JP3543422B2 - カードリーダライタ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、プリペイドカードやIDカードに対して、必要な情報を記録・再生または印字するためのカードリーダライタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリペイドカードやIDカードなどの磁気カードに磁気情報の記録・再生を行うと共に印字を行うカードリーダライタが次第に普及してきている。以下に、従来の磁気カードリーダライタについて図を参照しながら説明する。図6は、従来のカードリーダライタの側面断面図、図7は同上面図、図8、図9は同側面図である。
【0003】
図6において、カードリーダライタの装置本体1は上ユニット2と下ユニット3に分割され、カード5はその挿入口6から挿入され、装置本体1内のカード搬送路4内を移動する。カード5を搬送するために挿入口6より第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8と、これらに対応する押圧ローラ9、10とがカード搬送路4に沿って配置されており、カード搬送方向の間隔はカード5の長さよりも短く設定されている。
【0004】
第1駆動ローラ7と第2駆動ローラ8との間にはカード5に磁気データの記録・再生を行うための磁気ヘッド11、磁気ヘッド11にカード5を押しつけるためのローラ12があり、またカード5を加熱して印字させるためのサーマルヘッド13とカード5をサーマルヘッド13に押しつけながら搬送するためのプラテンローラ14が設置されている。印字する時にはサーマルヘッド13は押圧バネ15によってカード5に押しつけられるが、そのほかの場合にはソレノイド16によって引き上げられている。装置本体1の上面にはカード搬送、磁気データの記録・再生、印字などの制御を行うための基板17が設けられている。
【0005】
図7は装置本体1から基板17をはずして見た従来のカードリーダライタの上面図である。装置本体1の左右の側面には板金からなるシャーシ18、19があり、第2駆動ローラ8を保持するシャフト20は軸受21を介してシャーシ18、19に固定されており、第1駆動ローラ7についても同様の構造である。また左右のシャーシ18、19はその間に配設された補強板22、23によって固定されており、一方の補強板22にはサーマルヘッド13を引き上げるためのソレノイド16と、押し下げるための押圧バネ15が取付けてある。
【0006】
モータ24から第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8、プラテンローラ14までの動力伝達は、図7において、はじめにモータ歯車25から減速歯車26、27でモータ24の回転数を減速し第2駆動ローラ8へ伝えられる。次に、図8に示すように第2駆動ローラ8を保持するシャフト20の先端に固定されたプーリ28からベルト29によってプラテンローラ14の回転軸14aに固定されたプーリ30および第1駆動ローラ7の回転軸7aに固定されたプーリ31に伝達される。
【0007】
第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8、押圧ローラ9、10、磁気ヘッド11およびサーマルヘッド13に固着するごみや汚れを容易に取り除くことができるよう、上ユニット2と下ユニット3にわかれ、下ユニット3には支持板32が固定され、支持シャフト33によって上ユニット2は上方に回転自在になっている。下ユニット3にはカードリーダライタを固定するための足34が取付けてある。また、上ユニット2の支持シャフト33の反対側の端には開閉するための把手35が取付けてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成では、上ユニット2と下ユニット3を開いた場合、第1駆動ローラ7を回転させるためのプーリ31と第2駆動ローラ8を回転させるためのプーリ28とプラテンローラ14を回転させるためのプーリ30との間で動力を伝達するベルト29のたるみが発生し、これを吸収するためにベルト29を押圧するプーリ36を持ったテンショナー37が必要であるため、部品点数及び組み立て工数が増え、ひいてはコストアップにもなるという問題点があった。
【0009】
そこで本発明は、ユニットを開いた場合に動力伝達のためのベルトがたるみプーリから外れるのを防ぐためのベルトテンショナー機構を必要としないカードリーダライタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このために本発明は、カード搬送面で開閉自在な上下のユニットに分割されたカードリーダライタにおいて、分割された一方のユニットにはカードを搬送する複数の駆動ローラと、この複数の駆動ローラに各々連結された複数のプーリと、この複数のプーリに調帯されたベルトと、前記駆動ローラを駆動させるモータと、カードに印字するときにカードを搬送するプラテンローラとを備え、他方のユニットには前記駆動ローラに対向したカード押圧ローラとカードに印字を行う印字ヘッドとを備えたものである。
【0011】
【作用】
上記構成により、一方のユニットを開いてもプーリ間をつなぐベルトのたるみは発生せず、ベルトのたるみを吸収するためのテンショナー機構を不要にできる。
【0012】
【実施例】
次に本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第一実施例におけるカードリーダライタの側面断面図、図2は同上面図、図3、図4は同側面図である。なお従来例と同一要素には同一符合を付している。
【0013】
図1において、装置本体1は上ユニット2と下ユニット3とにカード搬送路4の面で分割されている。カード5はカードリーダライタの装置本体1の挿入口6から挿入され、装置本体1内のカード搬送路4内を移動する。カード5を搬送するために搬送路の下にある第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8と、これらに対応し搬送路の上にある押圧ローラ9、10とがカード搬送路4に沿って配置されており、カード搬送方向の間隔はカード5の長さよりも短く設定されている。
【0014】
第1駆動ローラ7と第2駆動ローラ8との間にはカード5に磁気データの記録・再生を行うための磁気ヘッド11、磁気ヘッド11にカード5を押しつけるためのローラ12があり、またカード5を加熱して印字させるためのサーマルヘッド13とカード5をサーマルヘッド13に押しつけながら搬送するためのプラテンローラ14が配置されている。
【0015】
印字する時にはサーマルヘッド13は押圧バネ15によってカード5に押しつけられるが、その外の場合にはソレノイド16によって引き上げられている。装置本体1の上面にはカード搬送、磁気データの記録・再生、印字などの制御を行うための基板17が設けられている。
【0016】
図2は装置本体1から基板17をはずして見たカードリーダライタの上面図である。装置本体1の左右の側面には板金からなるシャーシ18、19があり、第2駆動ローラ8を保持するシャフト20は軸受21を介してシャーシ18、19に固定されており、第1駆動ローラ7についても同様の構造である。また左右のシャーシ18、19はその間に配設された補強板22、23によって固定されており、一方の補強板22にはサーマルヘッド13を引き上げるためのソレノイド16と、押し下げるための押圧バネ15が取付けてある。
【0017】
下ユニット3に取付けられているモータ24から第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8、プラテンローラ14までの動力伝達は、図2において、はじめにモータ歯車25から減速歯車26、27でモータ24の回転数を減速し第2駆動ローラ8へ伝えられる。次に、図3に示すように第2駆動ローラ8を保持するシャフト20の先端に固定されたプーリ28からベルト29によって第1駆動ローラ7の回転軸7aに固定されたプーリ31に伝達される。
【0018】
同時に、図2において、第1駆動ローラ7の回転軸7aに固定されたプーリ31の反対側に固定されたプーリ40からベルト41によってプラテンローラ14の回転軸に固定されたプーリ30に伝達される。ここで、モータ24から歯車25、26、27とプーリ28、31、40、30とベルト29、41と第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8とはすべて下ユニット3に配置されている。ベルト29、41はここでは歯付きベルトとしたが、丸ベルトまたは平ベルトでも可能である。このとき、ベルトがかかるプーリはベルトの種類によてそれぞれ変わる。
【0019】
図4に示すように、第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8、押圧ローラ9、10、磁気ヘッド11およびサーマルヘッド13に固着するごみや汚れを容易に取り除くことができるよう、上ユニット2と下ユニット3にわかれ、下ユニット3の端部には支持板32が固定され、上ユニット2は支持シャフト33に開閉自在に軸着されて上方に開閉自在になっている。下ユニット3にはカードリーダライタを固定するための足34取付けてある。また、上ユニット2の支持シャフト33の反対側の端には開閉するための把手35が取付けてある。本実施例においては、サーマルヘッド13と磁気ヘッド11は別々のユニットに別れているが、カード5の使用目的に対応させて本実施例とは反対に磁気ヘッド11を上ユニット2にサーマルヘッド13を下ユニット3に置くか、共に上ユニット2または下ユニット3に配置してもよい。
【0020】
図5は本発明の第二実施例におけるカードリーダライタの側面図である。この第二実施例は、上記第一実施例における装置本体1の両側面にベルト29、41が配置される構成ではなく、片側に1つのベルトのみで駆動伝達する。すなわち第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8に各々対応するプーリ31、28の間にプラテンローラ14の回転軸に固定されたプーリ42が位置し、このプーリ42とプーリ31との間にアイドラー43が位置して、動力伝達のための歯付きベルト44とのかみ合い歯数を大きく取れるようにして、歯飛びのない正確な駆動が行えるようにする。ここで、アイドラー43はプーリ42とプーリ28との間にあってもよい。図5に示す実施例ではプーリ31、28とプーリ42とはプーリの歯数が違うため、装置本体1内をカードが移動する速度を等しくするために、第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8の直径とプラテンローラ14との直径を変える必要があり、プーリ31、28とプーリ42との歯数比が第1駆動ローラ7、第2駆動ローラ8とプラテンローラ14との直径比に等しくなるように設定する。
【0021】
【発明の効果】
上記説明したように本発明によれば、装置本体の内部の機器の保守管理のために装置本体を上下のユニットに分割し、開閉できるようにしたカードリーダライタにおいて、これらのユニットを開いた場合に動力伝達のためのベルトがたるみプーリから外れるのを防ぐためのテンショナー機構を必要としないのでカードリーダライタの構造を簡単化でき、かつコストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例におけるカードリーダライタの側面断面図
【図2】本発明の第一実施例におけるカードリーダライタの上面図
【図3】本発明の第一実施例におけるカードリーダライタの側面図
【図4】本発明の第一実施例におけるカードリーダライタの側面図
【図5】本発明の第二実施例におけるカードリーダライタの側面図
【図6】従来のカードリーダライタの側面断面図
【図7】従来のカードリーダライタの上面図
【図8】従来のカードリーダライタの側面図
【図9】従来のカードリーダライタの側面図
【符号の説明】
1 装置本体
2 上ユニット
3 下ユニット
5 カード
7 第1駆動ローラ
8 第2駆動ローラ
14 プラテンローラ
24 モータ
28、30、31、40 プーリ
29、41 ベルト
Claims (1)
- カード搬送面で開閉自在な上下のユニットに分割されたカードリーダライタであって、前記分割された一方のユニットにはカードを搬送する複数の駆動ローラと、この複数の駆動ローラに各々連結された複数のプーリと、この複数のプーリに調帯されたベルトと、前記駆動ローラを駆動させるモータと、カードに印字するときにカードを搬送するプラテンローラとを備え、他方のユニットには前記駆動ローラに対向したカード押圧ローラとカードに印字を行う印字ヘッドとを備えたことを特徴とするカードリーダライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753995A JP3543422B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | カードリーダライタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753995A JP3543422B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | カードリーダライタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096925A JPH096925A (ja) | 1997-01-10 |
JP3543422B2 true JP3543422B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=15651897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15753995A Expired - Lifetime JP3543422B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | カードリーダライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543422B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP15753995A patent/JP3543422B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH096925A (ja) | 1997-01-10 |
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