JP3539029B2 - 吸湿性複合短繊維 - Google Patents

吸湿性複合短繊維

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JP3539029B2 JP00254696A JP254696A JP3539029B2 JP 3539029 B2 JP3539029 B2 JP 3539029B2 JP 00254696 A JP00254696 A JP 00254696A JP 254696 A JP254696 A JP 254696A JP 3539029 B2 JP3539029 B2 JP 3539029B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた吸湿性を有す
るポリエステル短繊維に関するものであり、更に詳しく
は詰綿、不織布等の資材用途、紡績糸からなるインナ
ー、スポーツ等の衣料用素材に好適に使用することがで
きるポリエステル短繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は機械的強度、耐薬品
性、耐熱性などに優れるため、衣料用途や産業用途など
を主体に広く使用されている。しかしながら、これらの
合成繊維は極めて吸湿性が低いため、インナー、中衣、
スポーツ衣料などのように直接的に肌に触れて、あるい
は肌側に近い状態で着用される分野に使用する場合に
は、肌からの発汗によるムレやベタツキなどを生じ、快
適性の点で天然繊維よりも劣り、前記衣料用途への進出
は限定されているのが実状である。この欠点を解消する
ため、たとえば特公昭60−475号公報、実公昭60
−40612号公報、あるいは特開昭60−21583
5号公報に記載されているように、平衡水分率(吸湿
率)の高い繊維と合成繊維との混繊、合撚、引揃えなど
により布帛として吸湿快適性を得んとする試みが提案さ
れている。これらの方法を用いることで確かに快適性は
向上するものの、その効果は十分とはいえず、合成繊維
を染色する際に一般的に使用される分散染料によって汚
染を生じたり、同色性に劣ったり、合成繊維本来の物理
的特性が失われるという問題点があった。
【0003】また、ポリエステル繊維にアクリル酸やメ
タアクリル酸をグラフト重合すること、更にグラフト重
合後にそれらのカルボキシル基をアルカリ金属で置換す
ることにより吸湿性を付与する方法が知られているが、
ポリエステルがグラフト重合しにくい素材であること、
および染色堅牢性や耐光性、繊維物理特性、風合いなど
の低下を潜在的に有していることから、実用化には到っ
ていない。
【0004】後加工段階で吸湿性を付与する方法では染
色時あるいは得られた布帛特性の点で種々の問題がある
ので、繊維を製造する段階で吸湿性を付与しかつ前記問
題点を解消するため、常湿度下で吸湿率が10%以上の
吸湿性樹脂を芯部とし、鞘部としてポリエステルで覆っ
た芯鞘型複合繊維が特開平2−99612号公報で提案
されている。しかしながら、この方法では精錬や染色な
どの熱水処理時に芯部の吸湿性樹脂が水を吸水し大きく
膨潤するため繊維表面にひび割れを生じせしめ、水に対
する溶解性が高いため外部へ流出してしまう等の欠点が
あった。
【0005】一方、特開昭52−55721号公報では
鞘部が非親水性ポリマ、芯部が親水性ポリマからなり、
芯部と鞘部との間に繊維軸に添って連続した空隙部を有
する複合繊維が提案されている。該方法によれば、芯部
と鞘部との間に繊維軸に添って連続した空隙部を有する
ため、吸湿した際に、芯部の共重合ポリエステルの膨潤
を吸収し、鞘部に亀裂が入るのを防止することが可能と
なる。しかしながら、該公報で芯部に用いる親水性ポリ
マは、ポリエチレングリコール共重合体単独あるいはス
ルホイソフタル酸ナトリウム共重合体にポリエチレング
リコールをブレンドしたポリマであるため溶融粘度が低
く、特に、フィラメント数の多いステープルを紡糸する
ときの紡糸性が極めて低いこと、中空部を形成しがたい
ことが本発明者の検討で明確になった。
【0006】また、特開昭51−136924号公報に
は親水性ポリエステルを芯成分、非親水性ポリエステル
を鞘成分とする芯鞘型複合ステープルについて提案され
ている。親水性ポリエステルとしてポリアルキレングリ
コール共重合体単独あるいは少量のポリアルキレングリ
コール共重合体に少量のスルホン酸や酸性リン酸エステ
ル誘導体を配合したものを用いるものであり、ステープ
ルとして繊維両端面を増加させ吸水性を向上させようと
いう提案である。しかしながら、本願発明者らの検討で
は該ステープルで吸水性を向上させることはできるが、
吸湿性の向上は困難であることがわかった。
【0007】特開昭53−111116号公報には特定
のポリエーテルエステルを芯成分とした芯鞘型の制電性
複合繊維が提案されている。しかし、該繊維の効果は制
電性であり、ポリアルキレングリコールを単独共重合し
たポリエステルを芯成分として用いているため、繊維物
性(強伸度特性)が経時的に変化するという問題があ
る。また該ポリエーテルエステルの着色は激しく、得ら
れる最終製品の品位が損なわれるといった問題点もあ
る。
【0008】また、特開昭62−267352公報には
特定のポリアルキレングリコールを50〜70重量%配
合してなるポリエステル組成物が開示されている。この
組成物からなる繊維では、繊維物性(強伸度)が低く、
また耐水性および染色堅牢性に劣るため衣料用および産
業用での使用は困難である。
【0009】さらに、特開平6−123012号公報に
は芯鞘型吸湿性ポリエステル繊維が開示されている。こ
れはアルキレンスルホイソフタレートおよびポリオキシ
アルキレングリコールを共重合したポリエステルにブロ
ックポリエーテルエステルをブレンドして芯ポリマとし
て用いたものであるが、該芯鞘複合糸の芯成分中のポリ
アルキレングリコールの共重合量は少なく、十分な吸湿
性を得ることは困難である。
【0010】また特開昭53−99296号公報、特開
昭58−138753号公報および特開平6−1361
07号公報等にビスフェノールA−EO付加物を用いた
ポリエーテルエステルに関する開示がある。しかしなが
ら、これらの共重合ポリマの吸湿特性は低く、また該ポ
リマを用いた合成繊維は経時的な物性変化、例えば伸度
の低下が容易に起こるため、製織や製編時にトラブルが
発生しやすく実用化できていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を克服し、吸湿率が高く、溶融粘度の
高い共重合ポリエステルを用いることにより、紡糸性が
良好で商品価値の高い吸湿性のポリエステル短繊維を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、親水性化合物(A)を全ポリマ重量に対して45〜
95重量%共重合し、かつ全ポリマ中に含有する酸成分
に対して架橋剤(B)を1〜25モル%含有した、吸放
湿パラメータ(ΔMR)が12%以上である共重合ポリ
エステルを芯成分とし、ポリエステルを鞘成分とする芯
鞘複合短繊維であって、芯成分/鞘成分の複合比率(重
量%)が3/97〜40/60であり、繊維長が3〜2
00mm、捲縮度が5〜35%であることを特徴とする
吸湿性複合短繊維によって達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】共重合ポリエステルは本発明の目
的である繊維に吸湿性を付与する成分であり、ベースと
なるポリエステルよりも高い吸湿性を有することが必須
である。
【0014】共重合ポリエステルの酸成分としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2・6−ジカ
ルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸等があげられる。特に好ま
しいのはテレフタル酸である。また、グリコール成分と
してエチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等があげられる。特に好ましいのはエ
チレングリコールである。
【0015】共重合ポリエステルに吸湿性を付与するこ
と、紡糸性の良好な溶融粘度とするためには親水性化合
物(A)を共重合すること、および架橋剤(B)を含有
することは必須であり、極性基含有化合物(C)は吸湿
性をさらに向上させる補助成分として、また繊維物性を
安定させる成分として含有させることが好ましい。
【0016】共重合ポリエステル中の親水性化合物
(A)の共重合量は、吸湿性および製糸性の観点から、
45〜95重量%が必要である。さらに好ましくは55
〜90重量%である。
【0017】親水性化合物(A)としてはエステル形成
性基を1個以上含有する化合物であれば特に限定はしな
いが、代表的な化合物としてポリオキシアルキレン化合
物、ポリオキサゾリン類、ポリアクリルアミドとその誘
導体、ポリスルホエチルメタクリレート、ポリ(メタ)
アクリル酸およびその塩、ポリヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ポリビニルアルコール、およびポリ
ビニルピロリドンなどがあげられる。その中でもポリオ
キシアルキレン化合物が好ましい。ポリオキシアルキレ
ン化合物としてポリオキシエチレン化合物、ポリオキシ
プロピレン化合物、ポリオキシテトラメチレン化合物等
があり、その中でもポリオキシエチレン化合物が好まし
く、特にポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチ
レングリコールの中でも結晶化抑制因子成分を含むポリ
エチレングリコールが特に好ましい。ここで、結晶性抑
制因子成分とは分子鎖中あるいは末端に存在し、ポリエ
チレングリコールの繰り返し単位の対称性を乱すような
有機残基をいう。結晶化抑制とは示差走査熱分析(DS
C、昇温条件16℃/分)によって求めた融点が同じ分
子量のポリエチレングリコールの融点より低くなること
をいう。具体的な化合物としては下記一般式(I)
【化1】 (式中Xは−CR5R6−(R5およびR6は水素また
はアルキル基を示す)、−SO2 −、−O−、−S−、
−C(O)−等であり、10≦n+m≦450の整数を
示す)で表されるポリエチレングリコールの誘導体をあ
げることができ、ビスフェノールAやビスフェノールS
等にエチレンオキサイド(EO)を付加させた化合物が
より好ましい。これらの化合物は大部分ポリエステル中
に共重合されている必要があるが、一部についてはポリ
マ中に分散した状態で存在していてもよい。
【0018】さらに、親水性化合物(A)の分子量はポ
リエステルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の
点で1000〜10000が好ましく、さらに好ましく
は2000〜8000である。
【0019】また、共重合ポリエステル中に含有させる
架橋剤(B)としては該ポリエステルと反応し、架橋構
造を形成する化合物であれば特に限定はないが一般には
下記一般式(II)
【化2】 (式中R2は3〜6の有機残基、R3は水素あるいはア
セチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3≦m+n
≦6を示す)で表される多官能化合物を用いることが好
ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に分散するこ
とも含むが、共重合により架橋構造をとることが好まし
い。化合物としてはトリメリット酸、ピロメリット酸等
の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリストールのごときポリオールが好まし
いが、特に好ましいのはトリメリット酸である。架橋剤
(B)を含有させることでポリマの吸湿性がさらに高ま
るばかりか、ポリマ中に架橋構造が形成し、紡糸性が良
好となるばかりでなく、繊維とした場合に経時的な物性
の変化が生じにくいという効果も持つ。
【0020】共重合ポリエステル中の架橋剤の割合は全
ポリマを構成する酸成分に対して1〜25モル%が必要
で、好ましくは1〜15モル%である。該範囲とするこ
とにより、吸湿性を高く保持するとともに、溶融粘度を
高くすることが可能で、製糸性が良好となり、強度等の
繊維物性が向上する。とくに、フィラメント数の多いス
テープルの場合、紡糸口金の各ホールへの分配性を確保
するためには共重合ポリエステルの溶融粘度を高くする
ことが重要であり、架橋剤の割合を前記範囲とすること
によって、はじめて安定した紡糸性を確保することがで
きる。また、共重合ポリエステルの吸湿特性を示す吸放
湿パラメータ(以下ΔMRと記す)は、これを用いた合
成繊維の吸湿性を高めるため、高ければ高い方が好まし
いが、12%以上であることが必要である。好ましくは
15%以上である。
【0021】ここでΔMRとは、30℃×90%RHで
の吸湿率(MR2)から20℃×65%RHでの吸湿率
(MR1)を引いた差である(ΔMR(%)=MR2−
MR1)。ここでΔMRは衣服着用時の衣服内の湿気を
外気に放出することにより快適性を得るためのドライビ
ングフォ―スであり、軽〜中作業あるいは軽〜中運動を
行った際の30℃×90%RHに代表される衣服内温湿
度と20℃×65%RHに代表される外気温湿度との吸
湿率差である。本発明では吸湿性評価の尺度としてこの
ΔMRをパラメーターとして用いている。ΔMRは大き
ければ大きいほど吸放湿能力が高く着用時の快適性が良
好であることに対応する。
【0022】また共重合ポリエステル中に含有させる極
性基含有化合物(C)として特に限定はしないが下記一
般式(III)
【化3】 (式中R1は有機残基、Xはエステル形成性基でありn
は1以上の整数、Yiはアミノ基、スルホン酸基、カル
ボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホン酸基等
の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を示す(i
≧1の整数))で表される極性基を有する化合物が好ま
しい。ここで含有とは、ポリエステル中に分散または共
重合した状態をいうが、特に共重合していることが好ま
しい。化合物としては特にスルホン酸塩基を有する化合
物が好ましい。極性基含有化合物を含有させることでポ
リマの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ中に水素
結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場合に経時
的な物性の変化が生じにくいという効果も持つ。
【0023】共重合ポリエステル中の極性基含有化合物
(C)の含有量は全ポリマを構成する酸成分に対して1
〜40モル%が好ましく、さらに好ましくは2〜25モ
ル%である。該含有量とすることにより、糸切れしにく
くなり、かつ経時的な伸度変化が生じにくいので好まし
い。
【0024】また共重合ポリエステルには、本発明の目
的を損なわない範囲で酸化チタン、カーボンブラック等
の顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩等の界面活性
剤、従来公知の抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電防
止剤等が添加されても勿論良い。
【0025】また本発明で言うポリエステルとはポリエ
チレンテレフタレート、およびその共重合体、ポリブチ
レンテレフタレート、およびその共重合体など繊維形成
性を有するポリエステルであれば限定されないが、好ま
しくは衣料用合成繊維として最も汎用性の高い、ポリエ
チレンテレフタレートを主体とするポリエステルであ
る。
【0026】吸湿性短繊維の形態として、芯鞘型複合短
繊維、芯鞘型複合中空短繊維、海島型複合短繊維、海島
型複合中空短繊維、貼り合わせ型複合短繊維、あるいは
ブレンド型複合短繊維等あげることができる。
【0027】例えば、芯鞘型複合短繊維(図1)および
芯鞘型複合中空短繊維(図2)の場合、芯部の共重合ポ
リエステルの複合比率(重量%)は芯/鞘=3/97〜
40/60とすることが必要である。好ましくは7/9
3〜30/70である。複合比率は染色用途および染色
なしの用途で前記範囲で任意に選ぶことができる。芯部
の複合比率の下限は十分な吸湿性を付与する目的から設
定され、複合繊維比率の上限は紡糸性の低下や繊維物性
の低下を防止する観点から設定される。
【0028】また、図2に示すように、吸湿性複合短繊
維が中空部を有することによって、吸湿した際、芯成分
の膨潤を吸収し、鞘成分をさらに割れにくくすることが
でき、より好ましい。
【0029】また海島型複合短繊維(図3)の場合、島
部の共重合ポリエステル/鞘部のポリエステルの複合比
率(重量%)は5/95〜50/50とすることが必要
で、7/93〜40/60であることがより好ましい。
複合比率は、染色用途および染色なしの用途で任意に選
ぶことができる。複合比率の下限は十分な吸湿性を付与
する目的から設定され、複合繊維比率の上限は紡糸性の
低下や繊維物性の低下を防止する観点から設定される。
【0030】また、ブレンド型複合短繊維(図4)の場
合、共重合ポリエステルのブレンド比率は5〜50重量
%が必要で、7〜40重量%であることがより好まし
い。ブレンド比率の下限は十分な吸湿性を付与する目的
から設定され、ブレンド比率の上限は紡糸性の低下や繊
維物性の低下を防止する観点から設定される。
【0031】実用上の着用快適性を得るためには合成繊
維のΔMRは経時変化が問題とならない範囲で高いほど
好ましく、好ましくは1.5%以上、さらに好ましくは
2.0%以上である。
【0032】本発明において繊維形成性重合体に複合す
る主成分は、前記した共重合ポリエステルであるが、そ
の効果を損なわない範囲でポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリカーボネート等を含んでいても
よい。
【0033】またポリエステルには、酸化チタン、カー
ボンブラック等の顔料のほか従来公知の抗酸化剤、着色
防止剤、耐光剤、帯電防止剤等が添加されても勿論良
い。
【0034】本発明のポリエステル吸湿性短繊維は繊維
長が3〜200mmであることが必要であり、10〜1
50mmであることがより好ましい。共重合ポリエステ
ルは高次加工の過程で繊維末端から僅かに抜け出ること
があり、繊維長が短い場合には抜け出る割合が高くなっ
てしまい十分な吸湿性を得ることができない。一方、長
すぎる場合には紡績工程を始め工程通過性が不良となり
好ましくない。
【0035】また、本発明のポリエステル吸湿性短繊維
は捲縮度が5〜35%であることが必要で、8〜30%
であることがより好ましい。捲縮度が5%未満では短繊
維同士の絡合性が低く、カード通過性や紡績性が悪化す
るとともに、十分な嵩高性を発揮することが困難にな
る。一方、捲縮度が35%を越える場合、絡合性が高く
なりすぎ、もつれが発生してカード通過性が低下する
他、均一性の不良な紡績糸となる。
【0036】本発明においてポリエステルと上記共重合
ポリエステルを用いる複合繊維の製法としては従来公知
の方法で製造することができるが、以下に代表して芯鞘
型複合短繊維の製造法を示す。
【0037】例えば、芯鞘複合短繊維の場合、ポリエス
テル(鞘部)と本発明の共重合ポリエステル(芯部)を
それぞれ別々に溶融し、紡糸パックに導き口金装置内で
芯鞘複合流を形成し、吐出孔から紡出する。紡出したマ
ルチフィラメント糸を所定の速度で引取った後、一旦缶
に収納し、得られた未延伸糸を通常用いられる液浴で延
伸する。また、この延伸は紡出糸を1000〜5000
m/分で引取り、引続いて3000〜6000m/分で
延伸・熱固定後、捲縮を付与し、用途に応じた長さに切
断する直接紡糸延伸法を採用してもよい。さらに、40
00m/分以上の高速で引取り実質的に延伸することな
く捲縮を付与し、用途に応じた長さに切断し、一挙に所
望の繊維を得る方法をとってもよい。
【0038】本発明の合成繊維の断面形状は丸ばかりで
なく、三角、偏平、多葉型などの異形断面でもよい。布
帛形態としては、織物、編物、不織布、詰綿など目的に
応じて適宜選択できる。
【0039】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。なお、実施例中の各特性値は次の方法によって
求めた。 A.ポリエステルの極限粘度 [η] オルトクロロフェノール溶液とし、25℃で求めた。
【0040】B.繊維の吸放湿性パラメータ(ΔMR) 吸湿率は繊維の場合には原綿または布帛1〜3gを用
い、絶乾時の重量と20℃×65%RHあるいは30℃
×90%RHの雰囲気下、恒温恒湿器(タバイ製PR−
2G)中に24時間放置後の重量との重量変化から、次
式で求めた。 吸湿率(%)=(吸湿後の重量 − 絶乾時の重量)/
絶乾時の重量 ×100 上記測定した20℃×65%RHおよび30℃×90%
RHの条件での吸湿率(それぞれMR1およびMR2と
する)から、吸湿率差ΔMR(%)=MR2−MR1を
求めた。
【0041】C.溶融粘度 TAKARA KOGYOU社製MeltIndexe
rを用いて、ASTM:D1238に準拠し、280℃
の条件下で共重合ポリエステルの溶融粘度を求めた。
【0042】D.強度、伸度 東洋ボールドウィン社製テンシロン引張り試験機を用い
て試料長5cm 、引張り速度2cm /分の条件で応力−歪み
曲線から値を求めた。
【0043】E.捲縮度 試料に初荷重(2mg/d)をかけたときの長さをa、
荷重(300mg/d)をかけたときの長さをbとし
て、次式にしたがって捲縮度(%)を算出する。試験回
数は10回とし、その平均値で表す。捲縮度(%)={(b−a)/b}×100(%)
【0044】F.繊維の経時変化 原綿を20℃、70%RHの雰囲気下に一ヶ月放置し、
C項に記した強伸度特性について延伸後1日以内に測定
した強伸度と比較し、伸度の低下度合いを測定した。延
伸直後からの伸度低下が8%未満の場合を○、延伸直後
より伸度が8%以上低下した場合(例えば40%であっ
た伸度が32%以下となる場合)を△、16%以上と大
きく低下した場合(例えば40%であった伸度が24%
以下となる場合)を×とした。
【0045】実施例1 共重合ポリエステルとして、ジメチルテレフタル酸19
4部、エチレングリコール135部、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル(SSIA)26.6部、ト
リメリット酸をメチル置換したトリメリット酸トリメチ
ル(TMTM)7.5部およびテトラブチルチタネート
0.1部を加え、140〜230℃でメタノールを留出
しつつエステル交換反応を行った後、リン酸トリメチル
0.08部のエチレングリコール溶液および分子量40
00のポリエチレングリコール(PEG)328部、抗
酸化剤としてIrganox 1010(チバガイキー社製)0.2
部、消泡剤としてシリコン0.2部、およびテトラブチ
ルチタネート0.1部を加え、1.0mmHgの減圧下
250℃の条件下4時間重合を行い共重合ポリエステル
を得た。またこの共重合体に共重合されたPEGの割合
は70wt%であった。得られた共重合ポリエステルの
ΔMRは28.0%(MR1=1.5%、MR2=2
9.5%)であった。
【0046】該共重合ポリエステルを芯成分とし、極限
粘度0.70のポリエチレンテレフタレートを鞘成分と
して別々に溶融し、4個のスリットと中央に丸孔を有す
る中空用口金から芯/鞘比率(重量比)=15/85に
なるように吐出して未延伸糸を得、次いで液浴で延伸
後、135℃で熱処理、押し込み方式による機械捲縮を
付与、切断し、2デニール、51mm、捲縮度15%の
同心円中空芯鞘複合短繊維を得た。この原綿の中空率は
8.5%であった。この原綿を使用して30番の紡績糸
とした。この紡績糸の吸放湿特性を測定したところΔM
R=4.0%であり、強伸度特性も良好であった。ま
た、経時的な伸度低下も生じなかった。
【0047】実施例2、比較例1 実施例1において、共重合ポリエステル中のPEG共重
合比率を一定として、SSIA量またはTMTM量を変
更させた以外は実施例1と同様な方法により共重合ポリ
エステルを得た。比較例1においては、共重合ポリエス
テル(芯成分)の溶融粘度が低いため、紡糸性が不十分
であったほか、経時的な伸度低下を起こすとともに、や
や吸湿特性も低かった。
【0048】
【表1】 実施例3〜4、比較例2 実施例1〜2および比較例1において共重合ポリエステ
ル中のポリエチレングリコールの代わりに分子量400
0のビスフェノールAのエチレンオキサイド(EO)付
加物(BPA)を用いた以外は同様にして共重合ポリマ
およびポリエステル短繊維を得た。比較例2において
は、共重合ポリエステル(芯成分)の溶融粘度が低いた
め、紡糸性が不十分であったほか、経時的な伸度低下を
起こすとともに、やや吸湿特性も低かった。
【0049】
【表2】 実施例5〜14、比較例3、4 実施例1と同様にSSIAを8モル%、TMTMを3モ
ル%と一定にし、PEGの分子量または共重合量を変更
する以外は実施例1と同様な方法により共重合ポリエス
テルを得た。実施例1と同様に短繊維化して繊維特性を
表3にまとめた。PEGの共重合量が45%より少ない
もの(比較例3)は十分な吸湿性が得られず、PEGの
共重合量が95%より多い(比較例4)と吸湿性が低
く、またこれを用いて紡糸した結果、共重合ポリエステ
ルの曳糸性が低く、糸切れが多発した。なお、PEGの
分子量の低い実施例9はやや吸湿性が低い傾向にあっ
た。
【0050】
【表3】 実施例15〜22、比較例5 実施例1と同様に分子量4000のPEGを用い、共重
合量を60重量%とし、SSIA共重合量またはTMT
M共重合量を変更する以外は実施例1と同様な方法によ
り共重合ポリエステルを得た。実施例1と同様に短繊維
化して繊維特性を表4にまとめた。TMTM共重合量の
多い比較例5は紡糸中、ゲル化が発生し、紡糸不調とな
った。なお、SSIAの共重合量の多いもの(実施例1
8)に若干の経時変化が認められた。
【0051】
【表4】 実施例23〜26、比較例6、7 実施例1で得られた共重合ポリエステルを芯成分とし、
実施例1と同様に極限粘度0.70のポリエチレンテレ
フタレートを鞘成分として別々に溶融し、同心円芯鞘複
合口金から芯鞘複合比を変更して未延伸糸を得た。次い
で液浴で延伸後、押し込み方式による機械捲縮を付与
し、135℃で熱処理した後切断し、2デニール、51
mmの芯鞘複合短繊維を得た。この芯鞘複合短繊維特性
を表5にまとめた。芯鞘複合比が3/97より低い比較
例6は本発明の目的とする吸湿性が不十分であった。ま
た、芯鞘複合比が40/60より大きな比較例7は紡糸
性が不良で、糸切れが多発した。
【0052】
【表5】 実施例27〜30、比較例8、9 実施例1で得られた共重合ポリエステルを芯成分とし、
実施例1と同様に極限粘度0.65のポリエチレンテレ
フタレートを鞘成分として別々に溶融し、同心円芯鞘複
合口金を用いて紡糸速度1350m/minで紡糸を実
施し、未延伸糸を得た。次いで液浴で延伸後、押し込み
方式による機械捲縮を付与し、135℃で熱処理した
後、表6に示す条件で切断し、2デニールの芯鞘複合短
繊維を得た。なお、比較例8と実施例27はギロチンカ
ッターを用い、実施例30と比較例9はトウ紡績後押し
込み方式による機械捲縮付与を実施した。この芯鞘複合
短繊維特性を表6にまとめた。
【0053】繊維長が3mm未満の比較例8は湿式抄紙
を実施したが、芯成分の共重合ポリエステルが繊維末端
から抜け出てしまい、吸湿性が低かった。また、繊維長
が200mmを越える比較例9は紡績工程でもつれが発
生し、均一性の不良な紡績糸になった。
【0054】
【表6】 実施例31〜34、比較例10、11 実施例1で得られた共重合ポリエステルを芯成分とし、
実施例1と同様に極限粘度0.65のポリエチレンテレ
フタレートを鞘成分として別々に溶融し、同心円芯鞘複
合口金を用いて紡糸速度1350m/minで紡糸を実
施し、未延伸糸を得た。次いで液浴で延伸後、押し込み
方式により機械捲縮の数を変更して捲縮を付与し、13
5℃で熱処理した後切断し、2デニール、51mmで捲
縮度の異なる芯鞘複合短繊維を得た。この芯鞘複合短繊
維特性を表7にまとめた。
【0055】捲縮度が5%未満である比較例10は、絡
合性が低いため、カード通過性が低かった。また、捲縮
度が35%を越える比較例11は絡合性が高すぎるた
め、紡績工程でもつれが発生し、不均一な紡績糸になっ
た。
【0056】
【表7】 実施例35〜38、比較例12、13 実施例1で得られた共重合ポリエステルを島成分(18
島)とし、極限粘度0.70のポリエチレンテレフタレ
ートを海成分として別々に溶融し、海島型複合口金から
適宜島/海比率を変更して未延伸糸を得た。次いで液浴
で延伸後、押し込み方式による機械捲縮を付与し、13
5℃で熱処理した後切断し、8デニール、64mmの海
島型複合短繊維を得た。この海島型複合短繊維特性を表
8にまとめた。島海複合比が5/95より低い比較例1
2は本発明の目的とする吸湿性が低かった。また、島海
複合比が50/50より大きな比較例13は紡糸性が不
調で、糸切れが多発した。
【0057】
【表8】 実施例39〜42、比較例14、15 実施例1で得られた共重合ポリエステル(A)を極限粘
度0.70のポリエチレンテレフタレートに重量比を適
宜変更してエクストルーダーに同時に溶融混合しこれを
丸孔の口金より吐出して未延伸糸を得た。次いで延伸、
熱処理する事により75デニール24フィラメントのポ
リエステル繊維を得た。次いで液浴で延伸後、押し込み
方式による機械捲縮を付与し、135℃で熱処理した後
切断し、2デニール、51mmのブレンド型複合短繊維
を得た。このブレンド型複合短繊維特性を表9にまとめ
た。(A)のブレンド率が5%より低い比較例14は本
発明の目的とする吸湿性が低かった。また、(A)のブ
レンド率が50%より大きな比較例15は紡糸性が不調
で、糸切れが多発した。
【0058】
【表9】
【0059】
【発明の効果】本発明によって得られた吸湿性複合短繊
維は非常に高い吸湿特性を有しており、該糸を用いた紡
績糸からなるインナー、スポーツ衣料は、着用快適性を
得るのに十分な吸湿性を有し、かつドライタッチな風合
いと高い染色堅牢性や耐光性を有している。また、シー
ツ、フトンカバー、詰め綿等の快適寝装用の他、快適芯
地用不織布等に適しており、極めて実用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯鞘型複合短繊維の横断面の例示図
【図2】本発明の芯鞘型複合中空短繊維の横断面の例示
【図3】本発明の海島型複合短繊維の横断面の例示図
【図4】本発明のブレンド型複合短繊維の横断面の例示
【符号の説明】
1:共重合ポリエステル 2:繊維形成性ポリエステル 3:中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−198954(JP,A) 特開 平6−123011(JP,A) 特開 平7−188533(JP,A) 特開 平5−209316(JP,A) 特開 昭51−17329(JP,A) 特開 昭51−136924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 8/14 D01F 6/86,6/92

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性化合物(A)を全ポリマ重量に対
    して45〜95重量%共重合し、かつ全ポリマ中に含有
    する酸成分に対して架橋剤(B)を1〜25モル%含有
    した、吸放湿パラメータ(ΔMR)が12%以上である
    共重合ポリエステルを芯成分とし、ポリエステルを鞘成
    分とする芯鞘複合短繊維であって、芯成分/鞘成分の複
    合比率(重量%)が3/97〜40/60であり、繊維
    長が3〜200mm、捲縮度が5〜35%であることを
    特徴とする吸湿性複合短繊維。
  2. 【請求項2】 芯成分の共重合ポリエステルの親水性化
    合物(A)としてポリオキシアルキレン化合物を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の吸湿性複合短繊維。
  3. 【請求項3】芯成分の共重合ポリエステルの親水性化合
    物(A)として、下記一般式(I)で表される化合物を
    含むポリエチレングリコールを用いたことを特徴とする
    請求項2記載の吸湿性複合短繊維。 【化1】 (式中Xは−CR5R6−(R5およびR6は水素また
    はアルキル基を示す。)、−SO 2 −、−O−、−S
    −、−C(O)−のいずれかであり、10≦n+m≦4
    50の整数を示す。)
  4. 【請求項4】 芯成分の共重合ポリエステルの親水性化
    合物(A)の分子量が1000〜10000であること
    を特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の吸湿性複
    合短繊維。
  5. 【請求項5】 芯成分の共重合ポリエステルが極性基含
    有化合物(C)を含有することを特徴とする請求項1〜
    4いずれか1項記載の吸湿性複合短繊維。
  6. 【請求項6】 芯成分の共重合ポリエステルが極性基含
    有化合物(C)を1〜40モル%含有することを特徴と
    する請求項5記載の吸湿性複合短繊維。
  7. 【請求項7】 吸湿性複合短繊維が中空部を有すること
    を特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の吸湿性複
    合短繊維。
  8. 【請求項8】 親水性化合物(A)を全ポリマー重量に
    対して45〜95重量%共重合し、かつ全ポリマー中に
    含有する酸成分に対して架橋剤(B)を1〜25モル%
    含有した、吸放湿パラメータ(ΔMR)が12%以上で
    ある共重合ポリエステルを島成分とし、ポリエステルを
    海成分とする海島型複合短繊維であって、島成分/海成
    分の複合比率(重量%)が5/95〜50/50であ
    り、繊維長が3〜200mm、捲縮度が5〜35%であ
    ることを特徴とする吸湿性複合短繊維。
  9. 【請求項9】 親水性化合物(A)を全ポリマ重量に対
    して45〜95重量%共重合し、かつ全ポリマ中に含有
    する酸成分に対して架橋剤(B)を1〜25モル%含有
    した、吸放湿パラメータ(ΔMR)が12%以上である
    共重合ポリエステルをポリエステルに対して5〜50重
    量%ブレンドしたブレンド型複合短繊維であって、繊維
    長が3〜200mm、捲縮度が5〜35%であることを
    特徴とする吸湿性複合短繊維。
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