JPH0645914Y2 - 時計におけるレバーの取付構造 - Google Patents

時計におけるレバーの取付構造

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JPH0645914Y2
JPH0645914Y2 JP1988028205U JP2820588U JPH0645914Y2 JP H0645914 Y2 JPH0645914 Y2 JP H0645914Y2 JP 1988028205 U JP1988028205 U JP 1988028205U JP 2820588 U JP2820588 U JP 2820588U JP H0645914 Y2 JPH0645914 Y2 JP H0645914Y2
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day
wheel
lever
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正義 棚沢
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Casio Computer Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は時計におけるレバーの取付構造に関する。
[従来技術とその問題点] 一般に、時計のカレンダー機構は、日付が印刷された日
車および曜日が印刷された曜車を24時間で1ピッチ送る
ことにより日付および曜日を切換表示する。このような
カレンダー機構は、アナログムーブメントの輪列機構に
よって回転する日回し車を備え、この日回し車に日送り
爪および曜送り爪を設け、この日回し車の日送り爪で日
車を1ピッチづつ送るとともに、曜送り爪で曜車を1ピ
ッチづつ送っている。この場合、曜車は曜板と曜星車と
からなり、この曜星車が曜送り爪により1ピッチづつ送
られる。そのため、この曜星車は曜送り爪が離間してい
るときに勝手に回転しないように、押え部材に形成され
た曜躍制レバーにより常時弾性的に位置規制されてい
る。なお、押え部材は日車を回転可能に押え付けるもの
である。
このように構成されたカレンダー機構においては、日車
を押え部材で押え付けた後、曜車を取り付ける際に、押
え部材の曜躍制レバーが曜星車に噛み合う位置に配置さ
れているため、曜車に形成された長孔からピンセット等
の治具を挿入し、曜躍制レバーを離間方向へ移動させた
状態で、曜車を取り付けなければならず、取付作業が極
めて悪く、部品を破損する危険性が高いという問題があ
る。
[考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、回転部材の歯車部の歯部に弾性レ
バーを弾性的に係合して回転部材の位置規制を行なう時
計において、回転部材の組込が簡単に行なえるばかり
か、回転部材を確実に位置規制できる時計におけるレバ
ーの取付構造を提供することにある。
[考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、地板に、弾
性レバーの延出部の弾性レバー係合方向側に位置して、
地板面から垂直に立上がる垂直部及びこの垂直部の先端
から係合方向とは反対方向へ地板面に平行に突出する水
平部からなる係止部を一体に形成して、弾性レバーの延
出部を係止部の水平部の先端に係止した際に弾性レバー
の係合部が歯部から離間し、弾性レバーの延出部を水平
部の先端から外して、延出部を地板と水平部との間に配
置した際に、弾性レバーの係合部が弾性レバーの弾性力
により歯部に係合するようにしたことを要点とする。
[実施例] 以下、第1図〜第7図を参照して、この考案を時計のカ
レンダー機構に適用した場合の一実施例につき説明す
る。
第1図および第2図はカレンダー機構を示す。このカレ
ンダー機構は中心に指針軸1が設けられた地板2上に日
回し車3、日車4、曜車5、および修正レバー6等を備
え、日回し車3により日車4および曜車5を24時間で1
ピッチづつ送り、日付および曜日を切換表示するととも
に、修正レバー6により日車4および曜車5を回転させ
て日付および曜日を修正する構成となっている。この場
合、指針軸1は秒針、分針、時針等の指針を運針させて
時刻を指示表示するもので、秒針軸1a、分針軸1b、時針
軸1cが同心状に設けられている。すなわち、秒針軸1aは
四番車の軸であり、その上端に秒針が取り付けられる。
分針車1bは二番車の筒軸であり、その内部に秒針軸1aが
挿通し、その外周が地板2の軸受部2aに回転可能に保持
され、上端に分針が取り付けられる。時針軸1cは筒車7
の筒軸であり、地板2の軸受部2aに回転可能に設けら
れ、その外周には筒カナ7aが形成され、上端には時針が
取り付けられる。
日回し車3は筒車7の回転により24時間で1回転し、1
回転毎に日車4および曜車5を1ピッチづつ送るもの
で、筒車7と日車4との間における地板2に立設された
軸部2bに回転可能に取り付けられ、常時、筒車7の筒カ
ナ7aに噛み合っており、その上面には日送り爪3aおよび
曜送り爪3bが設けられている。この場合、日送り爪3aは
1回転毎に日車4を送るもので、その先端が低い位置に
設けられている。また、曜送り爪3bは1回転毎に曜車5
を送るもので、その先端が日送り爪3aよりも高い位置に
設けられている。
日車4はリング状の円板で、その上面には日付が印刷さ
れており、地板2の上部周縁に指針軸1と同心状に配置
され、後述する押え部材8により回転可能に押えられて
いる。すなわち、この日車4はその内周に1段低い段差
部4aが設けられ、この段差部4aが押え部材8に押えられ
ているとともに、この段差部4aの内周壁には歯部4b…が
形成され、この各歯部4b…が日送り爪3aにより1歯(1
ピッチ)づつ送られる。
曜車5は曜板5aの下面中央に曜星車5bを一体的に設けて
なり、日車4の内側で指針軸1と同心状に回転可能に設
けられている。この場合、曜板5aは中心部がくり抜かれ
た円板状をなし、その上部周縁には曜日が印刷されてい
るとともに、その内周側には複数の長孔5a1…が環状に
形成されている。曜星車5bは日回し車3の曜送り爪3bに
よって回転するもので、中央がくり抜かれた筒状をな
し、その外周には14枚の歯5b1…が設けられ、この歯5b1
…が曜送り爪3bにより2歯(1ピッチ)づつ送られる。
ところで、日車4を押える押え部材8は、第3図に示す
ようにステンレス等の薄い金属板よりなり、日回し車3
および筒車7と対応する筒所および修正機構6と対応す
る筒所にはそれぞれ切欠部8a、8bが形成され、日回し車
3および筒車7側の切欠部8aの縁には曜躍制レバー8cが
一体に形成されている。この曜躍制レバー8cは曜車5の
曜星車5bが勝手に回転しないように常時弾性的に押え付
けて規制するもので、日回し車3側から曜星車5b側へ延
び、その先端が曜星車5bの歯5b1…内に弾性的に係合す
る。この場合、曜星車5bの近傍における地板2上には、
曜躍制レバー8cを係止する係止部9が曜板5aの長孔5a1
…のいずれかに対応して形成されている。この係止部9
は第4図および第5図に示すように、地板2の上方へ垂
直に立ち上がり、その上端が曜躍制レバー8c側へ向けて
側方へ突出したフック状をなし、上端には側方へ突出し
た第1係止部9aが形成され、その下側には凹部状の第2
係止部9bが形成されている。第1係止部9aは曜車5を組
み込む前に、曜躍制レバー8cを係止し、これにより曜躍
制レバー8cの先端を曜星車5bから離間させる。第2係止
部9bは曜車5を組み込んだ後、曜躍制レバー8cを係止
し、これにより曜躍制レバー8cの先端を曜星車5bの歯5b
1間に弾性的に係合させて曜星車5bの回転を規制すると
ともに、曜躍制レバー8cの上下方向の位置規制をも行な
う。
なお、修正レバー6は日付および曜日を修正するもの
で、第6図に示すように、時刻修正機構の巻真10により
駆動される。すなわち、修正レバー6は日車4と曜星車
5bとの間における地板2の軸部2cに回動可能に取り付け
られ、その一端部6aが日車4側へ延びてその歯部4b…間
に配置され、他端部6bは曜星車5bの歯5b1…間に位置さ
れている。この場合、日車4側へ延びる一端部6a側には
爪部6cが設けられている。この爪部6cは第7図に示すよ
うに、断面「コ」字状をなし、その上下に爪6d、6eが設
けられ、時刻修正機構のツヅミ車11の外周に近接して配
置されている。したがって、ツヅミ車11が矢印X方向に
回転すると、上側の爪6dがツヅミ車11の外周に設けられ
た突起11aにより押し下げられるので、第6図に示すよ
うに、修正レバー6は矢印X方向へ回動し、その他端部
6bが曜星車5bを回転させる。逆に、ツヅミ車11が矢印Y
方向へ回転すると、今度は下側の爪6eがツヅミ車11の突
起11aにより押し上げられるので、修正レバー6は矢印
Y方向へ回動し、一端部6aが日車4を回転させる。な
お、ツヅミ車11は巻真10を1段引いた状態で、その突起
11aが修正レバー6の爪部6cと対応して日付および曜日
の修正が可能となり、2段引くと時刻の修正が可能とな
る。
次に、上記のようなカレンダー機構を地板2に組み付け
る場合について説明する。
この場合には、予め、地板2の中心に秒針軸1a、分針軸
1b、時針軸1c等の指針軸1を同心状に取り付ける。すな
わち、秒針軸1aを筒状の分針軸1b内に回転可能に挿入
し、この分針軸1bを地板2の軸受部2a内に回転可能に取
り付け、この後、時針軸1cを有する筒車7を軸受部2aの
外周に回転可能に取り付ける。
このように地板2に指針軸1を取り付けた後は、日回し
車3を筒車7の筒カナ7aに噛み合わせた状態で、地板2
の軸部2bに回転可能に取り付け、この後、日車4を地板
2の上部周縁に回転可能に配置するとともに、修正レバ
ー6を地板2の軸部2cに回動可能に取り付ける。この場
合、修正レバー6の一端部6aを日車4の歯4b間に配置す
る。次いで、日車4および修正レバー6の上方より押え
部材8を地板2に対して取り付ける。これにより、日車
4の段差部4aが回転可能に押え付けられるとともに、修
正レバー6も回動可能に押え付けられる。
このように押え部材6が取り付けらると、これに一体に
形成された曜躍制レバー8cの先端が筒車7側に位置する
ので、曜車5の組み付けの邪魔となる。そのため、第3
図および第4図に示すように、曜躍制レバー8cをその弾
性力に抗して地板2に設けられた係止部9の上端の第1
係止部9aに仮係止させる。すると、曜躍制レバー8cの先
端が筒車7、つまり次に取り付けられる曜車5の曜星車
5bから離間する。
この状態で、押え部材8の上方より曜車5を指針軸1を
中心に回転可能に取り付ける。このときには、曜星車5b
の歯5b1が日車3の1回転毎に曜送り爪3bで2歯(1ピ
ッチ)づつ送られるように配置するとともに、修正レバ
ー6の一端部6aが1歯(半ピッチ)づつ送られるように
配置する。そして、曜車5の曜板5aに形成された長孔5a
1からドライバー等の工具を差し込んで、曜躍制レバー8
cを上方より軽く押し下げ、係止部9の上端の側方へ突
出した第1係止部9aから離脱させ、その下側の凹部状の
第2係止部9bに係止させる。すると、曜躍制レバー8cの
先端は曜星車5bの歯5b1…のいずれかの間に弾性的に食
い込んで、曜星車5bの勝手な回転を規制する。また、曜
躍制レバー8cは係止部9の第2係止部9bに係止されるこ
とにより、上下方向への勝手な動きも規制される。
しかるに、上記のような曜躍制レバー8cによれば、曜車
5を組み込む前には係止部9の第1係止部9aに一旦仮係
止させることにより、曜車5を容易に組み込むことがで
き、組み込んだ後には上方より軽く押し下げるだけの極
めて簡単な作業で曜躍制レバー8cの先端を曜星車5bに弾
性的に押し付けることができ、曜星車5bが勝手に回転し
ないように極めて良好に規制することができる。
なお、上述した実施例はカレンダー機構の曜躍制レバー
8cに適用した場合について説明したが、この考案はこれ
に限らず、時刻修正機構等、ばね性を有するレバーを用
いる機構に広く適用することができる。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案の時計におけるレ
バー取付構造によれば、地板に係止部を形成するという
簡単な構成で、回転部材の組込時に弾性レバーを邪魔に
ならない位置に保持でき回転部材が簡単に組込め、ま
た、組込後に弾性レバーの上下方向の規制が確実にでき
るという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案を時計のカレンダー機構に適
用した場合の一実施例を示し、第1図はその拡大正面
図、第2図はそのA−A断面図、第3図は曜車を取り外
した状態の拡大正面図、第4図(A)は曜車を取り付け
る前の要部斜視図、第4図(B)はそのB−B断面図、
第5図(A)は曜車を取り付けた後の要部斜視図、第5
図(B)はそのC−C断面図、第6図は修正レバーの部
分の拡大図、第7図はそのD−D断面図である。 2……地板、5b……曜星車(移動部材)、5b1……歯、8
c……曜躍制レバー(弾性レバー)、9……係止部、9a
……第1係止部、9b……第2係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地板と、 歯車部を有し、前記地板に取付けられる回転部材と、 前記地板に取付けられ前記回転部材の歯車部の歯部に弾
    性的に係合して前記回転部材の移動を規制する弾性レバ
    ーとを備え、 前記弾性レバーは、前記地板面に沿って延出する延出部
    及びこの延出部の先端に形成され前記回転部材の歯車部
    の歯部に係合する係合部からなり、 前記地板には、前記延出部の前記係合部の係合方向側に
    位置して、前記地板面から垂直に立上がる垂直部及びこ
    の垂直部の先端から前記係合方向とは反対方向へ前記地
    板面に対して平行に突出する水平部からなる係止部が、
    一体に形成され、 前記弾性レバーの延出部が前記係止部の前記水平部の先
    端に係止された際に前記弾性レバーが弾性変形され前記
    係合部が前記歯部から離間され、 前記弾性レバーの延出部が前記水平部の先端から外さ
    れ、前記延出部が前記地板と前記水平部との間に配置さ
    れた際に、前記弾性レバーの係合部が前記弾性レバーの
    弾性力により前記歯部に係合してなる時計におけるレバ
    ーの取付構造。
JP1988028205U 1988-03-04 1988-03-04 時計におけるレバーの取付構造 Expired - Lifetime JPH0645914Y2 (ja)

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JPH01135385U JPH01135385U (ja) 1989-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5245974A (en) * 1975-10-09 1977-04-12 Citizen Watch Co Ltd Display member supporting plate for watch
JPS5719479U (ja) * 1980-07-08 1982-02-01

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