JP3546390B2 - カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明はカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱、殊に、街角、その他の塵塵集積所等に設置可能で、しかも、塵箱として使用しない場合等、必要に応じてコンパクトに折り畳み可能にしたカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折り畳み可能な麈箱としては、例えば、実開2000−226101号公報記載のようなものがある。
このものは、四隅に支柱を立設して、箱体を形成し、対向する一方の支柱を移動自在とし、対向する他方の支柱を固定支柱とし、底板は折り畳む方向に山形に折曲し得るように形成し、前記移動支柱を固定支柱の方へ移動させることによって折り畳み可能にした塵箱において、複数個に分割した側板同志をスライド可能に連結した側板を、前記底板の折り畳まれる部分近傍の略中央部にロープを連結し、該ロープを略垂直状に上昇させた屋根部から塵箱の外に出して引張ることにより、伸縮可能にしたものである。
【0003】
また、実開平5−42201号公報には、不使用時にはコンパクトな形態に折り畳める一方、使用時には簡単な操作でボックス状の塵箱として組み付けて、使用できる用にした折畳み式塵箱について記載される。
このものは、浅い箱状をなし、下部に設置部を有する背面パネルと、該背面パネルと対向する浅い箱状をなし、下部に脚を有する正面パネルと、前後端が前記背面パネルと正面パネル内側に連結され、中間にヒンジを有する折り畳み自在な一対の側パネルと、基端部が背面パネル若しくは正面パネルの内側下部に枢着された起伏自在な底パネルを備える折り畳み式塵箱である。
【0004】
さらに、特開2000−7101号公報には、底板を簡単な機構によって、折曲するか持ち上げることができる折り畳み可能な塵箱について記載される。
このものは、移動支柱を固定支柱の方へ移動させることによって、折り畳み可能にした塵箱において、前板若しくは後板を、前記両移動支柱若しくは固定支柱に回動し得るように連結し、当該前板若しくは後板下部に底板持ち上げ具を連接し、前板若しくは後板を外側へ所定角度倒すことによって、底板持ち上げ具を所定の角度回転させ、底板を山形に折曲させるかスロープ状に上昇させて、折り畳むようにしたものである。
【0005】
【従来技術における解決すべき課題】
ところが、前記のような従来の折り畳み可能な塵箱、例えば、実開2000−226101号報記載の折り畳み式塵箱にあっては、四隅に立設して箱体を形成し、対向する一方の支柱を移動自在とし、対向する他方の支柱を固定支柱とし、底板は折り畳む方向に山形に折曲し得るように形成し、前記移動支柱を固定支柱の方へ移動させることによって折り畳み可能に塵箱について、複数個に分割した側板同志をスライド可能に連結した側板を、前記底板の折り畳まれる部分近傍の略中央部にロープを連結し、該ロープを略垂直状に上昇させた屋根部から塵箱の外に出して引張ることにより、不使用時の伸縮可能な塵箱をかなりコンパクトに折り畳める一方、その構成がかなり複雑になる嫌いがあった。
【0006】
また、前記実開平5−42201号公報記載の折り畳み可能な塵箱にあっては、浅い箱状をなし下部に設置部を有する背面パネルと、該背面パネルと対向する浅い箱状をなし、下部に脚を有する正面パネルと、前後端が前記背面パネルと正面パネル内側に連結され、中間にヒンジを有する折り畳み自在な一対の側パネルと、基端部が背面パネル若しくは正面パネルの内側下部に枢着された起伏自在パネルを備えるため、不使用時にはコンパクトな形態をなし、使用時には簡単な操作でボックス状の塵箱として組み付け、使用できるものの、その構成が相応に複雑化する嫌いがあった。
【0007】
さらに、前記特開2000−7101号公報記載の折り畳み可能な塵箱にあっては、移動支柱を固定支柱の方へ移動させることによって、折り畳み可能にした塵箱の前板若しくは後板を、前記移動支柱若しくは固定支柱に回動し得るように連結して、当該前板若しくは後板下部に底板持ち上げ具を連接し、前板若しくは後板を外側へ所定の角度倒すことにより、底板持ち上げ具を所定の角度回転させて、底板を山形に折曲させるかスロープ状に上昇させて、折り畳めるものの、その構造がかなり複雑で、しかも、その底板が傾斜状に折り畳まれる傾向にあることとの関連において、折り畳み後の塵箱が必ずしも充分コンパクトになるとはいえない嫌いがあった。
【0008】
なお、前記実開2000−226101号報記載の折リ畳み式塵箱、前記実開平5−42201号公報記載の折り畳み可能な塵箱、及び前記特開2000−7101号公報記載の折り畳み可能な塵箱の何れも、平らな地面に設けること前提にするものであったから、仮に、これ等の何れかを、平らでない地面に設けると、その操作が面倒になり、例えば、塵回収の際、その前面を全開できなくなる恐れがあり、また、それらの何れの構造も複雑で、それらをコンパクトに構成するのが困難という問題があった。
【0009】
この発明は、このような従来例における課題に着目してなされたもので、構造が簡単で、道路脇、公園、広場等の所要の広さを確保できる限り、適宜箇所に容易に設置でき、しかも、不使用時には充分コンパクトに折り畳め、その上、取り扱いが容易で、ローコストで設置できるカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】
この発明は、前記のような課題を解決するため、適宜高さの一対の垂直状左右支柱を、適宜間隔を存して道路脇、公園、広場等の適所に配設すると共に、該垂直状左右支柱の対向面に、当該垂直状左右支柱と略等高で、当該垂直状左右支柱対向面の間隔の、略半分の長さを有する長方形状左右側ネット扉の一側縁を、夫々屈折可能にヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に、当該長方形状左右側ネット扉とほぼ同形同大の長方形状左右前ネット扉の一側縁を、前記長方形状左右側ネット扉の外側へ反転可能にヒンジ付けすると共に、前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉を、前記垂直状左右支柱の対向面間に、折畳み収容可能にし、かつ、前記長方形状左右側ネット扉の展開方向とは逆の背面側に、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠を設け、さらに、前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂部を超え、その外側上方へ伸びる左右側板を設け、該左右側板に回転可能に横架したカバーネットロール軸に、前記垂直状左右支柱の対向面の間隔よりやや広く、前記長方形状左右側ネット扉の長さを越える長さを備え、前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の、左右両側縁部を僅かに越えるように被覆する長方形状カバーネットの一端を取付け、該長方形状カバーネットを前記カバーネットロール軸により巻取り、巻戻し可能にしたカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱である。
【0011】
また、前記垂直状左右支柱の背面側に設けた長方形状固定ネット枠の頂部中央に、前記垂直状左右支柱の対側面に一側縁を屈折可能にヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み状態の頂部を吸引固定するマグネットを設けると共に、当該垂直状左右支柱間に折畳んだ前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の前側下部まで垂下させた前記長方形状カバーネットの端縁部外側を、端部が前記垂直状左右支柱の外側係止具に係脱可能な、当該長方形状カバーネットの開放を抑制する固定バンドにより、適時締付け固定可能にしたものであり、また、前記垂直状左右支柱の対向面を、当該垂直状左右支柱の内側背面側から前側に向って外側へ後退する傾斜面として構成し、該傾斜面の背面側部に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉を、当該垂直状左右支柱の傾斜面に沿ってやや鈍角状に開放可能にしたものである。
【0012】
さらに、前記垂直状左右支柱対向面を、その背面側から前側外側に向って後退する傾斜面として構成し、該傾斜後退する対向面の背面側に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けすると共に、該長方形状左右側ネット扉と、その端縁に一側縁をヒンジ付けした長方形状左右前ネット扉の組み付け状態における、前記垂直状左右支柱背面側の長方形状固定ネット枠との協同により、平面視略台形状塵収容領域を構成させるようにしたものであり、また、前記垂直状左右支柱の対向面に一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした前記長方形状左右側ネット扉の下枠と、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に一側縁をヒンジ付けした、略同形同大の前記長方形状左右前ネット扉の下枠に、当該両下枠より適度に下方へ伸びる可撓性スカートを夫々設けたものである。
【0013】
また、前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂面を超え、その外側上方へ伸びるように設けた左右側板に、前記カバーネットロール軸を回転可能に設けると共に、当該左右側板の外側に、前記カバーネットロール軸のハンドル等の駆動手段を設けたものであり、また、前記長方形状カバーネットを、少なくとも前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部よりやや広い長方形状カバーネットとして構成すると共に、該長方形状カバーネットの前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域頂部の被覆状態における、当該塵収容領域の頂部を越える周縁部を、当該長方形状カバーネット本体の折返し、その縦糸又は横糸の2重織り、若しくは太糸織り等の適宜手段により、やや緻密ないし重く、高強度に構成したものである。
【0014】
さらに、前記垂直状左右支柱頂部の対向面外側の左右側板に、回動可能に設けた前記カバーネットロール軸の左右両端部を、当該カバーネットロール軸中央部の直径よりやや小径ないし先細状に構成したものである。
【0015】
【発明の作用】
請求項1の発明によれば、カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の垂直状左右支柱を、例えば、道路脇、公園、広場等の所要広さの塵収容領域を確保可能な適所に、適宜間隔を存して略垂直状に起立させた後、当該垂直状左右支柱の対向面に一側縁をヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉、及び該長方形状左右側ネット扉の端縁部にヒンジ付けした、それと略同形同大の長方形状左右前ネット扉の組み付けにより、前記垂直状左右支柱間の前側に塵収容領域を確保した後、カバーネットロール軸を駆動手段により回わして長方形状カバーネットを巻き戻し、当該塵収容領域の頂部開口を、当該塵収容領域の頂部開口よりやや広いカバーネットにより被覆して、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱による麈収容領域を確保し、必要に応じてその長方形状カバーネットの一部又は全部を開放して、組み付けた塵箱に塵を投入し、その後、当該塵収容領域の頂部開口を長方形状カバーネットにより被覆する。
【0016】
また、前記カバーネットロール軸を駆動手段により逆転して長方形状カバーネットを当該カバーネットロール軸に巻き取り、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱頂部の一部又は全部を開放し、若しくは開放することなく、前記長方形状左右前ネット扉を長方形状左右側ネット扉他側縁の外側へ開いて、当該塵収容領域の前側を広く開放し、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱内に投入された塵を、例えば、塵収集車等を当該塵収容領域に充分近接させ、その搬出距離が短く、したがって、その搬出を短時間で、しかも搬出し易いようにする外、前記長方形状カバーネットにより前記カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の頂部開口の一部又は全部が被覆される場合には、当該カバーネットロール軸の逆転により長方形状カバーネットを、当該カバーネットロール軸に巻き付ける一方、前記長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を、それぞれのヒンジ回りに屈折して、当該垂直状左右支柱の対向面間に収容するようにコンパクトに折り畳み、収容して次回の使用に備え、又は、必要に応じて適所へ搬送、設置し、前記と略同要領で塵箱として組み立て、使用し、若しくはコンパクトに折り畳んで保管し、その後の使用に備える。
【0017】
さらに、前記垂直状左右支柱の対向面間に、一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした、前記長方形状左右側ネット扉の展開方向とは逆の背面側に、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠を設けたことにより、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱、殊に、その前記垂直状左右支柱を、仮に、道路脇の隅部、公園、広場の中央部等、垂直状側壁等の構築されない箇所に設置した場合にも、当該垂直状左右支柱背面側の、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠と、前記長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉の前記ヒンジ回りの屈折により、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱が組み付けられる外、不使用時における当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱を、前記垂直状左右支柱間の背面側に設けた、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠との協同により、コンパクトに、しかも、安定した折り畳み格納をする。
【0018】
また、前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂部を超え、その外側上方へ伸びる左右側板を設け、該左右側板にカバーネットロール軸を回転可能に横架したことにより、当該左右側板の対向面の間隔が、当該左右支柱の対向面の間隔より、当該垂直状左右支柱の対向面方向の厚さ程度広くなる結果、当該左右側板に回転可能に横架したカバーネットロール軸に、当該左右支柱の対向面の間隔よりやや(当該左右支柱の対向面方向の厚さ程度)広幅の長方形状カバーネットの取り付けを容易にする。
【0019】
請求項2の発明によれば、前記垂直状左右支柱の背面側に設けた長方形状固定ネット枠の頂部中央に、前記垂直状左右支柱の対側面に一側縁を屈折可能にヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み状態の頂部を吸引固定するマグネットを設けたことにより、長方形状左右前ネット扉のヒンジ付けされた長方形状左右側ネット扉、殊に、前記長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み収納状態が、長方形状固定ネット枠の頂部内側中央部のマグネットにより確保される外、前記長方形状カバーネットの端縁部を、前記垂直状左右支柱間に折畳んだ前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の前側下部まで垂下した状態における、垂下状態の長方形状カバーネットを、前記垂直状左右支柱の外側に係止可能な、長方形状カバーネットの開放規制バンドにより、前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉及び垂下した当該長方形状カバーネットの端縁部をその外側から適時開放可能に締付け、固定して、その状態を確保可能にしたことにより、仮に、前記長方形状固定ネット枠の頂部中央に、前記垂直状左右支柱の対側面に一側縁を屈折可能にヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み状態の頂部を吸引固定するマグネットとの協同により、当該締付け状態の垂下する前記長方形状カバーネットの端縁部等に、強風、暴風雨等が不用意に吹き付けても、垂下状態の前記長方形状カバーネットの端縁部及び前記長方形状左右前ネット扉等の折畳み収納状態が確保される。
【0020】
請求項3の発明によれば、前記垂直状左右支柱の対向面を、当該垂直状左右支柱の内側背面側から前側に向って外側へ後退する傾斜面として構成し、該傾斜面の背面側部に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉を、当該垂直状左右支柱の傾斜面に沿ってやや鈍角状に開放可能にしたことにより、垂直状左右支柱の対向面にヒンジ付けされた長方形状左右側ネット扉が、その開放状態において、当該傾斜対向面に沿う鈍角状に、即ち、その開放端部が相応量広く開放され、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の広く開放された前側から容易に塵出しされ、塵埃収集作業員等の塵出し作業等の効率が向上する外、開放状態のほぼ長方形状左右側ネット扉開放端部の、前記垂直状左右支柱の背面側からの離間距離が、仮に、当該対向面を傾斜状に構成しないものの対向面に、同様にヒンジ付けしたものとの対比における垂直状左右支柱の背面側からの離間距離より相応量短くなる結果、開放状態における長方形状左右側ネット扉による当該道路等の占有幅(面積)がそれだけ縮小し、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱設置領域における、当該道路等の通行を妨げる領域が、相応に減少する。
【0021】
請求項4の発明によれば、前記垂直状左右支柱対向面を、その背面側から前側外側に向って後退する傾斜面として構成し、該傾斜後退する対向面の背面側に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けすると共に、該長方形状左右側ネット扉と、その端縁に一側縁をヒンジ付けした長方形状左右前ネット扉の組み付け状態における、前記垂直状左右支柱背面側の長方形状固定ネット枠との協同により、平面視略台形状塵収容領域を構成させることにより、仮に、垂直状壁面の欠落する場所に当該塵箱を設置しても、平面視略台形状塵箱を容易に組み付けられる外、当該平面視略台形状塵箱の頂部開口を、前記長方形状カバーネットによりスムーズに閉塞できる。
【0022】
請求項5の発明によれば、前記垂直状左右支柱の対向面に一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした前記長方形状左右側ネット扉の下枠と、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に一側縁をヒンジ付けした、略同形同大の前記長方形状左右前ネット扉の下枠に、該両下枠より適度に下方へ伸びる可撓性スカートを夫々設けたことにより、当該カバーネットロール付き折畳み可能な塵箱を設置するその載置面に多少の凹凸、殊に、多少の凸部等があっても、当該長方形状左右側ネット扉、及び長方形状左右前ネット扉を開閉させる際等、当該可撓性スカートの当該凸部等との当接による変形により無理なく吸収してスムーズに開閉し、また、当該カバーネットロール付き折畳み折畳み可能な塵箱の平面視長方形状に組み付けた塵箱載置面と、その長方形状左右側ネット扉、長方形状左右前ネット扉の下枠との間が、当該可撓性スカートにより被覆、閉塞される。
【0023】
請求項6の発明によれば、前記垂直状左右支柱頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂面を超え、その外側上方へ突出する左右側板を設け、該左右両側板に前記カバーネットロール軸を回転可能に設け、かつ、前記左右側板の外側に、当該カバーネットロール軸のハンドル等の駆動手段を配設したことにより、前記カバーネットの巾を、当該垂直状左右支柱の対向面間にヒンジ付けして配設した、前記長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉の組付け状態及び折り畳み状態における巾より、当該垂直状左右支柱の対向方向の厚さ相応分広く構成でき、したがって、前記長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉の組み付けによる塵収容領域頂部の巾より広い巾の長方形状カバーネットを、当該ネットロール軸に装着でき、しかも、当該長方形状カバーネットを、前記垂直状左右支柱の対向面の頂部外側に設けた、左右側板の外側に配設したハンドル等の駆動手段により、前記カバーネットロール軸を介して容易に操作できる。
【0024】
請求項7の発明によれば、前記長方形状カバーネットを、少なくとも前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部よりやや広い長方形状カバーネットとして構成すると共に、該長方形状カバーネットの前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域頂部の被覆状態における、当該塵収容領域の頂部を越える周縁部を、当該長方形状カバーネット本体の折返し、その縦糸又は横糸の2重織り、若しくは太糸織り等の適宜手段により、やや緻密ないし重く、高強度に構成したことにより、前記長方形状左右側ネット、長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部を越え、当該長方形状カバーネット本体地よりやや重い先端部及び左右両側縁部が、その自重により自然に垂れ下がり、多少の風を受けたり、烏等の啄ばみ等を受けても、当該塵収容領域の頂部開口が不用意に開放される恐れがなく、また、当咳長方形状カバーネットの周縁部、殊に、その基部の強度を向上させることにより、当該長方形状カバーネットの一端(基端)部の、当該カバーネットロール軸への取付けに必要な強度を容易に確保できる。
【0025】
請求項8の発明によれば、前記垂直状左右支柱頂部の対向面外側の左右両側板に、回動可能に設けた前記カバーネットロール軸の左右両端部を、当該カバーネットロール軸の直径よりやや小径ないし先細状に構成したことにより、前記長方形状カバーネットの左右両側縁部を、その本体部の折り返し等によりやや肉厚等に構成しても、当該カバーネットロール軸の通常操作により、当該長方形状カバーネットをスムーズに巻き取り、巻き戻しできる。また、垂直状左右支柱の対向面間にヒンジ付けされた、長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉の組み付け状態において、当該垂直状左右支柱の前側に構成される長方形状塵箱が、当該垂直状左右支柱の対向面間の幅内に位置するように構成されるので、当該垂直状左右支柱対向面の頂部外側の左右側板に設けた、カバーネットロール軸の、当該左右側板の対向面(当該垂直状左右支柱対向面の外側面)間の幅(長さ)が、当該垂直状左右支柱の対向面方向の幅相応分広くなり、ひいては、前記長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される長方形状塵箱の幅よりやや広く、しかも、その長さよりやや長い長方形状カバーネットにより、当該カバーネットロール付き折畳み可能な塵箱の頂部開口を、無理なく被覆できる。
【0026】
【実施態様】
以下、この発明に係るカバーネットロール付折り畳み式塵箱の第1〜3実施態様及びその変形例を、添付の図1〜15を参照して説明する。なお、第1〜3実施態様及び、その変形例に共通する部分には、同一名称、同一符号を用いる。
【0027】
【実施態様1】
この発明に係るカバーネットロール付折り畳み式塵箱の第1実施態様を、図1〜10を参照して説明する。図1は、第1実施態様の垂直状左右支柱11、11間にヒンジ付けした、長方形状側ネット扉20及び長方形状前ネット扉21を、略長方形状塵収容領域10Aを構成するように組み付けると共に、その頂部を略長方形状のカバーネット16によりカバーした状態の模式斜視説明図、図2はその長方形状カバーネット16を、駆動手段としてのハンドル15によりカバーネットロール軸14Aに巻付けて、組み付けた長方形状塵収容領域10Aの頂部を開放して、塵を投入可能にした状態の模式斜視説明図、図3は図2の状態における長方形状左右前ネット扉21を、長方形状左右側ネット扉20端縁部のヒンジ(22)回りに回動して、開放した状態の模式斜視説明図、図4は図3の状態における長方形状左右前ネット扉21を、長方形状左右側ネット扉20端縁部のヒンジ(23)回りに、図3の矢印A方向へさらに回動して、その外側にした状態の模式斜視説明図、図5は図4の状態における長方形状左右側ネット扉20、20を、垂直状左右支柱11、11周りに、図3の矢印B方向へ回動して折り畳む状態の模式斜視説明図である。
【0028】
図6は図5の状態における長方形状左右前ネット扉21及び長方形状左右側ネット扉20を、それぞれ図5の矢印C方向及びD方向にさらに回動して、垂直状左右支柱11、11の対向面間に折畳んだ状態の模式斜視説明図、図7は図6の垂直状左右支柱11、11の対向面間に折り畳んだ長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21の前側(図7の手前側)に、長形状カバーネット16の端部を巻き戻して垂下させ、その前部を被覆した状態の模式斜視説明図、図8は垂直状支柱11の内側面(対向面)にヒンジ22付けした長方形状側ネット扉20と、その端部にヒンジ23付けした長方形状前ネット扉21の組み付けによる長方形状塵収容領域10Aの拡犬模式平面説明図で、図8では長方形状前ネット扉21を長方形状側ネット扉20の外側へ折返し可能にヒンジ23付けした構成を、同時に略示した。図9はそのカバーネットロール軸14Aの、模式平面説明図、図10はその長方形状カバーネット16の模式平面説明図である。
【0029】
図1〜10において、この発明の第1実施態様のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱10は、水平状基板12、12から略垂直状に起立する適宜高さ(例えば、90〜100センチ)の1対の垂直状左右支柱11、11は適宜間隔を存して、例えば、道路脇、公園、広場等の、所要の広さの塵収容領域を備える適所に配設される。13、13は適宜間隔を存して配設した垂直状左右支柱11、11頂部の、対向面外側からその上方へ突出する側板、14は側板13、13に回動可能に設けたカバーネットロール、14Aはカバーネットロール14のカバーネットロール軸(太径部)、14Bはカバーネットロール軸14A端部の小径部(先細部)、15はカバーネットロール14の軸14Aの駆動用ハンドル、14Bはカバーネットロール軸14Aの左右(図9)両端部の小径部で、このハンドル15により基部(例えば、カバーネット16本体を折返した端部)をカバーネットロール軸14Aに固定したカバーネット16を、カバーネットロール軸14Aに巻き付け、巻き戻す。
【0030】
17は垂直状左右支柱11、11を固定する固定ネット枠で、固定ネット枠17の左右両端部が垂直状左右支柱11、11の背面(図8では上)側に固定される。20は前記垂直状左右支柱11と略等高で、適宜巾(具体的には、前記垂直状左右支柱11、11の間隔の略半分)を有する長方形状左右側ネット扉で、この長方形状左右側ネット扉20は、前記垂直状左右支柱11、11の互いに対向する内側面の上半部(図8参照)に、屈折可能にヒンジ22付けされる。長方形状左右側ネット扉20、20は、垂直状左右支柱11、11の互いに対向する内側面(対向面)から、当該垂直状左右支柱11の手前(図8)側に、直角状(垂直状支柱11の対向する内側面と平行方向)をなすように屈折し、突出する。
【0031】
長方形状左右側ネット扉20を図1、2のように、垂直状左右支柱11、11の対向面に対して略直交、即ち、当該垂直状支柱11、11の前側(図1、2の手前側)に突出する位置と、図6、7のように垂直状左右支柱11、11間で、その対向方向に折り畳まれるように取り付ける。
【0032】
【第1実施態様の作用】
この実施態様1のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱10は、水平状基板12、12に垂直状に取付けた垂直状左右支柱11、11を道路脇、公園、広場等の適所の水平状地面G上に配し、図6のように略垂直状に起立させる。次いで、係止具27を係止ピン28から外し、長方形状左右前ネット扉21、21を、図5のようにその前方に引き出し(同図の矢印C、D方向とは逆向きの状態を介して、図4の状態をなすように引き出し)、長方形状左右側ネット扉20、20が垂直状左右支柱11、11を含む平面に対して、直角状をなす図4のようにした後、長方形状左右前ネット扉21、21を、長方形状固定ネット枠17に対して直角状をなし、長方形状左右側ネット扉20、20に対して直角状をなし、前記長方形状固定ネット枠17と平行するようにヒンジ23により屈折させて、図8、図2(ただし、図2は模式斜視図)のように、平面視長方形状をなす塵収収容領域10Aを構成し(ただし、図8はその一部の模式平面図)、一方の長方形状左右前ネット扉21のコ状係止具24を、その上枠に沿って移動させ、他方の長方形状左右前ネット扉21上枠に同時に係合する長方形状左右前ネット扉21、21を一体状に連結し、図2の状態を確保する。
【0033】
その後、ハンドル15により長方形状カバーネットの一端を取り付けて、巻付けたカバーネットロール軸14A(なお、このカバーネットロール軸14Aの、左右両端部には小径部14B:先細部:が形成される)を回転し、長方形状カバーネット16を巻き戻し、長方形状左右側ネット扉20、20と、長方形状左右前ネット扉21、21及び長方形状固定ネット枠17により、平面視長方形状の塵収容領域10A(塵箱10)の頂部開口をカバーする。その際、長方形状カバーネット16の巾が、略平行する長方形状左右側ネット扉20、20巾より広く(垂直状左右支柱11、11の対向方向:図1ではその左右方向の巾程度)、その周縁部が図1のように垂れ下がり、当該塵箱10Aの上部開口を被覆(閉塞)する。
【0034】
必要に応じて、この長方形状カバーネット16の一部又は全部を、前記塵収容領域10Aの頂部開口から引き上げて開放し、この塵箱10の長方形形状塵収容領域10Aの頂部開口から塵を投入、収容した後、長方形状カバーネット16により当該塵収容領域10Aの、頂部開口の被覆状態を確保する。なお、不使用時の長方形状カバーネット16の不用意な巻き戻し(例えば、悪戯等に基づく)や、横風等による開放を防止するため、カバーネットロール14のロック装置(例えば、ハンドル15のロック装置等)を設けるのがよい。
【0035】
前記塵収容領域10A内に投入された塵を、例えば、まず、ハンドル15によりカバーネットロール14の軸14Aを回転して、カバーネット16を当該カバーネットロール軸14A周りに、その一部又は全部を巻き取って頂部(開口)を開放した後、又はそのような長方形状カバーネット16の一部又は全部の巻き取りに基づく頂部(開口)の開放に併せて、前記コ状係止具24を長方形状左右前ネット扉21、21の一方へ移動して、両者の同時係合状態を解除し、長方形状左右前ネット扉21、21を、図3、4のように開放し、長方形状の塵収容領域10A内の塵を塵収集車等により収集し、適所へ搬出する。
【0036】
然る後、長方形状左(右側も同様)前ネット扉21を、図3の矢引A方向に折り畳んで図4のようにした後、前記長方形状左右側ネット扉20を図3の矢印B方向に折り畳んで図5の状態にする。これをさらに折り畳んで図6の状態にし、この際、長方形状左右側ネット扉20、20の端部が、長方形状固定ネット枠17の中央部内側のマグネット26により吸引、固定され、また、垂直状左右支柱11、11前面の係止具27を、長方形状左右前ネット扉21、21上の係止ピン28に係止させて、その折り畳み状態を確保する。
【0037】
図5の状態から、長方形状右前ネット扉21を矢印C方向に、同長方形状右側ネット扉20を、矢印D方向にさらに屈折させることにより、長方形状右前ネット扉21と長方形状右側ネット扉20をさらに折り畳み、図6のように垂直状左右支柱11、11間に(収納するように)折り畳む。長方形状左前ネット扉21と長方形状左側ネット扉20についてもこれと略同様で、即ち、長方形状左右前ネット扉21、21及び長方形状左右側ネット扉20、20を、垂直状左右支柱11、11間に図6のように折り畳む。この際、係止具27を係止ピン28に掛け、その折り畳み状態を確保する。
【0038】
20A及び21Aは長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21の、それぞれの下部に設けた可撓性スカートで、この可撓性スカート20A及び21Aは、当該長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21周りの下枠に、当該下枠より下方へ適度に伸びるように設ける外、例えば、前記長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21のネットを、それぞれの下枠を越えて下方へ適度に伸ばすことにより構成できる。
【0039】
このように、可撓性スカート20A、21Aを、長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21の下枠から適度に下方へ突設すれば、当該カバーネットロール付折畳み可能な塵箱設置部周りの地面に多少の凹凸、殊に、凸部があっても、当該長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21を開閉する際、当該可撓性スカート20A、21Aの同凸部との当接による変形で吸収し、無理なくスムーズに開閉する。
【0040】
また、この可撓性スカート20A、21Aは、例えば、当該同長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21のネットを構成する、可撓性プラスチックネットを下方へ延長すると共に、同下部を上方へ折返し溶着して適度な長さとすることにより、同下部を構成できる。同可撓性スカート20A、21Aを、このように可撓性プラスチック(この例では、可撓性プラスチックネット、又はその折返し)により構成すれば、必要に応じて、当該可撓性スカート20A、21A、殊に、その下縁を、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱設置部周りの地面形状に即するように、例えば、剪み、カッターナイフ等により、例えば、傾斜状、波状等、適宜形状に、その設置現場で簡易に修正できる。
【0041】
【長方形状カバーネット】
この長方形状カバーネット16は、図10の模式平面説明図に略示するように、その先端部18、及び左右両側縁部19、19の、例えば、約3〜6cm程度の領域を、当該長方形状カバーネット16本体より、先端部18については、例えば、当該カバーネット16のその部分の横糸の太さを、他の部分の横糸の太さより太く(例えば、2倍に)し、また、この長方形状カバーネット16の左右両側縁部19、19については、同部の縦糸の太さを他の部分の縦糸の太さより太く(例えば、2倍)することにより、当該縁部分18、19の厚さ及び強度を、他の(本体)部分より厚く(重く)、強く構成する。
【0042】
係る構成により長方形状カバーネット16の先端部18及び左右両側縁部19、19が、他の部分よりやや重く、強靭になり、長方形状カバーネット16全体の高強度が確保される。また、長方形状カバーネット16の先端部18、左右両側縁部19、19を他の部分よりやや重く構成すれば、このカバーネット16を、前記長方形状左右側ネット扉20、20と、長方形状左右前ネット扉21、21の組み付けによる塵収容領域10A(図1、2)上に、この長方形状カバーネット16を掛ける際、その先端縁部18及び左右両側縁部19、19がやや重い自重により自然に垂れ下がり、即ち、当該長方形状カバーネット16による前記長方形状左右側ネット扉20及び長方形状左右前ネット扉21の組み付けによる、塵収容領域10A頂部の開口の被覆を、多少の風圧や引張力が掛かるか否かにかかわらず、当該長方形状カバーネット16により容易に被覆する。
【0043】
なお、当該長方形状カバーネット16先端部18の、横糸(長方形状カバーネット16が網の場合)の間隔を狭く(例えば、半分に:即ち、単位長さ当たりの横糸の本数を2倍に)したり、その左右両側縁部19、19の縦糸の間隔を狭く(例えば、半分に:即ち、単位長当りの縦糸の本数を2倍に)すれば、当該長方形状カバーネット16の先端部18及び左右両側縁部19、19の強度及び重量を増加させることができる。
また、図示しないが、この長方形状カバーネット16をプラスチック製とし、その先端部18及び左右両側縁部19、19を折り返して二重にすると共に溶着することにより、前記と略同様な効果を期待できる。
【0044】
【変形例】
次に、この発明に係るカバーネット付折り畳み可能な塵箱の、第1実施態様の変形例を、前記第1実施態様(図7参照)のように垂下する長方形状カバーネット16外側に、固定バンド32を設けたものの模式斜視説明図の図11を参照して説明する。なお、その予の構造及び作用は、前記第1実施態様と略同様である。
【0045】
第1実施態様の変形例は、図11に略示するように、その長方形状カバーネット16を、ハンドル15によりカバーネットロール軸14Aを回動して、垂直状左右支柱11、11間に折り畳んだ長方形状左右側ネット扉(20、20)及び長方形状左右前ネット扉(21、21)の前側(図11)に垂下させた後、その前側に、端部を垂直状左右支柱11、11の外側(図11では左右両側)面に係止させた長方形状カバーネット16の固定バンド32により弾圧し、必要に応じて適時開放可能に固定したものであるる。
【0046】
この変形例にあっては、垂直状左右支柱11、11間に折り畳み、格納した長方形状左右側ネット扉(20)、長方形状左右前ネット扉(21)の前側に垂下する長方形状カバーネット16の前縁垂れ部18を、その外側から固定用バンドにより固定(必要に応じて、適時開放可能に)したことにより、仮に、当該カバーネットロール付折り畳み塵箱に強風等が吹きつけても、当該長方形状カバーネット16がふらつく恐れがない。
【0047】
因みに、前記垂直状左右支柱の基部を、道路脇、公園、広場等の適所に適宜間隔を存して配設した一対の水平状基板から垂直状に起立する垂直上基筒、又は道路脇、公園、広場等の適所に適宜間隔を存して立設した一対の垂直状左右基筒に、挿脱可能に設けたことにより、目的とする箇所への設置に好適な、垂直状に起立する垂直状基筒を一対の水平状基板を選択することにより、所要の機能を備え、必要に応じて適所に移動可能なカバーネットロール付き折畳み可能な塵箱を提供する。また、道路脇、公園、広場等の所要広さの塵収容領域を確保可能な適所に、適宜間隔を存して配設した一対の垂直状左右基筒に、前記垂直状左右支柱を挿脱及び係止可能に設ければ、道路脇、公園、広場等の所要広さの塵収容領域を確保可能な限り、当該道路脇、公園、広場等の路面の形状(例えば、傾斜、凹凸の有無等)に殆ど左右されることなく、所要間隔に設けることにより、このカバーネットロール付き折畳み可能な塵箱を、ローコストで提供する。
【0048】
【第2実施態様】
次に、この発明の第2実施態様を、その長方形状カバーネット(16)をハンドル(15)によりカバーネットロール軸(14A)に巻付け、長方形状左右側ネット扉50、50及び長方形状左右前ネット扉51、51を、それぞれのヒンジ52、52及び53、53周りに回動させて、略台形状の麈収容領域(麈箱)40Aを構成するカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱40を、その要部の模式平面説明図の図12、及び模式拡大平面説明図の図13を参照して説明する。なお、前記第1実施態様と共通する部分には同一名称、同一符号を用いる。
【0049】
図12、13において、40はこの発明の第2実施態様のカバーネットロール付折り畳み式塵箱、41は垂直状(左右)支柱、41Aは垂直状支柱41の互いに対向する傾斜面で、傾斜面41Aは垂直状支柱41の背面(長方形状固定ネット枠47と平行)に対して鋭角θをなす。42は水平状基板、42Bは水平状基板42の地面G(図1、2参照)への取付ボルト、47は垂直状左右支柱41、41を連結、固定する長方形状固定ネット枠、50は長方形状左右側ネット扉、51は長方形状左右前ネット扉で、長方形状左右側ネット扉50は、塵収容領域40Aを組み付けた状態において、長方形状固定ネット枠47に対して鋭角βをなす。52、53はヒンジである。
【0050】
【第2実施態様の作用】
この発明の第2実施態様のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱40は、その垂直状左右支柱41、41を垂直状壁(図1、2の符号V賦与部参照)面に添って立上がるように配設することにより、組み付け状態の塵収容領域40Aが、図12の模式平面説明図に略示するように、平面視略台形状をなし、その長方形状左右前ネット扉51と長方形状固定ネット枠47との間隔が、長方形状左右側ネット扉50の長方形状固定ネット枠47に対する角度βに相応する量(1−sinβ)だけ短くなり、即ち、当該組み付け状態の塵収容領域40Aが、前記角度βが90°をなすもの(例えば、第1実施態様)より、それだけ狭く構成され、例えば、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱40の設置状態における、当該道路の占有幅が僅かながら減少する。
【0051】
また、垂直状左右支柱41の互いに対向する傾斜面41Aの長方形状固定ネット枠47に対する角度を鋭角θとして構成したことにより、図示しないが長方形状左右前ネット扉51、51を開放して、長方形状左右側ネット扉50を開放する際、当該長方形状左右側ネット扉50が当該傾斜面41Aに添うよう、鈍角状(180°−∠θ)に開放され、即ち、当該塵収容領域40Aの開口部がそれだけ広く開放され、当該塵収容領域40A内に収容した塵の排出等の作業性が向上する。その予の構造、作用等は前記第1実施態様と略同様である。
【0052】
【第2実施態様の変形例】
この発明の第2実施態様の水平状基板42は、当該水平状基板42から立ち上がる垂直状左右支柱41、41より、前記垂直状壁面(図1、2の符号V賦与部参照)(図12では上)側を短くし、又は、全体として、例えば、平面視L状をなすように構成することにより、垂直状左右支柱41、41の支承機能を確保しつつ、当該垂直状左右支柱41、41を、配設する垂直状壁面(図1、2の符号V賦与部参照)に充分近接するように設置可能に構成することができる(図示省略)。
【0053】
なお、この際、水平状基板42の端面側41B(図12では上側)を短小(例えば、平面視L状)に構成すれば、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱40を、垂直状壁面(図1、2の符号V賦与部参照)に充分近接するように設置でき、この場合には、垂直状左右支柱41、41と、垂直状壁面Vとの間に生ずる隙間が著しく狭くなるから、垂直状左右支柱41、41の背面側に長方形状固定ネット枠47を設置することなく、前記略垂直状壁面(図1、2の符号V賦与部参照)にその機能を分担させることができ、その構成が相応に簡易化する。
【0054】
なお、この第2実施態様のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱40は、その垂直状左右支柱41、41を略垂直状壁V(図1、2参照)面に添って立上がるように配設した状態が確保されることを前提にするから、前記平面視略L状の水平状基板42の角部が、略垂直状壁V(図1、2参照)面から離間しないように、当該平面視略L状の水平状基板42を、例えば、地面G等にボルト42B等により固定するのが良い。
【0055】
【第3実施態様】
次に、この発明の第3実施態様を、その要部をなす垂直状左右支柱61を、地面Gの適所に垂直状に立設(埋設)した中空状基筒62に挿脱可能にし、ねじ63止めするものの、模式側面説明図の図14、及びその模式平面説明図の図15を参照して説明する。
【0056】
図14、15において、61は(角柱状の)垂直状支柱、62は地面Gの適所に、適宜間隔を存して立設した中空角柱状基筒(図14では、片側のみを略示)、63は固定ねじで、適所に立設した一対の中空角柱状基筒62(、62)に、垂直状支柱を61(、61)の基部を挿入し、固定ねじ63(、63)でねじ止めすることにより、カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱とする。なお、その予の構成、作用は、前記第1、2実施態様の対応部の構成、作用と略同様である。
【0057】
なお、垂直状支柱61、中空角柱状基筒62は、互いに係合可能な略同形状(図では4角筒状)に構成すべきことは当然として、これらは図示例のような4角筒状の外、他の多角筒状に構成することもできる。また、前記長方形状カバーネット16、長方形状固定ネット枠17のネット、長方形状側ネット扉20のネット、長方形状前ネット扉21のネット等を、プラスチック材性とすれば、その色彩選択の自由度が向上する。
【0058】
また、前記垂直状左右支柱の頂部を、道路脇、公園、広場等の適所に、適宜間隔を存して配設した一対の水平状基板から垂直状に起立する垂直状基筒に、着脱可能に設けることにより、この折畳み可能な塵箱を必要に応じて適所に、簡易に設置変えできる。また、前記垂直状左右支柱の基部を、道路脇、公園、広場等の適所に、適宜間隔を存して配設した一対の垂直状左右基筒に挿脱可能に設ければ、垂直状左右支柱の基部を比較的狭小な場所に設けた垂直状左右基筒により強固に取付けられ、ひいては、その設置コストの低減を図れる。
【0059】
【効果】
この発明は、前記のような構成を有し、作用をするから、従前の折り畳み可能な塵箱と同様な効果を奏する外、次のような特有の効果を奏する。
【0060】
(1) 請求項1の発明によれば、適宜高さの一対の垂直状左右支柱の下部を、適宜間隔を存して道路脇、公園、広場等の適所に配設すると共に、該垂直状左右支柱の対向面に、当該垂直状左右支柱と略等高で、当該垂直状左右支柱対向面の間隔の、略半分の長さを有する長方形状左右側ネット扉の一側縁を、夫々屈折可能にヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に、当該長方形状左右側ネット扉とほぼ同形同大の長方形状左右前ネット扉の一側縁を、その内外側へ屈折可能にヒンジ付けし、その組み付けにより、平面視略長方形状塵収容領域を確保する一方、この平面視略長方形状塵収容領域の頂部開口に、カバーネットロール軸の回動により、略長方形状カバーネットを掛けて被覆し、必要に応じて、当該カバーネットによる当該塵収容領域の頂部開口の一部又は全部を開放して、当該塵収容領域内に各種塵を投入した後、開放した前記塵収容領域の頂部開口を長方形状カバーネットにより被覆し、次の塵投入に備える。
【0061】
(2) 塵収集日等の適時、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、長方形状塵収容領域の頂部開口の長方形状カバーネットを開放すると共に、その長方形状左右前ネット扉を、長方形上左右側ネット扉の他側縁外側へ回動して、当該長方形状塵収容領域の前側を開放し、塵収集車等を当該カバーネットロール付き折畳み塵箱の長方形状左右側ネット扉の他側縁近くまで無理なく近接可能にし、当該長方形状塵収容領域内に収容した塵を、当該塵収集車へ容易に、しかも、短時間で収集可能にし、所要の処理をする。次いで、当該折り畳み塵箱の頂部開口の一部又は全部が長方形状カバーネットにより被覆されていれば、まず、当該長方形状カバーネットをカバーネットロール軸に巻込んで開放する。しかる後、長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を、前記垂直状左右支柱の対向面間にコンパクトに折り畳み、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の設置部周りの、交通等の妨げになる領域を、実質上当該垂直状左右支柱の対向面間内にする。また、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の前記と略逆の操作により、平面視略長方形状塵収容領域を組付け、次回の塵収集に備える。
【0062】
(3) 前記垂直状左右支柱の対向面に、一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした、前記長方形状左右側ネット扉の展開方向とは逆の背面側に、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠を設けたことにより、仮に、このカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の設置領域の背面側に、例えば、垂直状の側壁等が欠落する場所でも、当該略垂直状左右支柱の背面側が略長方形状固定ネット枠により閉塞されることにより、前記と略同様なカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の機能を奏する。
【0063】
(4) また、前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂部を超え、その外側上方へ伸びる左右側板を設け、該左右側板にカバーネットロール軸を回転可能に横架したことにより、当該左右側板の対向面の間隔が、当該左右支柱の対向面の間隔より、当該垂直状左右支柱の対向面方向の厚さ程度広くなり、しかも、同領域には当該垂直状作用支柱の頂部がないから、当該左右側板に回転可能に横架したカバーネットロール軸に、当該左右支柱の対向面の間隔よりやや(当該左右支柱の対向面方向の厚さ程度)広幅で、肉厚等の長方形状カバーネットの取り付け、巻き付けを無理なく容易にする。
【0064】
(5) 請求項2の発明によれば、前記垂直状左右支柱の背面側に設けた長方形状固定ネット枠の頂部中央に、前記垂直状左右支柱の対側面に一側縁を屈折可能にヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み状態の頂部側を吸引固定するマグネットを設けたことにより、当該垂直状左右支柱間に折畳んだ前記長方形状左右側ネット扉の他側縁側が吸着されることに併せて、当該長方形状左右側ネット扉の前側に屈折する長方形状左右前ネット扉を挟んで、その前側下部まで垂下する長方形状カバーネットの端縁部外側を、端部が前記垂直状左右支柱の外側係止具に係脱可能な、開放抑制する固定バンドにより、適時締付け固定することにより、その格納状態が確保され、仮に、垂下する前記長方形状カバーネットの端縁部等に強風、暴風等が吹き付けても、垂下する前記長方形状カバーネットの端縁部及び前記長方形状左右前ネット扉等の折畳み格納状態が確保される。
【0065】
(6) 請求項3の発明によれば、垂直状左右支柱の対向面にヒンジ付けされた長方形状左右側ネット扉が、その開放状態において、当該傾斜対向面に沿う鈍角状に、即ち、その開放端部が相応量広く開放され、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の広く開放された前側から容易に塵出しされ、塵埃収集作業員等の塵出し作業等の効率が向上する外、開放状態のほぼ長方形状左右側ネット扉開放端部の、前記垂直状左右支柱の背面側からの離間距離が、仮に、当該対向面を傾斜状に構成しないものの対向面に、同様にヒンジ付けした従来例との対比における垂直状左右支柱の背面側からの離間距離より相応量短くなる結果、開放状態における長方形状左右側ネット扉による当該道路等の占有幅(面積)がそれだけ縮小し、当該カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱設置領域における、当該道路等の通行を妨げる領域が、相応に減少する。
【0066】
(7) 請求項4の発明によれば、垂直状左右支柱対向面を、その背面側から前側外側に向って後退する傾斜面として構成し、該傾斜後退する対向面の背面側に、長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けすると共に、該長方形状左右側ネット扉と、その端縁に一側縁をヒンジ付けした長方形状左右前ネット扉の組み付け状態における、垂直状左右支柱背面側の長方形状固定ネット枠との協同により、平面視略台形状塵収容領域を構成させることにより、仮に、垂直状壁面の欠落する場所に当該塵箱を設置しても、平面視略台形状塵箱を容易に組み付けられる外、当該平面視略台形状塵箱の頂部開口を、前記長方形状カバーネットによりスムーズに閉塞できる。
【0067】
(8) 請求項5の発明によれば、前記垂直状左右支柱の対向面に一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした前記長方形状左右側ネット扉の下枠と、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に一側縁をヒンジ付けした、略同形同大の前記長方形状左右前ネット扉の下枠に、該両下枠より適度に下方へ伸びる可撓性スカートを夫々設けたことにより、当該カバーネットロール付き折畳み折畳み可能な塵箱設置部周りの地面に多少の凹凸、殊に、多少の凸部があっても、当該長方形状左右側ネット扉、及び長方形状カバーネット扉を開閉させる際、当該可撓性スカートの同凸部との当接による変形により吸収され、無理なくスムーズに開閉する外、長方形状塵箱10Aの組み付け状態における、当該長方形状左右側ネット扉の下枠と、長方形状左右前ネット扉の下枠より適度に下方へ伸びる可撓性スカートにより、組み付け状態の塵箱の前記両下枠と当該塵箱載置面間が実質的に閉塞される。
【0068】
(9) 請求項6の発明によれば、垂直状左右支柱頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂面を超え、その外側上方へ突出する左右側板を設け、該左右両側板に前記カバーネットロール軸を回転可能に設け、かつ、前記左右両側板の外側に当該カバーネットロール軸の駆動手段を設けたことにより、組み付けた長方形状の塵収容領域より広幅の長方形状カバーネットを無理なく巻き取れるカバーネットロール軸の支承構成を容易に得られる。
【0069】
(10) 請求項7の発明によれば、前記長方形状カバーネットを、少なくとも前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部よりやや広い長方形状カバーネットとして構成すると共に、該長方形状カバーネットの前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部を越える周縁部を、当該長方形状カバーネット本体の折返し、その縦糸又は横糸の2重織り、若しくは太糸織り等の適宜手段により、やや密ないし重く、高強度に構成したことにより、当該長方形状左右横ネットと長方形状左右前ネットの組み付けにより構成される、塵収容領域の頂部のカバーネットによる被覆状態が、当該長方形状カバーネットのやや重い端縁部及びその左右両側縁部の垂れ下がりにより、積極的かつ安定的に確保される。
【0070】
(11) 請求項8の発明によれば、前記垂直状左右支柱の頂部の、対向面外側の左右両側板に回動可能に設けた前記カバーネットロールの左右両側縁部を、当該カバーネットロール軸の直径より少径ないし先細状に構成したことにより、当該カバーネットロール軸に巻付ける長方形状カバーネットの側縁部を、当該長方形状カバーネット本体より緻密ないしやや重く構成しても、無理なく安定的に巻き取り、巻き戻しできる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の第1実施態様の、長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉を箱状の塵収容領域に組み付け、その頂部を長方形状カバーネットによりカバーした使用状態の模式斜視説明図である。
【図2】そのカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、カバーネットをカバーネットロールに巻き付けて、箱状の塵収容領域の頂部を開放し、塵を投入可能にした状態の模式斜視説明図である。
【図3】そのカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、カバーネットをカバーネットロールに巻き付け、その長方形状左右前ネット扉を、長方形状左右側ネット扉とほぼ同方向に(ヒンジ周りに)回動して、当該塵収容用領域の前側を開放する工程の模式斜視説明図である。
【図4】図3の状態のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、長方形状左右前ネット扉を、長方形状左右側ネット扉の端部周りの外側に、図3の矢印A方向に回動して外側に重ね、収容した塵の排出を可能にした状態の模式斜視説明図である。
【図5】その塵収容領域内の塵を排出し、長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を垂直状左右支柱間に折り畳む工程の、模式斜視説明図である。
【図6】そのカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の垂直状左右支柱間に、その長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を、折り畳んだ状態の模式斜視説明図である。
【図7】そのカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の垂直状左右支柱間に、その長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を、折り畳んだ状態において、その長方形状左右前ネット扉の前側に、長方形状カバーネットを垂下させて被覆した状態の模式斜視説明図である。
【図8】そのカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、垂直状左支柱に対する長方形状左側ネット扉、及び同長方形状左側ネット扉に対する長方形状左前ネット扉のヒンジによる取付け状態の拡大模式平面説明図である。
【図9】そのカバーネットロール軸の模式正面図である。なお、図9では、当該カバーネットロール軸と、垂直状左右支柱、側板、ハンドル(駆動手段)の位置関係を、参考までに破線で同時に略示した。
【図10】その長方形状カバーネットの模式平面説明図である。
【図11】第1実施態様について、その図7の状態のカバーネット付折り畳み可能な塵箱の垂直状左右支柱間に、その長方形状左右側ネット扉及び長方形状左右前ネット扉を、折り畳んだ状態において、長方形状左右前ネット扉の前側に垂下する長方形状カバーネットを、その固定用ゴムバンドにより挟持、固定したもの(第1実施態様の変形例)の模式斜視説明図である。
【図12】この発明に係るカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、長方形状側ネット扉と長方形状前ネット扉とによる、組み付け状態の塵収容領域が平面視台形状をなす、第2実施態様の要部の模式平面説明図である。
【図13】その垂直状左支柱に対する長方形状左右側ネット扉、及び長方形状左右側ネット扉に対する長方形状左右前ネット扉のヒンジによる取付け状態の拡大模式平面説明図である。
【図14】この発明に係るカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱の、垂直状左右支柱の基部を、目的箇所の地面に所要間隔で垂直状に埋設した基筒に、装脱可能に設けた第3実施態様要部の模式側面説明図である。
【図15】その基筒部の模式平面説明図である。
【0072】
【符号の説明】
10……カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱(第1実施態様)
10A……塵収容領域
11……垂直状支柱
12……水平状基板
13……側板
14……カバーネットロール
14A……カバーネットロール軸
14B……カバーネットロール軸小径部(先細部)
14D……カラー
15……ハンドル(駆動手段)
16……長方形状カバーネット
16A……長方形状カバーネットの先端部
16B……長方形状カバーネットの側縁部
17……長方形状固定ネット付枠
18……長方形状カバーネットの前縁垂れ部
19……長方形状カバーネットの側縁垂れ部
20……長方形状左右側ネット扉
20A……可撓性スカート(長方形状左右側ネット扉)
21……長方形状左右前ネット扉
21A……可撓性スカート(長方形状左右前ネット扉)
22、23……ヒンジ
24……コ状係止具
26……マグネット
27……係止具(フック)
28……係止ピン
31……固定用バンド留め具
32……垂れネット固定用バンド
40……カバーネットロール付折り畳み可能な塵箱(第2実施態様)
40A……塵収容領域(第2実施態様)
41……垂直状支柱(断面台形状)
41A……傾斜内側面(垂直状支柱)
42……水平状基板
42B……固定ボルト(水平状基板)
47……固定ネット枠
50……長方形状側ネット扉
51……長方形状前ネット扉
52、53……ヒンジ
54……コ状係止具
61……(断面)長方形状支柱(第3実施態様)
62……(断面)長方形状基筒(第3実施態様)
63……締付けボルト
A、B、C、D……左右側ネット扉、左右前ネット扉の折り畳み方向
G……地面(載置面)
V……垂直状壁面
β……長方形状側ネットの組み付け状態における固定ネット枠に対する角度
θ……垂直状支柱の内側面の傾斜角

Claims (8)

  1. 適宜高さの一対の垂直状左右支柱を、適宜間隔を存して道路脇、公園、広場等の適所に配設すると共に、該垂直状左右支柱の対向面に、当該垂直状左右支柱と略等高で、当該垂直状左右支柱対向面の間隔の、略半分の長さを有する長方形状左右側ネット扉の一側縁を、夫々屈折可能にヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に、当該長方形状左右側ネット扉とほぼ同形同大の長方形状左右前ネット扉の一側縁を、前記長方形状左右側ネット扉の外側へ反転可能にヒンジ付けすると共に、前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉を、前記垂直状左右支柱の対向面間に、折畳み収容可能にし、かつ、前記長方形状左右側ネット扉の展開方向とは逆の背面側に、当該垂直状左右支柱と略等高の長方形状固定ネット枠を設け、さらに、前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂部を超え、その外側上方へ伸びる左右側板を設け、該左右側板に回転可能に横架したカバーネットロール軸に、前記垂直状左右支柱の対向面の間隔よりやや広く、前記長方形状左右側ネット扉の長さを越える長さを備え、前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の、左右両側縁部を僅かに越えるように被覆する長方形状カバーネットの一端を取付け、該長方形状カバーネットを前記カバーネットロール軸により巻取り、巻戻し可能にしたことを特徴とするカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  2. 前記垂直状左右支柱の背面側に設けた長方形状固定ネット枠の頂部中央に、前記垂直状左右支柱の対側面に一側縁を屈折可能にヒンジ付けした長方形状左右側ネット扉の、当該垂直状左右支柱間への折畳み状態の頂部を吸引固定するマグネットを設けると共に、当該垂直状左右支柱間に折畳んだ前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の前側下部まで垂下させた前記長方形状カバーネットの端縁部外側を、端部が前記垂直状左右支柱の外側係止具に係脱可能な、当該長方形状カバーネットの開放を抑制する固定バンドにより、適時締付け固定可能にしたことを特徴とする請求項1記載のカバーネットロール付き折り畳み可能な塵箱。
  3. 前記垂直状左右支柱の対向面を、当該垂直状左右支柱の内側背面側から前側に向って外側へ後退する傾斜面として構成し、該傾斜面の背面側部に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けし、該長方形状左右側ネット扉を、当該垂直状左右支柱の傾斜面に沿ってやや鈍角状に開放可能にしたことを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  4. 前記垂直状左右支柱対向面を、その背面側から前側外側に向って後退する傾斜面として構成し、該傾斜後退する対向面の背面側に、前記長方形状左右側ネット扉の一側縁をヒンジ付けすると共に、該長方形状左右側ネット扉と、その端縁に一側縁をヒンジ付けした長方形状左右前ネット扉の組み付け状態における、前記垂直状左右支柱背面側の長方形状固定ネット枠との協同により、平面視略台形状塵収容領域を構成させるようにしたことを特徴とする請求項1〜3記載のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  5. 前記垂直状左右支柱の対向面に一側縁をそれぞれ折り畳み可能にヒンジ付けした前記長方形状左右側ネット扉の下枠と、該長方形状左右側ネット扉の他側縁に一側縁をヒンジ付けした、略同形同大の前記長方形状左右前ネット扉の下枠に、当該両下枠より適度に下方へ伸びる可撓性スカートを夫々設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  6. 前記垂直状左右支柱の頂部の対向面外側に、当該垂直状左右支柱の頂面を超え、その外側上方へ伸びるように設けた左右側板に、前記カバーネットロール軸を回転可能に設けると共に、当該左右側板の外側に、前記カバーネットロール軸のハンドル等の駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  7. 前記長方形状カバーネットを、少なくとも前記長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域の頂部よりやや広い長方形状カバーネットとして構成すると共に、該長方形状カバーネットの前記 長方形状左右側ネット扉と長方形状左右前ネット扉の組み付けにより構成される塵収容領域頂部の被覆状態における、当該塵収容領域の頂部を越える周縁部を、当該長方形状カバーネット本体の折返し、その縦糸又は横糸の2重織り、若しくは太糸織り等の適宜手段により、やや緻密ないし重く、高強度に構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のカバーネットロール付折り畳み可能な塵箱。
  8. 前記垂直状左右支柱頂部の対向面外側の左右側板に、回動可能に設けた前記カバーネットロール軸の左右両端部を、当該カバーネットロール軸中央部の直径よりやや小径ないし先細状に構成したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のカバーネットロール付折り畳み可能な麈箱。
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