JP3542929B2 - 携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造に関する。特に、本発明は、部品数、組立工数の削減、密閉構造が可能である携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を示す図である。本図に示すように、従来の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造は、バッテリー19が嵌合される携帯電話無線機本体15の背面にツマミ16とスプリング17を組み込む構造となっている。
【0003】
ツマミ16には上部板16A、下部板16B、上部板16Aと下板16Bの間の柱部16Cが設けられる。
携帯電話無線機本体15にはスロット37、ツマミ係止凹40が設けられ、携帯電話無線機本体15のスロット37にはバッテリー19が収容される。
【0004】
ツマミ係止凹40には中段に突縁部40Aが設けられる。ツマミ係止凹40の突縁部40Aの上部にはツマミ16の上部板16Aが嵌合し、ツマミ係止凹40の突縁部40Aの下部にはツマミ16の下部板16Bが嵌合し、ツマミ係止凹40の突縁部40Aの部分にはツマミ16の柱部16Cが嵌合するようにしてある。
【0005】
ツマミ係止凹40へのツマミ16の収容ではスロット37から、つまり、本図に表示されている「圧入方向」から携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40に向けてツマミ16が圧入される。
【0006】
図11は図10のバッテリー19が嵌合された携帯電話無線機本体15の線C−Cについての断面図である。
本図に示すように、ツマミ16にはピン18が設けられており、スプリング17はツマミ16のピン18に挿入される。
携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40にはストッパー35が設けられ、ストッパー35には貫通穴38が設けられる。
【0007】
スプリング17を挿入したツマミ16のピン18は、携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40におけるストッパー35の貫通穴38に差し込んで固定される。
バッテリー19にはツマミ係止凹41が設けられ、ツマミ係止凹41は携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40に対向し、ツマミ係止凹40とツマミ係止凹41にはツマミ16が収容される。
【0008】
ツマミ16は、バッテリー19のツマミ係止凹41により携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40内に圧入される。
このようにして、ツマミ16のピン18に挿入されたスプリング17を携帯電話無線機本体15のストッパー35に押しつけた復元力でバッテリー19が固定される。
【0009】
また、携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40のストッパー35には貫通穴38が設けられ、貫通穴はピン18を固定する。
携帯電話無線機本体15のツマミ係止凹40に爪20が設けられ、爪20はツマミ16の脱落を防止している。
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、上記携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造には、スプリング17が部品数の削減、組立工数の削減に支障を生じさせているという問題がある。さらに、携帯電話無線機本体15の爪20は金型構成上、密閉構造にすることができず、このため、貫通穴38を経由して、携帯電話無線機本体15の内部へ水分が侵入する経路になる場合があるという問題がある。
【0011】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、部品数、組立工数の削減が可能で、密閉構造が可能である携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、携帯電話無線機本体に嵌合したバッテリーの保持、保持解除を行う携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造において、回転軸に結合される突起部を有し、前記突起部を回転させて前記バッテリーの保持、保持解除を行うツマミと、前記ツマミの前記回転軸を保持し、前記ツマミが前記バッテリーの保持解除を行うときに前記ツマミの前記突起部を収容するように携帯電話無線機本体に形成されるツマミ係止部とを備え、前記携帯電話無線機本体の前記ツマミ係止部は弾性変形可能な爪部と、前記爪部に結合される軸受け部とを有し、前記ツマミの前記回転軸を圧入し、圧入された前記回転軸を前記軸受け部で保持することを特徴とする携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を提供する。
【0013】
この手段により、ツマミを回転させることにより、バッテリーを嵌合させるようにしたので、従来必要とされていたスプリングを不要としたことにより、部品数、組立工数の削減可能となり、且つ、ツマミに携帯電話無線機本体の内側への貫通穴が無いことから、水分の携帯電話無線機本体への侵入を防ぐことが可能になり、密閉構造が可能となる。このためコスト低減と生産性向上への寄与、片手で操作可能なためエンドユーザーの取り扱い性の向上が可能になる。
【0014】
さらに、爪部の弾性変形を利用するのでツマミの取り付けが容易であり、爪部によりツマミの脱落を防止できる。
【0015】
好ましくは、前記バッテリーを取り外したスロットから前記携帯電話無線機本体の前記爪部へ前記ツマミの前記回転軸を圧入する。
この手段により、前記バッテリーを取り外したスロットの広い空間からツマミの圧入を行うので、ツマミの取り付け性が向上する。
好ましくは、前記携帯電話無線機本体のツマミ係止部の付近に前記バッテリーの保持、保持解除に合わせて、保持、保持解除の表示を行う。
【0016】
この手段により、ユーザーによるバッテリーの取り外しが容易になる。
好ましくは、前記ツマミは円板の周囲の一部に切り込みを入れた腕部と、前記腕部上の凸部とを有し、前記携帯電話無線機本体の前記ツマミ係止部は、前記バッテリーの保持、保持解除に対応して前記ツマミの前記腕部の前記凸部を係合する2つの凹部を有する。
【0017】
この手段により、係合力以上の回転力を付加しなければ、ツマミは回転しないので、不用意にバッテリーが脱落したり、バッテリー取り外し時に取り外しができなくなることはない。
【0018】
さらに、本発明は、携帯電話無線機本体に嵌合したバッテリーの保持、保持解除を行う携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造において、回転軸にそれぞれ結合される円錐台の割軸と切り欠いた円板とを有し、前記円板の切り欠いた付近に切り込みをいれて腕部を形成し、前記腕部に凸部を有し、前記切り込み円板を180度回転して前記バッテリーの保持、保持解除を行うツマミと、前記ツマミの前記円錐台の割り軸が圧入される軸受け穴と、前記軸受け穴に対して対称に前記バッテリーの保持、保持解除に対応して前記ツマミの前記腕部の前記凸部を係合する2つの凹部を有するように携帯電話無線機本体に形成されるツマミ係止部とを有することを特徴とする携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を提供する。
【0019】
この手段により、ツマミの円周方向でバッテリーを押さえつけることができるため、携帯電話無線機本体の長手方向だけでなく、同時に左右のガタも押さえることができる。また、ツマミの割軸を弾性変形させ、外側から携帯電話無線機本体に圧入させるだけの作業になるため、組立工数を削減することが可能になる。また、ツマミに携帯電話無線機本体の内側への貫通穴が無いことから、水分の携帯電話無線機本体への侵入を防ぐことが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を示す図である。本図に示すように、携帯電話無線機は携帯電話無線機本体1と、携帯電話無線機本体1の背面で嵌合し、着脱可能なバッテリー2と、携帯電話無線機本体1に回動可能に取り付けられるツマミ3で構成される。
【0021】
ツマミ3には上段部3A、突起12、上段部3Aと突起12の間の回転軸6(図3参照)が設けられる。
携帯電話無線機本体1にはスロット14、ツマミ係止凹39が設けられ、携帯電話無線機本体1のスロット14にはバッテリー2が収容される。
携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39の中段には爪4と軸受け部5が設けられ、爪4は弾性変形可能にしてある。
【0022】
携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39における爪4と軸受け部5の下部には収容部39Aが設けられ、収容部39Aはツマミ3の突起12を収容するようにしてある。
携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39における爪4にツマミ3の回転軸6が圧入して軸受け部5に収容するようにしてある。
【0023】
携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39における爪4と軸受け部5の上部にはツマミ3の上段部3Aを収容するようにしてある。
なお、ツマミ3は、スロット14から、つまり、本図に表示されている「圧入方向」から携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39に向けて圧入される。広い空間から圧入するので取り扱い性が向上する。
バッテリー2には2つの係止凸13と図示しない給電端子が設けられる。
【0024】
さらに、携帯電話無線機本体1には図示しない係止凹と給電端子が設けられ、携帯電話無線機本体1の係止凹はバッテリー2の係止凸13と対向し係合し、携帯電話無線機本体1の給電端子はバッテリー2の給電端子と対向し電気的に接続される。
携帯電話無線機本体1からバッテリー2の着脱を行うために携帯電話無線機本体1には「FREE」、「LOCK」の表示が行われる。ユーザーの取り扱い性が向上する。
【0025】
このように、ツマミ3を回転させバッテリー2を固定、保持する構造としたので、従来のようにスプリングを不要として部品点数が削減可能となる。
また、従来のように、「スプリングをツマミに挿入してから携帯電話無線機本体に圧入する」作業が「ツマミを携帯電話無線機本体に圧入する」だけの作業になり、組み立て工数を削減することが可能になる。
【0026】
図2は図1における携帯電話無線機本体1の爪4、軸受け部5の付近部分を拡大した部分拡大図である。
図2に示すように、携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39における爪4、軸受け部5の周囲付近に凹9、凹10が設けられる。
本図に示す、携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39の凹9は携帯電話無線機本体1にバッテリー2が固定されたとき、ツマミ3の不用意な回転を防止し、バッテリー2の不用意なバッテリー2の脱落を防止するために使用される。
【0027】
また、携帯電話無線機本体1のツマミ係止凹39の凹10は携帯電話無線機本体1に対するバッテリー2の固定を解除したときに、ツマミ3の不用意な回転を防止し、バッテリー2を確実に取り外すために使用される。
図3は図1におけるツマミ3の構造を示す図である。本図(a)はツマミ3の正面図であり、本図(b)はツマミ3の裏面図であり、本図(c)は本図(b)のツマミ3を左側から見た側面図であり、本図(d)は本図(b)のツマミ3を右側から見た側面図であり、本図(e)は本図(b)のツマミ3を下側から見た側面図である。
【0028】
本図に示すように、ツマミ3には腕部7が設けられ、腕部7は、ツマミ3の円周部分を切り込んで作られ、弾性的に変形可能にしてある。腕部7の裏側には凸8が設けてある。
ツマミ3の腕部7の凸8は、携帯電話無線機本体1の凹9、凹10に係合し、係合力以上の回転力が付加しなければツマミ3が回転しないようにし、バッテリー2の不用意な脱落の防止、確実な取り外しを行うために使用される。
【0029】
さらにツマミ3には回転軸6が設けられる。回転軸6には突起12が取り付けられ、突起12はツマミ3の半径方向に突出する。
ツマミ3のツマミ係止部39への圧入の際にツマミ3の回転軸6は携帯電話無線機本体1のスロット14の方向から携帯電話無線機本体1の爪4に圧入され、携帯電話無線機本体1の軸受け部5に固定される。
【0030】
ツマミ3の凸8は携帯電話無線機本体1の凹9、凹10にツマミ3の回転角度に応じて係合する。
携帯電話無線機本体1にはツマミ3の操作表示が付され、「LOCK」はこの方向にツマミ3を回動すると、凸8に凹9が係合し、バッテリー2が固定、保持されることを示す。
ツマミ3の操作表示「FREE」はこの方向にツマミ3を回動すると、凸8が凹10が係合し、バッテリー2の固定、保持が解除されることを示す。
【0031】
図4はバッテリー2を携帯電話無線機本体1に固定する例を説明する図である。
前述のようにバッテリー2の係止凸13(図1参照)を携帯電話無線機本体1の係止凹に係合させて、本図に示すように、バッテリー2が携帯電話無線機本体1のスロット14に入れられる。
バッテリー2には係止凹11が設けられ、係止凹11はツマミ3の突起12が挿入可能にしてある。
【0032】
図5は図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線A−Aについての断面図である。
本図に示すように、固定状態(LOCK)ではツマミ3の突起12がバッテリー2の係止凹11に突出し、開放状態(FREE)ではツマミ3の突起12が携帯電話無線機本体1の収容部39A内に収納される。
【0033】
図6は図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線B−Bについて開放状態を示す断面図である。
本図に示すように、開放状態(LOCK)では、ツマミ3の腕部7の凸8が携帯電話無線機本体1の凹10に係合し、所定の回転力を与えなければ、ツマミ3は回転しない。
【0034】
また、バッテリー2の係止凹11にはツマミ3の突起12が挿入されていない。
ここで、ツマミ3を、図4に示す携帯電話無線機本体1の背面における「LOCK」表示の向きに所定の回転力で回転させると、図6に示す凸8と凹10の係止が腕部7の弾性変形により解除される。
【0035】
図7は図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線B−Bについて固定状態を示す断面図である。
本図に示す状態までツマミ3を回転すると、ツマミ3の腕部7の凸8は携帯電話無線機本体1の凹9に係合し、所定の回転力を与えなければツマミ3は回転しない。
この状態でツマミ3の突起12が係止凹11に挿入されてバッテリー2が携帯電話無線機本体1へロックされる。
【0036】
この状態でも、凸8と凹9の係合力以上の回転力を付加しなければ、ツマミ3は回転することはないので、不用意にバッテリー2が脱落することはない。
外すときも同様に、ツマミ3を、図4に示す携帯電話無線機本体1の背面における「FREE」表示の向きに回転させると、図7に示すツマミ3の凸8と携帯電話無線機本体1の凹9の係止がツマミ3の腕部7の弾性変形により解除される。
【0037】
解除後、図6に示す状態まで回転すると、ツマミ3の突起12とバッテリー2の係止11の係止が解除され、ツマミ3の突起12が携帯電話無線機本体1内に完全に収納される。
図6に示すように、ツマミ3の凸8と携帯電話無線機本体1の凹10が係止しているため、不用意にツマミ3が回転することがないので、この状態で、バッテリー2を携帯電話無線機本体1から取り外すことができる。
【0038】
このように、ツマミの構造についても従来の密封されていない構造から、密閉された構造にすることが可能となり、ツマミから携帯電話無線機本体内への水分の侵入を防ぐことも可能になる。
また、バッテリーの取り外し時に、従来ではツマミを開放状態に保持し続ける必要があるが、本発明ではそのような必要が無く、ツマミを開放側(FREE)へ回転させた後、片手で携帯電話無線機本体を保持し、片手でバッテリーを取り扱うことが可能になるので、使い勝手の向上を図ることが可能になる。
【0039】
図8は図1における携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造について別の例を示す図である。本図(a)は携帯電話無線機の背面図であり、本図(b)は図8(a)の線D−Dについての断面図であり、本図(c)はツマミ取付前の携帯電話無線機の背面図である。
図8(a)に示す携帯電話無線機には、図1に示すと同様に、携帯電話無線機本体1、ツマミ22、バッテリー23が設けられ、ツマミ22は本図に表示される「回転方向」に回転を行う。
【0040】
図8(a)、(c)に示すように、携帯電話無線機本体21には、スロット32、ツマミ係止凹42が設けられ、バッテリー23にはツマミ係止凹33がそれぞれ設けられ、ツマミ係止凹42、ツマミ係止凹33にはツマミ22が取り付けられる。
携帯電話無線機本体21のツマミ係止凹42には軸受穴24、凹C25、凹D26が設けられる。
【0041】
図8(b)に示す、携帯電話無線機本体21のツマミ係止凹42の凹A25は携帯電話無線機本体1にバッテリー23が固定されたとき、ツマミ22の不用意な回転を防止し、バッテリー23の不用意な脱落を防止するために使用される。また、携帯電話無線機本体21のツマミ係止凹42の凹A26は携帯電話無線機本体21に対するバッテリー23の固定を解除したときに、ツマミ22の不用意な回転を防止し、バッテリー23を確実に取り外すために使用される。
【0042】
図9は図8のツマミ22を示す図である。本図(a)はツマミ22の正面図であり、本図(b)は本図(a)の線E−Eについての断面図であり、本図(c)は本図(a)のツマミ22の側面図であり、本図(d)はツマミ22の裏面図であり、本図(e)は本図(d)のツマミ22の下側側から見た側面図である。
【0043】
本図に示すようにツマミ22には係止部43が設けられ、係止部43はツマミ22の円板を切り欠いた部分の反対側の部分に位置し、バッテリー23を押さえるために使用される。
本図(b)に示すように、ツマミ22の切り欠いた部分付近には円錐台の割軸27、腕部28、腕部28上の凸29が設けられる。
【0044】
腕部28はツマミ22の切り欠いた部分の付近に切り込みを入れ、弾性変形可能にしてある。
ツマミ22の腕部28の凸29は、図8(c)の携帯電話無線機本体21のツマミ係止凹42の凹A25、凹A26と係合し、バッテリー23の不用意な脱落の防止、確実な取り外しを行うために使用される。
【0045】
ツマミ22の割軸27を弾性変形させ、図8に示すように、携帯電話無線機本体21のツマミ係止凹42の軸穴24に圧入することにより、ツマミ22が携帯電話無線機本体21に固定される。
バッテリー23を携帯電話無線機本体21に取り付けるには、図8に示すように、携帯電話無線機本体21の係止凹30にバッテリー23の係止凹31を係合させ、バッテリー23を携帯電話無線機本体21のスロット32内に入れる。
【0046】
ツマミ22を180度回転し、ツマミ22の腕部28を弾性変形させ、凸29を凹D26の係止から解除し、凹C25に係合させることにより、バッテリー23のツマミ係止凹33を図9に示すツマミ22の係止部43で押さえる。
このようにして、ツマミ22の円周方向でバッテリー23を押さえつけることができるため、携帯電話無線機本体21の長手方向だけでなく、同時に左右のガタも押さえることができる。
【0047】
また、図8に示すように、ツマミ22の割軸27を弾性変形させ、外側から携帯電話無線機本体21に圧入させるだけの作業になるため、組立工数を削減することが可能になる。
また、ツマミ22に携帯電話無線機本体21の内側への貫通穴が無いことから、水分の携帯電話無線機本体21への侵入を防ぐことが可能になる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ツマミを回転させることにより、バッテリーを嵌合させるようにしたので、従来必要とされていたスプリングを不要としたことにより、部品数、組立工数の削減可能となり、且つ、ツマミに携帯電話無線機本体の内側への貫通穴が無いことから、水分の携帯電話無線機本体への侵入を防ぐことが可能になり、密閉構造が可能となる。このためコスト低減と生産性向上への寄与、片手で操作ができるので、エンドユーザーの取り扱い性の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を示す図である。
【図2】図1における携帯電話無線機本体1の爪4、軸受け部5の付近部分を拡大した部分拡大図である。
【図3】図1におけるツマミ3の構造を示す図である。
【図4】バッテリー2を携帯電話無線機本体1に固定する例を説明する図である。
【図5】図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線A−Aについての断面図である。
【図6】図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線B−Bについて開放状態を示す断面図である。
【図7】図4のバッテリー2が嵌合された携帯電話無線機本体1の線B−Bについて固定状態を示す断面図である。
【図8】図1における携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造について別の例を示す図である。
【図9】図8のツマミ22を示す図である。
【図10】従来の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造を示す図である。
【図11】図10のバッテリー19が嵌合された携帯電話無線機本体15の線C−Cについての断面図である。
【符号の説明】
1、21…携帯電話無線機本体
2、23…バッテリー
3、22…ツマミ
3A…上段部
4…爪
5…軸受け部
6…回転軸
7、28…腕部
8、29…凸
9…凹A
10…凹A
11…係止
12…突起
13…係止凸
14、32…スロット
24…軸受穴
27…割軸
30、31…係止凹
33、39、42…ツマミ係止凹
39A…収容部
43…係止部
Claims (5)
- 携帯電話無線機本体に嵌合したバッテリーの保持、保持解除を行う携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造において、
回転軸に結合される突起部を有し、前記突起部を回転させて前記バッテリーの保持、保持解除を行うツマミと、
前記ツマミの前記回転軸を保持し、前記ツマミが前記バッテリーの保持解除を行うときに前記ツマミの前記突起部を収容するように携帯電話無線機本体に形成されるツマミ係止部とを備え、
前記携帯電話無線機本体の前記ツマミ係止部は弾性変形可能な爪部と、前記爪部に結合される軸受け部とを有し、前記ツマミの前記回転軸を圧入し、圧入された前記回転軸を前記軸受け部で保持することを特徴とする携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造。 - 前記バッテリーを取り外したスロットから前記携帯電話無線機本体の前記爪部へ前記ツマミの前記回転軸を圧入することを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造。
- 前記携帯電話無線機本体のツマミ係止部の付近に前記バッテリーの保持、保持解除に合わせて、保持、保持解除の表示を行うことを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造。
- 前記ツマミは円板の周囲の一部に切り込みを入れた腕部と、前記腕部上の凸部とを有し、
前記携帯電話無線機本体の前記ツマミ係止部は、前記バッテリーの保持、保持解除に対応して前記ツマミの前記腕部の前記凸部を係合する2つの凹部を有することを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造。 - 携帯電話無線機本体に嵌合したバッテリーの保持、保持解除を行う携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造において、
回転軸にそれぞれ結合される円錐台の割軸と切り欠いた円板とを有し、前記円板の切り欠いた付近に切り込みをいれて腕部を形成し、前記腕部に凸部を有し、前記切り込み円板を180度回転して前記バッテリーの保持、保持解除を行うツマミと、
前記ツマミの前記円錐台の割り軸が圧入される軸受け穴と、前記軸受け穴に対して対称に前記バッテリーの保持、保持解除に対応して前記ツマミの前記腕部の前記凸部を係合する2つの凹部を有するように携帯電話無線機本体に形成されるツマミ係止部とを有することを特徴とする携帯電話無線機のバッテリー嵌合構造。
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