JP3591103B2 - 磁気カードリーダライタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IDカードやプリペイドカードの磁気データを記録再生する磁気カードリーダライタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気カードリーダライタの構造について、図面を参照しながら説明する。図8は、従来の磁気カードリーダライタの側面断面図である。磁気カード1は、挿入口2から挿入されて、駆動ローラ3、4、5とその各々に対向する押圧ローラ8、10、12によりガイダー6から成る搬送路7内を走行する。
【0003】
25は磁気カード1に情報を記録再生する磁気ヘッド、26は磁気ヘッド25に対向当接する磁気ヘッド押圧ローラである。14は磁気カード1を搬送する駆動源となるモータ、27は磁気カード1に情報を印字するサーマルヘッド、30は印字時にサーマルヘッド27に対向当接するプラテンローラ、29はサーマルヘッド27を上下動させるソレノイド、45a、45bは装置を制御する基板である。以上の主要部品は、装置の骨格を形成する1組のシャーシ46に軸支、または他の部品を介して固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の磁気カードリーダライタでは、装置の主要部品は装置の骨格を形成する1組のシャーシに軸支、または他の部品を介して固定されており、また装置は上下が基板45a、45bで覆われている。また実使用上、磁気カードリーダライタはシステム装置に取付けられている。
【0005】
ところで市場で磁気カードリーダライタを使用する場合、挿入口2からゴミ、ほこり等が侵入し駆動ローラ3、4、5、押圧ローラ8、10、12に固着すると磁気カードがスリップし、記録再生エラーが発生する。また磁気ヘッド25に固着しても同様のエラーが発生し、サーマルヘッド27に固着すれば印字不良が発生する。
【0006】
したがってこれらの固着したゴミ、ほこり等を取り除くため定期的な清掃が必要となる。しかしながら従来の磁気カードリーダは前記のような構成となっているためシステム装置から取り外しても、駆動ローラ3、4、5、押圧ローラ8、10、12、磁気ヘッド25、サーマルヘッド27を清掃する為には、かなりの部品を分解しなければならず、手間がかかり困難である。
【0007】
そこで清掃を簡単に行えるように磁気カードの搬送ガイド近傍を境に、装置の骨格を形成するシャーシを上下2組に分け、上側シャーシに駆動ローラを軸支し、サーマルヘッドを取付け、下側シャーシに押圧ローラ、磁気ヘッドを取付け、支点を中心に上側シャーシが開閉するものが知られている。このような開閉式の磁気カードリーダライタでは、上側シャーシを開くことにより、内部の磁気ヘッド等を直接清掃することができる。
【0008】
しかしながら上シャーシを開閉式にすると、上シャーシに開閉用の取手を設ける必要があり、この開閉用取手のために装置の全高が高くなってしまうという問題点があった。そこで本発明は、全高を低くできる小型コンパクトな磁気カードリーダライタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、装置本体を開閉自在な上シャーシと下シャーシに分割し、この上シャーシと下シャーシの内部に磁気カードに搬送手段や印字手段を配設した磁気カードリーダライタであって、前記上シャーシ側の両側面にコの字形の開閉用取手の基端部を回転自在に軸着することにより、この開閉用取手を起状自在とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記構成により、常時は開閉用取手を倒状させておくことにより装置の全高を低くでき、また開閉用取手を起すことにより、上シャーシを簡単に開閉できる。
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について図を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの内部構成を示す上側平面図、図2は同内部構成を示す側面断面図である。また図3は同上シャーシを開いた場合の側面断面図、図4は同上シャーシを閉じた場合の上側平面図、図5は同上シャーシを閉じた場合の側面図である。また図6は同磁気カードリーダライタの側面図、図7は同断面図である。
【0012】
図1、図2に示すように、磁気カード1は、挿入口2から挿入され、駆動ローラ3、4、5によってガイダー6で構成される搬送路7内を走行する。磁気カード1の搬送力は、前記3個の駆動ローラ3、4、5に各々、押圧ローラ8が押圧バネ9、押圧ローラ10が押圧バネ11、押圧ローラ12が押圧バネ13によって押圧付勢されることにより得られる。
【0013】
磁気カード1の搬送源はモータ14であり、その駆動力は、モータ14の軸に圧入されたモータギャ15からギャ16、17により、第三軸18に取り付けられた駆動ローラ5へ、ついで第三軸18と第二軸19に取付けられたプーリ20に掛けられたタイミングベルト21により第二軸19に取り付けられた駆動ローラ4へ伝達され、更に第二軸19と第一軸22に取付けられたプーリ23に掛けられた丸ベルト24により第一軸22に固定された駆動ローラ3に伝達される。
【0014】
磁気ヘッド25はヘッド押圧バネ(図示せず)により磁気ヘッド25と対向する位置に配置された磁気ヘッド押圧ローラ26に押圧付勢されている。サーマルヘッド27はホルダー28に固定され、ソレノイド29により磁気カード1の所定の位置に印字する場合は対向するプラテンローラ30に押圧付勢され、磁気カード1が搬送される場合は搬送路7から退避される。
【0015】
市場で磁気カードリーダライタを使用した場合、挿入口2からゴミ、ほこり等が侵入し各駆動ローラ3、4、5、及び各押圧ローラ8、10、12に固着すると磁気カード1がスリップし、記録再生エラーが発生する。磁気ヘッド25、磁気ヘッド押圧ローラ26に固着しても、同様のエラーが発生し、サーマルヘッド27、プラテンローラ30に固着すれば印字不良が発生する。これら固着したゴミ、ほこり等を取り除くため定期的な清掃が必要となる。
【0016】
図3に示すように、清掃を簡単に行えるようにガイダー6近傍を境に、装置の骨格を形成するシャーシを開閉自在な上シャーシ31と下シャーシ32に分け、下シャーシ32に支点板33を固定し支点板33に軸着された上シャーシ31のシャフト34を中心に上シャーシ31が矢印A方向に開閉する構造になっている。
【0017】
上シャーシ31には各駆動ローラ3、4、5が軸支され、サーマルヘッド27、磁気ヘッド押圧ローラ26が取付けられている。下シャーシ32には各押圧ローラ8、10、12、磁気ヘッド25が取り付けられ、プラテンローラ30が軸支されている。シャフト34を中心に上シャーシ31を開けば磁気ヘッド25等を直接清掃棒35で清掃することができる。
【0018】
しかしながらこの様なシャーシ開閉構造にすると、簡単に上シャーシ31が開閉でき、上シャーシ31を閉じた場合、確実に対向する駆動ローラ3、4、5と押圧ローラ8、10、12、磁気ヘッド25と磁気ヘッド押圧ローラ26等が当接するよう保持するロック機構が必要となる。
【0019】
以下ロック機構と開閉用取手について、図4〜図7を参照して説明する。図5に示される正面視して略コの字形線材36の開放端側37を上シャーシ31の孔38に位置決めしネジ39で固定する。他方の下シャーシ32の前記略コの字形線材36の屈曲部D(図7)と対向する位置に孔40を設け、略コの字形線材36の屈曲部Dと孔40が脱着自在に係合する構成とした。また孔40には下シャーシ32を保護するためのカバー41が取り付けられている。更に上シャーシ31の左右の孔42に、略コの字形線材で構成された開閉用取手43の開放端である基端部が回転自在に軸着されており、したがって開閉用取手43は上シャーシ31上で起状させることができる。また上シャーシ31に固定された段ねじ44(図6)により、開閉用取手43の回動角度を規制している。図5に示すように上シャーシ31が閉じている場合、開閉用取手43は、基板保護カバー45の上に自重により倒状している。そのため装置の全高を低くすることができる。
【0020】
次に上シャーシ31を開く場合はシステム装置の上カバー(図示せず)を取り外し、図5において作業者は、開閉用取手43を矢印E1方向に起こし矢印F1方向に引っ張る。すると略コの字形線材36の傾斜部G(図7)とカバー41により略コの字形線材36は矢印H1方向に移動し、上シャーシ31を簡単に開くことができる。このように上シャーシ31を開いたうえで、清掃棒35により内部を清掃する(図3参照)。
【0021】
装置の清掃が終了したら、開閉用取手43を矢印F2方向に押すことにより、図7において略コの字形線材36の傾斜部Iがカバー41により矢印H1方向に開く。更に開閉用取手43を押すと下シャーシ32の孔40と略コの字形線材36の屈曲部Dが係合し、略コの字形線材36が矢印H2方向に戻り傾斜部Gとカバー41が当接することにより、上シャーシ31と下シャーシ32を保持することができ、上シャーシ31を閉じて開閉用取手43を矢印E2方向に戻す。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明は、開閉用取手を回転自在に上シャーシ側に設けているので、常時は開閉用取手を倒状させておくことにより装置の全高を低くでき、また開閉用取手を起すことにより、上シャーシを簡単に開閉でき、使用勝手のよい磁気カードリーダライタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの内部構成を示す上側平面図
【図2】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの内部構成を示す側面断面図
【図3】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの上シャーシを開いた場合の側面断面図
【図4】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの上シャーシを閉じた場合の上側平面図
【図5】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの上シャーシを閉じた場合の側面図
【図6】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの側面図
【図7】本発明の一実施の形態の磁気カードリーダライタの断面図
【図8】従来の磁気カードリーダライタの側面断面図
【符号の説明】
1 磁気カード
3、4、5 駆動ローラ
8、10、12 押圧ローラ
25 磁気ヘッド
27 サーマルヘッド
31 上シャーシ
32 下シャーシ
36 略コの字形線材
43 開閉用取手
Claims (1)
- 装置本体を開閉自在な上シャーシと下シャーシに分割し、この上シャーシと下シャーシの内部に磁気カードの搬送手段や印字手段を配設した磁気カードリーダライタであって、
前記上シャーシの両側面に、前記下シャーシ側に屈曲した屈曲部を備えた略コの字形線材の開放端側を固定し、前記下シャーシの両側面に、前記略コの字形線材の屈曲部と対向する位置に孔を設け、前記略コの字形線材の屈曲部と前記孔が脱着自在に係合する構成とし、
前記上シャーシ側の両側面にコの字形の開閉用取手の基端部を回転自在に軸着することにより、この開閉用取手を起状自在としたことを特徴とする磁気カードリーダライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33297895A JP3591103B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気カードリーダライタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33297895A JP3591103B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気カードリーダライタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171680A JPH09171680A (ja) | 1997-06-30 |
JP3591103B2 true JP3591103B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=18260953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33297895A Expired - Lifetime JP3591103B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 磁気カードリーダライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3591103B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5384048B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2014-01-08 | 日本電産サンキョー株式会社 | カード処理ユニット |
JP5314340B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2013-10-16 | 日本電産サンキョー株式会社 | カード処理ユニットおよびカード発行装置 |
CN102089771B (zh) * | 2008-07-09 | 2015-03-11 | 日本电产三协株式会社 | 卡处理单元及发卡装置 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33297895A patent/JP3591103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09171680A (ja) | 1997-06-30 |
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