JP3539804B2 - バーコードシートの読み取り仕分け装置 - Google Patents

バーコードシートの読み取り仕分け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3539804B2
JP3539804B2 JP22033895A JP22033895A JP3539804B2 JP 3539804 B2 JP3539804 B2 JP 3539804B2 JP 22033895 A JP22033895 A JP 22033895A JP 22033895 A JP22033895 A JP 22033895A JP 3539804 B2 JP3539804 B2 JP 3539804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
feed
reading
supply
reverse feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22033895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0962798A (ja
Inventor
弘幸 須崎
英樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Corp
Original Assignee
Duplo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Corp filed Critical Duplo Corp
Priority to JP22033895A priority Critical patent/JP3539804B2/ja
Publication of JPH0962798A publication Critical patent/JPH0962798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539804B2 publication Critical patent/JP3539804B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、バーコードを付加した伝票等のシートからバーコード情報をコンピューターに入力する作業工程に於て用いるものである。そして、バーコードの読み取り可能なシートと、バーコードの読み取りが不可能なシートとを仕分けるための、バーコードシートの読み取り仕分け装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バーコードを付加した伝票等の比較的小型のシート(1)から、バーコード情報を自動的に読み取り判別しようとした装置には、図5に示す方法が知られている。
【0003】
この従来方法は、伝票等のシート(1)を複数枚載置する供給板(2)を形成し、この供給板(2)のシート(1)を、供給ローラー(3)の回動によって一枚ずつ取り出し、搬送機構(4)の供給口(5)にシート(1)を供給する。また、搬送機構(4)は、供給ローラー(3)と送出口(6)との間隔に配置する読み取り機構(7)によって、シート(1)のバーコード情報を読み取り判別し、送出口(6)側に搬送する。
【0004】
そして、読み取り機構(7)が、シート(1)のバーコード情報を正常に読み取った場合、このシート(1)は、送出口(6)から水平方向に搬送され、図5に於て、下段側に配置する正常シート収納部(8)に回収される。また、従来、正常なシート(1)は、入力したバーコード情報と同じ順番に回収する必要があった。そのため、従来方法の搬送機構(4)は、シート(1)の搬送経路をC字型に形成し、搬送中にシート(1)の表裏を反転させ、正常シート収納部(8)にシート(1)を回収した状態に於て、バーコードを付加した表面を下側に配置している 。
【0005】
また、読み取り機構(7)は、シート(1)の汚れ等によってバーコード情報を読み取る事ができず、読み取りを不良とした場合、送出口(6)に臨ませた切換ゲート(10)を回動し、この切換ゲート(10)の先端を、送出口(6)よりも下側に傾斜して配置する。その結果、読み取り不良を生じたシート(1)は、切換ゲート(10)の上面を伝わって上方向に搬送され、図5に於て、上段側に配置する不良排出部(11)に回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の装置は、搬送機構(4)のシート(1)の搬送路をC字型に大きく湾曲して形成し、搬送機構(4)のシートの搬送経路が長いものとなっていた。また、読み取り機構(7)で読み取られたバーコードが、正常か不良かを判別し振り分けるために、この判別結果の出るタイミングに合わせて、読み取り機構(7)から切換ゲート (10)までの搬送経路が長いものとなっていた。そのため、装置の構成が大型化し、コスト高となる欠点を有していた。
【0007】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、本発明は、バーコードを付加した伝票等のシートから、バーコード情報を自動的に読み取り判別する装置に於て、装置を小型化して形成し、廉価に製造しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の如き課題を解決するため、シートを供給口から送出口まで搬送する搬送機構と、この搬送機構のシートの供給側に配置し複数枚のシートを載置する供給板と、この供給板の搬送機構側に配置し供給口にシートを供給可能な供給ローラーと、この供給ローラーと送出口との間隔に配置しシートのバーコードを読み取り判別する読み取り機構と、この読み取り機構を通過したシートを導入し読み取り機構のバーコードの読み取り結果に対応してシートの正方向移送と逆方向移送を可能とする送出口のシート搬送方向に設けた正逆送り機構と、この正逆送り機構の正送り方向に設けた読み取り不良シートの不良排出部と、正逆送り機構の逆送り方向に設けた切換ゲートと、この切換ゲートの開放時に正常シートを、正逆送り方向の下面に配置した正常シート収納部に搬送する正常送り機構とから成るものである。
【0009】
また、搬送機構の供給口側には、シートの連鎖を検知可能な通過検知センサーを配置し、この通過検知センサーの連鎖検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能としても良い。
【0010】
また、搬送機構の供給口側には、シートの重送を検知可能な重ね検知センサーを配置し、この重ね検知センサーの重送検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能としても良い。
【0011】
また、搬送機構の送出口側には、シートの後端の通過を検知可能な送り制御センサーを配置し、この送り制御センサーの通過検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に一定の時間作動した後、正逆送り機構を停止可能としても良い。
【0012】
【作用】
上述の如く構成したものに於て、バーコードを付加した伝票等のシートから、バーコード情報を読み取るには、表面を上側に配置してシートを供給板に複数枚積層する。そして、供給ローラーを回動し、供給板に載置した最上面のシートを、搬送機構の供給口に供給する。
【0013】
また、供給口に供給したシートは、搬送機構によって送出口方向に搬送される。また、この搬送中に、シートは、供給ローラーと送出口との間隔に配置する読み取り機構によって、バーコードの読み取り判別が行われる。
【0014】
また、バーコードの読み取り判別が行われたシートは、送出口のシート搬送方向に配置する正逆送り機構に搬送される。そして、シートは、汚れ等によって、バーコードの読み取りを不良とした場合、正逆送り機構は、読み取り不良のシートを正送り方向に搬送し、この正送り方向に配置する不良排出部に不良シートを回収する。
【0015】
また、上記では、バーコードの読み取り不良が生じた場合、この不良シートを不良排出部に回収したが、シートのバーコードの読み取りが可能となった場合、正逆送り機構は、正常シートを逆送り方向に搬送する。また、同時に、切換ゲートは開放方向に作動する。そして、正逆送り機構は、切換ゲートの開放方向に正常シートを搬送する。そして、正常シートは、切換ゲートの開放方向に配置する正常送り機構によって正常シート収納部に搬送される。また、この搬送途中に於て、正常シートは、表裏を反転し、表面を下側に配置した状態で、正常シート収納部に回収される。この正常シートは、上から一枚ずつ正常シート収納部に積層されるため、入力したバーコード情報の順序と同じ順番で揃える事が可能である。
【0016】
このように、本願発明は、搬送機構の搬送先に、シートを正方向または逆方向に移送可能な正逆送り機構を配置する事によって、正常シートの逆送り方向の搬送経路と不良シートの正方向の搬送経路とを共用する事ができる。そのため、シートの搬送経路は短くなり、装置を小型化して形成する事が可能となる。また、正逆送り機構は、バーコードの読み取り結果に対して、シートを正送り方向または逆送り方向に搬送するものであるから、従来方法の如く、読み取り機構の読み取り結果の出るタイミングに合わせて、読み取り機構から後の搬送経路を長く形成する必要がなく、装置の小型化を行って、廉価に形成する事が可能となる
【0017】
また、バーコードの読み取り判別を正常とする正常シートは、正逆送り機構の逆送り方向に配置する切換ゲートに搬送され、正常送り機構によって、正逆送り方向の下面に配置する正常シート収納部に回収できるため、正常シートの迅速な回収作業を容易に行う事が可能となる。
【0018】
また、バーコードの読み取り判別が不良になった不良シートは、正逆送り機構の正方向送りによって、そのまま不良排出部に搬送される。このため、不良シートは、供給板から不良排出部まで搬送経路を最短距離で通過する事ができ、不良排出部への迅速な回収作業を可能とし、作業効率を大幅に向上する事が可能となる。
【0019】
また、搬送機構の供給口側には、シートの連鎖を検知可能な通過検知センサーを配置する。そして、この通過検知センサーの連鎖検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能とすれば、供給不良を生じた不良シートを、読み取り機構の読み取り判別の結果を待たずに、不良排出部に迅速に回収する事が可能となる。
【0020】
また、搬送機構の供給口側には、シートの重送を検知可能な重ね検知センサーを配置する。そして、この重ね検知センサーの重送検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能とすれば、供給不良を生じた不良シートを、読み取り機構の読み取り判別の結果を待たずに、不良排出部に迅速に回収する事が可能となる。
【0021】
また、搬送機構の送出口側には、シートの後端の通過を検知可能な送り制御センサーを配置する。そして、この送り制御センサーの通過検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に一定の時間作動した後、正逆送り機構を停止可能とすれば、シートの後端を正逆送り機構の一定の位置に停止する事が可能となる。このため、正逆送り機構は、正常シートを誤って不良排出部に搬送する事がなく、シートの確実な仕分け作業を行う事が可能となる。
【0022】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(20)は複数枚のシートを載置する供給板、(21)は供給板のシートを供給する供給ローラー、(22)は供給口から送出口までシートを搬送する搬送機構、(23)はシートからバーコード情報を読み取り判別する読み取り機構、(24)はシートの正逆送り機構、(25)は正逆送り機構の正送り方向に配置し不良シートを回収する不良排出部、(26)は正逆送り機構の逆送り方向に配置する切換ゲート、(27)は正常シートの正常送り機構、(28)は正常シートを回収する正常シート収納部である。また、(30)は上記機構の両側に配置する装置本体の側板である。
【0023】
そして、以下各機構を詳細に説明すれば、供給板(20)は、バーコード情報を付加した伝票等のシート(31)を積層して載置可能とする。また、この供給板(20)は、図1に示す如く、上面両側にシート(31)の両側を保持する保持板(32)を垂直に突設している。また、この供給板(20)は、側板(30)間に配置する基端軸(29)を供給元側に挿通し、この基端軸(29)を軸芯として供給先を下方に回動している。
【0024】
また、供給板(20)の供給方向には、供給ローラー(21)を配置している。そして、供給板(20)は、バネ等の付勢手段(図示せず)によって、供給ローラー(21)側に付勢され、供給ローラー(21)へのシート(31)の接触状態を保持する事が可能である。また、供給ローラー(21)は、図3に示す如く、回動軸(33)にギア部(34)を接続し、このギア部(34)を、ベルト、ギア等からなる伝達機構(35)を介して原動機(36)に接続している。また、供給ローラー(21)は、シート(31)の供給命令が発生した場合に回動し、供給命令の待機時は、回動軸(33)に設けたクラッチ(37)の切り離し操作によって回動を停止している。
【0025】
また、この供給ローラー(21)の下側には、搬送機構(22)の正逆送り機構(24)側まで延長するガイド板(38)を形成している。このガイド板(38)は、供給板(20)のシート(31)の積層端面に接触する突当面(39)を形成する。
【0026】
また、ガイド板(38)は、突当面(39)の上部に捌き板(40)を形成する。この捌き板(40)は、図1に示す如く、ガイド板(38)の表面に突出して配置し、シート(31)の裏面に接触する事が可能である。そして、この捌き板(40)と供給ローラー(21)との間に、シート(31)を挿入する事により、ガイド板(38)の供給先方向にシート(31)を一枚ずつ供給する事が可能となる。
【0027】
また、この供給ローラー(21)と捌き板(40)と間に、複数のシート(31)が重なって挿入しようとしても、シート(31)同士間の摩擦力は、供給ローラー(21)とシート(31)との間の摩擦力や、捌き板(40)とシート(31)との間の摩擦力に比較して小さくなる。そのため、この小さな摩擦力を利用して、供給ローラー(21)は、供給板(20)の最上面に配置するシート(31)のみを供給する事が可能となる。
【0028】
また、供給ローラー(21)と捌き板(40)との間を通過したシート(31)は、供給ローラー(21)の供給先に配置する安定板(41)とガイド板(38)との間に挿入され、シート(31)の跳ね上がり等を防止する。
【0029】
また、この安定板(41)とガイド板(38)の間に挿入したシート(31)は、重ね検知センサー(42)によって、2枚差し等の重送の検出が行われる。この重ね検知センサー(42)は、一例に於て、発光素子(43)と受光素子(44)とにより形成する。
【0030】
また、同時に、シート(31)は、通過検知センサー(45)によって、通過時間を検知される。この通過検知センサー(45)は、先端部をガイド板(38)の表面側に突出し、この先端部を押圧してシート(31)が通過すると、このシート(31)の通過時間を検出する事が可能である。
【0031】
また、このシート(31)の通過時間の検出方法は、通過検知センサー(45)の信号を受信可能に接続したインデックス板(48)によって行われる。このインデックス板(48)は、図3に示す如く、伝達機構(35)を介して原動機(36)に接続し、一定の速度で回動可能としている。また、インデックス板(48)は、外周縁に複数個のノッチ(50)を設けている。また、インデックス板(48)は、ノッチ(50)に臨ませて、外周方向にノッチセンサー(図示せず)を固定的に形成している。このノッチセンサーは、通過検知センサー(45)がシート(31)の通過を検知している間、回動するインデックス板(48)のノッチ(50)の通過数から出力パルスを検出する。その結果、シート(31)の通過時間を、電気的なパルスに換算して測定する事が可能となる。
【0032】
このように、シート(31)の通過時間を検出する事によって、シート(31)の通過時間が異常に長いものと判断された場合には、シート(31)の連鎖を検知する事が可能となる。また、この通過検知センサー(45)は、シート(31)の通紙方向の長さを測定する事も可能である。
【0033】また、上記の通過検知センサー(45)及び重ね検知センサー(42)は、ガイド板(38)の表面を切り欠いて設けた切欠部(図示せず) によって、シート(31)の検知を可能としている。
【0034】また、通過検知センサー(45) を通過したシート(31)は、搬送機構(22)の供給口(53)を通過した後、搬送ローラー(54)(55)と従動ローラー(56)(57)の間に保持された状態で搬送を行う。この搬送機構(22)の搬送ローラー(54)(55)は、ガイド板(38)の下部側に一対配置している。この搬送ローラー(54)(55)は、搬送方向に一定の間隔を介して平行に配置し、ガイド板(38)の表面を切り欠いて設けた切欠部(図示せず)から外周面の上端を表面側に突出する。また、この一対の搬送ローラー(54)(55)は、図3に示す如く、ベルト等の伝達機構(35)を介して原動機(36)に接続している。
【0035】
また、この搬送ローラー(54)(55)の上部には、従動ローラー(56)(57)を回動自在に配置している。この従動ローラー(56)(57)は、長さ方向の両側を軸支部によって軸支されている。また、従動ローラー(56)(57)は、軸支部に装着した板バネ等の発条によって下方向に押圧され、搬送ローラー(54)(55)方向に付勢されている。
【0036】また、搬送ローラー(54)(55)の上部には、ガイド板(38)と平行して上部ガイド板(70)を配置している。この上部ガイド板(70)は、従動ローラー(56)(57)に対応して表面を切り欠き切欠部(図示せず)を形成し、この切欠部から、従動ローラー(56)(57)の外周面の下端をガイド板(38)側に突出している。
【0037】
また、従動ローラー(56)(57)間を通過するシート(31)は、バーコードの読み取り機構(23)によってバーコード情報の読み取り判別が行われる。この読み取り機構(23)は、従動ローラー(56)(57)間に形成し、読み取り方向を下端に配置している。
【0038】
この読み取り機構(23)は、断面L字型の支持部材(73)を介して、側板(30)間に配置する連結部材(74)に接続している。また、連結部材(74)は、両側方向に長く形成する長穴(75)を開口し、この長穴(75)に支持部材(73)の貫通孔(図示せず)を重ねて配置した状態で、この貫通孔(図示せず)及び長穴(75)に、螺着ハンドル(76)の先端を螺着固定している。
【0039】
また、読み取り機構(23)は、連結部材(74)の長穴(75)に沿って、螺着ハンドル(76)を移動する事により、側板(30)間での位置調整が可能となる。また、読み取り機構(23)は、図2に示す如く、連結部材(74)の上面に設けたスケール(77)の目盛りによって、簡便な調整を行う事が可能となる。
【0040】
また、この読み取り機構(23)とシート(31)間に配置する上部ガイド板(70)は、側板(30)方向に長く切り欠いて切欠部(図示せず)を形成し、この切欠部を介して読み取り機構(23)によるバーコードの信号を判別する事が可能である。
【0041】
また、読み取り機構(23)によるバーコードの読み取り判別が行われたシート(31)は、送り制御センサー(80)を通過する。この送り制御センサー(80)は、従動ローラー(57)の送出口(81)側に配置し、上部ガイド板(70)に切り欠いて設けた切欠部(図示せず)からガイド板(38)側に先端部を突出し、シート(31)に接触可能としている。また、この送り制御センサー(80)は、通過するシート(31)の後端を先端部にて感知した時点から、正逆送り機構(24)を正送り方向に一定の時間作動させた後、正逆送り機構(24)の回動を停止させる事が可能である。このように形成すると、シート(31)は、後述する正逆送り機構(24)に後端を保持された状態で停止する事が可能となる。
【0042】
また、送り制御センサー(80)を通過したシート(31)は、正逆送り機構(24)の送りローラー(85)(86)と従動ローラー(87)(88)とによって、正送り方向に搬送される。
【0043】
この正逆送り機構(24)は、搬送機構(22)の送出口(81)から搬送先方向に配置し、送りローラー(85)(86)を形成している。この送りローラー(85)(86)は、ベルト等の伝達機構(35)を介して原動機(36)に回動可能に接続している。また、この送りローラー(85)(86)は、原動機(36)の回転方向の切り換えによって、正方向の送りと逆方向の送りとを可能としている。
【0044】
また、正逆送り機構(24)は、図1に示す如く、前記ガイド板(38)の延長方向に送り側ガイド板(90)を配置している。また、送り側ガイド板(90)は、送りローラー(85)(86)に対応して表面を切り欠いて切欠部(図示せず)を開口し、送りローラー(85)(86)の外周面の上端を表面側に突出可能としている。
【0045】
また、この送りローラー(85)(86)の上部には、従動ローラー(87)(88)を回動自在に配置している。この従動ローラー(87)(88)は、長さ方向の両側を軸支部にて軸支されている。また、従動ローラー(87)(88)は、軸支部に装着した板バネ等の発条によって下方向に押圧され、送りローラー(85)(86)方向に付勢されている。また、従動ローラー(87)(88)は、上部ガイド板(70)の表面に切り欠いた切欠部(図示せず)によって、外周面の下端を送り側ガイド板(90)側に突出している。
【0046】また、正逆送り機構(24)に搬送されたシート(31)に於て、前記通過検知センサー(45)でシート(31)の連鎖を検出されたものや、重ね検知センサー(42)でシート(31)の重送を検出されたものは、読み取り機構(23)の読み取り判別の結果に拘わらず、正逆送り機構(24)によって正送り方向にそのまま搬送される。そして、この供給不良を生じた不良シート(101)は、正常送り機構(27)の正送り方向に配置する不良排出部(25)に回収される。この場合、正逆送り機構(24)による不良シート(101)の正送り方向の搬送は、通過検知センサー(45)の連鎖検知信号や重ね検知センサー(42)の重送検知信号に対応して、正逆送り機構(24)が作動する。
【0047】
また、連鎖や重送の検出がないシート(31)は、送り制御センサー(80)に後端を検知された後、正逆送り機構(24)によって正送り方向に搬送される。そして、一定の時間後、正逆送り機構(24)の停止によって、シート(31)は、正逆送り機構(24)の送りローラー(86)と従動ローラー(88)によって、後端を保持された状態で一旦停止する。
【0048】
また、このシート(31)のバーコードの読み取りが不可能であった場合、正逆送り機構(24)は、正送り方向に不良シート(101)を搬送し、この不良シート(101)を不良排出部(25)に回収する。
【0049】
また、シート(31)のバーコードの読み取りを正常に行う事ができた場合、正逆送り機構(24)は、正常シート(102)を逆送り方向に搬送する。
【0050】
また、この逆送り方向には切換ゲート(26)を配置している。この切換ゲート(26)は、側板(30)間に支軸(111)を回動可能に配置する。また、この支軸(111)は、一定の間隔を介して側板(30)間に複数のゲート板(109)を接続している。また、切換ゲート(26)は、図4に示す如く、ガイド板(38)と送り側ガイド板(90)の間の挿通間隔(104)を開放し、この挿通間隔(104)への正常シート(102)の挿入を可能している。
【0051】
また、この切換ゲート(26)は、挿通間隔(104)を常時開放するものであるが、シート(31)が搬送機構(22)から正逆送り機構(24)に搬送される場合には、回動方向の先端を下方向に回動し、シート(31)の正逆送り機構(24)への搬送を可能としている。そして、切換ゲート(26)は、正逆送り機構(24)に搬送されるシート(31)の後端が通過すると、回動方向の先端を上方向に回動し、挿通間隔(104)を再び開放する。また、切換ゲート(26)の開放動作によって、搬送機構(22)の送出口(81)は、ゲート板(109)によって閉止されるため、正常シート(102)が搬送機構(22)側に逆戻りするおそれはない。また、この切換ゲート(26)を作動する構成は、図4に於て後述する。
【0052】
また、挿通間隔(104)に挿入した正常シート(102)は、正常送り機構(27)に設けた案内板(106)と送りローラ(85)との間隔を通過する。そして、この通過時に、正常シート(102)は表裏を反転する。そして、正常シート(102)は、案内板(106)の搬送方向に配置する排出ローラ(107)と送りローラ(85)との間を通過し、表面を下側に配置して、正常シート収納部(28)に回収する事が可能となる。
【0053】
また、上記、正常シート(102)は、案内板(106)と送りローラ(85)との間隔を通過する場合、案内板(106)の表面側に先端を突出する排出検知センサー(110)を作動させる。そして、排出検知センサー(110)は、正常シート(102)の後端を検知して一定の時間後、前記の供給ローラー(21)のクラッチ(37)を接続操作する。そして、回動を復帰した供給ローラー(21)は、供給板(20)の次のシート(31)を供給する事が可能となる。
【0054】
また、前記の切換ゲート(26)を作動する構成は、図4に示す如く、支軸(111)の端部に偏心カム(112)を接続し、この偏心カム(112)の偏心部に連結ピン(113)を突設する。また、偏心カム(112)は、連結ピン(113)を介してL字型の支持腕(114)に接続している。
【0055】
この支持腕(114)は、一方腕(115)と、この一方腕(115)に交差して接続する他方腕(116)とから構成し、この一方腕(115)の先端に、連結ピン(113)を挿入係合し得る係合割溝(117)を形成している。また、支持腕(114)は、他方腕(116)にソレノイド(118)のプランジャー(120)を接続している。また、支持腕(114)は、一方腕(115)と他方腕(116)の接続部に回動ピン(121)を挿入し、この回動ピン(121)をソレノイド(118)の取付板(122)に接続している。
【0056】
また、支持腕(114)は、他方腕(116)の先端側にコイル等の発条(123)を接続し、この発条(123)の引張力によって、回動ピン(121)を支点として一方腕(115)側に回動する。そのため、支持腕(114)は、係合割溝(117)に挿入した連結ピン(113)を一定の方向に押圧し、偏心カム(112)は支軸(111)を支点として一定方向に回動する。このため、切換ゲート(26)は、図4の実線に示す如く、ゲート板(109)を開放方向に作動する事が可能となる。
【0057】
また、ソレノイド(118)を励磁すると、発条(123)の引張力に抗して、支持腕(114)は、回動ピン(121)を支点として他方腕(116)側に回動する。そのため、支持腕(114)は、係合割溝(117)に挿入した連結ピン(113)を上記とは逆の方向に押圧し、支軸(111)は、偏心カム(112)を介して他方側に回動する。このため、切換ゲート(26)は、図4の2点鎖線に示す如く、ゲート板(109)を閉止する方向に作動する事が可能となる。
【0058】
また、上記実施例に於て、切換ゲート(26)は、ソレノイド(118)によって作動するものとしたが、他の実施例に於ては、ソレノイド(118)を使用しなくても同様の動作を行う事が可能である。この場合、搬送機構(22)からシート(31)が搬送された場合、シート(31)は、ゲート板(109)を押し下げ、正逆送り機構(24)側に搬送できるものとなる。そして、シート(31)の後端がゲート板(109)を通過すると、このゲート板(109)はバネ等の発条(123)の付勢力によって、回動方向の先端を上方向に回動し、図4の実線に示す状態になる。この方法によって、切換ゲート(26)を形成すれば、簡便な形成が可能となる。
【0059】
また、本実施例に於て、搬送機構(22)及び正逆送り機構(24)は、図3に示す如く、同一の原動機(36)を用いて回動するものである。そのため、原動機(36)を逆転して、正逆送り機構(24)を逆送り方向に作動すると、搬送機構(22)も同時に逆転するものとなるが、この場合、搬送機構(22)には、前記の如く、次のシート(31)は供給されていないため、シート(31)が逆方向に搬送されるおそれは全くないものである。
【0060】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであるから、バーコードを付加した伝票等のシートから、バーコード情報を読み取り判別する場合、搬送機構の搬送先に、シートを正方向または逆方向に移送可能な正逆送り機構を配置する事によって、正常シートの逆送り方向の搬送経路と不良シートの正方向の搬送経路とを共用する事ができる。そのため、シートの搬送経路は短くなり、装置を小型化して形成する事が可能となる。また、正逆送り機構は、バーコードの読み取り結果に対して、シートを正送り方向または逆送り方向に搬送するものであるから、従来方法の如く、読み取り機構の読み取り結果の出るタイミングに合わせて、読み取り機構から後の搬送経路を長く形成する必要がなく、装置の小型化を行って、廉価に形成する事が可能となる
【0061】
また、バーコードの読み取り判別を正常とする正常シートは、正逆送り機構の逆送り方向に配置する切換ゲートに搬送され、正常送り機構によって、正逆送り方向の下面に配置する正常シート収納部に回収できるため、正常シートの迅速な回収作業を容易に行う事が可能となる。
【0062】
また、バーコードの読み取り判別が不良になった不良シートは、正逆送り機構の正方向送りによって、そのまま不良排出部に搬送される。このため、不良シートは、供給板から不良排出部まで搬送経路を最短距離で通過する事ができ、不良排出部への迅速な回収作業を可能とし、作業効率を大幅に向上する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面を示す断面図。
【図2】装置本体の天板を省略した平面図。
【図3】原動機及び伝達機構を示す側面図。
【図4】切換ゲートの拡大側面図。
【図5】従来方法の側面図。
【符号の説明】
20 供給板
21 供給ローラー
22 搬送機構
23 読み取り機構
24 正逆送り機構
25 不良排出部
26 切換ゲート
27 正常送り機構
28 正常シート収納部
31 シート
42 重ね検知センサー
45 通過検知センサー
53 供給口
80 送り制御センサー
81 送出口

Claims (4)

  1. シートを供給口から送出口まで搬送する搬送機構と、この搬送機構のシートの供給側に配置し複数枚のシートを載置する供給板と、この供給板の搬送機構側に配置し供給口にシートを供給可能な供給ローラーと、この供給ローラーと送出口との間隔に配置しシートのバーコードを読み取り判別する読み取り機構と、この読み取り機構を通過したシートを導入し読み取り機構のバーコードの読み取り結果に対応してシートの正方向移送と逆方向移送を可能とする送出口のシート搬送方向に設けた正逆送り機構と、この正逆送り機構の正送り方向に設けた読み取り不良シートの不良排出部と、正逆送り機構の逆送り方向に設けた切換ゲートと、この切換ゲートの開放時に正常シートを、正逆送り方向の下面に配置した正常シート収納部に搬送する正常送り機構とから成るバーコードシートの読み取り仕分け装置。
  2. 搬送機構の供給口側には、シートの連鎖を検知可能な通過検知センサーを配置し、この通過検知センサーの連鎖検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能とした事を特徴とする請求項1のバーコードシートの読み取り仕分け装置。
  3. 搬送機構の供給口側には、シートの重送を検知可能な重ね検知センサーを配置し、この重ね検知センサーの重送検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に作動可能とした事を特徴とする請求項1のバーコードシートの読み取り仕分け装置。
  4. 搬送機構の送出口側には、シートの後端の通過を検知可能な送り制御センサーを配置し、この送り制御センサーの通過検知信号に対応して、正逆送り機構を正送り方向に一定の時間作動した後、正逆送り機構を停止可能とした事を特徴とする請求項1のバーコードシートの読み取り仕分け装置。
JP22033895A 1995-08-29 1995-08-29 バーコードシートの読み取り仕分け装置 Expired - Fee Related JP3539804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22033895A JP3539804B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 バーコードシートの読み取り仕分け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22033895A JP3539804B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 バーコードシートの読み取り仕分け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0962798A JPH0962798A (ja) 1997-03-07
JP3539804B2 true JP3539804B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=16749591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22033895A Expired - Fee Related JP3539804B2 (ja) 1995-08-29 1995-08-29 バーコードシートの読み取り仕分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539804B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4526419B2 (ja) * 2005-03-11 2010-08-18 株式会社デュプロ シート読み取り仕分け装置
CN102886995B (zh) 2011-07-20 2015-03-04 精工爱普生株式会社 介质处理装置、支票处理装置以及介质处理装置的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0962798A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4384196A (en) Apparatus and system for preparing data cards and mailer forms and for attaching data cards to respectively associated mailer forms
KR100291165B1 (ko) 지폐처리기
EP0653367B1 (en) Document alignment system
KR100212929B1 (ko) 지폐처리기
JP4964978B2 (ja) 媒体検出方法、媒体検出装置、媒体排出装置、及び印刷装置
KR100254791B1 (ko) 지폐처리기
JP3493336B2 (ja) 用紙排出装置およびプリンタ
JP3539804B2 (ja) バーコードシートの読み取り仕分け装置
KR100212932B1 (ko) 지폐처리기
JPH08108088A (ja) シュレッダの給紙装置
EP0916605A2 (en) Mail transport system with facing control
JP2002245506A (ja) 硬貨繰出装置
JPH05178515A (ja) 用紙回収装置
JP2753050B2 (ja) 冊子類の改頁装置
JP4472973B2 (ja) ロール紙充填装置
JP6180914B2 (ja) 通帳取扱装置
JPH0117977B2 (ja)
JPH0613158Y2 (ja) カード搬送機構
JP2003267571A (ja) 紙葉類取出装置及び紙葉類取出方法
JP2672624B2 (ja) 冊子類処理装置
JPS6142313B2 (ja)
JPH0733185B2 (ja) 帳票類搬送装置における搬送路開放装置
JPH05178496A (ja) 用紙の重複送り検出装置
JPH06333131A (ja) 2枚処理式カードリーダ
JPH11227981A (ja) 用紙搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees