JP2018018983A - フラットケーブルおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラットケーブルの断線を抑制し、フラットケーブルがコネクタから脱落することを抑制すること。【解決手段】一端41aに蛇腹部41cを有するフラットケーブル本体41と、他端41bに配置された第一補強板42と、一端41aに配置された第二補強板43とを備え、他端41bは、電子機器本体10と電気的に接続され、一端41aは、基板30と電気的に接続され、第二補強板43は、一端41aと接着されていない非接着部43bを有し、組み付け状態において、蛇腹部41cが、電子機器本体10と車両の被締結部110との間に位置し、非接着部43bが、車両の被締結部110と蛇腹部41cとの間に位置し、車両の被締結部110に締結された締結部材100が蛇腹部41cに接触することが規制される。【選択図】図1

Description

本発明は、フラットケーブルおよび電子機器に関する。
電子機器と基板とを接続するフラットケーブルにおいて、コネクタとの接続部である端部に補強板を備える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−284196号公報
ところで、電子機器が、例えば、車両に搭載される場合、フラットケーブルの近傍に、車両側の締結部材が位置付けられることがある。締結部材の先端がフラットケーブルに接触すると、フラットケーブルは、損傷し断線するおそれがある。
また、電子機器が他の部材と近接している場合、他の部材の組み付け作業時に、作業者が補強板に接触するおそれが高くなる。補強板の幅方向の端部に接触すると、補強板および補強板と接着されたフラットケーブルに作用する応力が大きくなる。この場合、フラットケーブルがコネクタから脱落しやすくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、フラットケーブルの断線を抑制し、フラットケーブルがコネクタから脱落することが抑制されたフラットケーブルおよび電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るフラットケーブルは、電子機器本体と前記電子機器本体と重ねて配置される基板とを電気的に接続し、一端に折り畳まれた蛇腹部を有するフラットケーブル本体と、前記フラットケーブル本体の他端に配置された第一補強板と、前記フラットケーブル本体の一端に配置された第二補強板とを備え、前記フラットケーブル本体の他端は、前記電子機器本体と電気的に接続され、前記フラットケーブル本体の一端は、前記基板と電気的に接続され、前記第二補強板は、前記フラットケーブル本体の一端と接着されていない非接着部を有し、前記蛇腹部が、前記電子機器本体と締結部材が締結される被締結部との間に位置し、前記非接着部が、前記被締結部と前記蛇腹部との間に位置し、前記締結部材が前記蛇腹部に接触することが規制されることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、電子機器本体と、前記電子機器本体の下方を覆うカバー部材と、前記電子機器本体と接続される基板と、上記のフラットケーブルとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、フラットケーブルの断線を抑制し、フラットケーブルがコネクタから脱落することを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るフラットケーブルが接続された電子機器を示す正面図である。 図2は、従来の電子機器本体とカバー部材とを示す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子機器のカバー部材を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係るフラットケーブルを示す斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子機器を示す部分断面図である。 図6は、実施形態に係るフラットケーブルの第二補強板を示す部分拡大図である。 図7は、実施形態に係る電子機器の組み付け手順を説明する断面図である。 図8は、実施形態に係る電子機器の組み付け手順を説明する断面図である。 図9は、カバー部材の撓みを説明する斜視図である。 図10は、矩形状のフラットケーブルの補強板を示す部分拡大図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るフラットケーブル40を備えた電子機器1の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るフラットケーブルが接続された電子機器を示す正面図である。図2は、従来の電子機器本体とカバー部材とを示す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電子機器のカバー部材を示す斜視図である。図4は、実施形態に係るフラットケーブルを示す斜視図である。図5は、実施形態に係る電子機器を示す部分断面図である。図6は、実施形態に係るフラットケーブルの第二補強板を示す部分拡大図である。電子機器1は、例えば、CD(Compact Disc)再生装置などのカーオーディオなどである。
図1を用いて、電子機器1を説明する。電子機器1は、電子機器本体10と、電子機器本体10の下方を覆うカバー部材20と、電子機器本体10と接続される基板30と、電子機器本体10と基板30とを電気的に接続するフラットケーブル40とを備える。
図1、図2を用いて、電子機器本体10を説明する。電子機器本体10は、例えば、CDから情報を読み取る。電子機器本体10は、CDから読み取った情報と、電子機器本体10に対する操作として検出された操作情報とに基づいて、制御信号を出力する。電子機器本体10は、筐体11と、筐体11に配置されたスロット12と、基板13とを有する。
筐体11は、直方体状の箱状に形成されている。筐体11は、組み付け状態における底面が開口している。筐体11は、少なくとも、上面11aと、上面11aの向かい合う端部から立設された側面11bおよび側面11cと、上面11aの他の端部から立設され、運転席と向かい合う操作面11dとを有する。操作面11dは、前後方向と直交する平面に配置される。
スロット12は、CDが装着されたり取り外されたりする。スロット12は、操作面11dに配置されている。
基板13は、板状のプリント基板である。より詳しくは、基板13は、絶縁体で形成された板材上に配置した、例えば、集積回路、抵抗器、コンデンサ、トランジスタ、コネクタ14などの電子部品を、電気的に接続し構成されている。基板13は、電子機器本体10の各部に制御信号を出力する。基板13は、コネクタ14を介して制御信号を入出力する。基板13は、筐体11内部の下側に配置されている。基板13は、電子部品が搭載された表面13aが下方を向いて配置されている。言い換えると、基板13は、表面13aが、筐体11の下方の開口を介して露出している。
コネクタ14は、基板13が配置されている平面と平行な方向に沿って配置されている。より詳しくは、コネクタ14は、内部の端子が、基板13が配置されている平面と平行な方向に沿って配置されている。コネクタ14には、フラットケーブル40が、基板13が配置されている平面と平行な方向に沿って挿抜される。コネクタ14は、基板13から出力された制御信号を、接続されたフラットケーブル40を介して出力する。コネクタ14は、電子機器本体10に対する制御信号を、接続されたフラットケーブル40を介して基板13に出力する。
図3を用いて、カバー部材20を説明する。カバー部材20は、電子機器本体10への塵埃の浸入を規制する。カバー部材20は、電子機器本体10の底面10bを覆う。より詳しくは、カバー部材20は、筐体11の下方の開口を覆う。カバー部材20は、透明なポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate:PET)樹脂などの樹脂材で構成されている。カバー部材20は、可撓性を有する。
カバー部材20は、板材をコの字型に曲げ加工して形成されている。カバー部材20は、矩形状の壁面20aと、壁面20aの向かい合う端部から立設された側壁20bおよび側壁20cを有する。壁面20aは、筐体11の下方の開口と向かい合って配置されている。言い換えると、壁面20aは、筐体11の下方の開口を覆って配置されている。側壁20bおよび側壁20cは、筐体11の側面11bおよび側面11cに、接着テープで接着されている。壁面20aは、筐体11や筐体11内部の部品とは非接着である。
開口21は、壁面20aの外周を矩形状に切り欠いて形成されている。開口21は、電子機器本体10のコネクタ14と向かい合う位置に配置されている。開口21は、壁面20aの幅方向の中央部に形成されている。開口21は、フラットケーブル40の他端40bが抜き差し自在である。より詳しくは、開口21を介して、フラットケーブル40の他端40bが電子機器本体10のコネクタ14に挿抜される。
このように構成されたカバー部材20は、筐体11の下方の開口を覆った状態で、自重で下方に撓みを生じる。
図1、図2に戻って、基板30を説明する。基板30は、矩形状で板状のプリント基板である。より詳しくは、基板30は、絶縁体で形成された板材上に配置した、例えば、集積回路、抵抗器、コンデンサ、トランジスタ、コネクタ31などの電子部品を、電気的に接続し構成されている。基板30は、電子機器1の各部に制御信号を出力する。基板30は、コネクタ31を介して制御信号を入出力する。基板30は、電子機器本体10の下側に配置される。より詳しくは、基板30は、電子部品が搭載された表面30aが上方を向いて配置される。言い換えると、基板30は、表面30aが、電子機器本体10の基板13の表面13aと向かい合って配置される。
コネクタ31は、基板30に上向きに配置されている。より詳しくは、コネクタ31は、内部の端子が、上下方向と平行な方向に沿って配置されている。コネクタ31には、フラットケーブル40が、上下方向と平行な方向に沿って挿抜される。コネクタ31は、基板30から出力された制御信号を、接続されたフラットケーブル40を介して出力する。コネクタ30は、電子機器1に対する制御信号を、接続されたフラットケーブル40を介して基板30に入力する。
図4を用いて、フラットケーブル40を説明する。フラットケーブル40は、平板型の導体を複数並べ、電気絶縁性を有する絶縁体で被覆した帯状の電線、いわゆる、フラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)である。フラットケーブル40は、電子機器本体10と基板30とを積層した状態で電気的に接続する。フラットケーブル40は、電子機器1が車両に組み付けられた組み付け状態における、電子機器本体10のコネクタ14と、基板30のコネクタ31との間の距離よりも数mm〜数10mm長い長さを有する。フラットケーブル40は、フラットケーブル本体41と、フラットケーブル本体41を補強する第一補強板42と、フラットケーブル本体41を補強する第二補強板43とを有する。
フラットケーブル本体41は、一端41aに折り畳まれた蛇腹部41cが形成されている。蛇腹部41cは、組み付け状態において、複数回折り畳まれている。蛇腹部41cは、図4において、鎖線で示す部分で山折り、二点鎖線で示す部分で谷折りされている。言い換えると、蛇腹部41cは、鎖線で示す山折り部、谷折り部において、あらかじめ屈曲され折り目が形成されている。より詳しくは、組み付け状態において、蛇腹部41cは、電子機器本体10と車両の締結部材100との間に位置する。蛇腹部41cを伸長させると、フラットケーブル本体41は、組み付け状態における、電子機器本体10のコネクタ14と基板30のコネクタ31との間の距離よりも長い長さを有する。本実施形態では、フラットケーブル本体41は、電子機器本体10のコネクタ14と、基板30のコネクタ31との間の距離よりも数mm〜数10mm長い長さを有する。
図5を用いて、第一補強板42について説明する。第一補強板42は、フラットケーブル本体41の他端41bの曲りや反りを規制する。第一補強板42は、フラットケーブル本体41の他端41bに配置されている。第一補強板42は、フラットケーブル本体41の他端41bと接着されている。第一補強板42は、矩形状に形成されている。第一補強板42は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの樹脂材で構成されている。第一補強板42は、自重で撓まない程度の剛性を有する。第一補強板42は、組み付け状態において、電子機器本体10のカバー部材20の開口21から、開口21の法線方向に対して斜めに引き出される。第一補強板42は、組み付け状態において、第一補強板42の一部がカバー部材20の下方に位置するような、フラットケーブル本体41の配線方向の長さを有する。
図6を用いて、第二補強板43について説明する。第二補強板43は、フラットケーブル本体41の一端41aの曲りや反りを規制する。第二補強板43は、フラットケーブル本体41の一端41aに配置されている。第二補強板43は、凸型に形成されている。第二補強板43は、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの樹脂材で構成されている。第二補強板43は、自重で撓まず、起立する程度の剛性を有する。第二補強板43は、フラットケーブル本体41の一端41aと接着された接着部43aと、フラットケーブル本体41の一端41aと接着されていない非接着部43bとを有する。
接着部43aは、矩形状に形成されている。接着部43aは、フラットケーブル本体41と確実に接着することが可能な範囲で、面積を小さくすることが好ましい。図6において、接着部43aは、説明のために網掛けして図示している。
非接着部43bは、接着部43aと一体に形成され、凸型に形成されている。非接着部43bは、フラットケーブル本体41の配線方向に突出した突出部43cを有する。非接着部43bは、作業者が把持しやすい大きさを有している。
突出部43cは、非接着部43bの幅方向の中央部に形成されている。突出部43cは、組み付け状態において、車両の被締結部110に締結された締結部材100と向かい合う面に位置する。
このように構成された第二補強板43は、組み付け状態において、突出部43cが被締結部110に締結された締結部材100と向かい合う面に位置するような、フラットケーブル本体41の配線方向の長さh1を有する。
ここで、締結部材100について説明する。図1に示すように、締結部材100は、組み付け状態の電子機器1の近傍に配置される。より詳しくは、締結部材100は、組み付け状態の電子機器1の基板30のコネクタ31の上方の車両の被締結部110に締結される。締結部材100は、被締結部110に締結されると、ねじ先が電子機器1側に突出する。
次に、このように構成されたフラットケーブル40を使用した電子機器1の組み付け方法と作用について説明する。電子機器本体10には、カバー部材20が接着されている。また、基板30は、車両に組み付けられている。
図7に示すように、作業者は、電子機器本体10を治具200に載置する。図7は、実施形態に係る電子機器の組み付け手順を説明する断面図である。より詳しくは、作業者は、電子機器本体10を、組み付け状態の姿勢から反時計回りに約180°回転させた姿勢で、治具200に載置する。電子機器本体10は、底面10bが上方を向いた状態で治具200に載置される。言い換えると、電子機器本体10は、基板13の表面13aが、筐体11の開口を介して上方に向いて露出している。
ここで、治具200について説明する。治具200は、電子機器本体10を載置可能な載置台201を有する。治具200は、電子機器本体10の車両における組み付け位置に近接して配置されている。本実施形態では、治具200は、電子機器本体10の車両における組み付け位置の側方に位置付けられている。
そして、作業者は、フラットケーブル40を電子機器本体10と基板30とに接続する。より詳しくは、作業者は、フラットケーブル40の他端40bを電子機器本体10と接続し、フラットケーブル40の一端40aを基板30と接続する。
フラットケーブル40の他端40bと電子機器本体10との接続について説明する。作業者は、第一補強板42を把持して、フラットケーブル40の他端40bを、カバー部材20の開口21を介して、電子機器本体10の基板13のコネクタ14に、矢印A方向に沿って差し込む。このとき、第一補強板42は、一部がカバー部材20の上方に位置するよう開口21の法線方向に対して斜めに引き出されている。そして、作業者は、フラットケーブル40がカバー部材20に撓みなく沿った状態で、フラットケーブル40とカバー部材20とを接着する。
フラットケーブル40の一端40aと基板30との接続について説明する。作業者は、第二補強板43の非接着部43bを把持して、フラットケーブル40の一端40aを、基板30のコネクタ31に、矢印B方向に沿って差し込む。
このようにして、電子機器本体10と基板30とは、フラットケーブル40で電気的に接続される。この状態では、組み付け状態に比べて、基板13のコネクタ14と基板30のコネクタ31との距離が大きいため、フラットケーブル40は、蛇腹部41cが伸長している。
そして、図8に示すように、作業者は、電子機器本体10を、車両における組み付け位置に組み付ける。図8は、実施形態に係る電子機器の組み付け手順を説明する断面図である。より詳しくは、作業者は、電子機器本体10を時計回りに矢印C方向に約180°回転させて、電子機器本体10を治具200上から基板30の上方へ移動させる。具体的には、作業者は、電子機器本体10を矢印C方向に約180°回転させて、電子機器本体10を車両の組み付け位置に配置された図示しない支持部材に載置する。そして、作業者は、締結部材で電子機器本体10を車両の支持部材に固定する。このようにして、図1に示すように、電子機器本体10は、上面10aが上方を向いた状態で、車両における組み付け位置に組み付けられる。
そして、作業者は、フラットケーブル40の蛇腹部41cが電子機器本体10と第二補強板43との間に位置するように、蛇腹部41cの形状を整える。
このようにして、電子機器1が車両に組み付けられる。
図5に示すように、組み付け状態において、第一補強板42は、一部がカバー部材20の下方に位置するよう開口21の法線方向に対して斜めに引き出されている。言い換えると、第一補強板42は、開口21を介して、電子機器本体10の筐体11の内側から外側に開口21の法線方向に対して斜めに配置されている。本実施形態において、第一補強板42は、表面42aが、開口21の下端部に当接している。第一補強板42は、一部がカバー部材20の壁面20aの下側に位置している。このように、第一補強板42がカバー部材20に当接し、カバー部材20が第一補強板42で下方から支えられていることで、カバー部材20は、自重で下方に撓むことが規制されている。言い換えると、カバー部材20は、電子機器本体10の筐体11の開口に沿って配置されている。
また、図1に示すように、組み付け状態において、第二補強板43は、非接着部43bが、車両の被締結部110とフラットケーブル40の蛇腹部41cとの間に位置している。これにより、車両の被締結部110に締結された締結部材100が蛇腹部41cに接触することが規制されている。また、第二補強板43が剛性を有するので、第二補強板43は、上下方向と平行な方向に沿って起立した状態となっている。このため、第二補強板43と締結部材100との距離dは、所定間隔で保持されている。これにより、フラットケーブル40の蛇腹部41cは、第二補強板43によって、電子機器本体10の側面11cから離れる方向への膨出が規制されている。言い換えると、フラットケーブル40の蛇腹部41cは、第二補強板43によって、締結部材100との接触が規制されている。また、フラットケーブル40の蛇腹部41cは、第二補強板43によって、フラットケーブル40の蛇腹部41cと締結部材100との距離を距離d以上の間隔を保持した位置で保持されている。
上述したように、本実施形態によれば、組み付け状態において、第二補強板43は、非接着部43bが、車両の被締結部110とフラットケーブル40の蛇腹部41cとの間に位置している。このため、本実施形態は、車両の被締結部110に締結された締結部材100が蛇腹部41cに接触することを規制することができる。本実施形態によれば、例えば、締結部材100が想定外の首下長さを有し、電子機器1に進入したような場合にも、第二補強板43の非接着部43bで、締結部材100が蛇腹部41cに接触することを規制することができる。
しかも、本実施形態によれば、第二補強板43によって、フラットケーブル40の蛇腹部41cの、電子機器本体10の側面11cから離れる方向への膨出を規制することができる。言い換えると、本実施形態によれば、フラットケーブル40の蛇腹部41cを、第二補強板43によって、フラットケーブル40の蛇腹部41cと締結部材100との距離が距離d以上の間隔を保持した位置に配置することができる。
このように、本実施形態によれば、フラットケーブル40の蛇腹部41cは、第二補強板43によって、締結部材100との接触を確実に規制することができる。
本実施形態によれば、第二補強板43は、凸型に形成されている。このため、第二補強板43は、フラットケーブル40の配線方向に同じ長さを有する矩形状に形成された補強板310に比べて、面積が小さい。
図10を用いて、矩形状の補強板310について説明する。図10は、矩形状のフラットケーブルの補強板を示す部分拡大図である。補強板310は、本実施形態の第二補強板43の配線方向の長さh1と同じ長さを有する。補強板310は、フラットケーブル本体41の一端41aと接着されている。言い換えると、補強板310は、フラットケーブル本体41の一端41aと接着されていない非接着部を有していない。このため、基板30のコネクタ31に差し込まれた補強板310に、例えば、矢印F1で示す、側方からの力が作用した場合、補強板310に作用するモーメントは、第二補強板43に作用するモーメントに比べて大きくなる。このため、補強板310は、第二補強板43に比べて、基板30のコネクタ31から脱落しやすくなる。
これに対して、本実施形態においては、基板30のコネクタ31に差し込まれた第二補強板43は、凸状に形成されているので、側方からの力を受ける部分が小さくなっている。また、本実施形態によれば、第二補強板43に、例えば、矢印Fで示す、側方からの力が作用した場合でも、第二補強板43に作用するモーメントを低減することができる。言い換えると、第二補強板43は、側方からの力を受ける部分が、基板30のコネクタ31に差し込まれた部分に近い位置になるのでの、モーメントを低減することができる。このように、本実施形態によれば、第二補強板43の基板30のコネクタ31からの脱落を抑制することができる。言い換えると、本実施形態によれば、フラットケーブル40が、基板30のコネクタ31から脱落することを抑制することができる。
本実施形態によれば、第二補強板43は、非接着部43bを有している。これにより、本実施形態によれば、第二補強板43がフラットケーブル40と接着されている部分の面積を小さく抑えることで、基板30のコネクタ31に作用する応力を低減することができる。
しかも、本実施形態によれば、第二補強板43は、突出部43cを有している。このため、本実施形態によれば、作業者は、突出部43cを把持することができるので、組み付け作業時の取り扱い性を損なうことを抑制することができる。
本実施形態によれば、図1に示すように、締結部材100が電子機器1の近傍に配置される場合であっても、締結部材100がフラットケーブル40に接触することを確実に規制することができる。このため、本実施形態によれば、電子機器1は組み付け位置の自由度が増大する。
本実施形態によれば、組み付け状態において、第一補強板42は、一部がカバー部材20の下方に位置するよう開口21の法線方向に対して斜めに引き出されている。このため、本実施形態は、カバー部材20が第一補強板42に当接し、第一補強板42で下方から支えられていることで、カバー部材20が自重で下方に撓むことを規制することができる。
図9を用いて、カバー部材20の撓みについて説明する。図9は、カバー部材の撓みを説明する斜視図である。図9において、電子機器本体10には、フラットケーブル40が接続されていない。カバー部材20が第一補強板42で下方から支えられていないので、カバー部材20は、自重で下方に撓んでいる。
これに対して、本実施形態は、カバー部材20が、例えば、基板30に搭載された電子部品と接触することが規制される。これにより、本実施形態は、カバー部材20と基板30とのクリアランスを確保することができる。このため、本実施形態は、カバー部材20が基板30に搭載された電子部品と接触してノイズが生じることを抑制することができる。
さて、これまで本発明に係る電子機器1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。上記で説明した第二補強板43の構成は、一例であり、これに限定されるものではない。例えば、第二補強板43は、三角形状や、台形状など他の形状であってもよい。
1 電子機器
10 電子機器本体
11 筐体
13 基板
14 コネクタ
20 カバー部材
21 開口
30 基板
31 コネクタ
40 フラットケーブル
40a 一端
40b 他端
41 フラットケーブル本体
41a 一端
41b 他端
41c 蛇腹部
42 第一補強板
43 第二補強板
43a 接着部
43b 非接着部
43c 突出部
100 締結部材
110 被締結部

Claims (5)

  1. 電子機器本体と前記電子機器本体と重ねて配置される基板とを電気的に接続し、一端に折り畳まれた蛇腹部を有するフラットケーブル本体と、
    前記フラットケーブル本体の他端に配置された第一補強板と、
    前記フラットケーブル本体の一端に配置された第二補強板と
    を備え、
    前記フラットケーブル本体の他端は、前記電子機器本体と電気的に接続され、
    前記フラットケーブル本体の一端は、前記基板と電気的に接続され、
    前記第二補強板は、前記フラットケーブル本体の一端と接着されていない非接着部を有し、
    前記蛇腹部が、前記電子機器本体と締結部材が締結される被締結部との間に位置し、前記非接着部が、前記被締結部と前記蛇腹部との間に位置し、前記締結部材が前記蛇腹部に接触することが規制されることを特徴とするフラットケーブル。
  2. 前記非接着部は、前記フラットケーブル本体の配線方向に突出した突出部を有し、
    前記突出部は、前記被締結部と前記蛇腹部との間に位置し、前記被締結部に締結された締結部材が前記蛇腹部に接触することを規制する請求項1に記載のフラットケーブル。
  3. 前記第一補強板は、前記電子機器本体の下方を覆うカバー部材に形成された開口から、一部が前記カバー部材の下方に位置するよう前記開口の法線方向に対して斜めに引き出されている請求項1または2に記載のフラットケーブル。
  4. 前記第一補強板は、前記カバー部材と当接することで下方から支持し、撓みを規制する請求項3に記載のフラットケーブル。
  5. 電子機器本体と、
    前記電子機器本体の下方を覆うカバー部材と、
    前記電子機器本体と接続される基板と、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のフラットケーブルと
    を備えることを特徴とする電子機器。
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