JP3535944B2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

Info

Publication number
JP3535944B2
JP3535944B2 JP31224896A JP31224896A JP3535944B2 JP 3535944 B2 JP3535944 B2 JP 3535944B2 JP 31224896 A JP31224896 A JP 31224896A JP 31224896 A JP31224896 A JP 31224896A JP 3535944 B2 JP3535944 B2 JP 3535944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
movable member
cup
container
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31224896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10151079A (ja
Inventor
秀紀 椋山
良一 阪口
久典 桑島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP31224896A priority Critical patent/JP3535944B2/ja
Publication of JPH10151079A publication Critical patent/JPH10151079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3535944B2 publication Critical patent/JP3535944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流出口を弁体により
開閉する中栓を有する液体容器に関し、特に、容器本体
の上部に取り付けるコップを有する携帯用の液体容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魔法瓶などの液体容器のうち、容
器本体の上部に蓋兼用のコップを取り付ける構成とした
携帯用の液体容器は、容器本体の上端開口に取り付けた
中栓の流出口を閉状態とする弁体をワンタッチで押し下
げて前記流出口を開状態とするために、前記弁体の上部
に開き操作用のプッシュボタンが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記携
帯用の液体容器では、使用者が一方の手で容器を持った
状態で他方の手でコップを取り外し、該コップを一旦置
いた後、再びその手で前記プッシュボタンを押して流出
口を開状態としなければならない。そして、前記コップ
を再び持って飲料水などを注ぎ、あるいは、置いた状態
のコップに飲料水を注がなければならず、前記弁体の開
閉操作に両手を使用しなければならないため、操作性が
好ましくなかった。
【0004】一方、卓上用の液体容器では、取り扱いを
便利にするために容器本体の取っ手の上端に前記弁体の
開閉操作用の操作部を設け、容器本体の取っ手を持った
ままその手で開閉操作を可能としたものが提供されてい
る。しかし、前記携帯用の液体容器にこの開閉機構を採
用すると、搬送時に何等の外力が操作部に作用した場合
に前記流出口が開状態となって漏れが生じる恐れがある
ため、採用することができなかった。これに対して、前
記中栓の開閉装置の操作部にロック機構を設ければ前記
問題を解決することはできるが、この場合、構造が複雑
になるため液体容器自体が大型化するとともに、コップ
を構成することができず携帯用としては好ましいものに
はなり得なかった。
【0005】本発明は前記問題に鑑みてなされたもの
で、特に携帯用の液体容器において、使用者が一方の手
だけで液体容器を把持し、かつ、中栓の流出口を開閉す
る弁体を操作できるようにする一方、使用しない時には
簡単な構成で操作不可として流出口の閉状態を確実に保
持することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の液体容器は、容器本体の上部に取り
付けるコップを備えるとともに、流出口を開閉する弁体
を有する中栓を備えた液体容器において、前記中栓に、
前記弁体を移動させて流出口を開閉させる可動部材と、
可動な操作部を備え該操作部を外側から操作することに
よって前記可動部材を移動させる操作部材とからなる中
栓開閉装置を設け、前記操作部材の操作部を容器本体を
持った使用者がその手の指で操作可能な位置に配設し、
前記コップを取り付けることによって該コップで前記操
作部材の操作部を覆って操作不可とする一方、前記コッ
プを取り外すことによって前記操作部材の操作部を操作
可能としたもので、前記可動部材を中栓の上部に径方向
にスライド可能に取り付けるとともに、該可動部材の一
端に下向きに突出する第1引掛部を設ける一方、前記操
作部材を、容器本体の外周部に位置する操作部と、前記
可動部材の第1引掛部の内側に延びる作動部とからなる
L字形状に形成するとともに、該操作部材を容器本体に
回動可能に取り付け、前記操作部を下向きに操作するこ
とによって前記作動部の回動により第1引掛部を外方に
押圧して可動部材をスライドさせ、かつ、前記可動部材
の第1引掛部の内側に所要間隔をあけて第2引掛部を設
けるとともに、第1引掛部と第2引掛部との間に前記操
作部材の作動部を延ばし、該操作部材の操作部を上向き
に操作することによって前記作動部を回動させて可動部
材の第2引掛部を内方に押圧し可動部材をスライドさせ
る構成としている。
【0007】また、本発明の第2の液体容器は、容器本
体の上部に取り付けるコップを備えるとともに、流出口
を開閉する弁体を有する中栓を備えた液体容器におい
て、前記中栓に、前記弁体を移動させて流出口を開閉さ
せる可動部材と、可動な操作部を備え該操作部を外側か
ら操作することによって前記可動部材を移動させる操作
部材とからなる中栓開閉装置を設け、前記操作部材の操
作部を容器本体を持った使用者がその手の指で操作可能
な位置に配設し、前記コップを取り付けることによって
該コップで前記操作部材の操作部を覆って操作不可とす
る一方、前記コップを取り外すことによって前記操作部
材の操作部を操作可能としたもので、前記可動部材を中
栓の上部に径方向にスライド可能に取り付けるととも
に、該可動部材の一端に傾斜面を有する受部を下向きに
突設する一方、前記操作部材を、容器本体の外周部に位
置する操作部と、前記受部の傾斜面を押圧する作動部と
からなる容器本体の外周部に軸方向に沿った形状とし、
前記操作部を上向きあるいは下向きに操作することによ
って前記作動部により可動部材の受部の傾斜面を押圧し
該傾斜面に沿って可動部材を外方にスライドさせる構成
としている。
【0008】さらに、本発明の第3の液体容器は、容器
本体の上部に取り付けるコップを備えるとともに、流出
口を開閉する弁体を有する中栓を備えた液体容器におい
て、前記中栓に、前記弁体を移動させて流出口を開閉さ
せる可動部材と、可動な操作部を備え該操作部を外側か
ら操作することによって前記可動部材を移動させる操作
部材とからなる中栓開閉装置を設け、前記操作部材の操
作部を容器本体を持った使用者がその手の指で操作可能
な位置に配設し、前記コップを取り付けることによって
該コップで前記操作部材の操作部を覆って操作不可とす
る一方、前記コップを取り外すことによって前記操作部
材の操作部を操作可能としたもので、前記可動部材を中
栓の上部に径方向にスライド可能に取り付けるととも
に、該可動部材の一端に容器本体の外周部と対向するよ
うに水平配置した傾斜板を有する受部を設ける一方、前
記操作部材を、容器本体の外周部に位置する操作部と、
前記受部の傾斜板と容器本体の外周部との間に配設した
作動部とからなる容器本体の外周部に軸方向に略沿った
形状とするとともに、前記操作部と作動部との間の所要
位置を前記容器本体の外周部に回動可能に軸着し、前記
操作部を容器本体の外周部に沿って周方向に操作するこ
とによって前記作動部により可動部材の傾斜板を押圧
し、該傾斜板の斜面に沿って可動部材を外方にスライド
させる構成としている。
【0009】前記液体容器では、中栓の流出口を開閉す
る弁体の操作部を液体容器を持った使用者がその手の指
で操作可能な位置に配設しているため、一方の手で液体
容器を持った状態で操作部の操作をすることができ、取
り扱いが便利になる。また、この操作部は、コップを容
器本体に取り付けた状態では、該コップにより覆われて
操作不可になるため、使用しない時に何等の外力が操作
部に加わっても流出口が開状態となることを防止でき
る。
【0010】また、前記可動部材を中栓の上部に径方向
にスライド可能に保持するとともに該可動部材の一端に
第1引掛部を設け、回動可能なL字形状に形成した操作
部材の操作部を下向きに操作すると該操作部材の作動部
により前記可動部材の第1引掛部を外方に押圧して該可
動部材をスライドさせる構成、あるいは、可動部材の一
端に受部を設け、操作部材の操作部を上向きに操作する
と該操作部の作動部により前記可動部材の受部の傾斜面
を押圧して該可動部材をスライドさせる構成、あるい
は、可動部材の一端に水平配置した傾斜板を有する受部
を設け、操作部材の操作部を容器本体の外周部に沿って
操作することにより前記受部の傾斜板の斜面を押圧して
可動部材をスライドさせる構成としているため、該可動
部材を介して弁体をワンタッチで移動させて流出口の開
閉操作を行うことができる。
【0011】前記各液体容器では、前記操作部材の操作
部を容器本体の外周部に設ける一方、前記コップの外周
部に、該コップを前記容器本体に取り付けると前記操作
部材の操作部上に位置する把手を設け、該把手で前記操
作部を覆うことが好ましい。あるいは、前記操作部材の
操作部を容器本体の外周部に設け、該操作部上を前記コ
ップの下端面で覆うことが好ましい。さらに、前記操作
部材の操作部を容器本体の外周部に設け、該操作部を前
記コップの外周部で覆うことが好ましい。このようにす
れば、中栓開閉装置に特別なロック機構を設けることな
く、簡単に操作部材の操作部を操作不可とすることがで
きる。
【0012】また、前記容器本体の外周部に軸方向に延
びる取っ手を設け、該取っ手の上部に前記操作部材の操
作部を設けることが好ましい。このようにすれば、液体
容器の取り扱いがより便利になるとともに、前記操作部
をさらに確実に操作不可とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は第1実施形態の液体容器
1を示す。該液体容器1は、大略、容器本体2、中栓
3、中栓開閉装置4およびコップ5からなる。
【0014】前記容器本体2は、内瓶6と外瓶7とから
なるステンレス製の二重容器で、その外周部には軸方向
に延びる取っ手8が設けられている。また、容器本体2
の上部外周面には肩体9が取り付けられている。該肩体
9の外周部には、前記取っ手8と軸方向に対応する位置
に枠壁部9aが設けられるとともに、該枠壁部9aより
軸方向に延びる凹部9bが設けられている。また、該肩
体9には、その外周面に雄ネジ部9cが設けられるとと
もに、上部内周面に略環状の内ネジ部9dが設けられて
いる。なお、図中、符号10は肩体9の上部外周縁を覆
うリングである。
【0015】前記中栓3は、大略、上栓体11、下栓体
12、栓キャップ13および弁体14からなる。
【0016】前記上栓体11は前記容器本体2の上部開
口の内周面に取り付けるもので、その上部外周面に前記
肩体9の内ネジ部9dに螺合する外ネジ部11aが設け
られるとともに、前記肩体9の凹部9bと径方向に対向
する反対側に注口15が形成されている。また、上栓体
11の上部内周面には、前記注口15側を開口させた仕
切板部11bが設けられている。該仕切板部11bに
は、上栓体11の軸芯位置に貫通孔11cが設けられる
とともに、前記開口の端縁に上方に突出する係止板11
dが設けられている。また、前記貫通孔11cの外周部
には上方に突出する支持用のリブ11eが設けられてい
る。
【0017】前記下栓体12は、前記上栓体11に下方
より内嵌して連結されるもので、筒形状をなし、その下
部には流出口16が設けられている。また、該下栓体1
2の下端部には、前記内瓶6に形成された段部6aと対
応して圧接されるシールパッキン17が取り付けられて
いる。さらに、下栓体12の内部の軸芯位置には後述す
る弁体14の付勢バネ受け用の外筒18が形成されてい
る。
【0018】前記栓キャップ13は前記上栓体11の上
端縁に嵌合させて該上栓体11の上部開口を略閉塞する
もので、その中央に窪んだ凹部13aを有している。該
栓キャップ13には、前記流出口16側より前記凹部1
3aにかけて切欠13bが設けられるとともに、前記肩
体9の凹部9bと対応する位置に開口13cが設けられ
ている。
【0019】前記弁体14は前記流出口16を下方より
密閉するもので、略円錐筒形状をなした弁本体20の上
面に弁パッキン19が取り付けられるとともに、該弁本
体20の中央上端部に前記外筒18および上栓体11の
貫通孔11cを挿通する弁棒21が突設されている。該
弁棒21には付勢バネ受け用の内筒22が取り付けられ
ている。そして、該内筒22と前記外筒18との間に付
勢バネ23が内装され、弁棒21を介して前記弁本体2
0を流出口16の下端縁に密閉状態に圧接させるように
している。
【0020】前記中栓開閉装置4は、前記中栓3の弁体
14を下方に押し下げる可動部材24と、該可動部材2
4を前記上栓体11の上端縁に沿って径方向にスライド
させる操作部材25とからなる。
【0021】前記可動部材24は、前記上栓体11と栓
キャップ13との間に、栓キャップ13の切欠13bと
開口13cにかけてスライド可能に位置決め保持される
もので、その一端には前記注口15を閉塞する蓋部24
aが設けられている。また、該蓋部24aと対向する他
端側には、下向きに突出して肩体9の外周部に位置する
長尺な第1引掛部24bと、該第1引掛部24bと所要
間隔をあけて下向きに突出する短尺な第2引掛部24c
とが設けられている。さらに、可動部材24の略中央部
には、第1引掛部24b側より蓋部24aにかけて下方
傾斜する三角形状の押下部24dが突設されるととも
に、該押下部24dの突出端部近傍に係止凹部24eが
設けられている。かつ、前記押下部24dと前記蓋部2
4aとの間には、押下部24dにより弁体14を開状態
とすると前記上栓体11の係止板11dと連続する係止
板24fが設けられている。
【0022】前記操作部材25は、前記容器本体2の肩
体9に設けた枠壁部9a内に位置する操作部25aと、
前記肩体9の凹部9bに沿って可動部材24の第1引掛
部24bと第2引掛部24cとの間に延びる作動部25
bとからなる略L字形状をなしている。前記操作部25
aには、下面両側より貫通穴を有する軸受板25cが設
けられ、該操作部材25をピン26により前記枠壁部9
a内に回動可能に軸着している。また、操作部25aの
下部には該操作部25aを上方に付勢するバネ材27が
取り付けられている。前記作動部25bは、前記可動部
材24を図2に示すようにスライドさせた状態で、その
先端部が前記第2引掛部24cに当接する長さに形成さ
れている。
【0023】前記コップ5は、容器本体2の肩体9に取
り付けて蓋としての役割をなすもので、その内周面には
肩体9の雄ネジ部9cと嵌合する雌ネジ部5aが設けら
れるとともに、外周部には軸方向に延びる把手5bが設
けられている。該把手5bは、コップ5を容器本体2の
肩体9に取り付けると前記操作部材25の操作部25a
上に位置するように設定されている。なお、図示のコッ
プ5は、内側コップと外側コップとを着脱可能に取り付
ける二重式のコップである。また、容器本体2に対する
コップ5の取付構造は、前記ねじの螺合以外に強制嵌め
等任意の構成とすることができる。
【0024】前記構成の液体容器1を使用する場合に
は、まず、使用者が一方の手で液体容器1の取っ手8を
持った状態で、図2の矢印に示すように、前記操作部材
25を下方に押し下げる。この時、前記操作部材25の
操作部25aは容器本体2の取っ手8の上部に設けられ
ているため、使用者は他方の手を使用することなく、取
っ手8を持った一方の手の指で前記操作部25aを押し
下げることができる。
【0025】前記のように、操作部材25の操作部25
aを押し下げると、ピン26を支点として該操作部材2
5が回動することにより、該操作部材25の作動部25
bが可動部材24の第1引掛部24bを図中右側へ押圧
して、該可動部材24が水平方向にスライドする。
【0026】そして、前記可動部材24がスライドする
と、蓋部24aもスライドすることにより注口15が開
くとともに、可動部材24の押下部24dの傾斜に沿っ
て中栓3の弁棒21が押し下げられ、該弁棒21と連続
する弁本体20が下降して流出口16が開く。ついで、
前記弁棒21の上端部が可動部材24の係止凹部24e
に係合し、注口15は開状態となるとともに、流出口1
6が開弁状態となる。また、可動部材24の第1引掛部
24b側は容器本体2の肩体9の外周部より外方に突出
した状態となる。
【0027】前記開弁状態は、バネ部材27で付勢され
た弁体14の弁棒21の上端部と可動部材24の係止凹
部24eとの係合によりロック状態に保持されるため、
使用者が操作部材25の操作部25aから指を離しても
流出口16および注口15が閉状態となることはない。
また、操作部25aから指を離すと、該操作部材25の
操作部25aがバネ材27により上方に付勢されている
ため、ピン26を支点として作動部25bの先端が第2
引掛部24cに当接した状態となる。
【0028】前記のように開弁状態で容器本体2内の飲
料水などをコップ5に注いで使用した後に、前記弁体1
4により流出口16を閉じる場合には、前記開弁操作と
同様に、取っ手8を持った一方の手の指で操作部材25
の操作部25aを上方に押し上げる。これにより、前述
の操作部材25の作動部25bの先端が第2引掛部24
cに当接した状態からさらに図中左側に押圧される。こ
の押圧は、前記可動部材24の係止凹部24eと弁棒2
1の上端部の係合が解除された後に、可動部材第2引掛
部24cと操作部材25の作動部25bとの係合が解除
されることにより終わる。
【0029】そして、前記可動部材24が、弁体14を
上方に付勢する付勢バネ23により、可動部材24の押
下部24dの傾斜に沿って図中左側にスライドすること
により、弁体14は規制が解除されて閉弁状態となる。
また、前記操作部材25は、バネ材27により操作部2
5aが上方に押し上げられ、連続した作動部25bを肩
体9の凹部9b内に収納する。このように、使用者は一
方の手のみで流出口16の開閉操作を行うことができる
ため、取り扱いが非常に便利になる。
【0030】ついで、使用者が他方の手でコップ5を把
持し、該コップ5を容器本体2の肩体9に取り付ける。
これにより、該コップ5に形成した把手5bは前記操作
部材25の操作部25a上に位置し、該操作部25aを
指で操作することが不可能な状態となる。そのため、こ
の状態で、何等の外力が操作部25aに加わっても弁体
14が作用することはなく、容器本体2の内部の飲料水
などが漏れることを防止することができる。
【0031】なお、前記開弁状態のままで前記コップ5
を容器本体2に取り付けようとした場合には、容器本体
2の肩体9より可動部材24が突出しているため、コッ
プ5の取り付けが困難になり、使用者が開弁状態である
ことを判別することができる。また、この状態で無理に
コップ5を取り付けた場合には、該コップ5の開口端縁
が可動部材24の突出した第1引掛部24bの外面に当
接することにより、該操作部材25が閉弁する方向に押
圧されて前記と同様に閉弁状態となる。
【0032】図3から図5は第2実施形態の液体容器を
示す。図3および図4に概略的に示すように、第2実施
形態の液体容器31は、前記第1実施形態と同様に、大
略、容器本体32、中栓33、中栓開閉装置34および
コップ35からなり、前記中栓開閉装置34の機構が異
なっている点で第1実施形態と特に相違している。
【0033】前記容器本体32は、内瓶36と外瓶37
とからなる二重容器からなる。この容器本体32は、片
手で持つことができる程度に小径であり、その外周部に
取っ手は設けられていない。また、該容器本体32に取
り付ける肩体38には、図5に示すように、第1実施形
態に示す枠壁部9aに相当する部材は設けられていない
とともに、凹部9bの代わりにL字形状に突出する一対
の突起38b,38bが設けられ、これら突起38b,
38bにより肩体38の外周部に別体のガイド部材39
が取り付けられている。なお、前記ガイド部材39の代
わりに、図6に示すように突出量を大とした前記突起3
8b’,38b’のみで構成してもよく、また、図7に
示すように、突起38b,38bの代わりにコ字形状に
突出するガイド枠部38b”により構成してもよい。
【0034】前記中栓33は、前記第1実施形態に示す
上栓体11と下栓体12とを一体に形成した筒形状の栓
体41、切欠42aおよび開口42bを有する栓キャッ
プ42、および弁本体49と弁棒50とを有する弁体4
3からなる。
【0035】前記栓体41には、前記ガイド部材39と
径方向に対向する反対側に注口44が設けられるととも
に、下部中央には流出口45が設けられている。また、
該栓体41に付勢バネ48を内装する外筒46が設けら
れる一方、前記弁体43の弁棒50に内筒47が取り付
けられている。
【0036】前記中栓開閉装置34は、第1実施形態と
同様に可動部材52と操作部材53とからなる。
【0037】前記可動部材52は、第1実施形態と同様
に前記栓体41と栓キャップ42との間にスライド可能
に位置決め保持されている。そして、該可動部材52に
は、その一端に注口44を閉塞する蓋部52aが設けら
れるとともに、他端に前記ガイド部材39の上部に位置
する受部52bが設けられている。該受部52bは、外
側より内側に向けて上方傾斜する傾斜面52cと、該傾
斜面52cの内端に形成される係止面52dとを備えて
いる。また、可動部材52の中央下面には三角形状に突
出する押下部52eが設けられており、本実施形態で
は、該押下部52eには第1実施形態に示す係止凹部2
4eに相当するものが設けられていない。
【0038】前記操作部材53は、前記肩体38の外周
部に軸方向に沿った形状をなし、その外周に位置する下
部を操作部53aとするとともに、前記肩体38のガイ
ド部材39の内部に挿通される上部を作動部53bとし
ている。
【0039】前記コップ35は、前記容器本体32と同
様に第1実施形態に示す把手5bに相当するものが設け
られていない。また、該コップ35は、その内周面に形
成した雌ネジ部35aを肩体38の雄ネジ部38cに螺
合させて取り付けると、その下端面が前記操作部材53
の操作部53a上に位置するとともに、操作部53aの
外周面と面一になるように設定されている。
【0040】前記構成の液体容器31を使用する場合に
は、前記第1実施形態と同様に一方の手で容器本体32
を持った状態でコップ35を取り外した後、その一方の
手の指で前記操作部材53の操作部53aを容器本体3
2の外周部に沿って上方に押し上げる。
【0041】前記のように操作部材53の操作部53a
を押し上げると、該操作部53aと連続した作動部53
bも上昇して該作動部53bの上端部が可動部材52の
受部52bの傾斜面52cに当接し、この傾斜面52c
が作動部53bに押圧されることにより可動部材52が
図4に示すように外側にスライドする。
【0042】前記のように可動部材52がスライドする
と、注口44が開状態となるとともに、前記第1実施形
態と同様に押下部52eにより、弁体43が下降して栓
体41の流出口45も開弁状態となる。また、可動部材
52が容器本体32の肩体38より外方に突出するとと
もに、前記操作部材53の作動部53bの突出端部が可
動部材52の係止面52dに係合する。
【0043】前記状態では、弁体43の弁棒50の上端
部は可動部材52の押下部52eの傾斜面に位置してい
る。この時、前記弁体43は前記付勢バネ48により上
方に付勢されているため、可動部材52は押下部52e
の傾斜面により閉じ方向である図中左側に移動する力が
作用するが、前記のように、可動部材52の係止面52
dに操作部材53の作動部53bが係止しているため、
この開弁状態が保持される。
【0044】一方、前記開弁状態の弁体43を閉じる場
合には、前記とは逆の手順で、容器本体32を持った手
の指で操作部材53の操作部53aを引き下げる。これ
により、操作部材53の作動部53bと可動部材52の
係止面52dとの係合が解除され、第1実施形態と同様
に前記付勢バネ48による付勢力で弁体43が上昇する
とともに、可動部材52を図中左側に移動させて注口4
4および流出口45を閉じる。
【0045】そして、前記コップ35を容器本体32の
肩体38に取り付けると、該コップ35の外周面下端縁
が前記操作部材53の操作部53aの上部に位置し、該
操作部53aを上方に押し上げることができなくなり、
操作不可の状態となる。
【0046】図8は第2実施形態の変形例を示すもので
ある。この変形例では、前記可動部材52の係止面52
dに係止突起52fが設けられるとともに、操作部材5
3の作動部53bの先端に前記係止突起52fに係合す
る係止突起53cが設けられている。このようにすれ
ば、開弁状態を確実に保持することができる。
【0047】図9は第3実施形態の液体容器60を示
す。該液体容器60は、容器本体61の上端開口に、流
出口70が弁体68により上方より閉鎖される構成の中
栓62を取り付け、該中栓62に中栓開閉装置63を設
けたものである。図中一点鎖線で示すコップ64は、前
記第2実施形態と同一構成である。
【0048】前記中栓62は、前記第1実施形態と略同
一構成で、大略、上栓体65、下栓体66、栓キャップ
67および弁体68からなる。前記上栓体65には仕切
板部65aの下面に筒体71が取り付けられ、該筒体7
1と前記弁体68との間に該弁体68を下方に付勢する
付勢バネ72が取り付けられている。前記下栓体66に
は、その下端の流出口70の内周面より、前記弁体68
を載置する弁座66aが形成されている。前記弁体68
は、外周縁に弁パッキン73aを備えた弁本体73の中
央部より四角柱状の弁棒74が突設されている。該弁棒
74の上部には、後述する可動部材75の移動方向に貫
通する貫通孔74aが設けられるとともに、該貫通孔7
4aの上面に斜面74bが設けられている。
【0049】前記中栓開閉装置63は、可動部材75と
前記第2実施形態と同一構成の操作部材76とからな
る。前記可動部材75は、一端に蓋部75aを備えると
ともに他端に受部75bを備えている。また、この可動
部材75の前記弁体68の弁棒74と対応する位置に
は、図10に示すように、凹字形状の挿通孔75eが設
けられ、その内方への突出部分75fにより前記斜面7
4bを押圧するように設定している。前記挿通孔75e
の近傍には上栓体65の仕切板部65aに設けたリブ6
5bに当接する位置決め突起75gが設けられている。
さらに、可動部材75の受部75b側には、段部75h
が形成され、該段部75hと前記上栓体65の内周面と
の間に可動部材75を図9中左方向に付勢する付勢バネ
76が設けられている。
【0050】前記液体容器60を使用する場合には、一
方の手で容器本体61を持った状態でその手の指で操作
部材76の操作部76aを押し上げる。これにより、操
作部材76の作動部76bで可動部材75の受部75b
の傾斜面75cを押圧し、該可動部材75が付勢バネ7
6を縮めながら図中右側に移動する。そして、可動部材
75が移動すると、その突出部分75fが弁棒74の貫
通孔74a内に入り斜面74bを押圧する。これによ
り、前記付勢バネ72を縮めながら弁体68が上昇し、
流出口70を開弁状態とするとともに注口69を開く。
【0051】一方、前記流出口70を閉じる場合には、
操作部材76の操作部76aを引き下げることにより、
操作部材76の作動部76bの上端と可動部材75の受
部75bの係止面75dとの係合を解除する。これによ
り、付勢バネ76の付勢力により可動部材75が図中左
側に移動するとともに、付勢バネ72の付勢力により弁
体68が下降し、注口69および流出口70を閉状態と
する。
【0052】図11は第3実施形態の液体容器60の変
形例を示す。該変形例では、可動部材75の端部に内側
下部より上方傾斜する傾斜面75c’を有する受部75
b’が設けられるとともに、操作部材76に上端より外
側に突出する係止突起76c’を有する作動部76b’
が設けられている。また、図11中一点鎖線で示すよう
に、コップ64’は、その内部に前記操作部材76の操
作部76aを収容し、該コップ64’の外周部により完
全に覆い隠す構成としている。
【0053】このようにすれば、前記操作部材76の操
作部76aを引き下げることにより、前記係止突起76
c’で受部75b’の傾斜面75c’を押圧し、可動部
材75を水平方向右向きに移動させ、該可動部材75を
介して弁体を移動させて流出口を開弁状態とすることが
できる。そして、この状態で操作部材76の操作部76
aを押し上げることにより可動部材75を逆向き水平方
向左向きに移動させ、該可動部材75を介して弁体を移
動させて流出口70を閉弁状態とすることができる。ま
た、コップ64’を取り付けた状態では、該コップ6
4’の外周部で前記操作部材76の操作部76aを完全
に覆い隠す構成としているため、飲料水を飲まない時に
は操作部材76を確実に操作不可の状態とすることがで
きる。なお、前記構成は第2実施形態の液体容器の変形
例として応用することも可能である。
【0054】図12は第4実施形態の液体容器80を示
す。該液体容器80は、容器本体81の上端開口に、弁
体を水平方向に移動させて流出口93を閉鎖する構成と
した中栓82を取り付け、該中栓82に中栓開閉装置8
3を設けたものである。
【0055】本実施形態では、前記中栓82は、上栓体
と下栓体とを一体に形成した栓体85および栓キャップ
86からなり、中栓の構成部品である弁体は、後述する
中栓開閉装置83を構成する可動部材95と一体に形成
している。
【0056】前記栓体85には、下端部にシールパッキ
ン88が取り付けられるとともに、一側部に所要間隔を
あけて流路89を形成するための隔壁85aが設けられ
ている。
【0057】前記栓キャップ86には側部下面に筒状部
90が設けられ、その内部空間は前記流路89と連通す
るように設定されている。該筒状部90は、外周部側の
開口が常開状態の注口92となり他側が流出口93とな
る。また、栓キャップ86には、前記栓体85の隔壁8
5aと対向する位置に弁体部97を支持するための凸部
86aが設けられるとともに、該凸部86aと所要間隔
をあけた径方向に対応する位置に挿通用の貫通孔を備え
た支持板86bが設けられている。
【0058】前記中栓開閉装置83は、弁体を一体成形
した可動部材95と、前記第2実施形態と同一構成の操
作部材96とからなる。
【0059】前記可動部材95は栓体85と栓キャップ
86との間に水平配置されており、一端に前記弁体部9
7を備えるとともに、他端に第2実施形態と同様の受部
98を備えている。
【0060】前記弁体部97には、前記流出口93側端
部にシール用のパッキン98が取り付けられている。ま
た、受部98側には細径部97aが設けられ、その段差
部と前記栓キャップ86の支持板86bとの間に、流出
口93側に付勢する付勢バネ100が取り付けられてい
る。なお、図中符号101はシールリングである。
【0061】前記構成の液体容器80では、前記操作部
材96の操作部96aを押し上げることにより、該操作
部材96の作動部96bで可動部材95の受部98の傾
斜面98aを押圧して、該可動部材95が付勢バネ10
0の付勢力に抗じて図中右側に移動する。これにより、
該可動部材95の端部の弁体部97が図中右側に移動
し、パッキン98が流出口93より離反して該流出口9
3が開弁状態となる。
【0062】一方、流出口93を閉じる場合には、前記
とは逆に操作部材96の操作部96aを引き下げること
により、該操作部材96の作動部96bと可動部材95
の受部98の係止面98bとの係止を解除し、前記付勢
バネ100の付勢力により前記可動部材95を図中左側
に移動させる。これにより、可動部材95の弁体部97
に取り付けたパッキン98が流出口93に圧接されて閉
弁状態となる。
【0063】図13は第5実施形態の液体容器110を
示す。該液体容器110は、前記各実施形態と同様に、
大略、容器本体111、中栓112、中栓開閉装置11
3および図示しないコップからなり、前記中栓開閉装置
113の機構が異なっている点で前記各実施形態と特に
相違している。なお、容器本体111は第1実施形態に
示す取っ手8を備えた構成、第2実施形態に示す取っ手
8を備えていない構成のいずれでもよい。また、中栓1
12も第1実施形態から第3実施形態に示すような弁体
を上下方向に移動させる構成、第4実施形態に示すよう
な弁体を水平方向に移動させる構成のいずれでもよい。
【0064】前記中栓開閉装置113は、中栓112の
上部にスライド可能に取り付けた可動部材115と、該
可動部材115を移動させる操作部材116とからな
る。
【0065】前記可動部材115には、図14に示すよ
うに、一端に容器本体111の外周部と対向する水平方
向の傾斜板119を有する受部118が設けられてい
る。該受部118の両側端縁には、ストッパー118
a,118aが設けられるとともに、前記傾斜板119
の斜面119aの両側にはクリック溝119b,119
cがそれぞれ設けられている。
【0066】前記操作部材116は、図13および図1
5に示すように、下端部に操作部116aが設けられる
とともに、上端部に細幅の作動部116bが設けられて
いる。また、該操作部材116には、前記操作部116
aの上部内面より軸部116cが突設され、該軸部11
6cを前記容器本体111の肩部114に貫通するとと
もにワッシャ120を取り付け、容器本体111に対し
て鉛直方向に回動可能に軸着している。前記作動部11
6bは、前記容器本体111の外周部と受部118の傾
斜板119との間に配設されるもので、前記傾斜板11
9の斜面119aにおいて容器本体111の外周部と最
も離れた間隔と略同一の厚さを有している。
【0067】前記構成の中栓開閉装置113を備えた中
栓112を取り付けた液体容器110を使用する場合に
は、使用者が容器本体111を持った手の指で前記操作
部材116の操作部116aを容器本体111の外周部
に沿って周方向に図15中右側に押圧する。これによ
り、前記操作部材116の作動部116bは、クリック
溝119bとの係止が解除されて図14中左側に移動
し、可動部材115の傾斜板119の斜面119aを押
圧する。そして、可動部材115は、前記傾斜板119
の斜面119aに沿って中栓112内を径方向にスライ
ドし、前記各実施形態と同様に中栓112の弁体を移動
させ、流出口を開弁させ、作動部116bがクリック溝
119cに係合した状態で開弁状態を維持する。
【0068】一方、流出口を閉じる場合には、前記操作
部材116の操作部116aを図15中左側に押圧する
ことにより、作動部116bと可動部材115の傾斜板
119に設けたクリック溝119cとの係合を解除す
る。これにより、中栓112内に設けた所要の付勢バネ
により可動部材115が移動し、流出口が弁体により閉
弁状態となる。
【0069】なお、本発明の液体容器は前記実施形態に
限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、
操作部材25,53,76,96を開弁状態に作動させ
た際、手を離してもその開弁状態を維持する構成として
いるが、手を離すと係止状態が解除され、自動的に閉弁
状態となるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液体容器では、液体容器の流出口を閉じる弁体を有す
る中栓の開閉装置の操作部を容器本体の側部に設けてい
るため、使用者は一方の手のみで前記容器本体を把持す
るとともに前記操作部を操作して弁体の開閉操作をする
ことができる。そのため、取り扱いが便利になる。ま
た、前記中栓開閉装置の操作部は、液体容器にコップを
取り付けることにより操作不可になるため、この状態で
操作部に外力が加わっても開弁状態となることはない。
さらに、前記中栓開閉装置に特別なロック機構を搭載す
るのではなく、コップを取り付けるだけで操作部が操作
不可になるため、構造が簡単であり液体容器自体が大型
化することなく、容易かつ安価に実施することができ
る。なお、容器本体に軸方向に延びる取っ手を設け、該
取っ手の上部に前記中栓開閉装置の操作部を設けた構成
とすれば、より取り扱いが便利になる。
【0071】また、前記可動部材を中栓の上部に径方向
にスライド可能に保持するとともに該可動部材の一端に
第1引掛部を設け、回動可能なL字形状に形成した操作
部材の操作部を下向きに操作すると該操作部材の作動部
により前記可動部材の第1引掛部を外方に押圧して該可
動部材をスライドさせる構成、あるいは、可動部材の一
端に受部を設け、操作部材の操作部を上向きに操作する
と該操作部の作動部により前記可動部材の受部の傾斜面
を押圧して該可動部材をスライドさせる構成、あるい
は、可動部材の一端に水平配置した傾斜板を有する受部
を設け、操作部材の操作部を容器本体の外周部に沿って
操作することにより前記受部の傾斜板の斜面を押圧して
可動部材をスライドさせる構成としているため、該可動
部材を介して弁体をワンタッチで移動させて流出口の開
閉操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の液体容器を示す断面
図である。
【図2】 図1の液体容器の中栓を開弁した状態を示す
断面図である。
【図3】 第2実施形態の液体容器の断面図である。
【図4】 図3の液体容器の中栓を開弁した状態を示す
断面図である。
【図5】 第2実施形態の中栓開閉装置の操作部材のガ
イド構造を示す断面図である。
【図6】 図5の変形例を示す断面図である。
【図7】 図5の変形例を示す断面図である。
【図8】 第2実施形態の可動部材と操作部材の変形例
を示す図面である。
【図9】 第3実施形態の液体容器を示す断面図であ
る。
【図10】 図9の要部平面図である。
【図11】 第3実施形態の液体容器の変形例を示す要
部断面図である。
【図12】 第4実施形態の液体容器を示す断面図であ
る。
【図13】 第5実施形態の液体容器を示す断面図であ
る。
【図14】 図13のXIV−XIV線断面図である。
【図15】 図13の要部正面図である。
【符号の説明】
1,31,60,80,110…液体容器 2,32,61,81,111…容器本体 3,33,62,82,112…中栓 4,34,63,83,113…中栓開閉装置 5,35,64,64’…コップ 5b…把手 8…取っ手 11,65…上栓体 12,66…下栓体 14,43,68…弁体 15,44,69,92…注口 16,45,70,93…流出口 24,52,75,95,115…可動部材 24d,52e…押下部 25,53,76,96,116…操作部材 25a,53a,76a,96a,116a…操作部 25b,53b,76b,96b,116b…作動部 41,85…栓体 97…弁体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−936(JP,U) 実開 昭63−103833(JP,U) 実開 昭63−103832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 41/00 304

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上部に取り付けるコップを備
    えるとともに、流出口を開閉する弁体を有する中栓を備
    えた液体容器において、前記中栓に、前記弁体を移動さ
    せて流出口を開閉させる可動部材と、可動な操作部を備
    え該操作部を外側から操作することによって前記可動部
    材を移動させる操作部材とからなる中栓開閉装置を設
    け、前記操作部材の操作部を容器本体を持った使用者が
    その手の指で操作可能な位置に配設し、前記コップを取
    り付けることによって該コップで前記操作部材の操作部
    を覆って操作不可とする一方、前記コップを取り外すこ
    とによって前記操作部材の操作部を操作可能としたもの
    で、 前記可動部材を中栓の上部に径方向にスライド可能に取
    り付けるとともに、該可動部材の一端に下向きに突出す
    る第1引掛部を設ける一方、前記操作部材を、容器本体
    の外周部に位置する操作部と、前記可動部材の第1引掛
    部の内側に延びる作動部とからなるL字形状に形成する
    とともに、該操作部材を容器本体に回動可能に取り付
    け、前記操作部を下向きに操作することによって前記作
    動部の回動により第1引掛部を外方に押圧して可動部材
    をスライドさせ、かつ、 前記可動部材の第1引掛部の内側に所要間隔をあけて第
    2引掛部を設けるとともに、第1引掛部と第2引掛部と
    の間に前記操作部材の作動部を延ばし、該操作部材の操
    作部を上向きに操作することによって前記作動部を回動
    させて可動部材の第2引掛部を内方に押圧し可動部材を
    スライドさせる構成とした ことを特徴とする液体容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の上部に取り付けるコップを備
    えるとともに、流出口を開閉する弁体を有する中栓を備
    えた液体容器において、前記中栓に、前記弁体を移動さ
    せて流出口を開閉させる可動部材と、可動な操作部を備
    え該操作部を外側から操作することによって前記可動部
    材を移動させる操作部材とからなる中栓開閉装置を設
    け、前記操作部材の操作部を容器本体を持った使用者が
    その手の指で操作可能な位置に配設し、前記コップを取
    り付けることによって該コップで前記操作部材の操作部
    を覆って操作不可とする一方、前記コップを取り外すこ
    とによって前記操作部材の操作部を操作可能としたもの
    で、 前記可動部材を中栓の上部に径方向にスライド可能に取
    り付けるとともに、該可動部材の一端に傾斜面を有する
    受部を下向きに突設する一方、前記操作部材を、容器本
    体の外周部に位置する操作部と、前記受部の傾斜面を押
    圧する作動部とからなる容器本体の外周部に軸方向に沿
    った形状とし、前記操作部を上向きあるいは下向きに操
    作することによって前記作動部により可動部材の受部の
    傾斜面を押圧し該傾斜面に沿って可動部材を外方にスラ
    イドさせる構成とした ことを特徴とする液体容器。
  3. 【請求項3】 容器本体の上部に取り付けるコップを備
    えるとともに、流出口を開閉する弁体を有する中栓を備
    えた液体容器において、前記中栓に、前記弁体を移動さ
    せて流出口を開閉させる可動部材と、可動な操作部を備
    え該操作部を外側から操作することによって前記可動部
    材を移動させる操作部材とからなる中栓開閉装置を設
    け、前記操作部材の操作部を容器本体を持った使用者が
    その手の指で操作可能な位置に配設し、前記コップを取
    り付けることによって該コップで前記操作部材の操作部
    を覆って操作不可とする一方、前記コップを取り外すこ
    とによって前記操作部材の操作部を操作可能としたもの
    で、 前記可動部材を中栓の上部に径方向にスライド可能に取
    り付けるとともに、該可動部材の一端に容器本体の外周
    部と対向するように水平配置した傾斜板を有する受部を
    設ける一方、前記操作部材を、容器本体の外周部に位置
    する操作部と、前記受部の傾斜板と容器本体の外周部と
    の間に配設した作動部とからなる容器本体の外周部に軸
    方向に略沿った形状とするとともに、前記操作部と作動
    部との間の所要位置を前記容器本体の外周部に回動可能
    に軸着し、前記操作部を容器本体の外周部に沿って周方
    向に操作することによって前記作動部により可動部材の
    傾斜板を押圧し、該傾斜板の斜面に沿って可動部材を外
    方にスライドさせる構成とした ことを特徴とする液体容
    器。
  4. 【請求項4】 前記操作部材の操作部を容器本体の外周
    部に設ける一方、前記コップの外周部に、該コップを前
    記容器本体に取り付けると前記操作部材の操作部上に位
    置する把手を設け、該把手で前記操作部を覆ったことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    の液体容器。
  5. 【請求項5】 前記操作部材の操作部を容器本体の外周
    部に設け、該操作部を前記コップの下端面で覆ったこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の液体容器。
  6. 【請求項6】 前記操作部材の操作部を容器本体の外周
    部に設け、該操作部を前記コップの外周部で覆ったこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    載の液体容器。
  7. 【請求項7】 前記容器本体の外周部に軸方向に延びる
    取っ手を設け、該取っ手の上部に前記操作部材の操作部
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れか1項に記載の液体容器。
JP31224896A 1996-11-22 1996-11-22 液体容器 Expired - Fee Related JP3535944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31224896A JP3535944B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 液体容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31224896A JP3535944B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 液体容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10151079A JPH10151079A (ja) 1998-06-09
JP3535944B2 true JP3535944B2 (ja) 2004-06-07

Family

ID=18026955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31224896A Expired - Fee Related JP3535944B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 液体容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3535944B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10151079A (ja) 1998-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5875941A (en) Cap assembly for a container
JP2002087447A (ja) 液体容器
JP3535944B2 (ja) 液体容器
JP7090489B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JPH09150852A (ja) 液体容器の栓装置
US5251791A (en) Child-proof closure for a bottle or similar container
JPH019479Y2 (ja)
JP2544728Y2 (ja) 容 器
KR19980061202U (ko) 액체용기의 뚜껑 개폐장치
JPH0243327Y2 (ja)
JP2991130B2 (ja) 液体容器の栓装置
JPH0748524Y2 (ja) 容 器
JP3362252B2 (ja) 液体容器の口部栓体
JP2544416Y2 (ja) 液体容器の栓
JPH044668Y2 (ja)
US11974965B2 (en) Pediatric dosing dispenser
JPH0616570Y2 (ja) 液体容器の栓
JPH1199075A (ja) 飲料容器
JPH0451188Y2 (ja)
JPH0423813Y2 (ja)
JPH0616568Y2 (ja) 液体容器の栓
JPH0616569Y2 (ja) 液体容器の栓
CN110811362B (zh) 盖单元以及带盖容器
KR200151097Y1 (ko) 액체용기용 뚜껑
JP3040708U (ja) 断熱容器用の口栓

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees