JP3542360B2 - 硬貨包装機および硬貨包装機管理システム - Google Patents

硬貨包装機および硬貨包装機管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は硬貨包装機にかかり、特に硬貨の選別、計数等の処理を行なう硬貨通路の幅、高さ、および硬貨集積部の内径を自動調節する硬貨包装機、および、このような硬貨包装機の処理に係わる情報を一括して記憶・管理する硬貨包装機管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
硬貨を所定枚数集積し、その集積硬貨を包装紙でくるんで包装する硬貨包装機として、例えば特開昭59−121491号公報に記載のものがある。
【0003】
この公報に記載された硬貨包装機は、硬貨を回転円盤から1枚ずつ送出して硬貨通路上を搬送し、この通路において小径硬貨の選別、包装すべき硬貨の計数、ストップ等の処理を行なうとともに、硬貨通路の末端に設けられた硬貨集積部へ硬貨を送入して順次集積させ、所定枚数の硬貨が集積し終った時点でその集積硬貨を包装部へ移動させ、包装紙で包装するように構成されている。
【0004】
上記硬貨通路および硬貨集積部は、直径および厚さの異なる硬貨を処理するために通路幅、高さ、および集積部の内径が金種に対応し得るよう調節可能とされている。
【0005】
すなわち、硬貨通路幅の調節は、硬貨通路を構成する部材のうち硬貨通路の幅方向に移動可能とされている可動通路部材を多角形状のカムに当接させ、このカムを金種設定ハンドルを手動で回動操作することにより一つのカム面が選択されて、このカム面により可動通路部材を被処理硬貨の直径に対応した位置に移動させることで、行われる。
【0006】
また硬貨通路高さの調節は、回転円盤から送出される硬貨を1層状態に規制するための厚み規制部材と硬貨の上面に圧接して硬貨を搬送するための搬送ベルトとを上下動可能な可動枠に支持し、高さ調節用つまみを手動で回動操作して可動枠ごと上下動させることにより、行われる。
【0007】
さらに硬貨集積部は、走行面が相対向するように配置された一対のベルトのベルト面に硬貨の周辺部下面を支持する支持部を突設して構成され、この一対のベルトがそれぞれ平行リンクによって移動可能に支持されていて、この平行リンクを前記金種設定ハンドルに連動する一つの多角形状のカムにより移動させることにより被処理硬貨の直径に応じて一対のベルト面間距離を調節し、集積部の内径が調節されるようになっている。
【0008】
また、硬貨包装部については、3本の包装ローラを回転させながら徐々に近づけていって集積硬貨を挟み込み、そのローラと集積硬貨との間に包装紙を送り込んで集積硬貨の回りに巻付けるとともに、巻込鉤によって包装紙の上下端を折り込んでかしめるようになっている。
【0009】
このような硬貨包装機は、一般に、その日一日に計数処理を行った硬貨の枚数、包装を行った硬貨(棒金)の本数等の情報を、金種別およびモード(計数モード、包装モード等)別に記憶する機能を備えている。また、硬貨包装機の稼働中(計数処理や包装処理の最中)の硬貨通路での硬貨詰まり、包装紙の送り不良、包装紙切れ等の異常が発生した場合に、この異常の内容を記憶する機能も一般に備えている。このような稼働情報は、その日の業務終了後に硬貨包装機内に搭載されたプリンタで打ち出され、これをユーザがパソコン等に手入力して一括管理される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の硬貨包装機では、被処理硬貨の金種に応じて金種設定ハンドルを手動で回転操作し、硬貨通路の幅と集積部の内径とを調節する一方、高さ調節用つまみを手動で回転操作して硬貨通路の高さを調節する必要があるため、被処理硬貨の金種変更時の操作が多岐にわたり、きわめて煩わしいという第一の問題があった。
【0011】
また、硬貨通路の幅と集積部の内径を調節するためのカムが何種類かの被処理対象硬貨に対応したものとして多角形状に形成されているため、例えば硬貨包装機を他国へ輸出する場合には、その輸出先の国の流通硬貨に適応するカムを別途硬貨包装機に組込まなければならず、そのため硬貨包装機を量産してストックすることができないという第二の問題点があった。
【0012】
さらに、デノミネーションや流通硬貨の種類の増加、あるいは硬貨の直径の変更などがあった場合には、硬貨包装機内のカムを新規なものと付替えなければならず、その交換作業に多大な時間および経費を必要とするという第三の問題があった。
【0013】
加えて、上述のように処理した硬貨・棒金の数や異常発生状況等の稼働情報をパソコン等に手入力して一括管理する場合、使用する硬貨包装機の台数が増加するにしたがって手入力作業の手間が増大してしまうという第四の問題もあった。
【0014】
本発明、特に下記第一及び第二の構成は、このような従来技術の課題、特に第一乃至第三の問題点に鑑みてなされたものであり、被処理硬貨の金種変更操作を容易に行なえるとともに如何なる種類の硬貨に対しても対応することができ
る硬貨包装機を提供することを目的とする。また、下記第三及び第四の構成は、第一乃至第三の問題点に加え、第四の問題点に鑑みてなされたものであり、硬貨情報の変更設定や稼働情報の一括管理を行うための作業を省力化することができる硬貨包装機管理システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の構成は、
回転円盤上に供給された硬貨を1枚ずつ送出して硬貨通路上を搬送し、この通路で選別、計数等の所要の処理を行なった後硬貨集積部に集積し、所定枚数集積後硬貨包装部で包装を行なう硬貨包装機において、
硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として予め記憶されている外部記憶媒体を装填する装填手段と、この装填手段に装填された前記外部記憶媒体から前記硬貨情報を読み出す硬貨情報読出手段、前記外部記億媒体に対して硬貨包装数情報、硬貨計数情報及び障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む稼働情報書込手段、硬貨情報記憶領域及び稼働情報記憶領域を有し前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報並びに前記外部記憶媒体に書き込む前記稼働情報を一時的に記憶する一時記憶手段を有する外部記憶媒体駆動手段と、前記硬貨情報の手入力又は前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報の修正に使用するキー部とを備えている硬貨情報入力部と、
入力された金種別の硬貨情報を用いて金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を算出する演算手段と、
前記演算手段で算出された金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を記憶する記憶手段と、
被処理硬貨の金種を指定する金種指定手段と、
無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路幅を無段階に調節する通路幅調節用無段階カムと、この通路幅調節用無段階カムを回転させる通路幅調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨通路幅調節手段と、
無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路高さを無段階に調節する通路高さ調節用無段階カムと、この通路高さ調節用無段階カムを回転させる通路高さ調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨通路高さ調節手段と、
無段階カム面域を有し前記硬貨集積部の内径を無段階に調節する硬貨集積部内径調節用無段階カムと、この硬貨集積部内径調節用無段階カムを回転させる硬貨集積部内径調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨集積部内径調節手段と、
前記金種指定手段で指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づいて前記硬貨通路幅調節手段、前記硬貨通路高さ調節手段および前記硬貨集積部内径調節手段を作動させる制御手段と、
を具備することを特徴とする硬貨包装機である。
【0016】
本発明の第二の構成は、前記本発明の第一の構成において、前記外部記憶媒体駆動手段の前記硬貨情報読出手段が、前記外部記憶媒体に対して前記硬貨情報の書き込みも行うことができる硬貨情報読出書込手段であり、前記硬貨情報記憶領域へ入力された硬貨情報を前記硬貨情報読出書込手段を通じて前記外部記憶媒体に書き込むことを特徴とする硬貨包装機である。
【0017】
本発明の第三の構成は、
回転円盤上に供給された硬貨を1枚ずつ送出して硬貨通路上を搬送し、この通路で選別、計数等の所要の処理を行なった後硬貨集積部に集積し、所定枚数集積後硬貨包装部で包装を行なう硬貨包装機の前記処理に係わる情報を一括して管理する硬貨包装機管理システムにおいて、
硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として予め記憶されている外部記憶媒体を装填する第1の装填手段、並びに、この第1の装填手段に装填された前記外部記憶媒体から前記硬貨情報を読み出す第1の硬貨情報読出手段、前記外部記億媒体に対して硬貨包装数情報、硬貨計数情報及び障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む第1の稼働情報書込手段、硬貨情報記憶領域及び稼働情報記憶領域を有し前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報並びに前記外部記憶媒体に書き込む前記稼働情報を一時的に記憶する一時記憶手段を有する第1の外部記憶媒体駆動手段と、前記硬貨情報の手入力又は前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報の修正に使用するキー部とを備えた硬貨情報入力部と、入力された金種別の硬貨情報を用いて金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を算出する演算手段と、前記演算手段で算出された金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を記憶する記憶手段と、被処理硬貨の金種を指定する金種指定手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路幅を無段階に調節する通路幅調節用無段階カム、及び、この通路幅調節用無段階カムを回転させる通路幅調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨通路幅調節手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路高さを無段階に調節する通路高さ調節用無段階カム、及び、この通路高さ調節用無段階カムを回転させる通路高さ調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨通路高さ調節手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨集積部の内径を無段階に調節する硬貨集積部内径調節用無段階カム、及び、この硬貨集積部内径調節用無段階カムを回転させる硬貨集積部内径調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨集積部内径調節手段と、前記金種指定手段で指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づいて前記硬貨通路幅調節手段、前記硬貨通路高さ調節手段および前記硬貨集積部内径調節手段を作動させる第1の制御手段とを具備する硬貨包装機と、
前記硬貨包装機から取り出された外部記憶媒体を装填する第2の装填手段、及び、この第2の装填手段に装填された外部記憶媒体から前記硬貨情報の読み出しを行う第2の硬貨情報読出手段、前記外部記憶媒体に対し、硬貨包装数情報、硬貨計数情報、障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む第2の稼働情報書込手段を備えた第2の外部記憶媒体駆動手段と、この第2の外部記憶媒体駆動手段で読み出された前記硬貨情報及び前記稼働情報を記憶し管理する第2の制御手段とを具備する情報集録手段と、
を有することを特徴とする硬貨包装機管理システムである。
【0018】
本発明の第四の構成は、前記本発明の第三の構成において、前記第2の外部記憶媒体駆動手段の前記第2の硬貨情報読出手段及び前記第2の稼働情報書込手段が、前記外部記憶媒体に対して前記硬貨情報及び前記稼働情報の読み出し及び書き込みを行う共通の情報読出書込手段であり、前記第2の制御手段に記憶されている前記硬貨情報が新しく装填される外部記憶媒体に対して前記情報読出書込手段を通じて書き込まれることを特徴とする硬貨包装機管理システムである。
【0019】
【作用】
本発明の第一の構成によれば、硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として外部記憶媒体に予め記憶されている。この外部記憶媒体の金種別硬貨情報は、外部記憶媒体駆動手段に入力され、演算手段を通じて金種別の硬貨情報から金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報が算出され、この金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報は記憶手段に記憶される。そして、金種指定手段による金種指定時に指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づき、通路幅調節用無段階カムを備えた硬貨通路幅調節手段、通路高さ調節用無段階カムを備えた硬貨通路高さ調節手段、硬貨集積部内径調節用無段階カムを備えた硬貨集積部内径調節手段を作動させ、対応する位置に位置するようにする。そのため、処理硬貨の金種変更操作を容易に行うことができ、如何なる外径の硬貨にも対応することができる。特に、硬貨の外径が極端に異なる外国向けにする場合においても、その都度カムを変更する必要がなく、万国共通の硬貨包装機を提供することができる。また、稼働情報も外部記憶媒体に書き込めるので、稼働情報の管理が容易になる。
【0020】
さらに、硬貨包装機の出荷先等において、硬貨情報を変更したい場合や新しく発行された金種の硬貨情報を追加したい場合等に、キー部の操作によって新たな硬貨情報を入力することができ、硬貨情報の変更、追加等を容易に行うことができる。
本発明の第二の構成によれば、外部記憶媒体に硬貨情報の書き込みも行うことができるので、硬貨情報の変更、追加を含む管理が容易になる。
【0021】
本発明の第三の構成によれば、本発明の第一の構成と同様に、硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として外部記憶媒体に予め記憶されている。この外部記憶媒体の金種別硬貨情報は、外部記憶媒体駆動手段に入力され、演算手段を通じて金種別の硬貨情報から金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報が算出され、この金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報は記憶手段に記憶される。そして、金種指定手段による金種指定時に指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づき、通路幅調節用無段階カムを備えた硬貨通路幅調節手段、通路高さ調節用無段階カムを備えた硬貨通路高さ調節手段、硬貨集積部内径調節用無段階カムを備えた硬貨集積部内径調節手段を作動させ、対応する位置に位置するようにする。そのため、処理硬貨の金種変更操作を容易に行うことができ、如何なる外径の硬貨にも対応することができる。特に、硬貨の外径が極端に異なる外国向けにする場合においても、その都度カムを変更する必要がなく、万国共通の硬貨包装機を提供することができる。
加えて、本発明の第三の構成によれば、硬貨包装機の外部記憶媒体駆動手段(第1の外部記憶媒体駆動手段)を用いて外部記憶媒体に稼働情報の書き込みを行うと共に、外部記憶媒体に書き込まれた稼働情報を情報集録手段の情報読出手段により読み出し、読み出した稼働情報を情報集録手段の制御手段(第2の制御手段)により記憶し管理するので、手入力作業を不要とし、稼働情報の一括管理を行うための作業の省力化を図ることができる。
【0022】
本発明の第四の構成によれば、本発明の第三の構成による作用に加えて、外部記憶媒体に記憶された硬貨情報が、別の外部記憶媒体にもコピーされて記憶され、外部記憶媒体のコピーを容易に作成することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0024】
まず、本実施例に係わる硬貨包装機について説明する。
【0025】
この硬貨包装機1は、図1にその概略を示すように、機体2の上部に開口された硬貨投入用ホッパ3の内部に硬貨を受入れて供給する供給用の回転円盤4と、この回転円盤4から硬貨の補給を受ける回転円盤5がそれぞれ回転駆動自在に設けられ、この回転円盤5に対しほぼ接線方向に硬貨の選別、計数等の処理を行なう硬貨通路6が配設され、その末端に硬貨を一定枚数集積させる硬貨集積部7が、その下部に集積部7で集積された集積硬貨を受入れて包装紙8で包装する3本の包装ローラ9,9,9を有する包装部10が設けられ、ここで包装された硬貨(棒金)は機体2の下方部の投出口11から排出されるようになされている。同図中12は包装紙送りローラ、13は包装紙8を所要の長さに切断するためのカッタ、14,14は集積硬貨に巻付けられた包装紙の上下端を折り込んでかしめるための巻込鉤である。これら包装紙送りローラ12、カッタ13、巻込鉤14,14も包装部10の一部として機能する。
【0026】
硬貨通路6は、図2に示すようにその入口部分において前記円盤5とほゞ同一面内におかれる通路入口底板15と、この入口底板15に続いて設けられ硬貨径に対応して選別溝幅L(図1)が決定される固定通路部材16および可動通路部材17と、この各通路部材16,17の下流側に設けられる通路出口底板18とを有しており、前記入口底板15と出口底板18との間が小径硬貨排除孔19とされている。
【0027】
また、この硬貨包装機1の前面には、後述の硬貨情報入出力部(本発明の「硬貨情報入力部」を含む)135(図13参照)内にメモリカードを装填するための装填機構147が設けられている。
【0028】
つぎに硬貨通路幅調節手段としての通路幅調節部141を含む硬貨通路の構成について説明する。
図2は最大通路幅状態の硬貨通路を、図3は最小通路幅状態の硬貨通路をそれぞれ示している。
【0029】
前記可動通路部材17は、硬貨通路6を構成するための段差17aを有する直状のエッジ部17bの背後に水平方向に延びる延長部20を有し、この延長部20に前記エッジ部17bに対し直交する方向に穿設された長孔21,21に機体2側に軸着されたガイドローラ22,22が嵌合されて可動通路部材17を固定通路部材16に対し離接する方向に直進移動可能に支持しており、この延長部20に軸着されたカムフォロワ23が機体2側に軸24を中心に回動可能に取付けられた無段階カム(本発明の「通路幅調節用無段階カム」に相当する)25の周面にバネ26の付勢を受けて常時当接されている。
【0030】
この無段階カム25は、その最小半径部分25aから最大半径部分25bにかけて半径が漸増する渦巻形状を有し、この最小半径部分25aには凹部25cが形成されていてこの凹部25cにカムフォロワ23が嵌合した状態にあるとき可動通路部材17が最大開き位置におかれ、これが定位置とされる。S1 は最大開き位置を検出するための定位置検知センサである。前記無段階カム25はパルスモータM1 (本発明の「通路幅調節用無段階カム回転用モータ」に相当する)により所定角度にわたり回動される。
【0031】
前記可動通路部材17の下流端には平面より見てL形状をなす補助通路部材27の一端がピン28により連結され、この補助通路部材27の他端は機体2側に固定のガイド29にバネ30の付勢によって当接され、可動通路部材17の移動時に補助通路部材27の通路面27aの位置が変化し、通路幅が拡張されるときは図2のように可動通路部材17のエッジ部17bに対しやゝ曲った位置に置かれ、通路幅が狭まるにつれて可動通路部材17のエッジ部17bに対し直線状に変位し、通路幅の変更があっても硬貨通路6の末端が硬貨集積部7の中心に向かうようになるととともに補助通路部材27の通路面27aの末端が小径用になるにつれて硬貨集積部7へ近づくようになっている。
【0032】
前記通路出口底板18は、可動通路部材17側の端部が軸31により機体2側に回動自在に支持されており、この出口底板18の下面に突設されたピン32が可動通路部材17の硬貨通路6側に延びる部分33の長孔34に嵌合され、可動通路部材17の通路幅を狭める方向への移動により長孔34、ピン32を介して出口底板18が軸31を中心に次第に図において時計方向に回転されるようになっている。
【0033】
上記出口底板18の自由端側には、固定通路部材16の段差16a付きのエッジ部16bの延長上におかれる補助通路部材35と、その下流側に硬貨の通路枚数を計数するカウントセンサS2 、硬貨が通過したか否かをチェックするチェックセンサS3 が設けられており、これらセンサS2 ,S3 の間には所定枚数の硬貨通過後、後続硬貨をストップさせるため図示しないソレノイドにより作動するストッパ36が硬貨の通過軌道上に進出自在に設けられている。また出口底板18の自由端側にはアーム37を介して底板支持用ローラ38が支持されており、このローラ38は機体2側の平板39上に置かれていて出口底板18の自由端側を支えている。さらに出口底板18の出口端には硬貨の下面をガイドするローラ40,40,40が軸架されている。これら補助通路部材35、センサS2 ,S3 はこれらを結ぶ仮想線が可動通路部材17側の補助通路部材27の通路面27aに対し常に平行乃至それに近い状態におかれるように配列されている。図2においてS4 は回転円盤5上の硬貨の存在およびレベルを検知するレベルセンサを示し、41は硬貨通路6へ硬貨が2枚重ねで進入することを防ぐため前記円盤5の上面との間に取扱い中の硬貨の1枚の厚みより大きく2枚重ねの厚さより小さい間隙をおいて臨む厚み規制部材を示している。また42は可動通路部材17に取付けられて回転円盤5上に置かれ、円盤5上で移動する硬貨を円盤5の回転方向後流側へ誘導して硬貨の滞留をなくす誘導板、Cは硬貨を示している。
【0034】
つぎに硬貨通路高さ調節手段としての硬貨通路高さ調節部142について説明する。この調節部は、前記厚み規制部材41と、硬貨通路6上に送り込まれた硬貨の上面に接触してその硬貨を下流方向へ搬送する搬送ベルト43との高さ調節によって実現される。
【0035】
この搬送ベルト43の支持機構は、図4に分解斜視図で示し、図5および図6に搬送ベルト43の高さを最高位置および最低位置とした場合の断面図を示している。機体2側に固定して設けられる固定板44の前後の軸受部45,45に前後2個のブロック46,46の各一方端が軸47,47により枢支され、これらブロック46,46の反対端には可動枠48の上部の軸受部49,49が軸50,50により枢支され、さらにブロック46,46の下端の軸受部51,51間はリンク52によって連結されていて、これらにより平行四節リンク機構を構成している。
【0036】
この可動枠48の側面には搬送ベルト43の入口側のプーリー53が軸54により取付けられ、同下流側のプーリー55,56は揺動板57に軸着されており、この揺動板57の中間部は前記可動枠48の側面に軸58により枢支され、他端が可動枠48に取付けられたストッパ61に当接してプーリー55,56の下降を規制している。そして軸58に枢支され先端に押えローラ43aを有する部材59と揺動板57との間には引張バネ60が掛けられ、可動枠48がおかれる高さ位置にかかわらず一定の力以上の押上げ力が作用したとき、すなわち厚い硬貨が進入したような場合揺動板57が上方へ逃げることができるようになっている。この可動枠48と固定板44との間には引張バネ62が張装され、可動枠48を常に上方へ付勢している。
【0037】
前記可動枠48の下流端には検知板63の基部が軸64により枢支され、軸64の近傍には硬貨集積部7の上部に臨んで硬貨の集積高さを検知する当接部65が設けられている。その先端の検知部64が可動枠48に設けられたセンサ
5 (フォトセンサ)に関係し、この検知部64がセンサS5 を作動させたとき硬貨集積部7の上部空間が無くなったことを検知するようになされている。
【0038】
前記固定板44の下面にはモータM2 (DCモータ、本発明の「通路高さ調節用無段階カム回転用モータ」に相当する)が設けられており、このモータM2 により回転する軸上に定位置検知板66、無段階カム(本発明の「通路高さ調節用無段階カム」に相当する)67、回転角度検出用のスリット板68がそれぞれ固着され、この定位置検知板66の周辺には定位置検知センサS6 が、またスリット板68の周辺には回転角度検知センサS7 が設けられている。
【0039】
前記無段階カム67には、可動枠48の中央位置に軸架されたカムフォロワ69が当接され、このカム67の回転でカムフォロワ69を介し可動枠48が上下動されるようになっており、このカム67の最小半径位置にカムフォロワ69が当接する位置が定位置とされている。また可動枠48の入口端には前記の厚み規制部材41が固着されており、可動枠48の昇降に応じて厚み規制部材41も取扱う硬貨の厚みに適合する高さに調整される。図中70は搬送ベルト43の駆動モータからの回転力を受けるプーリーを示す。
【0040】
つぎに硬貨集積部をその内径調節手段としての集積部内径調節部(本発明の「硬貨集積部内径調節手段」に相当する)143を含む構成について説明する。
【0041】
図7に斜視図を、図8、図9に平面図を示すように、左右のブロック71,72の上下部に対をなして軸着されたプーリー73,74および75,76に左右のベルト77,78が巻回され、これらベルト77,78の対向面間で硬貨を重積状態とするもので、これらベルト77,78の外表面に突起状の硬貨支持部79,79,80,80が左右のベルト77,78の対称位置に設けられており、図示の例ではベルト77,78の1周回で2回の重積を行なうように等間隔をおいて2個宛設けられている。そして左右のブロック71,72は引張バネ81により互いに引寄せられる方向に付勢されている。
【0042】
前記ブロック71,72は平行リンク機構により無段階的に離接する方向に位置が調節されるようになっている。このリンク機構は、中間部が基台82に軸83aにより水平面内で回転自在に支持され先端に一方のブロック71が軸71aにより連結された第1リンク83と、中間部が基台82に軸84により水平面内で回転自在に支持され一端に他側のブロック72が軸85により連結された第2リンク86と、一端が前記ブロック71に前記軸71aで連結され他端が前記第2リンク86の他端にピン87で連結された第3リンク88と、ブロック71,72の反対面側に一端が連結され他端が基台82側に枢支された第4、第5リンク89,90とで構成され、前記第1リンク83の他端に軸着されたカムフォロワ91が基台82に設けられたパルスモータM3 (本発明の「硬貨集積部内径調節用無段階カム回転用モータ」に相当する)により回転される無段階カム(本発明の「硬貨集積部内径調節用無段階カム」に相当する)92の周面に当接され、ベルト77,78間の最小間隔位置、すなわち無段階カム92の最小半径位置を定位置としてその位置が定位置検知センサS8 により検知されるようになっている。
【0043】
ベルト77,78間の硬貨進入側の開放面を閉鎖する閉塞部材93を先端に有するレバー94の中間部が基台82に前記軸84により枢支され、前記第1リンク83の他の端部に連結されたリンク95の他端の長孔96に前記レバー94の他端のピン97が嵌合して遊動的に連結され、このレバー94は常時引張バネ98により硬貨集積部7から離間する方向に付勢されている。前記ブロック71,72には、硬貨を集積する際に硬貨の逸脱を防ぐためのガイド部材99,100が固着されている。
【0044】
硬貨集積部7のベルト77,78の駆動手段は、図10に小径硬貨集積時、図11に大径硬貨集積時の各状態を示すように、ベルト77,78の下部のプーリー74,76の軸101,102に固着されたギヤ103,104と、この軸101,102に回転自由に嵌合支持されたアーム105,106と、このアーム105,106の先端に軸着されたギヤ107,108と、このギヤ107,108の軸109,110が支持され縦方向のガイドロッド111にそって昇降自在な部材112とで構成され、一方のプーリー74の軸上のギヤ103にパルスモータM4 により回転する駆動ギヤ113が噛合され、上記各ギヤ103,107,108,104は常時噛合状態におかれている。したがってベルト77,78間の間隔が変化しても駆動ギヤ113の回転が左右のプーリー74,76に常に伝達される。
【0045】
なお硬貨包装部10は従来の構成によって如何なる種類の硬貨に対しても対応することができるので、従来と同じ構成を採用すればよく、その説明は省略する。
【0046】
つぎに硬貨包装機1の上面前方の傾斜部に設けられている操作、表示用のパネル部114について説明する。このパネル部114は、図12にそのレイアウトの一例を示すように一側方にテンキーを有するキー部115が配置され、この中に計数モード時のバッチ枚数、包装モード時のバッチ本数の指定ボタン116、包装、計数のモード切換ボタン117が含まれている。そして、このキー部115の操作によって、被処理硬貨の金種、直径、厚み、包装単位枚数を入力することができるようになっている。また、パネル部114の他側方は表示部118とされ、この表示部118にはトラブル発生箇所を示す位置表示部119とその内容を示す内容表示部120、計数枚数、バッチ等のモード表示121、本数・枚数表示122、どのような金種の硬貨情報が記憶されているかを記録しておく記憶金種表示(記入式)123、現在の指定金種を示す金種表示124、現在の包装単位枚数を示す包装枚数表示125が配列されている。またこれとは別に本数・枚数切換ボタン126、クリヤボタン127、スタートボタン128、ストップボタン129、金種表示124および包装単位枚数表示125に表示されている表示内容を記憶内容順に、つまり記憶金種表示123に記録されている順に順次表示させて行き、被処理硬貨の金種を指定するダウンボタン130、アップボタン131が配設されている。
【0047】
図13は制御系の一例を示すブロック図である。制御部132は、包装機全体を制御する制御部(本発明の演算手段と制御手段又は第1の制御手段とをこの制御部は備えている)で、以下に示す各部に対して信号の授受が行なわれる。操作部133は、スタートボタン128、ストップボタン129、クリアボタン127、本数・枚数切換ボタン126、モード切換ボタン117、指定ボタン116等からなる。金種指定部134は金種表示124、包装単位枚数表示125、ダウンボタン130、アップボタン131からなり、請求の範囲に記載の金種指定手段に対応している。
【0048】
硬貨情報入出力部135は、パネル部114のキー部115およびメモリカードドライバ(本発明の「外部記憶媒体駆動手段」及び「第1の外部記憶媒体駆動手段」に相当する)146によって構成されている。このメモリカードドライバ146は、後述するように(図14参照)、ROMカードやICカード等のメモリカード(本発明の「外部記憶媒体」に相当する)に予め記憶された硬貨情報を読み出すため、および、かかるメモリカードに稼働情報を書き込むために使用される。なお、かかる硬貨情報の入力は、キー部115を用いて手入力で行うことも可能である。またメモリカードから読み出した硬貨情報をキー部115で修正することも可能で、キー部115で入力したり修正した硬貨情報をカードに書き込むためにもメモリカードドライバ146は使用される。
【0049】
表示部136は、位置表示部119、内容表示部120、モード表示121、本数・枚数表示122、記憶金種表示123等からなる。
【0050】
記憶部(本発明の「記憶手段」に相当する)137は、硬貨情報入出力部135で入力された硬貨情報を金種と対応して記憶するものである。なお、記憶部は電源を切っても記憶内容が消えないように例えばEEPROMを使用している。
【0051】
以下、硬貨計数部138は、カウントセンサS2 、チェックセンサS3 からなり、硬貨停止部139は、ストッパ36および図示しないソレノイドからなり、硬貨供給部140は回転円盤4,5およびそれらを駆動するモータからなり、硬貨通路幅調節部141は、パルスモータM1 、定位置検知センサS1 および無段階カム25を有する機構からなっている。また硬貨通路高さ調節部142は、DCモータM2 、定位置検知センサS6 と回転角度検知センサS7 からなる回転位置検知センサ、および無段階カム67を有する機構からなっており、集積部内径調節部143は、パルスモータM3 、定位置検知センサS8 および無段階カム92を有する機構からなっている。
【0052】
硬貨集積部144は、一対のベルト77,78およびそのベルトを回転させるパルスモータM4 等からなっており、硬貨包装部145は、3本の包装ローラ9,9,9およびそれらを回転駆動する図示しないモータ等からなっている。
【0053】
図14に、上述した硬貨情報入出力部135(図13参照)内に設けられたメモリカードドライバ146の内部構成を概略的に示す。
【0054】
同図に示すように、メモリカードを装填するための装填機構147(本発明の「装填手段」又は「第1の装填手段」に相当する)と、この装填機構147に装填されたメモリカードに対する情報の読み出しおよび書き込みを行う情報読出書込部(本発明の「硬貨情報読出手段」及び「情報読出書込手段」、「硬貨情報読出書込手段」、「稼働情報書込手段」、「第1の硬貨情報読出手段」、「第1の稼働情報書込手段」に相当する)148と、メモリカードから読み出された情報およびメモリカードに書き込む情報を一時的に記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)(本発明の「一時記憶手段」に相当する)150とを備えている。
【0055】
また、このRAM150は、硬貨情報記憶領域150aと、硬貨計数情報記憶領域150bと、障害発生情報記憶領域150cとを有している。
【0056】
硬貨情報記憶領域150aには、例えば硬貨情報としての硬貨の直径D(1) 、硬貨の厚さT(1) 、包装硬貨単位枚数M(1) 等が、金種別に記憶される。これらの硬貨情報のうち直径D(1) および硬貨の厚さT(1) は、ミリメートル単位で、小数点以下第2位まで記憶される。なお、インチ等の他の単位で記憶することとしてもよいし、単位を選択できるようにしてもよい。この硬貨情報記憶領域150aには、メモリカードから情報読出書込部148によって読み出された硬貨情報を記憶させることができるとともに、パネル部114のキー部115で手入力した硬貨情報を記憶させることもできる。更にはメモリカードから読み出された硬貨情報を、キー部115で手入力して修正することもできる。
【0057】
硬貨計数情報記憶領域150bには、その日一日に行われた処理の結果が処理モード別、金種別等の分類により、記憶される。例えば、処理モード別の硬貨計数情報としては、包装モードでは包装処理が行われた包装硬貨(棒金)の本数、計数モードでは計数処理が行われた硬貨の枚数等が、制御部132によって書き込まれる。
【0058】
障害発生情報記憶領域150cには、その日一日に発生した障害の内容や時刻等が、制御部132によって書き込まれる。例えば、硬貨通路での硬貨詰まり、包装紙の送り不良、包装紙切れ等である。
【0059】
上述のように、RAM150に記憶された硬貨情報、硬貨計数情報および障害発生情報の内容は、情報読出書込部148によって読み出されてメモリカードに書き込むことができる。また、メモリカードに記憶された硬貨情報を情報読出書込部148によって読み出して、RAM150に書き込むこともできる。
【0060】
ここで、RAM150内の各記憶領域150a〜150cの記憶内容を、1枚のメモリカード151内に記憶させる場合には、図15(a)に概念的に示すように、メモリカード151にも、硬貨情報記憶領域151a、硬貨計数情報記憶領域151b、障害発生情報記憶領域151cをそれぞれ設け、情報読出書込部148による情報の読み出し或いは書き込みを行うこととすればよい。これにより、1台の硬貨包装機に対する各情報を1枚のメモリカードに記憶させることができるので、使用上の便宜を図ることができる。
【0061】
また、図15(b)に示すように、1枚のメモリカードに複数台の硬貨包装機に係わる情報を記憶させることとしてもよい。すなわち、1枚のメモリカード152の記憶領域を複数の硬貨包装機A,B,…に対応した記憶領域152A,152B,152C,…に分割し、さらに、各硬貨包装機に対応した記憶領域を硬貨情報記憶領域152a、硬貨計数情報記憶領域152b、障害発生情報記憶領域152cに分割することとすれば、1枚のメモリカードで一括して複数の硬貨包装機に対処することができる。その場合、硬貨包装機A,B,C側の各記憶領域150a〜150cには、硬貨包装機の種類A,B,Cを意味する情報も記憶しており、メモリカード152側の硬貨包装機A,B,Cに対応する各記憶領域152a〜152cと情報のやりとりができるようになっている。なお、この場合、各硬貨包装機A,B,…で使用される硬貨情報の内容が同一である場合には、硬貨情報記憶領域152aを統一し、硬貨計数情報記憶領域152bおよび障害発生情報記憶領域152cのみを各硬貨包装機毎に設けることとしてもよい。これにより、メモリカード152の記憶領域を有効に利用し、1枚のメモリカード152で対応できる硬貨包装機の台数を増やすことができる。
【0062】
以下、図15(a)に示したような、1台の硬貨包装機について1枚のメモリカードを使用する場合を例にとって説明する。
図16は、記憶部137の記憶内容を概念的に示すブロック図である。以下、金種ブロック1の記憶内容を例にとって説明する。
【0063】
最初の記憶領域160には、当該金種ブロックの更新年月日が記憶される。この更新年月日は、制御部132内に設けられた時計によって与えられ、後述の通常入力モードでの入力が行われる度に自動的に設定変更がなされる。
【0064】
記憶領域161には硬貨の直径D(1) が、記憶領域162には硬貨の厚さT(1) が、それぞれ記憶される。これらの情報D(1) ,T(1) は、上述のメモリカードドライバ146(図4参照)のRAM150から入力される。
【0065】
記憶領域163には、硬貨通路幅情報P1 が記憶される。このP1 は、可動通路部材17(図2参照)を駆動させて選別溝幅L(図1参照)を所定値にするための、硬貨通路幅調節部141のパルスモータへの入力パルス数を示すものであり、硬貨の直径D(1) に応じて制御部132が演算するか、或いは後述する特殊入力モードにより直接入力して記憶される。
【0066】
この演算式は、硬貨の直径が大きいとき(α1 ≧D(1) >α2 とする)、中ほどのとき(α2 ≧D(1) >α3 とする)、小さいとき(α3 ≧D(1) とする)で、異なるものが使用される。このα1 〜α3 は、それぞれ、可動通路部材17等の設計値によって異なる値をとる。
【0067】
α1 ≧D(1) >α2 のとき、P1 は、
1 =(C1 −D(1) )/C2
で与えられる。ここで、C1 ,C2 の値は、それぞれ、可動通路部材17等の設計値によって異なる。
【0068】
同様に、α2 ≧D(1) >α3 のときは
1 =(C1 +0.06−D(1) )/C2
α3 ≧D(1) のときは
1 =(C1 +0.1−D(1) )/C2
となる。
【0069】
記憶領域164には、硬貨通路高さ情報P2 が記憶される。このP2 は、DCモータM2 を回転させて厚み規制部材41(ともに図4参照)を所定の高さとするための、回転角度検知センサS7 の出力パルス数を示している。すなわち、DCモータM2 の回転駆動が開始されてからの回転角度検知センサS7 の出力パルス数がP2 に達すると、DCモータM2 を停止させる。
【0070】
このP2 は、硬貨の厚みT(1) を用いて制御部132が演算するか、或いは後述する特殊入力モードにより直接入力して記憶される。かかる演算式は、
2 =(C3 −T(1) )/C4
で与えられる。なお、C3 ,C4 は、厚み規制部材41の設計値等によって異なる値を採用する。
【0071】
記憶領域165には、硬貨集積部内径情報P3 が記憶される。このP3 は、ベルト77,78(図7参照)の間隔を硬貨の直径D(1) に応じて設定変更するための、集積部内径調節部143のパルスモータへの入力パルス数を示すものであり、制御部132が算出するか、或いは後述する特殊入力モードにより直接入力して記憶される。
【0072】
演算式としては硬貨の直径に応じて異なるものが使用され、
Figure 0003542360
となる。すなわち、(C5 ×D(1) −C6 )に、直径D(1) に応じて種々の整数を加算して、この結果をP3 とする。なお、C5 ,C6 およびβ1 ,β2 ,…は、それぞれ、ベルト77,78の設計値等によって異なる値を採用する。
【0073】
記憶領域166には、硬貨支持部下降パターンが記憶される。硬貨支持部下降パターンとは、ベルト77,78の駆動パターン、すなわち、このベルト77,78に設けられた硬貨支持部79,80の下降パターンを決定する情報である。硬貨支持部79,80は硬貨が1枚積み上げられるたびに下降するが、このときの下降量は常に一定ではなく、一定のパターンにしたがって変化する。硬貨支持部下降パターンは、このときの下降量の変化パターンを表す情報であり、硬貨の厚みT(1) に応じて決定されるが、詳細は特公平3−17704号公報に開示されたものと同様とする。なお、記憶部137は、硬貨の厚みT(1) に応じて予め定められた硬貨支持部下降パターンをテーブルとして持っており、入力された硬貨の厚みT(1) に対応するものを読みだして記憶領域167に記憶させる。
【0074】
記憶領域167には金種記号K(1) が、また、記憶領域168には金種数値H(1) が、それぞれ記憶される。例えば、この金種ブロック1が1ドル硬貨に関する情報を記憶するブロックであるとすれば、金種記号K(1) としては表示部にドル記号をデジタル表示させるための制御情報が記憶され、金種数値H(1) としては「1.00」が記憶される。
【0075】
記憶領域169には、包装単位枚数M(1) が記憶される。これは、1本の棒金とすべき硬貨の枚数を示すものである。
【0076】
なお、ここでは金種ブロック1を例にとって説明したが、他の金種ブロック2,3,…についてもまったく同様である。
【0077】
続いて、本実施例に係わる情報集録機について説明する。この情報集録機としては、例えばパーソナルコンピュータ等を使用することができる。
【0078】
図17に示したように、情報集録機(本発明の「情報集録手段」に相当する)170は、メモリカードドライバ(本発明の「第2の外部記憶媒体駆動手段」に相当する)171と制御部(本発明の「第2の制御手段」に相当する)172とを備えている。また、メモリカードドライバ171は、メモリカード151を装填する装填機構(本発明の「第2の装填手段」に相当する)173と、この装填機構173に装填されたメモリカード151内の記憶情報の読み出し・書き込みを行う情報読出書込部(本発明の「第2の外部記憶媒体駆動手段の情報読出手段」又は「第2の情報読出書込手段」に相当する)174とを備えている。
【0079】
装填機構173には、硬貨包装機1の硬貨情報入出力部135(図14参照)で稼働情報(硬貨計数情報および障害発生情報)を書き込まれたメモリカード151が装填される。そして、装填されたメモリカード151から、稼働情報が読み出される。読み出された稼働情報は、制御部172で記憶され、例えばその日一日に作製された包装硬貨の本数や計数処理された硬貨の枚数の管理等に使用される。さらに、障害発生状況の統計を取るような場合に使用することも可能である。
【0080】
また、かかる情報集録機170によれば、制御部172を用いて設定した硬貨情報を装填機構173に装填されたメモリカード151に書き込んだり、1枚のメモリカード151から硬貨情報を読み取って制御部172内に一時的に記憶し、続いて他のメモリカード151に書き込むことにより、この硬貨情報のコピーを行うこともできる。
【0081】
次に、上述の硬貨包装機を実際に使用するときの作用を説明する。
【0082】
まず、硬貨包装機の出荷時においては、出荷先(輸出先)の流通硬貨の硬貨情報(金種、直径、厚み、包装単位枚数等)を記録したメモリカードを硬貨情報入出力部135を通して硬貨包装機にセットする。これにより、上述したように、このメモリカードから硬貨情報入出力部135のRAM150内(硬貨情報記憶領域150a)に硬貨情報が入力される。この硬貨情報は記憶部137に転送され、記憶される。また、新しい硬貨が発行されたとき等、硬貨情報の変更・追加がある場合は、製造元で新しいメモリカードを作製し、出荷先で硬貨包装機の硬貨情報を変更することもできる。一方、もし、出荷先などにおいて、硬貨情報を部分的に変更したいときや新しく発行された金種の硬貨情報を追加したいときなどは、キー部115の操作によって入力することもできる。さらに、このように硬貨情報の変更を行ったときは、変更後の硬貨情報を再度メモリカードに書き込み、このメモリーカードを用いて他の硬貨包装機に変更後の硬貨情報を入力することとしてもよい。なお、全ての硬貨情報をキー部115の操作によって入力してもよいことはもちろんである。
【0083】
また、硬貨包装機の使用時においては、まず、金種指定部134としてのアップ・ダウンボタン130,131を操作することによって、記憶部137に記憶されている硬貨の金種が金種表示124に順次表示されて行き、処理しようとする硬貨の金種が表示された状態で停止させることによって被処理硬貨の金種が指定される。また、このときその金種硬貨の包装単位枚数も包装枚数表示125に同時に表示される。
【0084】
上記の金種指定に基づいて制御部132は指定された金種の硬貨情報を記憶部137から読み出し、各調節部に定位置復帰指令を出して各調節部を定位置に復帰させた後、割出したパルス数および回転量分だけ各調節部のモータを回転させることによって各調節部が自動的に調節される。
【0085】
硬貨通路幅調節部141については、パルスモータM1 の回転に応じて無段階カム25が回転し、図2に示す定位置から時計方向に所定角度回転し、カムフォロワ23を押して可動通路部材17をガイドローラ22,22と長孔21,21とによるガイド作用によって図2において右方へ進出させ、固定通路部材16に対する間隔が定められて停止する。これにより設定された金種の硬貨径に対応する通路幅に調整される。したがって、カム25は無段階に半径が変化する周面を有するので、パルスモータM1 の1パルスによる回転角を1ピッチとしての通路幅の調節ができ、実質上無段階調節が可能となり、最大通路幅と最小通路幅との範囲内に納まる外径であれば如何なる外径の硬貨に対しても対応することができる。
【0086】
上記可動通路部材17の右方への移動に伴ない、補助通路部材27の支点となるピン28も移動し、それに応じて通路面27aは次第に可動通路部材17のエッジ部17bに対する角度が小さくなり、直状に近づく。また可動通路部材17の移動によりその長孔34、ピン32を介して出口底板18が軸31を中心に時計方向に回動変位し、補助通路部材35、センサS2 ,S3 が前記補助通路部材27の通路面27aに平行する位置となる。したがって硬貨通路幅が狭くなるにつれて補助通路部材27,35による通路は直状に変位しかつその末端は前進して硬貨集積部7に近づき、硬貨径にかかわらず硬貨集積部7への進入状態が変らぬようになる。
【0087】
一方、硬貨通路高さ調節部142は、DCモータM2 の回動で無段階カム67が所定量回動してカムフォロワ69が押下げられ、これにより可動枠48がバネ62の付勢に抗して下降し、搬送ベルト43の下面の位置する高さが金種設定された硬貨の上面に圧接してこれを搬送し得る位置に調節される。これと共に厚み規制部材41もその硬貨が1枚のみ下面にそって通過し得る高さ位置に調整される。
【0088】
集積部内径調節部143については、パルスモータM3 の回転に応じて無段階カム92が図8の位置からパルス数に対応する角度だけ時計方向に回転する。これによりカムフォロワ91がカム面によって押され、次第にカム92の中心から遠ざかる方向へ移動し、第1リンク83が軸82aを中心に時計方向に回転し、その一端に連結されているブロック71を図において左方へ移動させる。この移動に伴ない第3リンク88を通じて第2リンク86が軸84を中心に反時計方向に回動し、他側のブロック72を右方へ移行させる。これにより左右のベルト77,78の対向面間の間隔が拡大され、金種設定された硬貨の外径に適合する間隔に設定されるとともにリンク83,86の回動でブロック71,72は図8において下方、すなわち硬貨通路6の末端から離れる方向へ微動し、硬貨径が大きくなるほど離れることになって硬貨の受入れに適する位置をとるようになる。さらに第1リンク83の回動によりリンク95を介してレバー94が軸84を中心に時計方向に回動変位し、その先端の閉塞部材93が後退してベルト77,78間の間隔の増大に見合った位置におかれる。これらにより、ベルト77,78、閉塞部材93、ガイド99,100等で形成される硬貨集積空間の内径が金種設定された硬貨の外径に適合する大きさに無段階調整される。
【0089】
硬貨集積部7の駆動系については、ベルト77,78の左右方向への移動に伴ないアーム105,106が部材112に軸109,110で連結されているので、アーム105,106が相互に直状になる方向に変位してベルト77,78間の拡開に追従するが、ギヤ107,108は常時噛合状態を保ったまゝであり、したがってモータM4 の駆動力はギヤ113,103,107,108,104を通じ左右のベルト77,78の間隔の変化にかかわらずベルト77,78のプーリー74,76に伝達される。
【0090】
以上の動作により、硬貨通路6の通路幅、同じく硬貨通路6の通路高さ、硬貨集積部7の内径のすべてが処理すべき金種の硬貨径、硬貨厚みに適合した値にセットされる。
【0091】
次に、硬貨の送出から集積までの動作について説明する。
【0092】
金種を設定し、スタートボタン128を押すと、回転円盤4が駆動してホッパ3から投入される硬貨を回転円盤5上へ供給する。このとき回転円盤5上の硬貨の存在状態はレベルセンサS4 によって監視され、補給状態が制御される。
【0093】
回転円盤5の回転により回転円盤5上の硬貨はその周辺から硬貨厚み規制部材41の下面下に入り、2枚重ね状態の上層の硬貨が排除されて1層状態とされ、硬貨通路6へ流入し、入口底板15上で搬送ベルト43の下面により押えられ、搬送ベルト43の回動で硬貨通路6の固定通路部材16と可動通路部材17のエッジ部16b,17bに跨った状態で搬送される。このエッジ部間の間隔より小さい小径硬貨が進入したときはこのエッジ部間の排除孔19から落下して排除される。
【0094】
硬貨通路6の末端に至った硬貨はカウントセンサS2 でカウントされ、センサS3 で通過が確認され、ローラ40,40…によりガイドされて硬貨集積部7内に入る。
【0095】
ここで、センサS3 による通過の確認が所定時間なされなかったときは、この硬貨通路6内で硬貨詰まりが発生したものと判断し、トラブル発生箇所を示す位置表示部119およびトラブル内容を示す内容表示部120(ともに図12参照)を作動させるとともに、このトラブルの内容・発生時刻等(障害発生情報)を、硬貨情報入出力部135に設けられたメモリカードドライバ146(図14参照)内のRAM150内(障害発生情報記憶領域150c)に書き込む。
【0096】
この硬貨集積部7では、左右のベルト77,78の支持部79,80が上端近くに位置しており、硬貨はこれら支持部79,80に跨って載り、1枚の硬貨が載ったあとパルスモータM4 がセンサS3 からの信号に基づき硬貨の厚みに対応した所定パルス分回動してベルト77,78を回動し、支持部79,80が上述のようにして下降する。
【0097】
こうして包装単位枚数の硬貨がカウントセンサS2 により計数されたときその信号によりストッパ36の図示しない作動用ソレノイドに通電されて硬貨通路6上にストッパ36が進出し、それ以降の硬貨をストップさせる。
【0098】
硬貨集積部7へ入った所定枚数の集積硬貨は、ベルト77,78の支持部79,80が下端から外方へ移行することにより図示しない支持手段に受渡され、包装部10へ導かれ、包装紙8による包装が行なわれ、包装済の硬貨は投出口11から放出される。そして、このような包装硬貨の作製が一回行われるたびに、硬貨情報入出力部135に設けられたメモリカードドライバ146(図14参照)内のRAM150内(硬貨計数情報記憶領域150b)の記録された硬貨計数情報の書き換えが行われる。
【0099】
ここで、包装紙8の送り不良や包装紙切れが発生したときは、トラブル発生箇所を示す位置表示部119およびトラブル内容を示す内容表示部120(ともに図12参照)を作動させるとともに、このトラブルの内容・発生時刻等を、障害発生情報として、硬貨情報入出力部135に設けられたメモリカードドライバ146(図14参照)内のRAM150内(障害発生情報記憶領域150c)に書き込む。
【0100】
なお、RAM150に記憶された硬貨計数情報および障害発生情報は、その日一日の硬貨包装機の稼働が終了した段階で、メモリカードドライバ146によって、装填機構147に装填されたメモリカードの障害発生情報記憶領域151c(図15(a)参照)に書き込まれる。
【0101】
このようにして硬貨情報や稼働情報(硬貨計数情報および障害発生情報)が書き込まれたメモリカードは、上述した情報集録機170(図17参照)への情報入力に使用される。これにより、本実施例では、これらの情報をパーソナルコンピュータ等へ手入力する必要がなくなるので、情報の保存・管理等の作業負担を低減することができる。
【0102】
また、これらの情報が書き込まれたメモリカードを製造元に送ることにより、製造元が障害発生状況や稼働状況を知ることができ、装置改良やメンテナンス等の参考とすることができる。
【0103】
さらに、上述したように新貨幣発行等の理由で硬貨包装機1のキー部115の操作によって硬貨情報の追加・変更を行ったときは、これを製造元に送ることにより、出荷時の硬貨包装機の硬貨情報をこれに併せて変更することができる。これは、海外仕様の硬貨包装機の場合に特に有効である。
【0104】
なお図示実施例における硬貨通路幅調節手段、通路高さ調節手段、硬貨集積部内径調節手段等に関しては最も好ましい実施例を示したが、各部の具体的構成については本発明の技術思想を逸脱しない範囲内での設計変更は任意である。
【0105】
例えば、本実施例では硬貨情報を記憶部137に記憶させる際に、金種ブロック(図15参照)を操作者が任意に選択してそのブロックに硬貨情報を記憶させることとしたが、空いている金種ブロックを制御部132が選択してそのブロックに記憶させることとしてもよい。
【0106】
また、記憶部137には、上述した各情報のほかに、電源周波数等の他の情報を記憶させることとしてもよい。
【0107】
さらに、記憶手段137としては、EEPROMのほか、バッテリーバックアップを有するRAMなどを使用してもよい。
【0108】
併せて、各情報は、調節時点でEEPROMから読み出すのではなく、電源オン時と設定記憶時に全情報を一旦EEPROMから読み出してRAMに記憶させ、調節時には各情報をこのRAMから読み出すこととしてもよい。
【0109】
加えて、本実施例では硬貨情報を入力すると直ちに硬貨通路幅情報P1 、硬貨通路高さ情報P2 および硬貨集積部内径情報P3 を算出して記憶手段137に記憶させることとしたが、調節時点でこれらの情報P1 、P2 、P3 を算出することとしてもよい。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第一の構成によれば、外部記憶媒体に金種別の硬貨の直径及び厚さを硬貨情報として予め記憶させる。この硬貨情報が、外部記憶媒体駆動手段、演算手段を通じて、金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報として記憶手段に記憶される。そして、金種指定手段による金種指定時に指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づき、通路幅調節用無段階カムを備えた硬貨通路幅調節手段、通路高さ調節用無段階カムを備えた硬貨通路高さ調節手段、硬貨集積部内径調節用無段階カムを備えた硬貨集積部内径調節手段を作動させ、対応する位置に位置するようにする。そのため、処理硬貨の金種変更操作を容易に行うことができ、如何なる外径の硬貨にも対応することができる。特に、硬貨の外径が極端に異なる外国向けにする場合においても、その都度カムを変更する必要がなく、万国共通の硬貨包装機を提供することができる。また、稼働情報も外部記憶媒体に書き込めるので、稼働情報の管理が容易になる。
【0111】
さらに、硬貨包装機の出荷先等において、硬貨情報を変更したい場合や新しく発行された金種の硬貨情報を追加したい場合等に、キー部の操作によって新たな硬貨情報を入力することができ、硬貨情報の変更、追加等を容易に行うことができる。
本発明の第二の構成によれば、外部記憶媒体に硬貨情報の書き込みも行うことができるので、硬貨情報の変更、追加を含む管理が容易になる。
【0112】
本発明の第三の構成によれば、本発明の第一の構成と同様に、外部記憶媒体に金種別の硬貨の直径及び厚さを硬貨情報として予め記憶させる。この硬貨情報が、外部記憶媒体駆動手段、演算手段を通じて、金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報として記憶手段に記憶される。そして、金種指定手段による金種指定時に指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づき、通路幅調節用無段階カムを備えた硬貨通路幅調節手段、通路高さ調節用無段階カムを備えた硬貨通路高さ調節手段、硬貨集積部内径調節用無段階カムを備えた硬貨集積部内径調節手段を作動させ、対応する位置に位置するようにする。そのため、処理硬貨の金種変更操作を容易に行うことができ、如何なる外径の硬貨にも対応することができる。特に、硬貨の外径が極端に異なる外国向けにする場合においても、その都度カムを変更する必要がなく、万国共通の硬貨包装機を提供することができる。
加えて、本発明の第三の構成によれば、硬貨包装機の外部記憶媒体駆動手段(第1の外部記憶媒体駆動手段)を用いて外部記憶媒体に稼働情報の書き込みを行うと共に、外部記憶媒体に書き込まれた稼働情報を情報集録手段の情報読出手段により読み出し、読み出した稼働情報を情報集録手段の制御手段(第2の制御手段)により記憶し管理するので、手入力作業を不要とし、稼働情報の一括管理を行うための作業の省力化を図ることができる。
本発明の第四の構成によれば、本発明の第三の構成による作用に加えて、外部記憶媒体に記憶された硬貨情報が、別の外部記憶媒体にもコピーされて記憶され、外部記憶媒体のコピーを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する硬貨包装機の概要を示す斜視図である。
【図2】硬貨通路部の大径硬貨処理時の平面図である。
【図3】同、小径硬貨処理時の平面図である。
【図4】同、通路高さ調節機構の分解斜視図である。
【図5】同、厚みの大きい硬貨処理時の断面図である。
【図6】同、厚みの小さい硬貨処理時の断面図である。
【図7】硬貨集積部の斜視図である。
【図8】同、小径硬貨処理時の平面図である。
【図9】同、大径硬貨処理時の平面図である。
【図10】同、小径硬貨処理時の駆動系の状態を示す正面図である。
【図11】同、大径硬貨処理時の駆動系の状態を示す正面図である。
【図12】操作パネルの説明図である。
【図13】制御ブロック図である。
【図14】メモリカードドライバ146の内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図15】(a),(b)ともに、メモリカードへの情報記録の例を説明するための概念図である。
【図16】記憶部の記憶内容を概念的に示すブロック図である。
【図17】情報集録機の構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 硬貨包装機
2 機体
3 硬貨投入用ホッパ
4 回転円盤
5 回転円盤
6 硬貨通路
7 硬貨集積部
10 包装部
11 投出口
15 通路入口底板
16 固定通路部材
17 可動通路部材
18 通路出口底板
19 小径硬貨排除孔
25 無段階カム
27 補助通路部材
29 ガイド
35 補助通路部材
36 ストッパ
41 厚み規制部材
43 搬送ベルト
48 可動枠
57 揺動板
67 無段階カム
71 ブロック
72 ブロック
77 ベルト
78 ベルト
79 硬貨支持部
80 硬貨支持部
82 基台
83 第1リンク
86 第2リンク
88 第3リンク
89 第4リンク
90 第5リンク
92 無段階カム
93 閉塞部材
114 パネル部
115 キー部
116 指定ボタン
117 モード切換ボタン
118 表示部
119 位置表示部
120 内容表示部
121 モード表示
122 本数・枚数表示
123 記憶金種表示
124 金種表示
125 包装枚数表示
132 制御部
133 操作部
134 金種指定部
135 硬貨情報入力部
136 表示部
137 記憶部
138 硬貨計数部
139 硬貨停止部
141 通路幅調節部
142 通路高さ調節部
143 集積部内径調節部
144 硬貨集積部
145 硬貨包装部
146 メモリカードドライバ
147 装填機構
148 情報読出書込部
150 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
150a 硬貨情報記憶領域
150b 硬貨計数情報記憶領域
150c 障害発生情報記憶領域
151,152 メモリカード
170 情報集録機
171 メモリカードドライバ
172 制御部
173 装填機構
174 情報読出書込部
1 硬貨通路幅調節用パルスモータ
2 硬貨通路高さ調節用DCモータ
3 硬貨集積部内径調節用パルスモータ
4 硬貨集積部の硬貨集積用パルスモータ
1 硬貨通路最大開き位置検知用センサ
2 硬貨通路通過硬貨計数用カウントセンサ
3 同、通過検知用チェックセンサ
4 回転円盤のレベルセンサ
5 硬貨通路最大高さ検知用センサ
6 同、定位置検知用センサ
7 回転角度検知センサ
8 硬貨集積部の定位置検知センサ

Claims (4)

  1. 回転円盤上に供給された硬貨を1枚ずつ送出して硬貨通路上を搬送し、この通路で選別、計数等の所要の処理を行なった後硬貨集積部に集積し、所定枚数集積後硬貨包装部で包装を行なう硬貨包装機において、
    硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として予め記憶されている外部記憶媒体を装填する装填手段と、この装填手段に装填された前記外部記憶媒体から前記硬貨情報を読み出す硬貨情報読出手段、前記外部記億媒体に対して硬貨包装数情報、硬貨計数情報及び障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む稼働情報書込手段、硬貨情報記憶領域及び稼働情報記憶領域を有し前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報並びに前記外部記憶媒体に書き込む前記稼働情報を一時的に記憶する一時記憶手段を有する外部記憶媒体駆動手段と、前記硬貨情報の手入力又は前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報の修正に使用するキー部とを備えている硬貨情報入力部と、
    入力された金種別の硬貨情報を用いて金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を算出する演算手段と、
    前記演算手段で算出された金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を記憶する記憶手段と、
    被処理硬貨の金種を指定する金種指定手段と、
    無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路幅を無段階に調節する通路幅調節用無段階カムと、この通路幅調節用無段階カムを回転させる通路幅調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨通路幅調節手段と、
    無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路高さを無段階に調節する通路高さ調節用無段階カムと、この通路高さ調節用無段階カムを回転させる通路高さ調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨通路高さ調節手段と、
    無段階カム面域を有し前記硬貨集積部の内径を無段階に調節する硬貨集積部内径調節用無段階カムと、この硬貨集積部内径調節用無段階カムを回転させる硬貨集積部内径調節用無段階カム回転用モータとを備えた硬貨集積部内径調節手段と、
    前記金種指定手段で指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づいて前記硬貨通路幅調節手段、前記硬貨通路高さ調節手段および前記硬貨集積部内径調節手段を作動させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする硬貨包装機。
  2. 前記外部記憶媒体駆動手段の前記硬貨情報読出手段が、前記外部記憶媒体に対して前記硬貨情報の書き込みも行うことができる硬貨情報読出書込手段であり、前記硬貨情報記憶領域へ入力された硬貨情報を前記硬貨情報読出書込手段を通じて前記外部記憶媒体に書き込むことを特徴とする請求項1記載の硬貨包装機。
  3. 回転円盤上に供給された硬貨を1枚ずつ送出して硬貨通路上を搬送し、この通路で選別、計数等の所要の処理を行なった後硬貨集積部に集積し、所定枚数集積後硬貨包装部で包装を行なう硬貨包装機の前記処理に係わる情報を一括して管理する硬貨包装機管理システムにおいて、
    硬貨の直径及び厚さが金種別に硬貨情報として予め記憶されている外部記憶媒体を装填する第1の装填手段、並びに、この第1の装填手段に装填された前記外部記憶媒体から前記硬貨情報を読み出す第1の硬貨情報読出手段、前記外部記億媒体に対して硬貨包装数情報、硬貨計数情報及び障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む第1の稼働情報書込手段、硬貨情報記憶領域及び稼働情報記憶領域を有し前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報並びに前記外部記憶媒体に書き込む前記稼働情報を一時的に記憶する一時記憶手段を有する第1の外部記憶媒体駆動手段と、前記硬貨情報の手入力又は前記外部記憶媒体から読み出された前記硬貨情報の修正に使用するキー部とを備えた硬貨情 報入力部と、入力された金種別の硬貨情報を用いて金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を算出する演算手段と、前記演算手段で算出された金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報を記憶する記憶手段と、被処理硬貨の金種を指定する金種指定手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路幅を無段階に調節する通路幅調節用無段階カム、及び、この通路幅調節用無段階カムを回転させる通路幅調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨通路幅調節手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨通路の通路高さを無段階に調節する通路高さ調節用無段階カム、及び、この通路高さ調節用無段階カムを回転させる通路高さ調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨通路高さ調節手段と、無段階カム面域を有し前記硬貨集積部の内径を無段階に調節する硬貨集積部内径調節用無段階カム、及び、この硬貨集積部内径調節用無段階カムを回転させる硬貨集積部内径調節用無段階カム回転用モータを備えた硬貨集積部内径調節手段と、前記金種指定手段で指定された金種の硬貨について前記記憶手段に記憶される金種別の硬貨通路幅情報、硬貨通路高さ情報、硬貨集積部内径情報に基づいて前記硬貨通路幅調節手段、前記硬貨通路高さ調節手段および前記硬貨集積部内径調節手段を作動させる第1の制御手段とを具備する硬貨包装機と、
    前記硬貨包装機から取り出された外部記憶媒体を装填する第2の装填手段、及び、この第2の装填手段に装填された外部記憶媒体から前記硬貨情報の読み出しを行う第2の硬貨情報読出手段、前記外部記憶媒体に対し、硬貨包装数情報、硬貨計数情報、障害発生情報の少なくとも一つを稼働情報として書き込む第2の稼働情報書込手段を備えた第2の外部記憶媒体駆動手段と、この第2の外部記憶媒体駆動手段で読み出された前記硬貨情報及び前記稼働情報を記憶し管理する第2の制御手段とを具備する情報集録手段と、
    を有することを特徴とする硬貨包装機管理システム。
  4. 前記第2の外部記憶媒体駆動手段の前記第2の硬貨情報読出手段及び前記第2の稼働情報書込手段が、前記外部記憶媒体に対して前記硬貨情報及び前記稼働情報の読み出し及び書き込みを行う共通の情報読出書込手段であり、前記第2の制御手段に記憶されている前記硬貨情報が新しく装填される外部記憶媒体に対して前記情報読出書込手段を通じて書き込まれることを特徴とする請求項3記載の硬貨包装機管理システム。
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