JP3540182B2 - フレキシブル配線板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用計器等に使用されるフレキシブル配線板に関し、詳しくは、ケースの裏面の両側に配置される一対のフレキシブル配線板を接続する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5において、ケース1の裏面中央に凸部2があり、この凸部2の両側の段差部3a、3bがある構造の計器においては、以下のようなフレキシブル配線板が用いられている。
【0003】
すなわち、フレキシブル配線板Fのプレス取り形状は、図6に示すように、バルブ、コネクタ等の各種回路部品を接続する一対の主配線部4a、4bと、この主配線部4a、4bを接続する帯状の接続部13とで構成されている。このプレス取りされたフレキシブル配線板Fの主配線部4a、4bを段差部3a、3bに配置し、主配線部4a、4bと接続部13との境目を谷折り部6とし、凸部2の角部を山折り部7とし、図5に示すように凸部2に沿って配置している。
【0004】
また、別の従来例として図7のように、主配線部4a、4bを2枚の独立のフレキシブル配線板とし、凸部2上に配線されるリード線8の両端の丸端子9を各フレキシブル配線板4a、4bにビス10で固定する構造のものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図5および図6に示すような構造では、接続部13が長くなるため、主配線部4a、4b間に無駄な空間10が生じ、フレキシブル配線板Fの生地のプレス取り幅Dが大きくなるため、取り数が低くなり、フレキシブル配線板Fの単価が高くなると共に、細い帯状の接続部13が凸部2の表面に露出しているため接続部13が断線し易いという問題がある。
【0006】
また、図7の構造のものは、一対の主配線部4a、4bを別々に成形する必要があるため、金型費が2倍になると共に、リード線8およびビス10等の別部品が必要となり、全体としてコストアップするという問題がある。
【0007】
本発明は上述の点に着目してなされたもので、生地のプレス取り幅を小さくして取り数を増すと共に、接続部が露出せず断線が防止できるフレキシブル配線板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、計器のケースの裏面の両側の2箇所にフレキシブル配線板の主配線部が配置され、各主配線部同士を接続部を介して接続したフレキシブル配線板であって、前記接続部は、前記各主配線部に対してそれぞれ折曲されて両側端に位置する接続端部と、この両側端に位置する接続端部同士を接続する接続中央部とを有して、前記各主配線部の配線面に対して縦向きの略コ字形帯状体に形成され、少なくても前記接続中央部を前記ケースの裏面に形成された溝に嵌め込んで取り付けられており、
前記フレキシブル配線板のプレス取り形状は、前記主配線部の相対向する各側辺部が前記接続部と平行をなし、かつ該側辺部の外端部に前記接続端部が、該接続端部に前記接続中央部が各々連接された形状であり、かつ前記接続部の長さの範囲内に前記主配線部が収まった形状であることを特徴とするものである。
【0009】
このため、請求項1記載の発明では、接続部は、その少なくとも接続中央部が縦向きの状態で、ケースの裏面に形成された溝に嵌め込んで取り付けられるので、ケース裏面の表面に露出することがない。
【0015】
さらに、請求項1記載の発明では、プレス取りした状態のフレキシブル配線板は、接続部の長さの範囲内に一対の主配線部が収まる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
まず、フレキシブル配線板Fは、計器のケース1の裏面の両側の2箇所にフレキシブル配線板の主配線部4a、4bが配置され、各主配線部4a、4b同士を接続部13を介して接続して構成されており、接続部13は、各主配線部4a、4bに対してそれぞれ折曲されて両側端に位置する接続端部と、この両側端に位置する接続端部同士を接続する接続中央部とを有して、各主配線部4a、4bの配線面に対して縦向きの略コ字形帯状体に形成され、少なくても前記接続中央部をケース1の裏面に形成された溝に嵌め込んで取り付けられている。
【0018】
具体的には、図1および図2に第1実施形態を、図3および図4に第2実施形態をそれぞれ示して説明する。
【0019】
図1において、計器のケース1の裏面中央に凸部2があり、この凸部2の両側の段差部3a、3bが形成されている。凸部2には、フレキシブル配線板Fの厚みより若干広い幅の溝16が段差部3a、3b方向に開口するように形成されている。
【0020】
この第1実施形態では、接続部13の接続端部が、各主配線部4a、4bの凸部2を介して相対向する各側辺部12に対して谷折り部14で凸部2の外側壁に沿って立ち上げられた短片部13aで構成されると共に、その接続中央部が、短片部13aに対して山折り部15を介して横方向に折曲されて凸部2に形成された溝16に嵌め込まれる長片部13bで構成されている。
【0021】
図2に、プレス取りした状態の、第1実施形態としてのフレキシブル配線板Fを示している。このフレキシブル配線板Fは、一対の主配線部4a、4bの側辺部12の外端部に短片部13aが連接され、この短片部13aに長片部13bが連接され、この短片部13aと長片部13bとで接続部13を形成した構造である。主配線部4a、4bと短片部13aの境目の部分が谷折り部14となり、長片部13bの両端部付近で短片部13aとの境目が山折り部15となっている。
【0022】
図1において、主配線部4a、4bと短片部13aとの境目を谷折り部14として上向きに折り曲げて短片部13aを凸部2の側面に接触させ、山折り部15で長片部13bを凸部2の方向に折曲することにより、接続部13は縦向きになる。この状態で主配線部4a、4bの各側辺部12は、凸部2の側面に沿い、図2における外側辺部17は、段差部3a、3bの各上辺に沿うように配置され、かつ縦向きになった長片部13bは、溝16に嵌め込まれる。これにより、接続部13は、その長片部13bが凸部2の溝16内に収容された状態で配置される。
【0023】
このため第1実施形態では、プレス取りした状態のフレキシブル配線板Fは、一対の主配線部4a、4bの側辺部12に短片部13aが連接され、この短片部13aに長片部13bが連接された形状であるので、接続部13の長さの範囲内に一対の主配線部4a、4bが収まり、したがって、無駄な空間が減少し、プレス取り幅dが従来のプレス取り幅Dに比して大幅に減少し、生地の取り数を増加させることができ、フレキシブル配線板のコストダウンを図ることができる。
【0024】
また、接続部13の長片部13bは、縦向きの状態で凸部2に形成された溝16に嵌め込んだ構造であるので、強度の弱い長片部13bが溝16内で保護され、フレキシブル配線板の断線を防止できる。
【0025】
図3および図4に示す第2実施形態では、計器のケース1の平坦な裏面の略中央3eに略コ字形の溝30が形成され、前記裏面の両側部分3c,3dにそれぞれ前記主配線部4a、4bが配置されており、かつ接続部13の接続端部が、フレキシブル配線板F1の主配線部4a、4bの相対向する各側辺部12に対して山折り部20を介して下方へ折曲されて溝30に挿入される短片部13cで構成されると共に、その接続中央部が、短片部13cに対して谷折り部21を介して横方向に折曲されて溝30に挿入される長片部13dで構成されている。
【0026】
図4(a)に、プレス取りした状態の、第2実施形態としてのフレキシブル配線板F1を示している。このフレキシブル配線板F1は、一対の主配線部4a、4bの側辺部12の外端部に短片部13cが連接され、この短片部13cに長片部13dが連接され、この短片部13cと長片部13dとで接続部13を形成した構造である。主配線部4a、4bと短片部13cの境目の部分が山折り部20となり、長片部13dの両端部付近で短片部13cとの境目が谷折り部21となっている。
【0027】
図4(b)において、主配線部4a、4bと短片部13cとの境目を山折り部20として短片部13cを下方へ折曲すると共に、谷折り部21で長片部13dを横方向に折曲することにより、接続部13は、縦向きの略コ字形帯状体に形成される。
【0028】
この状態でフレキシブル配線板F1は、図3に示すように、主配線部4a、4bをケース1の裏面の両側部分3c,3dにそれぞれ配置すると共に、接続部13を溝30に嵌め込んで取り付けられる。このとき主配線部4a、4bは、その各側辺部12,12を相対向させ、かつ各外側辺部17,17をケース1の裏面の両側部分3c,3dの各上辺に沿わせて配置されている。
【0029】
このため第2実施形態では、プレス取りした状態のフレキシブル配線板F1は、接続部13の長さの範囲内に一対の主配線部4a、4bが収まるので、第1実施形態と同様に、生地の取り数を増加させることができ、フレキシブル配線板のコストダウンを図ることができる。
【0030】
また、接続部13の接続端部および接続中央部をそれぞれ構成する短片部13cおよび長片部13dが、ケース1の裏面に形成された略コ字形の溝30に嵌め込まれる構造であるので、強度の弱い接続部13の全体が溝30内で保護され、ケース1の裏面の表面に露出することがないので、フレキシブル配線板の断線を防止できる。
【0031】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、接続部は、その少なくとも接続中央部が縦向きの状態で、ケースの裏面に形成された溝に嵌め込んだ構造であるので、強度の弱い接続中央部が溝内で保護され、ケース裏面の表面に露出することがないので、フレキシブル配線板の断線を防止できる。
【0032】
また、リード線等の別部品を使用しないので、部品点数も少なくすみ、コストダウンできる。
【0033】
さらには、ケースの裏面に形成される溝は、接続部の嵌入可能な小幅を有して形成されれば足り、このため溝の形成にも拘わらず、ケース裏面の利用有効面積を確保することができる。
【0036】
またさらに、プレス取りした状態のフレキシブル配線板は、接続部の長さの範囲内に一対の主配線部が収まるため、無駄な空間が減少し、プレス取り幅が従来のそれに比して大幅に減少し、生地の取り数を増加させることができ、これによりフレキシブル配線板のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル配線板の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の第1実施形態におけるプレス取りした状態のフレキシブル配線板の平面図である。
【図3】本発明のフレキシブル配線板の第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】(a)は、第2実施形態におけるプレス取りした状態のフレキシブル配線板の平面図、(b)は、(a)のフレキシブル配線板の折曲後の状態を示す斜視図である。
【図5】従来のフレキシブル配線板の斜視図である。
【図6】従来のプレス取りした状態のフレキシブル配線板の平面図である。
【図7】他の従来のフレキシブル配線板の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 凸部
3a、3b 段差部(ケース裏面の)
3c、3d 両側部分(ケース裏面の)
3e 中央(ケース裏面の)
4a、4b 主配線部
12 側辺部(主配線部の)
13 接続部
13a、13c 短片部(接続端部)
13b、13d 長片部(接続中央部)
14、21 谷折り部
15、20 山折り部
16、30 溝
F、F1 フレキシブル配線板
Claims (1)
- 計器のケースの裏面の両側の2箇所にフレキシブル配線板の主配線部が配置され、各主配線部同士を接続部を介して接続したフレキシブル配線板であって、
前記接続部は、前記各主配線部に対してそれぞれ折曲されて両側端に位置する接続端部と、この両側端に位置する接続端部同士を接続する接続中央部とを有して、前記各主配線部の配線面に対して縦向きの略コ字形帯状体に形成され、少なくても前記接続中央部を前記ケースの裏面に形成された溝に嵌め込んで取り付けられており、
前記フレキシブル配線板のプレス取り形状は、前記主配線部の相対向する各側辺部が前記接続部と平行をなし、かつ該側辺部の外端部に前記接続端部が、該接続端部に前記接続中央部が各々連接された形状であり、かつ前記接続部の長さの範囲内に前記主配線部が収まった形状であることを特徴とするフレキシブル配線板。
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