JP3539507B2 - スリーブ固定用金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、RC(鉄筋コンクリート)造あるいはSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造建物の躯体工事におけるスリーブ固定用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の建物の梁や壁等の躯体には貫通孔が形成される場合がある。この場合、躯体工事において躯体用鉄筋にスリーブを固定してコンクリート打設がなされる。
【0003】
従来、例えば、梁鉄筋にスリーブを固定するには、図5に示すように、貫通孔付近のあばら筋Rの途中に支持用鉄筋Fを番線にて固定し、この支持用鉄筋F上にスリーブSを番線にて締め付け固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の固定方法では、番線を締め付けるための専用工具を必要とし、取り付けに際して熟練を必要とするだけでなく、固定位置の調整に手間がかかったり、固定箇所が多くて手間と時間がかかる等の問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、取り付けが簡単で任意の位置に正確かつ確実に固定することができるスリーブ固定用金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスリーブ固定用金具は、弾性的に変形可能な卵形に形成された保持環と、該保持環に回動自在に取り付けられた少なくとも3本の連結杆と、各連結杆の先端に首振り自在に取り付けられた固定クリップから構成されることを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1において、1は保持環であって、弾性的に変形可能な卵形に形成されている。該保持環1の左右側部および下部には取付片1aおよび1bが付設されている。該取付片1aには、連結杆2および3が任意の方向に向くことができるように回動自在に取り付けられている。
【0008】
上記連結杆2および3の先端には、固定クリップ2aおよび3aが首振り自在に取り付けられている。これらの固定クリップ2aおよび3aは、洗濯鋏のように相互に弾性的に閉じる2枚の挟片から構成されている。
【0009】
本実施例のスリーブ固定用金具は、以上のように構成されているので、これによりスリーブを梁鉄筋に固定するには、図2に示すように、保持環1に回動自在に取り付けられている連結杆2の先端の固定クリップ2aを梁鉄筋の上端主筋T1に挟着せしめる。なお、このスリーブ固定用金具は他の上端主筋(図示せず)にもセットする。
【0010】
次に、上記保持環1内にスリーブSをセットすると共に、上端主筋T1に挟着せしめた左右の固定クリップ2aを矢印X方向に適宜移動させて、スリーブSの高さ位置を矢印Y方向に調節する。スリーブSの位置が設定されると、下部の取付片1bに取り付けられている連結杆3の先端の固定クリップ3aを左右いずれかのあばら筋R1またはR2に挟着せしめる。上記連結杆3も2本設けて、左右のあばら筋R1およびR2にそれぞれ挟着せしめるようにしてもよい。なお、仮想線で示すように、上記連結杆2が垂直状態では、下部の連結杆3の先端の固定クリップ3aを下端主筋T2に挟着せしめることができる。
【0011】
スリーブSのセットが完了すると、梁鉄筋を梁型枠(図示せず)に落し込んで、コンクリートを打設する。この際、スリーブSは連結杆2を介して梁鉄筋の上端主筋Tに安定して吊設されているので、コンクリート打設により位置がズレる虞れはない。また、スリーブSは下方の連結杆3により保持されているので、コンクリート打設に伴う浮上がりの虞れもない。
【0012】
上記実施例の保持環1は卵形に形成されていて、図3(A)(B)(C)に示すように、各種の外径のスリーブS1、S2、S3に適応できるように構成したが、本発明の保持環はこれに限定するものではなく、特定のスリーブSの外周のほぼ沿った形状に合わせて形成してもよい。また、発明の保持環は、必ずしも完全に閉じた環状でなくて、一部に開口部を有する環状に形成された環状構造でもよく、要するにスリーブSを外側から弾性的に保持し得るものであればいずれの形状または構造でもよい。弾性的に保持する保持環としては、上記卵形の他に、例えば、楕円形、多角形(三角形・菱形・六角形等)あるいは角(カド)が曲線となった多角形などが挙げられる。スリーブSの外周の形状に沿った保持環としては、スリーブSの外形が円形であれば円形となる。さらに、ベルト状のものをスリーブに巻き付けて取り付ける環状構造のものでもよい。
【0013】
図5は、本発明の保持環を貫通孔用の補強鉄筋4とした別の実施例を示すものである。この場合、該補強鉄筋4に予め取付片1aを一体的に取り付けておいてもよく、取付片1aを省略して連結杆2を補強鉄筋4に直接取り付けてもよい。
【0014】
上記保持環1(補強鉄筋4を含む)に付設した左右の取付片1aは、連結杆2、3の基端部を保持環1に回動自在に取り付け可能な構造であれば、いずれの構造のものでもよく、例えば、図4に示すように、保持環1の一部を環状部1cに曲設した構造のものでもよい。
【0015】
上記クリップ2aおよび3aは上記固定クリップに限定するものではなく、要するに、ワンタッチで梁主筋に確実に固定できる構造であればいずれの構造のものでもよい。
【0016】
【発明の効果】
1)保持環を弾性的に変形可能な卵形に形成したので、各種外径のスリーブを安定して保持することができる。
2)記保持環に、少なくとも3本の連結杆を回動自在に取り付けたので、スリーブを躯体用鉄筋の任意の位置にセットすることができる。
3)各連結杆の先端に、固定クリップを首振り自在に取り付けたので、あらゆる方向の躯体用鉄筋に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスリーブ固定用金具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の金具によるスリーブのセット説明図である。
【図3】各種の外径のスリーブに適応できる卵形の保持杆の説明図である。
【図4】連結杆の取付の別の実施例の説明図である。
【図5】補強鉄筋を保持杆として使用した別の実施例を示す説明図である。
【図6】従来のスリーブのセット説明図である。
【符号の説明】
1 保持環
1a 取付片
1b 取付片
1c 環状部
2 連結杆
2a 固定クリップ
3 連結杆
3a 固定クリップ
4 補強鉄筋
S スリーブ
T1 上端主筋
T2 下端主筋
R1 あばら筋
R2 あばら筋
X 方向
Y 方向

Claims (1)

  1. 弾性的に変形可能な卵形に形成された保持環と、該保持環に回動自在に取り付けられた少なくとも3本の連結杆と、各連結杆の先端に首振り自在に取り付けられた固定クリップから構成されることを特徴とするスリーブ固定用金具。
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