JP3540943B2 - ボックス型鋼製建材の固定金物及び固定方法 - Google Patents

ボックス型鋼製建材の固定金物及び固定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばボックス型鋼製の吊り天井根太や、その他の各種ボックス型鋼製建材の固定金物及び固定方法に関する。
【0002】
従来、吊り天井根太は木材で施工されているが、材質にバラツキが多く、施工後、狂いが生じやすいと共に、コスト高である。そこで、吊り天井根太をスチール化することで品質の安定化を図る試みがなされており、この場合における支持構造は通常図10、図11と、図12のように行なわれる。
スチール化した天井根太において、同上図に示すように、断面が矩形で、所定長さのボックス型鋼製天井根太1の両端部は取付け金具2,2で支持される。
【0003】
図10及び図11に示す取付け金具2は、所定厚さの一枚の金属板を折曲げ成形することにより、上方と横方向が開いており、底板3と両側板4,4とからなる、ほぼコ字形をなす受け部を有し、この両側板4,4から一体に取付け翼板5,5を有した構造である。
【0004】
前記取付け金具2は、図11に示したように、取付け翼板5,5を1階の壁上枠材6の上に当てがい、図示しないボルト、ナットを用いて側根太7に固定したうえ、ボックス型鋼製天井根太1の両端部をコ字形をなす底板3と両側板4,4の受け部内に嵌合保持させた、所謂、腰掛け支持構造である。
【0005】
一方、図12に示した取付け金具2は、所定厚さの一枚の金属板を折り曲げ成形することにより、連結板8と両側板4,4とで平面コ字形をなす挿入部を有し、この両側板4,4から一体に取付け翼板5,5を有した構造である。
【0006】
前記取付け金具2は、その挿入部をボックス型鋼製天井根太1の両端から、その内側へ挿入し、取付け翼板5,5をボルト・ナットを用いて図示しない根太に固定し、ボックス型鋼製天井根太1の両端部を前記挿入部で保持させた、所謂、前記天井根太1への嵌め込み式支持構造である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図10、図11に示したボックス型鋼製天井根太1の取付け金具2による支持構造であると、次の欠点がある。
▲1▼ 中空のボックス型鋼製天井根太1を、取付け金具2のコ字形受け部が外側から支持するので、取付け金具2とボックス型鋼製天井根太1との密着が十分でなく、この鋼製天井根太1は下方からの力で浮き上るおそれがある。
▲2▼ このため、鋼製天井根太1と取付け金具2との間をボルト締結するなど、ずれ防止手段が必要となる。
▲3▼ 図11(B)のa部は、鋼製天井根太1と取付け金具2との二重構造となって段差が発生し、仕上げ上問題がある。さらに、この二重構造部分では、ねじ等のファスニング施工が困難になる。
【0008】
図12に示したボックス型鋼製天井根太1の取付け金具2による支持構造であると次の欠点がある。
▲1▼ ボックス型鋼製天井根太1を、その両端に取付け金具2の挿入部を挿入して支持するので、前記挿入部をボックス型鋼製天井根太1に挿入するためには、鋼製天井根太1の縦内部寸法b、前記挿入部の縦外部寸法b′において、必ずb′<bとなり、両者間にガタが発生する。
▲2▼ ボックス型鋼製天井根太1と取付け金具2の嵌合性を高めるためには、b′≒bとなり、両者間の隙間が小さくなるので、両者が嵌合しにくくなり、施工性が悪くなる。
【0009】
本発明は、前記従来技術の有する課題を解決したもので、前記ボックス型鋼製根太や、その他各種のボックス型鋼製建材において、その断面が中空である特徴を最大限有効利用し、従来の腰掛け式支持構造や、嵌め込み式支持構造に代えて、建材への所謂呑み込み型の固定金物及び固定方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本発明に係るボックス型鋼製建材の固定金物は、ボックス型鋼製建材の端部を建物の取付け面に取付ける固定金物であって、当該金物は、前記取付け面に固定するフランジと、該取付けフランジと一体に設けられ、前記ボックス型鋼製建材の端部から、その内部に挿入可能な金物本体とからなり、該金物本体は、前記取付けフランジが傾斜された状態でのボックス型鋼製建材内への傾斜挿入姿勢と、金物本体に設けられる回動支点部を介してボックス型鋼製建材内で、同鋼製建材に対し相対的に傾斜解消方向である回動固定姿勢とに回動変位可能に設けられ、この回動固定姿勢において、前記回動支点部と、この回動支点部に対向して設けられる第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材によるスプリングバックが作用する構成とされていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明において、ボックス型鋼製建材の縦方向内側寸法Aと、金物本体の回動固定姿勢時における回動支点部の前側に位置する第2圧接部と、これと対向する第1圧接部との間の寸法Bと、前記第1圧接部の先端と、前記第2圧接部の後端である回動支点部との間の寸法Cと、前記第1圧接部の前端に続く第1傾斜部と前記第2圧接部の後端に続く第2傾斜部との間の寸法DがB>A、C>A、D<Aの寸法関係に設けられている構成を特徴とする。
【0012】
さらに、本発明において、ボックス型鋼製建材の縦方向内側寸法Aと、金物本体の回動固定姿勢時における回動支点部と第1圧接部先端との間の寸法Eと、前記回動支点部より前側に位置する第2圧接部と、これと対向する第1圧接部との間の寸法BとがE<A<Bの寸法関係に設けられている構成を特徴とする。
【0013】
また、本発明のボックス型鋼製建材の固定方法は、建物の取付け面への取付フランジと、この取付けフランジと一体に設けた金物本体とからなる固定金物の金物本体を、取付けフランジが傾斜した傾斜挿入姿勢でボックス型鋼製建材内へ挿入した後、当該ボックス型鋼製建材内で、前記金物本体に設けられる回動支点部を介して傾斜解消方向である回動支点姿勢に回動変位させ、この回動姿勢において、前記回動支点部と、この前側の第2圧接部及び前記回動支点部に対向して設けた第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材のスプリングバックを作用させ、かつ前記固定金物を取付け面に固定することを特徴とする。
【0014】
また、本発明のボックス型鋼製建材の固定方法は、取付けフランジ及びこれと一体の金物本体からなる二個一対の固定金物のうち、一方の固定金物の取付けフランジを建物の取付け面に固定し、前記取付けフランジに対し傾斜した姿勢でボックス型鋼製建材内に前記金物本体を挿入し、その後、前記金物本体の回動支点部を介してボックス型鋼製建材を傾斜解消方向である回動固定姿勢に変位させ、この回動固定姿勢において、前記回動支点部と、この前側の第2圧接部及び回動支点部に対向して設けた第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材のスプリングバックを作用させ、かつ他方の固定金物を取付け面に固定することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項1〜3によると、固定金物の金物本体を、ボックス型鋼製建材の両端内部に挿入する際は、金物本体をボックス型鋼製建材よりも小さめの寸法としておき、その後、ボックス型鋼製建材あるいは固定金物を回動することによって、固定金物の金物本体がボックス型鋼製建材を押し広げる方式とするため、固定金物の取付け施工性と嵌合性の双方を同時に向上可能となる。
【0016】
本発明の請求項4によると、固定金物における金物本体の第1圧接部の前側に第1傾斜面を設け、この第1傾斜面と対向する第2圧接部を若干角度を付けて設けることにより、固定金物をボックス型鋼製建材端部に挿入後、取付け面に固定する際に、固定金物が回転し、ボックス型鋼製建材を押し広げることで、ボックス型鋼製建材と固定金物との間に隙間が発生せず、ボックス型鋼製建材のスプリングバックにより嵌合性が高まることになる。
【0017】
本発明の請求項5によると、ボックス型鋼製建材の端部を固定金物に差し込んだ後、回動する際に、固定金物がボックス型鋼製建材を押し広げることで、ボックス型鋼製建材と固定金物との間に隙間が発生せず、ボックス型鋼製建材のスプリングバックにより嵌合性が高められることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
各図には、本発明に係るボックス型鋼製建材の具体例としてボックス型鋼製天井根太が示されている。
図1は固定金物の斜視図を示し、図2は固定金物の平面図を示し、図3(A),(B)は一対の固定金物の正面図と側面図を示し、図4(A),(B)は建物の取付け面に固定した一方の固定金物に対し、ボックス型鋼製天井根太を、傾斜挿入後、回動固定した状態の一部断面した側面図と、(A)におけるA−A線矢視断面図を示し、図5(A),(B)は本発明に係るボックス型鋼製天井根太の固定金物の他の実施形態の正面図と側面図を示し、図6は建物の取付け面に固定した一方の固定金物にボックス型鋼製天井根太の端部を固定した状態の一部断面した側面図を示し、図7は一対の固定金物を用いてボックス型鋼製天井根太を取り付ける状態の説明図を示し、図8は一対の固定金物を用いてボックス型鋼製天井根太を取り付けた状態の縦断側面図を示し、図9(A),(B)は一対の固定金物を用いてボックス型鋼製天井根太を取り付ける状態と、取り付けた状態の各横断平面図を示す。
【0019】
図4及び図6ないし図9に示したように、ボックス型鋼製天井根太12は、所定の長さを有し、かつ長手方向と直角の断面が縦長長方形の中空に形成されている。
このボックス型鋼製天井根太12の両端が固定される2個で一対の固定金物10,11は、いずれも所定板厚の金属板を所定形状に切断し、かつ曲げ加工して構成される。
【0020】
各図において、一対の固定金物10,11は、両側板13,13と、先端連結板14とで形成され、上下方向が開いている平面ほぼコ字形の金物本体15と、前記両側板13,13の基端を外側へ対称に曲げ形成された取付けフランジ16,16とで一体に構成されている。
【0021】
前記金物本体15は上下方向が開いている平面ほぼ山形の突出部17を先端に有しており、この突出部17の上端は、図4に二点鎖線で示したように、ボックス型鋼製天井根太12内への傾斜挿入姿勢とするために、基端から先端へ傾斜下降した第1傾斜面18に形成してある。
【0022】
前記金物本体15は図2及び図4(B)に示したように、上端の幅方向寸法F1 がボックス型鋼製天井根太12の横方向内側寸法Aより所要寸法だけ小さく設けてあると共に、下端の幅方向寸法Fは前記天井根太12の幅方向内側寸法Aとほぼ同一に設けてある。
【0023】
また、前記金物本体15は、図4(A)に二点鎖線で示した如く、ボックス型鋼製天井根太12の端部から、その内部に傾斜挿入した姿勢から、前記天井根太12内で、同天井根太12に対し相対的に、図中矢印dが示した傾斜解消方向へ回動して、同図中実線で示した如く、ボックス型鋼製天井根太12が回動固定姿勢に回動変位されるよう、下端の先端から所要寸法だけ後側に回動支点部19を設けてあると共に、該回動支点19と対向して、前記ボックス型鋼製天井根太12の回動固定した姿勢において、当該天井根太12のスプリングバックが作用する第1圧接部20を上端に水平に設けてある。
【0024】
また、前記金物本体15の前記回動支点部19の前側には、ボックス型鋼製天井根太12のスプリングバックが作用する第2圧接部21を設けてあるが、この第2圧接部21は、図1ないし図4に示す第1実施形態によると水平に設けてあり、図5及び図6に示す第2実施形態によると、回動支点部19から前方へ傾斜下降して設けてある。
【0025】
さらに、前記金物本体15は、図4(A)に二点鎖線で示したように、ボックス型鋼製天井根太12の端部内に傾斜挿入可能とするために前記回動支点部19の後端に続く第2傾斜部22を、回動支点部19から後側へ傾斜上昇して設けてある。
【0026】
また、前記金物本体15は図2に示したように、両取付けフランジ16,16を結ぶ直線eと直交する中心線fに対し、角度θだけ一側に傾斜させてあり、ボックス型鋼製天井根太12内への傾斜挿入姿勢から前記回動固定姿勢に回動変位した際に、スプリングバックが作用して図4(B)に示した如く、当該金物本体15とボックス型鋼製天井根太12とが、当該天井根太12の長手方向と直角の横幅方向において相互に密着するよう設けられている。
【0027】
前記ボックス型鋼製天井根太12の縦方向内側寸法Aに対し、前記固定金物10,11の金物本体15の各部の寸法は次のように設定されている。
図3〜図6において、ボックス型鋼製天井根太2の縦方向内側寸法Aと、金物本体15の第2圧接部21と、これと対向する第1圧接部20との間の寸法Bと、第1圧接部20の先端20aと回動支点部19との間の寸法Cと、第1傾斜部18と第2傾斜部22との間の寸法Dとが、B>A、C>A、D<Aの寸法関係に設けられている。
【0028】
また、ボックス型鋼製天井根太12の縦方向内側寸法Aと、金物本体15の回動支点部19と第1圧接部20の先端20aとの間の寸法Eと、第2圧接部21と、これと対向する第1圧接部20との間の寸法Bとが、E<A<Bの寸法関係に設けられている。また、図3(B)に示したように、金物本体15の第1傾斜部18の先端(下降端)と、第2圧接部21との間の寸法C1 は、前記したAよりも小さく設けており、当該固定金物10,11の金物本体15がボックス型鋼製天井根太12内に容易に傾斜挿入可能としている。
【0029】
次いで、ボックス型鋼製天井根太12の固定方法を図7〜図9を参照して詳述する。
前記天井根太12の固定方法としては、▲1▼ボックス型鋼製天井根太12の両端部に、予め一対の固定金物10,11を挿入しておく場合と、▲2▼一対の固定金物10,11のうち、一方の固定金物11を予めボックス型鋼製天井根太12の一端部に挿入しておき、他方の固定金物10を予め建物の取付け面に固定しておく場合がある。
【0030】
前記▲1▼の固定方法は次のように行われる。図4(A)に二点鎖線で示したように固定金物10の金物本体15を、取付けフランジ16,16が傾斜した傾斜挿入姿勢でボックス型鋼製天井根太12の端部内へ挿入した後、当該天井根太12内で、金物本体15に設けた回動支点部19を支点として同図に矢印dで示した傾斜解消方向へ回動させると、既述した各部の寸法関係によって、ボックス型鋼製天井根太12は押し広げられることで、金物本体15の回動支点部19と第1、第2両圧接部20,21にボックス型鋼製天井根太12のスプリングバックが作用し、当該ボックス型鋼製天井根太12と固定金物10は、これらの間に隙間なく固定され、嵌合性が高められる。他方の固定金物11も、前記固定金物10と同様にしてボックス型鋼製天井根太12の端部内に固定される。
【0031】
次いで、一対の固定金物10,11を図8に示したように壁上枠材9a上に当てがい、ボルト・ナット23を用いて側根太9,9に固定することで、当該ボックス型鋼製天井根太12を固定することができる。
【0032】
前記▲2▼の固定方法は次のように行なわれる。
図7に示したように、一対の固定金物10,11のうち、予め一方の固定金物10は、壁上枠材9a上に当てがい、取付けフランジ16,16をボルト・ナット23…を用いて側根太9に固定することで建物の取付け面に固定しておく。他方の固定金物11はボックス型鋼製天井根太12の他端に前記したようにして挿入固定しておく。
【0033】
次いで、図7に実線で示したように、ボックス型鋼製天井根太12を傾斜した姿勢で、その一端内に固定金物10の金物本体15を傾斜挿入し、その後、金物本体15の回動支点部19を支点としてボックス型鋼製天井根太12を図中矢印gが示した傾斜解消方向へ回動変位させると、既述した各部の寸法関係によって、ボックス型鋼製天井根太12は押し広げられることで、両者間に隙間が発生せず、当該ボックス型鋼製天井根太12のスプリングバックが金物本体15の回動支点部と、第1、第2両圧接部20,21に作用して両者の嵌合性が高められる。
【0034】
次いで、他方の固定金物11を同図に二点鎖線で示したように、壁上枠材9a上に当てがい、取付けフランジ16,16をボルト・ナット23…を用いて側根太9に固定することで、建物の取付け面に固定することができる。
【0035】
前記▲1▼,▲2▼の両固定方法においては、図9(A)に示したように、他方の固定金物11をボックス型鋼製天井根太12内に深く挿入しておき、この状態でボックス型鋼製天井根太12を両側根太9,9間において水平に保持し、その後、固定金物11を同上図(A)に矢印で示したように側根太9側へ引き出して側根太9に固定することで、図9(B)に示した如き、ボックス型鋼製天井根太12は固定される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ボックス型鋼製建材の端部を固定金物で固定する際に、予め固定金物をボックス型鋼製建材よりも若干大きく形成しておくことで、様々な取付けに対応して取付施工性を高めながら、ボックス型鋼製建材のスプリングバックにより固定金物との嵌合性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボックス型鋼製天井根太の固定金物の実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上固定金物を示す平面図である。
【図3】同上固定金物を示し、(A)はその正面図、(B)はその側面図である。
【図4】同上固定金物とボックス型鋼製天井根太の取付け状態を示し、(A)はその一部切欠し、一部断面した側面図、(B)は(A)におけるA−A線矢視断面図である。
【図5】同上固定金物の他の実施形態を示し、(A)はその正面図、(B)はその側面図である。
【図6】他の実施形態による固定金物とボックス型鋼製天井根太端部の取付け状態を示す一部切欠し一部断面した側面図である。
【図7】予め取付けておいた一方の固定金物にボックス型鋼製天井根太を固定する状態を示す一部切欠し、一部断面した側面図である。
【図8】予めボックス型鋼製天井根太の両端に固定金物を挿入しておき、該固定金物を側根太に固定した状態を示す一部切欠し、一部断面した側面図である。
【図9】(A)は同上固定金物を用いてボックス型鋼製天井根太を両側根太に取付ける状態を示す一部切欠し、一部断面した平面図、(B)はボックス型鋼製天井根太を取付けた状態を示す一部切欠し、一部断面した平面図である。
【図10】従来のボックス型鋼製建材と取付け金具を示す斜視図である。
【図11】従来のボックス型鋼製建材を取付け金具を用いて固定した状態を示し、(A)はその平面図、(B)はその側面図である。
【図12】従来のボックス型鋼製建材と他の取付け金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,11 一対の固定金物
12 ボックス型鋼製建材
15 金物本体
16 取付けフランジ
18 第1傾斜部
19 回動支点部
20 第1圧接部
21 第2圧接部
22 第2傾斜部
A ボックス型鋼製建材の縦方向内側寸法
B 第1、第2両圧接部間の寸法
C 第1圧接部と回動支点部との間の寸法
D 第1、第2両傾斜部間の寸法
E 回動支点部と第1圧接部先端との間の寸法

Claims (5)

  1. ボックス型鋼製建材の端部を建物の取付け面に取付ける固定金物であって、当該金物は、前記取付け面に固定するフランジと、該取付けフランジと一体に設けられ、前記ボックス型鋼製建材の端部から、その内部に挿入可能な金物本体とからなり、該金物本体は、前記取付けフランジが傾斜された状態でのボックス型鋼製建材内への傾斜挿入姿勢と、金物本体に設けられる回動支点部を介してボックス型鋼製建材内で、同鋼製建材に対し相対的に傾斜解消方向である回動固定姿勢とに回動変位可能に設けられ、この回動固定姿勢において、前記回動支点部と、この回動支点部に対向して設けられる第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材によるスプリングバックが作用する構成とされていることを特徴とするボックス型鋼製建材の固定金物。
  2. ボックス型鋼製建材の縦方向内側寸法Aと、金物本体の回動固定姿勢時における回動支点部の前側に位置する第2圧接部と、これと対向する第1圧接部との間の寸法Bと、前記第1圧接部の先端と、前記第2圧接部の後端である回動支点部との間の寸法Cと、前記第1圧接部の前端に続く第1傾斜部と前記第2圧接部の後端に続く第2傾斜部との間の寸法DがB>A、C>A、D<Aの寸法関係に設けられている構成を特徴とする請求項1記載のボックス型鋼製建材の固定金物。
  3. ボックス型鋼製建材の縦方向内側寸法Aと、金物本体の回動固定姿勢時における回動支点部と第1圧接部先端との間の寸法Eと、前記回動支点部より前側に位置する第2圧接部と、これと対向する第1圧接部との間の寸法BとがE<A<Bの寸法関係に設けられている構成を特徴とする請求項1記載のボックス型鋼製建材の固定金物。
  4. 建物の取付け面への取付フランジと、この取付けフランジと一体に設けた金物本体とからなる固定金物の金物本体を、取付けフランジが傾斜した傾斜挿入姿勢でボックス型鋼製建材内へ挿入した後、当該ボックス型鋼製建材内で、前記金物本体に設けられる回動支点部を介して傾斜解消方向である回動支点姿勢に回動変位させ、この回動姿勢において、前記回動支点部と、この前側の第2圧接部及び前記回動支点部に対向して設けた第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材のスプリングバックを作用させ、かつ前記固定金物を取付け面に固定することを特徴とするボックス型鋼製建材の固定方法。
  5. 取付けフランジ及びこれと一体の金物本体からなる二個一対の固定金物のうち、一方の固定金物の取付けフランジを建物の取付け面に固定し、前記取付けフランジに対し傾斜した姿勢でボックス型鋼製建材内に前記金物本体を挿入し、その後、前記金物本体の回動支点部を介してボックス型鋼製建材を傾斜解消方向である回動固定姿勢に変位させ、この回動固定姿勢において、前記回動支点部と、この前側の第2圧接部及び回動支点部に対向して設けた第1圧接部に前記ボックス型鋼製建材のスプリングバックを作用させ、かつ他方の固定金物を取付け面に固定することを特徴とするボックス型鋼製建材の固定方法。
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