JP3541454B2 - 車両用座席装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車室内にて前方に対向して位置するシートを自ら備え、同シートを車両側部の乗降口から外部へ搬出することができるとともに、外部へ搬出されたシートを車室内に搬入して車両の前方へ対向して位置させることができる、シートを車室に対して搬入、搬出させる機能を備えた車両用座席装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
年輩者、身体障害者等が外出するには、自動車等の車両を利用することが最も有効な手段であるが、年輩者、身体障害者等は人によっては自力で乗車および降車するのに非常に苦労する場合がある。特に、車椅子を使用している人にとっては車椅子から車室内に設置されたシートへの移動、同シートから外部に位置する車椅子への移動は非常に苦労するもので、介添人の力が必要になることが多い。
【0003】
これに対処する手段としては、特公平4−67458号公報、特公平4−67459号公報に示されているように、車椅子のシートを支持するための支持台を備えたリフタを車両フロアに、車室外と車室内との間に旋回かつ上下動可能に配設して、同リフタの支持台に車椅子のシートのみを受承して車室内へ搬入し、かつ車室内から外部へ搬出させるようにした車両用乗降装置が提案されている。当該乗降装置によれば、車椅子の着座者は着座したままで車室内へ移動できるとともに車室外へ移動できるため、車室内のシートへの移動および同シートから車室外の車椅子への移動が不要になって車両に対する乗降が容易になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該乗降装置においては車椅子全体を車室内へ搬入することができないため、乗車時には車椅子の着座部であるシートを車椅子の車台から取り外した状態で車室内へ搬入し、また降車時には同シートを外部へ搬出して車椅子の車台に載置して取り付ける作業が必要となり、車両の乗降にかなりの時間が必要となるとともに、車台に対するシートの取外し、取付け作業には介添人の助力が必要ともなる。また、着座者は乗車中も車椅子のシートに着座することになり、同シートを車両用シートと同等の特性を有する特別のシートに構成しなければ長時間の乗車には耐え難い。さらにまた、当該乗降装置においては、長時間の乗車に適した特別のシートを備えかつ同シートが車台から取外し、取付け可能な特別の車椅子の使用者のみが利用することができるにすぎず、通常の車椅子の使用者や車椅子を使用していない人は当該乗降装置を利用することができずに車両の乗降時に苦労は解消されない。
【0005】
従って、本発明の目的は、年輩者、身体障害者にとって車両の乗降が容易な車両用座席装置を提供すること、より具体的には、車室内にて前方に対向して位置するシートを自ら備え、同シートを車両側部の乗降口から外部へ搬出することができるとともに、外部へ搬出されたシートを車室内に搬入して車両の前方へ対向して位置させることができる、シートを車室に対して搬入、搬出させる機能を備えた車両用座席装置を提供することにある。
【0006】
本発明は、シートを車室に対して搬入、搬出させる機能を備えた車両用座席装置であり、車両フロアに設けられて車室内部から車両の乗降口側へ延びるレール上に移動可能に設けた移動部材と、同移動部材上にて下端部を回動可能に連結され同移動部材の進行方向に向かって下方へ回動可能に起立する連結部材と、同連結部材の上端部に回動可能に連結されて下方に延びる支持部材と、同支持部材の下端部に設けられて前記レールに対して交差状に延びる受承部上にて水平方向に回転可能に支持されたシートと、前記移動部材の移動を後退端位置と前進端位置にて規制して同移動部材を解除可能に固定する移動規制手段と、前記シートの回転を同シートが車両の前方に対向する位置と前記乗降口に対向する位置にて規制して同シートを解除可能に固定する回転規制手段と、前記連結部材を起立状態から前記移動部材の進行方向に向かって下方へ所定量回動させる駆動手段を備え、前記シートは、前記移動部材が後退端位置にあって前記連結部材が起立状態にあるとき前記車室内にて車両の前方に対向して位置し、前記車室内では車両の前方に対向する位置と前記乗降口に対向する位置に選択的に変更され、かつ、前記移動部材が前進端位置にあって前記連結部材が下方へ回動した状態にあるとき前記乗降口を通した外部にて搬出方向に対向して位置することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用・効果】
このように構成した車両用座席装置においては、車室内では移動部材が後退端位置に位置するとともに連結部材が起立状態にあって、シートは車両の前方に対向して位置している。この状態のシートを車両の乗降口から外部へ搬出するには、先づシートの固定を解除してシートを乗降口に対向する位置へ回転させて、乗降口に対向させて固定する。次いで、移動部材の固定を解除して移動部材を後退端位置から前進端位置へ移動させ、支持部材およびシートをドアにて開放された乗降口を通して外部へ搬出させる。最後に、駆動手段を作動させて連結部材を所定量下方へ回動させて倒伏させると、連結部材に連結している支持部材が下降して同支持部材およびシートを一体に所定量下降させる。この状態のシートに対しては、年輩者、身体障害者も容易に着座することができるとともに、車椅子の使用者も車椅子からシートに容易に移動することができる。
【0008】
当該車両用座席装置においては、乗員が車外でシートに着座した場合には、上記した作動とは逆の作動をさせてシートを着座者とともに車室内に搬入する。すなわち、先づ駆動手段を作動して連結部材を所定量上方へ回動させて起立させる。これにより、連結部材に連結している支持部材およびシートが一体的に所定量上昇して車両の乗降口に至る。次いで、移動部材の固定を解除して前進端位置から後退端位置に移動させて、支持部材およびシートを乗降口から車室内に搬入させる。最後に、シートの固定を解除してシートを回転させ、車両の前方に対向させて固定する。シートはこの状態では支持部材に対して回転が規制され、かつ移動部材は移動を規制されているため、シートは車両の前方に対向した状態で固定される。このため、シートの着座者は車両走行中には前向きで安定した姿勢に保持され、長時間の乗車においても良好な乗れ心地を得ることができる。なお、着座者が降車する場合は、上記したシートの車室内からの搬出と全く同様の作動によりなされる。
【0009】
このように、当該車両用座席装置においては、車両専用のシートを自ら備えているため、車椅子のシートを搬入、搬出する場合に比較してシートの車台に対する取外し、取付けの作業が不要であり、車両の乗降が極めて短時間にかつ円滑になされる。また、当該車両用座席装置は車椅子を使用していない人にとっても利用することができて、車両の乗降に苦労する人にとっては極めて有効な乗降手段である。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3には本発明に係る車両用座席装置10が示されている。当該座席装置10は図9に示すワンボックスカー等の車両20のリヤシートの配設部位に配設されるもので、座席装置10を構成するシートを車両20の側部の乗降口を通して搬出、搬入するものである。当該座席装置10はスライド機構10a、支持機構10b、昇降駆動機構10c、作動制御機構10d、およびシート10eを備えている。
【0011】
スライド機構10aは図1〜図4に示すように、車両フロア21に設けた取付ベース11aに突設したレール11b、移動台11c、スクリューシャフト11d、および駆動モータ11eを備えている。レール11bは車両フロア21におけるリヤシートの配設部位の後部に配設されて内側から乗降口側へ所定長さ延びていて、レール11b上に移動台11cが長手方向に移動可能に組付けられている。
【0012】
また、スクリューシャフト11dは取付ベース11aの前後両端部にて回転可能に支持されてレール11bの側部に沿って延びており、スクリューシャフト11dには移動台11cに設けたナット部材11fが進退可能に螺合している。スクリューシャフト11dは駆動モータ11eにより正逆回転されるもので、回転時には移動台11cをレール11bに沿って移動させて、後退端位置および前進端位置に位置させる。なお、移動台11cは本発明の移動部材に該当するもので、その後退端位置と前進端位置は後述する作動制御機構10dを構成する各リミットスイッチにより設定される。
【0013】
支持機構10bは図1〜図6に示すように、連結アーム12a、連結ロッド12b、支持フレーム12c、受承機構13を備えている。連結アーム12aはその下端部を移動台11c上に回動可能に連結されて起立し、、移動台11cの移動方向へ上下動可能になっており、また連結ロッド12bはその下端部を移動台11c上の連結ロッド12aとは離れた位置にて回動可能に連結されて起立し、連結アーム12aと同様に上下動可能になっている。連結アーム12aと連結ロッド12bの上端部は支持フレーム12cの上部に回動可能に連結されている。支持フレーム12cは、く字状に屈折して上下方向に延びるアーム部12c1と、アーム部12c1の下端部からこれと直交状に延びる受承部12c2とからなり、この受承部12c2上に受承機構13が組付けられている。
【0014】
受承機構13は図5に示すように、固定円筒13a、固定円柱13b、可動円筒13c、シート取付台13d、操作レバー13e、圧縮スプリング13f、ロックプレート13gを備えている。固定円盤13aは支持フレーム12cの受承部12c2上に固着されて上方に開口し、その中央部に固定円柱13bが固着されて起立している。可動円筒13cはシート取付台13dの下面に固着されていて、ベアリングを介して固定円柱13bの外周に嵌合している。これにより、シート取付台13dは支持フレーム12cの受承部12c2に対して水平方向へ回転可能に支持されており、同シート取付台13d上にシート10eが載置されて固定されている。操作レバー13eはシート取付台13dの支持部に固定円筒13aに対して進退可能に支持されていて、圧縮スプリング13fの付勢力により外方へ突出している。
【0015】
ロックプレート13gはその中間部にてシート取付台13dの下面に回動可能に支持されていて、その基端が操作レバー13eの先端には回動可能に連結されている。ロックプレート13gの先端部は固定円筒13aの筒部に設けた2つのロック穴13a1,13a2に嵌合可能であって、操作レバー13eが圧縮スプリング13fの付勢力にて外方へ突出している場合には、いずれかのロック穴13a1,13a2に嵌合してシート取付台13dの回転を規制して同取付台13dを固定する。
【0016】
ロックプレート13gとロック穴13a1,13a2は本発明の回転規制手段に該当するもので、ロック穴13a1,13a2は略70゜の角度の間隔で設けられている。また、固定円筒13aの外周には、各ロック穴13a1,13a2がロックプレート13gの先端部に対向するように、シート取付台13dの回転範囲を略70゜に規制するストッパ13hが設けられており、シート取付台13dの回転規制位置をシート10eが車両の前方に対向する矢印A方向と、車両20の乗降口に対向する矢印B方向とに設定されている。シート取付台13dは、これらの回転規制位置では、ロックプレート13gの各ロック穴13a1,13a2への選択的な嵌合作用により、支持フレーム12cに固定されている。
【0017】
昇降駆動機構10cは油圧シリンダ14aと、図8に示す油圧ポンプ14bおよび一対の電磁弁14c,14dを備えており、油圧シリンダ14aの各端部は連結アーム12aと支持フレーム12cとに回動可能に連結されている。油圧シリンダ14aは油圧ポンプ14bの駆動時両電磁弁14c,14dの切替動作により伸縮するもので、伸張時には支持フレーム12cを下降させつつ連結アーム12aと連結ロッド12bを移動台11cの前方かつ下方へ回動させ、シート10eを所定量下降させる。また、油圧シリンダ14aの縮小時にはシート10eを上昇させつつ連結アーム12aと連結ロツド12bを後方かつ上方へ回動させ、シート10eを所定量上昇させる。昇降駆動機構10cにおいては、支持フレーム12cの下降位置は連結アーム12a、連結ロッド12bが形成する平行リンクにより規定され、また上昇端位置は後述する作動制御機構10dを構成するリミットスイッチにより規定される。
【0018】
作動制御機構10dは図7および図8に示すように、第1,第2操作スイッチ15a,15b、第1,第2,第3,第4リミットスイッチ16a,16b,16c,16d、第1,第2,第3,第4.第5リレー17a,17b,17c,17d,17eを備えているもので、駆動モータ11e、油圧ポンプ14b、各電磁弁14c,14dに対する通電を制御する、図8に示す制御回路を構成している。両操作スイッチ15a,15bは自己復帰型の押動スイッチであり、シート10eの適宜の位置に配設されている。第1リミットスイッチ16aはシート取付台13dが回転して乗降口に対向する位置に達したことを検出するスイッチ、第2リミットスイッチ16bは支持フレーム12cが上昇端位置に達したことを検出するスイッチ、第3,第4リミットスイッチ16c,16dは移動台11cが後退端位置、前進端位置に達したことを検出するスイッチである。第1,第4リレー17a,17dは駆動モータ11eに対する通電を制御するリレー、第2,第3,第5リレー17b,17c,17eは油圧ポンプ14bに対する通電を制御するリレーである。
【0019】
このように構成した車両用座席装置10においては、図9に示すように、フロントシート22の後部に配設され、車室内のシート10eを外部へ搬出するとともに、車室外に搬出したシート10eを内部へ搬入する。当該座席装置10は車室内にて正常状態で位置している場合には、シート10eは図1に示す上昇端位置にあるとともに、各図の矢印Aで示す車両の前方に対向して固定されている。この状態では、移動台11cは後退端位置にあるとともに、連結アーム12aおよび連結ロッド12bは起立状態にあり、かつ油圧シリンダ14aは縮小した状態にある。また、作動制御機構10dにおいては、第1リミットスイッチ16aがオフ状態にある点を除き各リミットスイッチ16b〜16d、各リレー17a〜17eは図8に示す状態にある。
【0020】
この状態おいて、操作レバー13eを圧縮スプリング13fに抗して押動すれば、ロックプレート13gが回動してシート支持台13dの支持フレーム12cに対する固定が解除され、シート10eを略70゜回転させて矢印B方向である乗降口に対向させることができる。これにより、第1リミットスイッチ16aはオンして制御回路は図8に示す状態となる。次いで、第1操作スイッチ15aを押動すると第1リレー17aに通電され、第1リレー17aは切替え動作して駆動モータ11eに通電する。この結果、駆動モータ11eが駆動してスクリューシャフト11dを回転させ、移動台11cを前方へ移動させる。移動台11cが前進端位置に達すると、第4リミットスイッチ16dが切替え動作して第1リレー17aへの通電が停止され、同リレー17aの切替え動作により駆動モータ11eへの通電が停止されて同モータ11eの駆動が停止する。これにより、移動台11cは前進端位置にて固定されて、シート10eを乗降口の近傍に位置させる。
【0021】
一方、第4リミットスイッチ16dの切替え動作により、第2リレー17bが通電されてオン動作する。これにより、第5リレー17eが通電されてオン動作して、油圧ポンプ14bに通電して同ポンプ14bが駆動されるとともに、第1電磁弁14cが通電されて開き、油圧シリンダ14aが伸長される。この結果、連結アーム12aおよび連結ロッド12bが下方かつ前方に回動して支持フレーム12cおよびシート10eを一体的に下降させる。支持フレーム12cおよびシート10eの下降は、連結アーム12aおよび連結ロッド12bが略水平状態になった時点で停止し、シート10eは下降端に位置する。この時点で、第1操作スイッチ15aの押動操作を解除すると、第2,第5リレー17b,17eへの通電が停止されて、油圧ポンプ14bの駆動が停止されるとともに、第1電磁弁14cが閉じて油圧シリンダ14aの伸長状態を保持する。
【0022】
このように、シート10eは車両20の乗降口から外部へ搬出されて下降端に位置するため、この状態のシート10eに対しては年輩者、身体障害者、車椅子の使用者等も極めて容易に、しかも短時間に着座することができる。シート10eに対する着座が完了した後には、第2操作スイッチ15bを押動操作することにより、シート10eは着座者が着座した状態で車室内に搬入される。
【0023】
第2操作スイッチ15bの操作により、第2リミットスイッチ16bおよび第3リレー17cが通電され、第3リレー17cがオン動作して第5リレー17eをオン動作させ、油圧ポンプ14bが通電されて駆動するとともに、第2電磁弁14dが通電されて開き、油圧シリンダ14aを縮小させる。この結果、連結アーム12aおよび連結ロッド12bが後方かつ上方へ回動して起立し、同時に支持フレーム12cおよびシート10eが一体的に上昇する。シート10eが上昇端位置に達すると、第2リミットスイッチ16bが切替え動作する。この結果、第3,第5リレー17c,17eに対する通電が停止されるとともに、第3リミットスイッチ16cを介して第4リレー17dに通電される。
【0024】
このため、油圧ポンプ14bの駆動が停止されるとともに第2電磁弁14dが閉じて油圧シリンダ14aの縮小状態が保持され、一方駆動モータ11eが通電されて逆回転駆動する。これにより、スクリューシャフト11dが逆回転して移動台11cを後退させる。移動台11cが後退端位置に達すると、第3リミットスイッチ16cがオフ動作して第4リレー17dおよび駆動モータ11eへ通電が停止され、移動台11cは後退端位置に固定される。この状態では、シート取付台13dは支持フレーム12cに固定されており、操作レバー13eを圧縮スプリング13fに抗して押動した状態でシート10eを回転させて矢印A方向の車両前方へ対向させる。
【0025】
この対向位置においては、シート取付台13dは操作レバー13eの押動が解除されるとロックプレート13gの作用により支持フレーム12cに固定され、シート10eは車両前方に対向して固定され、シート10eの着座者を前向きの安定な姿勢に保持する。この時点では、第1リミットスイッチ16aはオフ動作していて、作動制御機構10dの作動を無効にする。このため、第1,第2操作スイッチ15a,15bを誤操作しても、当該座席装置10は作動せずにシート10eの姿勢を安定な状態を保持する。なお、着座者の降車時には、上記したシート10eの搬出操作と同様の操作により、乗員の着座したシート10eを搬出させることによりなされ、着座者は搬出されたシート10eからの立ち上がり、車椅子への移動を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用座席装置におけるシートの乗降口に対向する状態での側面図である。
【図2】同座席装置の平面図である。
【図3】同座席装置の背面図である。
【図4】同座席装置の図1における矢印4−4線方向の縦断面図である。
【図5】同座席装置を構成する受承機構部の縦断面図である。
【図6】同受承機構部の平面図である。
【図7】同作動制御機構部を構成する各リミットスイッチの配設位置を示す概略説明図である。
【図8】同座席装置の作動制御機構部を構成する制御回路図である。
【図9】同座席装置を搭載する車両の概略平面図である。
【符号の説明】
10…座席装置、10a…スライド機構、10b…支持機構、10c…昇降駆動機構、10d…作動制御機構、10e…シート、11b…レール、11c…移動台、11d…スクリューシャフト、11e…駆動モータ、12a…連結アーム、12b…連結ロッド、12c…支持フレーム、13…受承機構、14a…油圧シリンダ、14b…油圧ポンプ、15a,15b…操作スイッチ、16a〜16d…リミットスイッチ、17a〜17e…リレー、20…車両、21…車両フロア、22…フロントシート。
Claims (1)
- シートを車室に対して搬入、搬出させる機能を備えた車両用座席装置であり、車両フロアに設けられて車室内部から車両の乗降口側へ延びるレール上に移動可能に設けた移動部材と、同移動部材上にて下端部を回動可能に連結され同移動部材の進行方向に向かって下方へ回動可能に起立する連結部材と、同連結部材の上端部に回動可能に連結されて下方に延びる支持部材と、同支持部材の下端部に設けられて前記レールに対して交差状に延びる受承部上にて水平方向に回転可能に支持されたシートと、前記移動部材の移動を後退端位置と前進端位置にて規制して同移動部材を解除可能に固定する移動規制手段と、前記シートの回転を同シートが車両の前方に対向する位置と前記乗降口に対向する位置にて規制して同シートを解除可能に固定する回転規制手段と、前記連結部材を起立状態から前記移動部材の進行方向に向かって下方へ所定量回動させる駆動手段を備え、前記シートは、前記移動部材が後退端位置にあって前記連結部材が起立状態にあるとき前記車室内にて車両の前方に対向して位置し、前記車室内では車両の前方に対向する位置と前記乗降口に対向する位置に選択的に変更され、かつ、前記移動部材が前進端位置にあって前記連結部材が下方へ回動した状態にあるとき前記乗降口を通した外部にて搬出方向に対向して位置することを特徴とする車両用座席装置。
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- 1994-09-28 JP JP23355194A patent/JP3541454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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