JP2023130535A - 配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り曲げられたフレキシブル基板を用いた配線装置を小型化でき、且つ、配線装置の組み立て性を向上させること。【解決手段】配線装置は、フレキシブル基板と、フレキシブル基板を収容する筐体とを備え、フレキシブル基板は、第1直線部と、第2直線部と、第1直線部と第2直線部との間において、フレキシブル基板の裏面側に向かって凸状に設けられ、第1直線部と第2直線部とが平面視で所定の相対角度をなすように、第1直線部と第2直線部とを連結する連結部とを有する立体形状を有し、筐体は、第1直線部を収容する第1収容部と、第2直線部を収容する第2収容部と、第1収容部と第2収容部との間に凹状に設けられ、連結部が収容され、連結部を保持する第3収容部とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、配線装置に関する。
特許文献1には、回転コネクタに用いられる帯状のケーブルに関し、当該ケーブルを折り曲げることによって、当該ケーブルの延在する方向を、当該ケーブルの長手方向と直交する方向に転換する技術が開示されている。
特開2017-199594号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ケーブルを折り曲げる際に、折り曲げ部に広い面積が必要であり、装置を小型化させることができない。
また、この方法では、ケーブルを筐体に固定する際に、狭い隙間に挟み込む必要があり、配線装置の組み立て性を向上させることができない。
一実施形態に係る配線装置は、フレキシブル基板と、フレキシブル基板を収容する筐体とを備え、フレキシブル基板は、第1直線部と、第2直線部と、第1直線部と第2直線部との間において、フレキシブル基板の裏面側に向かって凸状に設けられ、第1直線部と第2直線部とが平面視で所定の相対角度をなすように、第1直線部と第2直線部とを連結する連結部とを有する立体形状を有し、筐体は、第1直線部を収容する第1収容部と、第2直線部を収容する第2収容部と、第1収容部と第2収容部との間に凹状に設けられ、連結部が収容され、連結部を保持する第3収容部とを有する。
一実施形態によれば、折り曲げられたフレキシブル基板を用いた配線装置を小型化でき、且つ、配線装置の組み立て性を向上させることができる。
第1実施形態に係る配線装置の外観斜視図 第1実施形態に係る配線装置の平面図 第1実施形態に係る配線装置の分解斜視図 第1実施形態に係る配線装置の第3収容部による連結部の保持構成を示す断面図 第1実施形態に係るFPCの折り曲げ加工前後の状態を模式的に示す図 第2実施形態に係る配線装置の外観斜視図 第2実施形態に係る配線装置の平面図 第2実施形態に係る配線装置の分解斜視図 第2実施形態に係る配線装置の第3収容部による連結部の保持構成を示す断面図 第2実施形態に係るFPCの折り曲げ加工前後の状態を模式的に示す図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
(配線装置100の概要)
図1は、第1実施形態に係る配線装置100の外観斜視図である。図2は、第1実施形態に係る配線装置100の平面図である。図3は、第1実施形態に係る配線装置100の分解斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、配線装置100が備えるFPC(Flexible printed circuits)110の厚さ方向をZ軸方向(高さ方向)として、FPC110の裏面側をZ軸負側とし、Z軸方向と直交する方向を、X軸方向およびY軸方向(水平方向)として説明するが、これに限定されるものではなく、相対的な位置関係が同じであれば本発明の権利範囲に含まれるものである。
図1に示す配線装置100は、例えば、自動車等の車両において、外部の2つの部品(図示省略)同士を電気的に接続するために用いられる。
図1に示すように、配線装置100は、筐体120と、筐体120の一端側に収容された第1回路基板130と、筐体120の他端側に収容された第2回路基板140と、筐体120に収容され、第1回路基板130と第2回路基板140とを接続するFPC110とを備えて構成されている。なお、FPC110は「フレキシブル基板」の一例であり、可撓性を有するフィルム状の配線部材である。
配線装置100は、一端側に設けられた第1回路基板130が、外部の2つの部品のうちの一の部品に電気的に接続され、他端側に設けられた第2回路基板140が、外部の2つの部品のうちの他の部品に電気的に接続される。これにより、配線装置100は、外部の2つの部品同士を電気的に接続する。
図2に示すように、筐体120におけるFPC110を収容する部分は、平面視において折れ曲がった形状を有しており、これに対応して、FPC110は、平面視において折れ曲がった形状を有している。
なお、配線装置100は、車両への使用に限らず、車両以外の機器(例えば、航空機、鉄道車両、ゲーム機、リモコン等)において、2つの部品同士を電気的に接続するために用いられてもよい。
(配線装置100の構成)
図2および図3に示すように、配線装置100は、FPC110、筐体120、第1回路基板130、および第2回路基板140を備える。
FPC110は、第1回路基板130に形成される電子回路と、第2回路基板140に形成される電子回路とを、電気的に接続する。FPC110は、例えば、薄膜状の導電性素材(例えば、銅箔)からなる複数本の帯状の配線116(図2参照)が、互いに重なり合う一対のフィルム部材(例えば、ポリイミドフィルム)の間に挟み込まれることによって形成される。
FPC110は、第1直線部111、第2直線部112、連結部113、第1端子部114、および第2端子部115を有する。図2に示すように、FPC110は、平面視において、第1直線部111と第2直線部112とが所定の相対角度をなして、第1直線部111と第2直線部112との間の連結部113において折れ曲がった形状を有する。
第1直線部111は、FPC110の一端側に設けられ、平面視において、X軸と平行な第1の直線L1(図2参照)に沿って、直線状に延在する帯状の部分である。
第2直線部112は、FPC110の他端側に設けられ、平面視において、第1の直線L1に対して所定の相対角度θをなす第2の直線L2(図2参照)に沿って、直線状に延在する帯状の部分である。
なお、本実施形態における第1の直線L1と第2の直線L2のなす所定の相対角度θは「所定の相対角度」の一例である。第1直線部111と第2直線部112とが同一直線上に配置されている場合には相対角度はゼロ度であるが、同一直線上にない場合には、この相対角度θが0度より大きく設定されている。
連結部113は、第1直線部111と第2直線部112との間に設けられ、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなすように、第1直線部111と第2直線部112とを連結する部分である。連結部113は、同一平面上に設けられている第1直線部111および第2直線部112に対し、下方に突出した凸状を有する。なお、連結部113の詳細については、図4を用いて後述する。
第1端子部114は、FPC110の一端に設けられている。第1端子部114は、第1直線部111との境界部P1が山折りされることにより、当該境界部P1から下方に延設して設けられる。そして、第1端子部114は、第1回路基板130のコネクタ132に接続される。
第2端子部115は、FPC110の他端に設けられている。第2端子部115は、第2直線部112との境界部P2が山折りされることにより、当該境界部P2から下方に延設して設けられる。そして、第2端子部115は、第2回路基板140のコネクタ142に接続される。
第1回路基板130は、配線装置100の一端に設けられる平板状の部材である。第1回路基板130は、FPC110を外部の一の部品に電気的に接続させるための電気回路(図示省略)が実装される。この電気回路は、例えば、配線パターン、コネクタ等を有して構成される。本実施形態では、第1回路基板130は、平面視において長方形状を有するが、これに限らない。第1回路基板130の上面130Aには、コネクタ132が設けられている。コネクタ132は、FPC110の一端に設けられた第1端子部114が接続される。これにより、コネクタ132は、FPC110を、第1回路基板130に実装された電気回路を介して、外部の一方の部品に電気的に接続させることができる。
第2回路基板140は、配線装置100の他端に設けられる平板状の部材である。第2回路基板140は、FPC110を外部の他の部品に電気的に接続させるための電気回路(図示省略)が実装される。この電気回路は、例えば、配線パターン、コネクタ等を有して構成される。本実施形態では、第2回路基板140は、平面視において長方形状を有するが、これに限らない。第2回路基板140の上面140Aには、コネクタ142が設けられている。コネクタ142は、FPC110の他端に設けられた第2端子部115が接続される。これにより、コネクタ142は、FPC110を、第2回路基板140に実装された電気回路を介して、外部の他方の部品に電気的に接続させることができる。
筐体120は、FPC110を収容および保持する、上部が開口した容器状の部材である。筐体120は、例えば、各種樹脂素材(例えば、PBT(Polybutylene Terephthalate)等)が射出成形されることによって形成される。筐体120は、平面視において、FPC110の形状に対応して、折れ曲がった形状を有する。筐体120は、第1収容部121、第2収容部122、第3収容部123、第4収容部124、および第5収容部125を備える。
第1収容部121は、第1の直線L1(図2参照)に沿った直線状の部分である。第1収容部121は、FPC110の第1直線部111を収容する。第1収容部121は、平面状の内底面121Aを有する。内底面121Aは、FPC110の第1直線部111が載置される。内底面121Aは、平面視において、FPC110の第1直線部111よりも幅が大きい長方形状を有する。
第2収容部122は、第2の直線L2(図2参照)に沿った直線状の部分である。第2収容部122は、FPC110の第2直線部112を収容する、第2収容部122は、平面状の内底面122Aを有する。内底面122Aは、FPC110の第2直線部112が載置される。内底面122Aは、平面視において、FPC110の第2直線部112よりも幅が大きい長方形状を有する。
第3収容部123は、第1収容部121と第2収容部122との間に設けられており、第1収容部121と第2収容部122とが平面視で所定の相対角度θをなすように、第1収容部121と第2収容部122とを連結する部分である。第3収容部123は、下方に凹んだ凹状を有しており、当該凹状の内部において、FPC110の連結部113を収容および保持する。なお、第3収容部123の詳細については、図4を用いて後述する。
第4収容部124は、筐体120の一端に設けられており、第1回路基板130が収容される。第4収容部124は、平面状の内底面124Aを有する。内底面124Aは、第1回路基板130が載置される。内底面124Aは、平面視において、第1回路基板130と略同形状の長方形状を有する。
第5収容部125は、筐体120の他端に設けられており、第2回路基板140が収容される。第5収容部125は、平面状の内底面125Aを有する。内底面125Aは、第2回路基板140が載置される。内底面125Aは、平面視において、第2回路基板140と略同形状の長方形状を有する。
図4は、第1実施形態に係る配線装置100の第3収容部123による連結部113の保持構成を示す断面図である。
図4に示すように、FPC110の連結部113は、第1直線部111と第2直線部112との間において、下方に凸状に設けられている。連結部113は、第1屈曲シート部113A、第2屈曲シート部113B、および接続部113Cを有する。
第1屈曲シート部113Aは、第1直線部111の端部から、FPC110の裏面側(Z軸負側)に向かって延設された略垂直な壁状の部分である。第1屈曲シート部113Aは、第1直線部111との境界部P3が山折りされることによって、略垂直な状態となる。
第2屈曲シート部113Bは、第2直線部112の端部から、FPC110の裏面側(Z軸負側)に向かって延設された略垂直な壁状の部分である。第1屈曲シート部113Aは、第2直線部112との境界部P4が山折りされることによって、略垂直な状態となる。第2屈曲シート部113Bは、第1屈曲シート部113Aと平面視で所定の相対角度θをなして対向している。
接続部113Cは、第1屈曲シート部113Aの側辺(Y軸正側の側辺)と第2屈曲シート部113Bの側辺(X軸正側およびY軸正側の側辺)とを接続する略垂直な壁状の部分である。
連結部113は、第1屈曲シート部113Aの側辺と接続部113Cとの境界部P5と、第2屈曲シート部113Bの側辺と接続部113Cとの境界部P6との各々が谷折りされることによって、第1直線部111と第2直線部112との相対角度を、所定の相対角度θとすることができる。
一方、図4に示すように、筐体120の第3収容部123は、第1収容部121と第2収容部122との間において、下方に凹状に設けられている。第3収容部123は、第1内壁面123Aと第2内壁面123Bとを有する。第1内壁面123Aおよび第2内壁面123Bは、平面視で互いに所定の相対角度θをなして対向する。第1内壁面123Aは、連結部113の第1屈曲シート部113Aを支持する垂直な内壁面である。第2内壁面123Bは、連結部113の第2屈曲シート部113Bを支持する垂直な内壁面である。
図4に示すように、筐体120の第3収容部123は、FPC110の連結部113が上方から嵌め込まれることによって、FPC110の連結部113を保持する。
ここで、連結部113の第1屈曲シート部113Aおよび第2屈曲シート部113Bは、FPC110を折り曲げ加工したことによって発生する、FPC110の弾性力(第1屈曲シート部113Aおよび第2屈曲シート部113Bが接続部113Cに対して水平となるように復帰しようとする弾性力)によって、互いに離間する方向に付勢される。これにより、第1屈曲シート部113Aは、第3収容部123の第1内壁面123Aに押し当てられ、第2屈曲シート部113Bは、第3収容部123の第2内壁面123Bに押し当てられる(図中矢印Aおよび矢印B)。その結果、FPC110の連結部113は、第3収容部123から上方に容易に抜け落ちることが無いように、第1内壁面123Aおよび第1内壁面123Aによって支持される。
すなわち、第1実施形態に係る配線装置100は、FPC110を折り曲げ加工することによって連結部113を立体的に形成し、当該連結部113を第3収容部123に上から嵌め込むことによって、連結部113に生じる弾性力を利用して、当該連結部113を第3収容部123に保持させることができる。このため、第1実施形態に係る配線装置100は、筐体120に対するFPC110の組み立て性を向上させることができる。
また、図4に示すように、筐体120の第1収容部121の内底面121Aにおける、第3収容部123側の端部には、上方に突出した円柱状の突起121Bが設けられている。突起121Bは、図4に示すように、FPC110の第1直線部111の端部に設けられている円形の開口部111Aが嵌め込まれることにより、第1直線部111をさらに正確に位置決めおよび固定する。
また、図4に示すように、筐体120の第2収容部122の内底面122Aにおける、第3収容部123側の端部には、上方に突出した円柱状の突起122Bが設けられている。突起122Bは、図4に示すように、FPC110の第2直線部112の端部に設けられている円形の開口部112Aが嵌め込まれることにより、第2直線部112をさらに正確に位置決めおよび固定する。
図5は、第1実施形態に係るFPC110の折り曲げ加工前後の状態を模式的に示す図である。図5(a)は、FPC110の折り曲げ加工前の第1の状態を表している。図5(b)は、FPC110の折り曲げ加工後の第2の状態を表している。
図5(a)に示すように、FPC110は、折り曲げ加工前の第1の状態において、略矩形状の外形状を有する。また、図5(a)に示すように、FPC110は、第1の状態がなす略矩形状の中に、第1直線部111、第2直線部112、および連結部113が、一体的に形成されている。
また、図5(a)に示すように、FPC110は、第1の状態において、連結部113から第1直線部111の先端の向いている方向(矢印A)と、連結部113から第2直線部112の先端の向いている方向(矢印B)とが、略同じ方向である。
図5(a)に示すように、FPC110は、第1の状態において、長方形状を有する第1直線部111と第2直線部112とが、これらの短手方向に並べて設けられており、両者の境界に設けられた境界部P7において、両者は互いに切り離されている。
そして、FPC110は、第1直線部111と第1屈曲シート部113Aとの境界部P3と、第2直線部112と第2屈曲シート部113Bとの境界部P4とが、それぞれ山折りされる。
さらに、FPC110は、第1屈曲シート部113Aと接続部113Cとの境界部P5と、第2屈曲シート部113Bと接続部113Cとの境界部P6とが、それぞれ谷折りされる。
これにより、FPC110は、図5(b)に示すように、折り曲げ加工後の第2の状態となり、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなし、且つ、連結部113が裏面側に突出した立体形状をなす。FPC110は、第2の状態において、連結部113から第1直線部111の先端の向いている方向(矢印A)と、連結部113から第2直線部112の先端の向いている方向(矢印B)とが、略反対方向である。
このように、第1実施形態に係るFPC110は、折り曲げ加工前の第1の状態における外形状が略矩形状であるため、部品製造時に製造用シートに隙間のない状態で効率よく並べることができるので、一枚のシートからの、配線装置100に用いられるFPC110の取り数を増やすことができ、FPC110の製造コストを削減することができる。
また、第1実施形態に係るFPC110は、折り曲げ加工を行うだけで、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなし、且つ、連結部113が裏面側に突出した立体形状を形成することができるので、平面視で狭い面積の範囲での折り曲げ加工ができる。
また、第1実施形態に係るFPC110は、第1の直線部111および第2の直線部112の表裏を反転させることなく、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなすように、折り曲げ加工を行うことができる。
また、第1実施形態に係るFPC110は、FPC110が、第1の状態において、略矩形状の中に、第1直線部111、第2直線部112、および連結部113が、一体的に形成されている。これにより、第1実施形態に係るFPC110は、第1の状態で部品製造または部品の実装を行い、その後第2の状態で使用することで、FPC110の製造ステージもしくはFPC110に部品を実装する治具のステージを小さくすることができ、部品製造ステージや部品実装の治具ステージの最大寸法仕様を越えた長さの製品に対応できる。
〔第2実施形態〕
次に、図6~図10を参照して、第2実施形態に係る配線装置100-2について説明する。以下、第2実施形態に係る配線装置100-2に関し、第1実施形態に係る配線装置100からの変更点について説明する。なお、第2実施形態に係る配線装置100-2に関し、第1実施形態に係る配線装置100と同様の構成については、第1実施形態に係る配線装置100と同様の符号を付して、説明を省略する。
(配線装置100-2の概要)
図6は、第2実施形態に係る配線装置100-2の外観斜視図である。図6に示すように、配線装置100-2は、FPC110の代わりに、FPC110-2を備える点で、第1実施形態の配線装置100と異なり、その他の点においては、第1実施形態のFPC110と同一である。なお、FPC110-2は「フレキシブル基板」の一例であり、可撓性を有するフィルム状の配線部材である。
(配線装置100-2の構成)
図7は、第2実施形態に係る配線装置100-2の平面図である。図8は、第2実施形態に係る配線装置100-2の分解斜視図である。
図7および図8に示すように、FPC110-2は、連結部113の代わりに連結部117を有する点で、第1実施形態のFPC110と異なり、その他の点においては、第1実施形態のFPC110と同一である。
連結部117は、第1直線部111と第2直線部112との間に設けられ、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなすように、第1直線部111と第2直線部112とを連結する部分である。連結部117は、同一平面上に設けられている第1直線部111および第2直線部112に対し、下方に突出した凸状を有する。なお、連結部117の詳細については、図9を用いて後述する。
図9は、第2実施形態に係る配線装置100-2の第3収容部123による連結部117の保持構成を示す断面図である。
図9に示すように、FPC110-2の連結部117は、第1直線部111と第2直線部112との間において、下方に凸状に設けられている。連結部117は、第1屈曲シート部117A、第2屈曲シート部117B、および接続部117Cを有する。
第1屈曲シート部117Aは、第1直線部111の端部から、FPC110-2の裏面側(Z軸負側)に向かって延設された略垂直な壁状の部分である。第1屈曲シート部117Aは、第1直線部111との境界部P8が山折りされることによって、略垂直な状態となる。
第2屈曲シート部117Bは、第2直線部112の端部から、FPC110-2の裏面側(Z軸負側)に向かって延設された略垂直な壁状の部分である。第1屈曲シート部117Aは、第2直線部112との境界部P9が山折りされることによって、略垂直な状態となる。第2屈曲シート部117Bは、第1屈曲シート部117Aと平面視で所定の相対角度θをなして対向している。
接続部117Cは、第1屈曲シート部117Aの下辺と第2屈曲シート部117Bの下辺(Z軸負側の底辺)とを接続する略水平な底板状の部分である。
連結部117は、第1屈曲シート部117Aの下辺と接続部117Cとの境界部P10と、第2屈曲シート部117Bの下辺と接続部117Cとの境界部P11との各々が谷折りされることによって、第1直線部111と第2直線部112との相対角度を、平面視で所定の相対角度θとすることができる。
図9に示すように、筐体120の第3収容部123は、FPC110-2の連結部117が上方から嵌め込まれることによって、FPC110-2の連結部117を保持する。
ここで、連結部117の第1屈曲シート部117Aおよび第2屈曲シート部117Bは、FPC110-2を折り曲げ加工したことによって発生する、FPC110-2の弾性力(第1屈曲シート部117Aおよび第2屈曲シート部117Bが接続部117Cに対して水平となるように復帰しようとする弾性力)によって、互いに離間する方向に付勢される。これにより、第1屈曲シート部117Aは、第3収容部123の第1内壁面123Aに押し当てられ、第2屈曲シート部117Bは、第3収容部123の第2内壁面123Bに押し当てられる(図中矢印Aおよび矢印B)。その結果、FPC110-2の連結部117は、第3収容部123から上方に容易に抜け落ちることが無いように、第1内壁面123Aおよび第1内壁面123Aによって支持される。
すなわち、第2実施形態に係る配線装置100-2は、FPC110-2を折り曲げ加工することによって連結部117を立体的に形成し、当該連結部117を第3収容部123に嵌め込むことによって、連結部117に生じる弾性力を利用して、当該連結部117を第3収容部123に保持させることができる。このため、第2実施形態に係る配線装置100-2は、筐体120に対するFPC110-2の組み立て性を向上させることができる。
図10は、第2実施形態に係るFPC110-2の折り曲げ加工前後の状態を模式的に示す図である。図10(a)は、FPC110-2の折り曲げ加工前の第1の状態の平面を表している。図10(b)は、FPC110-2の折り曲げ加工後の第2の状態の平面を表している。図10(c)は、FPC110-2の折り曲げ加工後の第2の状態の側面を表している。
図10(a)に示すように、FPC110-2は、折り曲げ加工前の第1の状態において、略矩形状の外形状を有する。また、図10(a)に示すように、FPC110-2は、第1の状態がなす略矩形状の中に、第1直線部111、第2直線部112、および連結部117が、一直線上に並べて一体的に形成されている。
また、図10(a)に示すように、FPC110-2は、第1の状態において、連結部117から第1直線部111の先端の向いている方向(矢印C)と、連結部117から第2直線部112の先端の向いている方向(矢印D)とが、略反対方向である。
FPC110-2は、第1直線部111と第1屈曲シート部117Aとの境界部P8と、第2直線部112と第2屈曲シート部117Bとの境界部P9とが、それぞれ山折りされる。
さらに、FPC110-2は、連結部117の第1屈曲シート部117Aと接続部117Cとの境界部P10と、連結部117の第2屈曲シート部117Bと接続部117Cとの境界部P11とが、それぞれ谷折りされる。
これにより、FPC110-2は、図10(b)および図10(c)に示すように、折り曲げ加工後の第2の状態となり、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなし、且つ、連結部117が裏面側に突出した立体形状をなす。FPC110-2は、第2の状態において、連結部117から第1直線部111の先端の向いている方向(矢印C)と、連結部117から第1直線部112の先端の向いている方向(矢印D)とが、略反対方向である。
このように、第2実施形態に係るFPC110-2は、折り曲げ加工前の第1の状態における外形状が略矩形状であるため、部品製造時に製造用シートに隙間のない状態で効率よく並べることができるので、一枚のシートからの、配線装置100-2に用いられるFPC110-2の取り数を増やすことができ、FPC110-2の製造コストを削減することができる。
また、第2実施形態に係るFPC110-2は、折り曲げ加工を行うだけで、第1直線部111と第2直線部112とが平面視で所定の相対角度θをなし、且つ、連結部117が裏面側に突出した立体形状を形成することができるので、平面視で狭い面積の範囲での折り曲げ加工ができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、本発明の一実施形態では、折り曲げ加工前の状態におけるフレキシブル基板の外形状が直線で囲まれた略矩形状であるが、外形に部分的な凹凸形状や曲線形状を有していても良い。
また、本発明の一実施形態では、フレキシブル基板の折り曲げ加工前の状態、あるいは折り曲げ加工後の状態を、略矩形状、略垂直、略水平、略ゼロ度、略180度など「略」を用いて説明したが、「略」付きの状態で説明されたフレキシブル基板については、「略」無しで示される完全なる状態のみならず、実質的にそのような状態にあるすべてのフレキシブル基板が本発明の権利範囲に含まれる。
100,100-2 配線装置
110,110-2 FPC
111 第1直線部
112 第2直線部
113 連結部
113A 第1屈曲シート部
113B 第2屈曲シート部
113C 接続部
114 第1端子部
115 第2端子部
116 配線
117 連結部
117A 第1屈曲シート部
117B 第2屈曲シート部
117C 接続部
120 筐体
121 第1収容部
121A 内底面
122 第2収容部
122A 内底面
123 第3収容部
123A 第1内壁面
123B 第2内壁面
124 第4収容部
124A 内底面
125 第5収容部
125A 内底面
130 第1回路基板
132 コネクタ
140 第2回路基板
142 コネクタ
L1 第1の直線
L2 第2の直線
P1~P11 境界部
θ 相対角度

Claims (6)

  1. フレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板を収容する筐体と
    を備え、
    前記フレキシブル基板は、
    第1直線部と、
    第2直線部と、
    前記第1直線部と前記第2直線部との間において、前記フレキシブル基板の裏面側に向かって凸状に設けられ、前記第1直線部と前記第2直線部とが平面視で所定の相対角度をなすように、前記第1直線部と前記第2直線部とを連結する連結部と
    を有する立体形状を有し、
    前記筐体は、
    前記第1直線部を収容する第1収容部と、
    前記第2直線部を収容する第2収容部と、
    前記第1収容部と前記第2収容部との間に凹状に設けられ、前記連結部が収容され、前記連結部を保持する第3収容部と
    を有する
    ことを特徴とする配線装置。
  2. 前記連結部は、
    前記第1直線部の端部から前記裏面側に向かって延設された第1屈曲シート部と、
    前記第2直線部の端部から前記裏面側に向かって延設された第2屈曲シート部と、
    前記第1屈曲シート部と前記第2屈曲シート部とが前記所定の相対角度をなすように、前記第1屈曲シート部と前記第2屈曲シート部とを接続する接続部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配線装置。
  3. 前記連結部は、
    前記第1屈曲シート部、前記第2屈曲シート部、および前記接続部の各々が、前記第1直線部および前記第2直線部の各々に対して略垂直であり、
    前記接続部が、前記第1屈曲シート部の側辺と前記第2屈曲シート部の側辺とを接続する
    ことを特徴とする請求項2に記載の配線装置。
  4. 前記フレキシブル基板は、
    折り曲げ加工前の第1の状態において、外形状が略矩形状であり、前記連結部から前記第1直線部の先端の向いている方向と、前記連結部から前記第2直線部の先端の向いている方向とが、略同じ方向であり、
    折り曲げ加工後の第2の状態において、前記連結部から前記第1直線部の先端の向いている方向と、前記連結部から前記第2直線部の先端の向いている方向とが、略反対方向である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の配線装置。
  5. 前記連結部は、
    前記第1屈曲シート部および前記第2屈曲シート部の各々が、前記第1直線部および前記第2直線部の各々に対して略垂直であり、
    前記接続部が、前記第1屈曲シート部の下辺と前記第2屈曲シート部の下辺とを接続し、且つ、前記第1直線部および前記第2直線部の各々に対して略水平である
    ことを特徴とする請求項2に記載の配線装置。
  6. 前記第3収容部は、
    平面視で互いに前記所定の相対角度をなして対向する、
    前記第1屈曲シート部を支持する第1内壁面と、
    前記第2屈曲シート部を支持する第2内壁面と
    を有することを特徴とする請求項2,3,5のいずれか一項に記載の配線装置。
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