JPH0649701Y2 - 鉄筋籠用スペ−サ− - Google Patents
鉄筋籠用スペ−サ−Info
- Publication number
- JPH0649701Y2 JPH0649701Y2 JP1986013251U JP1325186U JPH0649701Y2 JP H0649701 Y2 JPH0649701 Y2 JP H0649701Y2 JP 1986013251 U JP1986013251 U JP 1986013251U JP 1325186 U JP1325186 U JP 1325186U JP H0649701 Y2 JPH0649701 Y2 JP H0649701Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- rebar cage
- cage
- connecting rods
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、鉄筋篭用スペーサー、例えば軽量気泡コン
クリート（以下ALCと略す）板中に埋設する鉄筋篭に用
いるに好適なスペーサーに関する。
クリート（以下ALCと略す）板中に埋設する鉄筋篭に用
いるに好適なスペーサーに関する。
（従来の技術） 本出願人が先に提案し、実願昭58-172104号（実開昭60-
80222号公報）に示したスペーサーは、第４図に示す如
く、３本の平行な鉄製の連結杆5a,5b,5cから成ってお
り、これらの線材に２本の線材６を介して並列一体化し
てあり、連結杆5a,5bの両端部の嵌込部７は大きく拡が
った姿となっていた。
80222号公報）に示したスペーサーは、第４図に示す如
く、３本の平行な鉄製の連結杆5a,5b,5cから成ってお
り、これらの線材に２本の線材６を介して並列一体化し
てあり、連結杆5a,5bの両端部の嵌込部７は大きく拡が
った姿となっていた。
この従来のスペーサーは、第５図や第６図に示す如く、
連結杆5a,5bの両端部の嵌込部７を鉄筋篭１の縦筋３に
嵌めると共に、連結杆5cと連杆5bとの間の間隙８に鉄筋
篭１の横筋２を嵌め通して、スペーサー４を鉄筋篭１に
係止する構造のものであり、嵌込部７のみではスペーサ
ー４の横移動を防止し得ず、間隙８を横筋２に嵌めない
と、スペーサー４を鉄筋篭１の所定の位置に定置できな
い構造と成っていた。
連結杆5a,5bの両端部の嵌込部７を鉄筋篭１の縦筋３に
嵌めると共に、連結杆5cと連杆5bとの間の間隙８に鉄筋
篭１の横筋２を嵌め通して、スペーサー４を鉄筋篭１に
係止する構造のものであり、嵌込部７のみではスペーサ
ー４の横移動を防止し得ず、間隙８を横筋２に嵌めない
と、スペーサー４を鉄筋篭１の所定の位置に定置できな
い構造と成っていた。
（従来技術の問題点） 上述の従来のスペーサーは、鉄筋篭１に係止する際に、
４ヵ所の嵌込部７で縦筋３にホールドする以外に、間隙
８で横筋２に２ヵ所でホールドする必要があり、合計６
ヵ所のホールドを行わねばならず、そのためにスペーサ
ー４の鉄筋篭１への係止作業に手間がかかり面倒であっ
た。
４ヵ所の嵌込部７で縦筋３にホールドする以外に、間隙
８で横筋２に２ヵ所でホールドする必要があり、合計６
ヵ所のホールドを行わねばならず、そのためにスペーサ
ー４の鉄筋篭１への係止作業に手間がかかり面倒であっ
た。
更に、スペーサーの運搬時は多数のスペーサーをバラ置
きにするが、第４図に示した如き従来のスペーサーは、
スペーサー同志が連結杆5cと5bと２本の線材６によって
構成される空間部や、連結杆5cと5bとによって構成され
る間隙部８の間等に複雑に絡み合い、鉄筋篭に装着させ
る際にスペーサーを１個づつ切り離す作業に時間がかか
り面倒であった。
きにするが、第４図に示した如き従来のスペーサーは、
スペーサー同志が連結杆5cと5bと２本の線材６によって
構成される空間部や、連結杆5cと5bとによって構成され
る間隙部８の間等に複雑に絡み合い、鉄筋篭に装着させ
る際にスペーサーを１個づつ切り離す作業に時間がかか
り面倒であった。
（問題点を解決するための手段） この考案は上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、円弧形に湾曲して鉄筋篭１の縦筋３の外径
に略等しい内径を有し且つその内径より狭い間隙εを有
すると共にその間隙が拡大するように形成された装着ガ
イドωを有する嵌込部７が両端部に設けられてなる全体
が１本の軟鋼線材から構成された連結杆５が２本互いに
平行に配置され、該２本の連結杆５が互いに平行な２本
の鉄線材６を介して溶接一体化され、該２本の連結杆５
と２本の鉄線材６により中央部に空隙が設けられている
鉄筋篭用スペーサーとすることにより、上記の問題点の
解決を図っている。
れたもので、円弧形に湾曲して鉄筋篭１の縦筋３の外径
に略等しい内径を有し且つその内径より狭い間隙εを有
すると共にその間隙が拡大するように形成された装着ガ
イドωを有する嵌込部７が両端部に設けられてなる全体
が１本の軟鋼線材から構成された連結杆５が２本互いに
平行に配置され、該２本の連結杆５が互いに平行な２本
の鉄線材６を介して溶接一体化され、該２本の連結杆５
と２本の鉄線材６により中央部に空隙が設けられている
鉄筋篭用スペーサーとすることにより、上記の問題点の
解決を図っている。
（実施例） 以下、実施例により説明する。
第３図においてALC材内に埋設されるべき鉄筋篭１はＵ
字形に屈曲してなった横筋２を複数並列化し、その両端
に、それぞれ複数の平行な縦筋３を溶接して構成してあ
る。この鉄筋篭１の横筋のＵ字形の両端に溶着した対向
する２本の縦筋３、３′間にスペーサー４を装着するこ
とにより上記２本の縦筋３、３′間の間隔が保持される
ように成っている。
字形に屈曲してなった横筋２を複数並列化し、その両端
に、それぞれ複数の平行な縦筋３を溶接して構成してあ
る。この鉄筋篭１の横筋のＵ字形の両端に溶着した対向
する２本の縦筋３、３′間にスペーサー４を装着するこ
とにより上記２本の縦筋３、３′間の間隔が保持される
ように成っている。
本考案のスペーサー４は、第１図に示す如く、２本の軟
鋼線材製の連結杆5a,5bがこれと直交する２本の平行な
鉄線材6,6′を溶接して一体化して構成してある。
鋼線材製の連結杆5a,5bがこれと直交する２本の平行な
鉄線材6,6′を溶接して一体化して構成してある。
このように２本の軟鋼線材製の連結杆5a,5bと２本の鉄
線材6,6′とが井桁状に固着して、中央部に空隙９が形
成され、鉄筋篭吊用の支持棒（即ち、型枠内で鉄筋篭を
所定の位置に吊って支持するための支持棒、図示せず）
が挿通可能な挿通孔となっている。
線材6,6′とが井桁状に固着して、中央部に空隙９が形
成され、鉄筋篭吊用の支持棒（即ち、型枠内で鉄筋篭を
所定の位置に吊って支持するための支持棒、図示せず）
が挿通可能な挿通孔となっている。
また、２本の連結杆５の両端部が円弧形に湾曲して鉄筋
篭１の縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つその内径
より狭い間隙εを有すると共に先端部にその間隙が拡大
するように形成された装着ガイドωを有する嵌込部７が
設けられている。
篭１の縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つその内径
より狭い間隙εを有すると共に先端部にその間隙が拡大
するように形成された装着ガイドωを有する嵌込部７が
設けられている。
尚、最終端の装着ガイドεの長さは軟鋼線材が湾曲して
いる外側の曲率半径ｄの0.5〜２倍程度とし、その傾斜
角θは５〜90°としてスペーサー４の装着の際のガイド
の役割を充分に果たすように構成することが更に好まし
い。
いる外側の曲率半径ｄの0.5〜２倍程度とし、その傾斜
角θは５〜90°としてスペーサー４の装着の際のガイド
の役割を充分に果たすように構成することが更に好まし
い。
更に、スペーサーの材質は、鉄筋篭への抱着力と鉄線の
加工性の双方を満足するために、JIS G 3505に規定され
る軟鋼線材とするものである。従来使用されているJIS
G 3506に規定されるSWRH（硬鋼線材）では鉄筋篭への抱
着力等が弱いので好ましくない。
加工性の双方を満足するために、JIS G 3505に規定され
る軟鋼線材とするものである。従来使用されているJIS
G 3506に規定されるSWRH（硬鋼線材）では鉄筋篭への抱
着力等が弱いので好ましくない。
このように構成される本考案のスペーサーは、第３図に
示す如く、鉄筋篭１の縦筋３、３′にその湾曲部を嵌め
込むことによって、横移動することなく一定の位置にお
いて鉄筋篭１に固定されるので、本考案のスペーサーを
装着した鉄筋篭に支持棒を挿し込んで、鉄筋篭を型枠の
所定の位置に吊り下げてALCを製造しても何のトラブル
を生じることはない。
示す如く、鉄筋篭１の縦筋３、３′にその湾曲部を嵌め
込むことによって、横移動することなく一定の位置にお
いて鉄筋篭１に固定されるので、本考案のスペーサーを
装着した鉄筋篭に支持棒を挿し込んで、鉄筋篭を型枠の
所定の位置に吊り下げてALCを製造しても何のトラブル
を生じることはない。
（考案の効果） 本願考案のスペーサーは、円弧形に湾曲して鉄筋篭１の
縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つその内径より狭
い間隙εを有すると共にその間隙が拡大するように形成
された装着ガイドωを有する嵌込部７が両端部に設けら
れてなる全体が１本の軟鋼線材から構成された連結杆５
とし、該２本の連結杆５が互いに平行な２本の鉄線材６
を介して溶接一体化され、該２本の連結杆５と２本の鉄
線材６により中央部に空隙が設けられている鉄筋篭用ス
ペーサーとすることにより、該湾曲した嵌込部７をその
装着ガイドωにより案内され且つその弾性により間隙ε
を拡開して鉄筋篭の縦筋に嵌め込むという作業だけでス
ペーサーが横移動することなく一定の位置において確実
に鉄筋篭１に固定できる。
縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つその内径より狭
い間隙εを有すると共にその間隙が拡大するように形成
された装着ガイドωを有する嵌込部７が両端部に設けら
れてなる全体が１本の軟鋼線材から構成された連結杆５
とし、該２本の連結杆５が互いに平行な２本の鉄線材６
を介して溶接一体化され、該２本の連結杆５と２本の鉄
線材６により中央部に空隙が設けられている鉄筋篭用ス
ペーサーとすることにより、該湾曲した嵌込部７をその
装着ガイドωにより案内され且つその弾性により間隙ε
を拡開して鉄筋篭の縦筋に嵌め込むという作業だけでス
ペーサーが横移動することなく一定の位置において確実
に鉄筋篭１に固定できる。
このように本考案の鉄筋篭用スペーサーは、連結杆５全
体を軟鋼線材から構成し、その両端部に、円弧形に湾曲
して鉄筋篭１の縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つ
その内径より狭い間隙εを有すると共にその間隙が拡大
するように形成された装着ガイドωを有する嵌込部７が
設けられて構成されているのであり、このように連結杆
５全体が軟鋼線材から構成れていても、鉄筋篭に固定さ
れての使用時にもその連結杆５の直線部分が撓むことが
なく、確実な鉄筋篭用スペーサーとして使用でき、しか
も鉄筋篭に固定する際にも上記のように鉄筋篭の縦筋に
嵌め込むという作業だけでスペーサーが横移動すること
なく一定の位置において確実に鉄筋篭１に固定できると
いう効果を奏するのである。
体を軟鋼線材から構成し、その両端部に、円弧形に湾曲
して鉄筋篭１の縦筋３の外径に略等しい内径を有し且つ
その内径より狭い間隙εを有すると共にその間隙が拡大
するように形成された装着ガイドωを有する嵌込部７が
設けられて構成されているのであり、このように連結杆
５全体が軟鋼線材から構成れていても、鉄筋篭に固定さ
れての使用時にもその連結杆５の直線部分が撓むことが
なく、確実な鉄筋篭用スペーサーとして使用でき、しか
も鉄筋篭に固定する際にも上記のように鉄筋篭の縦筋に
嵌め込むという作業だけでスペーサーが横移動すること
なく一定の位置において確実に鉄筋篭１に固定できると
いう効果を奏するのである。
それに反し、従来のスペーサーは、４ヵ所の嵌込部７で
縦筋３にホールドする以外に、間隙８で横筋２に２ヵ所
でホールドする必要があるので、従来のスペーサーは合
計６ヵ所のホールドを行わねばならず、そのためにスペ
ーサーの鉄筋篭への係止作業に手間がかかり面倒であっ
たが、本考案のスペーサーはそのような余分の作業を必
要としない。
縦筋３にホールドする以外に、間隙８で横筋２に２ヵ所
でホールドする必要があるので、従来のスペーサーは合
計６ヵ所のホールドを行わねばならず、そのためにスペ
ーサーの鉄筋篭への係止作業に手間がかかり面倒であっ
たが、本考案のスペーサーはそのような余分の作業を必
要としない。
また、本考案のスペーサーは、従来のスペーサーのよう
に、余分な３本目の連結杆を必要としない簡単な構造で
あるので、従来のスペーサーの如く、スペーサーの運搬
時にスペーサー同志が複雑に絡み合い、鉄筋篭に装着さ
せる際にスペーサーを１個づつ切り離す作業に時間がか
かるという如き問題を生じることがない。
に、余分な３本目の連結杆を必要としない簡単な構造で
あるので、従来のスペーサーの如く、スペーサーの運搬
時にスペーサー同志が複雑に絡み合い、鉄筋篭に装着さ
せる際にスペーサーを１個づつ切り離す作業に時間がか
かるという如き問題を生じることがない。
第１図は本考案の斜視図、第２図は本考案の側面図、第
３図は、その利用状態を示す説明図である。第４図は従
来品の斜視図、第５図と第６図は、その従来品の利用状
態を示す斜視図と上面図である。 １は鉄筋篭、２は横筋、３は縦筋、４はスペーサー、5
a,5bは連結杆、７は嵌込部、９は空隙、ｄは曲率半径、
εは間隙、θは傾斜角、ωは装着ガイドである。
３図は、その利用状態を示す説明図である。第４図は従
来品の斜視図、第５図と第６図は、その従来品の利用状
態を示す斜視図と上面図である。 １は鉄筋篭、２は横筋、３は縦筋、４はスペーサー、5
a,5bは連結杆、７は嵌込部、９は空隙、ｄは曲率半径、
εは間隙、θは傾斜角、ωは装着ガイドである。
Claims (1)
- 【請求項１】円弧形に湾曲して鉄筋篭１の縦筋３の外径
に略等しい内径を有し且つその内径より狭い間隙εを有
すると共にその間隙が拡大するように形成された装着ガ
イドωを有する嵌込部７が両端部に設けられてなる全体
が１本の軟鋼線材から構成された連結杆５が２本互いに
平行に配置され、該２本の連結杆５が互いに平行な２本
の鉄線材６を介して溶接一体化され、該２本の連結杆５
と２本の鉄線材６により中央部に空隙が設けられている
ことを特徴とする鉄筋篭用スペーサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986013251U JPH0649701Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 鉄筋籠用スペ−サ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986013251U JPH0649701Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 鉄筋籠用スペ−サ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62126416U JPS62126416U (ja) | 1987-08-11 |
| JPH0649701Y2 true JPH0649701Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=30802133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986013251U Expired - Lifetime JPH0649701Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 鉄筋籠用スペ−サ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649701Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5678374B2 (ja) * | 2010-05-11 | 2015-03-04 | テイエム技研株式会社 | 補強金具の連結具 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5151704Y2 (ja) * | 1972-03-16 | 1976-12-10 | ||
| JPS49121315U (ja) * | 1973-02-12 | 1974-10-17 | ||
| JPS6080222U (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-04 | 旭化成株式会社 | 鉄筋籠用スペ−サ− |
| JPS6113251U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-25 | 株式会社日立製作所 | 電気式加熱器の安全装置 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP1986013251U patent/JPH0649701Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62126416U (ja) | 1987-08-11 |
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