JPH0412296Y2 - - Google Patents

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JPH0412296Y2
JPH0412296Y2 JP9808088U JP9808088U JPH0412296Y2 JP H0412296 Y2 JPH0412296 Y2 JP H0412296Y2 JP 9808088 U JP9808088 U JP 9808088U JP 9808088 U JP9808088 U JP 9808088U JP H0412296 Y2 JPH0412296 Y2 JP H0412296Y2
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riser
sleeve
pipe
band
piping
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は高層建築物における配管の取り付け
に際して、複数階分の長さのパイプに各階の高さ
に合わせてライザーを配設してなる配管用ライザ
ーユニツトに関するものである。
(従来の技術) 近年、オフイスビル、マンシヨン等の建築物の
高層化が進むにつれ、建築期間の短縮を図るため
に種々の建築方法が提案されている。
例えば、建築物には多数のパイプが配設される
が、従来は現場打ち鉄筋コンクリートスラブに予
め透孔を形成し、この透孔にパイプを1本ずつ挿
通し、これを各階で連結することによつて配管し
ていた。しかしながら、パイプを1本ずつコンク
リートスラブの透孔に挿通して連結する配管方法
は非能率的であり作業性が悪く、建築物が高層に
なればなるほど建築期間の長期化の一因となつて
いた。
そこで、通常、3〜4階分の長さのパイプをユ
ニツト化することによつて、スラブの形成と同時
に一度に配管することができる配管用ライザーユ
ニツトが開発され、高層建築の建築現場の多くで
実施されている。
第4図、第5図及び第6図は従来の配管用ライ
ザーユニツトの構成とその使用方法を示すもので
ある。
第4図は3階分のパイプ長さを有するライザー
ユニツトを示す説明用斜視図である。
配管用ライザーユニツトは各階の高さと同じ間
隔で配設したライザー1a,1b,1cに複数の
パイプ2を挿通して固定するとともに、ライザー
1a,1b,1cには軸組みの変形を防止するた
めにそれぞれ対角線方向に筋かい3が設けられて
いる。このように構成したライザーユニツトをラ
イザー1aの上面に固着した吊りフツク4にワイ
ヤー5を掛け、建築現場のクレーンにより所定の
高さ位置まで吊り上げてセツトするものである。
さらに、第5図に基づきライザー1aとパイプ
2との組立方法について詳述する。第5図は要部
を示す一部切欠斜視図である。ライザー1aは上
端に内向きのフランジ10を設けたフレーム11
に床板12を一体に形成してなり、床板12には
適宜の間隔でパイプ2を挿通する透孔13が形成
され、この透孔13周縁にコンクリートを分離す
るスリーブ14が立設されている。
長手方向のフランジ10間には、支柱部15
と、パイプ2を保持固定する梁部16からなる支
持部材17が支柱部15をフランジ10上にボル
ト止めすることによつて着脱自在に架設されてい
る。支柱部15は両側から垂下し、下端部をボル
ト止めした補強部材18によつて補強されてい
る。
前記スリーブ14に挿通したパイプ2はゴムを
被覆したUボルト19によつて梁部16に固定さ
れている。即ち、パイプ2はフレーム11に取り
付けた支持部材17に固定することによつてライ
ザー1aと一体に組み立てられている。
このようにして各ライザー1a,1b,1cに
パイプ2を挿通して組み立て配管用ライザーユニ
ツトは、最上部のライザー1aのフランジ10に
固着した吊りフツク20にワイヤー21を掛けて
クレーンによつて吊りあげられる。クレーンによ
つて吊り上げられた配管用ライザーユニツトは各
ライザー1a,1b,1cの少なくとも相対する
二辺を梁23で支持し、内部に鉄筋24を配筋し
た後、スラグ25上の現場打ちコンクリート26
と同様にコンクリートを打設して床を構成する。
そして、パイプ2を下層のパイプと一体に連結
すると、Uボルト19が支持部材17から取り外
され支持部材17との固定が解除されるととも
に、支持部材17もライザーフレーム11から取
り外され、この支持部材17は再使用される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の配管用ライザーユニ
ツトには次のような問題があつた。
即ち、支持部材17はパイプ2を仮固定するた
めに着脱自在に取り付けられ再使用が可能である
ものの、支持部材17の製造コストがかかるばか
りでなく、ライザーフレーム11への取り付け、
取り外しが面倒であり、作業性が悪かつた。ま
た、変形を防止するために各ライザー間に筋かい
の取付作業を必要とし、コストアツプとなつてい
た。さらに、各ライザー1a,1b,1cは取付
後は床の一部となるために、内部に配筋してコン
クリートを打設しなければならない。
支持部材17は取り外されてしまうので、パイ
プ2の防振用、耐震用固定バンドを別途取り付け
なければならないという問題があつた。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
その目的は組み立てが簡単で、しかも現場での取
付作業が容易であり、安価な配管用ライザーユニ
ツトを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、次のような構成と
した。
即ち、方形状のフレームの上端に内向きフラン
ジ、下端に床板をそれぞれ一体に設け、前記床板
の適所にパイプを挿通する複数の透孔を形成する
とともに、前記透孔週縁にスリーブを立設し、前
記スリーブにパイプを挿通してなるライザーユニ
ツトにおいて、 前記スリーブ相互及びスリーブとフレームとを
連結プレートによつて連結補強し、さらに、前記
スリーブ外面にはスリーブ上面とほぼ同一面とす
る水平なバンド受プレートを有する支持板を、互
いに180度隔てて対向するように設けてなり、前
記バンド受けプレートにボルト及びナツトで着脱
自在にバンドを固定し、前記バンドによつて前記
スリーブに挿通したパイプを固定してライザーと
パイプとを一体に組み立ててなるものである。
(作用) 連結プレートによりスリーブは補強されている
から、コンクリート打設の際にも配筋の必要がな
く、パイプはスリーブに固定されるとともに、ス
リーブ自体は補強されているのでライザーの軸組
みが変形することがない。
そして、パイプを固定するバンドは取り外すこ
となくそのまま防振、耐震バンドとして使用する
ことも可能である。
(実施例) 以下、この考案を実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図〜第3図はこの考案に係る配管用ライザ
ーユニツトを示し、第1図は要部を示す一部切欠
斜視図、第2図はライザーの一部平面図、第3図
は一部正面図である。
2は従来例と同様に、3階または4階分の長さ
に切断されたパイプ、30はライザー、40はパ
イプ2を固定するバンドである。
ライザー30は従来のライザーと同様に、フレ
ーム11の上端に内向きのフランジ32を設け、
下端に床板33を設け、床板の適所にはパイプ2
を挿通する透孔34を穿設し、この透孔34の周
縁にスリーブ35を立設してなる。スリーブ35
はフレーム31と同じか、僅かに高く形成されて
いる。さらに、前記スリーブ35相互間、及びス
リーブ35とフレーム31とはそれぞれ連結し、
適宜の大きさの透孔36を穿設した連結プレート
37によつて補強されている。スリーブ35は透
孔36を有する連結プレート37によつて補強さ
れているから、配筋することなくこのまま現場で
コンクリートを打設してもよい。
前記スリーブ35の外面には、上端に水平なバ
ンド受けプレート38を有する支持板39が互い
に180度隔てて対向するようにスリーブ35と一
体に配設されている。前記支持板39は実施例で
は長手方向のフレームと連結する連結プレート3
7に一体に固着することによつて補強されてい
る。前記バンド受けプレート38には2つの割り
バンド40を固定するためのボルトを挿通する長
方形状のボルト孔38aが穿設されている。
尚、前記内向きフランジ32の四隅部には、吊
りフツク47が設けられている。
バンド40は半円弧状の保持部41と、この保
持部41の両端から延設した固定部42を有する
2つ割りバンド40aと40bとからなり、固定
部42には締め付け用のボルトを挿通するボルト
孔44が穿設されており、さらに、固定部42の
一方の下面には前記バンド受けプレート38のボ
ルト孔38aと一致するボルト孔45を穿設した
固定プレート43が一体に設けられている。
従つて、2つ割りバンド40a,40bを互い
に突き合わせると、2つ割りバンド40aの固定
プレート43には2つの割りバンド40bの一方
の固定部42が載置され、反対に、2つ割りバン
ド40bの固定プレート43には2つ割りバンド
40aの一方の固定部42が載置される。
上記のように構成したので、パイプを挿通して
ライザーユニツトとして組み立てるには、まず、
3階分または4階分等適宜の長さに切断したパイ
プ2をライザー30のスリーブ35に挿通し、前
記パイプ2をバンド40によりスリーブ35に固
定すればよい。
このようにして組み立てられた配管用ライザー
ユニツトは吊りフツク47にロープを掛けてクレ
ーンで引き上げ、ライザー30の少なくとも相対
する二辺を梁で支持して所定位置にセツトし、ス
ラブ上の現場打ちコンクリートと同時にコンクリ
ートを打設すればよい。
尚、連結プレート37、バンド40等の構成に
ついてはこの発明の要旨を変更しない限り他に変
形、変更できることは勿論である。
(考案の効果) この考案は以上説明したように構成されている
ので、次のような効果を奏する。
即ち、ライザーはセツト後は床となるが、内部
は連結プレートによつて補強されているから、こ
のままコンクリートを打設することができ、配筋
の必要がなく、建築期間を短縮することができ
る。
また、スリーブは連結プレートによつて補強さ
れているので、挿入したパイプを直接固定するこ
とができ、固定用支持部材を必要としない。
また、固定用支持部材が不要であるからフレー
ムへの着脱の手間がかからず、配筋を不要とする
ことと相まつて一層建築期間の短縮とコストの低
減を図ることができる。
パイプをスリーブに仮固定するバンドはそのま
ま防振、耐震バンドとして使用することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案に係る配管用ライザ
ーユニツトを示し、第1図は要部を示す一部切欠
斜視図、第2図はライザーの一部平面図、第3図
は一部正面図、第4図〜第6図は従来の配管用ラ
イザーユニツトを示し、第4図は全体斜視図、第
5図は一部切欠斜視図、第6図は建築物にセツ
ト、床面として後の使用状態を示す断面図であ
る。 2はパイプ、30はライザー、31はフレー
ム、32はフランジ、33は床板、34は透孔、
35はスリーブ、36は透孔、37は連結プレー
ト、38はバンド受けプレート、39は支持板、
40はバンド、40a,40bは2つ割りバン
ド、43は固定プレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 方形状のフレームの上端に内向きフランジ、下
    端に床板をそれぞれ一体に設け、前記床板の適所
    にパイプを挿通する複数の透孔を形成するととも
    に、前記透孔周縁にスリーブを立設し、前記スリ
    ーブにパイプを挿通してなるライザーユニツトに
    おいて、 前記スリーブ相互及びスリーブとフレームとを
    連結プレートによつて連結補強し、さらに、前記
    スリーブ外面にはスリーブ上面とほぼ同一面とす
    る水平なバンド受プレートを有する支持板を、互
    いに180度隔てて対向するように設けてなり、前
    記バンド受けプレートにボルト及びナツトで着脱
    自在にバンドを固定し、前記バンドによつて前記
    スリーブに挿通したパイプを固定してライザーと
    パイプとを一体に組み立ててなる配管用ライザー
    ユニツト。
JP9808088U 1988-07-25 1988-07-25 Expired JPH0412296Y2 (ja)

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