28と下ケース29の胴部28a,29a
を当接したときに、フランジ28bとフランジ29bと
の間に形成された凹状部に嵌合された円筒状の係止バン
ドで、例えばゴムなどの如き比較的弾力性に富んだ材料
によって構成されている。32はこの係止バンド31を
締結するばね性の係止クリップである。
【0025】33は比較的可撓性に富んだ材料、例えば
ゴム、軟質塩化ビニル樹脂などからなり、下ケース29
の排水チューブ接続部29cに接続された排水チュー
ブ、34は排水チューブ33とほぼ同じ材料からなり、
排水チューブ33の外周に嵌合して一端が下ケース29
の排水パイプ接続部29eに接続された排水パイプで、
その他端は外部に取出されている。
【0026】ここで、排水チューブ33は所定の長さを
有し、その外側に設けた排水パイプ34は、排水チュー
ブ33より十分長くしてある。したがって、たとえ施工
時等において、排水パイプ34と排水パイプ接続部29
cとの接続が外れたとしても、排水チューブ33によっ
て排水路が形成されているので、水漏れを生じるおそれ
はない。なお、図4に示すように、排水パイプ34の他
端をシンク部3に設けた排水管7に接続してもよい。
【0027】35(図2、図14)は取付枠で、開口部
4のフランジ5上に設置され、フランジ5を介して乾燥
槽12を固定するようになっている。なお、この取付枠
35は長方形状の上枠35aと下枠35bとからなって
いる。この上枠35aの後側には操作部35cが設けら
れており、また下枠35bの後側には後述する蓋体を回
動自在に支持する左右2個のヒンジ部材35dが設けら
れている。
【0028】36(図15)は取付枠35の上方から取
付枠35の開口部を開閉自在に閉塞する蓋体である。こ
の蓋体36は、長方形で平板状に形成された上蓋体36
aと、上蓋体36aの下面に結合された枠状の下蓋体3
6bとによって構成されている。また、蓋体36の後側
の左右には、取付枠35のヒンジ部材35dに枢着され
るヒンジ受け部材36cを備えており、前側左右の裏面
には開閉用の手掛け部36dが形成されている。
【0029】次に、上記のように構成した本発明の流し
台に対する食器乾燥機の組込み手順の一例について説明
する。先ず、流し台1の開口部4が設けられたキャビネ
ット9の扉9aおよび扉9bを開放し、食器乾燥機11
をキャビネット9内に搬入し、支持台10上に載置す
る。このとき支持脚25にキャスタを設けておくと搬入
が容易である。ついで支持脚25の高さを調節しながら
乾燥槽12のフランジ14をシール部材14cを介して
開口部4のフランジ5の下面に当接させる。次に食器乾
燥機11に設けられている排水口13bに連接した円筒
部13cにシールパッキン38を装着し、あらかじめ組
立てられた排水トラップ装置27の上ケース28のめね
じ28eを円筒部13cに設けたおねじ13dに螺合し
て結合し、食器乾燥機11に排水トラップ装置27を接
続する。
【0030】次に、ヒンジ部材35dが取付けられた取
付枠35の下枠35bをフランジ5上に載置し、下枠3
5b側からフランジ5に挿通したねじで乾燥槽12の取
付フランジ14に設けたねじ穴14bに螺入して固定す
る。そして支持脚25の高さを再調整する。ついで、下
枠35bの上に上枠35aを載置して一体に結合し、取
付枠35を組立てる。そして取付枠35の上に、上蓋体
36aと下蓋体36bを結合した蓋体36のヒンジ部材
35dにヒンジ受け部36cを弾着すれば、蓋体36の
取付が完了する。最後に電源コード(図示せず)を電源
に接続し、扉9aおよび扉9bを閉じれば、食器乾燥機
11の流し台1への組み込みが完成する。
【0031】次に、前述の排水トラップ装置27の組立
手順の一例について説明する。先ず、下ケース29の接
合部29fに係止バンド31を圧入する。もちろん、係
止バンド31を上ケース28の接合部28dに圧入して
おいてもよい。ついで、下ケース29内に形成した流水
円筒部29gを覆うように円筒容器30を下ケース29
内に収容する。そして、上ケース28の接合部28fを
係止バンド31内に圧入し、下ケース29と上ケース2
8の接合部29f,28fが当接するまで押込む。次
に、係止バンド31のほぼ中央部を係止クリップ32に
よって締結し、上ケース28と下ケース29が離反しな
いように強固に固定する。これにより、排水トラップ装
置27の組立が完了する。
【0032】しかるのち、この排水トラップ装置27を
前述のように貯水槽13の円筒部13cに螺合して接続
し、下ケース29の排水チューブ接続部29cに排水チ
ューブ33を接続し、同じく排水パイプ接続部29eに
排水パイプ34を接続すれば、すべての組込みが完了す
る。
【0033】次に、上記の手順によって組立てられた食
器乾燥機の排水作用について、図11を用いて説明す
る。乾燥槽12内に収納された洗浄後の食器類23から
滴下した水滴は、貯水槽13の底部に集水し、排水口1
3bから排水トラップ装置27内に流入する(図11の
A、以下単にB,C,…と記す)。すなわち、上ケース
28の排水口接続部28c内を通り(A)、上ケース2
8の胴部28aと円筒容器30の頂部との間の空間部
(B)から胴部28の内壁と円筒容器30の外壁との間
の空間部内を落下し(C)、下ケース29の段部29d
の内側に形成された係止リブ部29hに集水する
(D)。
【0034】食器類23の乾燥作業が繰返され、係止用
リブ29hに集水した水量が増大して排水通路29i内
を上昇し、下ケース29内に形成した流水円筒部29g
の頂部を超えると(E)、この水は流水円筒部29gの
中空部から下ケース29の下方に向って落下し(F)、
下ケース29の排水チューブ接続部29cを通り
(G)、排水チューブ33を経て(H)、排水パイプ3
4から外部に排出される(I)。
【0035】次に上記のように構成した本発明の作用を
説明する。まず、手掛け部36dを持って蓋体36を開
放し、あらかじめシンク部3内で手洗いなどで洗浄した
食器類23を乾燥槽12内の食器かご22に収納する。
もちろん食器かご22を乾燥槽12から取り出して食器
類23を収納したのち、再び乾燥槽12内に収容しても
よい。食器類23の収納が終ったら手掛け部36dを持
って蓋体36を閉じる。
【0036】ついで、操作部35cの電源スイッチをO
Nすると、送風装置17及び発熱体20に電源が印加さ
れ、モータの駆動によってファンが回転し、吹出部から
送風管18内に送風されて送風管18内の発熱体20に
より温風となり、この温風は、吹出口18aから吹出口
18a直上の吹出口屋根19に送風され、吹出口屋根1
9の裏面に衝突し、放射状に設けた整風用リブ19bの
作用で吹出口屋根19の内面から四方に拡散され、乾燥
槽12内全域に送風される。そして、食器かご22内に
収納された食器類23及び乾燥槽12内壁などを乾燥す
る。一方、食器類23に付着している水滴は落下して貯
水槽13内に集められ、排水口13bから排水トラップ
装置27に集水される。
【0037】上記の食器乾燥作業を何回か繰返すことに
より水滴が排水トラップ装置27内に溜り、流水円筒部
29gの高さを超える水量になると、流水円筒部29g
の高さを超えた水が排水チューブ33、排水パイプ34
を経て外部へ排水される。このように、本実施の形態に
おいては、常時は排水トラップ装置27内に水を貯めて
いるので、この水によって封水効果が発生し、外部から
の臭気を遮断することができる。食器類23の乾燥が終
了し、冷えたときは、手掛け部36dを持って蓋体36
を開放し、食器かご22又は食器かご22内の食器類2
3を外部に取出す。
【0038】本実施の形態では、流し台に組込んだ食器
乾燥機の排水系に排水トラップ装置27を設けたが、食
器類23から滴下する水の量は比較的少ないため、排水
トラップ装置27の水溜め容量が小さくてよく、このた
め排水トラップ装置27を小形化することができる。ま
た、排水トラップ装置27を構成する上ケース28と下
ケース29は係止バンド31及び係止クリップ32によ
って結合されているので、この係止クリップ32及び係
止バンド31を取外すことにより、排水トラップ装置2
7を分解することができる。このため、排水トラップ装
置27を例えば定期的に分解してその構成部品をそれぞ
れ掃除することにより水あかなどを除去できるので、性
能の劣化を防止することができる。
【0039】[実施の形態2]図16〜図21により本
発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形
態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略
する。26は貯水槽13の底部の排水口13bに連設さ
れた円筒部13cに嵌合した排水管で、例えば、ゴム、
軟質塩化ビニル樹脂などの比較的可撓性に富んだ材料か
らなり、外ケース24の底部を貫通して設置され、先端
部には排水トラップ装置27の上ケース28の排水口接
続部28cが接続される。
【0040】本実施の形態によれば、実施の形態1にお
いて、円筒部13cの外周に設けたおねじ13dと、円
筒部13cに介装されたシールパッキン38、及び排水
トラップ装置27の上ケース28の先端部に設けたフラ
ンジ28dと、内面に形成しためねじ28eがいずれも
不要になり、コストを低減できる。また、本実施の形態
においては、実施の形態1の場合のように排水トラップ
装置27を貯水槽13の排水口13bに直接接続せず、
比較的可撓性に富み長さも自由に設定できる排水管26
を介して接続するようにしたので、排水トラップ装置2
7や排水パイプ34などの這い回わし性がよく、施工性
を向上させることができる。
【0041】[実施の形態3]図22は本発明の実施の
形態3の排水トラップ装置の縦断面図である。なお、実
施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明
を省略する。37は排水トラップ装置27を構成する円
筒容器30の頂部に載置されて、上ケース28との間に
配設されたフィルタ部材で、例えば、図23に示すよう
に、不織布、ウレタンフォームなどの多孔性材料によっ
て構成されている。なお、30aはフィルタ部材37を
載置するために、円筒容器30の頂部に突設した複数の
突起部である。
【0042】図24は本実施の形態の他の例を示すもの
で、本例においては排水トラップ装置27を構成する下
ケース29の接続部29cの先端部に、前記のフィルタ
37と同様の構造のフィルタ部材37を取付けたもので
ある。なお、29jは接続部29cの先端部に設けら
れ、フィルタ部材37を着脱可能に取付けるためのリブ
である。
【0043】上記のような本実施の形態において、フィ
ルタ部材37を排水トラップ装置27の上ケース28側
に設けた場合は、貯水槽13からの異物の侵入を防止で
きるので、排水路を汚したり詰まらせたりすることがな
い。また、フィルタ部材37を下ケース29側に設けた
場合は、外部から小さい虫などの侵入を防止できるの
で、排水路の性能を劣化させることはない。なお、この
フィルタ部材37は、上ケース28側又は下ケース29
側のいずれに設けてもよく、あるいは両方に設けてもよ
い。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る食器乾燥機付き流し台は、
シンク部と、このシンク部の一方の側に設けた開口部
と、開口部に臨ませた食器乾燥機と、食器乾燥機の開口
を開閉する蓋体とを備え、食器乾燥機に排水トラップ装
置を接続し、外部からの臭気が食器乾燥機内に侵入しな
いようにしたので、衛生的である。
【0045】上記の排水トラップ装置を、食器乾燥機に
接続される上ケース、外部に排水する排水パイプに接続
される下ケース、及び上ケースと下ケース内に収容され
た円筒容器を備え、上ケースと下ケースとを結合したと
きに、内部に排水管と排水パイプを連通するほぼZ字状
の排水通路を形成するようにしたので、装置を小形化す
ることができ、施工に際して取扱いが容易である。
【0046】排水トラップ装置の上ケースと下ケースと
を着脱自在に構成したので、分解、組立及び清掃が容易
であり、衛生的で性能劣化を防止することができる。
【0047】排水トラップ装置の上ケースと下ケースを
係止用バンド及び係止用クリップで結合するようにした
ので、両者の固定が簡単で組立性がよく、その上安価に
できる。
【0048】排水トラップ装置と食器乾燥機及び排水パ
イプとを着脱自在に構成したので、これらの接続、分離
が容易であり、清掃性、取扱性を向上させることができ
る。
【0049】シンク部と、このシンク部の一方の側に設
けた開口部と、開口部に臨ませた食器乾燥機と、食器乾
燥機の開口を開閉する蓋体とを備え、食器乾燥機に排水
管を連結しこの排水管に排水トラップ装置を接続したの
で、外部からの臭気が食器乾燥機内に侵入せず衛生的で
あり、その上施工性が向上する。
【0050】排水トラップ装置と排水管とを着脱自在に
構成したので、これらの接続、分離が容易であり、清掃
性、取扱性を向上させることができる。
【0051】排水管を可撓性を有する材料で構成したの
で、取扱性を向上することができる。
【0052】排水トラップ装置の排水路内に水を透過す
るフィルタ部材を設けたので、衛生的であり、その上性
能劣化を防止することができる。
【0053】排水トラップ装置の下部に、排水パイプと
この排水パイプ内に収容された排水チューブとをそれぞ
れ接続し、排水パイプを排水チューブより長く形成した
ので、若し、排水パイプが排水トラップ装置から外れて
も排水チューブによって排水路が形成されているので、
水漏れを生じることがない。
【0054】排水パイプ及び排水チューブを可撓性を有
する材料で構成したので、取扱性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】 図1の蓋体を開放した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】 図1の正面断面図である。
【図4】 図3の他の例の正面断面図である。
【図5】 図1のカウンタの詳細を示す部分斜視図であ
る。
【図6】 図3の食器乾燥機の断面図である。
【図7】 図6の食器乾燥機に排水トラップ装置を設け
た状態を示す断面図である。
【図8】 図3の支持台の近傍の詳細を示す部分斜視図
である。
【図9】 図6の吹出口屋根の拡大断面図である。
【図10】 図6の送風管の拡大断面図である。
【図11】 図7の排水トラップ装置の拡大断面図であ
る。
【図12】 図11の分解斜視図である。
【図13】 図12の一部組立図である。
【図14】 図2の取付枠の斜視図である。
【図15】 図2の蓋体の斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態2の正面断面図であ
る。
【図17】 図16の断面図である。
【図18】 図16の支持台近傍の詳細を示す部分斜視
図である。
【図19】 図16の排水トラップ装置の拡大断面図で
ある。
【図20】 図19の分解斜視図である。
【図21】 図19の一部組立図である。
【図22】 本発明の実施の形態3の排水トラップ装置
の拡大断面図である。
【図23】 図22のフィルタ部材の平面図である。
【図24】 本実施の形態の他の例の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流し台、2 カウンタ、3 シンク部、4 開口
部、6 排水口、7 排水管、9 キャビネット、10
支持台、11 食器乾燥機、12 乾燥槽、13 貯
水槽、13b 排水口、26 排水管、27 排水トラ
ップ装置、28上ケース、29 下ケース、30 円筒
容器、31 係止バンド、32 係止クリップ、33
排水チューブ、34 排水パイプ、35 取付枠、36
蓋、37 フィルタ部材、38 パッキン。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンク部と、該シンク部の一方の側に設
    けた開口部と、該開口部に臨ませた食器乾燥機と、該食
    器乾燥機の開口を開閉する蓋体とを備え、 前記食器乾燥機に排水トラップ装置を接続したことを特
    徴とする食器乾燥機付き流し台。
  2. 【請求項2】 排水トラップ装置を、食器乾燥機に接続
    される上ケース、外部に排水する排水パイプに接続され
    る下ケース、及び前記上ケースと下ケース内に収容され
    た円筒容器を備え、 前記上ケースと下ケースとを結合したときに、内部に前
    記食器乾燥機の貯水槽に連通する排水口と排水パイプを
    連通するほぼZ字状の排水通路を形成するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の食器乾燥機付き流し
    台。
  3. 【請求項3】 排水トラップ装置の上ケースと下ケース
    とを着脱自在に構成したことを特徴とする請求項2記載
    の食器乾燥機付き流し台。
  4. 【請求項4】 上ケースと下ケースを係止用バンド及び
    係止用クリップで結合したことを特徴とする請求項2又
    は3記載の食器乾燥機付き流し台。
  5. 【請求項5】 排水トラップ装置と、食器乾燥機及び排
    水パイプとを着脱自在に構成したことを特徴とする請求
    項2〜4のいずれかに記載の食器乾燥機付き流し台。
  6. 【請求項6】 シンク部と、該シンク部の一方の側に設
    けた開口部と、該開口部に臨ませた食器乾燥機と、該食
    器乾燥機の開口を開閉する蓋体とを備え、 前記食器乾燥機に排水管を連結しこの排水管に排水トラ
    ップ装置を接続したことを特徴とする食器乾燥機付き流
    し台。
  7. 【請求項7】 排水トラップ装置と排水管とを着脱自在
    に構成したことを特徴とする請求項6記載の食器乾燥機
    付き流し台。
  8. 【請求項8】 排水管を可撓性を有する材料で構成した
    ことを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の食
    器乾燥機付き流し台。
  9. 【請求項9】 排水トラップ装置の排水路内に水を透過
    するフィルタ部材を設けたことを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の食器乾燥機付き流し台。
  10. 【請求項10】 排水トラップ装置の下部に、排水パイ
    プと該排水パイプ内に収容された排水チューブとをそれ
    ぞれ接続し、前記排水パイプを排水チューブより長く形
    成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    の食器乾燥機付き流し台。
  11. 【請求項11】 排水パイプ及び排水チューブを可撓性
    を有する材料で構成したことを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれかに記載の食器乾燥機付き流し台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101439522B1 (ko) * 2014-03-18 2014-09-15 이병희 씽크대용 살균건조기
KR200476094Y1 (ko) * 2013-08-02 2015-01-28 삼성중공업 주식회사 배수용 파이프 트랩 및 이를 포함하는 배수용 파이프 구조체

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KR200476094Y1 (ko) * 2013-08-02 2015-01-28 삼성중공업 주식회사 배수용 파이프 트랩 및 이를 포함하는 배수용 파이프 구조체
KR101439522B1 (ko) * 2014-03-18 2014-09-15 이병희 씽크대용 살균건조기
WO2015141923A1 (ko) * 2014-03-18 2015-09-24 이병희 씽크대용 살균건조기

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