JP3548636B2 - 時計の修正機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、時計の時刻情報や付加機能情報を表示する表示用部材の表示位置を外部操作部材により修正するための修正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
腕時計の時刻修正や、付加機能として搭載されているカレンダーの日付を表示する日板(日車)や曜日を表示する曜板(曜車)などを早修正する修正機構は、外部操作部材である巻真の複数の引き出し段数の各位置により、例えば、前記巻真の軸に係合されているツヅミ車を時計の通常携帯状態の位置に対して前後に可動させて各修正輪列に噛み合うように外部操作切り換え機構を構成する、周知のオシドリやカンヌキなどによってツヅミ車を移動させる修正機構の構造が従来よりいろいろ提案されている。
【0003】
前記修正機構に関する従来例の一つとして、実公昭64−627号公報が上げられる。該実公昭64−627号公報に記載されている発明の構成では、暦修正車19とプラスチック材よりなる暦修正伝え車17は常に噛合し、巻真12がカレンダー修正時の所定位置に位置決めされた時のみ、巻真12に形成した径大部12cが暦修正伝え車17の径小部に直接摩擦係合して、巻真12の回転を暦修正伝え車17に伝達し、暦修正伝え車17を介して暦修正車19が回転され、暦修正車19に設けてある偏心ピン19aに摩擦係合している暦修正部材21の変形往復運動により日車22や曜車23を修正する構造となっている。
【0004】
更に他の従来例として実公平4−52706号公報が上げられる。この実公平4−52706号公報に記載されている構成では、巻真2と、巻真2の軸方向で位置決めされその回動に連動するツヅミ車4と、ツヅミ車4の時計中心側フランジ周面に一体化して設けられたカレンダー修正歯車4−bと、地板1に形成された案内軸1−aに軸支されたカレンダー修正伝え車7と、修正伝え車7の回転方向に応じて揺動するカレンダー修正車8、及びカレンダー修正車8により回転させられる日車9と曜車12より構成されている。
【0005】
巻真2を軸方向に位置決めしてカレンダー修正歯車4−bをカレンダー修正伝え車7に噛合させる。そして巻真2を回転させることによりツヅミ車4を回動させると、ツヅミ車4に一体化されているカレンダー修正歯車4−bによりカレンダー修正伝え車7を回転させる。このカレンダー修正伝え車7の回転方向に応じて揺動するカレンダー修正車8により、日車9又は曜車12を回転し日付や曜日を修正する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の実公昭64−627号のように巻真と摩擦係合する構成は、修正回転トルクの大きい付加機能の車を修正しようとする場合に、巻真の回転力に対して修正車の係合部がスリップしてしまう恐れがあり、高回転トルクが要求される付加機能表示の修正方式には不向きである。
【0007】
また、実公平4−52706号公報の、巻真の複数の引き出し段数の位置により巻真軸に係合されているツヅミ車は、時刻修正の位置とカレンダーの早修正の位置は時計の通常携帯状態の位置に対して前後した位置に移動してそれぞれの修正が行なわれるので、カレンダー修正伝え車の平面的な位置は、時刻修正用の小鉄車の位置よりかなり離れた位置に配設され、さらにカレンダーの日付を表示する日板の歯先は、前記カレンダー修正伝え車と干渉しないように平面的に遠ざけた位置に配設しなければならないので、日板のサイズが径大化し結果として時計ムーブメントの小型化が難しい。
【0008】
本発明の目的は、上記欠点を解消し高回転トルクを要するような付加機能、例えば、時差修正機構などを搭載した時計ムーブメントの薄型化を図ると共に、小型腕時計にも対応できる時計ムーブメントを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は次のような構成をしている。即ち、現在時刻を表示する時刻表示機構と、付加機能表示輪列と付加機能修正輪列を備えた付加機能表示機構と、複数の軸方向位置に設定可能な外部操作部材としての巻真と、該巻真の軸方向および回転方向の動きと連動させるためのツヅミ車やオシドリを備えた外部操作切り換え機構とを有する時計であって、前記巻真の軸に係合し前記ツヅミ車より時計の外側にあって付加機能修正輪列と噛み合う修正伝え車を設け、前記ツヅミ車には前記巻真の軸方向に対し時
計中心側とは反対側の側面の周面に断面が平面的異形形状をした凸部又は凹部を形成し、前記修正伝え車には、前記ツヅミ車の凸部又は凹部と対向する側面の位置に、該凸形状部は凹部と係合する断面が平面的異形形状をした凹部又は凸部を形成し、時計の通常携帯状態では、前記修正伝え車と前記ツヅミ車に形成した各凸部と凹部の間に適度な隙間を設けたものである。
【0010】
また、前記修正伝え車の前記凹部又は凸部の奥行き深さは、付加機能表示部材を修正する輪列と噛み合う歯形を形成する歯車部の厚さと同等に形成されていることを特徴とする。
【0011】
更に、前記巻真の引き出し状態で前記外部操作切り換え機構の一つであるカンヌキは、前記ツヅミ車を前記修正伝え車側に可動させてツヅミ車と修正伝え車に形成した前記凹部又は凸部が押接した状態でも、前記ツヅミ車を前記修正伝え車側に押圧するような弾性を有することを特徴としている。
【0012】
【作用】
巻真を外側に1段引き出すと、巻真の動作に連動してオシドリ、カンヌキが作動し、カンヌキと係合しているツヅミ車が時計の外側方向に移動する。これにより巻真スペーサなどにより常時定位置に保持されている修正伝え車に形成されている角形凹部にツヅミ車の角形凸部が平面的に係合する位置まで移動する。この状態で巻真に回転動作を行なうことによりツヅミ車を介して修正伝え車が回転する。巻真の左右回転動作に応じて回転することができる修正伝え車の回動動作により時刻修正輪列や付加機能表示部材に回転が伝達され、時刻や付加機能が修正される。この時、修正伝え車は巻真スペーサの側壁部に当接してツヅミ車を介してカンヌキの平面的な位置を維持し、カンヌキとオシドリとの係合部には適度な隙間が保持される。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1(a)、(b)は本発明の一実施例で、時差修正機構の時計通常携帯状態を示す要部断面図、図2は本発明の実施例を示す外部操作切り換え機構で、巻真を1段位置に引き出した状態の要部平面図である。図3は本発明の実施例による時差修正機構とカレンダー機構を示す要部平面図、図4は図3のカレンダー機構の要部断面図、図5は本発明の実施例を示す時差修正機構の修正状態の要部断面図である。また図6(a)、(b)は本発明の実施例で巻真を2段位置に引き出した指針修正状態を示す要部断面図を示し、図7(a)、(b)は本発明の実施例を示すツヅミ車と修正伝え車の拡大図である。図1〜図7において同一番号は同一の構成要素を示す。
【0014】
図1において、軸方向に複数の位置に設定されるように構成された外部操作部材の巻真1に形成された角部1aにはツヅミ車2が係合している。ツヅミ車2に対し巻真1の時計外周方向には円柱部1bが形成され、この円柱部1bには時差修正輪列を構成する修正伝え車3の円筒部3aに設けた丸型形状の穴3bが係合している。オシドリ4やカンヌキ5などは周知の外部操作切り換え機構を形成する。また、ツヅミ車2の時計内周側周面には冠歯車2aを有し、巻真1の2段引き出し操作に伴ない、オシドリ4やカンヌキ5などで位置決めされて、指針修正輪列を構成する小鉄車6と噛み合う。
【0015】
ツヅミ車2には冠歯車2aと反対側の周面に角状の形状をした凸部2bが形成され、また修正伝え車3にはツヅミ車2の角状の凸部2bに係合するように形成された角形凹部3cが形成されている。そして巻真1の1段引き出し操作で、前記外部操作切り換え機構によりカンヌキ5がツヅミ車2を修正伝え車3側に移動させてツヅミ車2の凸部2bが角形凹部3cに係合するようになっている。
【0016】
前記修正伝え車3には角形凹部3cと反対側に円筒部3aが形成されていて、この円筒部3a側は後述する時針の時差修正を行なう際の平面的な位置決めを行なう周面部3dが形成されている。修正伝え車3の円筒部3aは断面的に見たとき、時計ムーブメントの基台である地板7の下面仮想延長線と巻真円柱部1bの中空部に形成され、カレンダーの日付表示をする日板8の歯部8aと平面的に重合する位置に配設されている。
【0017】
修正伝え車3は、外部操作切り換え機構を構成するオシドリ4やカンヌキ5などを搭載し地板7と共に巻真1を時計ムーブメントに保持するための巻真スペーサ9に設けた溝部9aに挿入され、適度な隙間を持って挟持され巻真1の移動方向への動きを制限している。修正伝え車3と直角に回転方向を変えて噛み合っている時差修正中間車(2)10は、前記巻真スペーサ9のボス9bを回転軸として係合し、さらに地板7に植設したピン7aを回転軸として係合している時差修正中間車(1)11に回転力を伝達する。該時差修正中間車(1)11は、時針(図示せず)を固着する時差修正筒車12と噛み合い、時針のみを1時間単位で所望の時間を修正可能としている。
【0018】
ここで時差修正筒車12について図6(b)を参照して説明する。各指針を駆動させるための指針輪列機構を構成する周知の減速輪列の回転力が、分針(図示せず)を固着する中心車13に伝達され、さらに中心車13は日の裏車14を介して筒車15に回転が伝わる。該筒車15には時差星車15aが固着されていて筒車15と一体で回動すると共に、時差修正筒車12に固着されている時差修正躍制バネ16と係合して、筒車15と時差修正筒車12が同期して回転する。時差修正筒車12は、カレンダーの日付表示を行なう日板8を駆動させるための日回し車17との間に配設してある減速車である日回し伝え車18と噛み合い、24時間で1日分の日板8を回転させる。
【0019】
次に図2において外部操作切り換え機構について説明する。4は巻真1の溝部1cと係合し巻真1の押し引き操作に連動して回動するオシドリで、5はオシドリ4の尾部4aと係合しツヅミ車2を移動させるカンヌキ、地板7に植設したピン7bを回転中心に常にオシドリ4の尾部4a側に回転力が働くように戻しバネ5aが一体化されている。19はオシドリ4に一体で形成されているダボ4bに躍制部19aが係合して、間接的に巻真1の引き出し位置を設定する裏押さえである。
【0020】
該裏押さえ19に一体に形成した躍制部19aは、時計通常携帯状態で巻真1を押し込んだ位置(巻真引き出し0段位置)では凹部19b、時差修正状態(巻真引き出し1段位置)では凹部19c、指針修正状態(巻真引き出し2段位置)では凹部19dが前記オシドリ4のダボ4bに係合してオシドリ4を位置決めして巻真1の引き出し段数設定の位置を維持している。なお、図中の外部操作切り換え機構は時差修正の操作を行なうべく巻真1を1段引き出した位置を表わしている。この状態では、オシドリ4の尾部4aとカンヌキ5の凹部5bは適度な隙間を維持するように配設されており、カンヌキ5に一体で設けたツヅミ車係合部5cはツヅミ車2と修正伝え車3の噛み合いが安定した状態で維持できるように修正伝え車3側に弾性力が働くようになっている。
【0021】
次に図3において時差修正機構とカレンダー機構について図4、図5を参照して説明する。時計通常携帯状態では、日の裏車14の回転に連動して駆動する筒車15は、時差星車15aが同期して回転する共に、時差修正筒車12に固着した時差躍制バネ16は前記時差星車15aの2枚の歯の山型部15b、15cに適度な弾性力を維持して係合しており、時差修正筒車12が前記時差躍制バネ16を介して筒車15に同期して回転する。カレンダーの日付表示を行なっている日板8は、12時間で1回転する時差修正筒車12の回転を日回し伝え車18を介して24時間で1回転する日回し車17に伝達され、該日回し車17は一体で形成してある日回しダボ17aが日板8に形成した31枚の歯8aに係合して駆動し24時間で1歯づつ送るようになっている。
【0022】
時針の時差修正を行なおうとして巻真1を1段引き状態にすると、図5に示すようにカンヌキ5によりツヅミ車2が時計外周方向に移動してツヅミ車2の角形凸部2bが修正伝え車3の角形凹部3cに係合し、さらに、ツヅミ車2は移動しながらツヅミ車2の角形凸部外周フランジ部2cが修正伝え車3の角形凹部周面部3eに押接しながら修正伝え車3を時計外周方向に押しつけると、該修正伝え車3は修正伝え車3の外周近傍に配設してある巻真スペーサ9の凹部溝9aを形成している側壁部9cに当接して修正伝え車3、ツヅミ車2の平面的な位置決めがされることになる。
【0023】
ここで巻真1を回転させると、その回転力はツヅミ車2、修正伝え車3を介して修正伝え車3と常時噛み合っている時差中間車(2)10に伝わり、時差中間車(1)11を介して時差修正筒車12に伝達される。さらに、時差修正筒車12に固着されている時差躍制バネ16は一体化されている躍制部16aを有し、該躍制部16aは前記時差星車15aの2歯の山型部15b、15cに対して修正回転方向の山型を乗り越えて次の山型部へ回転移動し、該1回の回転動作は時針の1時間分の位置修正ができるようになっている。
【0024】
このように時差修正を行ないながら時針を翌日の午前0時以降に進めると、前記日回し車17は時差修正筒車12と連動して回転しているので日回しダボ17aを介して日板8が1日分修正されるようになっている。
【0025】
次に図6(a)、(b)において指針修正機構について説明する。巻真1を時計外周方向に2段引き操作すると、巻真1、オシドリ4を介して連動するカンヌキ5は、時計中心側で巻真1の軸延長線上(図2を参照)に配設してある小鉄車6と噛み合う位置までツヅミ車2を移動させる。この状態で巻真1を回転操作すると、小鉄車6から回転力により日の裏中間車20が回動し、さらに日の裏車14に回転力が伝達され周知の分針を固着する中心車13や筒車15へと回転が伝わり指針の修正が行なえる。
【0026】
なお、巻真1の2段引き出し状態の修正伝え車3は、巻真1のツヅミ車係合用の角部1a外周と修正伝え車3に設けた丸形状の中心穴3bが係合しているだけで、巻真1の回転操作による回転動作などはしない。
【0027】
図7(a)に示すツヅミ車2の部分断面図において、図中の右側が指針修正用の冠歯車2aで小鉄車6と噛み合い、左側の周面に平面的異形形状である角形形状した角形凸部2bが修正伝え車3の前記平面的異形形状である角形形状と同形状をした角形凹部3cと噛み合って時針の時差修正が可能となる。ツヅミ車2の中心部に設けた角形形状した穴2dは、巻真1の角部1aと係合して回転力を伝達させるための穴で、前記角形凸部2bとの角形形状の位相は一致させる必要はない。
【0028】
図7(b)に示す修正伝え車3の部分断面図において、時差修正中間車(2)10と直交して噛み合う時差修正用の歯車部3fの内周側には、前記ツヅミ車2の角形凸部2bと適度な隙間を持って係合する角形凹部3cが形成されており、その角形凹部3c奥行きは前記歯車部3fの厚さに近似させた形状となっていて、巻真1の円柱部1bと係合する修正伝え車3の円筒部3aと歯車3fを成形している歯形歯底部(図示せず)との薄肉形状部3gの残肉を確保して強度をアップさせるように形成され、例えば異常な回転トルクが発生した場合でも前記薄肉形状部3gの損傷が生じることがないようになっている。該修正伝え車3は巻真1の回転が比較的低回転トルクであればプラスチック材による成形が可能であり、また、巻真1の回転が高回転トルクが発生するような場合には、金属材料を使用したコイニング加工などによる成形も可能でその用途に合わせた材料選定ができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、巻真の軸に時計中心側よりツヅミ車、修正伝え車を係合させて、付加機能修正時には角形形状した係合部を有する前記ツヅミ車と修正伝え車が係合する修正機構は、付加機能修正時の修正輪列などの負荷トルクに左右されずに安定した巻真の回転力が付加機能表示部材に伝達でき、付加機能修正輪列に発生する恐れがある異常な回転トルクに対しても部品の損傷などの影響もなく信頼性の高い修正機構が得られる。
【0030】
また、付加機能修正機構を構成する前記ツヅミ車に形成した角形凸部が係合する修正伝え車の角形凹部は、修正伝え車の次段車と噛み合いをする比較的薄く形成している歯車部の厚さとほぼ同等の係合丈で形成されているのでツヅミ車の移動が少なくて済むと共に、日付を表示する日板の歯先は平面的に修正伝え車の歯車部と適度の隙間を確保した位置まで時計中心側に配設できるので日板サイズの径小化ができることにより時計ムーブメントの小型化が実現可能である。
さらに修正伝え車が巻真と係合する円筒部の文字板側の外周部は地板の下面と巻真軸の間に配設されおり、日板は断面的に地板の下面に近接させて配設することが可能でカレンダー部の厚みも薄くでき薄型化を図った腕時計に対応できる時計ムーブメントの提供が可能となる。
【0031】
本発明の実施例では付加機能として時差修正機能とカレンダー機構を搭載した時計について説明したが、他の付加機能を搭載してその表示修正をする場合に、修正輪列を配設し外部操作部材である巻真の回転操作により修正駆動させるような場合でも同じような効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の実施例で時差修正機構の時計通常携帯状態を示す要部断面図。
【図2】本発明の実施例を示す外部操作切り換え機構で巻真を1段位置に引き出した状態の要部平面図。
【図3】本発明の実施例で時差修正機構、カレンダー機構を示す要部平面図。
【図4】本発明の実施例の図3のカレンダー機構の要部断面図。
【図5】本発明の実施例を示す時差修正機構の修正状態の要部断面図。
【図6】(a)、(b)は本発明の実施例で巻真を2段位置に引き出した指針修正状態を示す要部断面図。
【図7】(a)、(b)は本発明の実施例を示すツヅミ車、修正伝え車の拡大図である。
【符号の説明】
1 巻真
2 ツヅミ車
2b 角型凸部
3 修正伝え車
3c 角型凹部
3f 歯車部
4 オシドリ
4a 尾部
5 カンヌキ
6 小鉄車
7 地板
9 巻真スペーサ
9c 側壁部
10 時差修正中間車(2)
12 時差修正筒車
Claims (3)
- 現在時刻を表示する時刻表示機構と、
付加機能表示輪列と付加機能修正輪列を備えた付加機能表示機構と、
複数の軸方向位置に設定可能な外部操作部材としての巻真と、
該巻真の軸方向および回転方向の動きと連動させるためのツヅミ車やオシドリを備えた外部操作切り換え機構と、を有する時計において、
前記巻真の軸に係合し前記ツヅミ車より時計の外側にあって付加機能修正輪列と噛み合う修正伝え車を設け、
前記ツヅミ車には前記巻真の軸方向に対し時計中心側とは反対側の側面の周面に断面が平面的異形形状をした凸部又は凹部を形成し、
前記修正伝え車には、前記ツヅミ車の凸部又は凹部と対向する側面の位置に、該凸部又は凹部と係合する断面が平面的異形形状をした凹部状又は凸部を形成し、
時計の通常携帯状態では、前記修正伝え車と前記ツヅミ車に形成した各凸部と凹部の間に適度な隙間を設けるよう構成したことを特徴とする時計の修正機構。 - 前記修正伝え車の前記凹部又は凸部の奥行き深さは、付加機能表示部材を修正する輪列と噛み合う歯形を形成する歯車部の厚さと同等に形成されていることを特徴とする請求項1記載の時計の修正機構。
- 前記巻真の引き出し状態で前記外部操作切り換え機構の一つであるカンヌキは、前記ツヅミ車を前記修正伝え車側に可動させてツヅミ車と修正伝え車に形成した前記凹部又は凸部が押接した状態でも、前記ツヅミ車を前記修正伝え車側に押圧するような弾性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の時計の修正機構。
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