JP3537232B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP3537232B2
JP3537232B2 JP23556895A JP23556895A JP3537232B2 JP 3537232 B2 JP3537232 B2 JP 3537232B2 JP 23556895 A JP23556895 A JP 23556895A JP 23556895 A JP23556895 A JP 23556895A JP 3537232 B2 JP3537232 B2 JP 3537232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解槽を隔膜によ
り一対の液室に区画するとともに各液室に電極をそれぞ
れ収容し、両電極間に直流電圧を印加することにより各
液室にて酸性及びアルカリ性の各イオン水をそれぞれ生
成するようにした電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電解水生成装置は、両電
極間に印加される電圧の正負を定期的に切り換えて負電
極に付着するカルシウム、マグネシウムなどのスケール
を除去するとともに、この正負電圧の切り換えに同期し
て、電解槽の一対の液室からそれぞれ導出される酸性及
びアルカリ性の各イオン水の経路を切り換えバルブにて
切り換え、同バルブの一方の流出ポートからは常に酸性
イオン水が出力されるとともに他方の流出ポートからは
常にアルカリ性イオン水が出力されるようにしている。
この場合、切り換えバルブは電動モータにより回転駆動
されるとともに、同バルブの切り換え位置は位置センサ
により検出されるようにし、前記正負電圧の切り換え時
に電動モータを回転させるとともに、位置センサによる
切り換え位置の検出に応答して電動モータを停止させる
ことにより、切り換えバルブが正負電圧の切り換えに連
動して切り換えられるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、位置センサに故障が発生して切り換えバ
ルブの切り換え位置が検出されない場合、電動モータは
回転し続けるので、使用者がこれに気付かないと、電動
モータが焼き付いて故障してしまう場合がある。また、
位置センサによる切り換えバルブの切り換え位置の検出
に応答して電動モータを即座に停止させようとしても、
電動モータがオーバーランしてしまうこともあり、この
場合、切り換えバルブから酸性イオン水とアルカリ性イ
オン水を的確に分離して取り出せないという問題があ
る。
【0004】本発明は上記各問題に対処するためになさ
れもので、位置センサの故障、電動モータのオーバーラ
ンなどを的確に検出して同検出に適切に対処するように
した電解水生成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、隔膜(31)により区画された一対の液室(3
2,33)内にそれぞれ電極(34,35)を収容して
なり連続的に供給される水を電気分解して酸性及びアル
カリ性の各イオン水をそれぞれ連続的に生成する電解槽
(30)と、一対の電極に直流電圧を印加する直流電源
回路(60)と、電解槽の各液室にそれぞれ各入力端に
て接続されて各液室にて生成された各イオン水をそれぞ
れ導出する第1及び第2の導出管(36,37)と、第
1及び第2の導出管の出力端に接続されてなり、第1状
態にて第1の導出管を第1の流出ポート(71c)に連
通させるとともに第2の導出管を第2の流出ポート(7
1d)に連通させ、第2状態にて第2の導出管を第1の
流出ポートに連通させるとともに第1の導出管を第2の
流出ポートに連通させる切り換えバルブ(71)と、切
り換えバルブに接続されて回転により同切り換えバルブ
を第1及び第2状態に切り換える電動モータ(74)
と、切り換えバルブの第1及び第2状態をそれぞれ検出
する位置センサ(75)と、直流電源回路による一対の
電極に対する印加電圧の正負の切り換えを指示する切り
換え指示手段(80b,310,314,83)と、切
り換え指示手段による切り換え指示に応答して直流電源
回路を制御し、一対の電極に対する印加電圧の正負を切
り換える電圧切り換え制御手段(306,306a)
と、切り換え指示手段による切り換え指示に応答して電
動モータを回転させるとともに位置センサによる切り換
えバルブの第1又は第2状態の検出に応答して同電動モ
ータを停止させ、切り換えバルブを第2状態から第1状
態に又は第1状態から第2状態に切り換え制御するバル
ブ切り換え制御手段(202,208,210,210
a,212)とを備えた電解水生成装置において、電動
モータの回転開始時からの経過時間を計測する時間計測
手段(80a,204)と、前記計測された経過時間が
所定時間以上になったとき電動モータを停止させるモー
タ停止手段(206,224)とを設けたことにある。
【0006】前記のように構成した請求項1に係る発明
においては、切り換え指示手段が一対の電極に対する印
加電圧の正負の切り換えを指示すると、電圧切り換え制
御手段が直流電源回路を制御して前記印加電圧を切り換
えるとともに、バルブ切り換え手段が位置センサと協働
して電動モータを制御して切り換えバルブを切り換え制
御する。この電動モータによる切り換えバルブの切り換
え時に、位置センサに故障が発生して同位置センサが切
り換えバルブの切り換え位置を検出しなくても、時間計
測手段が電動モータの回転開始時からの経過時間を計測
して、前記計測された経過時間が所定時間以上になった
とき、モータ停止手段が電動モータを停止させる。した
がって、位置センサに故障が発生しても電動モータが回
転し続けることはなく、同モータの保護を図ることがで
きる。
【0007】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明と同様な電解槽(3
0)、直流電源回路(60)、第1及び第2の導出管
(36,37)、切り換えバルブ(71)、電動モータ
(74)、位置センサ(75)、切り換え指示手段(8
0b,310,314,83)、電圧切り換え制御手段
(306,306a)及びバルブ切り換え制御手段(2
02,208,210,210a,212)を備えた電
解水生成装置において、バルブ切り換え制御手段による
切り換えバルブの切り換え制御後に位置センサが切り換
えバルブの第1状態又は第2状態を検出しているか否か
を再度判定し、同切り換えバルブの第1状態又は第2状
態が判定されないとき切り換え制御手段による切り換え
バルブの切り換え制御を再実行させる再実行制御手段
(218,220,220a)を設けたことにある。
【0008】前記のように構成した請求項2に係る発明
においては、前述のようなバルブ切り換え制御手段によ
る切り換えバルブの切り換え制御後に、位置センサが切
り換えバルブの第1状態又は第2状態を検出しなけれ
ば、再実行制御手段が切り換え制御手段による切り換え
バルブの切り換え制御を再実行させる。これにより、切
り換えバルブの切り換え時に電動モータ又は同モータと
切り換えバルブとの接続装置に異常が発生して、電動モ
ータがオーバーランして、同バルブが第1状態又は第2
状態に設定されなくても、前記切り換え制御の再実行に
より切り換えバルブは第1状態又は第2状態に切り換え
られるので、酸性及びアルカリ性の各イオン水が確実に
分離されて出力されるようになる。
【0009】さらに、上記請求項3に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項2に係る発明の電解水生成装置に
おいて、再実行制御手段が切り換え制御による切り換え
バルブの切り換え制御を再度行わせた回数を計数するカ
ウント手段(232)と、カウント手段により計数され
た回数が所定値以上になったとき再実行制御手段による
切り換えバルブの切り換え制御の再実行を停止する停止
手段(216)とを設けたことにある。
【0010】前記のように構成した請求項2に係る発明
においては、前記のような切り換えバルブの切り換え制
御の再実行を行っても電動モータのオーバーランが何回
も繰り返されると、カウント手段により計数される回数
が多くなって、停止手段が前記再実行を停止する。これ
により、電動モータ又は同モータと切り換えバルブとの
接続装置に異常が発生して、切り換えバルブが第1状態
又は第2状態に切り換え制御されない場合にも、無駄に
電動モータを回動させることがなくなり、同モータの保
護を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明すると、図1は同実施形態に係る電解水生成
装置の全体を概略的に示している。
【0012】この電解水生成装置は、濃塩水を蓄える濃
塩水タンク10と、同タンク10の下方に設けられて希
塩水を蓄える希塩水タンク20と、希塩水タンク20か
ら供給される希塩水を電気分解する電解槽30と、電解
槽30にて生成された酸性イオン水を蓄える酸性イオン
水タンク40と、酸性イオン水の生成に付随して生成さ
れるアルカリ性イオン水を蓄えるアルカリ性イオン水タ
ンク50とを備えている。
【0013】濃塩水タンク10には塩化ナトリウム、塩
化カリウムなどの塩が多量に補給されるとともに、図示
しない外部給水源(例えば、水道)から給水管11を介
して水が圧送されるようになっている。この給水管11
には電磁バルブ12が介装されており、同バルブ12は
オン状態にて外部から給水管11を介して水を濃塩水タ
ンク10に供給する。濃塩水タンク10は補給された塩
を水によりほぼ飽和状態に溶解させてなる濃塩水で常に
満たされており、溶解し得ない残りの塩Sは同タンク1
0の底部に常に沈澱している。また、濃塩水タンク10
内には、水位センサ13が収容されている。水位センサ
13は、濃塩水の水位が所定の上限水位以上になったこ
とを検出するとともに、同濃塩水の水位が同上限水位よ
り若干低い下限水位以下になったことも検出する。
【0014】濃塩水タンク10には、希塩水タンク20
に濃塩水を供給するための供給管14が同タンク10の
底部にて上方向に侵入し、同供給管14の上端面は、沈
澱している塩Sが混入しないように前記下限水位より若
干だけ低い位置にて開口している。供給管14には電磁
バルブ15が介装されており、同バルブ15はオン状態
にて濃塩水タンク10内の濃塩水を供給管14を介して
希塩水タンク20に供給する。
【0015】希塩水タンク20の上方には供給管14の
下端出口及び給水管21の出口が配置されており、同タ
ンク20には、前記濃塩水が供給管14を介して供給さ
れるとともに、外部給水源からの水も給水管21を介し
て供給されるようになっている。この給水管21には電
磁バルブ22が介装されていて、同バルブ22はオン状
態にて外部からの水を給水管21を介して希塩水タンク
20に供給する。希塩水タンク20内には、濃度センサ
23及び水位センサ24が収容されている。濃度センサ
23は希塩水タンク20内の希塩水の濃度Cを検出す
る。水位センサ24は希塩水の水位が所定の上限水位以
上になったことを検出するとともに、同希塩水の水位が
同上限水位より若干低い下限水位以下になったことも検
出する。
【0016】また、希塩水タンク20の底部には、攪拌
用の導管25及び電解槽30に希塩水を供給するための
供給管26の入口が接続されている。導管25の他端は
希塩水タンク20の側壁に接続されるとともに導管25
の中間部には電動ポンプ27が介装されており、同ポン
プ27は作動状態にて希塩水タンク20内の希塩水を攪
拌する。供給管26にも電動ポンプ28が介装されてい
て、同ポンプ28は作動状態にて希塩水タンク20内の
希塩水を供給管26を介して電解槽30に供給する。
【0017】なお、濃塩水タンク10及び希塩水タンク
20の各側壁にはオーバーフローパイプ16が接続され
ており、同パイプ16は前記水位センサ13,24によ
りそれぞれ検出される上限水位より若干高い位置にて各
タンク10,20内に開口している。これにより、各タ
ンク10,20の水位がオーバーフロー管16の各開口
位置より高くなると、各タンク10,20内の塩水が外
部に排出されるようになっている。
【0018】電解槽30は内部が隔膜31によって第1
及び第2液室32,33に区画されていて、各液室3
2,33には、電動ポンプ28の作動により供給管26
を介した希塩水が供給されるようになっている。各液室
32,33には、直流電源回路60から直流電圧が印加
される第1及び第2電極34,35が対向して収容され
ている。この直流電圧の印加により希塩水タンク20か
ら供給された希塩水が電気分解され、各液室32,33
にて生成された酸性及びアルカリ性の各イオン水(電解
水)が各液室32,33に入力端を接続した第1及び第
2導出管36,37を介して出力されようになってい
る。この場合、第1電極34に正電圧が印加されるとと
もに第2電極35に負電圧が印加されれば、第1液室3
2にて酸性のイオン水が生成されるとともに第2液室3
3にてアルカリ性のイオン水が生成される。第1電極3
4に負電圧が印加されるとともに第2電極35に正電圧
が印加されれば、第1液室32にてアルカリ性のイオン
水が生成されるとともに第2液室33にて酸性のイオン
水が生成される。
【0019】第1及び第2導出管36,37の各出力端
は切り換えバルブ71の第1及び第2流入ポート71
a,71bにそれぞれ接続され、同バルブ71の第1及
び第2流出ポート71c,71dは第3及び第4導出管
72,73の入力端にそれぞれ接続されている。この切
り換えバルブ71は、電動モータ74により第1状態及
び第2状態に切り換えられるようになっており、第1状
態にて第1流入ポート71aを第1流出ポート71cに
連通させるとともに、第2流入ポート71bを第2流出
ポート71dに連通させる。また、第2状態にて、第1
流入ポート71aを第2流出ポート71dに連通させる
とともに、第2流入ポート71bを第1流出ポート71
cに連通させる。切り換えバルブ71の第1状態及び第
2状態は、位置センサ75の90度スイッチ75a及び
180度スイッチ75bにより検出されるようになって
いる。
【0020】これらの切り換えバルブ71、電動モータ
74及び位置センサ75は、図2に示すように、切り換
えバルブアセンブリ70内に組み込まれている。電動モ
ータ74の回転はギヤボックス76内に組み込んだ減速
ギヤユニットを介して回転軸77に伝達され、図3(A)
に詳細に示すように、同回転軸77の先端部分外周上に
はインペラ71eが固着されている。インペラ71eは
切り換えバルブ71のハウジング71f内に収容されて
いて、90度回転する毎に、第1及び第2流入ポート7
1a,71bから第1及び第2流出ポート71c,71
dへの各イオン水の流路を切り換える。図3(B)(C)に
詳細に示すように、回転軸77の外周上には一体的に第
1及び第2カム77a,77bが形成されている。この
第1及び第2カム77a,77bの各外周面には90度
スイッチ75a及び180度スイッチ75bの各摺動子
がばね力により当接しており、両スイッチ75a,75
bは、図4に示すように、通常オン状態にあり、回転軸
77の回転により両カム77a,77bの外周面に設け
た90度及び180度毎の窪みに対応した各回転位置に
てオフ状態にそれぞれ切り換えられる。
【0021】第3及び第4導出管72,73の各出力端
は酸性イオン水タンク40及びアルカリ性イオン水タン
ク50に侵入しており、両タンク40,50には第3及
び第4導出管72,73を介して酸性及びアルカリ性の
各イオン水が供給されるようになっている。導出管73
はアルカリ性イオン水タンク50の底部近くにて開口し
ている。
【0022】酸性イオン水タンク40の底部には取り出
し管41の一端が接続されるとともに、同管41にはコ
ック42が介装され、同コック42の操作により適宜取
り出し管41の他端から酸性イオン水が取り出されるよ
うになっている。また、この取り出し管41からは配水
管43が分岐しており、同排水管43に介装した電磁バ
ルブ44をオン状態に切り換えることにより酸性イオン
水タンク40内の水を外部に排出できるようになってい
る。酸性イオン水タンク40には水位センサ45が収容
され、同センサ45は酸性イオン水の水位が同タンク4
0の満杯に近い上限水位以上になったことを検出すると
ともに、同酸性イオン水の水位が同上限水位より低い下
限水位以下になったことも検出する。また、酸性イオン
水タンク40にはオーバーフローパイプ46が設けら
れ、同パイプ46の上端は同タンク40の前記上限水位
より高い位置まで延出されるとともに、同パイプ46の
下端は導出管73の中間部に接続されている。なお、こ
のオーバーフローパイプ46は余剰の酸性イオン水をア
ルカリ性イオン水タンク50に排出する機能を果たすと
ともに、電気分解により発生した塩素ガスをアルカリ性
イオン水にとけ込ませる機能も果たしている。
【0023】アルカリ性イオン水タンク50には排出管
51も侵入しており、同管51に介装させた電動ポンプ
52の作動により同タンク50内のアルカリ性イオン水
を外部に排出するようにしている。また、アルカリ性イ
オン水タンク50にも、水位センサ53が収容され、同
センサ53はアルカリ性イオン水の水位が所定の上限水
位以上になったことを検出するとともに、同アルカリ性
イオン水の水位が同上限水位より低い下限水位以下にな
ったことも検出する。
【0024】この電解水生成装置は、前記各種センサ1
3,23,24,45,53,75、電磁バルブ12,
15,22,44、電動ポンプ27,28,52、直流
電源回路60及び電動モータ74に接続された電気制御
回路80を備えている。この電気制御回路80はマイク
ロコンピュータにより構成されており、図5〜9に示す
フローチャートに対応したプログラムを実行して、電磁
バルブ12,15,22,44の開閉、電動ポンプ2
7,28,52、直流電源回路60及び電動モータ74
の作動を制御する。電気制御回路80は第1及び第2タ
イマ80a,80bを内蔵している。また、この電気制
御回路80には、異常時に警報を発生するための警報器
81及び同異常時に異常の種類を表示するための表示器
82も接続されている。
【0025】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明すると、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの塩
Sを濃塩水タンク10内に多量に投入して、同タンク1
0内の濃塩水をほぼ飽和状態にするとともに、残留の塩
Sが同タンク10の底に常に沈澱している状態にしてお
く。なお、塩Sが不足している場合には随時補充する。
その後、電源スイッチ(図示しない)の投入により、電
気制御回路80は図5のステップ100にてプログラム
の実行を開始し、ステップ102にて、濃塩水タンク1
0及び希塩水タンク20に対して初期給水するととも
に、希塩水タンク20内の希塩水濃度を初期調整する。
【0026】前記初期給水においては、水位センサ1
3,24により検出される濃塩水及び希塩水の各水位が
上限水位未満であれば、各水位が上限水位になるまで電
磁バルブ12,22をそれぞれオン状態に切り換え、濃
塩水タンク10及び希塩水タンク20に外部からそれぞ
れ給水する。また、前記希塩水濃度の初期調整において
は、濃度センサ23により検出した濃度Cが所定の低濃
度Coより低ければ、電磁バルブ15をオン状態に制御
して、同濃度Cがほぼ所定の低濃度Coになるように濃
塩水タンク10内の濃塩水を希塩水タンク20に補充す
る。
【0027】次に、電気制御回路80は、ステップ10
4にて電磁バルブ44をオン状態に切り換え、酸性イオ
ン水タンク40内の酸性イオン水を排出管43を介して
排出する。前記ステップ104の処理後、ステップ10
6〜112からなる循環処理を繰り返し実行して、電解
水を生成するとともに所定時間(例えば6時間)毎に電
極34,35に印加される正負電圧及び切り換えバルブ
71の流路の切り換えを制御する。
【0028】まず、切り換えバルブ71の切り換えが正
常に行われて電解水が生成され続ける場合について説明
する。電気制御回路80は、ステップ106の第1角度
調整ルーチンの実行を図6のステップ200にて開始
し、ステップ202,204にて電動モータ74を作動
させるとともに第1タイマ80aをリセットスタートさ
せる。これにより、電動モータ74はインペラ71eを
回動させ始めるとともに、第1タイマ80aは時間計測
を開始する。前記ステップ204の処理後、ステップ2
06にて第1タイマ80aによる計測時間が所定時間T
0未満(例えば、10秒未満)であるか否かを判定す
る。この場合、同計測時間が所定時間T0未満であれ
ば、ステップ206における「YES」との判定の基
に、ステップ208にて90度スイッチ75aがオフ状
態にあるか否かを判定する。90度スイッチ75aがオ
フ状態でなければ、電気制御回路80はステップ208
にて「NO」と判定して、ステップ206,208の判
定処理を続ける。この間、電動モータ74の回動により
インペラ71eは回動し続ける。
【0029】この回動によりインペラ71eが図4の0
度、90度、180度、270度回転位置のいずれかに
なると、90度スイッチ75aはオフ状態になるので、
ステップ208にて「YES」と判定してプログラムを
ステップ210に進める。ステップ210においては、
180度スイッチ75bがオン状態にあるか否かを判定
する。180度スイッチ75bがオン状態になければ、
電気制御回路80はスイッチ210にて「NO」と判定
して、ステップ206〜210の判定処理を続ける。こ
の間も、インペラ71eは回転し続ける。インペラ71
eが図4の0度、180度回転位置のいずれかになる
と、90度スイッチ75aはオフ状態になり、かつ18
0度スイッチ75bはオン状態になるので、ステップ2
06,208にて共に「YES」と判定してプログラム
をステップ212に進める。
【0030】電気制御回路80は、ステップ212にて
電動モータ74の作動を停止し、ステップ214にて微
小時間の経過を待った後、ステップ216にてカウント
値CNTが所定値CNTo(例えば、「1」以上の値で
あって「5」)未満であるか否かを判定する。このカウ
ント値CNTは電動モータ74及びインペラ71eのオ
ーバーランの回数をカウントするもので、図示しない初
期設定処理により「0」にリセットされている。したが
って、この状態ではカウント値CNTは所定値CNTo
未満であり、電気制御回路80はステップ216にて
「YES」と判定して、ステップ218,220にて9
0度スイッチ75a及び180度スイッチ75bがそれ
ぞれオフ状態及びオン状態にあるか否かを再度判定す
る。前記ステップ214の処理により電動モータ74が
短時間内に停止していれば、90度スイッチ75a及び
180度スイッチ75bがそれぞれオフ状態及びオン状
態にあるはずである。したがって、この場合には、電気
制御回路80はステップ218,220にて共に「YE
S」と判定して、ステップ222にてこの第1角度調整
ルーチンの実行を終了する。
【0031】このように90度スイッチ75a及び18
0度スイッチ75bがそれぞれオフ状態及びオン状態に
あるとき、切り換えバルブ71は第1状態に設定されて
いて、第1導出管36を第3導出管72に連通させると
ともに第2導出管37を第4導出管73に連通させてい
る。その結果、これらのステップ202〜222の処理
により、切り換えバルブ71の第1状態への切り換えが
完了する。
【0032】次に、電気制御回路80は、図5のステッ
プ108の第1電解処理ルーチンの実行を図7のステッ
プ300にて開始し、ステップ302にて電動ポンプ2
7,28を作動させる。これにより、電動ポンプ27は
希塩水タンク20内の希塩水を攪拌するとともに、電動
ポンプ28は同希塩水を電解槽30の各液室32,33
に供給する。次に、ステップ304にて、電極34が正
側になるように電極34,35間に1秒間だけ+2Vを
印加する。電解槽30は供給された希塩水を前記低い電
圧で電気分解し、第1液室32にて生成された酸性イオ
ン水を第1導出管36に供給するとともに、第2液室3
3にて生成されたアルカリ性イオン水を第2導出管37
に供給する。
【0033】この場合、切り換えバルブ71は第1状態
に設定されており、第1導出管36は第3導出管72に
連通するとともに第2導出管37は第4導出管73に連
通しているので、前記生成された酸性イオン水は酸性イ
オン水タンク40に供給されるとともに、アルカリ性イ
オン水はアルカリ性イオンタンク50に供給される。た
だし、電磁バルブ44はオン状態にあるので、酸性イオ
ン水タンク40に供給された前記酸性イオン水は排出管
43を介して外部に排出される。なお、この低電圧であ
る2Vの印加は、電極34,35間の印加電圧の変化を
緩和するためである。
【0034】前記ステップ304の処理後、ステップ3
06にて電極34が正電圧になるように電極34,35
間に+50Vを印加し、ステップ308にて電磁バルブ
44をオフ状態に切り換える。これにより、電解槽30
にて希塩水が+50Vの高電圧で電気分解され、第1液
室32にて生成された酸性イオン水が第1導出管36、
切り換えバルブ71及び第3導出管72を介して酸性イ
オン水タンク40に蓄えられ始める。また、第2液室3
3にて生成されたアルカリ性イオン水は第2導出管3
7、切り換えバルブ71及び第4導出管73を介してア
ルカリ性イオン水タンク50に蓄えられ始める。そし
て、このとき、ステップ310にて第2タイマ80bを
リセットスタートしておく。
【0035】次に、電気制御回路80は、第2タイマ8
0bが所定の長時間T1を計測終了するまで、ステップ
312にて電解水の生成処理を続ける。この電解水の生
成処理においては、電動ポンプ27,28は作動し続け
るとともに電磁バルブ44はオフ状態に設定され続け
る。一方、希塩水タンク20から電解槽30への希塩水
の供給により同タンク20内の希塩水の水位が下限水位
以下に低下した場合には、電気制御回路80は、水位セ
ンサ24との協働により同水位が上限水位以上に上昇す
るまで電磁バルブ22をオン状態に切り換えて、同タン
ク20に外部からの水を補給する。この水の補給により
希塩水タンク20内の希塩水の濃度が低下した場合に
は、電気制御回路80は、濃度センサ23との協働によ
り同濃度がほぼ所定の低濃度Coになるまで電磁バルブ
15をオン状態に切り換えて、濃塩水タンク10内の濃
塩水を希塩水タンク20に補給する。また、同濃塩水の
供給により濃塩水タンク10内の濃塩水の水位が下限水
位以下に低下した場合には、電気制御回路80は、水位
センサ13との協働により同水位が上限水位以上に上昇
するまで電磁バルブ12をオン状態に切り換えて、同タ
ンク10に外部からの水を補給する。これにより、電解
槽20においては一定の性質を有する酸性イオン水及び
アルカリ正イオン水が生成され続け、両イオン水は酸性
イオン水タンク40及びアルカリ性イオン水タンク50
に蓄えられ続ける。
【0036】酸性イオン水タンク40に蓄えられた酸性
イオン水はコック42を操作することにより、外部に取
り出されて利用される。また、外部に取り出される量が
少なくて、酸性イオン水タンク40内の酸性イオン水の
水位が上限水位以上に上昇した場合には、図示しないプ
ログラムの実行により電解水の生成処理が休止される。
一方、アルカリ性イオン水タンク50に蓄えられたアル
カリ性イオン水は、水位センサ53の水位検出結果を用
いた図示しないプログラムの実行により、適宜外部へ排
出される。
【0037】上記のような電解水の生成処理中、第2タ
イマ80bが所定時間T1(例えば、6時間)の計測を
終了すると、ステップ314にて「YES」と判定して
プログラムをステップ316以降に進める。ステップ3
16にて電磁バルブ44をオン状態に切り換え、ステッ
プ318にて両電極34,35間の印加電圧の変化を緩
和するために電極34が正側になるように両電極34,
35間に+2Vの低電圧を1秒間だけ印加する。これに
より、前述した電解水の生成によって第1液室32に残
存している水素イオンの電極34に対する侵入も防止さ
れるとともに、同水素イオンは電磁バルブ42を介して
外部へ排出される。前記ステップ318の処理後、ステ
ップ320にて両電極34,35に対する電圧の印加を
停止し、ステップ322にて電動ポンプ27,28の作
動を停止する。したがって、電解槽30における希塩水
の電気分解が休止されるとともに、希塩水タンク20内
の希塩水の攪拌及び同希塩水の電解槽30に対する供給
も停止する。そして、ステップ324にて、この第1電
解処理ルーチンの実行を終了する。
【0038】次に、電気制御回路80は、図5のステッ
プ110の第2角度調整ルーチンの実行を図8のステッ
プ200aにて開始する。この第2角度調整ルーチン
は、ステップ210a,220aにて180度スイッチ
75bがオフ状態にあるか否かを判定する以外には、図
6の第1角度調整ルーチンと同様に構成されている。こ
のステップ210a,220aの判定処理は、図4に示
すようにインペラ71eの90度回転位置又は270度
回転位置にあるかを検出するためである。したがって、
この第2角度調整ルーチンの実行により、切り換えバル
ブ71は第2状態に設定されて、第1導出管36を第4
導出管73に連通させるとともに、第2導出管37を第
3導出管72に連通させる。
【0039】この第2角度調整ルーチンの実行後、電気
制御回路80は図5のステップ112の電解処理ルーチ
ンの実行を図9のステップ300aにて開始する。この
第2電解処理ルーチンは、ステップ304a,306
a,318aにて電極35が正側になるように両電極3
4,35間に−2V,−50Vを印加する以外には、図
7の第1電解処理ルーチンと同様に構成されている。こ
れにより、この場合、第2液室33にて酸性水が生成さ
れるとともに第1液室32にてアルカリ性イオン水が生
成されるようになる。そして、前記第2角度調整ルーチ
ンの実行による切り換えバルブ71の切り換えにより、
第2液室33にて生成された酸性イオン水は第2導出管
37、切り換えバルブ71及び第3導出管72を介して
酸性イオン水タンク40に蓄えられるようになるととも
に、第1液室32にて生成されたアルカリ性イオン水は
第1導出管37、切り換えバルブ71及び第4導出管7
2を介してアルカリ性イオン水タンク50に蓄えられる
ようになる。したがって、電極34,35に付着するカ
ルシウム、マグネシウムなどのスケールを除去するため
に両電極34,35間に印加する電圧の正負を反転して
も、酸性イオン水タンク40には常に酸性イオン水が供
給されるとともに、アルカリ性イオン水タンク50には
アルカリ性イオン水が供給される。
【0040】次に、位置センサ75、電動モータ74、
同モータ74の周辺機器に故障が発生して、切り換えバ
ルブ71が正しく第1状態又は第2状態に切り換えられ
ない場合について説明する。
【0041】まず、位置センサ75に故障が発生して、
90度スイッチ75a及び180度スイッチ75bがイ
ンペラ71eの90度間隔の回転位置を検出しない場合
について説明する。この場合、図6のステップ206〜
210又は図8のステップ206〜210aの循環処理
中、第1タイマ80aは時間計測を続けるので、同計測
時間は大きくなる。そして、前記計測時間が所定時間T
0以上にまで上昇すると、電気制御回路80はステップ
206にて「NO」と判定して、ステップ224にて電
動モータ74を停止させる。これにより、位置センサ7
5に故障が発生しても、電動モータ74が回転し続ける
ことを防止でき、同モータ74の保護を図ることができ
る。
【0042】前記ステップ224の処理後、ステップ2
26にて表示器82を制御して前記故障の種類を表示
し、ステップ228にて警報器81を制御して警報音を
発生させる。その結果、使用者は前記故障に対して視覚
的かつ聴覚的に認識でき、同故障に迅速に対処できる。
また、前記警報器81の警報音の発生と同時に、別途設
けた警報ランプを点灯させるようにしてもよい。そし
て、ステップ230にてプログラムの実行を終了する。
この場合、電源スイッチ等を再投入しない限り、上述し
たプログラムの再実行は行われない。
【0043】また、電動モータ74のオーバーラン、同
モータ74の周辺機器などの故障により、前記ステップ
212の処理によりインペラ71eが正確な位置に停止
しない場合について説明する。この場合、前記6,8の
ステップ214の処理後、ステップ218,220又は
ステップ218,220aのいずれかにて「NO」と判
定されるので、ステップ232にてカウント値CNTに
「1」を加算し、プログラムをステップ202に進め
る。そして、ステップ202〜220又はステップ20
2〜220aの処理により切り換えバルブ71の切り換
え処理を再実行する。この再実行により、上述したよう
に切り換えバルブ71が正確に第1状態又は第2状態に
切り換えられれば、ステップ222にてこの第1又は第
2角度調整ルーチンの実行を終了する。
【0044】一方、前記再実行によってもインペラ71
eが正確な位置に停止しない場合には、同再実行が繰り
返され、ステップ232の処理によりカウント値CNT
は増加する。そして、このカウント値CNTが所定値C
NTo以上にまで増加すると、ステップ216にて「N
O」と判定してプログラムをステップ226以降に進め
る。ステップ226,228により故障の種類が表示さ
れるとともに警報音が発生され、ステップ230にて前
述のようにプログラムの実行が停止される。したがっ
て、切り換えバルブ71の切り換え時に電動モータ74
のオーバーラン等により、同バルブ71が第1状態又は
第2状態に正確に設定されることがなくなり、酸性及び
アルカリ性の各イオン水が確実に分離されて出力される
ようになる。また、切り換えバルブ71の切り換え制御
の再実行を行っても、同バルブ71が第1状態又は第2
状態に正確に設定されないときには、再実行が停止され
るので、無駄に電動モータ71を回動させることがなく
なり、同モータ71の保護を図ることができる。
【0045】次に、上記実施形態の変形例について説明
する。この変形例は、電極34,35に対する印加電圧
の切り換え及び切り換えバルブ71の切り換えを切り換
えスイッチ83により指示するものである。したがっ
て、切り換えスイッチ83が電気制御回路80に接続さ
れているとともに、同回路80には切り換えのタイミン
グを使用者に知らせるための切り換えランプ84も接続
されている。そして、電気制御回路80は上述した図
5,6,8のプログラムを実行するとともに、図7,9
の第1及び第2電解処理ルーチンを変形した図10の電
解処理ルーチンを実行する。なお、この場合、排出管4
3及び電磁バルブ44を省略することもできる。
【0046】図10の電解処理ルーチンは第1及び第2
電解処理ルーチンを同時に示しており、特にステップ3
04b,306b,318bにおける括弧書きは第2電
解処理ルーチンを変更する場合の相違点について示して
いる。また、この電解処理ルーチンにおいては、第1及
び第2電解処理ルーチンのステップ308の処理に代え
てステップ330の処理が採用されるとともに、ステッ
プ316の処理に代えてステップ332〜336の処理
が採用されている。
【0047】このように構成した変形例においては、第
2タイマ80bによる計測時間が所定時間T1(例え
ば、6時間)以上になると、電気制御回路80はステッ
プ314にて「YES」と判定して、プログラムをステ
ップ332に進める。ステップ332の処理は前記ステ
ップ312の処理と同様に構成されており、これにより
電解水の生成が続行される。次に、電気制御回路80は
ステップ334にて切り換えランプ84を点灯して、電
極34,35に対する電圧及び切り換えバルブ71の状
態を切り換えるためのタイミングを使用者に知らせる。
使用者が切り換えスイッチ83を操作しなければ、ステ
ップ336の処理を続行する。一方、使用者が前記切り
換えランプ84の点灯に気付いて、切り換えスイッチ8
3を操作すれば、電気制御回路80はステップ336に
て「YES」と判定して、プログラムをステップ318
b,320,322に進める。ステップ318b,32
0,322にて電極34,35に対する電圧の印加を停
止するとともに電動ポンプ27,28を停止させた後、
ステップ324にて電解処理ルーチンの実行を終了す
る。ただし、前記切り換えスイッチ83のオン操作時に
は、使用者はコック42を操作して酸性イオン水タンク
40の酸性イオン水を外部に排出する必要がある。
【0048】その後、電気制御回路80は、図5のステ
ップ106,110の第1又は第2角度調整ルーチンを
実行して、切り換えバルブ71を第1又は第2状態に切
り換える。そして、次の電解処理ルーチンのステップ3
02,304b,306bの処理により電動ポンプ2
7,28を作動させるとともに、電極34,35に対し
て正負逆の電圧を印加して、ステップ330にて切り換
えランプ330を消灯する。この切り換えランプ330
の消灯後、ステップ310,312,314の処理によ
る電解水の生成処理に移る。
【0049】上記説明のように、この変形例において
も、切り換えスイッチ83の操作により、電極34,3
5に対する正負電圧の切り換え及び切り換えバルブ71
の状態の切り換えが行われる。そして、この切り換えバ
ルブ71の状態の切り換えにおいては、上記実施形態と
同様な方法により、同バルブ71の正確な切り換えが行
われるとともに、電動モータ74の保護も図られる。
【0050】なお、上記実施形態及び変形例において
は、希塩水を電解槽30にて電気分解するようにした
が、本発明は外部から供給される水をそのまま電気分解
するようにしてもよい。この場合、希塩水タンク20に
常に一定量の水を蓄えておくようにすればよい。
【0051】また、上記実施形態及び変形例において
は、電解槽30にて電気分解された酸性イオン水のみ取
り出して利用するようにしたが、アルカリ性イオン水も
取り出して、酸性イオン水及びアルカリ性イオン水の両
イオン水を利用するようにしてもよい。
【0052】また、上記実施形態及び変形例において
は、カウント値CNTを初期にクリアしておくだけにし
たが、切り換えバルブ71の切り換え再実行により同バ
ルブ71が正確に第1状態又は第2状態に切り換えられ
たときには、カウント値CNTをクリアするようにして
もよい。この場合、図6のステップ220及び図8のス
テップ220aの次に、カウント値CNTをクリアする
処理を追加すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態及び変形例に係る電解水生
成装置の全体概略図である。
【図2】 (A)は切り換えバルブアセンブリの縦断正面
図であり、(B)は同アセンブリの左側面図である。
【図3】 (A)は図2(A)の切り換えバルブアセンブリ
を3A−3A線に沿って見た断面図であり、(B)は同ア
センブリのカム部分の左側面図あり、(C)は同アセンブ
リの右側面図である。
【図4】 図2の切り換えバルブアセンブリに組み込ま
れた位置センサを構成する90度及び180度スイッチ
のオンオフ状態を示すタイムチャートである。
【図5】 図1の電気制御回路(マイクロコンピュー
タ)により実行されるプログラムを示すフローチャート
である。
【図6】 同プログラムの第1角度調整ルーチンの詳細
を示すフローチャートである。
【図7】 同プログラムの第1電解処理ルーチンの詳細
を示すフローチャートである。
【図8】 同プログラムの第2角度調整ルーチンの詳細
を示すフローチャートである。
【図9】 同プログラムの第2電解処理ルーチンの詳細
を示すフローチャートである。
【図10】 図7,9の各電解処理ルーチンの変形例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…濃塩水タンク、20…希塩水タンク、30…電解
槽、31…隔膜、32,33…液室、34,35…電
極、36,37…導出管、40…酸性イオン水タンク、
50…アルカリ性イオン水タンク、60…直流電源回
路、71…切り換えバルブ、72,73…導出管、74
…電動モータ、75…位置センサ、80…電気制御回路
(マイクロコンピュータ)、80a,80b…タイマ、
81…警報器、82…表示器、83…切り換えスイッ
チ、84…切り換えランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−328072(JP,A) 特開 平6−304561(JP,A) 特開 平6−304560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隔膜により区画された一対の液室内にそれ
    ぞれ電極を収容してなり連続的に供給される水を電気分
    解して酸性及びアルカリ性の各イオン水をそれぞれ連続
    的に生成する電解槽と、前記一対の電極に直流電圧を印
    加する直流電源回路と、前記電解槽の各液室にそれぞれ
    各入力端にて接続されて各液室にて生成された各イオン
    水をそれぞれ導出する第1及び第2の導出管と、前記第
    1及び第2の導出管の出力端に接続されてなり、第1状
    態にて第1の導出管を第1の流出ポートに連通させると
    ともに第2の導出管を第2の流出ポートに連通させ、第
    2状態にて第2の導出管を第1の流出ポートに連通させ
    るとともに第1の導出管を第2の流出ポートに連通させ
    る切り換えバルブと、前記切り換えバルブに接続されて
    回転により同切り換えバルブを第1及び第2状態に切り
    換える電動モータと、前記切り換えバルブの第1及び第
    2状態をそれぞれ検出する位置センサと、前記直流電源
    回路による前記一対の電極に対する印加電圧の正負の切
    り換えを指示する切り換え指示手段と、前記切り換え指
    示手段による切り換え指示に応答して前記直流電源回路
    を制御し、前記一対の電極に対する印加電圧の正負を切
    り換える電圧切り換え制御手段と、前記切り換え指示手
    段による切り換え指示に応答して前記電動モータを回転
    させるとともに前記位置センサによる前記切り換えバル
    ブの第1又は第2状態の検出に応答して同電動モータを
    停止させ、前記切り換えバルブを第2状態から第1状態
    に又は第1状態から第2状態に切り換え制御するバルブ
    切り換え制御手段とを備えた電解水生成装置において、
    前記電動モータの回転開始時からの経過時間を計測する
    時間計測手段と、前記計測された経過時間が所定時間以
    上になったとき前記電動モータを停止させるモータ停止
    手段とを設けたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】隔膜により区画された一対の液室内にそれ
    ぞれ電極を収容してなり連続的に供給される水を電気分
    解して酸性及びアルカリ性の各イオン水をそれぞれ連続
    的に生成する電解槽と、前記一対の電極に直流電圧を印
    加する直流電源回路と、前記電解槽の各液室にそれぞれ
    各入力端にて接続されて各液室にて生成された各イオン
    水をそれぞれ導出する第1及び第2の導出管と、前記第
    1及び第2の導出管の出力端に接続されてなり、第1状
    態にて第1の導出管を第1の流出ポートに連通させると
    ともに第2の導出管を第2の流出ポートに連通させ、第
    2状態にて第2の導出管を第1の流出ポートに連通させ
    るとともに第1の導出管を第2の流出ポートに連通させ
    る切り換えバルブと、前記切り換えバルブに接続されて
    回転により同切り換えバルブを第1及び第2状態に切り
    換える電動モータと、前記切り換えバルブの第1及び第
    2状態をそれぞれ検出する位置センサと、前記直流電源
    回路による前記一対の電極に対する印加電圧の正負の切
    り換えを指示する切り換え指示手段と、前記切り換え指
    示手段による切り換え指示に応答して前記直流電源回路
    を制御し、前記一対の電極に対する印加電圧の正負を切
    り換える電圧切り換え制御手段と、前記切り換え指示手
    段による切り換え指示に応答して前記電動モータを回転
    させるとともに前記位置センサによる切り換えバルブの
    第1又は第2状態の検出に応答して同電動モータを停止
    させ、前記切り換えバルブを第2状態から第1状態に又
    は第1状態から第2状態に切り換え制御するバルブ切り
    換え制御手段とを備えた電解水生成装置において、前記
    バルブ切り換え制御手段による切り換えバルブの切り換
    え制御後に前記位置センサが切り換えバルブの第1状態
    又は第2状態を検出しているか否かを再度判定し、同切
    り換えバルブの第1状態又は第2状態が判定されないと
    き前記切り換え制御手段による切り換えバルブの切り換
    え制御を再実行させる再実行制御手段を設けたことを特
    徴とする電解水生成装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の電解水生成装置にお
    いて、前記再実行制御手段が前記切り換え制御による切
    り換えバルブの切り換え制御を再度行わせた回数を計数
    するカウント手段と、前記カウント手段により計数され
    た回数が所定値以上になったとき前記再実行制御手段に
    よる切り換えバルブの切り換え制御の再実行を停止する
    停止手段とを設けたことを特徴とする電解水生成装置。
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