JP3538008B2 - 横型締・縦射出ダイカストマシン - Google Patents

横型締・縦射出ダイカストマシン

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JP3538008B2
JP3538008B2 JP27160897A JP27160897A JP3538008B2 JP 3538008 B2 JP3538008 B2 JP 3538008B2 JP 27160897 A JP27160897 A JP 27160897A JP 27160897 A JP27160897 A JP 27160897A JP 3538008 B2 JP3538008 B2 JP 3538008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置をタイロ
ッドを介して懸架するようにした横型締・縦射出ダイカ
ストマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の第1ダイカストマシンは特公平
7−41391号公報に開示されている。この第1ダイ
カストマシンでは、横方向に型締めされる固定金型と移
動金型との分割面に射出スリーブが取り付けられてお
り、かつこの射出スリーブの下方には射出スリーブ内に
給湯された溶湯を固定金型と移動金型との間のキャビテ
ィ内に射出する射出装置が設けられている。この射出装
置は、射出シリンダと、この射出シリンダにより往復駆
動するプランジャロッド部と、前記射出シリンダを上面
で保持する保持プレートとを備えており、一対のタイロ
ッドを介して固定金型及び移動金型に懸架されている。
【0003】このときプランジャロッド部及び射出シリ
ンダは射出スリーブと同心的に配置されており、かつタ
イロッドはその一端をねじ等により固定金型に着脱可能
に係合固定し、その他端を保持プレートに固定して取り
付けられている。このようにこの第1ダイカストマシン
における射出装置は、その射出シリンダが射出スリーブ
と同心的に配置されると共に、そのプランジャロッド部
が前記射出シリンダによって直接的に往復駆動するよう
に取り付けられている。
【0004】また第2ダイカストマシンは特開平7−5
1828号公報に開示されている。この第2ダイカスト
マシンは、射出装置が保持プレートの上面に射出スリー
ブと同心的に配置されるプランジャロッド部及び射出シ
リンダを有して第1ダイカストマシンと同様に構成され
ており、かつこの射出装置が昇降手段及び移動手段によ
り金型に対して位置調整可能に取り付けられている。す
なわちこの第2ダイカストマシンにおけるタイロッド
は、マシンフレーム上を型開閉方向に移動自在に取り付
けられた支持部材を上下方向に摺動可能に挿通し、その
下端が前記保持プレートに固定して取り付けられてお
り、かつその上端が支持部材と保持プレートとの間に取
り付けられた昇降手段及び支持部材とマシンフレームと
の間に取り付けられた移動手段とによる移動により位置
決めされて固定金型及び移動金型に着脱可能に係合する
ように取り付けられている。このようにこの第2ダイカ
ストマシンにおける射出装置は、その射出シリンダが射
出スリーブと同心的に配置されると共に、そのプランジ
ャロッド部が前記射出シリンダによって直接的に往復駆
動するように取り付けられており、かつその保持プレー
ト及びタイロッドが金型に対して位置調整可能となって
いる。
【0005】さらに第3ダイカストマシンは、特開平9
−192812号公報に開示されている。この第3ダイ
カストマシンにおける射出装置は、上部を射出スリーブ
内に位置づけて摺動自由に配されたプランジャロッド部
と、固定,移動金型の幅よりも大きな長さの平梁状に形
成され射出スリーブの下方に水平方向に配されると共に
中央部をプランジャロッド部の下端に連結させたクロス
フレームと、固定ダイプレートの両側下端部から固定金
型前端部の両側方に位置する前方に向けて張り出して設
けられた対の張出支持部上に支持され下向き垂直方向に
配設されると共にピストンロッドの先端部を前記クロス
フレームの両端部に連結させた射出シリンダとを備えて
構成されている。このようにこの第3ダイカストマシン
における射出装置は、プランジャロッド部が射出スリー
ブと同心的に配置されると共に射出シリンダが射出スリ
ーブの同心部位から位置ずれした両側部位に配置されて
おり、前記プランジャロッド部が前記射出シリンダによ
り駆動する前記クロスフレームを介して往復駆動するよ
うになっている。
【0006】なおこの第3ダイカストマシンに類似する
他のダイカストマシンが特開平9−24451号公報に
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら第1及び
第2ダイカストマシンにおいては、射出シリンダが保持
プレートの上面に射出スリーブと同心的に配置されてい
るので、金型から落下する鋳ばりや、離型剤、潤滑剤等
の滴下により射出シリンダのピストンロッドやパッキン
等が損傷する恐れがあり、ひいては耐久性の低下を招く
という課題を有している。
【0008】また第3ダイカストマシン及びこれに類似
する他のダイカストマシンは、射出シリンダが射出スリ
ーブの同心部位から位置ずれした両側部位に配置されて
いるので前記した射出シリンダの損傷を回避できるが、
前記射出シリンダが下向き垂直方向に配設されると共に
ピストンロッドの先端部をクロスフレームの両端部に連
結させて取り付けられて射出力が射出シリンダのロッド
側で得られるように構成されており、この結果大きな射
出力が得にくく大型の射出シリンダを必要としたり、単
動シリンダの場合差動油圧回路が構成できない等設計自
由度が狭いという課題を有している。
【0009】加えて第3ダイカストマシン及びこれに類
似する他のダイカストマシンは、射出シリンダが固定ダ
イプレートの両側外方に出っ張って設けられるので、作
業性が悪いばかりでなく、装置の大型化をも招くという
課題をも有している。
【0010】そこでこの発明は、作業性の低下を伴うこ
となく射出シリンダの損傷を回避して耐久性の向上を図
ることができると共に、設計自由度の拡大及び装置の小
型化をも図ることができる横型締・縦射出ダイカストマ
シンを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を解決する
ため請求項1に記載の発明は、横方向に型締めされる固
定金型と移動金型との分割面に射出スリーブを取り付
け、該射出スリーブを介して溶湯をキャビティに縦方向
に射出する射出装置を固定金型と移動金型の分割面に着
脱可能に係合するタイロッドを介して懸架するようにし
た横型締・縦射出ダイカストマシンであって、前記射出
装置が、前記タイロッドの下端に固定された保持フレー
ムと、該保持フレームの射出中心から対称の位置の下面
に垂下して取り付けられた複数個の射出シリンダと、前
記保持フレームの上位に位置して同フレームを貫通して
進退する前記複数個の射出シリンダのピストンロッドに
固定された射出フレームと、該射出フレームの上面の射
出中心に配設された前記射出スリーブ内の溶湯をキャビ
ティに加圧充填するプランジャロッド部とを備えて構成
されていることを特徴としている。
【0012】このため請求項1に記載の発明では、射出
シリンダは射出中心から位置ずれした位置で、かつ保持
フレームの下面側に取り付けられているので、落下する
鋳ばりや、滴下する離型剤、潤滑剤等を有効に避けるこ
とができる。
【0013】また射出装置は、射出シリンダを保持フレ
ームの下面に垂下して取り付けると共に、同フレームを
貫通して進退する前記射出シリンダのピストンロッドに
射出フレームを固定して取り付け、かつこの射出フレー
ムにプランジャロッド部を設けて構成したので、射出ス
リーブ内の溶湯をキャビティに加圧充填するのに必要な
プランジャロッド部の射出力が前記射出シリンダのヘッ
ド側の油圧で得られるようになり、これにより十分大き
な射出力を確保することができると共に、単動シリンダ
の場合差動油圧回路を構成することができる。
【0014】さらに射出装置は、複数個の射出シリンダ
を他部材の設置がない保持フレームの下面側に設けるよ
うにしたので、相互の設置間隔を短くして射出シリンダ
が固定ダイプレートの両側外方に出っ張ることのないよ
うにコンパクトに構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1乃至図2は本発明の一実施形態として
の横型締・縦射出ダイカストマシン1を示す。このダイ
カストマシン1は横方向に型締めされる固定金型2と移
動金型3との分割面2a,3aに射出スリーブ4を取り
付け、該射出スリーブ4を介して溶湯をキャビティ20
に縦方向に射出する射出装置5を固定金型2と移動金型
3の分割面2a,3aに着脱可能に係合するタイロッド
6を介して懸架させて大略構成されている。
【0017】このとき射出装置5は、タイロッド6の下
端に固定された保持フレーム7と、保持フレーム7の射
出中心から対称の位置の下面に垂下して取り付けられた
2個の射出シリンダ8,8と、保持フレーム7の上位に
位置して同フレーム7を貫通して進退する2個の射出シ
リンダ8,8のピストンロッド9,9に固定された射出
フレーム10と、射出フレーム10の上面の射出中心に
配設された射出スリーブ4内の溶湯をキャビティ20に
加圧充填するプランジャロッド部11とを備えて構成さ
れている。より具体的には次のようにして構成される。
【0018】固定金型2はマシンフレーム24に固設し
た固定ダイプレート17に保持されると共に、移動金型
3は移動台27上に置かれた移動ダイプレート18に保
持されており、かつ移動ダイプレート18は図示省略の
型締機構によりタイバー12に案内されて横方向に移動
して固定金型2と移動金型3との型の開閉を行うように
取り付けられている。
【0019】また固定金型2の分割面2aの略中央部に
は凹部20aが形成されると共に、この凹部20aに連
通するように半円筒形状の分割スリーブ片4aが面一に
取り付けられている。この凹部20a及び分割スリーブ
片4aは、移動金型3の分割面3aに同様に形成される
凹部(図示せず)及び同様に取り付けられる分割スリー
ブ片(図示せず)と型締め時に協働してそれぞれキャビ
ティ20及び射出スリーブ4を構成する。固定金型2に
取り付けられる分割スリーブ片4aには図外の配湯管に
連通する給湯口21が形成されている(図1参照)。
【0020】さらに各分割面2a,3aには、両側下部
の対向部位に半円筒形状の段付き凹部2b,3bが形成
されており、この段付き凹部2b,3bに着脱可能に係
合するタイロッド6を介して射出装置5が固定金型2及
び移動金型3に懸架がされている。
【0021】すなわち射出装置5は、両側の段付き凹部
2b,3bに係合する2本のタイロッド6,6を介して
金型から鉛直方向下方に懸架されてマシンフレーム30
の内部の空間部31に収容されている。
【0022】本実施形態ではタイロッド6は、上端に段
付き凹部2b,3bに係合する環状突部6aが形成さ
れ、下端に取り付け用のねじ部6bが形成された柱状体
で構成されており、その中央部をマシンフレーム24に
固着したガイド部材13によって移動方向を型開閉方向
にのみ規制されて移動可能に取り付けられた支持部材1
4の貫通穴14aに摺動自在に挿通させて取り付けられ
ている。このタイロッド6には貫通穴14aを挟んだ上
方及び下方部位に下限及び上限の位置決め用のストッパ
カラー25及び26が取り付けられている。
【0023】そして射出装置5の保持フレーム7はタイ
ロッド6のねじ部6bにナット28により固定されて取
り付けられている。この保持フレーム7は、例えば油圧
シリンダからなる昇降手段16を介して支持部材14に
連結されて同手段16の駆動により上下方向に往復駆動
するように取り付けられており、支持部材14は、例え
ば油圧シリンダからなる移動手段15を介してマシンフ
レーム24に連結されて同手段15の駆動により水平方
向(型開閉方向)に往復駆動するように取り付けられて
いる。これにより保持フレーム7及びタイロッド6は金
型2,3に対して位置調整可能に取り付けられている。
【0024】射出装置5は、この保持フレーム7にさら
に射出シリンダ8,射出フレーム10,及びプランジャ
ロッド部11を付加して構成される。
【0025】すなわち射出シリンダ8は、保持フレーム
7の射出中心C(図3参照)から対称となる2箇所の下
面に、ロッド側が上にヘッド側が下になるように垂下し
てそれぞれ取り付けられており、そのピストンロッド9
が保持フレーム7を貫通して進退動可能になっている。
また射出フレーム10は、保持フレーム7の上位に位置
してピストンロッド9の先端にナット29により固定し
て取り付けられている。さらにプランジャロッド部11
は、プランジャチップ11aの他端側にカップリング1
1cを介して固定端11bを連結して構成されており、
プランジャチップ11aを上側に固定端11bを下側に
して該固定端11bを押さえ金具22を用いて射出フレ
ーム10の上面の射出中心Cに固定して取り付けられて
いる。
【0026】なお、図1及び図2中符号23は保持フレ
ーム7と射出フレーム10との間に設けられた蛇腹であ
り、同フレーム7、10間の隙間への落下する鋳ばり
や、滴下する離型剤、潤滑剤等の異物の侵入を防いでい
る。
【0027】以上のようにして構成された横型締・縦射
出ダイカストマシン1は、次のように作動する。
【0028】先ずスタート時点では図2に示すように型
開き状態で、かつ射出装置5は固定金型2及び移動金型
3と干渉しない位置(射出シリンダ8のヘッド部8aを
2点鎖線で示した位置a)にある。このスタート時点で
は射出フレーム10は下限位置にある。
【0029】次ぎに昇降手段16を駆動して保持フレー
ム7を上昇させて射出装置5を実線で示す上限位置(上
限位置決め用のストッパカラー26が貫通穴14aの下
端部に当接している)に位置させると共に、移動手段1
5を駆動して支持部材14を固定金型2側へ引き寄せ
る。この引き寄せ後の射出装置5は射出シリンダ8のヘ
ッド部8aを2点鎖線で示した位置bに在って、タイロ
ッド6の環状突部6aの半部分が固定金型2の段付き凹
部2bに係合すると共にプランジャチップ11aの先端
部の半部分が固定金型2側の分割スリーブ片4aの下端
部(給湯口21の下側部分)に嵌入した状態となってい
る。
【0030】次ぎに移動ダイプレート18を移動させて
型締めする。この型締め状態では、金型2,3間に射出
スリーブ4及びキャビティ20が形成され、かつタイロ
ッド6の環状突部6aの他の半部分が移動金型3の段付
き凹部3bに係合すると共にプランジャチップ11aの
先端部の他の半部分が移動金型3側の分割スリーブ片の
下端部に嵌入した状態となっており、これによりタイロ
ッド6が金型2、3に係合し、かつ射出スリーブ4の下
端部がプランジャチップ11aで塞がれた状態となって
いる。この状態で溶湯が給湯口21を介して射出スリー
ブ4内に供給される。
【0031】さらに次ぎに射出シリンダ8,8を駆動さ
せて射出スリーブ4内の溶湯をキャビティ20に加圧充
填する。すなわち射出シリンダ8の駆動によりピストン
ロッド9が伸出し、これにより射出フレーム10及びプ
ランジャロッド部11が上昇すると共にプランジャチッ
プ11aが射出スリーブ4内を上昇して溶湯をキャビテ
ィ20に加圧充填する。このときのプランジャロッド部
11の射出力は射出シリンダ8のヘッド部8a側の油圧
で得られる。これにより鋳造が行われる。
【0032】また鋳造後の型開きは、前述した型閉じと
は逆の順序で行えばよい。
【0033】このように横型締・縦射出ダイカストマシ
ン1は、射出シリンダ8が射出中心Cから位置ずれした
位置で、かつ保持フレーム7の下面側に取り付けられて
いるので、落下する鋳ばりや、滴下する離型剤、潤滑剤
等を有効に避けることができ、これにより射出シリンダ
8のピストンロッド9やパッキンの損傷を防止して耐久
性の向上を図ることができる。
【0034】また射出装置5においては溶湯をキャビテ
ィ20に加圧充填するのに必要なプランジャロッド部1
1の射出力が射出シリンダ8のヘッド部8a側の油圧で
得られるようになり、これにより十分大きな射出力を確
保することができると共に、単動シリンダの場合差動油
圧回路を構成することができ、これにより射出シリンダ
8及び油圧回路の選択幅が拡大し、ひいては設計自由度
の拡大を図ることができる。
【0035】さらに射出装置5は、2個の射出シリンダ
8,8を他部材の設置がない保持フレーム7の下面側に
設けるようにしたので、本実施形態のように相互の設置
間隔を短くしてマシンフレーム30内に収まるようにコ
ンパクトに構成することができ、これにより射出シリン
ダ8,8が固定ダイプレート17の両側外方に出っ張っ
て作業の邪魔になることが無く、このため作業性の低下
を伴うことなく装置の小型化を図ることができる。
【0036】また本実施形態は移動手段15及び昇降手
段16を備えて位置調整可能なものとして構成されてい
るが、本発明はこれに限定するものではなく前記手段1
5,16を備えることなくタイロッド6の環状突部6a
を固定金型2の段付き凹部2bに係合させると共にねじ
等により固定する位置固定タイプ(従来の第1ダイカス
トマシンと同構造)のダイカストマシンにも好適に実施
される。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば次の効果を奏することができる。
【0038】すなわち請求項1記載の発明によれば、射
出シリンダは射出中心からずらした位置で、かつ保持フ
レームの下面側に取り付けられているので、落下する鋳
ばりや、滴下する離型剤、潤滑剤等を有効に避けること
ができ、これにより射出シリンダの損傷を回避して装置
全体の耐久性の向上を図ることができる。
【0039】また溶湯をキャビティに加圧充填するのに
必要なプランジャロッド部の射出力が射出シリンダのヘ
ッド側の油圧で得られるようになり、これにより十分大
きな射出力を確保することができると共に、単動シリン
ダの場合差動油圧回路を構成することができるので、射
出シリンダ及び油圧回路の選択幅が拡大し、ひいては設
計自由度の拡大を図ることができる。
【0040】さらに射出装置は、複数個の射出シリンダ
を他部材の設置がない保持フレームの下面側に設けるよ
うにしたので、相互の設置間隔を短くして射出シリンダ
が固定ダイプレートの両側外方に出っ張ることのないよ
うにコンパクトに構成することができ、これにより作業
性の低下を伴うことなく装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての横型締・縦射出ダ
イカストマシンの中央を分断して固定ダイプレートに向
かってみた正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う要部断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う要部断面図である。
【符号の説明】 1 横型締・縦射出ダイカストマシン 2 固定金型 2a 分割面(固定金型の) 3 移動金型 3a 分割面(移動金型の) 4 射出スリーブ 5 射出装置 6 タイロッド 7 保持フレーム 8 射出シリンダ 9 ピストンロッド(射出シリンダの) 10 射出フレーム 11 プランジャロッド部 20 キャビティ C 射出中心
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−29410(JP,A) 特開 平7−41391(JP,A) 特開 平7−51828(JP,A) 特開 平9−192812(JP,A) 特開 平9−24451(JP,A) 特開 平9−150254(JP,A) 特開 平7−232253(JP,A) 特開 平4−251649(JP,A) 特開 平10−217301(JP,A) 特開 平9−314302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に型締めされる固定金型と移動金
    型との分割面に射出スリーブを取り付け、該射出スリー
    ブを介して溶湯をキャビティに縦方向に射出する射出装
    置を固定金型と移動金型の分割面に着脱可能に係合する
    タイロッドを介して懸架するようにした横型締・縦射出
    ダイカストマシンであって、 前記射出装置が、前記タイロッドの下端に固定された保
    持フレームと、該保持フレームの射出中心から対称の位
    置の下面に垂下して取り付けられた複数個の射出シリン
    ダと、前記保持フレームの上位に位置して同フレームを
    貫通して進退する前記複数個の射出シリンダのピストン
    ロッドに固定された射出フレームと、該射出フレームの
    上面の射出中心に配設された前記射出スリーブ内の溶湯
    をキャビティに加圧充填するプランジャロッド部とを備
    えて構成されていることを特徴とする横型締・縦射出ダ
    イカストマシン。
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JPS595386B2 (ja) ダイカスト機におけるスプ−ル切断装置

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