JP2012190722A - フレキシブルフラットケーブル及びこれを用いた影像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】両端部を双方のコネクタに上方から挿入すると、中間部分が下方に凹曲するフレキシブルフラットケーブルと、これを用いた影像表示装置を提供する。
【解決手段】並列する複数の線状導体1aが電気絶縁性の上下の樹脂フィルム1b,1cで被覆され、一方の樹脂フィルム1cの両端切欠き部に線状導体の両端部が露出して端子部1d,1dが形成されたフレキシブルフラットケーブルであって、その長さ方向の両端部1e,1eが端子部1d,1dよりも中央側の折り曲げ位置P,Pで一方の樹脂フィルム1c側に鋭角に折り曲げられ、これらの折り曲げ端部1e,1eの他方の樹脂フィルム1b上に補強板2,2が固着された構成のフレキシブルフラットケーブル1とする。鋭角に折り曲げられた折り曲げ端部1e,1eを縦向きにして上方からコネクタに挿入すると、フレキシブルフラットケーブル1の中間部分を凹曲させる応力がかかって中間部分が凹曲する。
【選択図】図3
【解決手段】並列する複数の線状導体1aが電気絶縁性の上下の樹脂フィルム1b,1cで被覆され、一方の樹脂フィルム1cの両端切欠き部に線状導体の両端部が露出して端子部1d,1dが形成されたフレキシブルフラットケーブルであって、その長さ方向の両端部1e,1eが端子部1d,1dよりも中央側の折り曲げ位置P,Pで一方の樹脂フィルム1c側に鋭角に折り曲げられ、これらの折り曲げ端部1e,1eの他方の樹脂フィルム1b上に補強板2,2が固着された構成のフレキシブルフラットケーブル1とする。鋭角に折り曲げられた折り曲げ端部1e,1eを縦向きにして上方からコネクタに挿入すると、フレキシブルフラットケーブル1の中間部分を凹曲させる応力がかかって中間部分が凹曲する。
【選択図】図3
Description
本発明はフレキシブルフラットケーブルとこれを用いた影像表示装置に関し、更に詳しくは、端子部が形成されたフレキシブルフラットケーブルの両端部をコネクタに上方から挿入して接続したときにフレキシブルフラットケーブルの中間部が下方に凹曲するように改良したフレキシブルフラットケーブルと、このフレキシブルフラットケーブルを用いた液晶テレビなどの影像表示装置に関する。
隣接するプリント配線基板同士を電気的に接続する従来の一般的なフレキシブルフラットケーブル100は、図8に示すように、並列する複数の線状導体1aを電気絶縁性の上下の樹脂フィルム1b,1cで被覆すると共に、一方の樹脂フィルム1cの両端切欠き部に線状導体1aの両端部を露出させて端子部1d,1dを形成したものであって、その両端部の樹脂フィルム1b上には補強板2,2が固着されている。
また、フレキシブルフラットケーブルの補強板が固着された両端部の先端を直角に折り曲げ、フレキシブルフラットケーブルの両端部を開閉式のコネクタに挟み込んで接続する際に、両端部の先端折り曲げ部をコネクタの凹部に嵌合して、両端部がコネクタから抜け出さないようにしたフレキシブルフラットケーブル(特許文献1)や、
フレキシブルフラットケーブルの両端部にコネクタの嵌合長よりも少しだけ長い補強板を固着して該補強板の端面でフレキシブルフラットケーブルをコの字形に折り曲げ、この折り曲げ部を指で押さえ込んでコネクタに挿入するようにしたフレキシブルフラットケーブル(特許文献2)や、
フレキシブルフラットケーブルの補強板が固着された端部を直角に折り曲げて補強板の突起部を折り曲げ位置よりも長さ方向に突出させ、この突起部を指先で保持してコネクタに挿抜できるようにしたフレキシブルフラットケーブル(特許文献3)や、
フレキシブルフラットケーブルのコネクタ接続部が形成された端部を直角に折り曲げると共に、この折り曲げ部の一部を折り曲げないように切り欠いてコネクタ着脱操作用保持部を形成したフレキシブルフラットケーブル(特許文献4)なども知られている。
フレキシブルフラットケーブルの両端部にコネクタの嵌合長よりも少しだけ長い補強板を固着して該補強板の端面でフレキシブルフラットケーブルをコの字形に折り曲げ、この折り曲げ部を指で押さえ込んでコネクタに挿入するようにしたフレキシブルフラットケーブル(特許文献2)や、
フレキシブルフラットケーブルの補強板が固着された端部を直角に折り曲げて補強板の突起部を折り曲げ位置よりも長さ方向に突出させ、この突起部を指先で保持してコネクタに挿抜できるようにしたフレキシブルフラットケーブル(特許文献3)や、
フレキシブルフラットケーブルのコネクタ接続部が形成された端部を直角に折り曲げると共に、この折り曲げ部の一部を折り曲げないように切り欠いてコネクタ着脱操作用保持部を形成したフレキシブルフラットケーブル(特許文献4)なども知られている。
しかしながら、図8に示す従来のフレキシブルフラットケーブル100を用いて、図9に示すように隣接するプリント配線基板3,3のコネクタ4,4にフレキシブルフラットケーブル100の両端部(端子部1d,1dが形成され且つ補強板2,2が固着された両端部)を上方から挿入して、プリント配線基板3,3同士を電気的に接続すると、フレキシブルフラットケーブル100が図示のように凸曲するため、その上方に電磁波を遮断するシールド板金5などが配置される場合には、フレキシブルフラットケーブル100がシールド板金5に接触し、電磁妨害(EMI)や、電磁感受性(EMS)に悪影響を与えるという問題があった。
また、従来のフレキシブルフラットケーブル100は、その両端部をコネクタ4,4に挿入する際に、作業者の指先が露出した端子部1d,1dに触れやすいため、端子部1d,1dに指先の油脂分が付着して酸化により劣化しやすくなるという問題もあった。
前者の問題(シールド板金5との接触の問題)は、凸曲したフレキシブルフラットケーブル100がシールド板金5に接触しないように、シールド板金5とプリント配線基板3,3との間隔を拡げることによって、一応は解決されるが、このように間隔を拡げることは、昨今の液晶テレビなどの影像表示装置の薄型化の要請に反することになるので、好ましい解決策とは言えない。このような事情から、両端部を双方のコネクタ4,4に上方から挿入したときに、中間部分が凸曲しないで下方に凹曲するようなフレキシブルフラットケーブルの開発が望まれている。
一方、後者の問題(端子部1dに指先の油脂分が付着する問題)は、前記特許文献3,4のフレキシブルフラットケーブルのように突起部やコネクタ着脱操作用保持部を形成し、これらを指先で摘んでフレキシブルフラットケーブルの両端部をコネクタに挿入するように構成すれば、解決することが可能である。
けれども、前記特許文献1〜4のフレキシブルフラットケーブルはいずれも、両端部をコネクタに上方から挿入したときにフレキシブルフラットケーブルが下方に凹曲するものではないので、前記特許文献1〜4のフレキシブルフラットケーブルの技術を適用しても、前者のシールド板金等との接触の問題を解決することはできない。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題(目的)は、端子部が形成されたフレキシブルフラットケーブルの両端部をコネクタに上方から挿入すると、フレキシブルフラットケーブルの両端部を除いた中間部分が下方に凹曲するように構成したフレキシブルフラットケーブルと、このフレキシブルフラットケーブルを用いた液晶テレビなどの影像表示装置を提供することにある。
そして、望ましい実施形態においては、コネクタに対する両端部の挿抜作業がし易く、しかも、指先の油脂分が端子部に付着しにくいフレキシブルフラットケーブルと、これを用いた影像表示装置を提供することも目的としている。
そして、望ましい実施形態においては、コネクタに対する両端部の挿抜作業がし易く、しかも、指先の油脂分が端子部に付着しにくいフレキシブルフラットケーブルと、これを用いた影像表示装置を提供することも目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係るフレキシブルフラットケーブルは、並列する複数の線状導体が電気絶縁性の上下の樹脂フィルムで被覆され、一方の樹脂フィルムの両端切欠き部に線状導体の両端部が露出して端子部が形成されたフレキシブルフラットケーブルであって、その長さ方向の両端部が上記端子部よりも中央側の折り曲げ位置で一方の樹脂フィルム側に鋭角に折り曲げられ、これらの折り曲げ端部の他方の樹脂フィルム上に補強板がそれぞれ固着されていることを特徴とするものである。
本発明に係るフレキシブルフラットケーブルにおいては、上記補強板が折り曲げ端部の長さよりも長い補強板であって、この長い補強板の一端側部分が折り曲げ端部の他方の樹脂フィルム上に重ね合わされて固着され、補強板の他端側部分が折り曲げ端部から上記折り曲げ位置を越えて突き出していることが望ましい。
そして、本発明に係る影像表示装置は、複数のプリント配線基板が隣接して装置内部に設けられ、これらのプリント配線基板の相対向する位置に設置されたコネクタに、本発明のフレキシブルフラットケーブルの補強板を固着した折り曲げ端部がプリント配線基板と直交方向に挿入されて、プリント配線基板同士が電気的に接続されており、フレキシブルフラットケーブルの折り曲げ端部を除いた中間部分がプリント配線基板側に凹曲していることを特徴とするものである。
本発明に係るフレキシブルフラットケーブルのように、その長さ方向の両端部が端子部よりも中央側の折り曲げ位置で一方の樹脂フィルム側に鋭角に折り曲げられ、これらの折り曲げ端部の他方の樹脂フィルム上に補強板がそれぞれ固着されていると、補強板が固着されたこれらの折り曲げ端部を縦向きにして双方のコネクタに上方から挿入したときに、フレキシブルフラットケーブルの折り曲げ端部を除いた中間部分に下向きの応力がかかって、中間部分が下方に凹曲する。従って、フレキシブルフラットケーブルの上方にシールド板金などが配置されても、フレキシブルフラットケーブルがシールド板金などに接触して電磁妨害(EMI)や電磁感受性(EMS)に悪影響を与える心配がなくなるので、シールド板金などを配置する高さを従来よりもかなり低く設定することが可能となり、それによって液晶テレビなどの影像表示装置の更なる薄型化を図ることが可能となる。
また、補強板がフレキシブルフラットケーブルの折り曲げ端部の長さよりも長い補強板であって、この長い補強板の一端側部分が折り曲げ端部に重ね合わされて固着され、補強板の他端側部分が折り曲げ端部から折り曲げ位置を越えて突き出す構成とされたフレキシブルフラットケーブルは、この突き出した補強板の他端側部分を指先で掴んで折り曲げ端部をコネクタに挿入したり抜き取ったりすることができるので、コネクタに対する折り曲げ端部の挿抜作業がしやすくなり、しかも、指先の油脂分が折り曲げ端部の露出した端子部に付着しにくいので、端子部が油脂分で酸化されて劣化することも抑制される。
また、本発明に係る影像表示装置は、装置内部に互いに隣接して設けられたプリント配線基板同士が本発明のフレキシブルフラットケーブルで接続され、フレキシブルフラットケーブルの折り曲げ端部を除いた中間部分がプリント配線基板側に凹曲しているため、双方のプリント配線基板に跨がってシールド板金などを取付けても、フレキシブルフラットケーブルがシールド板金などに接触する恐れが殆どなくなり、従来よりもシールド板金などの取付け高さを大幅に低く設定できるので、影像表示装置の更なる薄型化を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳細に説明する。
図1、図2、図3は本発明の一実施形態に係るフレキシブルフラットケーブルの平面図、底面図、A−A線断面図であり、図4、図5は両端部を折り曲げる前の同フレキシブルフラットケーブルの縦断面図、底面図である。図示のように、このフレキシブルフラットケーブル1は、並列する複数の線状導体1aが電気絶縁性の上下の樹脂フィルム1b,1cで被覆されたものであって、一方(下側)の樹脂フィルム1cの両端部は切欠かれており、この両端切欠き部に各線状導体1aの両端部が露出して、端子部1d,1dが形成されている。
線状導体1aは錫メッキした軟質の銅箔からなるものであって、極細線状に形成されており、所定のピッチで並列に設けられている。また、線状導体1aを被覆する上下の樹脂フィルム1b,1cとしては、所定の厚さを有するポリエステルフィルムやポリオレフィン系フィルムなどが使用され、これらの樹脂フィルム1b,1cは線状導体1aを挟んで熱圧着により一体化されている。
このフレキシブルフラットケーブル1は、その長さ方向の両端部1e,1eが端子部1d,1dよりも中央側の折り曲げ位置P,Pで一方(下側)の樹脂フィルム1c側に鋭角に折り曲げられており、これらの折り曲げ端部1e,1eの他方(上側)の樹脂フィルム1b上には、補強板2,2が接着剤1f,1fで固着されている。
上記補強板2,2は、フレキシブルフラットケーブル1の端子部1d,1dが形成された折り曲げ端部1e,1eをコネクタに挿入する際に、折り曲げ端部1e,1eが座屈しないように補強する役目と、指先で掴んで挿入作業を容易に行う掴み片の役目を兼ね備えたものであって、図3に示すように折り曲げ端部1e,1eの長さよりも長い補強板2,2が使用されている。そして、この長い補強板2,2の一端側部分2a,2aは、折り曲げ端部1e,1eの樹脂フィルム1b,1b上に重ね合わされて接着剤1f,1fで固着されて折り曲げ端部1e,1eを補強しており、補強板2,2の他端側部分2b,2bは、折り曲げ端部1e,1eから折り曲げ位置P,Pを越えて突き出して掴み片となっている。補強板2としては、厚さが0.2〜0.3mm程度の強度のあるポリエステルテープなどが適しており、折り曲げ端部1eの長さよりも2〜5mmほど長くて指先で掴み易いものが好ましく使用される。
上記のフレキシブルフラットケーブル1は、図4に示すように、長さ方向の両端部1e,1eを端子部1d,1dよりも中央側の折り曲げ位置P,Pで曲げ加工する前の平らな状態で、両端部1e,1eよりも長い補強板2,2の一端側部分(外端側部分)2a,2aを両端部1e,1eの上側の樹脂フィルム1bに接着剤1f,1fで固着し、補強板2,2の他端側部分(内端側部分)を固着しないで浮かせたまま、図3に示すように両端部1e,1eを折り曲げ位置P,Pで下側の樹脂フィルム1c側に鋭角に折り曲げ加工することによって作製される。
折り曲げ端部(両端部)1e,1eの折り曲げ角度は、鋭角であれば特に限定されないが、折り曲げ角度が大きくなって直角に近づくほど、折り曲げ端部1e,1eを縦向きにして双方のコネクタに上方から挿入したときにフレキシブルフラットケーブル1の中間部を下方に凹曲させようとする応力が小さくなるので、折り曲げ角度は60°以下、好ましくは45°以下、更に好ましくは30°以下に設定するのがよい。
以上のような構成のフレキシブルフラットケーブル1を用いて双方のプリント配線基板を電気的に接続する場合は、掴み片となる補強板2,2の突き出した他端側部分2b,2bを指先で掴んで、端子部1d,1dが露出した折り曲げ端部1e,1eを縦向きの姿勢にし、図6に示すように隣接する双方のプリント配線基板3,3のコネクタ4,4に折り曲げ端部1e,1eを上方から挿入する。このようにフレキシブルフラットケーブル1の折り曲げ端部2,2をコネクタ4,4に上方から挿入すると、折り曲げ端部2,2は鋭角に折り曲げられているため、フレキシブルフラットケーブル1の折り曲げ端部1e,1eを除いた中間部分に下向きの応力がかかり、図6に示すようにフレキシブルフラットケーブル1の中間部分が下方に凹曲することになる。従って、フレキシブルフラットケーブル1の上方にシールド板金5などが配置されても、フレキシブルフラットケーブル1がシールド板金5などに接触して電磁妨害(EMI)や電磁感受性(EMS)に悪影響を与える心配がなくなるので、シールド板金5などを配置する高さを従来よりもかなり低く設定することが可能となる。
また、上記のように突き出した補強板2,2の他端側部分2b,2bを指先で掴んで折り曲げ端部1e,1eをコネクタ4,4に挿入すると、折り曲げ端部1e,1eの挿入作業がしやすくなり、しかも、指先の油脂分が折り曲げ端部1e,1eの露出した端子部1d,1dに付着しにくいので、端子部1d,1dが油脂分で酸化されて劣化することも抑制される。
図7は前記のフレキシブルフラットケーブル1を用いてプリント配線基板同士を電気的に接続した本発明の影像表示装置の概略説明図であって、薄型の液晶テレビを例示したものである。
即ち、この液晶テレビは、影像を表示する液晶モジュール10をキャビネット11の前面開口部に臨ませてキャビネット11の内部に組み込み、液晶モジュール10のリアフレーム背面の凸部にメインのプリント配線基板3とサブのプリント配線基板3を隣接させて取付けている。そして、図6,図7に示すように、双方のプリント配線基板3,3の相対向する位置に設置されたコネクタ4,4に、前記フレキシブルフラットケーブル1の補強板2,2を固着した折り曲げ端部1e,1eをプリント配線基板3,3と直交方向に挿入してプリント配線基板3,3同士を電気的に接続し、フレキシブルフラットケーブル1の折り曲げ端部を除いた中間部分をプリント配線基板3,3側に凹曲させると共に、双方のプリント配線基板3,3に跨がってフレキシブルフラットケーブル1を覆う電磁波シールド板金5を取付けている。なお、液晶モジュール10は、リアフレーム内にバックライトユニットを設けて、その前面側に液晶パネルを配置したものである。
上記のように、この液晶テレビは、フレキシブルフラットケーブル1の折り曲げ端部1e,1eを除いた中間部分がプリント配線基板3,3側に凹曲し、双方のプリント配線基板3,3に跨がって取付けられたシールド板金5がフレキシブルフラットケーブル1に接触しないため、電磁妨害(EMI)や電磁感受性(EMS)に悪影響を与える心配がなく、従来よりもシールド板金5の取付け高さを低く設定できるので、液晶テレビの更なる薄型化を図ることが可能となる。
1 フレキシブルフラットケーブル
1a 線状導体
1b 他方の樹脂フィルム
1c 一方の樹脂フィルム
1d 端子部
1e 折り曲げ端部(両端部)
2 補強板
2a 補強板の一端側部分
2b 補強板の他端側部分
3 プリント配線基板
4 コネクタ
5 シールド板金
P 折り曲げ位置
1a 線状導体
1b 他方の樹脂フィルム
1c 一方の樹脂フィルム
1d 端子部
1e 折り曲げ端部(両端部)
2 補強板
2a 補強板の一端側部分
2b 補強板の他端側部分
3 プリント配線基板
4 コネクタ
5 シールド板金
P 折り曲げ位置
Claims (3)
- 並列する複数の線状導体が電気絶縁性の上下の樹脂フィルムで被覆され、一方の樹脂フィルムの両端切欠き部に線状導体の両端部が露出して端子部が形成されたフレキシブルフラットケーブルであって、その長さ方向の両端部が上記端子部よりも中央側の折り曲げ位置で一方の樹脂フィルム側に鋭角に折り曲げられ、これらの折り曲げ端部の他方の樹脂フィルム上に補強板がそれぞれ固着されていることを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
- 上記補強板が折り曲げ端部の長さよりも長い補強板であって、この長い補強板の一端側部分が折り曲げ端部の他方の樹脂フィルム上に重ね合わされて固着され、補強板の他端側部分が折り曲げ端部から上記折り曲げ位置を越えて突き出していることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
- 複数のプリント配線基板が隣接して装置内部に設けられ、これらのプリント配線基板の相対向する位置に設置されたコネクタに、請求項1又は請求項2に記載されたフレキシブルフラットケーブルの補強板を固着した折り曲げ端部がプリント配線基板と直交方向に挿入されて、プリント配線基板同士が電気的に接続されており、フレキシブルフラットケーブルの折り曲げ端部を除いた中間部分がプリント配線基板側に凹曲していることを特徴とする影像表示装置。
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