JP3545232B2 - バンパ取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のバンパ取付構造に関し、特にバンパの両端部をフェンダ部に取付けるバンパ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のフロントバンパの取付構造としては、例えば実開平5−64009号公報において従来例として示されたものが知られている。図4を参照して説明すると、フロントバンパ21の両端部は水平で、その上端縁から内側に延出された取付座を、フェンダ部22の下端縁から内側に延出された取付座の下面に当接させ、固定ねじ23をフロントバンパ21の取付座を貫通させてフェンダ部22の取付座に締結して固定している。また、このフロントバンパ21の取付作業時に邪魔になるために、フェンダライナはフロントバンパ21を取付けた後に取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成では上記公報に開示されているような特別な手段を講じないと、前輪によってはね上げられた泥水がフェンダ部22の取付座とフロントバンパ21の取付座の間の隙間から前方に流出し、フロントバンパ21の両端部の前面に泥水の流出跡が残り、見栄えが悪くなるという問題があった。
【0004】
また、フェンダライナの取付作業がバンパの取付後に限定されるために、組立工程の段取りが悪くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、バンパの両端部前面に泥水の流出跡を生じず、またフェンダライナを先行して取付けることができて組立工程の段取りを良くすることができるバンパ取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バンパの両端部をフェンダ部に取付けるバンパ取付構造において、バンパとフェンダ部の割線をバンパの両端部で斜め下方に傾斜させ、バンパの両端部からフェンダ部の内側に向けて連結ブラケットを延出し、フェンダ部のアーチ状フランジと、連結ブラケットに設けたフランジ部と、フェンダライナの下縁部とを重ね合わせて、これらを共締めしたものであり、バンパとフェンダ部の割線が斜め下方に傾斜しているので、車輪によってはね上げられた泥水がバンパとフェンダ部の割線部に裏側から侵入した場合でもそのまま斜め下方に流出してバンパの両端部外面に泥水の流出跡を生じる恐れがないため、見栄えが良いバンパを得ることができ、またフェンダ部のアーチ状フランジと、連結ブラケットに設けたフランジ部と、フェンダライナの下縁部とを重ね合わせて、これらを共締めしてバンパを固定するので、フェンダ部に先行してフェンダライナを取付けていてもバンパを取付けることができ、組立工程の段取りを良くすることができる。
【0007】
また、連結ブラケットに、フェンダ部の内面に当接してフェンダ部のバンパとの割線部の折り曲げ端縁が連結ブラケットの外面に摺接するのを防止する規制リブを設けると、バンパの取付作業時等にフェンダ部の折り曲げ端縁がバンパの連結ブラケットの外面に当たり、その塗装に傷を付けて外観を損なうというような恐れをなくすことができ、またバンパとフェンダ部の割線で段差を生じる恐れも無くすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバンパ取付構造の一実施形態を、図1、図2を参照して説明する。
【0009】
図1において、1は車体前端のフロントバンパ、2はフェンダ部であり、3はフェンダ部2の前端部に配設された前照灯である。フロントバンパ1の両端部ににおいて、フロントバンパ1とフェンダ部2の割線4がフロントバンパ1の両端部で斜め下方に傾斜させて形成されている。
【0010】
図2を参照して詳細に説明すると、図2(a)に示すように、フロントバンパ1の両端部からフェンダ部2の内側に向けて連結ブラケット5が斜め上方後方に延出されている。この連結ブラケット5は、図2(b)に示すように、フェンダ部2のアーチ状フランジ7上に重合するフランジ部6を有する断面形状L字状で、そのフランジ部6に形成した取付穴8にグロメット9を嵌着し、アーチ状フランジ7を貫通させた取付ねじ10をグロメット9にねじ込んで締結することによってフロントバンパ1の両端部がフェンダ部2に取付けられている。この取付状態で、図2(c)に示すように、フロントバンパ1はその連結ブラケット5がフェンダ部2の内側に挿入された状態で、フロントバンパ1とフェンダ部2の間に割線4が形成されている。
【0011】
また、本実施形態では、フロントバンパ1の取付けに先行してフェンダ部2のアーチ状フランジ7上にフェンダライナ11が配設されており、フェンダライナ11は連結ブラケット5のフランジ部6とアーチ状フランジ7の間に介装された状態で取付ねじ10にて共締めされて固定されている。
【0012】
以上の構成によれば、フロントバンパ1とフェンダ部2の割線4がフロントバンパ1の両端部で斜め下方に傾斜しているので、前輪によってはね上げられた泥水がフロントバンパ1の両端部とフェンダ部2の間の割線4部に裏側から侵入した場合でも、そのまま斜め下方に流出してフロントバンパ1の両端部前面に泥水の流出跡を生じる恐れがないため、見栄えの良いバンパを得ることができる。また、フェンダ部2のアーチ状フランジ7と連結ブラケット5のフランジ部6を取付ねじ10でねじ止めしてフロントバンパ1を固定しているので、フェンダ部2に先行してフェンダライナ11を取付けていてもフロントバンパ1を取付けることができ、組立工程の段取りを良くすることができる。
【0013】
次に、本発明のバンパ取付構造の他の実施形態について、図3を参照して説明する。なお、基本的な構成は上記実施形態と同一であり、その説明を援用して相違点のみを説明する。
【0014】
上記実施形態では、フロントバンパ1の取付作業時等にフェンダ部2のフロントバンパ1との割線4部の折り曲げ端縁2aが連結ブラケット5の外面に当たって、その外面の塗装に傷を付けて見栄えを損ねる恐れがあるため、本実施形態では連結ブラケット5の外面に、フェンダ部2の内面に当接してフェンダ部2のフロントバンパ1との割線4部の折り曲げ端縁2aが連結ブラケット5の外面に摺接するのを防止する規制リブ12を設けている。また、連結ブラケット5をフェンダ部2の内側に挿入する際に、フェンダ部2の折り曲げ端縁2aが規制リブ12を円滑に乗り越えるように、連結ブラケット5の外面には、その先端部から規制リブ12の上端に向かう傾斜ガイド部13が突設されている。
【0015】
本実施形態によると、フロントバンパ1の取付作業時等にフェンダ部2の折り曲げ端縁2aがフロントバンパ1の連結ブラケット5の外面に当たるのを確実に防止でき、連結ブラケット5外面の塗装に傷を付けて外観を損なうというような恐れをなくすことができ、またフェンダ部2の高さ位置が規制リブ12にて規制されるので、フロントバンパ1とフェンダ部2の割線4で段差を生じる恐れも無くすことができ、端正な割線を呈する外観を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明のバンパ取付構造によれば、以上のようにバンパの両端部においてフェンダ部との割線が斜め下方に傾斜しているので、バンパとフェンダ部の割線部に裏側から泥水が侵入した場合でもそのまま斜め下方に流出してバンパの両端部前面に泥水の流出跡を生じる恐れがなく、見栄えの良いバンパを得ることができ、またフェンダ部のアーチ状フランジと、連結ブラケットに設けたフランジ部と、フェンダライナの下縁部とを重ね合わせて、これらを共締めしてバンパを固定しているので、フェンダ部に先行してフェンダライナを取付けていてもバンパを取付けることができ、組立工程の段取りを良くすることができる。
【0017】
また、連結ブラケットに、フェンダ部の内面に当接してフェンダ部のバンパとの割線部の折り曲げ端縁が連結ブラケットの外面に摺接するのを防止する規制リブを設けると、バンパの取付作業時等にフェンダ部の折り曲げ端縁がバンパの連結ブラケットの外面に当たり、その塗装に傷を付けて外観を損なうというような恐れをなくすことができ、またバンパとフェンダ部の割線で段差を生じる恐れも無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパンパ取付構造を適用した車体前部の側面図である。
【図2】同実施形態のバンパ取付構造の詳細構成を示し、(a)はフロントバンパの側面図、(b)は同バンパの取付状態を示す(a)のA−A矢視断面図、(c)は同バンパの取付状態を示す(a)のB−B矢視断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態のバンパ取付構造の詳細構成を示し、(a)はフロントバンパの側面図、(b)は同バンパの取付状態を示す(a)のC−C矢視断面図である。
【図4】従来例のバンパ取付構造を適用した車体前部の側面図である。
【符号の説明】
1 フロントバンパ
2 フェンダ部
4 割線
5 連結ブラケット
7 アーチ状フランジ
10 取付ねじ
12 規制リブ
Claims (2)
- バンパの両端部をフェンダ部に取付けるバンパ取付構造において、バンパとフェンダ部の割線をバンパの両端部で斜め下方に傾斜させ、バンパの両端部からフェンダ部の内側に向けて連結ブラケットを延出し、フェンダ部のアーチ状フランジと、連結ブラケットに設けたフランジ部と、フェンダライナの下縁部とを重ね合わせて、これらを共締めしたことを特徴とするバンパ取付構造。
- 連結ブラケットに、フェンダ部の内面に当接してフェンダ部の折り曲げ端縁が連結ブラケットの外面に摺接するのを防止する規制リブを設けたことを特徴とする請求項1記載のバンパ取付構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP34716398A JP3545232B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | バンパ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34716398A JP3545232B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | バンパ取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000168471A JP2000168471A (ja) | 2000-06-20 |
| JP3545232B2 true JP3545232B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=18388347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34716398A Expired - Fee Related JP3545232B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | バンパ取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5003441B2 (ja) * | 2007-12-04 | 2012-08-15 | マツダ株式会社 | 車両用バンパーの取付構造 |
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1998
- 1998-12-07 JP JP34716398A patent/JP3545232B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP2000168471A (ja) | 2000-06-20 |
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