JP3948607B2 - 防雪柵 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
この発明は、防雪柵として機能させる必要の全くない季節に、道路からの視界を妨げないように、折り畳んで収納状態にすることが可能な防雪柵に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雪地方の高速道路等では、冬季の雪による視程障害対策として、道路の側部に防雪柵を設置するが、防雪機能を必要としない時に、道路を走行する車両からの視界を妨げないように、支柱および支柱間の防雪パネルを収納可能にした防雪柵が用いられている。
【0003】
この種の収納式の従来の防雪柵として、防雪パネルが単なるネットの場合は、
このネットを支柱から取り外し、次いで支柱を道路延長方向に倒して収納する構造のもの(特開2001−49624号(従来例▲1▼))がある。
また、防雪パネルをパンタグラフ式とし、このパンタグラフ式の防雪パネルを小さく折り畳み支柱から取り外して下部の収納部に収納し、支柱は道路延長方向に倒して収納する構造のもの(実公平7−39928号(従来例▲2▼))がある。
また、同じくパンタグラフ式の防雪パネルをウインチ等で吊り上げて小さく折り畳み、次いで下部の収納部に下ろして収納し、支柱は同じく道路延長方向に倒して収納する構造のもの(特開平9−105114号(従来例▲3▼))がある。
さらに、支柱を道路延長方向に倒した時に上下の各防雪パネルどうしが互いに干渉しないようにし、支柱を防雪パネルを取り付けたまま柵長手方向に倒して、全体を収納する構造のもの(特開平10−102427号(従来例▲4▼))がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の各防雪柵のうち、ネットの防雪パネルを手作業で取り外す従来例▲1▼の方式は、ネットの防雪パネルを取り外しあるいは取り付ける作業が極めて煩雑である。
また、パンタグラフ式の防雪パネルを採用した従来例▲2▼や▲3▼の方式は、パンタグラフ式とすること自体で機構が複雑になる。また、従来例▲2▼の方式では折り畳んだパンタグラフ式を吊り上げる揚重装置が必要であり、また、従来例▲3▼の方式でもウインチが必要なので、いずれも収納作業もその準備作業もきわめて煩雑である。また、これらの各方式では、種々の工具が必要であり、また、高所作業があるので梯子等も必要で、これらを忘れると作業ができない。
また、支柱を柵長手方向に倒して防雪柵全体を収納する従来例▲4▼の方式では、構造がさらに複雑となるばかりでなく、収納作業に多大の労力を必要とする。
【0005】
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、不使用時に防雪柵を収納する際に、その収納作業を動力やウインチを用いることなく簡便にかつ軽作業でかつ能率的に行なうことができる防雪柵を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の防雪柵は、固定の下部支柱とこの下部支柱に対して道路延長方向に概ね水平に折り畳み可能に取り付けられた上部支柱とからなる支柱間に、水平なヒンジ軸で相互に連結された上部分割パネルと下部分割パネルとの2つの分割パネルからなる防雪パネルを設けるとともに、当該防雪柵の不使用時に、前記防雪パネルの上端部を下降させることで、防雪パネルを道路と反対側に概ね水平状態に折り畳み可能にした防雪柵であって、
前記上部分割パネルと下部分割パネルとは、前記ヒンジ軸を1つの連結ピンとする4節リンク機構を形成するように2本のリンクでピン連結され、かつ下部分割パネルの両側下端部に設けた回転軸が下部支柱に軸支されて、防雪パネルを折り畳む際に、当該防雪パネルがく字形に折り畳まれていく構成であり、
前記下部支柱は、下部支柱前後部間スペースに上部支柱の下部を収容する状態で当該上部支柱を道路延長方向に回動可能に軸支するとともに、上部支柱を垂直状態に留めるストッパを備え、かつ、折り畳んだ概ね水平状態の防雪パネルを受ける受け台を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項は、請求項1の防雪柵における下部支柱に、前記防雪パネルの最下段の分割パネルが折り畳まれる際に縮小しながら最下段の分割パネルを弾性的に支えるバネシリンダを設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項は、請求項1又は2の防雪柵における上部支柱の下部に、下部支柱への軸支部を中心とする回転方向のバランスを取るためのカウンターウエイトを取り付けたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態の防雪柵1の1スパン部分についての使用時の背面図(道路の反対側から見た図)、図2は図1の左側面図、図3は図1の防雪柵1の要部を示した斜視図である。また、図4は上記防雪柵1を図1の使用状態から収納状態にする際の途中段階を示す左側面図、図5は図4の状態を斜視図で示した図である。図6は上記防雪柵1を図4に続いて収納状態にした左側面図、図7は図6の状態を斜視図で示した図である。
この防雪柵1は、固定の下部支柱2とこの下部支柱2に対して概ね水平に折り畳み可能に取り付けられた上部支柱3とからなる支柱4間に、水平なヒンジ軸5で相互に連結された上部分割パネル6と下部分割パネル7とからなる防雪パネル8を設けるとともに、当該防雪柵1の不使用時に、前記防雪パネル8の上端部を下降させることで、防雪パネル8を道路11と反対側(図2で右側)に概ね水平状態に折り畳み可能にした構造である。
実施形態の防雪柵1は、盛土された道路11の防護柵12より外側の法面13に設置されたものである。また、防雪パネル8の下方において、下部支柱2間に、後述する成形有孔板26と同じ断面形状の成形無孔板38を固定している。
【0019】
前記下部支柱2は、図2、図9等にも示すように、基礎14に固定されたH形鋼の下部支柱基部16と、この下部支柱基部16の上部の前後面(道路幅方向の前後の面:図2で左右両側の面)に溶接固定された溝形鋼の下部支柱前部17およびH形鋼の下部支柱後部18とからなっている。この下部支柱2は上部支柱3を、下部支柱前部17と下部支柱後部18との間のスペース(下部支柱前後部間スペース)19に上部支柱3の下部を収容する状態で、回転軸22により道路延長方向に回動可能に軸支している。また、下部支柱後部18に、防雪パネル8側の後述する回転軸29を受けるU溝状の軸支部23を設け、かつ図示略の回転軸止め部材を固定している。
また、下部支柱前後部17、18間に、上部支柱3を垂直に起した時に当たる上下2枚の板状のストッパ20を設け、かつ、垂直に起した上部支柱3を垂直状態に保持する図示略の保持手段を設ける。また、下部支柱2に、折り畳んだ概ね水平の防雪パネル8を受ける受け台24を道路と反対側に延出させて固定している。また、下部支柱3に、防雪パネル8が折り畳まれる際に、縮小しながら下側分割パネル7を弾性的に支えるバネシリンダ25を設けている。バネシリンダ25は、円筒体25a内に出没軸25aを付勢するコイルバネを収容した構造である。
【0020】
防雪パネル8の上下の各分割パネル6、7はそれぞれ、図8にも詳細を示すように、平行に並べた複数の成形多孔板(図示例はフランジ付き台形断面)26の両端部を左右の山形鋼の縦フレーム27にボルトで固定した構造であり、両分割パネル6、7は、それぞれの縦フレーム27に固定した連結プレート30同士をヒンジ軸5で連結して、相互に回転可能(折り畳み可能)にされている。また、上下の分割パネル6、7は、ヒンジ軸5を1つの連結ピンとする4節リンク機構を形成するように、折り畳みの際のく字形と反対向きのく字形をなす2本のリンク31でピン連結して、折り畳み動作の際に上下の分割パネル6、7が同期した折り畳み動作をするようにしている。
また、図8、図10、図11等に示すように、上部分割パネル6の左右の縦フレーム27の上端外側面に、詳細は後述するがワイヤ取付・ガイド連結兼用の軸28を固定し、この軸28にワイヤ35を繋ぎ、また、ガイド部材34を回転可能に取り付けている。ガイド部材34は詳細は後述する錘兼ストッパ34aを一体に固定している。
また、下部分割パネル7の左右の縦フレーム27の下端外側面に、防雪パネル8を折り畳む際に下部分割パネル7の回転中心となる回転軸29を固定している。この回転軸29は、下部支柱2に設けた前述のU溝状の軸支部23(図9参照)に嵌合する。防雪パネル8の折り畳み動作の際には、下部分割パネル7がこの回転軸29を中心に回転する。
【0021】
前記上部支柱3は、H形鋼であり、その上部に図10、図11にも示すように上部分割パネル6の縦フレーム27の上端の軸28に取り付けたガイド部材34を嵌合させる保持溝32aを形成する保持溝部材32を設けている。保持溝部材32の下部に傾斜した案内部32bを一体に設けている。防雪パネル8を完全に立ち上げて垂直な使用状態とした時、上部分割パネル6の左右の縦フレーム27の軸28に回転可能に取り付けたガイド部材34が保持溝部材32の保持溝32aに嵌合して、安定して保持される。なお、防雪パネル8を垂直に立ち上げる際には、錘兼ストッパ34aが錘として作用して、ガイド部材34を保持溝32aに入る姿勢にする。
また、上部支柱3の上端に、上部分割パネル6の上端の軸28に繋いだワイヤ35を案内する滑車36を取り付けている。
また、図7に示すように、上部支柱3の下部に、下部支柱2への軸支部22を中心とする回転方向のバランスを取るためのカウンターウエイト37を取り付けている。
【0022】
上記の防雪柵1の操作要領について説明する。
冬季の雪による視程障害対策を施す必要がある時期には、図1、図2、図3等に示すように、上下の分割パネル6、7を完全に開いて、防雪パネル8を垂直な面状にしておく。詳細は後述する。これにより、防雪柵1は防雪機能を有効に果たすことができる。
【0023】
冬季以外の全く視程障害対策を必要としない季節には、防雪パネル8および上部支柱3を図6、図7のように収納する。この収納動作について説明する。上部分割パネル6の上端の軸28に取り付けられ滑車36に通しているワイヤ35を緩めると、防雪パネル8が途中段階を示す図4、図5のようにく字形に折り畳まれていく。この時、リンク31は、上下の分割パネル6、7が同期してく字形になる動作をするように作用する。防雪パネル8が図6、図7のように概ね水平に折り畳まれて受け台24に乗る直前に、図9に示すように、上部分割パネル6の縦フレーム27の上端の軸28に回転可能に取り付けられたガイド部材34が下部支柱2のH形鋼である下部支柱後部18の溝内に入って、みだりに動かないようにされる。この場合、ガイド部材34の錘兼ストッパ34aが縦フレーム27に当たるストッパとして機能して、ガイド部材34が下部支柱後部18の溝内に入る姿勢となる。
【0024】
また、防雪パネル8の折り畳みの際に、下部分割パネル7が傾くにつれて、バネシリンダ25が防雪パネル8(下部分割パネル7)を弾性的に支えながら縮小し、防雪パネル8の重量とバランスを取る。このバネシリンダ25の作用で、防雪パネル8を吊ったワイヤ35に作用する力は小さく済み、小さな力で容易に防雪パネル8を折り畳むことができる。防雪パネル8を立ち上げる際も同じく、バネシリンダ25の付勢力でワイヤ35を引く力は小さく済み、軽い力で防雪パネル8を立ち上げることができる。
【0025】
次いで、上部支柱3を回転軸22を中心として、図6、図7、図9等に示すようにスパンの内側に傾倒させて、概ね水平にする。これにより、防雪パネル8および上部支柱3の両者が折り畳まれた収納状態となり、防雪柵1の全高が著しく低くなる。
この折り畳まれた状態の防雪柵1の高さは、図6に示すように、道路の防護柵12の頂部より低いので、道路を走行する車両の運転者にとって、視野を妨げることは全くない。このことは、防雪柵1が道路側部の法面13に設置されていることで可能となっている。
また、上部支柱3を傾倒させる際、上部支柱3の下部にカウンターウエイト37を設けているので、上部支柱3が衝撃的に傾倒することを防止でき、かつ上部支柱3を小さな力で傾倒させることができる。
上記のように、ワイヤ35を緩めて防雪パネル8を折り畳み、次いで、上部支柱3を道路延長方向に傾倒するという簡単な操作で、防雪柵1を収納状態にすることができるので、防雪柵1の収納作業をきわめて簡単かつ能率的に行なうことができる。
また、ワイヤ35の操作は地上に近い低い位置で行なうことができ、また、上部支柱3の傾倒操作も低い箇所の操作のみで済み、高所作業は不要である。したがって、梯子を必要とすることもなく、作業性が良好である。
また、工具等を必要としないので、作業性がよいとともに、工具を忘れて作業ができない等の問題も生じない。
また、ウインチや揚重装置等は不要であり、この点でも収納作業が簡便であり、作業性がよい。また、ウインチを運搬する等の重労働がなく、この点でも作業性がよい。
【0026】
図6、図7の収納状態の防雪柵1を再び図1〜図3の使用状態にする操作を説明する。上部支柱3を倒した状態に拘束している図示略の拘束手段を解除した後、上部支柱3を回転軸22を中心として、下部がストッパ20に当たるまで回転させて、垂直に立て、次いで図示略の垂直保持手段で垂直状態に拘束する。
次いで、ワイヤ35を引っ張って、折り畳まれている防雪パネル8の上端部(上部分割パネル6の上端部)を吊り上げると、防雪パネル8立ち上がってくる。
その際、リンク31は上下の分割パネル6、7が同期した立ち上げ動作をするように作用する。引き続きワイヤ35で吊り上げて、防雪パネル8の上下の分割パネル6、7の縦フレーム27に固定したHフランジ押さえ板39(図8(イ)参照)を上部支柱3に当てると、防雪パネル8が垂直に立ち上がって面状になる。
次いで、防雪パネル8の縦フレーム27を図示略の固定手段で上部支柱3に固定する。これにより、防雪柵1は防雪機能を有効に果たすことができる。
なお、その際、防雪パネル8が垂直になる直前に、上部分割パネル6の上端のガイド部材34が保持溝部材32の案内部32bで案内されて保持溝32a内に嵌合する。その場合、ガイド部材34の錘兼ストッパ34aが錘として作用して、ガイド部材34を保持溝32a内に入る縦の姿勢にする。
【0027】
上記実施形態では、防雪パネル8の各分割パネル6、7を成形多孔板26で構成したが、図12に示した上部分割パネル6’のように、矩形状フレーム40の内側に合成樹脂製のネット41を張って構成したものでもよい。この場合は、分割パネルおよび防雪パネルが軽量で済む。
この場合のネット41としては、糸を編んだ態様のネットでもよいが、細長い帯状のものを縦横に格子状に配置し接着して構成したシート状ネットを用いると好適である。
【0028】
なお、実施形態では、防雪パネル8を上下2つの分割パネル6、7で構成したが、3つ以上の分割パネルから構成することもできる。但し、分割数は偶数であることが適切である。
また、本発明において、上部支柱3や下部支柱2の構造あるいは使用材料は、適宜設計変更することができる。
【0029】
また、実施形態では防雪柵を道路側部の法面13に設置したが、必ずしもこれに限定されない。
また、本発明の防雪柵は、直接的な作用は防風作用であるから、防風のために設置することを除外しない。
【0030】
【発明の効果】
本発明の防雪柵によれば、防雪パネルが、水平なヒンジ軸で相互に連結された上部分割パネルと下部分割パネルとの2つの分割パネルからなり、前記上部分割パネルと下部分割パネルとは、前記ヒンジ軸を1つの連結ピンとする4節リンク機構を形成するように2本のリンクでピン連結され、かつ、下部分割パネルの両側下端部に設けた回転軸が下部支柱に軸支されて、防雪パネルを折り畳む際に、当該防雪パネルがく字形に折り畳まれていく構成であり、下部支柱は、下部支柱前後部間スペースに上部支柱の下部を収容する状態で当該上部支柱を道路延長方向に回動可能に軸支するとともに、上部支柱を垂直状態に留めるストッパを備え、かつ、折り畳んだ概ね水平状態の防雪パネルを受ける受け台を備えた構成なので、防雪柵の不使用時に、単に防雪パネルの上端を下降させるだけで収納状態とすることができ、収納作業がきわめて簡便かつ能率的である。また、防雪パネルが折り畳まれるので、道路と反対側への延出長さが短く済み、スペースを広く占めることがない。
また、上部支柱を道路延長方向に傾倒させて収納する構成であるから、ワイヤと滑車で防雪パネルの折り畳み・立ち上げ動作を可能にする等により、地上に近い低い位置で防雪パネルや上部支柱の収納作業や立ち上げ作業を行なうことができるので、高所作業が不要となり、かつ、作業性が良好である。
また、上下の分割パネルが4節リンク機構を形成するように2本のリンクでピン連結されているので、上下の分割パネルは折り畳みの際に同期してく字形に折り畳まれ、円滑な折り畳み動作が行なわれる。
また、工具等を必要とせず、高所作業用の梯子等を用意することも不要なので、作業性がよいとともに、これらを忘れて作業ができない等の問題も生じない。
また、ウインチや揚重装置等の動力が不要であり、この点でも収納作業が簡便であり、作業性がよい。また、ウインチを運搬する等の重労働がなく、この点でも作業性がよい。
【0032】
部支柱が下部支柱に対して道路延長方向に折り畳まれる構成なので、上部支柱を収納するスペースが余分に必要となることはなく、コンパクトに収納できる。また、防雪パネルを道路と反対側に折り畳んだ後に上部支柱を折り畳む構成なので、防雪パネルおよび上部支柱の2つの折り畳み機構を適切に実現できる。
【0035】
請求項によれば、防雪パネルを折り畳む際又は立ち上げる際の防雪パネルの荷重をバネシリンダが支えるので、防雪パネルの上げ下げを極めて軽い力で操作することができ、作業性が著しく向上する。また、動力を必要としない点でも作業性に優れている。
【0038】
請求項によれば、上部支柱の下部にカウンターウエイトを取り付けているので、上部支柱の収納・立ち上げ操作が軽い力で行なうことができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防雪柵の使用状態の背面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の状態の防雪柵の要部を斜視図で示した図である。
【図4】上記防雪柵を図2の使用状態から収納状態にする際の途中段階を示す左側面図である。
【図5】図4の状態の防雪柵の要部を斜視図で示した図である。
【図6】上記防雪柵を図4に続いて収納状態にした左側面図である。
【図7】図6の収納状態の防雪柵の要部を斜視図で示した図である。
【図8】上記防雪柵における防雪パネルを示すもので、(イ)は防雪パネルの要部背面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
【図9】上記防雪柵における下部支柱の要部を示す斜視図である。
【図10】上記防雪柵における上部支柱の上端部を示す斜視図である。
【図11】(イ)は図10に示した部分の平面図、(ロ)は同側面図である。
【図12】防雪パネルの他の実施形態を示すもので、合成樹脂製のネットを用いた防雪パネルの上部分割パネルの簡略化して示した斜視図である。
【符号の説明】
1 防雪柵
2 下部支柱
3 上部支柱
4 支柱
5 ヒンジ軸
6、6’ 上部分割パネル
7 下部分割パネル
8 防雪パネル
11 道路
12 防護柵
13 法面
14 基礎
16 下部支柱基部
17 下部支柱前部
18 下部支柱後部
19 下部支柱前後部間のスペース
20 ストッパ
22 回転軸
23 軸支部
24 受け台
25 バネシリンダ
25a 円筒体
25b 出没軸
25c コイルバネ
26 成形多孔板
27 縦フレーム
28 軸
29 回転軸
30 連結プレート
31 リンク
32 保持溝部材
32a 保持溝
32b 案内部
34 ガイド部材
34a 錘兼ストッパ
35 ワイヤ
36 滑車
37 カウンターウエイト
38 固定の成形無孔板
40 矩形フレーム
41 ネット

Claims (3)

  1. 固定の下部支柱とこの下部支柱に対して道路延長方向に概ね水平に折り畳み可能に取り付けられた上部支柱とからなる支柱間に、水平なヒンジ軸で相互に連結された上部分割パネルと下部分割パネルとの2つの分割パネルからなる防雪パネルを設けるとともに、当該防雪柵の不使用時に、前記防雪パネルの上端部を下降させることで、防雪パネルを道路と反対側に概ね水平状態に折り畳み可能にした防雪柵であって、
    前記上部分割パネルと下部分割パネルとは、前記ヒンジ軸を1つの連結ピンとする4節リンク機構を形成するように2本のリンクでピン連結され、かつ下部分割パネルの両側下端部に設けた回転軸が下部支柱に軸支されて、防雪パネルを折り畳む際に、当該防雪パネルがく字形に折り畳まれていく構成であり、
    前記下部支柱は、下部支柱前後部間スペースに上部支柱の下部を収容する状態で当該上部支柱を道路延長方向に回動可能に軸支するとともに、上部支柱を垂直状態に留めるストッパを備え、かつ、折り畳んだ概ね水平状態の防雪パネルを受ける受け台を備えていることを特徴とする防雪柵。
  2. 前記下部支柱に、前記防雪パネルの最下段の分割パネルが折り畳まれる際に縮小しながら最下段の分割パネルを弾性的に支えるバネシリンダを設けたことを特徴とする請求項1記載の防雪柵。
  3. 前記上部支柱の下部に、下部支柱への軸支部を中心とする回転方向のバランスを取るためのカウンターウエイトを取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の防雪柵。
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