JP3536771B2 - 電子装置および記憶媒体 - Google Patents

電子装置および記憶媒体

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JP3536771B2
JP3536771B2 JP2000096673A JP2000096673A JP3536771B2 JP 3536771 B2 JP3536771 B2 JP 3536771B2 JP 2000096673 A JP2000096673 A JP 2000096673A JP 2000096673 A JP2000096673 A JP 2000096673A JP 3536771 B2 JP3536771 B2 JP 3536771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばファクシ
ミリ装置やコピー機などの電子装置、および電子装置を
制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子装置の一例として、たとえばファク
シミリ装置には、ファクシミリ送受信時における紙詰ま
りや用紙切れなどの不正な稼動状況があった場合、それ
らをエラーコードとしてメモリに記憶させる機能、さら
に、エラーの内容もしくはエラーコードそのものをディ
スプレイパネルなどに表示させる機能が備えられてい
る。一方、ユーザには簡単に対処できないような不具合
が生じた際にサービスマンが装置内部の保守点検を行う
メンテナンスモードの際には、所定の操作によりメモリ
からエラーコードを呼び出してディスプレイパネルなど
に表示することができ、サービスマンは、エラーコード
を頼りにして不具合の箇所や状況を把握することができ
る。また、何らかの動作中にユーザが誤ってカバーを開
けてしまった場合にも、カバーオープンエラーとして該
当するエラーコード(カバーオープンエラーコード)が
メモリに記憶されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、上記ファクシ
ミリ装置によれば、装置自体の異常な処理動作を示すエ
ラーコードのほか、通常の動作中にカバーが開けられた
ことを示すカバーオープンエラーコードがメモリに記憶
され、これらのエラーコードが表示されることにより、
それを見た使用者が事後的にエラーを排除する処置、た
とえば詰まった用紙を取り除いたり、用紙の補給、さら
にはカバーを閉じるといった処置を施すことが可能とさ
れている。一方、メンテナンスを行う場合には、装置内
部を点検するためにカバーが開けられ、その際に不具合
箇所を特定してそれに応じた処置を施すことができるの
である。ところが、メンテナンスの際、カバーを開ける
動作そのものがエラーと判断され、既存のエラーコード
にカバーオープンエラーコードが上書きされてしまって
いた。したがって、メンテナンスの際、エラーコードを
確認する前にカバーを開けてしまうと、参照すべき真の
エラーコードがカバーオープンエラーコードに書き換え
られるので、その後にメモリからエラーコードを呼び出
して表示させることによっても、本来の不具合箇所や状
況を把握できず、メンテナンス作業に支障をきたしてい
た。これは、エラーコードが1つだけしか記憶されない
ものに限らず、複数のエラーコードを記憶できるもので
も、最大記憶数に達すると履歴順にエラーコードを消去
して更新されることから、上記問題点に対して常に有効
とは言えなかった。また、カバーを開けなければエラー
コードの表示を見ることができない装置の場合、上記問
題点が必ず発生してしまう。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、メンテナンスの際にカバーが開放されるこ
とによっても、メンテナンス作業に必要な本来のエラー
コードのみを出力することができる電子装置、およびそ
の電子装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の電子装置は、開閉可能な
カバーを有する筐体と、上記筐体内に設置されて各種の
処理動作を行う処理動作手段と、上記カバーが開放され
たことを検出するカバー開放検出手段と、上記カバーの
開放を含む種々のエラー状況に応じたエラー情報が記憶
された第1の記憶手段と、上記エラー状況を検出するエ
ラー検出手段と、上記エラー検出手段によりエラー状況
が検出されると、それに応じたエラー情報を上記第1の
記憶手段から読出し、第2の記憶手段に記憶させるエラ
ー情報記憶制御手段と、所定の操作により上記第2の
憶手段に記憶されているエラー情報を出力させるエラー
情報出力手段とを有する電子装置であって、上記エラー
検出手段によりエラー状況が検出されると、所定のメン
テナンス処理を行わせる処理変更手段と、上記処理変更
手段によりメンテナンス処理に移行した後、上記カバー
開放検出手段により上記カバーの開放が検出されると、
当該カバーの開放状況に対応するエラー情報の上記第2
の記憶手段への記憶を禁止する禁止手段と、を備えた
とを特徴とする。
【0006】このような電子装置によれば、メンテナン
スを行う際、カバーを開けることによっても既存のエラ
ー情報が書き換えられることなく、本来のエラー情報が
表示などによって出力されるので、たとえばディスプレ
イパネルなどに表示されたエラーコードを参照して不具
合箇所や状況を的確に把握することができ、メンテナン
ス作業を効率良く進めることができる。
【0007】なお、処理動作手段としては、マイクロコ
ンピュータを含む電気的に信号を処理する回路、モータ
などを含む用紙搬送機構、各種印刷方式による記録機
構、光学的に画像を読み取る読取機構などが一例として
挙げられる。
【0008】カバー開放検出手段としては、電気式、機
械式、あるいは光学式などの様々なタイプのセンサを適
用することができる。
【0009】第1,第2の記憶手段およびエラー情報記
憶制御手段としては、これらを一体としたマイクロコン
ピュータが一例として挙げられる。
【0010】エラー情報出力手段としては、LCDまた
はLEDなどからなるディスプレイのほか、ハードコピ
ーの可能な記録機構などが一例として挙げられる。
【0011】また、請求項2に記載した発明の電子装置
は、請求項1に記載の電子装置であって、上記筐体内部
には、発光を筐体外部から視認可能な発光手段が設置さ
れており、少なくとも上記処理変更手段によって移行し
た上記メンテナンス処理の時に、上記第2の記憶手段に
エラー情報が記憶されていれば、上記発光手段を駆動し
て発光させる発光制御手段を有する。
【0012】このような電子装置によれば、請求項1に
記載の電子装置による効果に加えて、メンテナンスモー
ド時に、たとえばインジケータとしてのLEDなどから
なる発光手段を駆動させることにより、エラーがあるこ
とを使用者に対して発光によって認識させることができ
る。
【0013】
【0014】
【0015】また、請求項に記載した発明の電子装置
は、請求項1または請求項2に記載の電子装置であっ
て、上記筐体に設けられ、所定のメンテナンス処理を行
うためのメンテナンスモードを設定するモード設定手段
を更に備え、上記禁止手段は、 上記モード設定手段によ
りメンテナンスモードが設定された後、上記カバー開放
検出手段により上記カバーの開放が検出されると、当該
カバーの開放状況に対応するエラー情報の上記第2の記
憶手段への記憶を禁止することを特徴とする。
【0016】このような電子装置によれば、請求項1ま
たは請求項2に記載の電子装置による効果に加えて、メ
ンテナンスを行う際などにサービスマンのみが操作すべ
き所定のキー操作がなされた場合には、メンテナンスの
ためにカバーを開けることによっても、カバーの開放を
エラーとして認識させないものとすることができる。
【0017】さらに、請求項に記載した発明の記憶媒
体は、筐体に開閉可能なカバーを有する電子装置を制御
するために設けられるコンピュータを、上記カバーが開
放されたことを検出するカバー開放検出手段と、上記カ
バーの開放を含む種々のエラー状況に応じたエラー情報
が記憶された第1の記憶手段と、エラー状況を検出する
エラー検出手段と、上記エラー検出手段によりエラー状
況が検出されると、それに応じたエラー情報を上記第1
の記憶手段から読出し、第2の記憶手段に記憶させるエ
ラー情報記憶制御手段と、所定の操作により上記第2の
記憶手段に記憶されているエラー情報を出力させるエラ
ー情報出力手段と、上記エラー検出手段によりエラー状
況が検出されると、所定のメンテナンス処理を行わせる
処理変更手段と、上記処理変更手段によりメンテナンス
処理に移行した後、上記カバー開放検出手段により上記
カバーの開放が検出されると、当該カバーの開放状況に
対応するエラー情報の上記第2の記憶手段への記憶を禁
止する禁止手段と、として機能させるためのプログラム
を記憶したことを特徴とする。
【0018】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてコンピュータを動作させることに
より、請求項1に記載の電子装置の動作を実現すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る電子装置の一実施形
態として、ファクシミリ装置の回路構成を示したブロッ
ク図である。なお、このファクシミリ装置は、ファクシ
ミリ送受信機能の他、スキャナ機能、プリンタ機能、さ
らには複写機能といった各種の機能を備えたものであ
り、各機能に係る処理動作機構が筐体内に収められたも
のである。また、筐体には、上記の各種機構を保守点検
するために開閉可能なカバーが設けられている。
【0021】図1に示すようにファクシミリ装置は、C
PU10、NCU11、RAM12、モデム13、RO
M14、EEPROM15、ゲートアレイ16、コーデ
ック17、DMAC18、読取部21、記録部22、操
作部23、表示部24、およびカバー開閉センサ25な
どを具備して概略構成されている。CPU10、NCU
11、RAM12、モデム13、ROM14、EEPR
OM15、ゲートアレイ16、コーデック17、および
DMAC18は、バス線26により相互に接続されてい
る。バス線26には、アドレスバス、データバス、およ
び制御信号線が含まれる。ゲートアレイ16には、読取
部21、記録部22、操作部23、表示部24、および
カバー開閉センサ25が接続されている。NCU11に
は、公衆電話回線27が接続されている。
【0022】CPU10は、ファクシミリ装置全体の動
作を制御する。NCU11は、公衆電話回線27に接続
されて網制御を行う。RAM12は、CPU10の作業
領域や各種データの格納領域などとして用いられ、電源
バックアップが施されている。モデム13は、ファクシ
ミリデータの変調や復調などを行う。ROM14は、C
PU10が実行すべきプログラムや設定値などのデータ
を記憶している。EEPROM15は、各種のフラグや
設定データなどを記憶する。ゲートアレイ16は、CP
U10と各部21〜25とのインターフェースとして機
能する。コーデック17は、ファクシミリデータの符号
化や復号化を行う。DMAC18は、主にRAM12へ
のデータの書き込みや読み出しを行う。
【0023】読取部21は、原稿などから画像を読み取
るイメージセンサや光源としてのLED(図示省略)な
どを備え、主にスキャナ機能を実現する。記録部22
は、サーマル記録方式により感熱紙上に画像を記録する
ためのサーマル記録ヘッド(図示省略)などを備え、主
にプリンタ機能を実現する。操作部23は、使用者のキ
ー操作などに応じた操作信号をCPU10に伝えるため
のものである。表示部24は、各種の情報を表示するL
CDやインジケータランプとしてのLEDなどを備えて
おり(図示省略)、ファクシミリ装置全体の動作状況な
どを示す。カバー開閉センサ25は、電気式、機械式、
あるいは光学式のセンサからなり、カバーの開閉状態を
検出信号としてCPU10に出力する。なお、ゲートア
レイ16には、その他に紙詰まりや用紙切れなどを検知
するエラー検知用のセンサも設けらているが、これらの
図示説明については省略する。
【0024】本発明の要点について説明すると、ファク
シミリ装置は、通常の動作モードに加えてメンテナンス
モードを備えている。通常の動作モードにおいて、たと
えばファクシミリ送受信時に紙詰まりや用紙切れなどが
あった場合、その際のエラー状況に応じたエラーコード
がRAM12などに書き込まれる。エラーコードは、R
AM12の所定領域に1つだけ書き込まれるとしても良
いし、複数書き込まれるとしても良い。このようなエラ
ーコードは、エラーに係る不具合箇所や状況などの内容
ごとにテーブル形式でROM14あるいはEEPROM
15に記憶されている。メンテナンスモードでは、RA
M12に書き込まれたエラーコードを呼び出して表示部
24のLCDに表示させることができ、その表示された
エラーコードを参照してメンテナンス作業を行うことが
できる。この際、メンテナンスを行うためにカバーが開
けられるが、CPU10は、カバーオープンエラーと判
断することなく、その時点でRAM12に書き込まれて
いるエラーコードをそのまま呼び出してLCDに表示さ
せる。ユーザやサービスマンなどは、表示されたエラー
コードを参照して不具合箇所や状況を把握しながらメン
テナンス作業を行うことができる。
【0025】すなわち、CPU10を含むバス線26に
接続された各構成要素11〜18、ならびにゲートアレ
イ16に接続された各部21〜24は、筐体内に設置さ
れて各種の処理動作を行う処理動作手段を実現してい
る。カバー開閉センサ25は、カバーが開放されたこと
を検出するカバー開放検出手段を実現している。CPU
10は、処理動作手段による所定の異常な処理動作、あ
るいは使用者による所定の操作が行われた場合、それに
応じたエラー情報(エラーコード)を第2の記憶手段
(RAM12あるいはEEPROM15)に記憶させる
エラー情報記憶制御手段を実現している。表示部24
は、所定の操作により上記第2の記憶手段に記憶されて
いるエラー情報を出力させるエラー情報出力手段を実現
している。そして、CPU10によれば、カバー開放検
出手段によりカバーの開放が検出された場合、それをエ
ラー情報として記憶手段に記憶させない制御が実現され
る。また、表示部24においてインジケータとして用い
られるLEDは、発光を筐体外部から視認可能な発光手
段を実現しており、CPU10は、少なくとも処理動作
手段の保守点検を行うためのメンテナンスモード時に、
上記第2の記憶手段にエラー情報が記憶されていれば、
発光手段を駆動して発光させる発光制御手段も実現して
いる。
【0026】さらに、ROM14は、筐体に開閉可能な
カバーを有する電子装置を制御するために設けられるコ
ンピュータを、上記カバーが開放されたことを検出する
カバー開放検出手段と、上記カバーの開放を含む種々の
エラー状況に応じたエラー情報が記憶された第1の記憶
手段と、上記エラー状況を検出するエラー検出手段と、
上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
それに応じたエラー情報を上記第1の記憶手段から読出
し、第2の記憶手段に記憶させるエラー情報記憶制御手
段と、所定の操作により上記第2の記憶手段に記憶され
ているエラー情報を出力させるエラー情報出力手段と、
上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
所定のメンテナンス処理を行わせる処理変更手段と、上
記処理変更手段によりメンテナンス処理に移行した後、
上記カバー開放検出手段により上記カバーの開放が検出
されると、当該カバーの開放状況に対応するエラー情報
の上記第2の記憶手段への記憶を禁止する禁止手段と、
して機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体を
実現している。
【0027】次に、上記構成を有するファクシミリ装置
で複写する場合の動作について、図面を参照して説明す
る。
【0028】図2は、ファクシミリ装置における複写処
理手順を示したフローチャートである。この図に示すよ
うに、まずCPU10は、複写開始によって読取部21
を動作させることにより、1ラインごとにスキャンデー
タを取得する(S1)。なお、使用者が複写開始を指示
するのは、通常、原稿などが読取部21の所定箇所にセ
ットされた後であり、複写が指示されるとイメージスキ
ャナは、1ラインごとに画像の読み取りを開始してスキ
ャンデータをRAM12に転送する。
【0029】次に、CPU10は、上記イメージスキャ
ナに読み取りを行わせる間、スキャンデータをRAM1
2から読み出し、このスキャンデータに補正などの記録
前処理を施す(S2)。これにより、スキャンデータ
は、記録用のラインデータに変換され、ラインデータ
は、バッファメモリとして機能するRAM12に一時的
に保持される。
【0030】続いて、CPU10は、RAM12に保持
されたラインデータをFIFO(First-In First-Out)
方式で読み出し、そのデータを記録信号としてサーマル
記録ヘッドに対して出力する(S3)。その結果、記録
紙上には、サーマル記録ヘッドを介して1ラインごとに
画像が形成されることとなる。
【0031】以上のようにして1ライン分の記録処理が
終わると、CPU10は、記録モータなどを駆使して記
録紙を1ライン分搬送させる(S4)。
【0032】さらに、CPU10は、エラー検知用のセ
ンサなどからの信号に基づいて、動作にエラーが無いか
あるかを判断する(S5)。このエラーには、記録紙の
搬送動作に関するものだけでなく、原稿の排出動作に関
するものも含まれ、さらにはサーマル記録ヘッドや読み
取り用光源の寿命なども含まれるとしても良い。
【0033】エラーが無い場合(S5:YES)、CP
U10は、RAM12におけるラインデータの残存状況
などに応じて記録処理を終了させるか否かを判断し(S
6)、記録処理を終了させる場合(S6:YES)、こ
の複写処理全体の動作を終了させる。
【0034】S6において、ラインデータがRAM12
に残存して記録処理を終了させない場合(S6:N
O)、CPU10は、再びS2に戻る。
【0035】S5において、エラーがある場合(S5:
NO)、CPU10は、該当するエラーに割り当てられ
たエラーコードをROM14あるいはEEPROM15
から呼び出し、そのエラーコードをRAM12あるいは
EEPROM15のコード格納領域に書き込んで記憶さ
せる(S7)。このコード格納領域は、1つのエラーコ
ードを書き込みできる領域サイズがあれば良いが、複数
のエラーコードを書き込めるだけの領域サイズとしても
良い。
【0036】その後、CPU10は、符号Aで示すメン
テナンス処理に移って複写処理を途中で中止する。この
メンテナンス処理は、以下に説明する手順で実行され
る。
【0037】図3は、メンテナンス処理の手順を示した
フローチャートであって、この図に示すように、メンテ
ナンス処理を実行する際、CPU10は、エラーランプ
に該当するインジケータを発光させる(S11)。これ
により、ユーザは、何らかの不具合があることを知るこ
とができる。
【0038】そして、CPU10は、エラーコード格納
領域からエラーコードを呼び出し、そのエラーコードを
表示部24のLCDに表示させる(S12)。これによ
り、ユーザは、エラーコードに割り当てられた不具合箇
所あるいは状況を把握することができる。この際、記録
紙の搬送などに不具合がなければ、ユーザの出力要求な
どに応じてエラー内容を記したエラーレポートを出力さ
せるようにしても良い。あるいは、本装置に他の出力機
器を接続し、その出力機器にエラーコードを取り込んで
表示させたり、エラーレポートを出力させるようにして
も良い。
【0039】続いて、CPU10は、カバー開閉センサ
25からの検出信号に基づいてカバーが開放されたか否
かを判断する(S13)。ここで、CPU10は、カバ
ーが開放された状態(S13:YES)、あるいは閉じ
た状態(S13:NO)のいずれにしても、その時点で
エラーコード格納領域に書き込まれているエラーコード
を書き換えることはない。
【0040】カバーが開放された場合(S13:YE
S)、つまり、エラーコードを確認したユーザによって
カバーが開けられると、CPU10は、ユーザなどのメ
ンテナンス作業により、装置内部のエラーが除去された
か否かをエラー検知用のセンサなどからの信号に基づい
て判断する(S14)。
【0041】エラーが除去された場合(S14:YE
S)、CPU10は、表示されているエラーコードを所
定の格納領域から削除するとともに、エラーコードの表
示を解除し(S15)、このメンテナンス処理を終え
る。この際、CPU10は、エラーランプの発光も停止
させる。
【0042】S14において、エラーが除去されない場
合(S14:NO)、CPU10は、エラーコードの表
示をそのままとした状態で、このメンテナンス処理を終
える。
【0043】S13において、カバーが開放されずに閉
じた状態の場合(S13:NO)、CPU10は、エラ
ーコードの表示をそのままとした状態で、このメンテナ
ンス処理を終える。
【0044】要するに、一旦エラーコードが表示される
と、メンテナンス作業などのためにユーザがカバーを開
けたとしても、その時点で表示されているエラーコード
の書き換えが禁止され、その後、エラーが解除されるま
で最新のエラーコードが保持されるのである。
【0045】したがって、上記構成、動作を有するファ
クシミリ装置によれば、メンテナンスを行う際、カバー
を開けることによっても既存のエラーコードが書き換え
られることなく、現時点のエラーコードが表示出力され
るので、ユーザなどは、LCDに表示されたエラーコー
ドを参照して不具合箇所や状況を的確に把握することが
でき、メンテナンス作業を効率良く進めることができ
る。
【0046】なお、上記実施形態の変形例としては、エ
ラーコードが未だ確認されることなく記憶されたままの
状態である場合、カバーを開放することによってもその
未確認のエラーコードを削除することなくそのままの状
態とし、カバー開放に対応したエラーコードを記憶させ
ない構成とすることもできる。一方、記憶されているエ
ラーコードが既に確認済みの場合には、ユーザのカバー
開放に応じてそのエラーコードを書き換える構成として
も良い。これにより、エラーとして本来確認すべき情報
をサービスマンがメンテナンスを行う際などに取り出す
ことができる。
【0047】また、サービスマンがメンテナンスを行う
際には、操作パネルなどを使用して特定のキー操作が行
われるが、このようなキー操作の後にカバーが開放され
た場合、カバー開放に対応したエラーコードを記憶させ
ない構成とすることもできる。これによれば、サービス
マンのみが知る特定のキー操作がなされた場合、メンテ
ナンスに必要な既存のエラーコードが書き換えられるこ
となく、本来のエラー情報をサービスマンなどが確認す
ることができる。
【0048】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではない。
【0049】本発明の適用される装置としては、ファク
シミリ装置に限らず、たとえば電子掲示板などにも適用
でき、その他各種の装置に適用できる。
【0050】また、エラーが生じた場合、エラーコード
に代えてエラーの内容そのものを表示させても良く、あ
るいはエラーコードとともにエラー内容を表示させるよ
うにしても良い。
【0051】さらに、エラーコードの書き換えが禁止さ
れるのは、メンテナンス処理の期間中だけとし、通常の
処理動作中にカバーが開閉された場合には、それに応じ
たエラーコードを所定の格納領域に書き込むようにして
も良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の電子装置によれば、メンテナンスを行う際、カ
バーを開けることによっても既存のエラー情報が書き換
えられることなく、本来のエラー情報が表示などによっ
て出力されるので、たとえばディスプレイパネルなどに
表示されたエラーコードを参照して不具合箇所や状況を
的確に把握することができ、メンテナンス作業を効率良
く進めることができる。
【0053】また、請求項2に記載した発明の電子装置
によれば、請求項1に記載の電子装置による効果に加え
て、メンテナンスモード時に、たとえばインジケータと
してのLEDなどからなる発光手段を駆動させることに
より、エラーがあることを使用者に対して発光によって
認識させることができる。
【0054】
【0055】また、請求項に記載した発明の電子装置
によれば、請求項1または請求項2に記載の電子装置に
よる効果に加えて、メンテナンスを行う際などにサービ
スマンのみが操作すべき所定のキー操作がなされた場合
には、メンテナンスのためにカバーを開けることによっ
ても、カバーの開放をエラーとして認識させないものと
することができる。
【0056】さらに、請求項に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてコンピュ
ータを動作させることにより、請求項1に記載の電子装
置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子装置の一実施形態として、フ
ァクシミリ装置の回路構成を示したブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置における複写処理手順を示し
たフローチャートである。
【図3】メンテナンス処理の手順を示したフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 CPU 11 NCU 12 RAM 13 モデム 14 ROM 15 EEPROM 16 ゲートアレイ 17 コーデック 18 DMAC 21 読取部 22 記録部 23 操作部 24 表示部 25 カバー開閉センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 B41J 29/00 - 29/70 G03G 15/00 303 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能なカバーを有する筐体と、 上記筐体内に設置されて各種の処理動作を行う処理動作
    手段と、 上記カバーが開放されたことを検出するカバー開放検出
    手段と、上記カバーの開放を含む種々のエラー状況に応じたエラ
    ー情報が記憶された第1の記憶手段と、 上記エラー状況を検出するエラー検出手段と、 上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
    それに応じたエラー情報を上記第1の記憶手段から読出
    し、第2の記憶手段に記憶させるエラー情報記憶制御手
    段と、 所定の操作により上記第2の記憶手段に記憶されている
    エラー情報を出力させるエラー情報出力手段とを有する
    電子装置であって、上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
    所定のメンテナンス処理を行わせる処理変更手段と、 上記処理変更手段によりメンテナンス処理に移行した
    後、上記カバー開放検出手段により上記カバーの開放が
    検出されると、当該カバーの開放状況に対応するエラー
    情報の上記第2の記憶手段への記憶を禁止する禁止手段
    と、 を備えた ことを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 上記筐体内部には、発光を筐体外部から
    視認可能な発光手段が設置されており、 少なくとも上記処理変更手段によって移行した上記メン
    テナンス処理の時に、上記第2の記憶手段にエラー情報
    が記憶されていれば、上記発光手段を駆動して発光させ
    る発光制御手段を有する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 上記筐体に設けられ、所定のメンテナン
    ス処理を行うためのメンテナンスモードを設定するモー
    ド設定手段を更に備え、 上記禁止手段は、上記モード設定手段によりメンテナン
    スモードが設定された後、上記カバー開放検出手段によ
    り上記カバーの開放が検出されると、当該カバ ーの開放
    状況に対応するエラー情報の上記第2の記憶手段への記
    憶を禁止することを特徴とする、請求項1又は2 に記載
    の電子装置。
  4. 【請求項4】 筐体に開閉可能なカバーを有する電子装
    置を制御するために設けられるコンピュータを、 上記カバーが開放されたことを検出するカバー開放検出
    手段と、 上記カバーの開放を含む種々のエラー状況に応じたエラ
    ー情報が記憶された第1の記憶手段と、 上記エラー状況を検出するエラー検出手段と、 上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
    それに応じたエラー情報を上記第1の記憶手段から読出
    し、第2の記憶手段に記憶させるエラー情報記憶制御手
    段と、 所定の操作により上記第2の記憶手段に記憶されている
    エラー情報を出力させるエラー情報出力手段と、 上記エラー検出手段によりエラー状況が検出されると、
    所定のメンテナンス処理を行わせる処理変更手段と、 上記処理変更手段によりメンテナンス処理に移行した
    後、上記カバー開放検出手段により上記カバーの開放が
    検出されると、当該カバーの開放状況に対応するエラー
    情報の上記第2の記憶手段への記憶を禁止する禁止手段
    と、 して機能させるためのプログラムを記憶したコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
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