JP3545150B2 - タイミングチェーンケース取付構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイミングチェーンケースの取付構造に関し、特にシリンダブロックの一端面とシリンダヘッドの一端面の両方に跨がって取付けられるタイミングチェーンケースの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイミングチェーンケースはシリンダヘッドのシリンダブロックの一端から突出した部分の下面とシリンダブロックの一端面とに取付けたものが多かったが、近年はメンテナンスの容易性からシリンダブロックの一端面とシリンダヘッドの一端面を同一面としてそれらの両方に跨がってタイミングチェーンケースを取付けたものが一般的となっている。
【0003】
図3を参照して説明すると、図3(a)において、1はシリンダブロック、2はシリンダヘッドであり、これらシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がってタイミングチェーンケース3が配設され、その周縁部が取付ボルト4にて締結固定されている。5はシリンダブロック1の下部に配設されたオイルパン、6はシリンダヘッド2の上部に配設されたシリンダヘッドカバーである。
【0004】
タイミングチェーンケース3の周縁部には、図3(b)に示すように、天井壁3aに連続する周壁3bが形成されるとともにその先端部外周に厚肉のシール鍔部3cが突設され、その接合端面3dにFIPGと呼ばれる液体封入ガスケット8を配置するシール溝7が形成されている。そして、図3(a)及び図3(c)に示すように、周壁3bからシール鍔部3cよりも突出するように突設されたボス部9に取付ボルト4を挿通するボルト穴10が穿孔されている。取付ボルト4は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2に対応する部分でもその両者に跨がる部分でも略等しい間隔lで配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シリンダブロック1は鋳鉄にて、シリンダヘッド2はアルミ合金にて構成されている場合があるが、その場合シリンダブロック1とシリンダヘッド2の熱膨張係数が異なるために、エンジンの高温時には、図4(a)に示すように、シリンダヘッド2の一端がシリンダブロック1の一端よりも突出し、逆にエンジンの低温時には、図4(b)に示すように、シリンダブロック1の一端がシリンダヘッド2の一端よりも突出する。その突出量は0.2〜0.3mm程度となり、そのためタイミングチェーンケース3におけるシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界部に対向する部分Hに過大な応力が発生し、タイミングチェーンケース3のこのH部分に破損が生じたり、塑性変形したりして、隙間が発生し、油が洩れ出すという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、タイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止したタイミングチェーンケースの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、鋳鉄製のシリンダブロックの一端面とアルミ合金製のシリンダヘッドの一端面の両方に跨がって取付ボルトにて取付けられるタイミングチェーンケースの取付構造であって、タイミングチェーンケースの周縁部に適当ピッチ間隔で取付ボルト用のボルト穴を配設するとともに、シリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分では、そのボルト穴のピッチ間隔を他の部分よりも大きくすると共に、前記境界からシリンダブロック側のボルト穴への距離を前記境界からシリンダヘッド側のボルト穴への距離より長くし、タイミングチェーンケースの周縁部は比較的剛性が大きいために変位に対して大きな応力が発生するのを、スパンを長くすることによって応力を低減し、かつシリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分のタイミングチェーンケースの周縁部から適当距離内側位置に別のボルト穴を配設することにより、スパンが長くなることによって低下するシール面圧を確保し、これによって必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1、図2を参照して説明する。なお、エンジンの全体配置構成は図3を参照して説明した従来例と同じであり、その説明を援用するとともに、以下の説明において同一構成要素に対して同一参照番号を付して説明する。
【0010】
図1において、シリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がってタイミングチェーンカバー3が配設されている。タイミングチェーンケース3の周縁部には、図1及び図2(a)に示すように、天井壁3aに連続する周壁3bが形成されるとともにその先端部外周に厚肉のシール鍔部3cが突設されている。シール鍔部3cのシリンダブロック1の一端面及びシリンダヘッド2の一端面に対する接合端面3dに液体封入ガスケット8(図3(b)参照)を配置するシール溝7が形成されている。
【0011】
また、図1及び図2(b)に示すように、周壁3bからシール鍔部3cよりも突出するようにボス部9が突設され、取付ボルト4(図3(c)参照)を挿通させるボルト穴10が穿孔されている。このボス部9及びボルト穴10の配置間隔は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の両者に跨がる部分での配置間隔Lを、その他の部分での配置間隔lに対して、l<Lに設定している。また図1(b)に示すように、前記配置間隔Lに関して、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界からシリンダブロック1側のボルト穴10への距離L 2 を前記境界からシリンダヘッド2側のボルト穴10への距離L 1 よりも長く設定している。
【0012】
また、図1及び図2(c)に示すように、タイミングチェーンケース3の周壁3bから適当距離Dだけ内側位置でかつシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界近傍位置において、天井壁3aの外面に取付ボルト用のボルト座11aが形成されるとともに内面からシリンダブロック1の一端面に達するボス部11が突設され、取付ボルト4を挿通させる別のボルト穴12が穿孔されている。そして、これらボルト10及び12に挿通した取付ボルト4にてタイミングチェーンケース3がシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面とに跨がって取付けられる。
【0013】
更に、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の一端面とタイミングチェーンケース3の接合端面3dが交わるT字状の境界部において、図1(c)に示すように、タイミングチェーンケース3の接合端面3dに非常に浅い略円弧状の凹溝13が形成され、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の相対伸縮時にそれらの角部によりタイミングチェーンケース3に応力が集中するのを防止している。
【0014】
この凹溝13の深さδは、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の相対伸縮差に対応する0.2〜0.3mm程度に設定されている。
【0015】
以上の構成によれば、タイミングチェーンケース3の周縁部が適当ピッチ間隔で配設された取付ボルト4にてシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がって固定された状態で、エンジンの低温時や高温時にシリンダブロック1とシリンダヘッド2に熱伸縮差が生じると、タイミングチェーンケース3の周縁部は周壁3b及びシール鍔部3cによって比較的剛性が大きいために、このシリンダブロック1とシリンダヘッド2の熱伸縮差による変位に対して大きな応力が発生するが、本実施形態ではシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界部分において取付ボルト4のピッチ間隔Lを他の部分のピッチ間隔lよりも大きくとっているため、取付ボルト4による固定位置間のスパンが長くなり、その応力を低減することができる。さらに凹溝13が形成されているので角部による応力集中も無くことができる。一方、スパンが長くなることによってシール面圧が低下することが考えられるが、周縁部から適当距離内側位置を別のボルト穴12に挿通した取付ボルト4にて固定しているため、シール面圧も確保することができる。これによって必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケース3のシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止できる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミングチェーンケースの取付構造の一実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(b)のE部拡大詳細図である。
【図2】図1の部分断面図を示し、(a)はA−A矢視断面図、(b)はB−B矢視断面図、(c)はC−C矢視断面図である。
【図3】従来例のタイミングチェーンケースの取付構造を示し、(a)は全体側面図、(b)は(a)のF−F矢視断面図、(c)は(a)のG−G矢視断面図である。
【図4】同従来例のタイミングチェーンケースの取付構造における高温時と低温時の状態の説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 タイミングチェーンケース
4 取付ボルト
10 ボルト穴
12 別のボルト穴
【発明の属する技術分野】
本発明はタイミングチェーンケースの取付構造に関し、特にシリンダブロックの一端面とシリンダヘッドの一端面の両方に跨がって取付けられるタイミングチェーンケースの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイミングチェーンケースはシリンダヘッドのシリンダブロックの一端から突出した部分の下面とシリンダブロックの一端面とに取付けたものが多かったが、近年はメンテナンスの容易性からシリンダブロックの一端面とシリンダヘッドの一端面を同一面としてそれらの両方に跨がってタイミングチェーンケースを取付けたものが一般的となっている。
【0003】
図3を参照して説明すると、図3(a)において、1はシリンダブロック、2はシリンダヘッドであり、これらシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がってタイミングチェーンケース3が配設され、その周縁部が取付ボルト4にて締結固定されている。5はシリンダブロック1の下部に配設されたオイルパン、6はシリンダヘッド2の上部に配設されたシリンダヘッドカバーである。
【0004】
タイミングチェーンケース3の周縁部には、図3(b)に示すように、天井壁3aに連続する周壁3bが形成されるとともにその先端部外周に厚肉のシール鍔部3cが突設され、その接合端面3dにFIPGと呼ばれる液体封入ガスケット8を配置するシール溝7が形成されている。そして、図3(a)及び図3(c)に示すように、周壁3bからシール鍔部3cよりも突出するように突設されたボス部9に取付ボルト4を挿通するボルト穴10が穿孔されている。取付ボルト4は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2に対応する部分でもその両者に跨がる部分でも略等しい間隔lで配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シリンダブロック1は鋳鉄にて、シリンダヘッド2はアルミ合金にて構成されている場合があるが、その場合シリンダブロック1とシリンダヘッド2の熱膨張係数が異なるために、エンジンの高温時には、図4(a)に示すように、シリンダヘッド2の一端がシリンダブロック1の一端よりも突出し、逆にエンジンの低温時には、図4(b)に示すように、シリンダブロック1の一端がシリンダヘッド2の一端よりも突出する。その突出量は0.2〜0.3mm程度となり、そのためタイミングチェーンケース3におけるシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界部に対向する部分Hに過大な応力が発生し、タイミングチェーンケース3のこのH部分に破損が生じたり、塑性変形したりして、隙間が発生し、油が洩れ出すという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、タイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止したタイミングチェーンケースの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、鋳鉄製のシリンダブロックの一端面とアルミ合金製のシリンダヘッドの一端面の両方に跨がって取付ボルトにて取付けられるタイミングチェーンケースの取付構造であって、タイミングチェーンケースの周縁部に適当ピッチ間隔で取付ボルト用のボルト穴を配設するとともに、シリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分では、そのボルト穴のピッチ間隔を他の部分よりも大きくすると共に、前記境界からシリンダブロック側のボルト穴への距離を前記境界からシリンダヘッド側のボルト穴への距離より長くし、タイミングチェーンケースの周縁部は比較的剛性が大きいために変位に対して大きな応力が発生するのを、スパンを長くすることによって応力を低減し、かつシリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分のタイミングチェーンケースの周縁部から適当距離内側位置に別のボルト穴を配設することにより、スパンが長くなることによって低下するシール面圧を確保し、これによって必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1、図2を参照して説明する。なお、エンジンの全体配置構成は図3を参照して説明した従来例と同じであり、その説明を援用するとともに、以下の説明において同一構成要素に対して同一参照番号を付して説明する。
【0010】
図1において、シリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がってタイミングチェーンカバー3が配設されている。タイミングチェーンケース3の周縁部には、図1及び図2(a)に示すように、天井壁3aに連続する周壁3bが形成されるとともにその先端部外周に厚肉のシール鍔部3cが突設されている。シール鍔部3cのシリンダブロック1の一端面及びシリンダヘッド2の一端面に対する接合端面3dに液体封入ガスケット8(図3(b)参照)を配置するシール溝7が形成されている。
【0011】
また、図1及び図2(b)に示すように、周壁3bからシール鍔部3cよりも突出するようにボス部9が突設され、取付ボルト4(図3(c)参照)を挿通させるボルト穴10が穿孔されている。このボス部9及びボルト穴10の配置間隔は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の両者に跨がる部分での配置間隔Lを、その他の部分での配置間隔lに対して、l<Lに設定している。また図1(b)に示すように、前記配置間隔Lに関して、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界からシリンダブロック1側のボルト穴10への距離L 2 を前記境界からシリンダヘッド2側のボルト穴10への距離L 1 よりも長く設定している。
【0012】
また、図1及び図2(c)に示すように、タイミングチェーンケース3の周壁3bから適当距離Dだけ内側位置でかつシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界近傍位置において、天井壁3aの外面に取付ボルト用のボルト座11aが形成されるとともに内面からシリンダブロック1の一端面に達するボス部11が突設され、取付ボルト4を挿通させる別のボルト穴12が穿孔されている。そして、これらボルト10及び12に挿通した取付ボルト4にてタイミングチェーンケース3がシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面とに跨がって取付けられる。
【0013】
更に、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の一端面とタイミングチェーンケース3の接合端面3dが交わるT字状の境界部において、図1(c)に示すように、タイミングチェーンケース3の接合端面3dに非常に浅い略円弧状の凹溝13が形成され、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の相対伸縮時にそれらの角部によりタイミングチェーンケース3に応力が集中するのを防止している。
【0014】
この凹溝13の深さδは、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の相対伸縮差に対応する0.2〜0.3mm程度に設定されている。
【0015】
以上の構成によれば、タイミングチェーンケース3の周縁部が適当ピッチ間隔で配設された取付ボルト4にてシリンダブロック1の一端面とシリンダヘッド2の一端面の両方に跨がって固定された状態で、エンジンの低温時や高温時にシリンダブロック1とシリンダヘッド2に熱伸縮差が生じると、タイミングチェーンケース3の周縁部は周壁3b及びシール鍔部3cによって比較的剛性が大きいために、このシリンダブロック1とシリンダヘッド2の熱伸縮差による変位に対して大きな応力が発生するが、本実施形態ではシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界部分において取付ボルト4のピッチ間隔Lを他の部分のピッチ間隔lよりも大きくとっているため、取付ボルト4による固定位置間のスパンが長くなり、その応力を低減することができる。さらに凹溝13が形成されているので角部による応力集中も無くことができる。一方、スパンが長くなることによってシール面圧が低下することが考えられるが、周縁部から適当距離内側位置を別のボルト穴12に挿通した取付ボルト4にて固定しているため、シール面圧も確保することができる。これによって必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケース3のシリンダブロック1とシリンダヘッド2の境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止できる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、必要なシール面圧を確保しながらタイミングチェーンケースのシリンダブロックとシリンダヘッドの境界に対応する部分に過大な応力が発生するのを防止し、その部分の破損や塑性変形による油もれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミングチェーンケースの取付構造の一実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(b)のE部拡大詳細図である。
【図2】図1の部分断面図を示し、(a)はA−A矢視断面図、(b)はB−B矢視断面図、(c)はC−C矢視断面図である。
【図3】従来例のタイミングチェーンケースの取付構造を示し、(a)は全体側面図、(b)は(a)のF−F矢視断面図、(c)は(a)のG−G矢視断面図である。
【図4】同従来例のタイミングチェーンケースの取付構造における高温時と低温時の状態の説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 タイミングチェーンケース
4 取付ボルト
10 ボルト穴
12 別のボルト穴
Claims (1)
- 鋳鉄製のシリンダブロックの一端面とアルミ合金製のシリンダヘッドの一端面の両方に跨がって取付ボルトにて取付けられるタイミングチェーンケースの取付構造であって、タイミングチェーンケースの周縁部に適当ピッチ間隔で取付ボルト用のボルト穴を配設するとともに、シリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分では、そのボルト穴のピッチ間隔を他の部分よりも大きくすると共に、前記境界からシリンダブロック側のボルト穴への距離を前記境界からシリンダヘッド側のボルト穴への距離より長くし、かつシリンダブロックとシリンダヘッドの境界部分のタイミングチェーンケースの周縁部から適当距離内側位置に別のボルト穴を配設したことを特徴とするタイミングチェーンケース取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34437196A JP3545150B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | タイミングチェーンケース取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34437196A JP3545150B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | タイミングチェーンケース取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184443A JPH10184443A (ja) | 1998-07-14 |
JP3545150B2 true JP3545150B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=18368726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34437196A Expired - Fee Related JP3545150B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | タイミングチェーンケース取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3545150B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34437196A patent/JP3545150B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10184443A (ja) | 1998-07-14 |
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Legal Events
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